1 :
通信兵 ◆Xb1uNrfekw :
諸君 予備校で逢おう
2 :
ドリルぺニス二世 ◆366Fqp6US2 :2007/01/23(火) 21:30:25 ID:OWm7IEq9O
(゚ι_,゚;)ゝ
3 :
名無しなのに合格:2007/01/23(火) 21:31:38 ID:j1K0Xu2J0
(´, _ `)ゝ
こうですか!?わかりません!教えてください!
4 :
名無しなのに合格:2007/01/23(火) 21:33:19 ID:BriEpiPJO
∠(^o^)オワタデアリマス
5 :
亀吉 ◆Qgi8bEa9uQ :2007/01/23(火) 21:34:16 ID:bdGzTxmJO
つまり蟹部を作れと
6 :
通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/23(火) 21:37:56 ID:Hnln15tq0
こちら大本営発表
地元国立方面推薦小隊玉砕
難関大推薦文系師団及び帝國大推薦旅団壊滅
県中央部に撤退中、敵の追撃に会い、中将以下生死不明
耐え難きをたえ、忍び難しを忍び・・・
7 :
通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/23(火) 21:39:47 ID:Hnln15tq0
こちら大本営発表
各方面国公立推薦小隊は大打撃を受け、撤退中
帝都私立推薦師団も十分な戦果を上げぬまま、撤退を余儀なくされた
校長陛下万歳
8 :
名無しなのに合格:2007/01/23(火) 21:43:32 ID:VBed9+jm0
ここは俺に任せろ。
みんなは俺の屍を乗り越えていけッ!!
9 :
通信兵〜ある現役兵士の手記センター二日前〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/23(火) 21:52:56 ID:5vKA5PCL0
(いよいよ明日だ)
私はブレザーにブラシをかけつつそう思った
(今日は校長陛下から出陣のお言葉を賜る日だ)
ブラシをかけ終えると私は、机の上に飾ってある写真を手に取った
大勢の学友に囲まれ微笑む青年━━━私の兄だ。兄は帝國高校の英雄だった。
三年間無遅刻無欠席。部活は三年間やり遂げ、上官の訓練中も万全の準備を整え、居眠りせずに受けた。
毎朝行われる基礎学力増強訓練(俗に言う小テスト)も熱心に取り組んだので、上官たちの人気もあった。
兄は東北大推薦旅団に参加。工学部部隊に果敢に切り込んだ。我が軍は大きな戦果を挙げたものの、兄は軍功を上げることができなかった。
センターの戦いでは重傷を負った。しかし帝國高の英雄は諦めなかった。
地元大前期中隊工学部分隊、続く地元大後期小隊に従軍。微積分の嵐の中駆け巡り、名誉の戦死を遂げた。
上官達は母高の英雄と兄を称えた。兄は帝國史に名を残した。
しかし、もう兄にはその面影はない。
兄は故郷の予備校で一年間訓練を積んだ後、昨年東北大工学部を制圧した。
その時、兄は「もっと早くから予備校での訓練を受けておくべきだった」と言った。
嗚呼、悲しいかな。屈強な帝國魂はいずこへ・・・。
上官は「我が帝國の訓練は最高である。予備校は必要ない」とおっしゃっていらしたのに・・・。
帝國高での授業という名の訓練が最高の体力及び精神力増強の手段なのに・・・。
兄は腑抜けになってしまった。現役時に全科目きちんと訓練していなかったのだろう。
しかし、軟弱な兄と私は違う。東北大推薦旅団、壊滅したものの、明日の戦闘で大いに敵を叩き、東北大理学部を現役で陥落させ、国公立主義・帝國高校精神を見せ付けるのだ。
私立には逃げん。私は国公立主義に反し、私立文・理系の非帝國学生とは違うのだ。
10 :
通信兵〜ある現役女兵士の手記センター前日〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/23(火) 22:06:27 ID:pfZsUgLO0
決戦前夜。
いよいよ日ごろの訓練の成果が試される日。しかし、私にはいささか緊張感というものが欠けているようだ。
それもそのはずであろう。私が希望する配属先は青山学院大学一般旅団文学部中隊心理学科分隊。私文だ。本来センターの戦いには参戦する必要はないのだ。
しかし、「全員センターに参戦するよう」と上官からの命令で私も参戦しなければならない。
私はこの戦いは無益だと考える。なのになぜ?上官はおっしゃるだろう。
「我が校が国公立主義を掲げるのは国公立は占領後の統治にかかる負担が少ないのだ。それに比べ、私立はいかん。負担が多き過ぎる。戦う敵が少ないから、といって私立に逃げるのはいかん。我が帝國の恥である。そんなこともわからんのか。」と。
確かに上官のおっしゃることは正しい。
しかし、強敵・帝都明青立中法連合軍の一角を占領した、という名声は、後々にまで影響するはずである。
例え、東北・九州地方の国立を落としたとしても、上官からは褒め称えられても、故郷に錦を飾ることができるのだろうか?可能性は低い。
非帝國学生扱いされようとも、私は志を変えるつもりはない。
明日からの二日間。私は極力、前線には出ないつもりだ。
無駄死にはしたくない。
11 :
名無しなのに合格:2007/01/23(火) 22:37:43 ID:HMCesVHBO
先に行ってて
2分くらいしたら追っかけるから
行くぜみんな!
銃剣突撃ダアアアーー
13 :
通信兵〜センターの戦い〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/24(水) 00:54:00 ID:qF9P4tdm0
ゲホ、こ・・・ガー・・・らセンター本部、こ・・ピーガー・・ンター本部。
我が・・・ガー敗・・・中。
国・・・ガー・・・絹代・・・ピー・・大・・ピーガー。
英語部隊・・ピーガー・・・・、最・・・ガー兵器を・・・ピー・・。聞・・プー・・・問、手強・・・。
バババババババババ・・・・・うわぁぁ・・・ガーガー・・・ぁぁぁぁ・・・。
ゲホ、ハ・・・ピー。数・・・ガー・・強化・・・。
ガー・・・理はプー・・・機械師・・プー・・・学・・部隊、及び・・・ガーガー・・・兵器プー・・・。
指揮系統は乱・・・ドガァァァァ・・・ン・・ガー・・・・ぎやぁぁぁぁ・・・・。
ハア、ハ・・ガー・・・。もう・・・駄目・ガー・・す。
大将は徹・・・ガー・・命令を・・ガー・ました。
ブブブ・・・。
敵の追撃は激しく、隊はばらばらです。どうか援軍・・ガー・・・。
ドタドタドタ・・・・・Hey you!What ar・・ピーガーdoing now?
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・ガーガー・・・ピー・・バン・・・・ブツッ。
14 :
通信兵〜ある現役兵士の手記〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/24(水) 00:55:52 ID:qF9P4tdm0
(なんてことだ・・・)暗闇の中。私は倒れた巨木に身を隠した。
(こんなことがあってよいのか?)震えがとまらない。
20日早朝、長時間にわたる激戦の末、社会部隊を追い払った我々は国語隊評論分隊を攻撃していた。
80行にも及ぶトーチカ(コンクリート製の陣地)は堅固で、我々は疲弊していたが、落とすのも時間の問題であった。しかし・・・・
バババババババババ
「うわー!」
「何だ!何があった!」
「連隊長!包囲されています!」
「しまった、ここの時間をかけ過ぎた!」
評論部隊を正面に、左の山に古文分隊、右の河に漢文分隊、後方の平野には小説部隊がすでに陣取っていた。袋の鼠となってしまった。
「隊長!」
「河を渡れ!漢文分隊を突破するのだ!」傾れを打って河を渡った。
しかし、それが間違いであった。敵は七言絶句ガトリング漢詩砲を設置していた。
「引け!引け!様子がおかしいぞ!」
気づいた時にはすでに手遅れだった。ガトリング砲が火を吹く。
「ぎゃぁぁぁ!」吹き飛ぶ茨高生。想像を絶する破壊力である。
「引けぇ!平野に逃れるのだ!」だが、無駄であった。
小説分隊━隊長・絹代大佐━が行く手を阻む。
絹代大佐:「発射!」ガスマスクを装着した数名がボンベからガスを出した。
小説分隊の十八番・錯乱ガスだ。吸ってしまうと、空想の世界の虜になってしまう。
「マスクを付けろ!」すでに遅かった。
「先生、こんにちは!」間にあわなかった者達が発狂してしまった。「先生、お腹すいたよ〜」
「応戦せよ!」狂った者を尻目に、小説分隊に攻撃を開始した。背後には古文、評論、漢文分隊が迫ってくる。
「挟み撃ちにされてしまいます!」
「く・・・。打ち方止め!匍匐前進!」錯乱ガスの中、我々は進んだ。
古典単語が頭をかすめる。ようやくこの地獄から逃れることができた。
15 :
通信兵〜ある現役兵士の手記〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/24(水) 00:56:38 ID:qF9P4tdm0
しばらく進むと、だんだん建物が多くなってきた。街に入ったようだ。
我々は昼食を摂ることにした。誰もしゃべらない。皆疲れきっていた。束の間の休息。
西の空から何か聞こえてくる。
「全員退避!」連隊長が叫ぶ。
「敵襲だ!」民家に隠れる茨高生。
「糞!もうここまで来たのか!」
「聞いていないぞ!戦闘機なんて!」英語部隊は大空軍を組織し、我々に向かってくる。
「隠れて敵に備えよ!こちらから迎え撃つのだ!」民家、車の下、いたるところに茨高生が息を潜めている。
何機だろうか?空を敵機が埋め尽くす。我々の射程圏内に入った。
「打てー!」
ババババババババババババババババ!!!!!!
ドカーン!!!!!!先頭を飛んでいた敵機が爆発した。よし!
「続けろ!全滅にしてくれるわ!」敵機も黙ってはいない。友軍を失った敵機は急降下し、アクセント爆弾を落とした。
ドカーン!!!!!!民家の1つに落ちた。燃え上がる民家。
「ああ!助けてくれ!」飛び出してきた軍曹。
バババババババ
「うぎゃ!」倒れる軍曹。駆け寄ったが、すでに事切れていた。英単語が体を貫いていた。
「ひるむな!」必死の応戦。英語部隊の長文ミサイル、小型文法爆弾が襲いかかる。もう、逃げることはできない。
戦いは夕方まで続いた。ようやく敵機が去っていった頃にはすでに日が落ちていた。
誰がどうなったのか分からない。私はそばにいた2人の仲間と共に行動することにした。闇夜の中を進む。
前方に誰かいる。敵か味方か?前方のその誰かが我々に気がついた。何か言っているが聞き取れない。
「どうした?」仲間の1人がその人物に声をかけた。答えない。いや、「通じなかった」のだ。
次の瞬間、敵兵のリスニング放射器が牙を剥く。Hello! I am Tom!
「ぐはぁ!」倒れこむ仲間。なんてことだ。
「逃げよう!」私はもう1人の仲間と逃げ出した。後から敵兵が何人も追いかけてくるのがわかる。背後から無数の銃撃音。私は倒れこみ、身を守った。
「うわぁ!」英単語が仲間の体を蜂の巣にした。くそ、なんで伏せなかったんだよ。再び走り出す。私はとうとう独りぼっちになってしまった。
(敵はどこへ行ったのか?)何も聞こえない。
(どうするべきか・・・)夜が明ける。殺戮の夜が明ける。朝が来る。しかし、暗い朝に感じられた。
16 :
名無しなのに合格:2007/01/24(水) 01:08:52 ID:RrizpzCFO
感動的だ
そろそろ黒幕であるPATが出てくるぜ。
18 :
名無しなのに合格:2007/01/24(水) 01:13:30 ID:pUHK81bN0
19 :
どん:2007/01/24(水) 01:16:35 ID:uZTolNhoO
す、すごい…
20 :
名無しなのに合格:2007/01/24(水) 01:21:25 ID:cdDV7dmX0
スレタイ
僕らの七日間受験戦争だったらよかったのに
21 :
名無しなのに合格:2007/01/24(水) 23:22:11 ID:JJQ8hI6y0
なんでこんなハイレベルスレが過疎っているのか分からない
22 :
通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/24(水) 23:47:35 ID:IUf66/Tt0
それぞれの戦況を報告せよ
23 :
名無しなのに合格:2007/01/25(木) 00:07:24 ID:lx4NMDn3O
>>22脳より入電!!先の法政英語ジェネシスの攻撃により我頭脳艦隊の半数を消失!
24 :
名無しなのに合格:2007/01/25(木) 01:02:19 ID:BQMBJOiZO
モット書いて uhn....
25 :
名無しなのに合格:2007/01/26(金) 12:54:31 ID:gnGOohBFO
26 :
名無しなのに合格:2007/01/26(金) 12:59:27 ID:aBaNkxQmO
書いてはみたが、
無駄に長くて面白くなかった
才能ねぇな(´・ω・` )
通信兵上手いな
28 :
名無しなのに合格:2007/01/26(金) 14:18:30 ID:zA8dyrnAO
名スレの予感
29 :
名無しなのに合格:2007/01/26(金) 14:27:01 ID:+ng4l+P5O
通信兵もっと!
もっと!もっともっと!
書いてくれ nua...
30 :
名無しなのに合格:2007/01/26(金) 15:32:54 ID:crP9vH71O
いよいよ最終決戦。
いつものシャーペンとは鉛散布範囲が格別に違う鉛筆型小型飛行機(いわゆるB2)五機と消しゴム焼夷弾と、用意は万全である。
戦闘合図が鳴った。
ん?…敵の様子がおかしい…………なななんと奴らは今までのアクセント先制攻撃作戦ではなく発音奇襲をしかけてきた!
こちらがなんとか対策を練っている間も奇襲は続く。敵国で「ディスカッション型ミサイル」と「広告型ロケット」の開発がすすめられてるというのは本当だったらしい。
さらに敵国首相の声明「降参するなら今のうちだ。これが最後の警告だぞ」
懸命に抗戦する国公立志願兵。だが時間がない。あと十分…五分…
キーンコーンカーンコーンとけたたましい爆発音がなりひびいた。残ったのは無数の屍と消しカスのみであった…
つまんね(´・ω・`)
31 :
便乗 だけどもっとつまんね:2007/01/26(金) 15:38:41 ID:aBaNkxQmO
あれはちょうど、今日のように寒い三年前の冬の日のことだった。
予科練を出たばかりの私は、同期7人と共に
海軍航空隊第204外部受験中隊に配属された。
ほとんどの同期は内部受験中隊だったのだが、志の高さを買われてのことだった。
本来なら私たちはその後も訓練を重ねてから実戦に出るのだが、
時勢がそれを許さなかった。
日本全土を巻き込む大空中戦に、
私たちも参加させられたのだ。
外部受験中隊に課せられたのはただの偵察任務であった。
私は安堵しつつも、
攻撃隊に指名された内部受験中隊のことを思うと心が重かった。
飛行隊長が出撃前に
「ほとんどの者が帰ってこられないだろうから、よく顔を見合わせておくように」
とおっしゃったが、はたしてその通りとなってしまった。
同期は全員靖国へ行ってしまったのだ。
外部受験中隊の同期も一人、偵察任務中に奇襲を受けて逝ってしまった。
残された同期は私を含めてわずかに7人であった。
続きはあるけどねぇ
美化し過ぎだろというツッコミ受けまくりそう
32 :
名無しなのに合格:2007/01/26(金) 16:03:15 ID:gUjNiEwAO
猛者だな。
海軍航空隊第204外部受験中隊配属から十年――
出撃前の自由時間、男はいつものベンチに座る。
いささか薄くなった頭を撫で空を見上げる。
彼にとって空は仲間の墓でしかない。
僚機が合格通知をもろに浴び墜落した光景を思い出し
拳が硬くなるのを覚える。
同期は皆、桜と共に散った。
いつしか航空隊に彼より老いた隊員はいなくなってしまった。
まだあどけなさの残る面々。徴兵されたばかりで経験も浅い。
あいつらを一人も死なせはしない――男は決意と共に立ち上がった。
34 :
名無しなのに合格:2007/01/26(金) 18:40:57 ID:zA8dyrnAO
ワロスWWWWW
クオリティ高すぎるよこのスレ
通信兵カモン
35 :
名無しなのに合格:2007/01/26(金) 18:57:16 ID:aBaNkxQmO
>>31の続き
この戦いの後、私たちは完全にバラバラな部隊に配属された。
ただ、そのうちの一人、親友の鈴木少尉とは比較的近い部隊であったので、
顔をあわせることも何度かあった。
その部隊は、駿台機動艦隊所属であった。
河合、代ゼミ機動艦隊と並ぶ日本三大艦隊である。
それからの一年は穏やかとも言えるものであった。
しかし訓練は欠かさなかった。
その甲斐あってか全国判定海戦、センタープレ島空戦などを経て、
私たちはひよっ子からは卒業できただろう。
そうこうしているうちに再び大規模な空戦が起こった。
駿台艦隊からも多数の犠牲者が出た。
しかし、このときも私と鈴木少尉は生きながらえることが出来た。
そしてこの戦闘の直後、また同じ部隊に配属となったのだ。
私たちはこの偶然を喜び合い、杯を交わし、
「オレたちは絶対終戦まで生き残るんだ」
と固く誓い合った。
お互い一年の間に随分と成長していて、
マーク沖海戦やベネッセ海海戦ではそこそこの戦果を残せた。
つらい時は励ましあい、楽しい時は喜び合う。
ずっとこんな日々が続くものだと思っていた。
しかし、戦争は残酷であった。
新課程初年度作戦。
この一連の戦闘の中、
彼は帰らぬ人となったのだ。
その数日前、慶應基地攻略戦後に偶然会った彼が
「オレはもうダメかもしれん」
と疲れた顔で力なく笑っていたのが今でも忘れられない。
その後の名も無き戦闘で、彼は亡くなった。
他の同期もこの作戦中に行方不明となり、戦死とされた。
36 :
C-Sky ◆CSkygE8o.s :2007/01/26(金) 19:20:05 ID:gSDPzSXO0
「進路、都の西北、ヨーーーーーーーソローーーーーーーーッ」
(前略)私はリスニング追跡機から(目で追うな、耳で感じるんだ)そう思いながら、必死に逃げ続けた。本陣に戻る途中、こんな話を聞いた。「一般軍が迫っているらしい」と。どうやら戦争はもうすぐ終わりそうだ。私たちの敗北という結果で…。
38 :
名無しなのに合格:2007/01/27(土) 16:22:43 ID:IURDJxTG0
あげ
上官「よし。配置につけ!」少し見覚えがある。(何回か来たことがあるな)と思った次の瞬間、日本史錯乱部隊、国語部隊が攻撃を仕掛けてきた。
(位置がバレていたのか!?)と思いながらも応戦した。
しばらくして誰かが叫んだ。兵士A「じょ、上官!陽平が現れました!」
上官「何!?こんなときに…くそっ!」そしてまた誰かが叫んだ
兵士B「え、英語部隊だぁ!うわぁー」
英語兵A「ワタシタチヲナメルナヨ」陽平「シル、ク、ロード、です」
この二つの部隊の攻撃により、私の部隊は壊滅した。
生き残った私は最新型リスニング追跡機に追われることとなった…。
(後略)
長文スマソ。
40 :
通信兵〜ある現役女兵士の手記・二日目〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/28(日) 01:10:14 ID:7jlX/oMA0
21日早朝、我々の部隊も先陣部隊の援軍として前線に着いた。目を覆いたくなる惨状だった。センター本部は敵の攻撃を受け、壊滅していた。
足もとに1人の兵士が倒れている。全身にリスニング放射器による攻撃を受けた痕がある。手には無線機が握られている。援軍を要請したのは彼のようだ。
「全員で亡くなった者達を埋葬しろ」少将が命令する。「丁重に彼らを扱えよ。立派に戦った同士なのだから」少将は心の優しい人だった。誰の対しても優しく隊員から好かれていた。
━━━軍隊生活になじめなかった私は、同期だった彼にいつも助けてもらった。丁寧に指導する彼に、私はいつしか恋心を抱き始めていた。
到底手の届かない存在だった。彼は傑出した才能を有し、前途有望な人材と上官から期待されていた。対して、入隊直後から落ちこぼれと揶揄された私。月とスッポンだった。日に日に積もる思慕の情。ただ彼を見つめるだけだった。あの夏の日までは。
あの日、私は忘れ物を取りに教室に戻った。訓練終了後の教室には1人で訓練内容を復習する彼がいた。心臓の鼓動が速くなる。「忘れ物?」
「ええ・・・」
「そっか」
「いつも・・・ここで復習してるの?」
「ん?ああ。落ち着くしね」
「ふ〜ん・・・」一瞬の沈黙。彼は手を止めて、こちらを見た、そして、恥ずかしそうに呟く。「ずっと・・・」
「え?」
「いや、なんでも」うつむく彼。「・・・」
なんとなく彼の心中を察した私は言葉に詰まる。「・・・」ミーンミンミンミンミー ミーンミンミンミンミー 蝉の鳴き声だけが聞こえる
「どうかしたか?」笑顔で彼が、私の顔を覗き込む。部下と上官の間柄でも私達のなかは続いている。「気分でも悪いか?」
「いいえ、何でもありません」「そうか」そう言って、彼は巡回を続けた。
作業を終えると我々は先へ進んだ。途中先陣部隊の兵を何十人か保護した。彼らは傷だらけで、衰弱していた。一体何が?先陣部隊はどこへ?
「味方はどうやら敵に包囲されているようだ」事情聴取を終えた彼は拡声器で話した。「話によると、シュワン・シュライデン両大尉率いる生物部隊に包囲され、身動きが取れなくなっているようだ。これより救助に向かう。気を引き締めるように」
41 :
通信兵〜ある現役女兵士の手記・二日目〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/28(日) 01:12:15 ID:7jlX/oMA0
だんだん木々が多くなってきた。敵は今どこにいるのだろう。「全軍静止。偵察を出せ」彼が命令を下す。
しばらくして偵察に行ってきた兵が戻ってきた。「すぐ近くの丘に我が軍が包囲されています。生物部隊はインフルエンザをばら撒いていて危険です」
「そうか・・・。全員に予防注射をするように伝えてくれ。それで防げるだろう。予防注射が済み次第、行動を開始する」
「シュワン大尉!シュライデン大尉!敵の援軍が来ました!」伝令が生物部隊司令部に駆け込む。「来たか・・・」つぶやくシュライデン。
「打ち合わせの通りに行動しろ。長官の読みは100%だ」落ち着いた様子のシュワン。
「隊長!敵は逃げていきます」生物部隊はあっという間に逃げ出してしまった。
「追撃はするな!味方の救助が先だ」と、言うや否や真っ先に丘を駆け上る。「みんな無事かー!」
「この先に数学隊が地下要塞を築いて、我々を待ち構えている」彼が拡声器で全軍に今後の作戦を伝える。
「足切り森には化学部隊が息を潜めている。そして・・・」少し間をおいて「赤点山には物理部隊がいる。センター防衛軍長官ニュートン中将の司令部もそこにある」ざわめきがおこる。
ニュートン中将・・・。「不敗将軍」と言われる名将だ。一兵卒から瞬く間に昇級し、戦史に残る「赤点戦争」を指揮してその名を轟かせた。怯えるのも無理はない。
「みんな大丈夫だ」彼は全軍に語りかけた。
「敵は先陣部隊を破って油断している。先の生物部隊のように準備が整っておらず、逃げ出すはずだ。それに士気もこちらの方が高い。また地下要塞から赤点山まで距離がある。圧倒的にこちらが有利だ」ざわめきが消える。「地下要塞に向かう。準備を始めろ」
42 :
通信兵〜ある現役女兵士の手記・二日目〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/28(日) 01:13:51 ID:7jlX/oMA0
まるで地面が口を開けている様だ。幾つもの穴が崖に沿って掘られている。ここを放って置くと背後からの援助物資が途絶えてしまう。
数学隊は武力では我々に劣るが、その分知略を駆使し戦う厄介な相手だ。戦術にも長け、奇抜な攻撃を仕掛けてくる。危険だが中に入って敵を殲滅するしかない。
隊を幾つかに分けて、各部隊ごとに侵入する。私は彼と共に地下要塞に侵入した。暗い。だが通路は広く掘られ、整備も行き届いている。
「各部隊には伝えたけど」彼が呟く。「ここはとても深いんだ。それに複雑に入り組んでいるから気をつけないと全滅してしまう」全滅・・・?どう関係があるのだろうか?
突然隣の通路から足音が聞こえてくる。敵だ!銃を構える。「待て!」彼が止める。「壱」彼がそう言うと「参」と帰ってきた。
「味方だ。『参』だから第三部隊だな」洞窟の中で同士討ちを防ぐため、事前に暗号を作っていたようだ。
第三部隊と共に先に進む。途中、他の部隊も合流した。一向に敵は現れない。とうとう地下要塞を出てしまった。困惑する彼。「おかしい・・・。一体どこへ?」
「逃げ出したのではないんですか?」伍長が笑顔で尋ねた。
「そうか?」
「ええ。先の勝利で油断していたいたのでしょう。我々が来るのに何の備えもしていない。いくらニュートンでもどうにもできません。ほら、目の前の『足切り森』だって、静かじゃないですか」
「『足切り森』・・・。いかん・・・。全員戻れ!」一発の化学式が伍長の足を射抜く。「ぐっ!」
「伍長!大丈夫か!」伍長を支える彼。「くそ、完全に謀られた」
43 :
通信兵〜ある現役女兵士の手記・二日目〜 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/28(日) 01:14:34 ID:7jlX/oMA0
━━━赤点山山頂付近 センター防衛軍司令部
標高200mばかりの山の山頂から敵の援軍部隊が出てくるのを見つめるニュートン。
「長官」物理部隊隊長オーム大佐が話しかける。振り返るニュートン。
「数学隊隊長ド・モルガン大佐から連絡がありました。敵兵はすべて要塞から出たそうです」
「フム・・・」向き直り、ポケットからリンゴを取り出すニュートン。「オーム君」
「はい」ニュートンはリンゴを崖の下に落とした。まっすぐ落ちていくリンゴ。
「リンゴはなぜ下に落ちると思うかね?」
「はい。重力があるからです」
「その通り。少し付け加えるとリンゴは地球が発する重力に引っ張られ下に落ちていくのだ。避けることはできない。彼らもまた然り」振り返るニュートン。リンゴが潰れる音がする。
「運命という名の重力から逃げることはできないのだよ。どんなにあがこうとも、運命に引っ張られ、どうにもできないのだ」再び向き直るニュートン。「オーム君」
「はい」
「ド・モルガン君と化学部隊キューリー両隊長に伝えてくれ。正午に攻撃開始だ。君はまだ待機してほしい。敵の行動を見て判断する」
「はい!」去っていくオーム。
「さて、どうでるかな?」ニュートンは敵兵を眺めつつそう言った。
通信兵が好きな軍人(西洋、東洋問わず)って誰?
マジで聞きたい。
45 :
名無しなのに合格:2007/01/28(日) 01:23:17 ID:9aHDKXTwO
ゴルゴ13
46 :
通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/28(日) 15:51:13 ID:SaxgN9Xs0
山本五十六かな
軍人なのに戦争回避のために尽力。あくまで防衛に徹した人物はそうはいないでしょ。
諸葛亮孔明もいいね
何この神スレ
48 :
名無しなのに合格:2007/01/28(日) 17:16:57 ID:FbauxvKo0
過疎
49 :
名無しなのに合格:2007/01/28(日) 18:45:33 ID:dXD+n+okO
真田昌幸と楠木正成が好き
50 :
C-Sky ◆CSkygE8o.s :2007/01/28(日) 18:47:04 ID:aIw4mbi50
ぼくは井上成美ちゃん!
大学入試センター連合(通称NCUEE)からの宣戦布告を受けて祖国日本はNCUEEとの交戦を余儀なくされ、私は校長陛下の命で戦場へ赴いた。
1月20日
激戦地東京にて9時30分に現社軍との開戦が始まった。
私は950名を従え現社部隊を攻撃した。
情報によると現社軍の兵力は100名といわれ、すぐに制圧できると思っていた。
しかし、それは現社軍の情報工作でハヴィガースト、レヴィン、ルソーらによって苦戦を強いられ撤退を余儀なくされた。
馬鹿な!撤退を余儀なくさせられるとは!
最強と言われた我が国公立部隊にも46名の死者がでるとは!!
10時30分−ついに東京は制圧されてしまった。
現社軍との交戦のあと、我々は西へ西へと逃走していったが、世界史軍、国語軍、英語軍により、名古屋、大阪、神戸と次々と制圧されていった。
突厥の奇襲攻撃、洋平の罠、パットの緑の薬物により223名もの尊い命が失われてしまった。
大丈夫だ・・・・・・かつての同盟国である数学共和国、地学民国となら情報も豊富にあるし勝てるはずだ・・・
日本を裏切った国には裁きを受けてもらうぞフヒヒ・・・
そう呟き、私は少しばかりの休息をとることにした。
その時私はまだ、数学軍の本当の力を知らなかった・・・
絹代、お父さんは寂しいです…
×激戦地東京にて9時30分に現社軍との開戦が始まった。
○激戦地東京にて9時30分に現社軍との戦いが始まった。
だめだorz
54 :
名無しなのに合格:2007/01/29(月) 03:16:33 ID:MCiDTEfR0
このスレッド超うける(笑)
55 :
名無しなのに合格:2007/01/29(月) 03:32:10 ID:BVMPNdr2O
皇國ノ興廃此ノ一戦ニアリ 各員一層奮励努力セヨ ('A')ゞ
早朝に目が覚め、私はペンを持った。これが最後になるかもしれない。君達がこの文書を読む頃、私はいなくなるだろう。
一般攻略のため、私は動きだすことにした。あのセンターの屈辱を晴らすために。
要となってくる、単語や文法などの兵力を強化することにした。しかし、もう間に合わないかもしれない。
私はある決心をした。それは、二月に起きるであろう大きな戦いに敗北したとしても、いつか必ず…。
そして、私は逃走した兵を集め、過去問という名のある戦略家を味方につけた。
(やるだけのことはやった、あとは神が決めることだ)
もう、戻れない。いわゆる背水の陣だ。こんなにも追い込まれたのは生まれて初めてだった。情けないことに体が震え、目頭から熱いものを感じた。
もし、これを見ている人がいれば、私はもうだめだが、君にはどうにか生き残って欲しい。
そして私は戦地に赴く。そう、再び戦いの業火へ…。
p.s
通信兵さん、私も孔明好きです。長文スマソ。
57 :
空き時間に書き切れると思もった件について:2007/01/29(月) 13:59:39 ID:Kz5wvc+/O
2007年1月20日、0930に大学入試センター試験(NCTUA)は我々に対し宣戦布告し、同時に現社部隊を侵攻させた。
宣戦同時攻撃であった。
そもそもNCTUAと我々受験連合との衝突は四半世紀続いており、16年前に平和国家を目指し大学共通一次試験から大学入試センター試験に改称してからも、それが変わることはなかった。
その度に我々は血で血を拭い続けたのである。
58 :
空き時間に(ry:2007/01/29(月) 14:08:27 ID:Kz5wvc+/O
0930 現社部隊を発見、同時に戦闘が始まった。
当初我々はこの迎撃部隊に自信を持っており、最悪の状況であっても損失は2割と予想していた。
しかし予想に反し、戦いの蓋を開けてみれば敵の攻撃に我が軍は苦戦し、4割の戦死者を出してしまった。
我が軍で精鋭部隊と呼ばれ、圧倒的勝利を望まれた現社迎撃部隊の辛勝は我々に暗雲をもたらした
59 :
空き時間(ry:2007/01/29(月) 14:30:25 ID:Kz5wvc+/O
地理要塞防衛戦は我々の勝利であった、現社迎撃部隊に並び称された精鋭部隊の大勝利は我が軍の士気を向上させた。
そもそも地理要塞は軍事的要衝であり、ここを制圧されては我が軍の勝利は期待出来ないものになっていただろう不安が拭われたのは大きかった。
我々受験連合は勢いにのり 苦戦が予想された国語諸島沖海戦にも勝利を納め、情勢を優位に保っていた。あの時までは……
60 :
名無しなのに合格:2007/01/29(月) 15:40:13 ID:b5hs1NSxO
軍曹「これが最後の警告だ!」
61 :
空き時間(ry:2007/01/29(月) 19:20:21 ID:Kz5wvc+/O
勢いにのっていた我々受験連合はNCTUA首都への道を開くため、山間に囲まれた英語地方の文法回廊の敵基地を制圧し、そこをNCTUA首都制圧作戦の拠点とするため、大兵力を組織した。
独特の地形ゆえに文法回廊には航空基地はなく、戦いは地上軍同士で熾烈を極めると予想された。
当然道中で敵の激しい抵抗に会うと予想していたが、直前まで全く敵の抵抗はなく、それぞれの部隊に不穏な空気が漂っていた。
そしてその後、その回廊は味方の死者で埋め尽くされるわけだが………
62 :
通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/01/29(月) 19:33:39 ID:yeQpMque0
ハイレベルレスの山になりそうだ
暇な時間にメモ帳でゆっくり考えながら作るといいよ
63 :
空き時間(ry:2007/01/29(月) 19:37:10 ID:Kz5wvc+/O
独特の低音が空に響く。
敵基地が見えてきた時、みなが空を見上げ、敵の抵抗が全く無かった意味を理解した。
NCTUAはもとよりこの基地の防衛に地上戦力を割くつもりはなく、我々を誘いこんだ後で爆撃するつもりだったらしい。
当初、航空戦力を予測していなかった我々はなすがままにされ、20機はあろうかというTu-95が我々を爆撃し去っていった。
後には何も残らなかった
64 :
空き時間(ry:2007/01/29(月) 19:57:18 ID:Kz5wvc+/O
英語地方戦で多大な損失を受けたため作戦司令本部は兵力を再編し、開戦以来NCTUAに制圧されていた中立国『生物』の解放作戦に乗り出した。
生物は天然資源に恵まれ、両国に『うま味』のある国であり、それ故に昔から大国の軍拡シーソーゲームに巻き込まれてきた歴史がある。
だから中立国という道を歩んだわけでもあるが
65 :
空き時間(ry:2007/01/29(月) 20:24:15 ID:Kz5wvc+/O
生物はあっけなく陥落した、拍子抜けであった。
生物を制圧していた師団の中心を成していたのは第一遺伝連隊であり、この部隊の指揮官メンデル少将はカミソリメンデルの異名を取るほど頭が切れる指揮官であり、苦戦が予想された。
しかし、どうやら撤退を始めていたらしく、攻撃していたのは時間稼ぎの部隊であったらしい。
我々、受験連合は既に決定されていた数学海岸上陸作戦に向けて意気揚々であった。
66 :
五十五万人の同胞に告ぐ〜一兵卒の回顧録〜:2007/01/29(月) 21:06:52 ID:LDxahMrp0
早いものであれからもう一週間が過ぎた。一年間という長いようで短い訓練を経て私達が従軍したセンター軍との戦いの真実をここに記す。
〜会戦一週間前〜
私は苛立っていた。私達一般兵がセンター軍との戦いに向けて最終訓練を受けている中、彼らは眠り、または個人の遊興にふけっていた。
推薦組と呼ばれるエリート兵集団である。
彼らには私達のような悲壮さが感じられなかった。
それもそのはずである、彼らはセンター軍との勝敗に関わらず英雄として教官に賞賛され、意気揚々とわが軍を退役していく者達だった。
会戦の日が近づくにつれ、私の周囲の仲間達も抑えきれない不満を口にし始めた。
しかし誰一人としてそれを表立って言おうとはしなかった。そんなことも出来ないほど私達は差し迫ったセンター軍との戦いに猛進していたのだった。
〜会戦前日〜
彼ら推薦組と和解がなったのはいよいよ明日に会戦を控えた日であった。。
我が軍団内では明日の会戦に向けて全教官による激励集会が開かれた。普段は私達一般兵の前に姿を現すことのない軍団長殿と副軍団長殿のご臨席、
軍団長殿による激励のお言葉を賜り、私達の士気は高揚した。
私の所属していた第二訓練小隊でも独自に指導教官殿から必勝を祈願した兵糧を頂いた。
事が起こったのはその後である。推薦組のとある兵士が私達一般兵に巷で話題になっている菓子を配り始めた。
彼らの言わんとするところは誰もが感じていた。もはや誰の胸の内にも彼らに対する憎しみはなかったことだろう。
こうしてすべての準備は整った。午後十一時、私は明日の奮戦を誓いながら眠りに落ちていった。
67 :
五十五万人の同胞に告ぐ〜一兵卒の回顧録〜:2007/01/29(月) 21:07:54 ID:LDxahMrp0
〜会戦〜
翌朝、軍団で定められた集合場所にて教官殿の最後の激励を受け私の配属された大隊は予定通り会敵予定点へ歩を進めた。
そして一月二十日午前九時三十分、今回の戦争の前哨戦とも言えるセンター公民方面軍との戦闘が始まった。
「予定通り我が大隊は現社大隊を突破し公民方面軍を撃破する」
「はいっ!」
予定通りだった、公民方面軍の中でも兵種が多岐に渡り、個々の兵に対する対策が甘くても容易に突破できると予想されていた現社大隊。
損失は二割、多くとも二割五部程度と思われていた。
しかし私達の甘い目論見は交戦開始五分後には皆の知るところとなった。
「隊長……何処か様子が変です」
「うむ、そのようだ皆に心してかかれと伝えてくれ」
臆した仲間の一部は倫理大隊や政経大隊突破へと向かっていった。
周囲を警戒しながら少しずつ、進軍していった。その時である、ハヴィガースト、レヴィンという聞き慣れない名の将と
ルソー大佐に率いられた現社大隊の精鋭が私達を待ち構えていた。
私達を包囲した現社大隊はレポート作成砲で私達の兵力を削ぎにかかった。
この攻撃でどれほどの同胞が散っていったことか……
砲撃をかいくぐりたどり着いた先には、ベル、ウェーバー、フロム率いる別働隊が私達の行く手を阻んだ。
一時間に及ぶ戦いの後、全軍の被害は約半数に上った。
現社大隊との戦闘を避け、倫理、政経両部隊を撃破にまわった友軍の被害が四割程度だったのは不幸中の幸いだった。
辛くも勝利はしたもののこの戦いが私達の士気を大きく下げたのは言うまでもない。
数十分後、地理歴史旅団との戦闘が始まった。
十分な対策を行い、情報量も十分、見慣れぬ二連装正誤判定爆弾に多少驚きながら私達は地理歴史旅団を撃破した。
公民方面軍との戦いで落ち込んだ士気も地理歴史旅団に快勝した事で回復の兆しを見せ、続く国語要塞攻略作戦へ前途は明るいように思われた。
68 :
五十五万人の同胞に告ぐ〜一兵卒の回顧録〜:2007/01/29(月) 21:12:44 ID:LDxahMrp0
国語要塞攻略作戦……全兵力の八割以上を投入し、二百人の守備兵を撃破する。ただそれだけのはずだった……
国語要塞、英語港、数学防衛線、この三地点はセンター軍の誇る鉄壁の拠点であり、
私達にとってこの三つが制圧できなければあとの戦いでいかに勝とうともセンター軍に敗北するという、魔の地点。
指導教官から幾度も指導を受け、また多くの自己鍛錬を積んだのもすべてはこれらの拠点攻略のためだった。
「どう思うかね?」
「分かりません……、指導教官殿が言うには、昨年軍団編成に失敗し簡単に陥落している以上今回は甘くない、と」
「うむ、私も同じ意見だ。今回は昨年のようにはいかんだろうな」
「やはりですか……」
「だが、自信を持ちたまえ。君らはそれを見越して多くの訓練を受けてきたのだろう? 今は心配するだけ無駄だ」
「はいっ!」
十三時三十分国語要塞攻略作戦が発動された。
遠くに見える要塞をに向けて進む。時折飛んでくる評論隊の難語迫撃砲をかわし、敵の狙いとは反対の道を進み平野に出た。
そこには古文・漢文連隊が陣を敷き私達を待ち構えていた。
予備訓練で何度か目にした兵部卿と按察使の率いる古文連隊と見慣れぬ七言絶句の陣を敷いた漢文連隊は私達を混乱させた。
見慣れた古文連隊はさして難敵でもなく短時間で攻略できた。
漢文連隊の攻略に幾分かの犠牲は出たが、想定の範囲内であり予定通り
国語要塞は陥落すると私も思い始めた矢先、悲劇が起こった。
国語要塞への街道脇に一軒の民家があり、そこには一人の女性と数人の子ども達、そして生活の糧となっている蚕がいた。
先ほどの古漢連隊との戦闘で疲弊した私達はその民家脇の小川のほとりで小休止することにした。
その女性は絹代と名乗った。
私達は疲れた体を休め、絹代に次の戦いでの必勝を誓い要塞への進軍を再開した。
思えば……この出会いさえなければ、同胞達の悲劇は起こらなかったのかもしれない……
数学海岸上陸の際、作戦司令本部は敵陣地が二つに別れていることから攻略部隊をIA・UBと名付け、同時に攻め入る作戦を立てた。
それに対し、NCTUAは全兵力のほとんどをこの海岸線に結集させ、それらはもはや空前の規模であった。
この海岸に上陸させてしまっては後がないということは十分わかっていたのである。
戦闘開始前夜、我々には楽観的な空気が流れていた。
数学海岸上陸作戦は我々の圧倒的敗北であった。
ここに記録が残っている
1100 数学海岸沖に結集した戦力が上陸に向け進撃開始
1115 敵陣地に向け艦砲射撃開始
1120 IA上陸部隊に向け敵陣地からの機銃掃射 、並びに後方支援艦への対艦ミサイル発射開始を確認。
1122 ミサイル発射施設の爆撃を図るも敵航空戦力、対空火器による抵抗が激しく一施設の破壊に留まる。
1135 戦艦・二次関数、対艦ミサイルを受け轟沈
1147 揚陸艦・平面図形 敵航空機からの魚雷を受け大破、航行不能
1151 IA部隊の一部が上陸するも拠点確保ならず
1203 敵爆撃機の飛来をレーダーで確認、IA部隊は撤収を開始
1210 空母・確率が到着し、搭載機が敵爆撃隊の迎撃に出たため、IA上陸部隊の撤収は成功
UB部隊はほぼ壊滅で、記録も残っていない。
この戦いで作戦部隊は7割りを失い、劣勢であったNCTUAは息を吹き返し、戦争は膠着状態になった
72 :
従軍記者:2007/01/29(月) 23:31:40 ID:Kz5wvc+/O
戦争が膠着状態にはいり一周間が経った。
互いにこの期間で補給と整備、兵力の再編を行っているようだ。
大規模な戦闘は1ヶ月程先までないとの見方が大勢を占めている。
諜報部によるとNCTUAのバックについていた国立大がついに参戦するらしい
先日一人の兵士に話を聞く機会があった。
『一ヶ月後の戦いでは、味方がもっと死ぬよ。
この戦いを残酷だと思ったこともあるし、逃げ出したいと思ったこともある
でも今までやってきた仲間を見ると、逃げ出すなんて出来ないよ。
次の戦いでは国立大が主力になる、俺達は疲れきっているし、兵力も向こうに足りない。
でも諦めないよ、仲間を信じて戦う。そうすればこの戦争勝てると信じてる。』
彼が一ヶ月後に生きているかどうかは分からない
戦争というのは無情である、どれほど注意しても生き残れるとは限らない
しかし、それに対する準備を怠った者が生き残れる程は甘くないと、私は思っている。
73 :
従軍記者:2007/01/29(月) 23:32:50 ID:Kz5wvc+/O
長々と失礼しました。
書いていくうちに矛盾とかあったと思うので、その辺りはあんまり指摘しないでくださいwww
ではこれをみてる受験生さん、がんばりましょう!!!
74 :
名無しなのに合格:2007/01/30(火) 01:14:34 ID:NsP7Ex2EO
<(^O^)大日本帝國再興の為、九州國公立艦隊の制圧に向かいます
200X年。社会に広がる格差同様、学歴の格差もまた同様に広がりつつある世界。
マーチ連合は高学歴ブロックを形成し、日東駒専包囲網により、我が皇国を陥れんと画策。
我が皇国を低学歴ブロックへと追いやろうとするも、我々の断固たる意思でこれを押しのけてきた。
200x年11月某日、連合側は負け組みノートなる事実上の最終通告を皇国に突きつける。
しかしそれは我が皇国にとって到底受け入れがたい内容のものであり、この状況を打破するためには
連合側との受験やむなしと御前会議にて判断。
程なくして我が皇国と連合側による激戦の火蓋が切って落とされることとなった・・・。
第一話 給費生試験港の奇襲!
12月初旬
皇国はマーチ連合による日東駒専包囲網打破を決定。
決定した以上は先手を打ってなるべく早期に開戦することが望ましいという考えから、
神奈川大共和国内の給費生試験港に奇襲をかけることとした。
この港にはマーチ連合軍の部隊がいくつか集結中であり、ここの給費生試験、或いは一般試験免除の
どちらかの施設を制圧すれば、今後の連合側との戦いを有利に進められると考えられた。
12月23日
「我作戦に成功せり。これより帰還する」
至るところが炎上し、黒煙を上げている給費生試験港を尻目に二機の戦闘機が、洋上の空母「無勉」を目指し飛行していた。
「いやぁ、大尉!見てください、連合軍の兵士どもゴキブリみたいに逃げ回ってますよw」
「今日は陛下の御誕生日だ。いい贈り物になるな。」
「そうですね!国にいる娘にも良いクリスマスプレゼントになりますよ!」
「おっと、敵性言語の使用は慎めよ」
「あっすいません!大尉!」
「いいんだ別に。しかしあれだな、ついに始まったわけか・・・」
「ええ、ワクワクしますね!」
「ああ・・・そうだな・・・。」
まるで無邪気な子供のような返事をする若いパイロットとは対象に、幾多の修羅場を潜り抜けてきたと思われる
ベテランのパイロットはこれから起る惨劇を予想していたのだろうか、複雑な表情を浮かべながら、炎上する港
をキャノピー越しに眺めていた・・・。
77 :
名無しなのに合格:2007/01/31(水) 18:51:22 ID:QnkuQ3xy0
神スレ上げ
第二話 法政海戦!
先の給費生試験港の奇襲により、一般試験免除施設を制圧した皇国は、本格的に
マーチ連合との受験に乗り出す。
まずその最初の足がかりとして、法政海上にいるマーチ連合艦隊の駆逐を図るが・・・。
二月上旬 法政海付近上 巡洋艦「利根」中央指揮所
「上空から敵英単語部隊接近!我が軍の単語帳に存在しないことから、新型の単語と思われます!」
「クソ・・・連合軍め、新型を投入するとは・・・。いや、まずは敵艦隊を叩くのが先だ!
そんなハエどもは適当にあしらっとけ!」
「了解!あっ!!10時方向に敵艦発見!この形状は・・・政経級駆逐艦かと思われます!」
「何?政経級だと?」
政経級は連合側の主要教科であったが、皇国軍は先の奇襲の際にめった打ちにしていた。
そのことから政経級は単なるザコ艦として認識されていた。
「なぁーに、政経級なら楽勝だ!1.5_エンピツ砲で粉々にしてやれ!」
「了解!1.5_エンピツ砲発射用意!目標 政経級駆逐艦!」
「空母無勉から緊急連絡!・・・えっなんだって・・・!?」
「どうした?」
「大変です!無勉が政経級駆逐艦の攻撃により大破!これ以上の作戦続行は不可能だと・・・」
「なんだと!?政経級にやられただと!?」
そう、今回の戦いから政経級駆逐艦は記述式レーダーを搭載し、強力な火気管制システムを装備していた。
もはやそれは給費生試験時のそれとは大きく異なるものであった。赤本偵察を怠っていた皇国側はこの情報を
掴んでおらず、相変わらず油断していたのだ。
「畜生!そんなザコどもに我が軍の艦が負けるはずが無い!早く1.5_エンピツ砲を打ち込め!」
「了解!1.5_エンピツ・・・。うあああ!!」
突如利根の艦体が左右に大きく揺れた。記述式レーダーにより確実に利根を捉えた政経級が攻撃を開始したのだ。
もはや連合側の最新技術を前に皇国側は為す術が無かった。
「艦後方部浸水!沈没は時間の問題かと・・・」
「仕方あるまい・・・総員退避!」
政経級による砲撃を受け、無残な姿となりつつある利根から多くの乗組員達が海へと飛び込んでいった。
周囲には利根と同様に連合軍側の攻撃を受け、大破した皇国軍側の艦がいくつもあった。
こうして法政海上での戦いはマーチ連合の圧勝で終わったのである・・・。
第三話 明学島からの不合格通知(てがみ)
法政海上での戦いを機に、皇国側は絶対合格圏を成成明ラインまで後退させることを決定。
この圏内にある明治学院島にて連合軍側を迎い撃ち、反撃の機会を狙うが・・・。
「畜生!話と違うじゃねえか!この明治学院島に上陸して来るヤツらザコ連中なんじゃなかったのか!?」
皇国軍の最高司令部である大本営は、事前に得た偏差値などの情報から、この島に上陸するであろう敵部隊の錬度は
低く、合格を得るのは極めて容易と判断しており、この前線部隊にもそのことが伝えられていた。
「なんだよこの火力!まるでよく鍛えられた連合軍兵士そのものじゃねえか!」
そう、この島に上陸した敵部隊は一般的な連合軍兵士と何ら変わりの無い錬度を持った部隊であったのだ。
皇国側が赤本偵察を怠ったことにより、またしても敵情をしっかりと把握できていなかったのだ。
「ったく三八式じゃ手も足も出ねえ・・・。おいっ九六式撃ちまくれ!」
M1ガーランドシャーペンやトンプソンイレイザーといった連射力に優れた火器を装備していた連合軍側に対し、
皇国側は単発式の三八式鉛筆がいまだ主力火器であった。当然両軍の火力の差には大きな差があった。
「クソッ!機関銃手まで死んでやがる!しかも敵の居場所すらマトモに掴めねぇ!こーなりゃヤケクソだ!!」
その兵士は近くに寝転んでた兵士の死体から九六式機関鉛筆をぶん取ると、恐らく敵が潜んでいると思われる
真っ白な解答用紙の原野に向かってその引き金を引き続けた。そして手榴弾を取り出すと、そのピンを抜き、
「もうムリぽ」
と大きく叫ぶと、肉片となり散っていった・・・。
81 :
通信兵 ◆Xb1uNrfekw :2007/02/01(木) 22:15:44 ID:jfMreUrPO
スゲー
時間なくて続きが出来ない(:_;)
第四話 漢たちの大和
法政海、明治学院島での敗北により、戦況は皇国側にとってより一層厳しいものとなる。
マーチ連合側は皇国に無条件神奈川大入学を勧める「ダメぽ宣言」の受諾を求めるが、皇国側はこれを拒否。
大本営は明治学院島の三月入試基地制圧を目指す「三月決戦」を叫び、皇国軍の秘蔵兵器である戦艦大和に出願命令を下す・・・。
皇国海軍 呉基地内ドッグ
「ついに大和の出番が来たわけか・・・。」
「ええ・・・。ついに、ですね・・・。」
「君は開戦前に模試という学者が、皇国はこの戦争に負けると予測していたのを覚えているかね?」
「ええ、はい。しかしあれは皇国軍人としては到底認められない内容で・・・」
「私も開戦前はそう思っていたよ・・・。だが今ではそれは正しかったように思う」
「か、艦長・・・」
「はっきり言って私はもうマーチ連合には負けたと思っている。でも、」
「でも?」
「このまま連合の言うままにダメぽ宣言を受け入れ、無条件神奈川大入学を認めるわけにもいかない。
三月入試を制し、少しでも皇国が優位な位置に立った後、マーチ連合と和平を結ぶ・・・。
これが今の皇国にとって最善の策であると私は思う・・・」
「私もそう思います・・・」
「恐らく大本営の中にもこう考えている者がいるだろう・・・。だからこそ、我々は必ずや勝利を掴まなければならない・・・!!」
二人の視線の先には、巨大な戦艦、「大和」の姿があった。
ただでさえ巨大な艦体が、備え付けられた太宰府製合格エンピツ砲により、より一層大きく感じさせられた。
その姿はまさに「最終兵器」に相応しかった。
甲板には出願準備で忙しそうな乗組員たちの姿が見える。そのうちの一人が艦長のもとに駆け寄ってきた。
「艦長!出願準備完了しました!デッキの方へご搭乗願います!」
「うむ・・・」
艦長は艦内放送用マイクを手に取ると、そのスイッチを入れた。
「全乗組員に告ぐ!当艦は明治学院島 三月入試制圧の命を受け、これより出願する!
この戦いは皇国の未来を左右する戦いである!皇国の命運は諸君らの活躍にかかっている!
心してかかれ!!そして必ずや勝利を掴むのだ!!!」
こうして、皇国の命運を背負った「大和」は明治学院島を目指し、呉基地を後にした・・・。
83 :
名無しなのに合格:2007/02/02(金) 17:50:22 ID:3UgWSitP0
七日間戦争
第五話 俺は、君のためにこそ受けに行く
12月の給費生試験港の奇襲から始まったこの戦いもついに最終局面を迎える。
窮地に追い込まれた皇国側は、明治学院島の三月入試基地を攻撃し、マーチ連合側に対して最後の反抗を試みる。
その為の最終兵器として戦艦大和が送り込まれるが・・・。
皇国陸軍航空隊 痴乱基地
「大尉、大和撃沈の話はお聞きになられましたか・・・?」
「いや、まだだが・・・。そうか・・・大和も沈んだか・・・」
「ええ・・・。最終兵器の名にふさわしい最期だったと・・・」
「そうか・・・。では私も大和に負けぬぐらいの最期を遂げぬといかんようだな・・・。」
大尉と呼ばれる兵士がそういった途端、部下と思われる兵士は、ただでさえ複雑であった表情をより一層複雑にさせた。
「・・・私も後から必ず!」
「・・・いや、お前は残れ」
「でも大尉だけが死ぬわけには・・・!」
「いいか・・・もうすぐこの戦争は終わる。この特攻隊も私が最後の出撃になるだろう。おまえのような若者が
今こんなとこで散るのはもったいなすぎる。まさしく無駄死にだよ。」
「しかし私だって皇国の一軍人として名誉ある戦死を遂げ、靖国に祀られることが本望です!
こんなとこで安々と生き残っては、先に逝った者達に会わす顔がありません!どうか私をご一緒させてください!!」
「・・・そう思うのだったら」
「はい・・・?」
「そう思うのだったら、戦争が終わった後、この国の・・・この国に生きる全ての人々の為に力を尽くせ・・・!
それがお前が選ぶべき正しい道だ・・・」
「・・・大尉」
「わかったらここに残れ・・・」
「しかし・・・それなら大尉も残ってください!何故大尉だけ行くのですか!?」
「私は・・・今日まで多くの部下に死なせてきた・・・。そのくせ私だけ生き残ったら彼らは
どう思うだろう? 私は、彼らのためにも、彼らの元へと逝く必要があるんだ・・・。」
「そんなの勝手過ぎます!大尉だって・・・大尉だって・・・!!」
部下の兵士はもうほとんど泣きそうな顔をしていた。
大尉はゆっくりと部下に背を向けると、おもむろに「零点」のコクピット向かっていった。
確かに勝手かもな。だが俺は・・・受けに行かなければならない・・・。
そして・・・死ななければならないんだ・・・。すまない・・・。
そしてコクピットに乗り込むと、そこから、
「受かれ、絶対に」
と部下に言った。先程までほとんど半泣き状態であった部下は、その一言で己の決心を固めたかのように、大尉に向かって大きく敬礼した。
大尉は敬礼し返すと、そのまま明治学院島へと飛びだって行った・・・。
第五話 続き
明治学院島沖 200KM地点
「まもなく目標地点に到達。到達後、適当な攻撃目標を発見しだい攻撃する」
「了解。健闘を祈る」
思えば給費生試験港奇襲の時から、ずっとこの機体は変わってない・・・。
敵の兵器は日夜進歩しているというのに相変わらず我が軍は・・・。
こんな明確な戦力の差があるにも係わらず、それを認めようとしない。
そして下らぬ精神論で押しのける・・・。
いつからこの国は根拠ない自信を頼りにするようになったのだろうか・・・?
あぁ、こんなんだから負けるんだな。
俺は死ぬ間際になってそんなことがわかったんだな、と思うと大尉はクスッと笑った。
そうこうしているうちに目標地点である明治学院島が見えてきた。
「目標地点到達!港にイングリッシュ級戦艦発見!よし、これに突っ込む!」
「了解!無勉陛下バンザーイ!」
「無勉陛下バンザーイ!」
そう叫ぶと大尉の乗った零点は、対空砲火のシャワーを浴びながらイングリッシュ級戦艦に吸い込まれていった・・・。
86 :
名無しなのに合格:2007/02/03(土) 00:24:18 ID:7QuhL6YD0
あげ
ううっ・・・
塩化ナトリウム水溶液が
88 :
C-Sky ◆CSkygE8o.s :2007/02/03(土) 20:14:04 ID:LRSPUgkT0
England expects that every man will do his duty.
89 :
名無しなのに合格:2007/02/04(日) 01:04:11 ID:q1xXAvh9O
ああをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は鉛筆をにぎらせて
受験しろとをしへしや、
受験失敗して死ねよとて
十八までをそだてしや。
90 :
名無しなのに合格:2007/02/04(日) 01:46:16 ID:rlCf4KCkO
試験終了の鐘の声
人生無情の響きあり
隣の受験生の顔の色
不合格者多数のことわりををあらはす
A判の人も久しからず
ただ冬の日の夢のごとし
自信満々の者にもついには不合格通知
ひとえに破り捨てた万馬券に同じ
91 :
名無しなのに合格:2007/02/04(日) 01:54:10 ID:q1xXAvh9O
92 :
名無しなのに合格:2007/02/04(日) 01:55:59 ID:rlCf4KCkO
93 :
名無しなのに合格:2007/02/04(日) 23:04:37 ID:w8izQIoi0
レベル高い・・・
通信兵カモン 続きかけ
94 :
名無しなのに合格:2007/02/05(月) 23:01:00 ID:g70ze4sE0
早く書けよ 荒らすぞ
95 :
名無しなのに合格:2007/02/06(火) 01:05:14 ID:d28opTOH0
久しぶりの神スレ
96 :
名無しなのに合格:2007/02/06(火) 01:15:29 ID:MmhZwcJhO
97 :
名無しなのに合格:2007/02/06(火) 01:42:08 ID:vXWEJKcwO
俺この戦争が終わったら結婚するんだ
ああん
99 :
名無しなのに合格:2007/02/06(火) 12:02:58 ID:5P01FrRBO
>>9今更ながら、我が輩と同じ高校のにほひがする……
自分「軍曹殿!」
軍曹「なんだ!腰抜け!」
自分「サー!センター試験の点数を1点だけあげることはできませんか!1点だけでいいのです・・・!」
軍曹「理由を言ってみろ!」
自分「サー!弘前大学医学部の足切りの点数は675点なのですが、私の点数は674点なのです!このままでは不戦敗です!」
軍曹「この非国民が!この一年何をしていた!」
自分「サー!田舎者の自分が都会に出てきたため楽しすぎて、遊びほうけていました!申し訳ありません!」
軍曹「このバカ者が・・・!罰として貴様は前期、弘前大学医学部に出願しろ・・・!」
自分「!!ですが軍曹!!それだと自分は足を切られてしまいます!」
軍曹「サーをつけろサーを!(鞭で打つ)」
自分「ひいっ!申し訳ありません!サー!」
軍曹「それでいい。ではわかったな。後期は岐阜大学医学部に出願しろ」
自分「な・・・!!!」
軍曹「どうした?早く岐阜医出願に必要な『卒業証明書』を母校に注文しろ」
自分「サー!ですが・・・岐阜医後期は・・・倍率55.2倍です・・・」
軍曹「そうだ。特攻してこい」
自分「サー!前期は不戦敗、後期は京医名医京府医の滑り止め連中との55倍での戦い。それが自分に与えられた宿命だというのですか。・・・校長陛下万歳!!
さようなら一浪!こんにちは二浪!
___
←樹海| オワタ
 ̄|| ̄ ┗(^o^ )┓三
|| ┏┗ 三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
」
昨日リアル法政海戦を戦ってきたが、見事に散ってきた。
例え負け戦とわかっていても、戦いに行かねばならぬ。
それが軍に生きる者としての宿命なのだ。
我、皇国の為に殉ず。
102 :
名無しなのに合格:2007/02/06(火) 23:14:02 ID:9f9cBB740
103 :
名無しなのに合格:2007/02/07(水) 00:28:13 ID:IW2fKWriO
>>103 なななぜ覚えている・・・?
酉でググった?
とりあえずお久しぶりです><
105 :
名無しなのに合格:2007/02/08(木) 16:38:17 ID:Rs2LJLUD0
一等兵『待ってろよ、俺もいまお前の方へ行ってやるから』
106 :
C-Sky ◆CSkygE8o.s :2007/02/08(木) 23:39:54 ID:qrhGNWxd0
駒場沖海戦が近い
107 :
名無しなのに合格:2007/02/09(金) 15:19:51 ID:/I6edwHiO
天皇陛下万歳
108 :
名無しなのに合格:2007/02/10(土) 23:28:29 ID:z0vViVucO
ほしゅ
109 :
名無しなのに合格:2007/02/10(土) 23:31:02 ID:H88rzFp5O
『新世界で逢いましょう』
「伏せろ!」彼が叫ぶ。全員が身を伏せる。化学式が頭をかすめる。「洞窟には入るな!数学部隊がいるぞ!近くの岩に身を隠せ!」
この辺りには巨大な岩がいたるところに転がっていた。ベクトルと化学式の嵐を潜り抜け我々は身を隠した。
「洞窟に数学隊に注意しろ。いつでも打てる準備をしておけ」彼が大声で指示をする。
その間敵は攻撃を続けたが岩が我々の盾になっているので安全だ。しばらくして敵が攻撃を終えた。
「さてこれからどうするか」それぞれの岩に5〜6人が身を隠している。安全だが身動きが取れない。私は彼と伍長と二人の兵と共にいた。
「隊長…。申し訳ありません」負傷した伍長が彼に言った。「気にするな」
「突撃するんですか?」伍長はそう尋ねた。「いや」彼が答える。「撤退だ」「しかし…どこから」
「あそこに赤点山が見えるだろ。そっちは危険だ。だから足切り森を西に突っ切っていく。西に行くと狭い山道がある。あそこは守りの要所だ。今の戦力で敵の追撃を防ぐことができる」
森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森 「森に入るんですか?」と伍長。「手榴弾を使い敵を困乱させよう」
森森森森森森森森森森森森森森森山山森森森森森森森森 「隊長逃げるのは学生の恥です。」一人の兵が訴えた。
森森森森森森森森森森森森森山山山山山山森森森森森森 「我々は救援部隊だ。無理して勝つことはない」彼がその兵の目を見つめる。
森森森森森森森森森森森山山山山山山山山山山森森森森 「生きて恥を雪ごうではないか」頷く兵士。
森森森森森森森森森山山山山山山山山山山山山山山森森 「君に伝令を頼む。岩に隠れながら行け」「はっ」
森森森森森森森森森山山山山山山山山山山山山山山森森
森森森森森森森森森森森山山山山山山山山山山森森森森 伝令が戻ってきた。「全員に伝えました」
森森森森森森森森森森森森森山山山山山山森森森森森森 「よし。撤退だ」彼は手榴弾を取り出した。
森森森森森森森森森森森森森森森山山森森森森森森森森 「構え!」各班で手榴弾を持った兵達が構える。
森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森森 「投げろ!」数十個の手榴弾が足切り森に投げ込まれた。
森森森森森森森森森森 森森森森森森森森森森森 バーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!「うわー」敵兵の叫び声。
森森森森×× 森森森森森森 「走れ!」
森森森森×× ← 森森森森森森 我々は土煙舞い上がる森の中に駆け込んだ。
森森森森×× 岩 岩 ← 岩 岩
崖崖崖岩崖崖岩崖入口崖岩崖入口崖岩崖岩崖入口崖岩崖
←…撤退方向 岩…帝國軍が隠れている
入口…地下要塞入口 森…足切り森 山…赤点山
×…手榴弾着弾地点
━━━赤点山山頂付近
「おお、敵は逃げるのか」「そのようです」オームが答える。
「随分と早い決断だ」ニュートンは嬉しそうだ。「追撃しましょう」とオーム。
「よいよい。.逃がしておこう。ド・モルガン君とキューリー君達に伝えてくれ」と答えるニュートン。「しかし…」
[もう彼らは攻撃してこない。それに彼らが逃げた先は細い山道が続いている。あそこは守りやすく、攻めにくい場所。もし攻めたとしたら、我が軍の被害は少なく
ない。だが…」顔を曇らせるニュートン。
[敵軍の隊長はなんと言ったかな?」
「ワタナベです」答えるオーム。「そうか、彼をそのままにしておくのは危険だ。いずれ大物となって我々に牙を剥くだろう」
大きく伸びをするニュートン。「我々も戻るか」「はい」
こうしてセンターの戦いは幕を閉じた。
駄文ですみません
いつまでもセンターじゃいけないんで
113 :
名無しなのに合格:2007/02/11(日) 23:14:43 ID:lOgHSF7AO
通信兵キター-----(゚∀゚)------
114 :
名無しなのに合格:2007/02/12(月) 16:05:21 ID:Cy1zyJ2GO
保守
115 :
名無しなのに合格:2007/02/13(火) 00:40:58 ID:bWS683IaO
あげ
116 :
屯田兵:2007/02/13(火) 00:47:50 ID:hRSpSYF/O
隊長!バレンタイン補給部隊からの補給物資が一向に届く気配がありません!
117 :
名無しなのに合格:
↑バスの中にもかかわらず盛大にワロタ