15 :
ユーが名無しネ:
「あつーいぃ!」
グダクダと座り込むやっさん。
今日は外で撮影。太陽は容赦なくガンガン照り付ける。
それでもカメラを向けられるとスマイルを作らなあかん。大変な仕事や。
「やっさん、今度はスタジオに移動やって。立って?」
そう言って手を出すと全体重をかけてきた。俺は力いっぱい引きあげる。
「ありがと♪」
やっさんはそう言って前を歩いてた村上くんたちに追い付く。
俺を置いてくなや(笑)
大股でガツガツ早めに歩いてみんなの後ろに付いた。
「ほんま今日暑いなぁ!」
額の汗を拭いながらすばるくんが言う。
「温暖化!温暖化!」
ぴょんぴょん跳ねながらやっさんが言う。
何で二回言うたん?(笑)
ほんまに可愛い人やなぁ。年上やったよな、この人。
「しかしアイス食いたいなぁ…ガリっとしたやつ食いたいわぁ。」
横山くんが俺を見た。
な、なんやねん。この人、なんで俺を見てんの?
「なぁ、ヤスも食べたない?」
「ええねぇ、俺モナカが食いたくなった♪」
…この人ら。
「はぁ…俺買ってきましょか?」
「ほんまぁ?なんか催促したみたいやなぁ♪」
横山くんはわざとらしく俺に微笑む。
この人、ずるいわ。俺がやっさんに弱いの分かっとる。
「あ、たっちょん!俺も付いてこか?」