ゼロの院生<どん底からの国立医学部再受験>Part 5

このエントリーをはてなブックマークに追加
146名無しなのに合格
●チフスは通常の感染症と異なり白血球数減少、好酸球消失
●A群連鎖球菌感染症…ASO(A群連鎖球が産生する外毒素SLOに対する抗体でマーカーとして使用される)が上昇。
●百日咳…リンパ球増加
●伝染性単核球症…異型リンパ球増加(EBウイルス)
147名無しなのに合格:2008/09/19(金) 11:24:55 ID:ydhVfwmw0
●細菌性髄膜炎
  ○新生児…B型連鎖球菌、大腸菌、リステリア
  ○乳児から幼児…インフルエンザ菌、肺炎球菌
     ※大人、小児ともども、髄膜炎菌による髄膜炎菌性髄膜炎(流行性脳脊髄膜炎)
  ○年長から成人…肺炎球菌、髄膜炎菌、インフルエンザ菌
  ○高齢者…肺炎球菌、リステリア、グラム陰性桿菌など
148名無しなのに合格:2008/09/19(金) 11:33:28 ID:ydhVfwmw0
●終生免疫
 おたふくかぜ、水疱瘡、風疹、麻疹、結核
●予防接種(定期接種)
 ポリオ、DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)、麻疹、風疹、日本脳炎、結核
149名無しなのに合格:2008/09/19(金) 11:50:41 ID:ydhVfwmw0
●術後感染症の起因菌
 黄色ブドウ球菌、大腸菌、クレブシェラ、緑膿菌
150名無しなのに合格:2008/09/19(金) 12:19:08 ID:ydhVfwmw0
●デング熱…デングウイルスによる感染症。ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒介。
      現在のところワクチンはない。予防は蚊に刺されるのを防ぐことが重要。
●マールブルグ病…出血熱。マールブルグウイルス(1本鎖RNAウイルス)による感染症。人獣共通感染症。
      ワクチンはなく対症療法のみ。
●クリミア・コンゴ出血熱…クリミア・コンゴウイルスによる感染症。クリミア・コンゴ出血熱ウイルスをもつ
      ダニに噛まれることで感染。患者の隔離、輸液・電解質補正、輸血などの対症療法のほか
      抗ウイルス剤(リバビリン)の投与、2次感染の予防として抗生物質の投与が行われる。
●ラッサ熱…出血熱のひとつ。アレナウイルス科ラッサウイルス(1本鎖RNA)による。マストミスという齧歯類の動物が自然宿主。
      感染しているマストミスは症状を示さず、尿、唾液中に終生ウイルスを排出し、ヒトは接触感染により伝播し、
      二次感染も起こる。治療ではリバビリンを静注する。
●エボラ出血熱…フィロウイルス科エボラウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症。出血熱の一つ。
      患者の血液、分泌物、排泄物や、唾液などの飛沫が感染源となる。死亡した患者からも感染する。
      エボラウイルスの感染力は強いが基本的に空気感染をしないため、感染者の体液や血液に触れなければ感染しない。
      ワクチン、治療法はみつかっていない。バリアナーシングが唯一の対策。
●黄熱(黄熱病)…ネッタイシマカなどのカ(蚊)によって媒介される黄熱ウイルスを病原体とする感染症。
      感染症法における四類感染症。日常生活におけるヒトからヒトへの直接感染はない。
      特効薬は無いが、1回接種の生ワクチン(17D)によって予防可能。
●腎症候性出血熱…ハンタウイルス属のウイルス感染を原因とする人獣共通感染症。 
      自然宿主は齧歯類であり、げっ歯類では不顕性感染を示す。排泄物の飛沫あるいは
      口傷によりヒトへの感染が成立する。治療は対症療法による。

151名無しなのに合格:2008/09/19(金) 12:33:51 ID:ydhVfwmw0
● 人獣共通感染症
 Q熱、アニサキス症、エキノコックス症、黄熱、オウム病、回帰熱、カンピロバクター腸炎、狂犬病、
 クリミア・コンゴ出血熱、高病原性トリインフルエンザ、腎症候性出血熱、ツツガムシ病、日本紅斑熱、日本脳炎、
 ハンタウイルス肺症候群、ブルセラ症、ペスト、マールブルグ病、幼虫移行症、ライム病、ラッサ熱など

152名無しなのに合格:2008/09/19(金) 14:44:41 ID:ydhVfwmw0
●ライム病…マダニに媒介されるスピロヘータの一種、ボレリアの感染によって引き起こされる
    人獣共通感染症のひとつ。マダニによる咬着より数日から数週間後に、刺咬部を中心とした
    特徴的な遊走性紅斑を呈する。他に、リンパ節の腫張や、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、
    倦怠感などのインフルエンザ様の症状を伴うこともある。テトラサイクリン、ドキシサイクリン、
    ペニシリン、エリスロマイシン、アモキシシリンなどで治療。日本では使用可能なワクチンはない。
●ツツガムシ病…ツツガムシリケッチアの感染によって引き起こされる、人獣共通感染症のひとつであり、
    野ネズミなどに寄生するダニの一群であるツツガムシが媒介する。ツツガムシに刺されてから5-14日の潜伏期ののち、
    39度以上の高熱とともに発症し、2日目ころから体幹部を中心とした全身に、2-5mmの大きさの紅斑・丘疹状の発疹が出現し、
    5日目ころに消退する。筋肉痛、目の充血が見られることもある。 皮膚には特徴的なダニの刺し口が見られる。
    刺し口は発赤と軽度の腫脹を呈し、水泡から潰瘍化してかさぶたを形成する。発熱・発疹・刺し口は主要3兆候
    とよばれ90%程度の患者にみられる。治療にはテトラサイクリン系の抗菌薬が第一選択。その他、クロラムフェニコールも使用。
●緑膿菌感染症…健常者にはほとんど見られない(日和見感染症)。治療は第一選択となるアミノグリコシド系のゲンタマイシン、
    トブラマイシンやアミカシンを用いる。