ジュニア同志のH小説2

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289ユーは名無しネ
疲れきっていた僕は、どうやら控え室で寝てしまったらしい
…眠い…体が重たい…誰かの気配は感じているものの、僕は起きあがるコトができなかった。
「誰もいないとこで無防備に寝てるなよ」
聞いたことのある声がする…もう起きないといけないのかな…
そう思いながらも、あまりの眠さに僕はまた、眠りにつこうとしていた…。
「ったく、人の気も知らないで…」
…なにかが唇に触れた。
バタンッというドアの音…唇の感触…夢…じゃない??
重い体をやっとの思いで起こし、眠い目をこすりながらあたりを見まわすが
モチロン、人の姿はない。当たり前だ…さっきドアの音が確かにした。
「なんだったんだろう…今の…」
まだ半分眠った頭で一生懸命考えてみるものの、うまく働かない。
ガチャッ…と入り口のドアの開く音がした。
290ユーは名無しネ:2001/08/11(土) 21:22
「あれ?田口起きたんだ?」
中丸くんと亀梨がジュースを飲みながら入ってきた。まだぼーっとしてる僕を見て中丸くんは
「オレらジュース買いに行ってたんだけど、あんまり気持ちよさそうに寝てたから起こさなかったんだ」
寝癖ついてる…という亀梨の言葉を聞いて僕は髪をなでた。
「あ…そうなんだ…僕以外に…この部屋に誰かいたっけ??」
中丸くんはフフッと笑いながら
「まだ寝ぼけてんの?聖も赤西も上田もいたじゃん」
「そういえば3人はどこ行っちゃったんだ?」
亀梨はそう言って当たりを見まわす。
でも、さっきは確かに誰かいたし…夢じゃなければ…キスされたと思うんだけど…
「2人はずっと一緒なの?」
この2人ではないだろうと思ったがとりあえず聞いてみた
「なんかそれ、おれらアヤシくね?」
「ホントだよ、その言いかた!ま、一緒にいたけどさ、カップルじゃねーんだからよ」
じゃあ…残りの3人のうちのだれかぁ??まさかねぇ…。
「まだ寝ぼけてんじゃねーの?ヘンだぞ?…いつもヘンだけど」
亀梨がポコっと僕の頭をたたいた
「…うん…また寝る」
夢だろうな、と思いつつ僕はまた寝なおすことにした
「また寝るのかよーおまえー」
という中丸くんの声がうっすら聞こえたような気がした…zzz…
291ユーは名無しネ:2001/08/11(土) 21:24
そんなことは忘れかけていた日のできごとだった

前からウチに遊びに来たいと言っていたので、仕事が終わって一緒に家に行くことにした。
田口家がどんだけ田舎にあるのか見てみたいんだってさ、失礼しちゃうよなー。
ちょうど明日は仕事も休みだし徹夜でゲーム大会しよー!って言ったら笑われた…いいじゃんかよー

「-ダメだ〜もう眠い…田口、そろそろゲームやめね?」
「え〜もう?明日せっかく休みなのにさ〜」
ふと時計を見ると、もう夜中の3時だった
「あれ、もうこんな時間だったんだ…」
「たくよーホンットにゲーム好きなんだなーおまえ」
「うん!だーいすき!」
「…おれも、好きなんだけど」
「うん?そうなの?じゃあもうちょっとやろうよぉ」
よっしゃ!と気合いを入れてSTARTボタンを押そうとした瞬間に電源を切られてしまった
「うわぁ!なにすんだよー!せっかく…」
はじめようと思ったのに!と言おうとしたら…口をふさがれた
「ゲームじゃなくてさ…田口が、好きなんだけど。…ゲームより楽しい事しようよ。」