僕たちの受験戦争

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68五十五万人の同胞に告ぐ〜一兵卒の回顧録〜:2007/01/29(月) 21:12:44 ID:LDxahMrp0
国語要塞攻略作戦……全兵力の八割以上を投入し、二百人の守備兵を撃破する。ただそれだけのはずだった……

国語要塞、英語港、数学防衛線、この三地点はセンター軍の誇る鉄壁の拠点であり、
私達にとってこの三つが制圧できなければあとの戦いでいかに勝とうともセンター軍に敗北するという、魔の地点。
指導教官から幾度も指導を受け、また多くの自己鍛錬を積んだのもすべてはこれらの拠点攻略のためだった。
「どう思うかね?」
「分かりません……、指導教官殿が言うには、昨年軍団編成に失敗し簡単に陥落している以上今回は甘くない、と」
「うむ、私も同じ意見だ。今回は昨年のようにはいかんだろうな」
「やはりですか……」
「だが、自信を持ちたまえ。君らはそれを見越して多くの訓練を受けてきたのだろう? 今は心配するだけ無駄だ」
「はいっ!」

十三時三十分国語要塞攻略作戦が発動された。
遠くに見える要塞をに向けて進む。時折飛んでくる評論隊の難語迫撃砲をかわし、敵の狙いとは反対の道を進み平野に出た。
そこには古文・漢文連隊が陣を敷き私達を待ち構えていた。
予備訓練で何度か目にした兵部卿と按察使の率いる古文連隊と見慣れぬ七言絶句の陣を敷いた漢文連隊は私達を混乱させた。
見慣れた古文連隊はさして難敵でもなく短時間で攻略できた。
漢文連隊の攻略に幾分かの犠牲は出たが、想定の範囲内であり予定通り
国語要塞は陥落すると私も思い始めた矢先、悲劇が起こった。

国語要塞への街道脇に一軒の民家があり、そこには一人の女性と数人の子ども達、そして生活の糧となっている蚕がいた。
先ほどの古漢連隊との戦闘で疲弊した私達はその民家脇の小川のほとりで小休止することにした。
その女性は絹代と名乗った。
私達は疲れた体を休め、絹代に次の戦いでの必勝を誓い要塞への進軍を再開した。
思えば……この出会いさえなければ、同胞達の悲劇は起こらなかったのかもしれない……
69名無しなのに合格:2007/01/29(月) 22:19:05 ID:m5MfLLzkO
>>40
うほっ
70空き時間(ry→従軍記者:2007/01/29(月) 22:25:27 ID:Kz5wvc+/O
数学海岸上陸の際、作戦司令本部は敵陣地が二つに別れていることから攻略部隊をIA・UBと名付け、同時に攻め入る作戦を立てた。


それに対し、NCTUAは全兵力のほとんどをこの海岸線に結集させ、それらはもはや空前の規模であった。

この海岸に上陸させてしまっては後がないということは十分わかっていたのである。


戦闘開始前夜、我々には楽観的な空気が流れていた。
71空き時間(ry→従軍記者:2007/01/29(月) 22:54:24 ID:Kz5wvc+/O
数学海岸上陸作戦は我々の圧倒的敗北であった。

ここに記録が残っている



1100 数学海岸沖に結集した戦力が上陸に向け進撃開始

1115 敵陣地に向け艦砲射撃開始

1120 IA上陸部隊に向け敵陣地からの機銃掃射 、並びに後方支援艦への対艦ミサイル発射開始を確認。

1122 ミサイル発射施設の爆撃を図るも敵航空戦力、対空火器による抵抗が激しく一施設の破壊に留まる。


1135 戦艦・二次関数、対艦ミサイルを受け轟沈

1147 揚陸艦・平面図形 敵航空機からの魚雷を受け大破、航行不能

1151 IA部隊の一部が上陸するも拠点確保ならず

1203 敵爆撃機の飛来をレーダーで確認、IA部隊は撤収を開始

1210 空母・確率が到着し、搭載機が敵爆撃隊の迎撃に出たため、IA上陸部隊の撤収は成功




UB部隊はほぼ壊滅で、記録も残っていない。

この戦いで作戦部隊は7割りを失い、劣勢であったNCTUAは息を吹き返し、戦争は膠着状態になった


72従軍記者:2007/01/29(月) 23:31:40 ID:Kz5wvc+/O
戦争が膠着状態にはいり一周間が経った。

互いにこの期間で補給と整備、兵力の再編を行っているようだ。


大規模な戦闘は1ヶ月程先までないとの見方が大勢を占めている。

諜報部によるとNCTUAのバックについていた国立大がついに参戦するらしい


先日一人の兵士に話を聞く機会があった。


『一ヶ月後の戦いでは、味方がもっと死ぬよ。

この戦いを残酷だと思ったこともあるし、逃げ出したいと思ったこともある

でも今までやってきた仲間を見ると、逃げ出すなんて出来ないよ。

次の戦いでは国立大が主力になる、俺達は疲れきっているし、兵力も向こうに足りない。

でも諦めないよ、仲間を信じて戦う。そうすればこの戦争勝てると信じてる。』



彼が一ヶ月後に生きているかどうかは分からない



戦争というのは無情である、どれほど注意しても生き残れるとは限らない

しかし、それに対する準備を怠った者が生き残れる程は甘くないと、私は思っている。


73従軍記者:2007/01/29(月) 23:32:50 ID:Kz5wvc+/O

長々と失礼しました。
書いていくうちに矛盾とかあったと思うので、その辺りはあんまり指摘しないでくださいwww

ではこれをみてる受験生さん、がんばりましょう!!!

74名無しなのに合格:2007/01/30(火) 01:14:34 ID:NsP7Ex2EO
<(^O^)大日本帝國再興の為、九州國公立艦隊の制圧に向かいます
75第一無勉機甲化師団:2007/01/30(火) 21:26:54 ID:Ip54WYFV0
200X年。社会に広がる格差同様、学歴の格差もまた同様に広がりつつある世界。
マーチ連合は高学歴ブロックを形成し、日東駒専包囲網により、我が皇国を陥れんと画策。
我が皇国を低学歴ブロックへと追いやろうとするも、我々の断固たる意思でこれを押しのけてきた。
200x年11月某日、連合側は負け組みノートなる事実上の最終通告を皇国に突きつける。
しかしそれは我が皇国にとって到底受け入れがたい内容のものであり、この状況を打破するためには
連合側との受験やむなしと御前会議にて判断。
程なくして我が皇国と連合側による激戦の火蓋が切って落とされることとなった・・・。
76第一無勉機甲化師団:2007/01/31(水) 15:42:34 ID:lKm6GHo40
第一話 給費生試験港の奇襲!
12月初旬
皇国はマーチ連合による日東駒専包囲網打破を決定。
決定した以上は先手を打ってなるべく早期に開戦することが望ましいという考えから、
神奈川大共和国内の給費生試験港に奇襲をかけることとした。
この港にはマーチ連合軍の部隊がいくつか集結中であり、ここの給費生試験、或いは一般試験免除の
どちらかの施設を制圧すれば、今後の連合側との戦いを有利に進められると考えられた。

12月23日
「我作戦に成功せり。これより帰還する」
至るところが炎上し、黒煙を上げている給費生試験港を尻目に二機の戦闘機が、洋上の空母「無勉」を目指し飛行していた。
「いやぁ、大尉!見てください、連合軍の兵士どもゴキブリみたいに逃げ回ってますよw」
「今日は陛下の御誕生日だ。いい贈り物になるな。」
「そうですね!国にいる娘にも良いクリスマスプレゼントになりますよ!」
「おっと、敵性言語の使用は慎めよ」
「あっすいません!大尉!」
「いいんだ別に。しかしあれだな、ついに始まったわけか・・・」
「ええ、ワクワクしますね!」
「ああ・・・そうだな・・・。」
まるで無邪気な子供のような返事をする若いパイロットとは対象に、幾多の修羅場を潜り抜けてきたと思われる
ベテランのパイロットはこれから起る惨劇を予想していたのだろうか、複雑な表情を浮かべながら、炎上する港
をキャノピー越しに眺めていた・・・。



77名無しなのに合格:2007/01/31(水) 18:51:22 ID:QnkuQ3xy0
神スレ上げ
78第一無勉機甲化師団:2007/02/01(木) 11:02:11 ID:HIIVhRxQ0
第二話 法政海戦!

先の給費生試験港の奇襲により、一般試験免除施設を制圧した皇国は、本格的に
マーチ連合との受験に乗り出す。
まずその最初の足がかりとして、法政海上にいるマーチ連合艦隊の駆逐を図るが・・・。


二月上旬 法政海付近上 巡洋艦「利根」中央指揮所

「上空から敵英単語部隊接近!我が軍の単語帳に存在しないことから、新型の単語と思われます!」
「クソ・・・連合軍め、新型を投入するとは・・・。いや、まずは敵艦隊を叩くのが先だ!
 そんなハエどもは適当にあしらっとけ!」
「了解!あっ!!10時方向に敵艦発見!この形状は・・・政経級駆逐艦かと思われます!」
「何?政経級だと?」

政経級は連合側の主要教科であったが、皇国軍は先の奇襲の際にめった打ちにしていた。
そのことから政経級は単なるザコ艦として認識されていた。

「なぁーに、政経級なら楽勝だ!1.5_エンピツ砲で粉々にしてやれ!」
「了解!1.5_エンピツ砲発射用意!目標 政経級駆逐艦!」
「空母無勉から緊急連絡!・・・えっなんだって・・・!?」
「どうした?」
「大変です!無勉が政経級駆逐艦の攻撃により大破!これ以上の作戦続行は不可能だと・・・」
「なんだと!?政経級にやられただと!?」

そう、今回の戦いから政経級駆逐艦は記述式レーダーを搭載し、強力な火気管制システムを装備していた。
もはやそれは給費生試験時のそれとは大きく異なるものであった。赤本偵察を怠っていた皇国側はこの情報を
掴んでおらず、相変わらず油断していたのだ。

「畜生!そんなザコどもに我が軍の艦が負けるはずが無い!早く1.5_エンピツ砲を打ち込め!」
「了解!1.5_エンピツ・・・。うあああ!!」

突如利根の艦体が左右に大きく揺れた。記述式レーダーにより確実に利根を捉えた政経級が攻撃を開始したのだ。
もはや連合側の最新技術を前に皇国側は為す術が無かった。

「艦後方部浸水!沈没は時間の問題かと・・・」
「仕方あるまい・・・総員退避!」

政経級による砲撃を受け、無残な姿となりつつある利根から多くの乗組員達が海へと飛び込んでいった。
周囲には利根と同様に連合軍側の攻撃を受け、大破した皇国軍側の艦がいくつもあった。
こうして法政海上での戦いはマーチ連合の圧勝で終わったのである・・・。
79第一無勉機甲化師団:2007/02/01(木) 11:03:07 ID:HIIVhRxQ0
第三話 明学島からの不合格通知(てがみ)

法政海上での戦いを機に、皇国側は絶対合格圏を成成明ラインまで後退させることを決定。
この圏内にある明治学院島にて連合軍側を迎い撃ち、反撃の機会を狙うが・・・。

「畜生!話と違うじゃねえか!この明治学院島に上陸して来るヤツらザコ連中なんじゃなかったのか!?」

皇国軍の最高司令部である大本営は、事前に得た偏差値などの情報から、この島に上陸するであろう敵部隊の錬度は
低く、合格を得るのは極めて容易と判断しており、この前線部隊にもそのことが伝えられていた。

「なんだよこの火力!まるでよく鍛えられた連合軍兵士そのものじゃねえか!」

そう、この島に上陸した敵部隊は一般的な連合軍兵士と何ら変わりの無い錬度を持った部隊であったのだ。
皇国側が赤本偵察を怠ったことにより、またしても敵情をしっかりと把握できていなかったのだ。

「ったく三八式じゃ手も足も出ねえ・・・。おいっ九六式撃ちまくれ!」

M1ガーランドシャーペンやトンプソンイレイザーといった連射力に優れた火器を装備していた連合軍側に対し、
皇国側は単発式の三八式鉛筆がいまだ主力火器であった。当然両軍の火力の差には大きな差があった。
80第一無勉機甲化師団:2007/02/01(木) 11:04:56 ID:HIIVhRxQ0
「クソッ!機関銃手まで死んでやがる!しかも敵の居場所すらマトモに掴めねぇ!こーなりゃヤケクソだ!!」

その兵士は近くに寝転んでた兵士の死体から九六式機関鉛筆をぶん取ると、恐らく敵が潜んでいると思われる
真っ白な解答用紙の原野に向かってその引き金を引き続けた。そして手榴弾を取り出すと、そのピンを抜き、

「もうムリぽ」

と大きく叫ぶと、肉片となり散っていった・・・。

81通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/02/01(木) 22:15:44 ID:jfMreUrPO
スゲー
時間なくて続きが出来ない(:_;)
82第一無勉機甲化師団:2007/02/02(金) 16:17:24 ID:ZNollPOH0
第四話 漢たちの大和

法政海、明治学院島での敗北により、戦況は皇国側にとってより一層厳しいものとなる。
マーチ連合側は皇国に無条件神奈川大入学を勧める「ダメぽ宣言」の受諾を求めるが、皇国側はこれを拒否。
大本営は明治学院島の三月入試基地制圧を目指す「三月決戦」を叫び、皇国軍の秘蔵兵器である戦艦大和に出願命令を下す・・・。

皇国海軍 呉基地内ドッグ

「ついに大和の出番が来たわけか・・・。」
「ええ・・・。ついに、ですね・・・。」
「君は開戦前に模試という学者が、皇国はこの戦争に負けると予測していたのを覚えているかね?」
「ええ、はい。しかしあれは皇国軍人としては到底認められない内容で・・・」
「私も開戦前はそう思っていたよ・・・。だが今ではそれは正しかったように思う」
「か、艦長・・・」
「はっきり言って私はもうマーチ連合には負けたと思っている。でも、」
「でも?」
「このまま連合の言うままにダメぽ宣言を受け入れ、無条件神奈川大入学を認めるわけにもいかない。
 三月入試を制し、少しでも皇国が優位な位置に立った後、マーチ連合と和平を結ぶ・・・。
 これが今の皇国にとって最善の策であると私は思う・・・」
「私もそう思います・・・」
「恐らく大本営の中にもこう考えている者がいるだろう・・・。だからこそ、我々は必ずや勝利を掴まなければならない・・・!!」

二人の視線の先には、巨大な戦艦、「大和」の姿があった。
ただでさえ巨大な艦体が、備え付けられた太宰府製合格エンピツ砲により、より一層大きく感じさせられた。
その姿はまさに「最終兵器」に相応しかった。
甲板には出願準備で忙しそうな乗組員たちの姿が見える。そのうちの一人が艦長のもとに駆け寄ってきた。

「艦長!出願準備完了しました!デッキの方へご搭乗願います!」
「うむ・・・」

艦長は艦内放送用マイクを手に取ると、そのスイッチを入れた。

「全乗組員に告ぐ!当艦は明治学院島 三月入試制圧の命を受け、これより出願する!
 この戦いは皇国の未来を左右する戦いである!皇国の命運は諸君らの活躍にかかっている!
 心してかかれ!!そして必ずや勝利を掴むのだ!!!」

こうして、皇国の命運を背負った「大和」は明治学院島を目指し、呉基地を後にした・・・。
83名無しなのに合格:2007/02/02(金) 17:50:22 ID:3UgWSitP0
七日間戦争
84第一無勉機甲化師団:2007/02/02(金) 17:53:18 ID:ZNollPOH0
第五話 俺は、君のためにこそ受けに行く

12月の給費生試験港の奇襲から始まったこの戦いもついに最終局面を迎える。
窮地に追い込まれた皇国側は、明治学院島の三月入試基地を攻撃し、マーチ連合側に対して最後の反抗を試みる。
その為の最終兵器として戦艦大和が送り込まれるが・・・。

皇国陸軍航空隊 痴乱基地

「大尉、大和撃沈の話はお聞きになられましたか・・・?」
「いや、まだだが・・・。そうか・・・大和も沈んだか・・・」
「ええ・・・。最終兵器の名にふさわしい最期だったと・・・」
「そうか・・・。では私も大和に負けぬぐらいの最期を遂げぬといかんようだな・・・。」

大尉と呼ばれる兵士がそういった途端、部下と思われる兵士は、ただでさえ複雑であった表情をより一層複雑にさせた。

「・・・私も後から必ず!」
「・・・いや、お前は残れ」
「でも大尉だけが死ぬわけには・・・!」
「いいか・・・もうすぐこの戦争は終わる。この特攻隊も私が最後の出撃になるだろう。おまえのような若者が
 今こんなとこで散るのはもったいなすぎる。まさしく無駄死にだよ。」
「しかし私だって皇国の一軍人として名誉ある戦死を遂げ、靖国に祀られることが本望です!
 こんなとこで安々と生き残っては、先に逝った者達に会わす顔がありません!どうか私をご一緒させてください!!」
「・・・そう思うのだったら」
「はい・・・?」
「そう思うのだったら、戦争が終わった後、この国の・・・この国に生きる全ての人々の為に力を尽くせ・・・!
 それがお前が選ぶべき正しい道だ・・・」
「・・・大尉」
「わかったらここに残れ・・・」
「しかし・・・それなら大尉も残ってください!何故大尉だけ行くのですか!?」
「私は・・・今日まで多くの部下に死なせてきた・・・。そのくせ私だけ生き残ったら彼らは
 どう思うだろう? 私は、彼らのためにも、彼らの元へと逝く必要があるんだ・・・。」
「そんなの勝手過ぎます!大尉だって・・・大尉だって・・・!!」

部下の兵士はもうほとんど泣きそうな顔をしていた。
大尉はゆっくりと部下に背を向けると、おもむろに「零点」のコクピット向かっていった。

確かに勝手かもな。だが俺は・・・受けに行かなければならない・・・。
そして・・・死ななければならないんだ・・・。すまない・・・。

そしてコクピットに乗り込むと、そこから、

「受かれ、絶対に」

と部下に言った。先程までほとんど半泣き状態であった部下は、その一言で己の決心を固めたかのように、大尉に向かって大きく敬礼した。
大尉は敬礼し返すと、そのまま明治学院島へと飛びだって行った・・・。
85第一無勉機甲化師団:2007/02/02(金) 17:54:51 ID:ZNollPOH0
第五話 続き

明治学院島沖 200KM地点

「まもなく目標地点に到達。到達後、適当な攻撃目標を発見しだい攻撃する」
「了解。健闘を祈る」

思えば給費生試験港奇襲の時から、ずっとこの機体は変わってない・・・。
敵の兵器は日夜進歩しているというのに相変わらず我が軍は・・・。
こんな明確な戦力の差があるにも係わらず、それを認めようとしない。
そして下らぬ精神論で押しのける・・・。
いつからこの国は根拠ない自信を頼りにするようになったのだろうか・・・?

あぁ、こんなんだから負けるんだな。

俺は死ぬ間際になってそんなことがわかったんだな、と思うと大尉はクスッと笑った。
そうこうしているうちに目標地点である明治学院島が見えてきた。

「目標地点到達!港にイングリッシュ級戦艦発見!よし、これに突っ込む!」
「了解!無勉陛下バンザーイ!」

「無勉陛下バンザーイ!」

そう叫ぶと大尉の乗った零点は、対空砲火のシャワーを浴びながらイングリッシュ級戦艦に吸い込まれていった・・・。
86名無しなのに合格:2007/02/03(土) 00:24:18 ID:7QuhL6YD0
あげ
87名無しなのに合格:2007/02/03(土) 14:13:12 ID:KZMaFBgpO
ううっ・・・
塩化ナトリウム水溶液が
88C-Sky ◆CSkygE8o.s :2007/02/03(土) 20:14:04 ID:LRSPUgkT0
England expects that every man will do his duty.
89名無しなのに合格:2007/02/04(日) 01:04:11 ID:q1xXAvh9O
ああをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は鉛筆をにぎらせて
受験しろとをしへしや、
受験失敗して死ねよとて
十八までをそだてしや。
90名無しなのに合格:2007/02/04(日) 01:46:16 ID:rlCf4KCkO
試験終了の鐘の声
人生無情の響きあり
隣の受験生の顔の色
不合格者多数のことわりををあらはす

A判の人も久しからず
ただ冬の日の夢のごとし
自信満々の者にもついには不合格通知
ひとえに破り捨てた万馬券に同じ
91名無しなのに合格:2007/02/04(日) 01:54:10 ID:q1xXAvh9O
>>90 ワロタwうまいな
92名無しなのに合格:2007/02/04(日) 01:55:59 ID:rlCf4KCkO
ありがと。
>>89も秀逸だよ。
93名無しなのに合格:2007/02/04(日) 23:04:37 ID:w8izQIoi0
レベル高い・・・
通信兵カモン 続きかけ
94名無しなのに合格:2007/02/05(月) 23:01:00 ID:g70ze4sE0
早く書けよ 荒らすぞ
95名無しなのに合格:2007/02/06(火) 01:05:14 ID:d28opTOH0
久しぶりの神スレ
96名無しなのに合格:2007/02/06(火) 01:15:29 ID:MmhZwcJhO
>>93-94 通信兵がいなくても十分神スレとして成り立つ
97名無しなのに合格:2007/02/06(火) 01:42:08 ID:vXWEJKcwO
俺この戦争が終わったら結婚するんだ
98名無しなのに合格:2007/02/06(火) 11:55:10 ID:Ghi0IfGkO
ああん
99名無しなのに合格:2007/02/06(火) 12:02:58 ID:5P01FrRBO
>>9今更ながら、我が輩と同じ高校のにほひがする……
100 ◆CowBe/KwQk :2007/02/06(火) 13:00:00 ID:7rUlEbRmO
自分「軍曹殿!」
軍曹「なんだ!腰抜け!」
自分「サー!センター試験の点数を1点だけあげることはできませんか!1点だけでいいのです・・・!」
軍曹「理由を言ってみろ!」
自分「サー!弘前大学医学部の足切りの点数は675点なのですが、私の点数は674点なのです!このままでは不戦敗です!」
軍曹「この非国民が!この一年何をしていた!」
自分「サー!田舎者の自分が都会に出てきたため楽しすぎて、遊びほうけていました!申し訳ありません!」
軍曹「このバカ者が・・・!罰として貴様は前期、弘前大学医学部に出願しろ・・・!」
自分「!!ですが軍曹!!それだと自分は足を切られてしまいます!」
軍曹「サーをつけろサーを!(鞭で打つ)」
自分「ひいっ!申し訳ありません!サー!」
軍曹「それでいい。ではわかったな。後期は岐阜大学医学部に出願しろ」
自分「な・・・!!!」
軍曹「どうした?早く岐阜医出願に必要な『卒業証明書』を母校に注文しろ」
自分「サー!ですが・・・岐阜医後期は・・・倍率55.2倍です・・・」
軍曹「そうだ。特攻してこい」
自分「サー!前期は不戦敗、後期は京医名医京府医の滑り止め連中との55倍での戦い。それが自分に与えられた宿命だというのですか。・・・校長陛下万歳!!


さようなら一浪!こんにちは二浪!





___
←樹海| オワタ
 ̄|| ̄ ┗(^o^ )┓三
 ||    ┏┗  三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
101第一無勉機甲化師団:2007/02/06(火) 13:16:46 ID:pCy0uM5h0
昨日リアル法政海戦を戦ってきたが、見事に散ってきた。


例え負け戦とわかっていても、戦いに行かねばならぬ。


それが軍に生きる者としての宿命なのだ。


我、皇国の為に殉ず。
102名無しなのに合格:2007/02/06(火) 23:14:02 ID:9f9cBB740
>>101 酉つけたら?
103名無しなのに合格:2007/02/07(水) 00:28:13 ID:IW2fKWriO
>>100
久しぶり、頑張ってる?
104 ◆CowBe/KwQk :2007/02/07(水) 01:22:41 ID:oUMsgvF7O
>>103
なななぜ覚えている・・・?
酉でググった?

とりあえずお久しぶりです><
105名無しなのに合格:2007/02/08(木) 16:38:17 ID:Rs2LJLUD0
一等兵『待ってろよ、俺もいまお前の方へ行ってやるから』
106C-Sky ◆CSkygE8o.s :2007/02/08(木) 23:39:54 ID:qrhGNWxd0
駒場沖海戦が近い
107名無しなのに合格:2007/02/09(金) 15:19:51 ID:/I6edwHiO
天皇陛下万歳
108名無しなのに合格:2007/02/10(土) 23:28:29 ID:z0vViVucO
ほしゅ
109名無しなのに合格:2007/02/10(土) 23:31:02 ID:H88rzFp5O
『新世界で逢いましょう』
110通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/02/11(日) 15:25:57 ID:6kxvYUsk0
「伏せろ!」彼が叫ぶ。全員が身を伏せる。化学式が頭をかすめる。「洞窟には入るな!数学部隊がいるぞ!近くの岩に身を隠せ!」
この辺りには巨大な岩がいたるところに転がっていた。ベクトルと化学式の嵐を潜り抜け我々は身を隠した。
「洞窟に数学隊に注意しろ。いつでも打てる準備をしておけ」彼が大声で指示をする。
その間敵は攻撃を続けたが岩が我々の盾になっているので安全だ。しばらくして敵が攻撃を終えた。
「さてこれからどうするか」それぞれの岩に5〜6人が身を隠している。安全だが身動きが取れない。私は彼と伍長と二人の兵と共にいた。
「隊長…。申し訳ありません」負傷した伍長が彼に言った。「気にするな」
「突撃するんですか?」伍長はそう尋ねた。「いや」彼が答える。「撤退だ」「しかし…どこから」
「あそこに赤点山が見えるだろ。そっちは危険だ。だから足切り森を西に突っ切っていく。西に行くと狭い山道がある。あそこは守りの要所だ。今の戦力で敵の追撃を防ぐことができる」

森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森   「森に入るんですか?」と伍長。「手榴弾を使い敵を困乱させよう」
森森森森森森森森森森森森森森森山山森森森森森森森森   「隊長逃げるのは学生の恥です。」一人の兵が訴えた。
森森森森森森森森森森森森森山山山山山山森森森森森森   「我々は救援部隊だ。無理して勝つことはない」彼がその兵の目を見つめる。
森森森森森森森森森森森山山山山山山山山山山森森森森   「生きて恥を雪ごうではないか」頷く兵士。
森森森森森森森森森山山山山山山山山山山山山山山森森   「君に伝令を頼む。岩に隠れながら行け」「はっ」
森森森森森森森森森山山山山山山山山山山山山山山森森
森森森森森森森森森森森山山山山山山山山山山森森森森   伝令が戻ってきた。「全員に伝えました」
森森森森森森森森森森森森森山山山山山山森森森森森森   「よし。撤退だ」彼は手榴弾を取り出した。
森森森森森森森森森森森森森森森山山森森森森森森森森   「構え!」各班で手榴弾を持った兵達が構える。
森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森   「投げろ!」数十個の手榴弾が足切り森に投げ込まれた。
森森森森森森森森森森      森森森森森森森森森森森   バーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!「うわー」敵兵の叫び声。     
森森森森××                    森森森森森森   「走れ!」 
森森森森×× ←                 森森森森森森   我々は土煙舞い上がる森の中に駆け込んだ。
森森森森××     岩  岩   ←       岩  岩 
崖崖崖岩崖崖岩崖入口崖岩崖入口崖岩崖岩崖入口崖岩崖

←…撤退方向    岩…帝國軍が隠れている
入口…地下要塞入口   森…足切り森   山…赤点山
×…手榴弾着弾地点
111通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/02/11(日) 15:27:43 ID:6kxvYUsk0
━━━赤点山山頂付近
「おお、敵は逃げるのか」「そのようです」オームが答える。
「随分と早い決断だ」ニュートンは嬉しそうだ。「追撃しましょう」とオーム。
「よいよい。.逃がしておこう。ド・モルガン君とキューリー君達に伝えてくれ」と答えるニュートン。「しかし…」
[もう彼らは攻撃してこない。それに彼らが逃げた先は細い山道が続いている。あそこは守りやすく、攻めにくい場所。もし攻めたとしたら、我が軍の被害は少なく

ない。だが…」顔を曇らせるニュートン。
[敵軍の隊長はなんと言ったかな?」
「ワタナベです」答えるオーム。「そうか、彼をそのままにしておくのは危険だ。いずれ大物となって我々に牙を剥くだろう」
大きく伸びをするニュートン。「我々も戻るか」「はい」

こうしてセンターの戦いは幕を閉じた。
112通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/02/11(日) 15:28:27 ID:6kxvYUsk0
駄文ですみません
いつまでもセンターじゃいけないんで
113名無しなのに合格:2007/02/11(日) 23:14:43 ID:lOgHSF7AO
通信兵キター-----(゚∀゚)------
114名無しなのに合格:2007/02/12(月) 16:05:21 ID:Cy1zyJ2GO
保守
115名無しなのに合格:2007/02/13(火) 00:40:58 ID:bWS683IaO
あげ
116屯田兵:2007/02/13(火) 00:47:50 ID:hRSpSYF/O
隊長!バレンタイン補給部隊からの補給物資が一向に届く気配がありません!
117名無しなのに合格
↑バスの中にもかかわらず盛大にワロタ