ゼロの院生<どん底からの国立医学部再受験>Part 5
●線溶系
血栓を溶かして分解するのが線溶系(線維素溶解系)である。凝固した血餅は生体にとっては異物であり、
組織の修復とともに除去されねばならない。このために存在するのが線溶系である。
血漿中のプラスミノゲンが組織型プラスミノゲン活性化因子(t-PA)もしくはウロキナーゼ(u-PA)によって活性化され、
プラスミンになる。プラスミンは凝固したフィブリンを分解し、D-ダイマーその他の分解産物に変化させる。
●組織型プラスミノゲン活性化因子(tPA)
…血管に詰まった血の塊を溶かす血栓溶解剤。発症3時間以内の脳梗塞に有効性が認められている。
アルテプラーゼは組織型プラスミノーゲン・アクティベータ、血栓溶解薬(t-PA)。
●生体内でのビタミンKの主な作用
@血液凝固(止血)作用
A骨へのカルシウムの定着作用 → 不足により大腿骨頸部骨折
※ワーファリン…クマリン誘導体。VK類似構造。VKの作用を阻害し、抗凝固作用を示す。
血栓塞栓症の治療及び予防に用いる。経口投与。副作用は催奇形性であり、妊婦に禁忌。
VKはプロトロンビンの産生に必要。
●オプトヒンテスト…菌のオプトヒンに対する感受性をテストする。感受性があるのは肺炎球菌であり、
ビリダンス連鎖球菌(状在菌の一)は反応しない。
●ランスフィールドの血清群…病原菌はA群が多い。A〜Uまである。
●胆汁は抗菌作用を持つが腸球菌はそれに耐性である。
●応召義務…「診療に従事する医師は診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければこれを拒んではならない」
という医師法規定される医師や医療機関に課せられた患者の診療義務のこと。
●医院とは別の場所での(自宅での)診察
→応召義務のため問題ないが、自宅でカルテを作ると、 自宅が診療所という扱いになるため届出が必要になる。
136 :
総合1:2008/09/18(木) 00:58:04 ID:w3TQuxWG0
●スタチン…スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)は、HMG-CoA還元酵素の働きを阻害することによって、
血液中のコレステロール値を低下させる薬物の総称である。
●ケノデオキシコール酸…胆石を溶かす薬。胆汁中のコレステロールを低下させ、胆石を溶かしやすくする。
小さめのコレステロール系胆石を溶かすのに適する。大きい胆石や石灰化した胆石には向かない。
●アンフェタミン…合成覚醒剤の一種である。食欲低下や体重抑制、およびナルコレプシーや
注意欠陥多動性障害 (ADHD) などの治療に用いられる。ユートマー(活性の高い方の光学異性体)である
デキストロアンフェタミンはモノアミン神経伝達物質のノルアドレナリンおよびドーパミンの放出促進と
再取り込み阻害によって中枢神経に作用する。セロトニンには影響しない。放出促進の過程では、
小胞モノアミン輸送体 VMAT2 に対する活性の発現が特に重要な役割を果たす。
●線溶系
血栓を溶かして分解するのが線溶系(線維素溶解系)である。凝固した血餅は生体にとっては異物であり、
組織の修復とともに除去されねばならない。このために存在するのが線溶系である。 血漿中のプラスミノゲンが
組織型プラスミノゲン活性化因子(t-PA)もしくはウロキナーゼ(u-PA)によって活性化され、プラスミンになる。
プラスミンは凝固したフィブリンを分解し、D-ダイマーその他の分解産物に変化させる。
●組織型プラスミノゲン活性化因子(tPA)
…血管に詰まった血の塊を溶かす血栓溶解剤。発症3時間以内の脳梗塞に有効性が認められている。
アルテプラーゼは組織型プラスミノーゲン・アクティベータ、血栓溶解薬(t-PA)。
●生体内でのビタミンKの主な作用
@血液凝固(止血)作用
A骨へのカルシウムの定着作用 → 不足により大腿骨頸部骨折
※ワーファリン…クマリン誘導体。VK類似構造。VKの作用を阻害し、抗凝固作用を示す。
血栓塞栓症の治療及び予防に用いる。経口投与。副作用は催奇形性であり、妊婦に禁忌。
VKはプロトロンビンの産生に必要。
●オプトヒンテスト…菌のオプトヒンに対する感受性をテストする。感受性があるのは肺炎球菌であり、
ビリダンス連鎖球菌(状在菌の一)は反応しない。
●ランスフィールドの血清群…病原菌はA群が多い。A〜Uまである。
●胆汁は抗菌作用を持つが腸球菌はそれに耐性である。
●応召義務…「診療に従事する医師は診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければこれを拒んではならない」
という医師法規定される医師や医療機関に課せられた患者の診療義務のこと。
●医院とは別の場所での(自宅での)診察
→応召義務のため問題ないが、自宅でカルテを作ると、 自宅が診療所という扱いになるため届出が必要になる。
137 :
総合2:2008/09/18(木) 02:11:06 ID:w3TQuxWG0
●デスモプレシン…脳より抗利尿ホルモンが充分量分泌されない尿崩症(中枢性尿崩症)に有効。デスモプレシンは
バソプレシンと同様の働きをし、集合管のバソプレシン受容体(V2)に同様に結合し、
糸球体内の原尿から水の再吸収を促し、強い抗利尿作用を示す。
●フィブラート系薬剤…肝臓でコレステロールや中性脂肪が合成されるのを抑制したり、LDLが肝臓に
取り込まれるのを促進して、血液中のコレスロールや中性脂肪を減らす。
フィブラート系薬剤は、総コレステロール値と中性脂肪値の両方を下るが、特に中性脂肪値を
下げる効果に優れている。
※中性脂肪…脂肪酸のグリセリンエステル。狭義には常温で固体の中性脂質を中性脂肪と呼ぶ。
脂肪酸グリセリンエステルにはモノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、
トリグリセリド(トリアシルグリセロール)が存在するが、血液中に含まれる中性脂肪のほとんどは
トリグリセリドである。したがって、中性脂肪はトリグリセリド(TG)と同義とする場合も多い。
脂肪酸とグリセリン(グリセロール)が結びついて中性を示す事から「中性脂肪」と呼ばれる。
138 :
総合3:2008/09/18(木) 03:28:42 ID:w3TQuxWG0
●キニジン…抗不整脈薬のひとつ。キニーネの鏡像異性体。Naチャネルを抑制することにより
活動電位の最大立ち上がり速度を低下させ、伝導速度を遅らせる作用を持つ。
ボーン−ウィリアムズ分類ではT型に分類される。
●アミオダロン…Kチャネルブロッカーとしての抗不整脈作用をもつ。ボーン−ウィリアムズ分類V群薬。