1 :
ユーは名無しネ:
正直、話がこんがらがりすぎてて何が何だかサッパリ分からないわ、リレー小説。
>>3 人数が絞られてくればわかりやすくなるって。
1.町田慎吾 ジャックナイフ
2.風間俊介 (拳銃(小))奪われました。
3.生田斗真 拳銃(大)
4.中丸雄一 拳銃
5.横山 裕 ピストル
6.五関晃一 ブーメラン、風間の拳銃
7.良知真次 探知機
8.福原一哉 鎌
9.山下智久 マシンガン
10.萩原幸人 ダーツ1ダース
11.【死亡】赤西仁 クマのぬいぐるみ
12.【死亡】大堀治樹 例のゴム製品
13.橋田康 香取慎吾の公認うちわ
14.伊藤達哉 ?
15.【死亡】長谷川純 拳銃(小)
16.今井翼 ボーガン
17.村上信五 ?
18.田口淳之介 妻夫木聡の写真集
19.石田友一 瓦10枚(残り9枚)
20.【死亡】ジミーMackey ?
21.提箸一平 手榴弾
22.福田悠太 双眼鏡
23.渋谷すばる パチンコ
現在までの情報
・ゲーム開始から3時間以上が経過。
・生き残りは38名。
・あと19人の参戦可。
細かな地図
ttp://www.j-fukuoka.com/off-ivent00/off-ivent-br-top000-00.htm 大まかな地図
ttp://www.happy-ice.com/battle/map.cgi
ゲームってなに?何が起こってるわけ?なんで誰もいないんだよ・・・
島田直樹は歩いていた。最初の放送からずっと歩いて歩いて、人を探していた。
だってこんなの冗談に決まっている。誰でもいい、誰か見つけて説明してもらいたい。
島田の武器は日本刀だった。これが銃やナイフだったら、まだこの状況を
深刻に受け止められたのかもしれない。日本刀なんて浮世離れした物を持たされて
彼にはこれが現実だとはとても思えなかった。
「時代劇じゃないんだからさ・・・」
歩いても歩いても誰も見つからない。いい加減に疲れた島田は木の根に腰を下ろした。
そこへ不意にガサっという音が彼の背後に響く。
人がいる!
振り向くと、そこに立っていたのは秋山だった。
普段のままに、ニコニコと微笑みを浮かべて島田を見つめている。
「秋山くん・・・」
やっと自分以外の誰かと遭遇できた安心感に島田はほっとしていた。
自分で思っていたよりもずっと孤独感を感じていたのかもしれない。
「島田くんじゃない!よかった〜誰かいないかなーと思ってたんだよね。
隣座っていい?これってなんなんだろねぇ。ドッキリかな?
だって見てよ。オレの武器ってこれだよ?」
一気にまくしたてる秋山の手のひらに、ちょこんと乗っていたのは10個の小さな爆竹だった。
キミのはなに?と聞かれて日本刀を見せる島田。
「日本刀かぁ。いいなーオレの爆竹なんかより100倍かっこいいよ〜。
実はオレ、けっこう時代劇ファンなんだよね。いいないいなぁ。
舞台の殺陣シーンなんかも結構好きだったんだよねー」
秋山は目を輝かせて日本刀を見つめていた。
秋山くんって子供みたいだな・・・島田の顔が思わずほころぶ。
「ねぇ、ちょっとだけこれ持たせてくれない?
侍のポーズとかやってみちゃったりしていい?」
「いいですよ。秋山くんが侍ってなんだかアンバランスだけど」
そう言って笑いながら日本刀を差し出す島田。
「おおっすっげー!かっこいい!」
秋山が感嘆の声をあげながら次々とポーズを決める。
オレってキマってない?と言いながらバッサバッサと人を切り倒す振りをしたりしている。
そんな無邪気な秋山の様子を微笑んで見つめる島田。たとえハタチを過ぎてもこんな風でいたいな。
でもオレには無理かな。なんでか、ついクールきどっちゃうし。
自担いきなり死んでてショック・・・。
その時、シュッと風を切る音が島田の耳元で聞こえた。
鳥か何かが飛んできたのかと思い、首を動かす。ぐるりと辺りを見回して
目に飛び込んできたのは草むらに横たわる・・・腕。
腕・・・?
ゆっくりと自分の体の右へ視線を移すと、そこにあるべきものが無くなっていた。
「ギャーーーッ!!??」
右腕があったはずの肩から真っ赤な血が噴水のように吹き出している。
緑色の草の上にみるみる間に血が溜まってゆく。そこは既に小さな池のようになっていた。
真っ赤な、どこまでも真っ赤な池。
晴れ渡った空に秋山の明るい声が響く。
「日本刀ってやっぱすごいなー。切れ味抜群♪
いかがでしょう?当社の日本刀なら切れにくい物もスパっと切れます。
人間の腕だってこーんなに簡単に切り落とせちゃいまーす。
これが今ならなんと!19800円!いちきゅっぱですよ奥さん!
さらに今回だけの特別企画。島田くんの右腕もつけちゃいまーす。
島田くんの腕なんてプレミア必至だろうなぁ。」
深夜テレビの通信販売よろしく、しゃべり続ける秋山。
「なんだよギャーギャーうるさいなぁ。島田くん?どうしたの?血が噴水みたいだよ。
なんかキレイだけど・・・それにしても、あーっもーう・る・さ・い。」
紅く光る刀が島田の喉に突き刺さり・・・悲鳴は止んだ。
そこへのどかなチャイムの音が響き渡った。
抑揚の無い大野の声が死亡人数を告げる。
「大野くんがんばってるね。オレもがんばらなきゃ」
刀を手に笑顔のまま秋山は再び歩き出した。
>地図関係の皆様。
ありがとうございますうう。
特に簡易地図!
これならすぐに見られます。嬉しい。
そのうちどうしても禁止エリアが出ますもんねえ。
メンバーが揃って行くのを楽しみにしつつ
大野の心理描写ばかりだったので、今度は残りの
メンバーの心理描写も書きたいなあ。
進行サイドでの葛藤とか書けたら嵐もただの悪役じゃ
なくなるかなーと思って。
【エントリーN0.24 島田直樹 死亡 エントリーNO.25 秋山純 参戦】
お礼を書いてる間に進んでしまった(汗
アッキーこえー・・・
うそっ、自担がこんなにあっさり死ぬなんて・・ショック・・
>>13 同じく。ミドル版でてなかったから密かに書きたかった・・・。
や〜。こういうアッキーもありですね〜。
カッコイイっすよ。今までで一番やる気まんまんな人がアッキーとは!
>>7さん
こればっかりは、バトルロワイアルですから…。
誰かしらから殺していくしかないわけですし、
涙を飲んで、冥福をお祈りしましょう…。
>>15 それはわかってます。ややこしくてスマソ
自担が死んでることについての「同じく」だったんです。
盛り上がってるとこすいません。
次書いてもいいでしょうか。
自担が死ぬのはショックだけどそれもまた運命だと思って(w
これからどうなるんだろう。楽しみだ。
すいません・・ついつい感情にまかせて書きこんでしましました
BRなんだから殺されてあたりまえなんですけどね。ごめんなさい
逝ってきます
うわっ!
思わず声が出てしまい、辰巳雄大は慌てて手の平で口を押さえた。
・・・ぬ、ぬいぐるみ?
それでも辺りの様子をしばらく伺ってから、辰巳はそろそろと慎重に近づく。
こいつ、ビックリさせんなよぉ。
人差し指でその鼻をつんつんとつっつくと
置き方が悪かったのかクマはころんと後ろ向けに転がった。
慌てて起こそうとした辰巳は足の裏にスイッチがあるのに気付いた。
恐る恐る押してみた耳に懐かしい声が響く。
『もちもち〜、じんくんでちゅよ、ゆきとくんげんき?』
くすっ。
これを吹き込んでいる赤西の顔を思い浮かべ、辰巳は吹きだした。
お前、ジャマだから捨ててかれちゃったの?
クマの頭をなでながら話し掛ける。
それとも赤西君達ももう・・・。
辰巳の顔から笑顔が消えた。
初めは冗談だと思った。
ドッキリかなんかでどこかにカメラ隠してあって。
でもどうやらそうじゃないみたい。
2回目の放送を聞いた時、辰巳は決めた。
いや、荷物の中にあれを見つけた時から
自分の中ではそうしようと決まっていたのかもしれなかった。
肩からリュックを下ろすとペットボトルと乾パンを取り出し
クマの前にそれらきちんと並べる。
弱虫でごめんね。
手を合わせそっと目を閉じると辰巳は祈った。
どうか天国にいけますように
バイバイ。
クマに向かって小さく手を振ると、辰巳は再び暗い森のほうへと歩きだした。
―一本のロープだけを手にして。
【エントリーNo.24・辰巳雄大 参戦・死亡 残り37名】
自担が人を殺さなかった事が意外。
そして名前が出たことに感謝。
次、私いかせてもらっていいですか?
細かな地図、オフラインで開けたら
簡単に出た。
話がどんどん進んで行く。嵐サイドピンチ!(笑
頑張ろうっと。
>>25 なんだかゾクッとしちゃったよ・・・。
辛いね・・・。
>>29 自分も、整理整頓係になってみたんですが、何気にピンチ。(w
混乱していくよ〜。でも楽しいです。
職人さん達、がんばって!
夢中で走った。
止まったら、後ろから誰かが・・・風間くんが追いかけてくるんじゃないかとビクビクしながら。
気が付くと、不気味だった森を抜け、舗装された道に出た。
月明かりに照らされて、暗闇に慣れていた五関の目には周囲もよく見渡せた。
不意に立ち止まり、後ろを振り返る。
「よかった、来てないみたい・・・。」
ホッと胸をなでおろす。
走り続けたせいで、まだ息が荒い。
「とにかく・・・隠れなきゃ・・・」
道端に止めてある農作業用らしきトラックを見つけ、駆け寄った。
そおっと中を覗いて見ても、誰も居ない。
ここでとりあえず朝が来るまで待とう。明るくなってから、どこかへ移動しよう・・・。
助手席のシートに収まって、初めて五関は自分の手に持っているものを思い出した。
―・・・風間くんの、拳銃・・・。
それは、以前に撮影で扱ったことのあるおもちゃのモデルガンと同じ形に見えた。
特に銃に詳しい訳では無いので、
黒くてサイズが似ていればきっとどれも同じに見えるのだろうが。
しかし記憶に残るモデルガンは、こんなにずっしり重くは無かった。
冷や汗が出る。
自分のリュックに入っていたブーメランを見た時とは、比べ物にならないくらいの緊張。
・・・これ、撃ってみたらどうなるんだろう・・・。
自分の中に生まれた感情が、よく分からなかった。
拳銃なんてそんな危ないもの、使える訳がない。
でも・・・。
弾丸は箱に付いていた説明書どおりに込めた。
使い方もあっさり分かった。
―なんだ、意外と簡単じゃん・・・。
あとは―・・・。
>>26 そんなつもりで言ったんじゃないんです。
こちらこそごめんなさい。
ついでにアヒル担でもないんです。
バンッ。
近くにあった木の幹を狙って撃った筈が、少しズレて枝に命中した。
はじかれた枝は細かく砕けて散らばってゆく。
「は、ははは・・・。」
思っていたより衝撃は少なかった。
ただ、弾がスローモーションみたいにゆっくり進んでいくのが見えた。
五関は、初めて銃を撃った感触に、しばらくボーっとする。
これがあれば、僕は死ななくて済むかもしれない。
誰かが僕を狙って来たって、これさえあればきっと大丈夫。
誰かに見つかるまで、この車の中で大人しくしていよう。そうすれば大丈夫。
・・・でもさぁ、相手が不意打ちしてきたら?
そうっと近づいていきなり撃たれたら?
そうだ、きっと皆も武器を持ってる。
僕より強力なのだって持ってるかも知れない。
さっきだって、風間くんが起きていたら僕は殺されていたかも知れない。
やらなきゃ。
自分からいかなきゃ、きっと殺される。
その時、聞き覚えのある間抜けな音が鳴った。
『ピンポンパンポ〜ン』
五関は、弾かれたように音のする方を向いた。
『・・・・・・ゲームです。以上』
長谷川君、死んだ・・・?
どうやって殺されたの? 誰に殺されたの?
殺し合いって、やっぱり本当?
頭の中がぐるぐるする。
・・・殺し合い、拳銃、ブーメラン、死・・・。
ねぇ嫌だよ、僕は死にたくないよ。
まだやりたい事が沢山あるんだ。昨日買ったマンガも、まだ全部読んでない。
ずっとやってたRPGだって、まだ終わってない。
僕は、こんなところで死にたくない。
死なない為には、どうすればいい・・・?
集計人様ありがとうございました。
ユニット入りの人を出すと、残りメンバーも
全員出なければならない気がしてしまう・・・。
>>37 あえて出さずに本土編のような書き方も出来る、と。
次、書いちゃっていいですか?
では39さんの次、予約。
そろそろ嵐を。
41 :
39:2001/07/23(月) 04:05
>>40さん
自分が書くのは嵐じゃないんで、もし書けているのであればお先にどうぞ。
あとちょっとだけかかりそうなんで・・・
臨時放送を入れた直後から、モニターの地図の上では
一気に緑点の移動が始まった。
「動き出したね」
「うん」
動けば、誰かが死ぬんだよね。
そんな言葉を空気と一緒に飲み込んで相葉は終始機嫌の良さそうな顔を
画面に向けている松本から視線を逸らした。
「あ、変わった。ニノー、赤西死亡。」
「一緒だった萩原は?」
松本の言葉を受けて赤ペンでリストの『赤西仁』の文字の上に二重線を
引きながら、二宮が問い返す。
「生きてるよ。提箸と移動中。」
「分かった。…赤西のぬいぐるみ、誰か持ってったのかなあ?」
「まさか。」
「もしかしたら中に何か仕込んであるのかもよ。」
「それこそまさか、でしょ?」
「それもそうか。あとは?」
「あとねー…島田?うん、島田。うっわ、秋山君だよ相手。」
「じゃあ島田の日本刀は秋山君行きだな。」
「そうなの?」
「だって爆竹しか持ってなくって、日本刀持ってる奴倒したら、
普通もらってくでしょ。俺ならそうするけど?」
「そっか。じゃあ武器は移動かな。」
「端っこに一応書いとく。」
「ハセジュンの銃はどっちかな。」
「ああ、ヒナと翼君?それはどっちがどうしたかで変わるんじゃん?」
にこやかな会話を続けている二人の顔をなるべく見ないようにして
モニターに視線を戻した。
43 :
リレー版37@初参加:2001/07/23(月) 04:12
臨時の放送さえ耳に入らずにいい気分で眠り続けていた風間俊介は、突然
口の中に異物を感じ、目を覚ました。
「ま、不味ぃ〜。なんだよコレ。ぺっ、ぺっ。」
身体を起こしながら口の中の物を吐き出してみると、どうやらそれは木の皮の
屑らしかった。
今まで自分が寝ていたすぐ背後にある木を振り返ると、幹の真ん中あたりに
尖った金属の破片のような物が刺さっている。
その正体を確かめようと手を伸ばした時、3メートル程しか離れていない
茂みに、人の気配を感じた。
まだ半分眠ったままだった意識が、一気に覚めていく。
「誰か、そこにいるのか?」
返事は無かった。その方向に注意を残しながら、幹に刺さった金属片を調べる。
それは、冷たい月明かりを鈍く反射して、俺に正体を知らせた。
・・・手裏剣だ。周りの皮が少しだけ削げ落ちている。
まさか、そこに隠れてる奴が、俺を狙って?
いや、そんな筈はない。俺は寝てたんだ。近付いて確実に殺すこともできた。
「なあ、闘う気はないんだろ?出てこいよ」
風間は、地面に転がったままの自分の荷物を右足で引き寄せながら、茂みの
中の人物に向かって声をかけた。
ガサリと音がして、シルエットが現われたが、木の影の具合で顔がよく
見えなかった。・・・誰だ?
シルエットはゆっくりとこちらに向かって歩き出した。
風間は慌てて開けっ放しのデイパックの中身を身体は動かさずに目だけで確認
するが、あったはずの銃が見つからない。
取られた?もしかしてコイツに?
でもこういう場合、寝てる奴から銃を奪ったらその場で殺した方が手っ取り
早いよな?
・・・もう武器が無いんだ。仕方がない。
風間は、戦意の無い事をアピールする為に、もうすぐ近くまで来ているその
シルエットに向かって両手を挙げた。
「誰?」
「風間君、僕だよ。宮城。」
【エントリーNo.25・宮城俊太 参戦】
ひー、緊張してsage忘れた!!
ご、ごめんなさい・・・
24:島田
25:秋山 で、24・25かぶってるから
26:辰巳
27:宮城 に修正した方がいいですね。
>>44 ドンマイっすよー
ああ、宮城かぶった(涙)
長時間画面を見ていると目が疲れてピントが甘くなってくる。
目蓋を軽くマッサージした後、改めて地図を見て。
「…え?」
周囲には誰も居ない場所にぽつんと灯っていた筈の緑点が
いきなりその色を変えた。
「…何で…?」
誰も居なかったのに。殺す人なんて誰も居なかったのに!
パニックに陥りかけた自分の頭の中で、妙に冷静な自分の声が答える。
自分で自分を殺す事だって出来るんだよ。
それがゲームを降りる一番簡単な方法じゃないか。
この点…辰巳は自分で…
「死んだ…」
「え?誰が?」
相葉の呟きを聞いた松本が画面を確認している。
「辰巳、だね。ニノ追加。辰巳。」
「了解」
辰巳の死因に気付かないままの二人の会話がどこか遠くから聞こえてくる。
相葉は不意に激しい嘔吐感に襲われて、冷たくなった自分の両手を
唇に強く押し当てた。
限界。寝る。
起きたら6時間後の放送入れるかも。
って誰かが書いちゃう可能性もあるんだっけ。
>>46 すいません、とりあえず出したくて・・。
続き執筆中ですが、書けるなら書いちゃって下さい。
次書きます!
あ、50ですが、49さんを待ちます。
重なるとややこしくなりそうだし。
1.町田慎吾 ジャックナイフ
2.風間俊介 (拳銃(小))奪われました。
3.生田斗真 拳銃(大)
4.中丸雄一 拳銃
5.横山 裕 ピストル
6.五関晃一 ブーメラン、風間の拳銃
7.良知真次 探知機
8.福原一哉 鎌
9.山下智久 マシンガン
10.萩原幸人 ダーツ1ダース
11.【提箸により死亡】赤西仁 クマのぬいぐるみ
12.【福原により死亡】大堀治樹 例のゴム製品
13.橋田康 香取慎吾の公認うちわ
14.伊藤達哉 ?
15.【今井により死亡】長谷川純 拳銃(小)
16.今井翼 ボーガン
17.村上信五 ?
18.田口淳之介 妻夫木聡の写真集
19.石田友一 瓦10枚(残り9枚)
20.【山下により死亡】ジミーMackey ?
21.提箸一平 手榴弾(?)
22.福田悠太 双眼鏡
23.渋谷すばる パチンコ
24.【秋山により死亡】島田直樹 日本刀
25.秋山純 爆竹10個 島田の日本刀
26.【死亡・自殺】辰巳雄大 ロープ
27.宮城俊太 手裏剣
現在までの情報
・ゲーム開始から3時間以上が経過。
・生き残りは36名。
・あと15人の参戦可。
次から省略するかも。
宮城俊太は、数枚の手裏剣を風間に見せた。
「使えないかなとも思ったけど、一応練習してたんだ。」
「・・・忍者かよ、お前。」
「風間くんはどうなの?武器、なに?」
「拳銃。」
その単語が風間の口から発せられた瞬間、宮城は無意識に身体を固くした。
「心配すんな、寝て起きたら誰かに取られてたよ。」
風間はそう言いながら、手裏剣の刺さった木の根元に寄り掛かって座った。
それに続いて、宮城もその横に座る。
「こんな時なのに、よく寝れるよね。」
「お前こそ、よく笑えるよな。俺、一瞬お前を殺ろうかと思ったんだぜ」
「・・・笑ってないよ。生まれつき笑い顔なの。」
少し不機嫌な顔をした宮城は、自分の手の中の手裏剣を一枚、風間に手渡した。
「おい・・・」
「持ってて。驚かせたお詫び。こんなのしかないけど。」
54 :
53:2001/07/23(月) 04:50
会話ばっかりになってしまった。
>>51さん、こんなヘボいの待たせてすみません。続き宜しくお願いします。
55 :
51:2001/07/23(月) 04:54
プン太かわいくてイイ感じだ(笑
では次いきます。
木々がすごいスピードで自分達の横を過ぎていく。猛スピードでやみくもに走る。
中丸雄一と田口淳之介は、一言も言葉をかわさず走り続けた。
あれから…また何度か銃声が聞こえた。
ぱぱぱぱぱぱ、というすさまじい音の銃声も。
その上、あの放送。3名の死亡と言った。ハセジュン、大堀、ジミー…。
田口は目に浮かぶ涙を何度も拭いながら走った。
(ひどい…本当だとしたら、ひどすぎる…!死んじゃうなんて…
こんな形でお別れだなんて…。ジミーも…ハセジュンも…いつの間にか殺されちゃったなんて。
しかもよりにもよって、Jrに。顔見知りの仲間に…。)
2人は木々の密集した森を抜け、ひらけた高台に出た。
「やべ、こっち隠れるとこ少なそう。戻ろう田口!」
中丸が少し振り返って言った。中丸の目元も、夜の闇の中できらきらと光っている。
こんな現実に…2人はどう対応していいのか分からない。混乱や悲しみで、いっぱいいっぱいだ。
とにかく、どこかに隠れて、落ちつきたい。
2人は再び森の中に入ろうと進路を変更した。
その時、2人の背中を誰かの声が追いかけた。
「マルー!田口ー!」
福田悠太は考えるよりも早く声を張り上げた。
足が自然に動き出す。
双眼鏡越しに見つけた中丸と田口の姿を追いかけた。
中丸と田口は再び森の木の陰に姿を消してしまう。
福田は必死に走った。
「待ってー!マルー!田口ー!」
中丸と田口が一瞬振り返る。ギョッとした顔だ。そして一気に走り出す。
福田に背を向けて、さっきよりもすごい速さで。
「待ってよ、なんでだよ!なんで逃げるんだよー!」
福田は走りながら、声を割れんばかりに張り上げて叫んだ。
「ねぇなんなの?!全然わかんないんだよ!何が起こってるのー?!
俺ほんとわかんないんだ!!3人死亡ってなに!教えてよ!待ってよー!」
叫びながら、福田は半泣きになった。
「…っなんで逃げんだよっ!!!」
福田が泣き声でそう叫んだ時、ようやく田口が立ち止まった。
続いて中丸も立ち止まり、福田のほうを見る。そして…
今度は福田が立ち止まる番だった。
中丸がゆっくりとした動きで、福田に何かを向ける。
(…な、なに…?)
福田はその中丸の手元を凝視した。
中丸の手に握られているのは…拳銃だ。
「何…なんなんだよ!なんなんだよ!!!」
福田はいよいよ泣きだし叫んだ。
「わかんないよ!なにこれ!なんなんだよ!!!」
福田はその場に座り込んだ。困ったような顔で、それを田口が見つめている。
「中丸君、だめだよ…。福ちゃんほんとに困ってるよ」
「でも…敵かもしれないから、安心できないじゃん…」
「福ちゃんは俺達と一緒だよきっと…ねぇ、福ちゃん」
田口はぎこちなく福田に語りかけた。福田は、泣きながら顔をあげた。
「…わけわかんないよ、もう……俺、寝てたんだ。
寝てたらいきなり3人死亡って言われて…ねぇ、何が起こってるの?
ゲームって、なんのゲーム??マル、田口、教えてよっ!」
中丸は福田を見ながら、1つ溜息をついた。
「福ちゃん、俺達と一緒に…逃げよう」
「ほんとに困ってるよ」にワラタ。可愛いなー福茶。
プン茶両方ともカワイイ・・・。
癒し系だなぁこの二人は。(笑
癒し系…確かに。
次いかせて頂きます。
眩暈を起こしそうなくらい濃厚な錆付いた匂い。
きっとどんなに洗っても落ちることは無い。
目の前に転がっているものは紅く染まっている。
暗色の赤。
彼と俺の中に流れているものが同じだなんてとても信じられない。
「村上・・・」
俺の言葉に彼はなんの反応も返さない。
瞳は開いているのに何も映し出していない。
いつもはあんなに弾んだ声なのに、今はなんの意味も持たない言葉を発している。
彼はただ機械的にうめく。なんの感情も映らぬ瞳のまま。
ただ、時々苦痛に顔を歪める。
一応手当てしたけど(弾の取り出しなんてできなかった)
ますます顔色は土気色になっていく。
もう時間の問題だ。
なら最後まで看取ろう。
守るって決めたのに逆に守られて。
ゴメンな。本当にごめん。痛い思いさせて。
だけど、それもきっともうすぐ終わりだ。
君には血塗られずに純粋なままでいて欲しいから。
これ以上苦しまないで欲しいから。
それから30分後…彼はふと微笑を浮かべそのまま息をひきとった。
【村上信五 死亡 】
この忌々しいゲームが始まってしまった時…俺は賭けをしたんだ。
もし、一番最初に会った人間が俺の事を信用してくれたら俺はそいつの事を信じて守る。
守りぬいて、こんなクソゲームぶっ潰してやろうって。
もし刃向ってきたとしたらゲームに乗ってやるって。
最後の一人になってやるって。
だけど村上が俺のこと信じてくれた。
本当に嬉しかった。
だからこそこのクソゲームを潰してやる。
せめてこのゲームの黒幕を道連れにしなきゃ気が済まない。
たとえあいつらだろうと・・・。
とっくにまともな感情なんてどこかに行ってしまっている。
じゃなきゃ人を、ハセジュンを殺してこんなに冷静じゃいられない。
やっぱり俺はどこか歪んでしまったんだろうか?
それとも、もともと歪んでいたのだろうか?
もう関係ないか。
長谷川の死体に近付くと村上の命を奪った拳銃を取り上げる。
これは…あと5発撃てるな・・・。
村上・・・仇をとるからな。
今井翼は村上信五に布をかけ荷物をまとめると小屋を後にした。
書いていいですか?
1人参戦させます。
亀梨は、目が覚める前からここにいた。
いや、目が覚めた時、何故かここにいたという方が正しい表現だろうか。
ハッキリ言ってこれはドッキリか何かだと思っている。
だけど、臨時放送と言うやつで親しいヤツを含んだ3人が死んだと聞いて、
不快に眉間を寄せた。
いくら嘘でも『死ぬ』なんて言葉使うなんてやり過ぎだろう。
「あとこれもやり過ぎだよ・・・」
ひとり言のように呟き側にあるリュックを引き寄せた。
さっき中身を見たら、なんと本物のバタフライナイフが入っていたのだ。
これで本当に人殺せんじゃん?
「・・・・・・」
ブルッと体が震えた。そんな物騒なこと考えるのはやめておこう。
そんな時だった。
ドンッ、と何かが爆発する音が亀梨の耳に入ってきた。
その音は結構遠くからだったが、亀梨はビクッと体を震わせた。
「なんだよ今の音・・・」
思わず辺りをキョロキョロ見回したが自分の近くに異常はないみたいだった。
だけど。なんていうか。これ以上一人でいたくないと思った。
今の爆発音が怖かったわけじゃない、ただ一人でいるのに飽きただけだ。
亀梨は心の中で言い訳するとリュックを背負いゆっくりと歩き始めた。
「そういや、仁どうしてるだろう」
ふと脳裏に彼が浮かぶ。
「仁どこにいんのかな」
いつも一緒にいるから、会いたいと思うのは自然なことだった。
「じ〜ん〜」
・・・亀梨はまだ何も知らない。
【エントリーNo.28・亀梨和也 参戦】
集計人さん、毎度お疲れ様です。
次、行きます。
歩き出してすぐに臨時放送が入った。
冗談みたいだけど既に三人死んだとか言ってる。これはドッキリじゃないとも言ってる。
「ふーん…。んじゃ、あいつで4人目か…、…死んだ順番まで縁起悪ぃな」
少し先を行く提箸はそう呟くと無造作に肩をすぼめてみせた。萩原はそれにただ
ぼんやりと首を傾げた。確かにさっきの爆発を目の当たりにしてしまっては真剣に
ならざるを得ない状況ではあった。が、それでもまだ夢見心地が完全には抜け切れない。
大体手榴弾を投げた当の本人でさえ、あんまり実感がないみたいだし。ひょっとして
アレはすっごく良く出来たCG、なんてのは最近のゲームのやりすぎだろうか?
「ところでさぁ、これからどうする?」
そこで不意に振り向いてきた提箸の目には、先程感じた凄みのようなものは微塵もない。
どちらかと言うと無表情に近く、それでいつも怒ってる、と誤解されがちな彼のことを
思うと迂闊にもくすりと笑みが零れた。
―そう言えば、も一人いたよな。八重歯嫌いで笑顔コンプレックスのヤツ。
あとは…何もしなくても顔が笑ってるヤツとか、黙ってるとすっげぇ幸薄そうなヤツとか。
あいつらどーしてんだろ?連中もここに一緒にいんのかな?
「じゃあ、とりあえず仲間とか探してみるってのは?」
萩原はゆるゆると思い付きを口にした。それは仲間意識からなどでは決してなく、
ただなんとなくそう思っただけだった。
「仲間ねぇ…誰か探したいヤツとかいんの?」
立ち止まった提箸は腕を組んだままで聞き返してきた。萩原は、少し考えてから口を開いた。
「…橋田とかは?」
「康…?なんで?」
「うーんと…、もしもこのまま帰れなかったとして、ジーンズ借りパチごめんなって
先に謝っときたいから」
「……。」
本気なのかジョークなのか、にこにこと答える萩原に提箸はやや呆れ顔のようだった。
が、相手が橋田なら自分も気心が知れてるし、これと言って不都合はなかった。
「じゃ、とにかくやれるだけやってみっか」
提箸の言葉に二人はリュックを背負い直すと、月明かりのもと無言で歩き始めた。
…甘党職人さん、随分勝手に連れ回してすいません(ぺこり)
あとはしばらく放っときますんでどなたかよろしく!
田中聖は、よく聞いた声の必死の呼び掛けにもう随分前から気付いていた。
返事をして居場所を知られても、攻撃して来そうにはとても思えない程
情けなく、今にも泣き出しそうな声。
でも、怖かった。
顔を合わせたら、自分の方が冷静でいられなくなって、相手を殺してしまうの
ではないかと思い、聞こえない振りをして身を潜めていた。
でも、いつまでもこうしている訳にもいかない。
何より、1人きりは心細過ぎる。
心がほんの少しゆるんだ瞬間、まるでそれを見透かしたように、あの声が
自分に気が付き、呼び掛けてきた。
「ねえ!そこにいるの、誰?オーイッ!」
生田の声に、祈るようにぎゅっと目をつぶり、不安でずっと手で触っていた
自分の武器・・・ポケットの中の、調理用の大きなハサミから、そうっと
手を離す。
「いっ、生田君!」
一度目の“い”が、ひっくりかえった。
「聖?!聖か?」
生田は、波しぶきに濡れて滑りやすくなっているデコボコの岩肌を、両手で
バランスを取りながら、慎重に歩いてくる。
「聖、一緒に行こう?今そっちに行くから待ってて。」
揺れる影、生田の右手の中の物に気付くまで、そう時間はかからなかった。
・・・拳銃!!
田中は反射的に再びポケットに手を突っ込み、素早く調理鋏を出し、構えた。
「待って!来ないで!!」
叫ぶ声が、震えた。冷や汗が、額を伝う。
「その銃を捨てて来てよ!」
【エントリーNo.29・田中聖 参戦】
71 :
70:2001/07/23(月) 12:11
すいません、通し番号かぶってしまいました。
「リレー版46」です。
次いきます。
「あ・・・れ、ここ何処だよ?」
目を覚ますとそこは、道路の真ん中だった。
あたり一面真っ暗で、月明かりが目に優しい。
滝沢は、寝ていた道路からゆっくりと腰を上げると、服の埃をパンパンと払った。
「・・・なんで俺、こんなトコに寝てるんだ・・・?」
見渡してみても、全く覚えのない田舎道だった。
よほど深く寝入っていたらしく、身体のあちこちがギシギシと悲鳴をあげた。
最近、仕事詰めで全然寝てなかったからな・・・
「あ、仕事・・・。」
ゆっくり伸びなんかしてる場合じゃないだろ。
何で俺こんなトコで寝てたんだ!?
誰かに、電話しなきゃ・・・
「・・・・・・携帯、ない。」
いつも持っているバッグ自体がない。あれに携帯も入れているのに。
代わりに、大きなデイバッグが転がっている。
滝沢は、そのかばんを拾い上げると、道路の端まで行って広げてみた。
「水、ボールペン・・・と、地図? 暗くてよくわかんねーや。何処の地図だ?・・・あとは・・・」
ガサゴソと中を探る。
「フリスビー・・・」
それは、『嵐』とロゴの入った派手なオレンジ色の小さなフリスビーだった。
なんじゃこりゃ(笑)。
全くよく分からない。これは誰のかばんなんだろう。
その時だった。背後に気配を感じてハッと振り返る。
「誰!?」
「・・・滝沢くん・・・。」
月明かりの逆光で顔がよく見えなかったが、それは滝沢もよく知った声だった。
「あ、五関くん・・・?」
ゆっくりと五関は滝沢に向かって歩いてきた。二人の距離が縮まって、表情も見えるようになる。
「よかった〜。五関くんも居たんだね。 俺何が何だかさっぱり分からなくってさー。
仕事してた筈なんだけど、いつの間にかこんなトコで寝ちゃってて。こんな夜に物騒だよね。」
「滝沢くん、放送・・・聞いてないんですか?」
五関がゆっくりと問い掛けた。
「え、放送って? 何それ、教えてよ。俺ホントに何も覚えて無くてさ〜。」
滝沢は、道端に座ったまま、立っている五関に向かって笑顔で聞いた。
瞬間、五関の表情が強張るのに、気付かないまま。
「・・・滝沢くん、僕を騙そうとしてるんですか?」
「え?」
滝沢は、五関がぼそっと呟いた言葉が理解出来ずに、聞き返した。
「何だって? ごめんよく聞こえなくて」
いつもカメラに向けているそのままの、まぶしいくらいの滝沢の笑顔。
そんな滝沢とは裏腹に、五関の顔はどんどん強張っていく。
「・・・なんで、笑ってるんですか・・・」
「五関・・・」
バンッ
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
え、ちょっと待ってよ。
何が起きたのか理解できない。
五関が持っているのは・・・自分に向けているのは、何だ?
ピストル?
何でそんなもの・・・。
銃口からは、うっすらと煙が上がっている。
「なに・・・ッ」
突然の嘔吐感に、ゲホッと咳き込んだら、大量に水を吐いた。
・・・血だ。
じんわりと、右胸あたりが熱くなってきた。
何が起こったんだよ。俺、撃たれた・・・ってこと?
「だって、滝沢くんが・・・たきざ・・・くんが・・・」
五関は、ぴたりとも動かずに立ち尽くしている。
「ちょっと・・・待ってよ・・・」
できる限りの優しい声で、語りかける。
「五関く・・・。あの、さ。なんでこんな・・・」
バンッ。
「やめてよ、しゃべらないでよ・・・。なんでこんな時に笑顔なん、ですか・・・」
ゲホッ、ゴホ。
滝沢は、続けようとした言葉を飲み込むしかなかった。
胸の辺りが熱い。
言葉が出ない。
喋ろうと思っても、苦痛で動く事が出来ない。
口と胸と腹から、血がどくどくと流れる。
「だって滝沢くんが・・・笑って・・・」
なぁ五関、ちょっと聞こえないよ、もうちょっと大きな声で・・・。
【エントリーNo.30・滝沢秀明 参戦、死亡。 残り35人】
【エントリーNo.30・滝沢秀明 参戦、死亡。 残り34人】
次かきます。
がさがさっがさがさっ
誰かこっちに来る・・・その人物はひょこっと前方にある茂みから
姿を現した。誰だっけこの人・・・秋山君?
「あれっ?君誰だっけ?」秋山は笑顔で小山に話し掛けてきた。
「小山です。」小山はぎこちない笑顔を作って答えた。
秋山の手には時代劇に使うようなでっかい刀が握られている。
その刀は何故か赤かった。やばいな・・・俺殺される・・・
「小山君かー君と話した事ってあるっけー?」そう言いながら小山に向けて
ためらいなく日本刀を振り落とした。耳元でしゅっという音がした。
「うわっ!!!!」小山がかん高い叫び声をあげる。
「君よけんのうまいねー。」秋山は日本刀を両手で握り直す。
やばいやばい・・・俺は死にたくない。小山は素早くポケットの中から黒い物
をとりだす。そしてそれを秋山に向けた。
「こっ小山君何だよそれっ。」秋山の顔から笑顔が消えていく。
「この距離で撃ったら死んじゃうと思いますよ。殺されたくなかったら僕が
逃げるまでそこを動かないでっ!」小山は秋山にそう言い残して全速力でその場
を走り去った。
・・・どこまで俺走ってきたんだろう?すぐそこには海が見える。ここ
まで無我夢中で走ってきた。結構走ったな。
もう秋山の姿はどこにも見当たらなかった。
1歩間違えてたら俺死んでたのかな・・・
武器だって・・・何でエアガンなんだよ!しかも秋山君にもみあげ
切り落とされちゃったしー本当に最悪だ!!!
【エントリーNo.31・小山慶一郎 参戦】
>>52から続き
17.【長谷川により死亡】村上信五 ?
28.亀梨和也 バタフライナイフ
29.田中聖 調理用ハサミ
30.【五関により死亡】滝沢秀明 フリスビー
31.小山慶一郎 エアガン
現在までの情報
・ゲーム開始から3時間以上が経過。
・生き残りは34名。
・あと11人の参戦可。
次書きます。
「えっと・・・今いる場所は・・・。」
そう呟きながら伊藤達哉は草の上に地図を広げずっと座り込んでいた。
まだこの状況を理解できていない自分がいる。
そりゃ、誰だってそうだろ?
目が覚めたら草の上にいて、うるせー放送でいきなり
「殺し合いをしてもらいます」
とか言われて・・・そんなの誰だってわけわかんねーよ。
つーか、ここ一体どこなんだよ!!
地図があるけど、何で俺ここにいるんだよ。
わっけわかんねーよ、まったく。
ってゆうか、何で俺が殺し合いとかしなくちゃいけないわけ?
の前に、この首輪何?マジいてーんだけど。
外したくてもなかなか外れない。
そのことが分かると伊藤達哉はそれに触れるのを止めた。
そして、バックの中に入ってる物に手を触れた。
全身タイツ・・・一体これでどうしろって言うんだよ。
タメ息と共にどうしようもない脱力感に襲われながらも
今いる地点を確かめようとする。
「ヤベー、見方がわかんね・・・」
自分のいる場所しか分からない。
この地図の矢印が向いてる方角は・・どっちなんだよ!!
わかんねーことだらけだよ、まったく。
「あー、イライラする。」
海・・・海がある。
なら、泳いで逃げられるんじゃないのか?
にしても、海までの行き方わかんねーよ!!
ふと後ろで誰かが走り去る音がした。
「うわっ、こえー。」と小さく呟く。
早く誰か探さないと・・・。
こんなとこ一人でいたくねーし、まだ死にたくねーよ。
ずっと前に聞こえたあの拳銃の音・・・。
そして、大堀くん、はせじゅん、ジミーが死んだとの放送。
ドッキリではなくゲームだと言い切った放送。
考えただけでも身震いがする。
そう考えると伊藤達哉は足早にその場を去っていった。
次、書かせていただきます。
生田斗真は、田中聖の放った言葉にある種の失望と不安を感じずには
いられなかった。
――何だよ・・・聖、俺のこと信用できないってわけ?
こんな状況で、わけわかんなくなっちゃってるのは分かるけど・・・
それは俺も一緒だけど・・・でも、俺ちょっと悲しいよ・・・。
生田は表情を曇らせ、投げやりな動きで拳銃をその場に置いた。
「聖、これでいいだろ!?安心してよ、俺は誰も殺したりなんかしないよ!」
田中は、それを見て満足したように、でも少し緩慢な動きで
生田のほうへやって来た。そのまま無言で、探るように生田のことを見つめている。
「・・・お前だって、そのでかいハサミしまってよ。
フェアじゃないじゃん」生田は近づいてくる田中から逃げるように、
岩肌を後ずさりした。
――どうしてだろう・・・。あんなに誰かに会いたいと思っていたのに。
あんなに必死で誰かを探していたのに。やっと出会えた相手を、
こんなにも信用できないなんて。俺、こんなことのために声張り上げてた
わけじゃないのに・・・。
田中は生田を見つめたまま、ハサミを生田に向ける手を下ろそうとしない。
そのまま近づいてくる。
「こ・・・こえーよ、聖。早くハサミ直せって!」
生田の声も思わずうわずる。
「正直・・・生田君のこと、どこまで信用していいのか分からないよ。
自分でもよく分からない・・・ごめん、生田君」
田中は震える声で言った。ハサミは構えたままだ。
「信じてよ!武器とか向けるの、やめろって!聖!!」
すぐ間近まで近づいた田中の腕を、生田は咄嗟に掴んで握った。
ハサミを振り落とそうとする。その生田の動きに驚き、田中は悲鳴をあげた。
田中は強い力でハサミを握りしめ、離そうとしない。生田も、必死で
田中の手をこじ開けようとする。二人はそのまま岩肌にもつれあって倒れた。
生田のあばらのあたりに、鈍い戦慄が走る。ハサミの刃が身に食込む感触。
「ぅああっ!!」
生田は声を発し、思いっきり田中の体を突き放した。
「ア!!!」
田中の短い悲鳴が聞こえる。目を丸くし驚いた顔が、生田の視界に入る。
田中は岩の上を転がり、そのまま下へと消えた。
「こ、聖ー!!!」
生田はわき腹を押さえながら、思いきり絶叫する。
ドーーーーン!!
凄まじい爆発音が、周囲一帯に鳴り響いた。
生田はあまりの驚愕に、それを・・・海に浮かぶ田中を、見ることすらできなかった。
【田中聖 禁止エリアにより 死亡 残り33人】
次書きます。
うっすらと朝日が射し始めていた。
屋良朝幸と内博貴は島のはずれの展望台の一番上から海を眺めていた。
辺り一面360度見渡す限り海が広がっていた。
ここから泳いでも助かるわけがない、よな・・・。
ため息まじりに「海は広いよな・・・」と屋良が呟いた。
「だって月が昇って日が沈みますもんね」
内は無邪気に上ってくる太陽を楽しんでいるようだった。
屋良が最初の放送を聞いてリュックを開くとビニール傘が入っていた。
「ビニール傘で刺せってか?翔くんだっけ?そう言われてたのは。
俺もやってみっかな。ハハ」
傘を振り回しながら展望台にやってきた。展望台に上がってみると先客がいた。
いきなり現れた屋良に驚くこともなく、
「すっごい星きれいですよ」
と笑顔で言い、自己紹介なんてし合ってみたりして、
後はお互い黙ったまま時間だけが過ぎていった。
次の放送を聞いても、内は少し首を傾げたくらいだった。
沈黙に耐え兼ねて屋良が声を発した。
「じゃ、俺行くわ。またどっかでな」
「あ、はい。・・・あの」
もしかして着いてくるとか言わないよな、といぶかしむ屋良に
「僕はどうしたらいいんでしょう?ずっとここにいてええんですか?」
「いたきゃいればいいし、出たけりゃ出れば?」
「・・・っていうか、よく状況がわからんのですけど」
困っている内の顔を見ているとなんだかほっておけなくなってしまい、
放送の内容を説明し、地図で自分たちの場所を確認させた。
内の武器はマッチ一箱だった。
箱には切り抜きが貼られ「マッチでぇ〜す!」と書いてあった。
「ふざけてるよな」
と屋良は呆れていたが、内は喜んでいるようだった。
なんとなく出て行きにくくなっちゃったよな。
どうしよ?
町田さんとかヨネとかアッキーはどうしてるんだろう?
【エントリーNo.32・屋良朝幸、33・内博貴 参戦】
次いきま〜す!
>>80さん
>>83さんの続き
(ヒィィィィ……!)
伊藤達哉は口を両手で押さえ、必死の思いで絶叫を飲み込んだ。
海の手前に広がる森の木の後ろに隠れ、縮こまる。
とにかくあてずっぽうに地図を見て、やっと海にたどり着いた、
これでやっと泳いで逃げれるぜー!と思った瞬間、見てしまったこの光景。
生田斗真が、田中聖を、殺した…!
海に投げ込んで、聖、ドカーンってなってた…!
し、知らなかった。海はもう入るの禁止になってるんだ。
俺らって、もう絶対絶対逃げらんないんだ…。
この島から逃げんのは、もうマジでムリなんだ…。
じゃあ、それってどーゆうこと?
生き残ろうと思ったら、生きて帰ろうと思ったら、最後の一人になるしか
ないってわけ?戦わなきゃ絶対ダメってわけ?
いや待て。待ってくれ!俺の武器、全身タイツだって!
戦えるわけねぇーじゃんよ!ヤベー、俺ホント死ぬかも…!
…それにしても、斗真。
アイツ、斗真でもやる気になってんだ。
まさかこんな不謹慎なゲームからは一番縁遠いヤツだと思うんだけど…。
こうなったら一体誰がやる気になってんのか、わかったもんじゃねぇーな。
もう俺、誰も信用できない…。
みんなこえーよ、信じらんねー…。
伊藤はソロソロと木から身体を離し、立ち上がった。
リュックの中から全身タイツを取り出し、とりあえず着てみる。
いや、ふざけているわけではない。手にした武器を一応有効利用しようと思ったのだ。
しっかりと、黒の全身タイツに身を包む伊藤。
脱いだ服をくしゃくしゃに丸めてリュックの中に詰めこんだ。
これで、遠目から見て誰も俺だと分かるヤツはいないだろう。
全身黒だし、隠れやすくなるだろうし。
とにかく、逃げきろう。武器持ってないなら、隠れて逃げきるしかないもん!
暗闇の中で、伊藤は決意した。
しかし伊藤は、まだ肝心なことに気付いていない。
夜はいいけど、昼間は目立つと思うよ、伊藤。
伊藤・・・(ワラ
次いかせて頂きます。
ちょっと時間戻ることになっちゃうのかも?
・・・怖い。
何が怖い?
わからへん。
何やわからへんけど、とにかく怖い。
大堀も、良知も石田も、みんな怖い、誰も信じられへん。
最初にみつけたのが大堀やって、俺、ほんまに安心してん。
あいつは、大きな木の陰に、たったひとりで膝抱えて俯いてた。
めっちゃ不安そうな顔しとって、あぁ、やっぱり俺が傍に居てやらなあかんねやなーて。
それやのに・・・なんで?
気が付いたら、あいつ、血塗れやった。
俺の手や服も、武器として支給されたらしい鎌も、すべてが真っ赤に染まっとって・・・
俺が・・・殺ったんか?
クールな振りして、実は人一倍気にしぃで。
ちょっとしたことで、どん底まで落ち込んでもうて。
放っておかれへんかった。
鬱陶しがられても、邪険にされても、ついついちょっかい出してしもてた。
最初は迷惑そうな顔してて、せやけど、そのうち付いて来るようになって。
あいつな、あの時俺の顔見て、あからさまにほっとした顔してん。
・・・あかんやろ。ちょっとぐらい警戒しやな。
そう思たところまでは覚えてる。
それから、何があったんや?
俺の中に、いったい何が起きてる?
今の俺は、きっと俺やないねん。
大堀を殺すやなんて。
良知を殺そうとするやなんて。
・・・怖い。
そうや、怖いのは俺自身や。
自分で自分が何を考えているのか、なんもわからへん。
これから自分が何をしでかすのか、全然わからへんねん!
良知、石田、はよ逃げて。
俺が、完全に壊れてしまわへんうちに。
できるだけ遠くに、二度と俺に会わんように。
誰が居るんか知らんけど、みんな、頼むから、誰も俺に近付かんとってや?
・・・何か聞こえる。
そこに居るん、誰や?
無意識に、血濡れたままの鎌を握り締める。
・・・タスケテ。
お願いやから、誰か俺を止めて!
お願いやから・・・誰か、誰か俺を助けて・・・っ!!
イット、すげー可愛い。
ダジャレ武器の方々とか、こういう子とか見ると、
すっごい和んで好きになっちゃうんですよ。
えっと、次いっていいですか?
ざくざくと下草を踏みしめる。
もう、どのくらい歩き回ってるんだろう?
こういう時はしみじみと思う。
俺って、大概運が悪い。
町田はひとつため息を零した。
空は白んできてるけど、腕についた時計を確認するのさえも面倒くさくて、
ひたすら歩いているけど。
誰にも出会えない。
本当は、それは幸運なことだったのかもしれないけど。
最初の放送の、その最初の一声から少なくとも俺だけは分かっていた。
大野は本気なんだってこと。
どうしようもない、何かがあるんだってこと。
それにしても、俺以外にも、アイツの本気が理解できたヤツが居たなんてな。
みんな、TVの企画か何かの冗談だって、
そう考えると思ってたのに。
3時間後の放送で、改めて思い知らされた。
殺し合うのが、同じ仲間達だろうってこと。
やっぱ、行くっきゃねぇんだよな。
大野が決意したんだから。
俺もそうするしかない。
リュックに押し込んでいたジャックナイフを引っ張り出すと、
刃を指でなぞる。
ほんの軽く触れただけなのに、指に残った赤い筋を舐め取ると、
ベルトに挟んで再び歩き出した。
ふっと目の端に動く人影に気づいた。
今まで散々歩き回ってても、誰にも出会えなかったのに。
決めた途端に会っちゃうんだよな。
やっぱ、俺って運悪い。
こちらに背を向けた人影に、見つからないように気配を殺す。
その背中に静かに近づいた。
長すぎ、最悪。スマソ。
>>94さん
大丈夫ですよ〜。読みやすいですもん。
ただ、自分でも書いてて思ったんですけど、
一人称のキャラに関しては、名前欄にでも「〜@○○」
みたいなカンジでキャラ名入れて上げたりしてもいいかもですね。
長くなってくると、ロムの人にとっては、
誰だかわかりにくくなっちゃうかもしれないって思ったもので。
次、いいですか?
町田もやる気だね!
「・・・臨時の放送はそういう感じだった。」
宮城俊太は、風間俊介に彼が寝ている間に起こった事を大まかに話して聞かせた。
一通り説明し終えて隣に座っている風間俊介を見ると、少し俯き、真直ぐな目で
地面の一点を見つめていた。既に分かっている死んだ者の事を考えているのだろう。
最初に会ったのが、風間君で良かった。
僕を殺そうとしたとか言ってたけど、そんなの誰だって思うよ、こんな状況じゃ。
宮城は、移動する途中で一瞬見た小さな影を思い浮かべた。
向こうも恐らく移動中だったし、さほど気には止めなかったが、風間の話を聞いて
それが彼の武器を盗んだ者だと分かった。
誰だったかまでは分からないけど、もし、そんな卑怯な奴と会ってたらどうなって
たんだろう。僕は、そいつに向かって手裏剣投げちゃったりとか、するのかな。
その考えを打ち消すように、宮城はブンブンと頭を振って、木の根元に預けていた
身体を起こし、地図の折り目を広げ直した。
がーん、書いてた町田がかぶった・・・。
もったいないから町田スレにでも貼ってこようかな。メイワクかな・・。
「僕達がいる所ってどこだろう?」
風間も、ペンを片手に、宮城の広げた地図を横から覗き込んだ。
「よく分かんねーな・・・地図に描かれてないなら、歩けばすぐ抜けられる森だとは
思うけど。お前の話の通りなら、まだ禁止エリアっていうのは海に逃げた場合とか
嵐のいる場所だけみたいだから今の所は平気っぽいけど、知っとく必要はある。」
風間は、右手の中で赤のボールペンががくるくると回しながら話を続ける。
「それに、俺の武器を盗んだ奴が、近くに潜んでないとも限らない。」
宮城は、声には出さずに頷く。
風間はボールペンの回転を止め、一呼吸してから言った。
「移動しよう。」
二人が荷物をまとめて立ち上がった時、木々の間からユラリと人影が現われた。
その人物の右肩には大きなマシンガンが担がれ、無気味な黒い金属の質感と
いつもと何ら変わりのない顔をして片手を挙げる仕草のコントラストが
辺りの空気を張り詰めさせた。
山下くん・・・まさか、やる気になってるんじゃ・・・?
宮城は、自分の左手首のブレスレットに触れ、そこに書いてある文字をなぞった。
W.W.J.D.。「What would jesus do?」の略だ。
その意味は・・・
こんな時神様なら、どうするだろう?
わ、誤字が・・スマソ。
赤のボールペンががくるくると→赤のボールペンをくるくると、です。
ぽん、と両肩に暖かい手が乗せられた。はっとして振り返ると、
二宮が自分の顔を見下ろしている。
「はい立って。」
訳が分からず立ち上がると、今まで相葉の座っていた席に代わりに腰を下ろす。
「ニノ?」
「そんなゲロ吐きそうな顔してるんだったら、あっちで休んでなよ。」
「…大丈夫だって」
「俺にはそうは見えないよ。」
しっしっとばかりに手振りで追い払われて、仕方なく桜井の隣りに行って
椅子に座る。
「吐く?」
「吐かない。」
まだムカついている胃の所に手をやって俯いた。
桜井が席を立って何かごそごそやっている。やがて視界の隅を白いものが
掠めて顔を上げる。
「飲めそう?」
「何?中」
「ポカリ」
白い紙コップの中では水のように見えた液体をゆっくりと傾ける。
一口飲み込むと、こんなに喉が乾いていたのかとびっくりした。
「それ飲んで落ち着いたら、打ち合わせをしたいんだけど。」
「分かった。」
桜井は大きく後ろを向いて大野を呼ぶ。
「おーちゃん」
さっきと同じ場所で同じ姿勢で背を向けている大野は、ぴくりとも動かない。
「ホントに寝てんの?」
言いながら立ち上がって大野の椅子に近付いた。
「おー…のくん…」
「ん」
振り返った大野の顔はいつもと変わらない。
相葉には桜井がなぜそんなに怯えた目をしたのかが解らなかった。
拳銃が欲しいな。ピストルでもライフルでもいい。
とにかく飛び道具が必要だ。
日本刀だってかなりのリーチがあるけど、やはり拳銃の即効性にはかなわない。
それにこいつは目立つしなぁ。持って歩いていれば必ず武器に気づかれる。
こっちがいくら温厚な顔して近づいたって、
真っ先に彼らの目に飛び込んでくるのはこの刀だ。
さっき小山から拳銃を取り上げておかなかったのは失敗だった。
もう少し冷静になるべきだった。あんなガキどうにだってなったのに。
大切なのは冷静な判断力だ。
もう失敗は許されない。早いとこもっとマシな武器を調達しなければ。
オレは死なない。絶対に。
秋山の顔に凍りつくような笑みが浮かんだ。
>>95さん、ありがとうございます。
なるほど、その通りですね。
54は福原です。今更ですが、一応。
ちょっと失礼。
長くて2つに分けるとき、ナンバリングは一緒でいいんですかね?
>>106 自分はナンバリングも分けてしまったけど・・・
読む人的には、どっちが分かりやすいのかな?
ナンバリング一緒で、「リレー版**@前編」とか?
>>106 >>107 タイミングの問題で、間に他のレスが入っちゃう可能性もあるし、
ナンバリングは分けた方がよくないですか?
>>100さん
書いてらしたんですね…カブっちゃってすみません。
でも、この先はどう料理していただいてもいいですよ〜。
って、あんな終わり方じゃやりにくいですか…
でも、他所スレに貼るのだけは勘弁してください〜。切り身です。
アカン、
>>87の伊藤がおもしろすぎる・・・(w
ツボだわ・・・
すいません、申告制についてなんですが。
どんな時間帯でも、ちゃんと申告した方がいい気がする。
ちょっと面白みに欠けるかも知れないけど、誰のエピソードを書くかも
明確にしておけば、せっかく書いたものをかぶって無駄にせずに済むと
思うんですけど、どうでしょう?
その場合、申告は書き始めた時点で、という意味です。
そうすれば他のJr.のエピソードを書きたい人が待つ必要もないし。
>>111 うん、どんな時間帯でも申告したほうがいいね。
っていうか、始めの予想に反して、昼でも夜でも結構職人さんいるみたいだし。
更新の前の申告は絶対ということで。
もう1個意見追加。
>>87の職人さんのように、どこの続きかリンクしてくれたら
かなり分かりやすい。読むほうにとってはありがたいです。
>>114さん
確かに、どこの続きかもあった方がわかりやすいですね〜。
でも、前スレの続きになる場合って、どうすれば……
>>100さん
あらら、もったいないですね。
せっかく書いてらしたんだし、ちょこっと書き換えてその後の話にするとか
いかがでしょう?
もしできそうだったら、ぜひ。
>>111 確かに、被らないためにはいいんでしょうけど、
この先はどうしても、既出の子同士を絡ませる場合が増えてくるけど、
そうすると宣言しちゃった時点で、相当先が読めちゃうと思うんですが…。
やる気になってる子と誰それ出します、とか言った時点で、
もう一人は死亡決定か?って思われかねないし…。
登場人物の宣言って、ちょっと辛くないですか?
登場人物の宣言は避けたい・・・。
誰が飛び出すかわからないのもリレー版の醍醐味でしょう。
先に書いたモン勝ちだから、やっぱかぶった場合は
後の人に諦めてもらうしかない気がします。
用意したネタは、違う子に当てはめて救出することにしましょう・・・。
>>115 前スレの場合は、とりあえず「前スレ○○番の続き」って書くだけ書いて・・・
てのはどうでしょう。
いろんな話しが同時進行になってるから、混乱を避けるためにも
どこの続きか書いておいたほうが良さそう。
>>119さん
そうですね〜。
話が錯綜してるし、これはあった方がいいですね〜。
進行サイドの話も何か分かりやすくした方が
良いんでしょうか?
今の所はナンバリングの前によた話を入れるようにして
@のついてる参加者サイドと分ける感じにしてたんですが…
うわわ、町スレ行ったら本当に貼ってあった。
あの展開だと私だったら大野に取らせる行動は
ひとつしかないなあと思ってしまった。
「もうすぐ6時間経つから放送を入れる。で、内容。」
縦軸にAからJ、横軸に01から10までの記号が振られた地図を
桜井が手元のノートパソコンに呼び出した。
「禁止エリアを決めるのはこちらに一任されている。取り敢えず
2時間ごとに1つずつエリアを増やす事にして、あまり動きがない
ようならまた考えるようにしたらどうかと思ってたんだけど。」
「それで良いんじゃない?俺は翔君に任せるよ。」
参加者の所在地確認用のモニター前から動かない松本が声を上げる。
二宮も依存はないと言うように首を縦に振っていた。
「大野君は?」
角度的に液晶画面が見づらいのか、背を伸ばしたり縮めたりしている
大野の声を掛けるが、これと言って反対意見は出されない。
「相葉…」
机の角で大人しかった相葉は組んだ腕の中に顔を埋めて眠っていた。
しばらく様子を伺っていた桜井がほっとしたのに気が付いて、
大野が片方の眉を上げて見せる事によって問い掛けに代える。
「…さっきさ、あんまりテンパってるみたいだったから、
ちょこっと細工したんだ。」
「細工?」
「そう。」
ポケットに突っ込んであった小さな紙屑を大野に示し、声を潜める。
「催眠導入剤。ぶっ壊れる奴が居たら飲ませろって。
オレがぶっ壊れてたらどうすんだろうね。」
それだけ言うと声の調子を元に戻して先を続けた。
「道路を分断して行動範囲を狭めちゃっても問題だと思うから、あんまり
影響なさそうなD=01、B=02、それと、H=03辺りで行こうと思う。
そっちはどう思う?」
参加者全員に配られてある地図で位置確認をしていた松本と二宮に声を掛ける。
「あんまり建物残しとくと動きが止まんない?」
松本の声を予測していたように次の案が即座に出される。
「じゃあ、2…いや、4時間後にはホテルの建物のみ禁止指定にしよう。」
「オッケー」
「そっちもある程度の所で区切ってリスト出しといて。」
「了解」
>>122 思わず見てきちゃいました…。
ホントに貼ってあるよ。勘弁してくれよ…。
>>121 嵐サイドさんは、今の形式で十分分かりやすいと私は思います。
本筋部分だと、一人称一人出演とか、ちゃんと全部読んでないと
どこからつながってるのかわかんなくなっちゃう危険もありますが、
こっちは今のとこ、全然別進行だし。
嵐版だけ読み返したい人のために、
前レスが何番かだけ、頭に貼ってもいいかもですが。
次書いていいですか?
初めの方で横山書いたものです
じゃあその次一人参戦いいすか?
>>126さんの次書いてもいいですか?
対象人物がかぶったら申告取り消しますので。
6時の放送入る前に書きたいんです。
>>128さん
129ですが、かぶっちゃいました。
お先にどうぞ。
ピストルは構えてみたものの、使い方わかんねー
それより、誰や?あれ・・・あんま見たことないシルエットやなぁ・・・?
でも、俺がピストル構えてるからなぁー、こっちにはこぉへんやろ、あ、逃げた
そりゃー向こうも逃げていくっちゅー話やで、なぁヒナ?
ってヒナはここにはいないんやった、いつものように話し掛けてもうたわ
ヒナもどっかににおるんやろうか?
ヒナに会いたいなぁー、あいつどうしてるんやろ?
放送では呼ばれてへんかったから、まだ生きてるんやな、よかった
でも、さっきの放送で大堀死んでもうたって言うてた・・・
大堀は、昔番組やってたころようがんばってたよなぁー
あんま最近は喋ってなかったけどなぁもっと喋っておけばよかったな
そう考えるとなんか泣けてきたわ、
ほんまに誰か殺さなあかんのかな?
関西のみんなに会いたいな、東京のみんなにも会いたい
みんなでまたコンサートやりたいなー、このまえのは俺出てへんけどな
でも、死んでまったやつがいるからもう、でけへんか・・・
ヒナとすばる!おまえらいったいどこにおんねん!
一人だとやっぱり心細いわ、会えへんかな?
やっぱり、時間おかしいですよね?
スマソしかもなんかボキャブラリー少ないのばればれで
次はもっとうまくかけるように精進いたしますわ
それにもうヒナ死んでるしね、放送前なんで知らないってことで
>>87さん
伊藤すっごいおもしろかったです。
武器全身タイツにしてよかったー。
悩んだかいがありました。
>>132 時間がわかりにくくなってますよね。
でもヒナのことはまだ放送されてないので
ヨコが知らなくて当然だと思いますよ。
予約3人目かなぁ?
次の次の次、いかせてもらいます(w
二回目の放送があって随分経った。あの放送と前後して二度爆発音を聞いた。
最初の爆発音がした場所からなるべく離れようとして、だが逃げていた方向で
再び音がしたので、結局引き返すはめになってしまったのだった。
そうして夜中さまよった茂みの先にようやく切れ目が見えた頃には、そろそろ
空も白みかけていた。
「……、」
ふうっと安堵の息をつくと天を仰ぐ。だが、そのままゆっくり視線を降ろして
きたところで、東新はあっと息を飲んだ。
「!」
木の根元に、誰かが倒れている。放送で聞いたときは実感が沸かなかったが
まさかあの三人のうちの誰かだろうか?
「どうしたの!?ねぇ、大丈夫!?」
躊躇する間もなく夢中で近寄って声をかける。大丈夫も何も、もし相手が死んで
いるのなら返事はしないはずだということはすっぽり頭から抜け落ちていた。
呼びかけた体からは返事はなく、それは揺さぶられるままゆらりと傾いだ。
「…赤西くん……!」
東新は思わず口元に手をやった。きっと爆風に吹き飛ばされて激しく
叩きつけられたのだろう、白目をむいたままの瞼をそっと閉じるさせると、
東新は手を合わせてその場を離れた。…痛かった?苦しかった?他に何も
してやれない自分が歯がゆい。いったいどうしてこんなことになっているのか、
東新はぎり、と歯を食いしばった。
重い足を引きずって茂みを抜けると、今度はすぐそこに茶色いクマのぬいぐるみが
転がっていた。まるで何かのおまじないみたいにペットボトルと乾パンも供えてある。
「……。」
引き寄せられるようにその前に立つと、東新はぬいぐるみをぎゅうっと抱き寄せた。
どうしてもひとりぼっちになんかしておけないと思った。
【エントリーNo.34・東新良和 参戦】
130=137ですが。
ごめんなさい。
136さんが、128さんですよね?
次いかせていただきます。
昼間の間に結構進んでる・・・
夜組の自分はついて行けなくなりそうだ(笑)
伊藤が面白くて泣けたよ(泣笑)
文才ないのでロムってる者です。
職人さんたちにひとついいですか?
読んでて気になったんですけど、だれか死んだときは【XX死亡】だけじゃなくて
【 残り ○名 】まで書くのがお約束では?
なんか何人残ってるのか途中でわからなくなったりしたので。
偉そうに口出してすいません。
みなさん、楽しみにしてます。
「誰だろう?」
液晶画面の左端に見え隠れする緑の星。
良知は不安な面持ちで画面を見つめた。
「行こう」
緑の星が画面から消えた瞬間。
「誰かわからないけど、こうやって隠れててもしょうがないし」
とにかく追ってみよう。
と、石田が言った。
ふたりは立ち上がると、西へと歩き出した。
画面を見ながら山道を進む。
再び現れる緑の星。
その向こうにさらに緑の星ひとつと赤い星ひとつ。
「赤は…」
色の違う星に不安がよぎる。
画面を見つめていると、赤い星を残して緑の星がふたつ移動しはじめた。
それから間もなく。
目の前の森から閃光と共にけたたましいマシンガンの音が響いた。
「な、何?」
いきなりのことに良知と石田は身を竦ませた。
音が鳴り止み、あたりが静寂に戻った後。
画面の星がひとつ、赤へと色を変えていた。
無我夢中で、良知と石田はもと来た道を走った。
走っている途中で臨時の放送が入った。
聞きなれた大野の声が抑揚のないままに3名の死亡を告げる。
順番から言うと先程色を変えた星はジミーだろうか。
では最初に見えたのは大堀か…長谷川か…。
川に沿って北へと進むと、小さな池に出た。
画面のどこにも自分達以外の印がないことを確認して、ふたりは歩みを緩めた。
池の辺を力なく歩く。
しばらくして俯いたままの良知が口を開いた。
「石田…」
「うん?」
「みんな、おかしくなったのかな…」
みんな仲間なのに。
確実にその手を血に染めた仲間がいる。
殺された仲間がいる。
「オレは誰も殺したくない…」
「うん、オレも…」
良知の呟くような言葉に石田も頷いた。
「同じように思ってるヤツが絶対他にもいるはずだよ」
だから、探そう。
探して、どうなるのかはわからないけれど。
どうしても他にするべきことが見つからず、ふたりは黙々と山道を登った。
もうすぐ夜が明ける。
東の空がうっすらと赤く染まってきていた。
>>135の者ですが、いっちゃっていいんでしょうか?
書かせてもらいます。
「うそだ…」
最初は自分の口からでた言葉だなんて気が付かなかった。
可能性がないなんて思ってたわけじゃないけれど、いつだって彼は
自分の前に立っていて、いつだって自分には出来ないようなことを
あっさりとやってしまっていて。
「ニノ…」
「どした?松潤」
「滝沢君が…」
二宮は画面を見ながらマウスを動かして名前を確認すると、無言で『滝沢秀明』
の所に赤線を引き、作り始めていた死亡者リストに名前を書き込んだ。
「俺、行って来る」
「どこに」
「滝沢君の所」
「馬鹿、行けるわけないじゃん。俺達多分建物の外に出たら一発であの世行きだよ。」
「解ってる。でも…この目で見なきゃ、信じられないんだ。」
「松潤のは『信じられない』じゃなくて『信じたくない』だろ?」
固い口調で割って入ったのは桜井だった。
「今までだってたくさん人が死んでるんだ。そいつらが死んだ事は信じられて、
滝沢が死んだのは信じられないってのか?…滝沢と他の奴との違いって何なんだよ。」
口調を荒げたりしない分だけ、逆に強い怒りの情が感じられて松本がうなだれる。
「ごめん翔君。そんなつもりで言ったんじゃなかったんだ。でも…」
「もういいよ。」
不意に部屋の奥から聞こえた声に、眠っている相葉を除いた3人が
驚愕の表情で顔を向けた。
今まで放送以外にほとんど喋らなかった大野が声を掛けたのだった。
「松潤、もういい。」
3人の間に沈黙が落ちる。大野は立ち上がってテーブルに近付いた。
「あと5分で放送だね。」
>>56-57の続き
空が白々と染まっていく。赤く光りを放つ太陽が、海の波間を
キラキラと輝かせている。朝だ。
小さな窓から射しこむ光に、田口淳之介は目を細めた。
「今日も暑くなりそうだねぇ」
そう呟く田口を、中丸雄一がぼんやりと見つめる。
その横で、福田悠太は小さく膝を抱えて震え続けていた。
とりあえず落ち着ける場所を求めて、3人は地図で見つけた南の岬の
灯台の中に逃げこんだ。幸い、まだ誰も足を踏み入れていなかったようだ。
3人は古びた棒切れで中から扉を封鎖し、他の者の侵入を防いだ。
そして何も状況を把握していなかった福田に、中丸と田口は
代わる代わる説明した。
福田は話しを聞き、可哀相なくらい動揺した。
泣きべそをかきながら嘆いたり、出し抜けに田口と中丸を疑ってみたり、
せわしなくイライラと灯台の中の物にあたり散らしたり・・・
田口も中丸もさんざん困り果て、幾度も溜息をついた。
しかし、その福田の様子を見ていたからこそ、二人は落ち着いていられた
のかもしれない。福田の動揺は、まるで二人の心の中の状態そのものであり、
それをたしなめる行動が、二人に平生の落ち着きを保たせていた。
それがなかったら、泣いたり取り乱したりしていたのは、むしろ自分達だっただろう。
「3日間・・・このままなのかなぁ」
田口は窓の外を見ながら言った。
「このままでいられるなら、まだいいよ。・・・殺されるかも」
暗い声で、福田が呟く。
「誰がここに来るか分からないしね」
中丸も考え込むように言った。
「マルはいいよね!立派な武器持ってんだから。いざとなったら俺と田口
のことだって殺せるでしょ」
福田は顔を上げて中丸を睨んだ。
「また・・・そういうこと言うなって!俺はお前らに銃向けたりなんか
しない!」
「ワカンナイよね〜、さっきだって森の中で、福ちゃんに銃向けてたし」
田口が横から茶々を入れる。中丸はムカッと眉根を吊り上げて二人を睨んだ。
「お前ら、そんなに俺のこと信用できないんだ?」
中丸の張り詰めた声に、灯台の中は緊迫した空気に包まれた。
福田は中丸から離れるように身を引いた。
田口も途惑ったような顔で、また窓のほうに顔を向ける。
「あ・・・」
その田口が小さく口を開いた。
福田と中丸が、田口のほうに注目する。
「・・・こっちに来る」
田口はサッと二人のほうを振り返りそう言った。
「・・・だ、誰?」
中丸が立ち上がって田口のいる窓のほうに近づいた。
「あれは・・・」
「・・・小山、だ・・・」
予告前に送っちゃいました。予約なさってた方
ごめんなさい。
この後放送入れます。その前に書きたい方は
申告してくだされば、待ちます。
その間に一度嵐サイドまとめてリンク…
は、貼れるかなあ…。
>>144-145の者ですが・・・
灯台組を予定している人は他にもいたかもしれませんね。ごめんなさい。
次だれか書く予定の人いますか?
書く人いないなら次いっていいでしょうか
>>148さんOKですよ〜。
でももう時期嵐の放送が入るよ。
じゃー放送入るまで待ちますね
放送入ったら新しい人出したいと思います
ピンポンパンポ〜ン
この間抜けたチャイムの音を聞くたびに、少しずつ自分の中の何かが
なくなっていくような気がする。
最後にこのチャイムを押した時、自分の中には一体何が残っているんだろう。
チャイムを押したきり、喋り出そうとしない大野の背を誰かが小さく突っついた。
それが誰だったのか確認する事すら嫌になって、それには反応せずにぺら紙1枚
の台本の内容を読み始めた。
(…まるでテープレコーダーだな。)
「参加者の皆さん、ゲーム開始から6時間が経過しました。今までのエリアに加え、
今回からは2時間ごとに1ヶ所ずつ禁止エリアが追加されていきます。各自手元の
地図で確実にチェックしてください。」
赤ペンで囲まれた地図をもう一度確認する。
「まず最初はD=01。繰り返します、D=01。続いてB=02、B=02。
そしてH=03、H=03。それぞれ2時間ごとにこの順番で追加していきます。
それから、B=02を追加する際にもうひとつ、E=04にあるホテルも禁止
エリアとします。ホテル周辺の道路は通行可能ですが、建物内に踏み込むと
首輪は爆発します。注意してください、E=04、ホテル建物内は4時間後に
禁止エリアになります。」
地図を脇へ押しやると今度は書きなぐられたメモ用紙を手に取った。
「最後に死亡が確認された参加者の名前を読み上げます。臨時放送の際の3名
に加え、今回は新たに6名が確認されています。11番、赤西仁君、
17番、村上信五君、24番、島田直樹君、26番、辰巳雄大君、
29番、田中聖君、そして…30番、滝沢…秀明君。以上です。」
>>52から続き
14.伊藤達哉 全身タイツ
17.【長谷川により死亡】村上信五 ?
28.亀梨和也 バタフライナイフ
29.【禁止エリアにより死亡】田中聖 調理用ハサミ
30.【五関により死亡】滝沢秀明 フリスビー
31.小山慶一郎 エアガン
32.屋良朝幸 ビニール傘
33.内博貴 マッチ1箱
34.東新良和 ? 赤西のクマのぬいぐるみ
現在までの情報
・ゲーム開始から3時間以上が経過。
・生き残りは33名。
・あと 8人の参戦可。
禁止エリア
06:00・・・D−01(北西の海沿いの一角)
08:00・・・B−02(北の岬)、E−04(ホテル内のみ)
10:00・・・H−03(南西の海沿いの一角)
地図で確認の方は
ttp://www.j-fukuoka.com/off-ivent00/off-ivent-br-top000-00.htm
やっぱ、一人で山の中を歩くのは危ないのかな
でも、誰もいないし、しょうがないか
っていうか俺誰にも会ってないんだけど?
みんなホントにここのどっかにいるのかよ!?
でもまぁー銃声とか爆発の音は聞こえたし、いるんだろうな。
それにしても俺ってのんきかな?
まーだてにコメント大魔人じゃねーてな!
大体俺の武器なんだとおもってんの?
「お面」だよ?鉄の仮面とかならまだよさそうなものを
お祭りとかでよく売ってるやつだもんなぁー
おまけにぴ○ちゅーだし、
これは逃げ回るしかないでしょ?
でも、俺でかいから明らかに目立つと思うんだよね、
あーどうしよ。
あれ?あれだれだ?東新か、なんだあいつなんかでっかいもんもって歩いてるけど
まさか、人・・・なわけないよな
ゴツと足元にあたる鈍い音・・・えっ?と思って見てみると
死体だ、しかもこれって・・・赤西?
始めてみた死体、それも仲間だったJr.の・・・
涙と一緒に嘔吐感が押し寄せる、
これ、これは東新がやったのか?
そんなわけないよな、今やったんだったら絶対に音は聞こえるはずだし
じゃー東新はなにしてたんだ?
押し寄せる嘔吐感に絶えながらよくよく赤西の顔を見る、
「あ、目つぶってる」
そうか、東新は赤西の目を閉じてやったんだな、
ごめんな、東新疑ったりして、
「さぁー俺はこれからどうしようかな?」
『パーン!』いきなり後ろで銃声がした、
「え?」振り返るとそこには牧野がいた。
「迷ってるなら死ねばいいんじゃない?」その顔は笑っていた
『パーン』そしてもう1発躊躇することなく上里の頭を貫通した
「だってお面じゃー戦えないでしょ?りょーた。って聞こえてないかもう」
笑っている牧野とは反対に半分なくなった上里の顔は泣いていた。涙ではなく血で
「さて、次行きますか」そう言った牧野の足取りは軽かった。
【エントリーNo.35・上里亮太・参戦・死亡 No.36・牧野紘ニ・参戦】【残り32人】
ちっミスった。
・ゲーム開始から6時間が経過。ただ今06:00。
です。
何故あと1分少々が待てなかったのか、自分よ・・・。
悔やむぜ(涙
関西ファイブは出てるのに東京のファイブは出てないことに気づいたんで
出してみました(ワラ上里はすぐ殺しちゃいましたけど、ファンのかたスマソ、
しかも、集計様かぶっちゃってごめんなさい
いえいえ155の職人さん、こっちが待てば良かったんです。
こちらこそスマソ。
整頓係さん、毎度お疲れ様です。
分かりやすくて助かります。
大魔人・・・(涙)安らかに眠ってくれ。
整理整頓係様。
ご苦労様です。気になさらずに。
本当は6:00から禁止エリア追加の予定だったんですが、
意外と(不謹慎だな)死亡者が多かったのでさらに2時間
伸ばしてみました。移動時間も必要でしょうしね。
そのうち嵐内部にも嵐が起きそう…
次、書いてもいいですか?
って、書いちゃいまーす。
滝沢くんが死んだ・・・。
「おいおい、冗談だろ?」
信じられないといった表情で橋田康は小さく呟き、
辺りには誰もいないことをもう一度注意深く確認した。
あの滝沢くんが・・・一体誰に?
もちろん、他の人たちの死も信じられない。
でも、天下の滝沢君だろ?あのタッキーこと滝沢君だろ?
あんな売れてる人でも簡単に死んじゃうもんなんだ・・・。
そう考えると妙に怖くなり、体が震えてくるのが分かる。
人生ってほんっと何があるかわからないもんだよな。
俺だって実際ここ来る前にCM出れたことに驚きを隠せない。
そう考えると、橋田康はうちわに向かって微妙に微笑む。
しかし、次は・・・俺が殺される番かもしれない。
顔をこわばらせながら深く息を呑む。
もしかしたら、次の放送で
「橋田康君死亡です。」と言われるかもしれない。
・・・そんなの嫌だ、嫌だ、嫌だ!
そんなこと考えたくもない。
でも、俺には・・・これと言った武器がない。
このままどこかに隠れ続けるか?
いや、禁止エリアが増えていくとなるとそれは危険かもしれない。
じゃあ、仲間を見つけるか?
でも、今の俺に誰かを信じられるのか?
もし誰かを信じて殺されたら・・・それも絶対に嫌だ。
とにかく・・・今はしばらく隠れるしかなさそうだ。
そして、どこかで強い武器を持ったいい奴と会えたら・・・。
大丈夫、俺には慎吾くんがついてる。
きっと運がいい。
変な奴にはそうそう会わないだろう。
そう考え診療所の方を目指してゆっくりと動き出した。
ふふふ、橋田面白い。微妙さがなんともいえないっす(笑
生理整頓係さん、分かりやすくて見やすくて感謝です。
これからもまとめ係がんばってください。
禁止エリアが発表されてるので、
場所とかはっきり書いた方が読んでいる方が分かりやすいですよね?
とりあえずやっくんの目指すべき場所書いてみたんですが。
整理整頓係さんとか集計人さんってすごいなぁ。
素直に尊敬。これからもよろしくお願いします。
171 :
ユーは名無しネ:2001/07/24(火) 01:44
ふわふわとと足元が浮いてる間隔で意識が戻る。
どれくらいの時間がたっているのかわからなかった。
夢をみているのかもしれない・・・
あたり一面静けさで物音さえも聞こえない。
グレーで4面囲まれた部屋のなかにいる。空を飛んでいる?
「………っ!……ちくしょっ、…のっ!大野っ!!!」
遠くで誰かの声が聞こえる。顔もあげられない。億劫でこのまま眠りたい。
少し足をずらしてみればナニかにあたる。
あ、多分足元に転がっているのは町田だ。左肩から肺にかけてボーガンで2発。
木の上から田中聖に撃たれたんだっけ…
俺は?オレはどうしたんだ・・・?
泣きじゃくる良知がいたのを覚えている。「バイバイ大野くん」
そんな良知の笑顔を最後に見たにも覚えている。
バイバイ…?バイバイ、大野クン……?
良知のもっていた筋弛緩剤はナニよりも強い武器だった。
フワフワ気持ちイイだけで眠ったように死ねる。
全員がこれを持ってればいいのに…………。
僕の腕の中でおもいっきし甘えた。
「おまえの笑顔がオレの元気だったよ」そういってボクの頬に手を当てたと同時に
大野クンの両腕がダランと落ちた。
【大野智・町田慎吾 死亡】
何?甜菜?
いつ死亡したものだろう・・・でも表現うまいわなぁ・・・はあ
たぶん、
>>171さんの文章は私が町田スレに貼ったことによって
お怒りになられたことの表れだと思います。
こちらの皆さんにも町スレの方にも私のルール違反で
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
同様に
>>171さんにも謝ります。ごめんなさい。
この時点で大野が死ぬのはありえないから
>>171のは別ストーリーとして、リレーのとは別に考えて良いんじゃない?
>>171は単なるage嵐さんなんでは…?
マチスレにも同じものが貼られてましたよ。
町田のとこのはリレーとは別のバトロワストーリーと考えては?
実は未だに辞めジュ版も待っている私。
>174
ここは板内でも基地外スレだから(藁)。フィクション嫌いな人もいるし、
ほかスレには迷惑かけないようにヒソーリ行きましょ。
私自身はアレ楽しめましたけどね。
>>174さん
気持ちはすごく分かりますよ。私はまだ書いた物がかぶって出せなく
なったりはしてないけど、かぶるのが怖くてさっきから登場人物
申告案を出してみたりしてました。でもまあ、何度か参加するうちに
職人同士のバトル(いい意味での)も醍醐味かなって思い始めてきたよ。
またリレー参加してくださいね。
町スレで怒っている方はなんとなくここで
文章書いた方とは別人のような気が・・・。
ここは基地外スレだったのか(w
そろそろ続ききぼーん。どなたかいらっしゃらないかしら?
え?え?
オフって次考えてる間に訳が分からなくなってる。
171はどうしたらいいの?
それより続き書いて良いのかしら?
心理編だからちょっとヘビーになりそうなのに。
しかも↑の人達の事なのに(泣
>>181 おりますが、続きが思い付かないのです・・・
>182さん、171は無視でよいと思われ。
>>182さん
続き、お願いします。
>>171はリレー版のタイトルも付いていない
ことだし、とりあえず進めてしまってもいいのではないでしょうか。
某スレの方にも一言書いちゃったんですが…。
正直いって、アレやられちゃうと、
もう続き考えることは出来ないです。私には。
比較されて、あっちの方が良かったって思われたらヤだし。
どんな展開にしてもダメな気がしちゃう。
ゴメンナサイ。もう町田さんは町田担の皆さんで好きにしてやってください。
6時の放送を入れた直後に、仮眠を取るため隣りの教室に行った松本と
交代してモニターの前に座った。無意識に赤い点を数えてしまって、
ああ、自分がマイクで読み上げた人の数だけなんだよなと改めて思う。
マウスを握って点の上を滑らせると、人物の横にいくつかコメントの
添えられているものがあった。
「ニノ」
隣りで半分目を閉じていた二宮が緑点から上がっているバルーン(ふきだし)に
目をやって大野の問い掛けの意味を知る。
「これ?やる気になってんのかなーって人のとこにだけつけてみたんだよね。」
『秋山純』と書かれたバルーンに『まんまん』と書かれていた。
大野はふん、と鼻息だけで答えると漠然と画面上の点を滑らせると、
マウスを放って立ち上がった。
「大野君?」
「どこ行くのさ」
二宮と桜井に交互に問い掛けられる。大野は丸めた背中越しに便所、
と言い捨てて廊下に出た。
もう辞めれば?ムリだろ…。
>>180 一応同一人物なんですけどね。
SS書く時やスレの空気によって、文体変えちゃいますから。
って、2ちゃんじゃ信憑性ないですねぇ。
もう出てこないので、好きにやってくださいって言いたかっただけですから。
>>187さん
謝る必要なんて無いですよ。リレー版として始まったからには、誰がどの
キャラをいじっても構わないルールだし、187さんがもう書きたくないん
だったら無理に書かないで、他のキャラいじるなり新キャラ出すなり
好きにしてしまってください。町田さんは他の職人でなんとかしますので。
>>190(187)さん
私はあなたの町田さんも大好きでしたよ〜。
まだエントリー枠もあることだし、他の子での復帰ぜひお待ちしてます。
一言じゃ書ききれなかったので追加。
書くほうもはっきり言ってバトルに参戦しているようなものだと
思っています。そして私はこのスレに書かれた町田や他メンバー
に対して話を進めて行ってます。
枝分かれしてしまったものは仕方のない事として、こちらで参戦
して欲しいと思っています。
あなたも立派なバトロワ作家さんです。
そして町スレに載せた方。
力を入れて書いたものが載せられなかった悔しさも解ります。
軽い気持ちで載せたんだろうな、と思ったのですが。
とにかく、あれはあれ、これはこれ。
あまり深く考えずに、パラレルワールドと言う事に
してみてはいかがですか?
長くてすみません。では大野心理編、行きます。
嵐係さんの次、自分いかせてもらいます。
なんとか書けた…。
>>187の55の職人さん
そんなこと言ったら、全員書けなくなっちゃうよ(笑
だって他にもいっぱいJr版のバトロワはあるんだし、
ここでもつい最近までミドル版やってたし。
比較されるのはみんな一緒だよ。一緒にがんばりましょう・・・。
>>188より。一人称で書いてます。
廊下の端まで歩いて行って、一番端の窓から表を覗いてみた。
夜明けの青っぽい風景を想像していたのに夜はすっかり明けてしまっていて、
白っぽい光が誰も居ない道路を照らしているだけだった。
「町田…」
他のメンバーが居る所では絶対に呼べなかった。
大丈夫、あいつはまだ、生きてる。
ニノの見立てでは町田は『まんまん』じゃないみたいだ。そりゃそうか、
町田は『本気』になったって『まんまん』になるような奴じゃないし。
暗いの怖いって言うかも知れないと思ったけど、出来るだけ目立なくて
他の人が撒かれない場所を考えて指定した。
歩き方によっちゃ結構近い場所だったのに、思った通りには
動いてくれないもんだな。
ねえ町田、俺はお前が動き出してからずっと待ってるんだ。
逃げ続けてたって、何人殺してたって構わないから、生きてここまで辿り着くのを。
「…早く来いよ…」
お前にしか出来ない事があるんだからさ。
だから生きろ。
生きたままここに来て早く俺を…
「…殺せ…」
嵐係さん、あなたの書く平安も然る事ながら、その姿勢が格好良いっす。
自分もリレーに参加している一人ですが、BRでいえば怯えてコソコソ
行動してる生徒だわ・・・。精進します。
193にトランス状態でえらそうな事書いてるけど、
自分にだって他の誰かが話を進めていってしまうって
可能性があるんですよね〜
この人が書いてくれるのを待つ。みたいに思ってもらえる
文章が書けると良いのにな…
>>64、
>>136の続き
眩暈がする。どうしようもない眩暈。
耐えがたい激情が、亀梨和也の身体を包む。
「死亡・・・確認・・・赤西、仁・・・」
呆然と呟き、亀梨はその場にへたりこんだ。
聞きたくなかった言葉・・・嘘でも、冗談でも・・・本当だとしても、
認めたくない言葉。
「ウソだろ・・・」
いつも一緒にいたのに。くだんないことばっかやって、ふざけあって、
時には喧嘩したりもしたけど・・・でも、親友だった。
心から、親友と呼べるヤツだった。
なのに・・・。
「・・・俺は認めない・・・!」
亀梨は思わず大声を出す。
湧き上がるのは、涙ではない。
堪えようのない怒りだ。
誰に対して・・・?よく分からない。
仁を殺したヤツに対する怒り?何も出来なかった自分への怒り?
勝手に死んでいった仁への怒り?
でも俺は信じない。仁は生きてる、きっと。絶対!!
ムカツク・・・こんなクソゲーム、絶対許せない。
このゲームで楽しんでるヤツも、このクソゲームを始めたヤツも、
裏で糸引いてるヤツも、事務所も、この島も、とにかく、とにかく、
全部ムカツク・・・!!
クソッ・・・全部ムチャクチャにしてやりたい!!!
亀梨は地面に這いつくばり、怒りをこめて大声で叫び散らした。
叫びながら、自分の武器のバタフライナイフを振り回す。
木の幹に枝に荒々しく傷ができる。
木の葉や草が舞い飛ぶ。
地面がえぐれる。
亀梨はやり場の無い怒りを、あたりかまわずぶつけまくった。
「俺はっ・・・信じない!!こんなゲーム、信じない!!
仁は生きてる!ハセジュンも、滝沢君も、聖も・・・!!
みんな生きてるんだろっ!?そうだろ!!」
「か・・・亀梨君」
小さな声で、後ろから不意に呼びかけられた。
亀梨は動きを止め、鋭い目つきで振り返った。
そこには、大きなぬいぐるみを胸に抱いた東新良和が立っている。
亀梨は東新からすっと目を逸らし、イライラした口調で言った。
「ごめん東新、俺のことほっといて・・・今、俺、冷静じゃないから。
お前のこと、殺すかもしれない・・・早く逃げたほうがいいよ」
「亀梨君・・・余計なことじゃ無かったら・・・言わせて。
赤西君は・・・南の森の中にいるよ。地図で言ったらH−7くらいの・・・。
俺・・・見た、から・・・」
亀梨は再度東新に目をやり、息をするのも忘れて見つめる。
東新は亀梨を辛そうな目で見ながら続けた。
「行ってあげて・・・亀梨君が行ったら・・・きっと赤西君は、喜ぶ・・・」
亀梨はゆっくりと立ち上がった。
「・・・仁・・・。死んでた・・・?」
重い声で亀梨が呟く。「・・・お前の見間違いじゃねーの?
こんなことで、仁が死んでるわけ・・・ないよ」
東新は、自分の持っていたクマのぬいぐるみを亀梨に差し出した。
「これ・・・赤西君のそばにあったんだ・・・亀梨君にあげる」
東新はそう言って、長いまつげの先から大粒の涙を滴らせた。
それを見て、亀梨はやりきれなくなり必死で顔を歪めた。その胸に、
もやもやと焦燥感が湧き上がる。
「・・・ありがと。東新」
亀梨は小さくそう言い、クマのぬいぐるみを東新の手から奪って
走り出した。
まだだ・・・。
まだ、泣いちゃダメだ。
仁に会うまで。
ちゃんと、会うまで。
頼む、仁・・・。
俺は、嬉し涙を、流したい!!
うわぁ、東新かわいい〜。
リレー版はかわいこちゃんが多いな(笑
感動しました・・・。
かっこいいなぁ。
私も
>>200みたいな場面、書ければいいなぁ・・・(笑)
ネタが思い付かないので、現在複数人で行動している(もしくは
一人だったが誰かと遭遇した)人達をまとめてみました。
抜けていたらスマソ。
■提箸・萩原組、移動中
>>67 ■屋良、島のはずれの展望台にて内と遭遇し行動を共に?
>>85 ■町田、何者かに遭遇
>>93 ■風間・宮城組、小さな森(?)にて山下と遭遇
>>101 ■良知・石田組は山道を登り中
>>141 ■田口・中丸・福田組、灯台にて小山遭遇?
>>145
今日はちょっと荒れ模様だったし(笑
もう誰も書かないのかなァ…?
>>203 集計ありがとうございます。
あと、福原のところに誰かが近づいてるのかな。と思いますが…
>>90
次行っていいすか〜?
いきまーす。いちお
>>45 からの続き。
足元がおぼつかない中、ようやく山道を下り終えたところで二人ははたと立ち止まった。
少し先には神社の鳥居らしきものが見えていたが、とにかく山を出るのが先決で
橋田を探すと言っても行く先などまるで考えていなかった。
「あいつの行きそうなトコ…」
ぱちぱちと心許ない点滅を繰り返す外灯の下、地図を引っ張り出して考え込む提箸の横で
萩原はのそのそとリュックに手を突っ込んだ。まずは歩きどおしだった喉の渇きを癒そうと
取り出したペットボトルのそれをごくごくうまそうに飲み干す。
「わっバカっ!おまえ食料そこにあるだけなんだぞ!?ちゃんと考えてから行動しろよ!」
提箸は地図を放り出し、慌てて萩原の手からペットボトルを取り上げたが、既に半分近くが
空になっていた。しかも当の萩原はまるで悪びれたふうもなく、相変わらず首を傾げてただ
にこにこと微笑んでいる。
「……。」
――こいつといたら敵に会う前に俺が気苦労で死んじゃうかも。
一瞬、ついそんな気弱なことを思ってしまわないでもない提箸だったが。
「とにかく、今はこれでガマンしろ。途中でコンビニなんかないんだからな」
キャップを締めながら提箸が諭すと、萩原は今度は急に何ともいえない淋しそうな顔に
なった。まったく、これじゃ俺が鬼教官かなんかみたいじゃねぇか。
「そっか…」
ぼんやり頷いた萩原が何に対して納得したのかはわからなかったが、提箸はペットボトルを
持ち主のリュックにしまうともう一度促すように声をかけた。
「とにかくさ、早いトコ康探そうぜ。とりあえずなんか建物のあるところ…こっからだと
ホテル跡か、分校か…」
「診療所。」
いつの間にか一緒に地図を覗き込んでいた萩原が、横でぼそりと呟いた。
「何で?」
「あいつナース好きだから」
訝る提箸に対し、萩原は妙に自信満々言い切った。
「……。」
もはや反論する気力もなく、提箸は黙って萩原の勘?にかけることにしたのだったが。
直後入った放送で、最初自分が行こうと思っていたホテル跡はまもなく禁止区域に
なることを知った。これで結構こいつは悪運の持ち主なのかもしれないと思う他なかった。
間違えた…『リレー版・45』の続きってことで
リンクは
>>67 でした…。
次書きます。
>>85の続きです。
屋良は外で起きている現実が未だに信じられなかった。
銃声や爆発音も聞こえた。放送で死亡した人達の名前も告げられている。
でもなぜかリアルなものとして感じられなかった。
誰かの死体でも見たらこの感覚はリアルなものになるのだろうか。
「とりあえず外に行ってみる?」
どうしていいかわからぬまま、内と2人で
禁止エリアとは関係のない東の海岸沿いの道を進んでいった。
朝の太陽が海に反射してキラキラしていた。
「ほんま海きれいっすよねぇ。サメとかおるんかなぁ?」
「サメいたら食われちゃうよ。ってかその前に首が飛ぶよ」
「じゃイルカがええかなぁ。イルカと遊んでみたいなぁ。
知ってます?イルカって言葉がわかるんですよ。すごいっすよねぇ」
・・・それはみんな知ってるだろ。そんな大発見みたいに言わなくても・・・。
半ば呆れて苦笑しながらも屋良は内を憎めずにいた。
ふわふわとした内の様子が却って屋良を落ち着かせていた。
しかし、だからこそこの現実をリアルに感じられないのかもしれなかった。
「っ!・・」
しばらく進んだ森の中で見つけてしまった。辰巳の首吊り死体だった。
声にならない声を上げ、吐きそうになって
思わず目を逸らしてしまった屋良とは違い、
内は辰巳の死体をじっと見つめていた。
「・・・お前、平気なのか?」
絞り出すように問い掛ける屋良に答えて内が言った。
「僕も死ぬ時はこんな顔できたらええなと思って。
この子なんや幸せそうですやん。なんか気持ちわかるなぁ」
そう言って内は屋良の傘を使って辰巳の死体を下ろし
草の上に寝かせて、胸で手を組ませた。
「この子が無事天国に行けるといいっすねぇ」
内は辰巳の側にしゃがんで合掌していた。
この島で起きているのはバーチャルでなくリアルなんだ。
確かに人が死んでいる。でも俺はこんなものには付き合いたくない。
付き合う気はない。
どうすればいいんだろう・・・。
でも、コイツといれば何とかなるんじゃないか。
殺さずに殺されずに何とかなるんじゃないか。
なんとなく屋良は楽観的で前向きな気持ちになっていた。
次いっちゃっていいすか〜?
たぶん
>>199、
>>200あたりの続きです。
亀梨と別れてしばらくたったところで、東新は自分の重大な過ちに気付いた。
…違う、H−7じゃない…。ほんとはF−7って言ったつもりだった…。
あんな開けた場所じゃなくて、もう少し山のふもとの方の…。
亀梨は途中で気付いてくれるだろうか?いや、無理だよな、どういう状況で
死体見つけたかまでなんて教えてないし…。
仕方がない、この際亀梨には気の毒なことをしたと諦めてもらうほかないだろう。
今さら追いかけても見つけられる保障はないし、だいいち無用心なことをしては
自分の身が危ない。形見?のぬいぐるみはきちんと届けたということで、赤西も
許してくれるだろう。
…あのぬいぐるみを見つけて、足の裏のスイッチに気付いたのは随分時間が
たってからだった。何の仕掛けだろう何の気なしに押してみて、東新は心底
身体が震えた。聞こえてきたのは音声の悪い、だがまだただの肉の塊になって
しまう前の、生きている赤西の声。
それも、ずいぶんおちゃらけて楽しそうな。
そしてそんなヤツの隣にはたまたまなのか幸人もいたらしい。あの場では自分は
赤西以外の死体は見かけなかったけど…ということは、幸人はまだどこかで生きて
いる…?もしかして、赤西を殺したのも幸人…?
ふとそんな考えが頭を過ぎって、そんな自分に東新は吐き気がした。
だってまさか、そんなの信じられない。あのいつもにこにこしてて、俺にもよく
おやつ分けてくれて…、なのに、その幸人が人を殺すなんて。
じゃあもしかして、アレは単なる赤西の独り言?でも、それもなかなか気味が悪いけど。
そういうわけでこれ以上、一秒だってあのぬいぐるみを手元に置いておきたくなかった。
いっそ捨ててしまってもよかったのだが、そんなとき亀梨に遭遇したのだ。できすぎた
偶然でもなんでもいい。とにかく誰かがこいつを引き取ってくれればいい。
あのときはただそう思ったのだった。
「……。」
よろよろと道を辿りながら、東新は思い立ってポケットに手を突っ込んだ。
自分に与えられた武器、それはこの、……糸の先に揺れる五円玉。
もう何も、考える気がしなかった。
この先これでどうしろって言うんだよ、ユリゲラーかなんかかよ俺は。
次いきます〜。
森雄介は、海岸沿いをとぼとぼ歩いていた。
東の空の方が少しずつ白んでいく。
早朝の潮の香りはとても心地よかった。
「ヤベーな、このまま進んでも戻っても禁止区域じゃん。」
森は、地図を見ながら呟いた。
先程、6時間経過の放送で発表された禁止エリアのところには、バツ印がうってある。
ちょっと歩きづらくなるが道を外れて草むらを歩いていこうか。
そろそろ歩きっぱなしで疲れてきたので、どこかで休みたい。
「でも建物入って誰かに会ったら面倒臭いしな〜。」
森は、ヤル気だった。
しかし自分から積極的に誰かを殺そうとは思わない。
「誰にも会わないでいるのが一番いいんだけどな」
2度目の放送が入った時は、まだ手の込んだドッキリだと思っていた。
しかしその後、見てしまったのだ。
ジミーの死体を。まさに蜂の巣状態という感じだった。
内臓が飛び散り、目も当てられないような死に様だった。
俺は、あんな風には死なない。
殺しあう相手も、全部ジュニアなんだろうと分かった。
あいつらなんかに、俺は殺させない。
俺はこんなところで惨めに死んだりしたくない。
でも、皆そう思ってるだろう?
だから無駄に殺したりはしないつもり。
出会っちゃった奴は全部殺すけど。
でもいちいち探してまで殺ったりはしない。メンドクサイし。
「あー、のど渇いた。」
そう言って森は、持っていたウージー9mmサブマシンガンを
肩にかけなおした。
【エントリーNO.37 森雄介 参戦】
次いってもいいですか?
どうぞ!
リレー版・61 の続き?>>
http://saki.2ch.net/test/read.cgi?bbs=jr&key=995822471&st=131&to=131&nofirst=true -----------------------------------------------------------
ヒナが死んだ。
あいつ・・・誰にやられたんやろう?
自分からこんな殺人ゲームに参加するような奴でも自殺するような奴でもない。
それにヒナはどこに居っても色んな奴に頼られることも懐かれることも多かったし、
死ぬ直前まで誰かと居ったことは間違いない。
ってことは直前まで一緒にいた誰かにやられたか庇うかして死んだとしか考えられん。
器用貧乏なくせにお人好しで要領悪いとこが有ったからな。
あいつ結構、抜けたとこ有ったし…お人好しやったし…阿呆やったけど…
「ヨコ、焼肉行こうや」
嬉しそうに笑うヒナの顔が
「ヨコは、阿呆やなぁ」
少し呆れたように突っ込みを入れるヒナの声が
「なんのかんの言うてもこの仕事すきやし、頑張るわ」
決意を固めた真面目な表情が
もう見れないんや。
誰や・・・?
誰がヒナを殺したんや?
・・・絶対許さへん。
俺は手元のピストルを握り締めた。
リンク失敗してる・・・。
ごめんなさい。
次いきま〜す!
>>144-145の続き
「〜〜〜ぅぅ・・・!」
埃を巻き上げながら、3人の足元で小山慶一郎がもがく。
小山は口に猿ぐつわのようにハンカチを噛まされ、その辺にあった
ゴムホースで身体をぐるぐるに巻かれている。小山は涙目になりながら
悶絶している。
その小山を囲むように、中丸と田口、福田が見下ろしていた。
小山が灯台に近づいて来た時、3人は「絶対に中には入れない!」と
意見を合致させていた。3人で息をひそめて小山の行動を見守った。
小山は、灯台の中に誰もいないと思ったのか、ドアをこじ開けようと
し始めた。3人はもちろん中から必死で押さえた。しかし小山は
しまいにはドアを蹴破ろうとまでしてきたので、とうとう根をあげ、
中丸が話しかけた。「おいっ!ここは先客がいるんだよ!どっかいけ!」
しかし、面識のある中丸の声に安心したのか、小山は灯台を離れようと
しなかった。「俺さっきヤバかったんだ!秋山君ってのに殺されかけて・・・
俺、武器も持ってないんだ。1人でいたらヤバイんだよ!」
ずいぶんと長い間、ドアの前で小山は粘った。その間に、2度目の放送が流れた。
新たな死亡者、6名。禁止エリアの指定。状況がどんどん悪化していく。
そしてとうとう情にほだされ、田口が口を開いた。「開けてあげよっか・・・」
3人がソロソロとドアを開けた時、そこには脱力した顔の、
片方のもみあげが何故か無い小山の姿があった。
もみあげの不自然さもさることながら、3人の最も予想外だったのは・・・
小山の手に銃が握られていたことだ。
銃を目にした中丸が、咄嗟にその腕を掴んだのが事の幸いだった。
そこから田口と福田が小山に飛びかかり、ゴムホースで縛り上げて
やったのだ。
「油断ならねぇヤツだな・・・」中丸がぼそりと呟く。
「エアガンなんて紛らわしいモン持ってんなよ!」福田も怒って小山を
睨む。小山は何か言い訳をするようにウガウガと唸り、身体をよじった。
田口がそれを見ながら、顔にいつもの笑顔を浮かべて言う。
「エアガンだって十分武器になるよ〜、BB弾だって、当たったら
痛いんだから。ビービー泣いちゃうよ〜」
「・・・・・」
「・・・・・」
「マル今、田口のこと殺してやろうと思ったでしょ」福田の鋭い一言に
中丸は「お、思ってない思ってない!」と慌てて首を振った。
61書いたものですが、続き書いてくれてアリガとです
書きたいこと書いてくれてうれしーです
田口を書くのって大変そうだ(笑
>>221さん、笑わせてもらいました。
リレー版の灯台組は悲壮感がなくてかわいい(笑
書きますー、いいでしょうか?
どーぞどーぞ。
61さんへ
でしゃばって書いてしまってすいません。
拙い文章ですが書きたくなったので書いてしまいました。
ヒナを殺した一連を書いたものより。
は?なんやて?今なんて言ったんや?
ちょぉー待てって、大野君!!大野君やろう?この声は・・・
ヒナ?タッキー?死んでもうたなんてウソやろ?!信じられへんわ、そんなん
だっておかしいやろ?タッキーやで?タッキー、、、
俺がへこんでるときとか励ましてくれたし、ヨコよりあとに出てきた俺を
そんなんと関係なく対等に接してくれた、コンサートでいっしょに歌ったときも
むちゃくちゃ楽しかったし、それなのに、それなのに・・・
ヒナもヒナや、前におれおまえに言うたやろ?
ヒナのこと好きやって・・・あれ、冗談ちゃうねんぞ?
ホンマに好きやったし、いっしょにいて楽しかったし、
俺ら3人バカばっかりしてたけど、それが昨日のことのように思えるわ
ヨコもこの放送聞いたんかな?ヨコどないしてるんやろ?
泣いてるんやろうか?でも人前ではあいつ泣けへんからな・・・
でも、俺と同じ思いだってことはは確かなはずや、
俺は、ヒナとタッキー殺したやつを許せへん!
でも・・・パチンコかぁ・・・これでどないしよ、困ったわ
30の渋谷さん書いた職人さん、
すいません、勝手に渋谷さん書いちゃいました
>>154からの補足
28.亀梨和也 バタフライナイフ 赤西のクマのぬいぐるみ
29.【禁止エリアにより死亡】田中聖 調理用ハサミ
30.【五関により死亡】滝沢秀明 フリスビー
31.小山慶一郎 エアガン
32.屋良朝幸 ビニール傘
33.内博貴 マッチ1箱
34.東新良和 糸付き5円玉
35.【牧野により死亡】上里亮太 お面(ぴ○ちゅー)
36.牧野紘ニ 銃
37.森雄介 サブマシンガン(ウージー9mm)
現在までの情報
・ゲーム開始から6時間以上が経過。
・生き残りは32名。
・あと 5人の参戦可。
禁止エリア
08:00・・・D−01(北西の海沿いの一角)
10:00・・・B−02(北の岬)、E−04(ホテル内のみ)
12:00・・・H−03(南西の海沿いの一角)
地図で確認の方は
ttp://www.j-fukuoka.com/off-ivent00/off-ivent-br-top000-00.htm
次行ってもいいですか〜?
>>207 からの続き
地図を頼りに、目的の診療所までもうひとブロック辺りの地点に来た。
そろそろ禁止エリアが追加される頃だ。さて、ここで本当に橋田と出会えるの
だろうか?
「…なぁ、」
提箸はとろとろとあとを付いてくる萩原を振り返った。
「……。」
しかし萩原の返事はない。猫なんかがよくやってるみたいに、立ち止まって
じーっととある一点を見ている。
「…萩原?」
業を煮やして提箸が声を出したとき、突然側の壊れかけた石垣に引っ張られた。
「なっ、なんだよ?」
萩原はしーっと人差し指を口元に当てると、その方向に目を泳がせて言った。
「あれ、亀梨じゃん?」
「…は?」
促されるまま自分もそこに目をやって…、すると付近を所在なさげにうろうろ
歩き回っているのは…、確かに奴に違いなかった。しかも胸には何か大きめの
物体を大事そうに抱えている。
「あのぬいぐるみ…」
「……」
萩原がまたぼそりと呟いた。提箸も思うところは同じだった。
―あの現場を、亀梨は見たのだろうか?
ぬいぐるみに録再機能が付いていることは萩原に聞いて知っていた。それで
自分たち、というか萩原、を探してここまで来たということも考えられる。
相手の武器は何かにもよるが、ここは下手に声を掛けるのは避けた方が無難だろう。
「…ほっとこうぜ」
提箸は抑揚のない声で言った。手榴弾はお買い得3個セットとやらで残りはまだ
二つあったが、もう、あんなことに巻き込まれるのは正直言って気分のいいものでは
なかった。死体が元いた場所になかったので、萩原は赤西がきれいさっぱり吹き飛んだ
とでも思っているらしかったが、だが提箸は違っていた。赤西が爆風に吹き飛ばされる
ところを途中まで見て、そしてそこまでで目を逸らしたからその後のことは知らない。
ただ、あれじゃ確実に死ぬだろうなとは思った。
そして赤西は本当に死んだ。放送でもそう言っていた。だからそれが事実なんだろう、
少なくともこの島のいまのこの現状の中では。
亀梨が行ってしまうまで提箸はおとなしく待っているつもりだった。
だが、予想に反して萩原はいきなり立ち上がると、提箸の静止を振り切ってそいつの
背中に向かって大声を張り上げた。
「カメナシーーーー!」
え、と相手が振り向いたときだった。萩原は取り出して用意していたダーツを
的めがけて思い切りぶん投げた。
―さすが、腐っても某チームメンバーである。しゅっ、と風を切って、それは見事
標的の眉間ど真ン中にストライクを取った。
「……、」
そいつの身体が、糸の切れた操り人形みたいにどうっと後ろに倒れる。
提箸は呆然とその光景を見ていた。ピッチングフォームを終え、彼をよそにのしのしと
現場に近付いた萩原はどれ戦利品はとばかりにリュックを探る。まずはぺットボトルと、
あまり好みではないけれど、これっきゃないから仕方ナシにの乾パンの袋。…それと、
亀梨の武器の、バタフライナイフ。
「…なーんだ、いいモノ持ってンじゃん」
ヒクヒクと痙攣している亀梨を見て、萩原はにこ、と天使のように微笑んだ。
まるで躊躇することなく、えい☆とばかりその無抵抗の左胸にナイフを突き立てる。
真っ赤な鮮血がドクドクと噴き出し、やがて亀梨の身体は完全に沈黙した。
「…おまえ……」
二人分の荷物を抱え、提箸はよろよろと萩原の元に近付いた。そうして先程から何か
言いたげにしている彼に向かって、萩原は再びにっこり微笑むと言った。
「だーって俺さぁ、早く帰ってコンビニのスイカバー食いたいんだよね〜」
歌うように言い放つ萩原の表情に、迷いの色はまるでなかった。
「……。」
提箸は、無言でリュックを差し出した。どのみち自分も一人殺している、いまさら
そんな彼を責めることなどできないと思った。
「…じゃ、とっとと康探そうぜ」
【エントリーNo.28 亀梨和也・死亡 残り31人】
大野が席を外している間、二宮の隣りで何となく所在地モニターを眺めていた
桜井の顔色が変わる。
一気にマイクの所まで走って行き、チャイムも鳴らさずいきなりスイッチを入れた。
「I=04!海に入るな!」
突然の行動に驚いた二宮がこちらを向いたままで固まっているのにすら気付かず
まくしたてる。
「そこの砂浜に居るヤツ、海は禁止エリアだ!入ったら首輪が爆発すんぞ!
いいか、田中聖は海に入って死んだ。お前らもそんな…」
言いかけてスイッチを切る。訝る二宮を無視すると戸口に向かって歩き出した。
「翔君」
「…松潤の様子、見てくるわ。」
桜井が放送を入れたに気付いて大野が戻ってきた。すれ違いざまに肩を叩く。
「悪い。放送は大野君の役目だったね。」
>>196 >>232 安眠を確保するために仮眠室は防音設備のある音楽室に作られている。
そこまでの長い廊下を歩きながら桜井は、今の自分の行動を振り返って
溜息をついた。
「そんな死に方すんな…って何なんだよな…」
戦って落とした命も、禁止エリアに踏み込んでの死も同じ『死』に代わりはない。
それなのに無意識の中で自分は順位をつけようとしていたのではないだろうか。
鳩尾の辺りがまた痛み出す。桜井は音楽室手前の壁に寄りかかると、
左手で痛む部分を押さえながらその場に蹲った。
ヤバイ。複雑になってきて、混乱してきた(笑
萩原・・・うおーかわいー仲間にしたいー!とか勝手に思ってたんだけど
よく考えたらあーゆータイプが一番怖いッスよね・・・超キレキャラ。
とにかく続きが楽しみです!
あぁ、どんなに冷酷でも君を忘れないよ(笑)
かめ・・優しい子だった・・
私、かめの事忘れない!!
>>233 やはり桜井一人称。
君が最後なんだよ。
そう言って笑ったあいつの顔を見た時、話なんか聞かないで出て行ってしまえば
良かったんだろうか。
答えの出ない問題を俺は今でも考え続けている。
「他の人達は、本当にYesと言ったんですか」
声が震えるのをどうしても止められなかった。ニノも相葉ちゃんも松潤も、
それから大野君までも、こんな狂った計画に頷いていたなんて。
「勿論。ああ、大野は少し渋ったがね、参加者リストを見せたら快く
了解してくれたよ。」
「オレにも見せてください。」
ずらりとジュニアの名前が並んだ参加者リスト。その先頭に書かれた
町田君の名前を見た途端、どうして大野君が了解したのかが分かった。
こんな場所に書いてあったら、見落とそうとしたって無理だ。
「…オレがNoと言ったら、どうなるんです」
「君は言わないよ。」
「なぜ言い切れるんですか?」
相手はふふ、と笑ったようだった。
「君がYesと言わなかったら、このリストの人数が42名から
47名になるからさ。」
キタナイ、そう思った。残りの4人を人質に取られたら、Yesと言うしか
道はないじゃないか。
「…解りました。」
噛み締めた唇から、血が出なかったのが不思議だった。
ごめん、みんな。
みんなを守れたら、どんなに良いかと思ったんだけど。
オレは、ちっぽけだから。
とてもとてもちっぽけだから、嵐の4人を守るだけでこの両手は一杯なんだ。
だから…
ガンバレ桜井…
(この呼称使うの久々だな。)
くそー今後進めて行くにあたって
嵐係さんと話しがしたいぜー…
でもリレー版だし、それはできないですよね…
くぅ〜、早くも脱落しそうだ(w
桜井が頷かなかったら増えてた4人って嵐の他メンのことだよね?
(読解力のない私・・・)
あと出てきてない人は誰が残っているんだろう。
私も混乱してきたぞ(笑)
なんとなくまとめてみました。
★マークは6時の放送の後、まだ出てきてない人です。
エリアは目安なので、間違ってたらごめんなさいね。
【C−2】 森(南から北へ移動中・6時以降)
【F−7】 赤西(死亡・3〜6時)・上里(死亡・6時以降)
牧野(上里殺害・移動中・6時以降)
【F−7周辺】 東新(移動中・6時以降)
【F−8】 辰巳(死亡・3〜6時)
屋良・内(共に行動・辰巳の死体発見・6時以降)
【G・H−5】 五関(滝沢殺害)★3〜6時・滝沢(死亡・3〜6時)
【H−5】 福原 近づく者あり?★3時頃
大堀(死亡・3時前)・ジミー(死亡・3時)
【H−5・6】 風間・宮城・山下(ジミー殺害後移動)★3〜6時
【H−6】 良知・石田(共に山へ移動中)★3〜6時
【H−7・8あたり】 横山(6時以降)
【H−7】 亀梨(死亡・6時以降)
【H−7あたりから診療所へ】 萩原(亀梨殺害・6時以降)
提箸(共に移動中・6時以降)
【H−7・8あたりから診療所へ】 橋田(移動中・6時以降)
【H・G−8あたり】 島田(死亡・3〜6時)
秋山(移動中)★3〜6時
【I−5】 生田(海岸)★3〜6時・伊藤(森を移動中)★3〜6時
田中(海にて死亡・3〜6時)
【I−10灯台内】 中丸・田口・福田・小山(6時以降)
【島の南側以外(学校に近い?)】 町田(移動中) 人影発見★3〜6時
【小屋(位置不明)】 長谷川(死亡・3時前)・村上(死亡・3〜6時)
【小屋から移動】 今井(移動中)★3〜6時
【不明】 渋谷(移動中・6時以降)
>>239 私も打ち合わせしたい。こんな風に進めて良いのかしら。
不安だわ。
特に町田関係とか。
あと、
>>240 そうです。桜井含めて5人追加、です。
町田は
>>55さんの後に続けてよろしいのでは?
背後から誰かに近づくとこで終わってたよね。
>>243さん、大丈夫ですよ。私、あなたの書かれる文章大好きですわ。
このまま進めてくださいませ。
嵐係さんへ。
聞きたいことが山ほどあるんだよ〜(泣
でもそれを知らないまま進めるのが
リレー版の醍醐味っちゃあ醍醐味だし…
でも…打ち合わせしたいなぁ…(泣
嵐係
>>246 そう聞くとますます会いたい(涙
ううう、なんとかならないかしら…
嵐係さんへ。
2,3質問したいことがあるんだな…。
でもここでは絶対聞けないようなネタバレ系の質問なんだな。
2ではないどこかへ行きたい…でも、
一職人(まがい)がそんな勝手なことしたら、卑怯ですよね〜…(ウツ
せっかく落ち着いたのに、今更話を蒸し返したら怒られるかな。
と思いつつ書いてしまおう。
町田スレに貼られたバトロワ、大野に会いに行く設定だけカットして
福原・内・屋良あたりを上手く動かせば、
こっちでも十分繋がると思うんだけどなー。
なんて、ほんとに余計なことでスマソ。
今後町田を動かしてくださる方がいらっしゃるならいいのですけど。
239さん、嵐係さん、どこかで話し合いされてはどうですか?
卑怯だなんて思ってないよ。打ち合わせしたからこそできる面白い
話だってあるはずだし。
どこかねえ…
参戦なさってる他の方も
打ち合わせしたいとか思ってるんでしょうか?
>>249 でも、それをいじって使うのはかえってもったいなくない?
あれを読んじゃった人がこっちでいじられたものを読んでも
新鮮味に欠けてしまうし。
町田だけじゃなくて、しばらく出て来て無いキャラクターが
いっぱいいるけど、みんな遠慮しないでどんどん動かしてって
欲しいな・・・
そうですね、他にも打ち合わせしたいという職人さんがいれば、
どこかでちょっとだけ話し合えたらいいなーと思います…。
>>251 少なくとも自分は今ネタに困っているので、話し合いとかネタ出し雑談を
する事でまた書けたらいいなぁとは思うのですが・・
>>249 繋げてくださっても良いと思います。
大野の感情をここまで書いてしまうと
町田を動かしにくいのかな?と思ったので。
起爆剤になるかもしれませんね。
あ、でも町田があまり早く大野に会えてしまっても
ちょっと展開が…
スマソ…(泣
そういう先のことをここで話し合うのはどうかな〜?と
思って提案したのですが…
難しいよぅ(泣
239さん、提案の意味は分かるけど、別の話し合いの場所を
設けるかどうか&設けるなら、場所はどうするかを決めないと・・・
私も打ち合わせはしてみたいけど…
でも行き当たりばったりなのがリレー版の面白い所かも…と思ったり。
難しいですね…。 とりあえず自分はこれまでどおり
嵐町田には関わり薄そうなところから進めていきます。
実は自分も主要人物以外なんですけどね…。
>>258さん、難民なら良い感じだと思います。
次書かせてもらいますね〜。
む、難しい…
実は自分、制限時間つきのプロバイダー契約なんです。
で、頻繁に落ちながら書いてるんで、とんちんかんに
なってるときがあるんですよ。
しかも今月既に時間オーバー(泣
やっぱテレホとかにしないとダメかしら…
嵐係さんへ。
じゃあ…やっぱり打ち合わせは見合わせますか…(笑
嵐係さんにはただでさえ負担を背負わせていることだし、申し訳ないです。
もう少し様子を見ることにします…。
>>101の続きです。【風間語り】
「ちーっす!」
ふらりと現れた山下は、軽い調子でそう言うとちょっと片手を上げてみせた。
そう、いつもとなんら変わりのない光景だった。
―奴の肩に担がれた不気味なソレさえなければ。
宮城の右腕が動くのを視界の隅にとらえ、俺の心臓がドクンッ、と跳ね上がる。
が、どうやら別に変な気を起こしたわけではなく
手首にはめたブレスが気になっただけらしい。
・・・それはそうか。
マシンガン相手にまともにやりあおうなんて無茶なこと、考えるわけがない。
なんたって俺たちの武器は『手裏剣』なんだから。
あの時。俺があの時眠ったりしなければ。
俺の拳銃さえあれば宮城だけでも逃がすことはきっと可能だったろう。
いや、互角とまではいかなくても相手の隙さえうまくつけば倒すことだって・・・
そこまで考えて風間はギクリ、とした。
俺もいつのまにかやる気になっている・・・?
「山下君、1人でどこ行くとこだったの?」
宮城が引きつりつつも笑顔を作る。
「んー?とりあえず中学校辺りまで行ってみようと思って。」
「中学校?だってあそこは・・・」
言いかけた俺に、山下は唇をとがらせた。
「だってさぁー、なんかムカつくじゃん。
断りもなしにこんなトコ連れてこられていきなり『さぁ、殺し合え!』って。
やれっつーならやるんだけどさー。なんか納得いかないっていうか。
マジ意味わかんねーし。理由ぐらい説明しろって感じじゃん?
まぁ、どの辺りまで近づけるかはわかんないけどね。行くだけ行ってみるよ。
それに―」
そこで言葉を切ると、ニッ!と笑って肩のマシンガンを揺すってみせた。
「大丈夫!俺にはコレがあるもん。」
子供が新しいおもちゃを自慢するように、山下は無邪気に話し続ける。
「ちょっと重いんだけどさぁ。これってすげー威力なんだぜ!」
すっと宮城の顔が青ざめた。
「もう使ったの?」
山下の言葉をさえぎるように尋ねる。
「もう誰かに使ったの?それで誰かを撃ったの?」
宮城、よせ!
恐怖の為か、語尾が震えてかすれたが宮城は一気にまくしたてた。
「僕達を―殺すの?」
「殺す?」
山下は一瞬ぽかんとした表情を浮かべたが、あぁ、と小さく頷いた。
それから宮城を、そして俺を見据えて問い掛けた。
「2人は俺を殺すの?」
俺も宮城も答えることが出来なかった。
「俺、そろそろ行くね。」
3人の間に流れた重苦しい沈黙はその一言で破られた。
「じゃーね。」
よいしょっ、とマシンガンを担ぎなおすと、山下は再び森のほうへ歩き出した。
「これからどうなるんだろう。」
宮城が独り言のようにつぶやく。
これから一体どうなっちゃうんだろう。
「山下君!」
小さくなっていく背中に向かって宮城が叫ぶ。
「また会おうね。絶対!」
山下は振り返らずにひらひらと手の平だけを振って答えた。
これから俺たちは一体どうなるのか。
でも―絶対あいつらの自由にはさせない。絶対に。
俺はこぶしを強く握りしめた。
ら、来月になったら…
P様、意味フメー具合がよいです。
一体どうする気なんだろう…
リレー版86を書いた者ですが・・・長すぎ〜。
分ければよかったです。ほんとごめんなさい。
嵐係様・他職人様・集計人様
いつもお疲れさまです。
主要メンバー外なのでのほほ〜んと楽しく書かせて頂いてます。
更新楽しみにしてますんでこれからもがんばって下さいませ。
>>264は87では?
3人ともいい感じですね〜。P、気になります。
Pが2人を殺さなかったことが意外!
おもしろいです!
P様マンセー(ボソッ
>>237 眠っているだろうけど、いきなり開けるのはルール違反だろう。
そう思って控えめにしたノックは、桜井の予想に反して返事が返ってきた。
「眠れないの?」
寝袋に包まった松本が照れたような、困ったような笑みを浮かべる。
「体は疲れてるんだけど、気持ちが高ぶってるみたいで寝らんなくて。」
仕方ないよね、と言いながらまた笑った、
桜井は何かを思い出したようにポケットを探ると、小さなプラスティックケース
を取り出した。
中身をひとつ掌に受けると、松本の頭の所にしゃがみ込む。
「松潤」
「ん?」
「お前、オレの事信じる?」
「何言ってんの?翔君。」
「答えて。オレを、信じる?」
「…当たり前じゃん。ずっと前から信じてるって。」
「じゃあ、口開けな。」
素直に開かれた口の中に小さな白色の粒を落とす。
これをどうするの?と言いたげな松本に噛んで、と言った。
「ミントっぽい…けど…?」
「さっき相葉ちゃんが寝ちゃったでしょ。あれってこいつのせい。
松潤は『導入剤』って知ってる?」
「聞いた事ある。」
「これがそう。相葉ちゃん参っちゃってたから、少し休ませようと思って。」
「そうだったんだ。」
「そう。だから松潤も、もう少ししたら薬が効いて眠くなる筈だよ。」
それを聞くと急に松本の目がとろんとなってくる。
「なんか、聞いてるうちに眠くなってきた。」
「効いてきたんだよ、きっと。時間になったら起こすから、ゆっくり休みな。」
「うん。ありがとう、翔君…」
松本が目を閉じたのを確認して立ち上がる。そっと部屋の外に出て、ドアを閉めた。
「おやすみ。」
かしゃかしゃ、と振ったケースにはお菓子の商品名がプリントされている。
桜井は松本に暗示をかけて眠らせたのだった。
いや〜ん、歪様か●いすぎますわ・・・
次行かせて頂きますね。
…チッ、出会っちまったよ。
森は目の前に人影を見かけて、小さく舌打ちをした。
先程の放送からずっと歩き続けて、村の方までやって来た。
とりあえず、という感じで役場を目指して歩いていたのだが(どこかで休みたかったし)
やっぱり建物はマズかったようだ。
どう考えたって先客が居るだろうことは予想していたのに。
自分の迂闊さにまた小さく舌打ちしつつ、目の前に居る人物に注意を集中する。
あれは誰だろう?
自分の前方、建物の陰に隠れるようにしてどこかを伺っている背中が見える。
ビクビクと怯えた様子が、見えている背中越しに伝わってくる。
――っていうか、前ばっかり気にしてて俺から後ろ丸見えなんだけど。
誰かから隠れてるのか?
そーっと音を立てないように近づいていく。
「…上田?」
「誰ッ…!!?」
ガバッと振り向いた上田は、ものすごい形相だった。
その大きな声に驚いて、森もギョッとして近づいていた足を止めた。
「うわッ、もっ、もも森クンッ…!!」
先程までしがみつくようにして隠れていたボロ小屋の壁にドンッと背中をぶつける。
「何してんだよ?」
そんな上田をきょとんと見ながら森はほとんど顔色を変えずに聞いた。
「も、森クンこそ、ここで何してんの…!?」
「いや、疲れたからどっかで休もうと思って…。」
そう言って一歩上田へと近づいた、その時。
「来ないでッ!!!」
上田が恐ろしいほど森を睨んで叫んだ。
上田がこんなに大声で叫ぶトコなんて初めて見るかもしれない。
「近づかないでッ!!」
「どうしたんだよ?」
「それ、その大きな銃みたいなので俺撃つの!?」
言われて初めて森は、自分が肩にかけているサブマシンガンを思い出した。
――あ〜、これ。これ見てこんなに怯えてる訳ね…。
「やめて…ごめん、撃たないで…俺、何にもしてないからッ」
「まだ撃つなんて言ってねえだろ、落ち着けよ。」
こんな情けないコイツ見てるとヤル気も失せるよな。
「落ち着ける訳ないよッ!! 早くそれ捨ててよッ!!」
上田はヒステリックに叫びながら、相変わらずものすごく怯えたような、
しかしどこか狂気じみた目でこちらを睨んでいる。
「あのなぁ。」
その時、肩にかけたマシンガンの紐がずり落ちそうになって森はとっさに引き上げた。
その動作を見た上田は、ますますパニックになって叫ぶ。
「ぎゃー、嫌だ森くんッ!! たた助けてーッ!!」
――うぜぇ…。
カチャッ、ババババババッ。
上田の体が小刻みなリズムを刻みながら揺れ、崩れた。
初めて撃ったにしては的も外さず命中したし、いいんじゃない?
「ごめん上田、ちょいウルサイわ、お前。」
森の見下ろす先には、先程まで目の前に立っていた上田が、うつ伏せに倒れている。
目は見開いたまま、口も開いたまま。
上田が倒れている地面には、見る見るうちに赤い血溜まりが広がっていく。
――さっき見たジミーよりはキレイな死体だよな。
安心しろ、上田。
お前ご自慢の髪型はそれほど崩れてないから。
【エントリーNO.38 上田竜也 参戦、そして死亡 残り31人】
「あれか?」
目の前には腰位の高さの草が辺り一面生え、
その少し奥に古い建物がある。
建物に近づくのだけでかなり体力を消耗するっぽいけど・・・。
諦めるか?ふと小さな誘惑が目の前を通過する。
いや、せっかく来たのだからここで諦めるわけにはいかない。
なんとか草を踏み分け、
やっとの思いでたどり着くと壊れたドアを無理やりこじ開ける。
ギイィィィーーーーー。
ドアを開けると、ほこりくさい臭いが辺り一面に広がった。
そのせいで、少し咳き込む。
もうずっと誰も使っていないような場所。
窓ガラスは割れ、建物自体も微妙に崩れかけている。
ここは・・・待合室だったのだろうか?
壊れかけた古いソファーと机が置いてある。
ドアを開けた瞬間に目の前に広がっていた光景は
橋田康が望んでいた映像とはかなり異なるものだった。
「おいおい、マジかよ・・・。」
ここじゃ、ヤバイか?
こんなとこにいたら、すぐに誰かに見つかってしまうだろうか?
今度、拳銃を持った奴に会ったら俺は確実に殺される。
いくら運がいいといっても2度幸運が起きることは・・・
「あるかな?」
と声に出し一人で笑う。
だって、俺には秘密の最強の武器もあるし。
俺、もしかしたらこのままここに隠れて生き続けられちゃうんじゃないの?
そうだ、誰にも会わなきゃいいんだ。
そうすれば、誰かが殺されるのを見ることもなく、
自然と生き残れる。
「俺ってやればできるじゃん・・・」
とにこやかに微笑むと、まずは辺りを見回した。
自分が隠れられそうな所・・・治療室のベットの下か。
そう思うとベットの下へと潜り込んだ
277さん、続きはないですかね?
ストーリーまとめちゃっても良いでしょうか…
各集計人さま・職人さまお疲れ様です。
次書きます。
>>218、
>>62の続き?
誰がやったんだろう・・・。
中学を目指し歩いている途中で島田の凄惨な死体を見つけた翼は呆然とした。
やる気になってる奴が本当にいるんだ・・・。
俺だってハセジュンを殺したし、責めることは出来ないかもしれない。けど、
「酷すぎ・・・」
俺は恐怖より怒りや悲しみの感情が大きくなってくるのを感じ身震いした。
俺達をこんな目にあわせた奴らをやっぱり許せない。
って、あそこにいるのは・・・誰?
前方に二人立っているのが見える。
横山と・・・アッキー?
ちょっと待って、アッキーが持っているのって、日本刀じゃん。
もしかしなくても、アレがこいつをこんな風にした凶器だよな。
横山は気がついているのかいないのか安心したように笑っている。
刀に手をかけるアッキーの笑顔がどこかわざとらしい。
待って、これってヤバいよ。
横山が危ない。
目の前で仲間が血を流すのはもう嫌だ。
「刀を捨てろ!」
俺は飛び出すとアッキーに向かって拳銃を構えた。
「横山から離れろ!島田直樹をやったことは分かっているんだ」
「え?え?」
横山はさっと青ざめるとアッキーから離れる。
アッキーはますます笑顔を深くする。
「ばれちゃったんだぁ。仕方がないな。ねぇ、それ頂戴」
刀を構えながらにこにこする秋山純なんてテレビだけで十分。
「来るな。俺はやりあう気はないんだ。殺されたくなかったらとっとと消えろ」
「やだ。だってさぁ、日本刀より拳銃の方が何かと便利だし、欲しいんだよね」
俺は交渉決裂を知り拳銃をアッキーに向けたままポケットからあるモノを取り出した。
ヒナ、ごめん。
ヒナの武器、使わせてもらいますっと。
「わ、なんだなんだ」
辺り一面にもうもうと煙が上がる。
俺は目隠し状態で戸惑っているアッキーを置いて、横山の腕をとると必死に駆け出した。
なんとかアッキーをまいて人目につきにくいところまで来ると(G7くらい?)俺は一通りの説明をした。
とりあえずお互い敵意がないことを確かめ合うとお互いの武器を見せ合う。
ボーガンに、拳銃。そして・・・
「これ、煙玉。発煙筒の小さい版みたいなものかな?ヒナに貰った」
「・・・ヒナを殺したんは翼くんやったんか・・・?」
「違う!けど、同じようなもんだ・・・」
小屋であったことを話す。村上の親友だった横山には知る権利があると思ったからだ。
横山はその間、一言も聞き漏らさないといったように目を見開き俺を凝視していた。
「…ってわけなんだ」
「・・・・・・」
「横山、俺のこと殺したければ殺してくれていいよ」
不思議なほど心穏やかな状態で話し終えた俺は拳銃を横山に渡した。
「・・・ずるいわ、翼くん」
予想外のことが起きた。
一瞬怒ったような泣きそうな表情になった横山が俺を抱きしめたんだ。
「そんな顔して話されたら憎む気、薄れた」
「横山・・・」
「人かばって死ぬなんてヒナらしい死に方や。それに最期は笑ったんやろ?ならもうエエ。
一番悪いんは、俺達をこんなゲームに放りこんだ奴らや。ヒナの仇や。ぶっ潰すの俺も手伝う」
「・・・ありがとう・・・」
「そうと決まれば作戦立てようや」
横山が少しだけ吹っ切れたように笑うのを見てちょっとだけ気が楽になった。
ヒナ、こんな状況だけど俺ってなんだかんだ言っても幸せかも。
ヒナにも横山にも会えただけでなく信じてもらえた。
こうなったら横山の事は護りぬこう。
そしてこんなクソみたいなゲームぶっ潰す。絶対に。
つ、カッコイイ。
次書きまーす。
>>232の「I=04!海に入るな!」ってまだ誰か不明よね?
>>232の放送で注意された人たち
「うおっ。びびったぁ。なんや今の放送」
「I=04って俺らのこと?」
「そうやろ?海に入ろうとしてたし」
「ったくお前がヘタクソやからやで。死ぬとこやったわ」
「ええやん。これも命懸けのゲームやで。いくで」
「おっしゃ!こいや!」
安田章大と丸山隆平は砂浜でバレーをやっていた。
安田の武器がバレーボールだったから、ただそれだけの理由だった。
「なぁ、俺らのが嵐より絶対上手いと思わへん?」
「ひどくな〜い? そんな君でもモントリオールオリンピックの・・・」
おどけて松本潤の真似をする丸山がツボにはまってしまったらしく
安田は笑い転げていた。
丸山は調子に乗ってふざけ続けていた。
まだ薄暗い時間に2人は出会い、お互いの武器を見せ合った。
丸山の武器が入った小さな袋には「魔法のキノコ」と書かれていた。
「食べるとやっぱアレなんかな?試しに食ってみる?」
と言ったのはどちらだったか。
「これって合法だから別にええやんな」「俺ら捕まったりせぇへんよな」
「そもそもこの島で起きてることがメチャメチャやし
こんなんで捕まることはないやろ」「せやな。めったに経験できんしな」
「よし食ってみよ」
恐る恐る食べてみたそれは特に味もなくぼそぼそしていた。
安田は「夏の海で初めての体験♪」と言ってはしゃいでる丸山を見ていると
もう何もかもどうでもよくなっていた。
ゲームのことも、仲間が死んだことも、今も誰かが殺されてるかもしれないことも。
そして自分が殺されるかもしれないことも。
しばらくすると丸山の様子がなんだかおかしいことに安田は気付いた。
ふわふわして、いつも以上に陽気になって騒いでいる。
考える間もなく自分も一緒になってはしゃいでいた。
近くに落ちていた棒を拾って剣の舞を踊ってみたり、
砂を顔にまぶして舞妓さんごっこをしてみたり。
楽しい!めっちゃ楽しい!俺らは無敵やで!
【エントリーNo.39 安田章大 No.40 丸山隆平 参戦】
集計人さんへ。
277ですが、昨日疲れてそのまま寝てしまいました。
ごめんなさい。
ストーリーまとめていただくの今のままで十分見やすいですよ。
毎度お疲れ様です。
>>249ですが、度々スマソ。
そっか、2つ(3つか?)展開があったんですよね。
考えてたのは、「元々の文章」って書かれてた2つめのほうです。
あのまんま、いじらずに繋げるならいいですかねー?
それもできないことはないと思うけど。
どっちにしても、早く決めないと、皆さんも進めにくいですよね。困った。
あちらを書かれた職人さんは、どう思ってらっしゃるのかな。
>>289 …どうせなら、新しくどなたかが書かれた方がいいと思うんですが。
やっぱり難しいかなぁ。
次いいでしょうか。
夜の間は動かずにいたけど、あれ以上は限界だった。
ヘタに神経だけがピンと張り詰めててどうにかなっちゃいそうだ。
すっかり辺りも明るくなったし体動かさないと気持ち悪い。
どうしていいかは分からないけどとりあえず荷物を持って歩き出した。
『I=04!海に入るな!』
突然のこと、一瞬の放送。
これは・・・翔くんの声?今までの放送が大野くんみたいだったから
やっぱり嵐の存在を疑って間違いじゃなかったんだ・・・。
しばらく立ち止まってぐるぐるする頭を落ち着けようとする。
その時。ほんとに偶然、別に気配を感じたとかそういうんじゃなくて
ふと振り向いた瞬間にそこに人がいるのが見えた。銃を構えている・・・!?
「牧野・・・」
ほとんど本能的に体が動いていた。
相手は俺がいきなり振り向いたことに戸惑っていたようだったので
その隙をつくようにして逃げた。
銃相手に無駄かもしれないと思ったけど、なるべく茂みに隠れるようにして
距離を稼ぐ。しばらくして銃声がすぐ側を通り抜けた。
くそ、ナメんな。
とにかく走る。
もっと速く、もっと遠くへ!
【エントリーNO.41 米花剛史 参戦】
293 :
リレー版96@スミマセン・・・:2001/07/25(水) 17:05
うーん。撃ってみよっかな。と思って構えてみた。
あれ。気づかれた。別に本気で殺そうなんて思ってなかったけど、見られたことにびっくりした。
逃げちゃった。MAのよねはなくん。さすが、はやーい。見った目どおりー。
逃げるよねはなくんに一発。うわ、これほんものだ。
普通にしてても怒っているような口元で、にいーっと笑ってみた。
これはゆめかぁ。ゆめじゃないみたいな、ゆめ。
撃っちゃった手元の銃から、火薬のにおいがした。
これに勝ち残れば、おれらデビューできんの?4人で。ずっと、いっしょに。
ゆめじゃなっかたらありえないけど、いいゆめが見てみたかったりした。
だからそうゆうことにした。
じゃとりあえず、メンバー探しとく?
4人揃えばおれら最強でしょ。山賊フードファイターズってかんじ。
・・・おなかすいた。
【エントリーNO.42 牧野紘二 参戦】
294 :
96の者ですが:2001/07/25(水) 17:19
ごめんなさい。掟やぶっちゃった。
95さんが、まきの出してくださったから、つい・・・書いちゃいました。
この時点で人数足りちゃったのにまだMAの屋良くんも他主要メンバーも
出てきてないんでですよね・・・うぅ、ゴメンナサイ。
しかもFIVE4人でお願いしたいんですけど・・・辞めジュ小場くんゴメンナサイ・・・
でも、小場くん、いちお名前出してないんで、ダメだったら石垣くんで(涙)
ここの大ファンのいち(旧)FIVEファンでした。
>>293 とりあえずsageでお願いします。
まきのってもうでたなかったですか?
牧野って、もうエントリーされてましたよね?
新メンバー参戦させたいんですけど、次いいですか?
FIVEではないんですが…スマソ
297 :
96の者ですが・2:2001/07/25(水) 17:29
あと、牧野は「1人しか生き残れない」ってわかってないです(^^;
やる気も、今のところあるっぽいですが、
ゲームを完全に理解したときにまだやる気あるかどうかはわからないので、
皆様ご自由におねがいしま〜す(逝)
298 :
96の者ですが:2001/07/25(水) 17:31
あっごめんなさいっ
あの〜sage・ageってのが何なのかいまだにわかんないんですけど
ほんとごめんなさい。295さん教えてください。
295さんではないですが…。
E-mail欄にsage,ageって書くんですよ。
ここの場合はsageですが。
そうすると書き込みがあっても掲示板一覧で上に上がらないんです。
どうしよう、どうしたらいいんだろう。
訳がわからない。
何で俺はこんなところにいるんだ?
ただ闇雲に歩き回っていた。
時々銃声や爆発音が聞こえ、その度に慌てて反対方向に逃げて、もう自分がどこを歩いているのかわからなくなった。
荷物だけはしっかりと前に抱えていたが、放送を聞いてもメモをとるとかそんな余裕はなかった。
死亡者の名前?
禁止エリア?
何度かその言葉を反芻してみて自分がとんでもない失敗をしたと気付く。
禁止エリアがわかんなかったら、入り込んで首輪が爆発しちゃうかもしれないんじゃん!
どうしよう、どうしたらいいんだろう。
それでも足は止められなかった。
理性では動いていると危険だとわかっているのだが、恐怖感がじっとさせてはくれなかった。
葉やら何やらで腕に傷がいっぱい出来ていたが、そんなことに気を使っていられない。
ただ、歩き回った。
運がいいのか悪いのかわからないけど、誰にも会わなかった。
森を抜けると、目の前はぽっかりと開けていた。
崖?その先にあるのは…古ぼけた灯台?
そうだ、あそこに行こう。
ふと浮かんだその考えに従い、また足を進める。
そこに誰かがいたらとか、行ってどうするのかとか、そんなことは考えてなかった。
ただ本能的に身体を休めたかったのかもしれない。
段々建物が近づいてきた。
【エントリーNO.42 加藤成亮 参戦】
301 :
96の者ですが:2001/07/25(水) 17:41
あれ!?うそ、見てないスレッドがある!!なんで!?
みなさま本当にごめんなさい!!荒らしではないです!
ああ、もうどうしよう・・・これってカキコ消すことはできますか?
299さんありがとうございます!!これでいいのかな?
303 :
96:2001/07/25(水) 18:17
「最新レス100」しか見てなかったことにきづきました・・・
96、みなさんなかったことにして進めてクダサイマセ・・・
上里&牧野編の職人様、本当にすみませんでした。
職人様、ロムラーの皆さま、混乱を深めるようなまねしてごめんなさい。
牧野は上里くんを殺して結構やる気。ってことで。
304 :
ユーは名無しネ:2001/07/25(水) 18:21
ん?
>>289 あちらに繋げちゃうと町田が死ぬことがわかっていて
ちょっと新鮮味に欠けるような・・。
別ネタということで、できればまた新しいストーリーで
繋げてもらえるとうれしいです。
>>289さんはお書きになる気は・・・?
次、秋山関連いきます。長くてスマソ、です。
目が痛い。なにこれ?毒ガス?
にしてはオレまだ死んでないし・・・まー、ただの発煙筒ってとこかな。
あーあ。また失敗してしまった・・・オレって実は運ないんだろーか。
それにしても翼のあのおっかない顔。
あんなにムキになることないのにねぇ。
「やりあう気はない」だってさ。笑っちゃうよね。
そーゆーやる気のないヤツはとっとと死んでくれたほうがラクなんだけど〜。
・・・うん?
おっと、ちびっこ集団はっけーん!名前わかんない子がいるけど・・・ま、いっか。
「なにやってんの?」
突然頭上から降ってきた明るい声に、服部、塚田、草野は一斉に顔をあげた。
最初の放送も、二度目の放送もこの場所で聞いた。
つまり彼らは一歩も場所を移動してないのだ。
なにがなんだかわけがわからなくて。この状況は彼らの小さい頭で
考えられることの許容範囲をひとっとびに超えてしまっていた。
ずっとこの場所で体育座りのまま俯いていた。
そうすれば、知らない間に台風は頭上を去っていってくれる。
そう信じて。
「何やってんの?3人して俯いちゃって。大丈夫?」
「秋山くん・・・?」
「休憩中?それとも最初からここにいたの?
こんなとこで固まって座り込んでたら危ないよ。
これからどうするつもりなの?何か作戦は考えているの?」
次々と秋山の問いかけが降ってくる。
その声は心の底から彼らのことを案じているようで
3人は安堵した。強張った体がほどけてゆく。
「作戦なんて・・わからないよ。だってこんなの・・・どうして・・・
こ、こんなの・・・わ、わかんないよっ・・・です。」
泣き声になりながら服部が必死に訴える。
「そっか、そうだよね。まだ小さいんだもんね。オレにだって
わけわかめな状況だし・・・・でもキミ達3人だけっていうのは
危険だと思う。ここに来るまでに・・・言いにくいけど
何人かの死体を見た。大野くんが放送で報じていることは事実だよ。」
そんなっ死体って!死体ってなに??ボクたちもしんじゃうの?!
やだよ!やだやだ!死にたくないよっ・・・!!
秋山の言葉に3人はパニック状態に陥ってしまった。
その様子を見て秋山が言う。
「ね、オレと一緒にくる?オレも不死身なわけじゃないけど
キミ達3人だけでいるよりかは・・。オレがキミ達を守ってあげられると思う。」
秋山の慈愛に満ちた言葉は3人にとって天の声だった。
秋山くんと一緒にいれば大丈夫かもしれない!
ボク達死ななくてすむのかもしれない!
彼らの心に希望がさした。塚田が勢い込んで返事をする。
「一緒にいて下さい!お願いします!」
「おっけい。じゃ、とりあえず3人の武器を見せてくれる?
それによって作戦たてるからさ。」
3人は素直に武器を差し出した。服部は太いロープ、塚田は何か正体不明の
液体が入った薬瓶。そして、草野の武器は・・・ピストルだった。
「ピストルだね。これは役に立つよ・・・」
言い終える間もなく、秋山がおもむろに銃先を向けた相手は、塚田。
優しげなその表情のまま、ためらいもなく引き金を引いた。
パンッ!弾けた音がして塚田の眉間に空洞が開いた。
他の2人には目の前でいったい何が起こっているのか、全く理解できなかった。
逃げる、という考えなんて微塵も浮かばない。
秋山は今度は左手に持った日本刀を固まったままの2人に向ける。
彼らの喉笛に照準を当てると2人いっぺんに一気に刃をひく。
まだ幼い彼らの細い首から赤い液体が流れ出した。
自分達に何が起こったのか、考える余裕もなく目を見開いたまま彼らは逝った。
あんなチビがピストルとはね。ラッキー♪前言撤回。オレってやっぱついてるじゃーん。
あ、名前なんだっけ?聞くの忘れちゃったな・・・まーいっか〜。
このロープと薬もとりあえず持ってくか。ロープ、重いけど。
【エントリーNO.43 草野博紀
エントリーNO.44 服部将也
エントリーNO.45 塚田僚一・参戦、死亡 残り28人】
1.町田慎吾 ジャックナイフ
2.風間俊介 (拳銃(小))奪われました。
3.生田斗真 拳銃(大)
4.中丸雄一 拳銃
5.横山 裕 ピストル
6.五関晃一 ブーメラン、風間の拳銃
7.良知真次 探知機
8.福原一哉 鎌
9.山下智久 マシンガン
10.萩原幸人 ダーツ1ダース 亀梨のバタフライナイフ
11.【提箸により死亡】赤西仁 クマのぬいぐるみ
12.【福原により死亡】大堀治樹 例のゴム製品
13.橋田康 香取慎吾の公認うちわ
14.伊藤達哉 全身タイツ
15.【今井により死亡】長谷川純 拳銃(小)
16.今井翼 ボーガン 長谷川の拳銃 村上の煙玉
17.【長谷川により死亡】村上信五 煙玉
18.田口淳之介 妻夫木聡の写真集
19.石田友一 瓦10枚(残り9枚)
20.【山下により死亡】ジミーMackey ?
21.提箸一平 手榴弾(?)
22.福田悠太 双眼鏡
23.渋谷すばる パチンコ
24.【秋山により死亡】島田直樹 日本刀
25.秋山純 爆竹10個 島田の日本刀
26.【死亡・自殺】辰巳雄大 ロープ
27.宮城俊太 手裏剣
28.【萩原により死亡】亀梨和也 バタフライナイフ 赤西のクマのぬいぐるみ
29.【禁止エリアにより死亡】田中聖 調理用ハサミ
30.【五関により死亡】滝沢秀明 フリスビー
31.小山慶一郎 エアガン
32.屋良朝幸 ビニール傘
33.内博貴 マッチ1箱
34.東新良和 糸付き5円玉
35.【牧野により死亡】上里亮太 お面(ぴ○ちゅー)
36.牧野紘ニ 銃
37.森雄介 サブマシンガン(ウージー9mm)
38.【森雄介により死亡】上田竜也 ?
39.安田章大 バレーボール
40.丸山隆平 魔法のキノコ
41.米花剛史 ?
42.加藤成亮 ?
・12名死亡。
・生き残りは30名。
・メンバーは出揃いました。今後の参戦は不可。
あらあら、定員増えてますけど?
えっと、一応エントリーは42名までってことだったと思うのですが…。
43〜45って…。
申し訳無いけど、みなかったことにさせてもらうか、
今回のみ特例で、規定人数を45人に、
各自脳内変換するか…。どっちにします?
他のとこ書いてる職人なんですが…。
>>307-309はどうしたらいいですか?
定員42名ってことで始めてましたよね…どうしましょう?
しょうがないから今回のみ45人で進めます・・・?
規定人数には、それほど意味はありませんでしたしね…。
今回だけ、このまま行きます?
これから職人参加の方には、一応最初のお約束レス&集計人様が
こまめにやってくださってる集計にも
目を通してくださるようにお願いします。切り身です。
>>310から補足
25.秋山純 爆竹10個 島田の日本刀 太いロープ 謎の液体 ピストル
43.【秋山により死亡】草野博紀 ピストル
44.【秋山により死亡】服部将也 太いロープ
45.【秋山により死亡】塚田僚一 謎の液体が入った薬瓶
・参加人数45名。
・15名死亡。
・生き残りは30名。
・メンバーは出揃いました。今後の参戦は不可。
禁止エリア
08:00・・・D−01(北西の海沿いの一角)
10:00・・・B−02(北の岬)、E−04(ホテル内のみ)
12:00・・・H−03(南西の海沿いの一角)
地図で確認の方は
ttp://www.j-fukuoka.com/off-ivent00/off-ivent-br-top000-00.htm 参加人数は予定の42名から既出の45名に変更しました。
全く支障はありませんので、職人さん方気にせず続けて下さい。
口をすっぱくして言います。もう増やすな!です。オーケイ?(エラそうでスマソ)
自分があと10分早く集計していれば…と思うと胸が痛いです。
せっかく書いて下さったのを無にするのもどうかと思ったんで、
参加人数を45名に増やしましたが…
今までの【 】の中に書かれていた数字のこともありますし、
ややこしくなりそうですか?
しかし、せっかく今まで集計してたのが水の泡だわ、こりゃ。ハァ…
整理整頓係さん
お疲れ様です。ちっともエラそうじゃないですよ〜。
掘り出してきた、スタート時のお約束レスです。甜菜スマソ。
(登場人数は45名に変わってますが…)
・リレー小説方式。
・「次書きます」と事前に申告すること。
・もしも書き込みがかぶった場合は、先に書き込んだ方を
優先。
・登場人物は自由。ただしJrの人数は計42人。
基本的には名鑑9に載っているJrで。
・去年までに辞めたと分かっているJrは使用禁止。
・規定人数に達するまでは、書きこんだ直後に
今何人まで行ってるか申告。
・バトロワ期間は3日間。
・進行役は嵐。
・バトロワの動機は、後々明らかに。
・Jrは各自バラバラの状態からスタート。
事情は何も知らされてないが、首輪・武器・地図などの
オプションは持っている。
・最初に出てくる人が主人公ってわけではない。
・明晩(6/20)AM0:00スタート。
みんなでやっている以上、ルールをちゃんと把握することも必要ってことで、
みなさまよろしくです。
定員増えたんですか?
途中まで書いた西5メンバー、残り枠オーバーして泣く泣く諦めたのに…
整理整頓係さん、あなたのせいじゃありませんよ。
>>300を書いたものですが。
最後に【エントリー終了】とか書いておけばよかったですね。
すいません。
まぁエントリー増えましたけど本編進めるのに影響ないので
いいんじゃないでしょうか?
アッキーサイドの話が上手に続けられそうな感じで終わってるし。
バトル編には問題ないが嵐編には微妙に問題発生。
>>237 の黒幕の台詞です。
この矛盾に目をつぶる・あるいは強引なストーリー
展開が可ならこのまま進めます。
上記どちらが良いか意見ぷりーず。
>324
問題ありましたね…。その辺の人数は各自脳内変換すればよいと思います…
あくまでも嵐係さんの方に支障が無ければ、ですが。
>>324の嵐係さん
私もそれ実は気になりました。
本編ではあまり問題ないようなので、嵐係さんさえ良ければ
このまま進めても良いような気がしますが。
47名より50名の方がキリも良いですしね…
>>324 目をつぶって進めればいいとおもいますよ。
>ストーリー集計人さん。
96の牧野の話はなかったことに・・・と本人がおっしゃってますが。
(話的にも矛盾があるし・・・)
そうすると番号がややこしくなってしまうんですけどね。
どうなるんでしょうか。
ご意見ありがとうございます。
今、人数が増えた事をちょっと利用する方法を
思いついたのでこれから書きに入ります。
しばしお待ちを…
メンバーがうろうろと動き出す中、二宮だけは変わらず所在地モニターを
眺めている。誰かが監視を続けなければ事態が急変した時について
行けなくなってしまうからだ。
時折マウスを動かして名前を確認しているのは、自分でコメントをつけた
『やる気まんまん』の人達だ。やる気になっているせいか
皆比較的速い動きで移動、あるいは誰かとの接触が見られていた。
「秋山君移動…」
動きのないままくっついている3つの緑点に向かって『まんまん』が動いて行く。
また人が死ぬのか、と溜息をついた。
予想に違わず、3つの点が赤く変わるまで確認して参加者リストを引き寄せる。
誰が秋山の餌食になってしまったのかを確かめるためカーソルをを赤点の1つに
合わせた。
「塚…田…?」
ぼんやりと呟き、次の瞬間ものすごい勢いでリストを捲り出す。
二宮の視線がせわしなく上下に動いた。
最後まで用紙を捲り上げてしまうと舌打ちをし、戻ってきていた桜井、
大野の二人を振り向いた。
「今、画面プリントするから、点が全部で何個あるか数えてくんない?」
「どうした?」
今まで鎮座していたプリンターが生き返ったように機械音を響かせる。
排出された用紙を桜井に押しつけると怒気もあらわにテーブルを平手で殴りつけた。
「リストに載ってない奴が参加させられてる。」
>>328さん&集計人様
これは、さすがに矛盾が出ちゃうんで、
一応、先にアップされてる方を優先にすることとして、
96番を欠番扱いにしませんか?
番号をずらしていくと、ややこしくなっちゃうし。
嵐係さん、マジで尊敬します…。
>>320さま
他にも、参戦させたい子が居たのに、
タイミングやなんかで諦めた方もいるといらっしゃると思うんですが、
ここはひとつ、穏便に…。
それぞれ個別にチェックした所、全員が参加人数45人で一致した。
「3人増えてるって、どういうこと?」
「解らない。オレは42人だって聞いたけど。」
「リストもちゃんと42人だし…」
「結局、誰が洩れてたの?」
「塚田と草野と服部。固まってくれてたお陰ですぐに確認は出来た。」
固まってたから一緒に殺されたとは言えずに俯いた。
「連絡取ってみたら?」
大野が目線で通信装置を示した。緊急の事態に備えてここにだけは
外部との連絡が取れるような設備が置いてある。
先程から桜井も解ってはいたのだが、あの声を直接聞くのは正直言って
もうたくさん、だったのだ。
それでもしばらく迷った末に、桜井が受話器に手を掛ける。
ダイヤルも何もしなくても機械は勝手に呼出音を響かせた。
「やあ、何かあったのかい?」
「参加人数とリストの数が合ってません。どういう事ですか。」
いきなり質問をぶつけると、相手は小さく笑った。
「…それは済まなかった。どうやら連絡ミスがあったようだな。私の方には
報告があったよ。『やむを得ず予定外の3名を確保』とね。」
「なぜですか」
「リストに入っていた参加者と共に行動していたらしい。引き離す事が
出来なかったのでね、一緒に島に行ってもらうことにしたよ。」
「勝…手な…」
「まあ、君達も含めて50名。きりも良くなったじゃないか。」
「…人数が増えた分、最終人数も増やすわけにはいきませんか」
ぎりぎりのラインで感情を押さえた桜井の声が、交渉を持ち込む。
受話器の向こうの人物は、あっさりとそれを蹴飛ばしてみせた。
「いかないね。」
桜井は相手が次の言葉を話し出す前に、叩きつけるようにして受話器を置いた。
おぉ!嵐係さん天才っ!
しかも、勝者を増やそうと掛け合う桜井さん…感動。
>>305 >>289ですけど、新しい話は、自分には無理ですわー。
55の職人さんじゃないけど、もう町田で他の話は書けないです。
誰か他の方が書いてくれるの待ってたんですけど、
どなたもいらっしゃらないようなので
あちらと繋げてみたらどうかと提案してみただけなのです。
どなたか新ネタを書いてくださるなら、私もその方が良いと思います・・・。
239さん、その他の皆さん。
やっぱり少し打ち合わせしましょうか。
金曜深夜辺りまで待っていただけるならどこかのネットカフェに移動します。
家族に料金払ってもらってるのであまりオーバーすると申し訳なくて。
ただ自分のパソを持って行けないので、話を進められなくなってしまいますが、
(直接だと書きにくい)それでもよろしければ以前出された手順で打ち合わせ
出来るよう頑張ってみたいと思ってます。
嵐係さん、お気持ちはありがたいですが
このペースだと、金曜深夜には終わってる可能性もありません?
それに金曜深夜参加できない方いると
かえって不公平と思うのですが・・・・
まだ30人いるから、そうそう簡単には終わらないよ〜。
ごめんなさい。
お話し中かもですが、次いかせていただきたいです。
たいしたことない場面ですが、書いてもいいっすか〜?
確かに、話進めにくいかもですが、
匿名掲示板で打ち合わせナシっていうのが、
このリレー版の醍醐味のような気がするんですよね。
…ただのロムラーが、クチ挟んでスマソです。
自分もただのロムラーだけど・・・
もし話し合いをすることによって、良い作品ができあがるんなら、
話し合いもいいと思います。
打ち合わせ無しで収拾つかないことになって、途中で終了〜なんてことのほうが
私は怖い・・・。
>>342さん、どうぞ〜。
全員が話しあえるわけじゃないから…そうなると
話し合いに入れなかった職人さんが参加しにくくならないかと、
ちょっと心配です。
心がかさつくのと同じように、口の中もパサパサと乾いていく。
中丸、田口、福田の3人は灯台の床にしゃがみ込み、もそもそと乾パンを食べていた。
「・・・俺も食べたいなぁ」隅で小山が恨めしそうな声を出す。
口の猿ぐつわは外して貰えたが、相変わらず身体はゴムホースで
ぎっちり巻かれたままだ。
「小山は、俺達を驚かせたペナルティー。」福田がきっぱりと言い放ち、
もう1つ乾パンを食べようとリュックに手を伸ばした。
「福ちゃんダメだよ〜。乾パンはかんぱん(注:簡単)に無くなっちゃうよ〜」
田口が口をはさんだ。福田は溜息をつき、もううんざりといった顔で田口を見た。
「・・・田口。イライラするからダジャレ禁止。」
「えっ・・・俺はみんなをなごませようと、良かれと思って」田口が
笑い顔で言う。
「なごまない。ありがた迷惑だ。」中丸がぴしゃりと断言した。
田口がしょんぼりした顔で、乾パンの残りを口に放りこんだその時。
ガタガタ、と入り口の扉が揺れた。
4人はハッと扉に意識を集中させる。扉にはちゃんと木の棒でつっかえを
してあったが、4人の顔は一気に不安に塗り固められる。
「・・・俺が行く」中丸が一言そう言って立ち上がった。入り口付近に
置いてあった拳銃を手に取る。
「殺す気?」
「マル、殺すの?」
田口と福田が小さな声をあげる。
「殺さないよ!相手がどんな武器持ってるかわかんないだろ?護身用だよ」
中丸が二人を制し、扉の前に近づいた。
「・・・誰だ?」
「・・・・・」
返事はない。やはり小山と同じように、この灯台に誰もいないと思って
来たのだろう。驚いているに違いない。
「こちらは中丸・田口・福田の3人だ。武器と名を名乗れ」武士のような口調で
中丸が言う。「俺は〜・・・?」と小山が不服そうな声を出した。
「・・・加藤だよ。加藤成亮・・・1人だし、なんかよく分からなくって
混乱してるんだ・・・ちょっと休みたくて・・・武器は六法全書だよ・・・」
扉の向こうで加藤が弱々しい声を出す。それを聞いて、小山が大声で
呼びかけた。「加藤〜!俺だよ俺もいるよ!小山だよー!こいつら
酷いんだ、俺、拉致されてるんだよ〜!」
「黙れ、囚人!」福田が小山を睨む。「また口にハンカチ巻くよ!」
「小山もいるんだ?!中に入れてよ!殺し合いとか・・・
ここにいるみんなは、しないよね?」加藤は気の知れた小山の声に
安堵したのか、興奮した口調で言った。
「殺し合いはしない。でも中には入れない。」中丸ははっきりと言った。
「どうして!?入れてあげてよ!」小山も興奮気味に顔を紅潮させている。
中丸はその小山を見て、少し考えるしぐさをした。
「加藤、仲間欲しいか?」中丸がふと加藤に問いかける。「いや、灯台の
中には入れないけどね。」
「・・・え?」
「お前に、小山を進呈しよう。今ならオプションで、しょぼいエアガンと
ゴムホース付きだ」
「ちょ、ちょっとちょっと、待ってよ!どういうこと?」小山が困惑して
声を荒げた。「俺、ここ出ていかなきゃなんないの?」
「いいじゃん、乾パンも自由に食べれるよ?」福田は納得してうなずく。
「そうだよ、ゴムホースも解けるし。自由っていいよね〜」田口も笑顔で言った。
途惑う小山を福田と田口は両側から掴み、ドアの前に連れて行った。
「はい、釈放!」ドアをほんの少しだけ押し開け、中丸が言う。
「おめでとう、小山!」
「シャバの空気は、うまいよ〜!」福田と田口も爽快な声で言い、ゴムホースを
解いてあげる。
「・・・チクショウ!二度と来ねーよ!」小山はそう言い放ち、エアガンと
ゴムホースを小脇に抱えて、加藤の手を掴んで走り出した。
長いし見にくいし・・・スマソ
>>347の「二度と来ねーよ!」
で、AAの「もう来ねーよ!プンプン」を思い出してワロタ。
>>348さん、そんなことないですよ〜。
ダジャレ禁止なのが残念…(笑)
田口書ける人ってすごいなぁと思います。本気で。
灯台組いつも書いてるのは同じ人?
毎回オモロイなぁ
駄洒落も含めて(w
>>348さん、灯台組面白いですね(笑)
加藤出しときながらどう絡めようか迷ってたので安心しました。
しかも前回のリンク忘れてたさ・・・。
>>347の前回は
>>221です。
>>349-352の方々、そのようなお言葉、有り難き幸せです。
毎回激寒のダジャレで申し訳ない!
次書いていいですかぁ?
>.348さん、灯台組面白いです。
自分、最初に福茶出した者ですが、
出したはいいものの、どうなるか心配だったんですよね。
よかった。福茶に高性能双眼鏡持たせておいて。
>>348 灯台組、好きだわ…(笑
ものすごくなごむ。まさに癒しの館ですね(笑
嵐係さんも灯台組さんも上手いなぁ。
灯台組さん、微妙にタイトルが俳句になってるのもツボです(笑
なんか今日は混乱してますね。
何人の職人さんがいられるのかわからないですが、こんなに早いペースで
よく話に矛盾が生じてぐちゃぐちゃにならないなと感心してたのですが。
まさか基本的な人数制限でこんなことになるとは少し残念に思います…。
でも嵐係さんの機転すばらしいです。
ヤベー、謝ります・・・。
>>352の加藤出した方、
>>355の福茶出した方、
あと中丸出した方、小山出した方も、勝手に書いちゃってどうもすみません・・・。
皆さんにも予定があったかもしれないのに、灯台に閉じ込めてしまって・・・。
深々と反省。
>
>>333さま&皆さま
驚いてつい攻撃的になってしまってました・・・
すみません。
俺って今いったいどこの場所におるんやろう?
地図も禁止エリアいちおう書きこんでみたけど、俺自分の場所わかってへんしなー
ちかくになんか目印になるもんあったかな?
・・・・・あ、そういやここ神社やんなー
ってことは、神社だからー場所はっと・・・・え?!
神社ってここに2つもあるん!?どっちの神社やろう?
でも、海の音とか聞こえへんからきっと俺はG−6の方やな!うん
どっかにだれかおらんかなーー?ヒナにはもう会えへんねや、
だから、ヨコだけにはなんとしてでも会いたいな、
ヨコ、どないしてるやろ?
あんま動き回るのもあれやし、やる気になってるやつに会ってもうたりしたら
このパチンコでいったいどう戦ったらええんや?
とにかく、ヨコ探そう。
簡単にみつかるとええんやけどなー、この島ひろそうやし・・・
禁止エリアもこれからどんどん増えるんやろ?今は、何時や?
もう、7時か・・・1つ目の禁止エリアもうすぐ時間やん。
海の中もだめなんやろ?さっき翔君叫んでたし、サーフィンしたかったなぁー
そんなのんきなこと行ってる場合ちゃうな、
さ、ヨコ探しに行くか!!
そう、意気込むとパチンコ片手に持って歩き出した。
>>359灯台組さん。
352ですが、自分より絶対面白いので楽しんでますよ〜。
小山とシゲ仲いいのもホース解いてもらえたのも望みどおりです。
念が通じたかと思いました(笑)
次行ってもいいですか〜?
>>231 からの続き。
幸いあれから誰にも遭遇することはなかった。提箸はそのことに内心ほっとしていた。
とにかく今のアイツは危険すぎる。誰を見てもおそらくダーツの的程度にしか認識しない
こと必至だ。逆に自分が殺されそうになったとしても、今ならきっとニコニコしたまま
笑いながら死ぬだろう。
(……。)
何を思っているのか、まるで遠足気分で辺りの草を適当に引きちぎりながら突き進む
萩原からは今にも口笛のひとつも聞こえてきそうだった。
「…萩原、」
少し後ろについていた提箸は、ふとその背中に声をかけた。
「?」
きょとんと振り向いた萩原に提箸はなるべく不自然にならないよう気をつけて続けた。
「あのさ、ちょっと休憩しねぇ?…ほら、また臨時放送とか入るかもだろ?
それにやっぱ行き先は慎重に決めた方がいいと思うし…、俺ちょっと先行って
様子見てこよっかなー、なんて…」
だが、提箸にとってはひとつの賭けでもあったその作戦はあっさり玉砕した。
呼びかけに萩原はぶんぶんと首を振った。無言で指差す先にはすでに目的の建物が
見えている。提箸の返事を待つことなく、萩原は眼前に広がる草むらに意気揚揚と
踏み込んでいった。
「……、」
提箸はがっくりと肩を落とすと小さく溜息を洩らした。察するに、これが運命って
やつなのだろうか?
―ここへ来て、真っ先にあいつに出くわしてしまったこと。
―あのとき赤西の隣にあいつがいたから、だから一瞬迷ってしまったこと。
―そしてそんな自分の心の内を、あいつは瞬時に読み取ってしまったということ。
先程の運命がどーとかは別にするとしても、今の自分にわかっていることが
ただ一つだけある。
……俺はきっと、おまえを殺せない。例えその逆があったとしてもだ。
「ーーーーーーーー!!!!」
いよいよご機嫌で妙な奇声を発しつつ、腰まである草を泳ぐように掻き分け進む
彼の後ろ姿を、提箸はそんな諦念にも似た気持ちで見つめていた。
>>359さん、いえいえこちらこそ。
私の場合、エントリー漏れにならないようにと、取り敢えず出しちゃっただけなので。
拾っていただき有り難うございました。
しかし、わが子を戦場に送り込む気分でしたわ。
いや、本当に戦場に送り込んでるんですけど。
職人同志の打ち合わせがムリなら、疑問点とか相談事がある人はココに書き込んで、
どなたかまとめ役の人(嵐係さんとか整理整頓係さんとか)だけがそれに答える。
職人もロムラーもおとなしく従って、反対意見絶対禁止!とかってしちゃえば
揉めなくてすむのでは、と。
それだと、まとめ役の人が、責任重すぎてツライかなー?
私は答えられる範囲でなら疑問質問に答えたいんですが、
自己都合で皆さんを振り回してしまいそうな気がして。
実は今もネタバレぎりぎりのお願いを言ってしまいたくて
うずうずしている…
次行きます。
あと、8:00に臨時放送欲しいですか?
>>368 嵐係さん、臨時放送は最初の禁止エリアですし、あってもいいかと。
でもその前に。
嵐係さんの後、書かせてください。
>>334 より。
ゆっくりと浮上して行く意識の向こうで誰かの声が聞こえていた。
誰なんだろう、そんな風に思っていると急にがん、と何かを強く
叩きつけるような音がした。
「…ん…?」
目を開けると床には斜めに朝日が差し込んでいる。いつの間に
眠っていたんだろうと体を起こす。
「ってぇ…っ」
机に突っ伏すという不自然な格好で眠っていたために首と肩が凝っている。
左右に首を傾けるとぐき、と鈍い音がした。
「おはよう、相葉ちゃん。」
「…おはよう大野君。何かあったの?」
「あったよ」
事の次第を聞いた相葉の顔色がすっと青ざめる。その様子を見て二宮が付け加えた。
「この問題にはもうケリがついてるから。それより向こうで休んでくれば?」
「大丈夫。それより誰か寝てきなよ。」
立ち上がって笑って見せる。それを眺めていた桜井がじゃあ…と言いかけるのを
制して二宮が口を開いた。
「俺はまだ良いから、翔君寝なよ。」
「オレもまだ平気。」
「こんな所で譲り合ったってしょうがないじゃん。11:30まで翔君と
松潤には休んでもらって、午後の禁止エリアの打ち合わせと放送が終わったら
俺と大野君と相葉ちゃんの中で誰かが寝に行く。
ある程度ローテーション組まなきゃ体が保たないよ。」
それもそうかとあっさり思えてしまうのは自分が疲れているせいかも知れない。
そう思って桜井は二宮の意見に従って仮眠室に向かった。
「何かあったら、遠慮なく起こしてくれて構わないから。」
そう言い残して。
大野はテーブルから離れた。定位置に戻るのかと相葉が見ていると
更に奥の床の上にごろりと横になった。
「手が足りなくなったら言って」
壁の方を向いて丸くなる。
「寝袋は?」
「いらない」
相葉はやれやれと肩を竦めて二宮の横に座った。
>>90から
どれくらいの時間そこに蹲っていたのだろう。
良知と石田が去った後。
自分の思いの底に沈んでいた福原は、3時の臨時放送もまともに聞いてはおらず。
近くで聞こえたマシンガンの轟音も、福原の耳には届かなかった。
じっと俯いたまま動かない。
だが近くで聞こえた足音に、血塗られた鎌を手にする。
それは無意識の行動だった。
「誰や…」
ゆらりと立ち上がり、振り返る。
暗闇の中、足音の正体を見つけることはできない。
「そこにおるんやろ?」
返事はなく。
ただ、そこには闇が広がるだけだった。
「…誰もおらんの?」
誰も…。
そうだ、誰もいないのだと、福原は思った。
一番大事な仲間は、この手で殺してしまった。
「どないしよ…なぁ、オレどうしたらええんやろ…」
再びその場にしゃがみこむ。
「なぁ…大堀…助けて…」
今の福原には自分が殺した相手に助けを求める矛盾に気付く余裕すらなかった。
空がだんだん明るくなってくる。
木々の隙間から光が射し込んでも、福原はそこを動けずにいた。
そして。
6時の放送が流れる。
淡々と告げられる死亡者。
聞き覚えのある名前が続き、
「…直樹?」
島田直樹の名前を聞いて、福原は顔を上げた。
一瞬のうちにいろいろなことが頭をよぎる。
年下のくせにやけにお兄さんぶって世話をやきたがったり。
かと思えば子供みたいに一緒にふざけあったり。
意味のない電話をかけあって。
くだらないことを話した。
「誰や…誰が…直樹を…」
福原はリュックと鎌を手に立ち上がると、ゆっくりと歩き出した。
自分のしたことを考えれば、それはとても理不尽なことだったのだけれど。
壊れかけた福原の心は、島田を殺した相手への憎しみに、しがみつこうとしていた。
>>87から
俺って絶対運が悪い。
森の中をひた走りながら伊藤は思った。
斗真から逃げるように森に入って、木の根に躓きそうになりながら走り続けた。
ここまで来たら大丈夫かと思ったら、
「誰や…」
イントネーションの違う声に呼びかけられた。
恐る恐る覗いて見ると、血に塗れた鎌を持ったヤツがいた。
あれは確か福原だった。
暗くてよく見えなかったけど。
誰かを殺した後なんだろうか…鎌が血に塗れていたのだからきっとそうなんだろう。
福原がヤル気になってるなんて、なんだか信じられなかったのだけど。
あぁ、なんで俺はやる気になってるヤツにばっかり遭遇するんだ?
伊藤は自分の運命を呪った。
だけど、たったひとつ運が良かったのは。
この全身タイツが伊藤の姿を完全に闇に溶け込ませてくれたことだった。
そして今、一番問題なのは。
空が白々と明けはじめていることだった。
まさかアレが本当に役立つなんて!!全身タイツマンセー!!
次いきま〜す!
小山慶一郎と加藤成亮は、灯台を後にしたあと全力で走った。
「しかしアイツら、なんなんだよ!こんな風にほっぽり出すなんて」
小山が不平そうにぼやく。しかし加藤はその横で安心していた。
変にどこまで信じて良いのか分からない人達と一緒にいるより、
こうやって気心の知れた小山と二人でいるほうが、よっぽど落ち着く。
「とにかく、どこか建物の中に行きたいよ。落ち着いて状況把握
したいし、休みたい・・・」加藤は走りながらそう言った。
「うわ!!」
不意に小山が悲鳴をあげ、足を止めた。
「・・・誰か、倒れてるよ!」
加藤は目の前の茂みを凝視した。そこには、亀梨和也が横たわっている。
このゲームが始まって、二人がはじめて目の当たりにする、死体。
二人は恐る恐る近づいた。
亀梨には眉間に一本、プッスリとダーツの矢が刺さっている。
「すごい・・・人間って、こんな簡単なことで死んじゃうんだ・・・」
加藤がそう呟いた時、小山の脳裡には一瞬「簡単=乾パン」という
くだらなすぎる田口のダジャレが浮かんだが、今はそんな場合ではない。
小山は、まだ周囲に亀梨を殺したヤツが潜んでいるのではないかと
目を走らせたが、また別の物が視界に入った。
「あれ、何・・・?ぬいぐるみ?」小山は呟き、ぬいぐるみに近づく。
何か妙な仕掛けがしてあるのではないか、と怖がりながら。
小山がぬいぐるみを持ち上げる。するとぬいぐるみがいきなり、
『もちもち〜、じんくんでちゅよ、ゆきとくんげんき?』と言った。
「ぬあぁぁ!!!」ビックリして、小山が人形から手を離す。
なるほど、録音機能があるわけだ・・・。小山は動悸の激しい胸を押さえながら
再度ぬいぐるみを掴んだ。足の裏に、ボタンがある。
加藤もぬいぐるみをのぞきこんだ。「赤西君と萩原君が、遊んでたのかぁ」
「面白いね、これ。クソー、俺はこれに恨みを込めるぜ!」小山はそう言って
ボタンを押しながら叫んだ。
「お〜い!灯台に中丸と福ちゃんと田口がいるぞ〜!アイツら
拉致監禁罪で訴えてやる〜!」そう叫んでボタンを離す。
「やめろよ、そんなの聞いたら、誰か灯台に殺しに行くかも」加藤は困惑して言った。
「誰もこんなぬいぐるみに興味持たないって!」小山は笑って、茂みの中に
ぬいぐるみを座らせた。「あ、こんなことしてる場合じゃない!急ごう!」
二人は再びデコボコの道を走り出した。
>>366 それだけは、ちょっと止めた方が…。
例えば今日みたいな状況で、ちょっとひっかかるな〜って感じた人がいたとして、
それをみんなで相談して、どうするか決めるんなら、
それでいいかって納得できると思うんだけど、
一人の人が決めちゃうと、ちょっと遺恨が残るかもしれないと思うんですが…
考え過ぎですかね?
あ、福原が動いてるっ!
ってことは、町田の行く末も決まったのかな、良かった。
早くしないと、「町田に背後から襲われる」コがいなくなっちゃうなーと思って
ちょっと心配してたのよね・・・。
>>378 えっと、そういう発言はちょっと控えた方がよいと思われ…
この先に、全然関係無い展開を想定して書いてらっしゃるんだったら、
福原職人さんが困っちゃうと思うんですが。
380 :
sage:2001/07/26(木) 03:10
次宜しいでしょうか?
少し時間が戻りますが。
ま、間違えた。初歩的なミスすみません。
あぁ・・・なんでこんな人の少ない時間帯に間違えたのか・・・ごめんなさいーーーー。
>>141より
少し冷えてきた。
東の空が白んできて・・・でもまだ完全な夜明けまでには時間があるのか。
幾らこの時期といっても、この時間帯は少しだけ冷え込む。
太陽が完全に姿を隠して、熱を孕んだ空気や地面が冷やされていき、そしてまた
太陽が昇る少し手前。
一番光の暖かさから遠い時間帯。
山道を走り、間断なく上り坂を歩いてきたせいか、それでもシャツの下に着ている
Tシャツは汗でじっとりと濡れていた。
上着代わりにしていた半袖のシャツを脱いでナップザックに押し込める。
そうするとTシャツのお腹の所、脇から腹にかけて10cm程の鉤裂きが顕になった。
・・・さっき福原にやられた所だ。
横薙ぎに振るわれた鎌は余程切れ味が良いのか、それを避けた石田の服を少しだけ
引っ掛けこの鉤裂きを作った。
切れの悪いものならば、力任せに引っ張ったそれにつられてもっと大きく服を
裂いても良さそうなものだが・・・多分刃が当たった所しか切れていない。
その事に気がついた時、石田は余計に恐怖を感じた。
けれど、不思議と憎しみは、ない。
自分たちに刃を振り上げていても福原の目にあったのは快楽だけでは無かった。
そこにあったのは、恐怖と狂気。
それが目の中でオーバーラップしているように、瞳の色を変える。
恐怖を纏った瞬間は“怯え”を映し、狂気を孕むと“狂喜”を映した。
壊れかけた福原を救う事は俺には出来ない・・・石田は思わず福原に切られた個所を
強く握った。
「っ・・・」
さっきから黙々と石田の後を着いてきていた良知が、その声に反応して石田の
前の廻り込んだ。
石田の顰めた顔を見て、その手を除けさせる。切られた服と僅かにその周りに
滲んだ血に良知も眉を顰めた。
手に持っていた探知機をポケットに収めると、素早く石田の前に跪き、Tシャツを
捲り上げる。
「・・・言えよ・・・・・・」
そこには赤で横に線を引いたような傷があった。
「いや、大した事ねぇし」
確かに傷そのものは大した事はない。深くも無ければ幅があるわけでも無い。
5p程、薄い紙で切ったようなその傷の血はもう乾き始めてはいたけれど、先程
石田が上から押さえた事でまた少しだけ出始めた。その程度のものだ。
「そういう事言ってんじゃないだろ・・・・・・言ってよ」
良知は自分のナップザックから水の入ったペットボトルを取り出すと、その水を
勢い良く石田の腹にかける。
「ちょ・・・勿体無いって」
石田が良知の手を掴み上げてそれを止めた。
「石田が先に言ってくれれば、さっきの池とか川とかで洗えたんだけどね」
怒ったような表情を作って少し睨み上げ、
「綺麗だったし」
と続ける。
「悪かったよ」
良知の怒ったような表情に石田は神妙な顔を作る。そんな石田を見て、良知は
少し表情を緩めると、探知機を収めたのとは反対のポケットからハンカチを
取り出して傷の周りを拭った。
幸い今の所、石田の傷は泥に汚れている訳でも血が止まらない訳でもなかった
ので、良知は自分のTシャツを破くのを止める。このまま傷が乾いてくれれば
破傷風とかの心配もなさそうだ。
良知のペットボトルを持った手を掴んだままの石田が、その手を少し訝しむ。
石田はその手を離して自分の首筋に当て、再び今度は良知の首筋に当てた。
「・・・(やばい・・・)」
極度の緊張と走り続けて汗を含んだTシャツ、幾ら水の流れが少なかったと
いっても川沿いを登ってきた事と良知の今現在の体力を考えると、それが
多少体温を奪ったらしい。
「そっちこそ言えよ」
今度は石田が怒ったような顔になる。が、良知は何を言われているのか解から
ないらしく、きょとんと石田を見上げた。
「・・・・・・(気づいていないのか)」
石田は少し休む所を。と考える。
まだ本人も気がついていない程の発熱。
これから先この熱が上がっていくものか大人しく下がってくれるものか・・・
とにかく身体を横たえる事の出来る場所を探さなければ。
そういえば、良知と石田が合流してからこっち、休む事はほとんど無かった。
ずっと走り詰めで歩き詰め。幸い自分の体力はまだまだあったけれど、腹は
減っていた。
そう思い、良知がペットボトルとやはり上着にしていたシャツをナップザックに
しまうのを待って、腕を掴んで立たせる。
歩き出そうとした石田の背が僅かに伸びた。
続きが書きあがりましたら、近日中にまた参ります(多分)。
夕方より私事でネットに繋げずいらいらとしておりましたが、
108職人さんの福原くん心理編が出た後でしたので、結果的に良かったかと。
(微妙に石田心理で福原くんが登場したので)
この二人、格好良いっすね。他の子達とは全然違うわ・・・
(キャラが、って意味です。他とどっちが良い悪いじゃなくて。)
>>307-309の秋山書いた者です。
自分がややこしいことして定員増やしてしまってごめんなさい。
これから気をつけます(ペコリ)
>>377 確かに、ここでできる内容なら、みんなで考えたほうがいいですよね。
でも、
>>366さんのおっしゃるように、やはりまとめ役は必要かと。
そうでないと、意見は出ても結論は出ないって状態が続くこともあるし。
で、結局町田はどうなるんだろ。
そろそろ屋良や内にも動いて欲しいんだけど。
夜勤だったもので昨晩不在でした…
>>331様、ごめんなさい〜。というわけで96は欠番で、いいんですよね。
集計人様、お忙しい中、いつもありがとうございます。
読み返したい時など、まとめて下さってると大変便利で、感謝しています。
無理なさらずに、ご都合のよろしい時だけで構わないので、
これからも宜しくお願いします。
なんとか町田さんを動かそうと思って書いてみたのですが、
放送の関係とか考えるとあの時点で町田と出会っても不自然でない人物がいなくて…。
それでも載せてみちゃっていいでしょうか?
次行ってもいいですか〜?
>>364 からの続き。※
>>393 さん。関係ないと思うのでお先に失礼します。
萩原が悪戦苦闘?(というか、どう見ても楽しんでいるようにしか見えなかったが)
しながら漕ぎ分けた道を提箸も後に続いた。が、草丈が高いせいで気付かなかったが、
入り口付近まで来たところで同じようにもう一本誰かが草を踏み分けたあとがある
のが目に入った。折れた草はまだ瑞々しく特有の匂いを放っており、ということは
ここにはもう先客がいる可能性が極めて高い。
橋田か、…あるいは。
「おい、」
提箸はすでにドアに手を掛けていた萩原に静止をかけた。そのドアの中途半端な
閉じ具合からも、明らかに誰か先にここを開けた奴がいるに違いない。
「マズイって。誰かいる。もしも康じゃなかったら…」
「ダーイジョブだって」
しかし、警戒する提箸に対し、萩原は少しも意に介していない風だった。彼が軽く力を
入れただけでドアは簡単に開いた。
「ほら見ろ、やっぱ先客がいんじゃん、」
ひっそりと呟くようにしながらも、提箸は苛々と眉間に皺を寄せた。
目に映る埃だらけの床には真新しい足跡がいくつも残っていた。引き返した形跡もない。
せめて不幸中の幸いだったのは、それが一人分しかなかったということだ。
最悪相手が敵だったとして、二人でかかれば何とかなるか…?
提箸がそんな思いを巡らしていた頃、しばらくその足跡を注意深く観察していた萩原は
そこで不意に声を張り上げた。
「橋田ー!どこだー!?」
「馬鹿!おまえ康じゃないかもしれねぇって…!」
慌ててその口を塞ごうとする提箸の手を迷惑そうに振り払うと萩原は言った。
「だーから絶対橋田だって。だってこの足跡、俺があいつにやったスニーカーのだもん」
「……は?」
唖然とする提箸を横に、萩原は部屋の中をあちこち調べ始めた。どこも酷い埃の被り方で、
少し触れるたびにもうもうと霧が立ち込めたようになる。萩原は鬱陶しそうに顔をしかめると、
もう一度声に出して名前を呼びかけた。が、やはり返事は返ってこない。
「…あーもう、めんどくせー」
萩原はぼりぼりと頭を掻いた。それから、提箸に向かって手を突き出した。
「アレ貸して」
「…?」
訝る提箸に、萩原はやっぱり面倒くさそうに口を開いた。
「だから、一平ちゃんの手榴弾」
「は?なんで!?」
「もーさぁ、だりーからここ吹っ飛ばして先行こうよ。あいつ、どっか隠れてるうちに
寝ぶっこいちまったのかもしんねぇし。吹っ飛ばして、そんでもまだ生きてたら慌てて
飛び出して来んだろ?」
「だって…、おまえ康探しに来たんじゃねぇのかよ!?」
「ん?もうどっちでもよくなった」
「……。」
萩原は鼻歌交じりで提箸のリュックから二つ残ったうち片方の手榴弾を取り出した。
が、うっかり手を滑らせてしまい、床に落ちたそれがごろごろと足跡の上を転がっていく。
「あっヤベ、」
ベッドの下に潜り込んでしまったそれに萩原が必死で手を伸ばしている間、提箸はもう何も
言う気がしなくなっていた。こうなったら運命共同体でどこまでもこいつの気まぐれに付いて
行くしか、自分に生きる道は残されていないのかもしれない。
「…?」
ふと視線を感じて足元に目をやると、さっきからベッドの下に這いつくばったままだった
萩原がにいっと笑ってこっちを見ていた。
「…いた。」
「え?」
萩原は黙ってベッドの下を顎で示した。提箸も急いで床に這いつくばる。その瞬間、
提箸の背中をどうっと冷気のようなものが駆け落ちていった。
「康……。」
もう少しで自分が建物ごと吹っ飛ばされかけていたことなど知る由もない、そこには橋田が
ただ幸せそうな寝息を立てていた。
よかった、橋田吹き飛ばされなくて(笑)。
では私も、次いかせていただきます。
>>93の続きです。
ガサッ。
しまった…!
そう思った時にはもう遅かった。
俺が近付いていた背中はもうとっくに遠ざかって行ってしまった。
みるみるうちにその人影は闇に消えていった。
「あ〜…」
結局誰だったのか確認も出来なかった。
…俺、目悪いしなぁ。
すぐに追いかけようなんて気も起きなかった。
あぁホントに俺って運悪い。
…でも、この場合は運が良かったのかも知れないな…。
近付いたはいいけど、もし向こうもやる気だったら…そう考えると身震いした。
ついさっき、ヤルって決めたのに。
あっさり決意が揺らぎそうな自分を叱咤する。
やるっきゃない。
そう自分で決めたんだから。
ぎゅっとジャックナイフを握り締める。
…だけど本当に、俺はこのままこのゲームに参加していいのか?
俺はそれからひたすら歩いて、自分の位置も確認した。
「今居るのが多分この池だろ? …うわ、スゲー俺。山一つ越えちゃってんじゃん。」
地図を見ながら溜息をつく。
俺ってやっぱり方向音痴なのかなぁ。
闇雲に歩いたのがいけなかったんだな。
…さっき見つけた奴にいきなり逃げられてちょっと動転しちゃって。
自分の思ったようにいかないと焦るってのはマズイよな…。
少なくともこのゲーム…(と大野は言っていた…)を進める上で油断は禁物。
だけど…。
木々の枝の切れ目からのぞく空の方は明るくなってきているのに、
ここ(森の中)はいつまでたっても薄暗くて気味が悪い。
夜暗いのはしょうがないとしても、日が昇ってる筈なのに暗いのはちょっと…。
怖いわけじゃない、不気味なだけ。
…でもそんな事言ったらきっと大野はまた馬鹿にするんだろうな。
『ま〜た、強がっちゃって。』
そんな声が聞こえた気がした。
しょうがないじゃん、怖いものはコワイんだから!
いつも俺と屋良っちを恐がらせようとしてわざとそういう話したりして…
あ、屋良。あいつもこのゲームに参加させられてるんだろうか?
それにアッキーやヨネも。
さっきの放送では名前はあがってなかったけど。
名前が挙がってる=死…。
それを考えるとこれに参加していてもしていなくても、名前が聞けない方がいいんだよね。
俺は、地図の裏に書き込んだ名前(=死亡者)に目を通した。
滝沢、村上……。
俺はゆっくりと立ち上がると、その場を後にした。
他に挙がった名前も、全部ジュニアだ。
一体何人参加させられてるのか検討もつかないけど。
大野の声が普通だったから。
普通を装っていたから。
俺は、あえて聞かない振りをすることに決めた。
今のあいつの言葉は信じない。
本当の事を、アイツの本心を俺が聞き出してやる。
その為にも、俺は絶対死なない。
死ねない。
やっぱりこんなクソゲームに、こんな気持ちのまま参加なんて出来ない。
納得できる理由を、アイツらから聞き出すまでは。
結局、右往左往していた俺の気持ちは最初に戻ってしまったけれど。
とりあえず、この森を出よう。
だって、薄暗くて不気味だもん…。
みなさんが物議を醸し出していた町田さんですが…
このまま放っておくと本編も進めづらくなるだろうと思い
勝手に動かしてしまいました。
町田関連書かれていた皆様、勝手な事してゴメンナサイ…。逝きます。
>>400さん、逝かなくていいですよ〜。
夜までに誰も書かなかったら私も手を出そうと思ってました。
6時の放送時に(町田さんが会った相手の)名前が呼ばれてないわけですから、
結果的に町田さんは何もできなかったんだと思いまして。
なのでその流れしかないなぁと思ってました。
それより私は400さんの書いてくれた勇気に感謝って気分です。
>>401クッキー食い残しです(笑)
時間においてかれてた人たちを書いていこうと思ってたんです、私。
福原と伊藤もそれぞれの職人さんにお返しした方が良ければ…しばらく
触りませんので…よろしくお願いします。
次いきます。
>>212の続きになるのかな?
東新は森の中の岩陰に座り込んで与えられた武器、
糸につるされた五円玉を眺めていた。
どうしていいかわからないし、かと言って闇雲に歩き回るのは危険だし
とりあえずこの武器でできることがあるのか考えていた。
こんなんでどうしろっていうんだ。
どうせなら呪い殺せるような呪術グッズを入れといてくれってんだよ。
嵐なんだろ?USOとかやってんじゃん。
・・・あ、そう言えばUSOでやってたっけ。
ビックリマンチョコの見分け方だったっけか。
YESかNOか教えてくれるんだったよな。
「僕は東新良和です」五円玉が縦に揺れている。
「僕は女の子です」今度は横に揺れてる。
「僕はジャニーズJrです」縦に揺れる。ちょっとほっとした。
・・・でも、この状況で聞いてみたいことなんて、一つしかないよ。
NOって言われたらどうしたらいいんだろ。
でもYESの可能性がないわけじゃない。
でもNOになりそうな気がする。でももしかしたらYESかも。でも・・・。
「ふふっ」YESかNOかで思い悩んでいる自分が
好き嫌いと花びらをちぎっていく女の子みたいで
思わず声を出して笑ってしまった。
そして、もう一つ聞いてみたいことを思いついた。
これを聞いてみよう。
東新は座り直して五円玉をじっと見据えた。
「嵐のメンバーは生き残れますか?」
五円玉がそっと揺れ始めた。
東新は五円玉を追うようにゆっくりと頭を動かしていた。
右、左、右、左・・・。
ちょっとごめんなさい、今何時ごろですか?
8:00の放送まで、あとどれくらいでしょうか?
406 :
ユーは名無しネ:2001/07/26(木) 17:04
a-n
407 :
ユーは名無しネ:2001/07/26(木) 17:52
あーん
>>387さん。
コメントありがとうございます。
リレー版初書きなので、反応頂けたことほんとに嬉しく思っています。
前回に福原さんから良知を助けた事で、石田を格好良く書こうと書こうと
ぶつぶつと怨念のように呟き続けて書いたかいがありました
(そこまでしないと格好良い石田が書けないのか。と自分で突っ込みながら)。
出来るだけ前作の雰囲気を壊さぬようにと思ったのですが、どうも違った
方向に行ってしまったのかも知れませんね(前回の良知・石田を書かれた
職人様勝手を致しまして申し訳ございません。書き上げる事が出来れば
もう1シーン予定しているのですが・・・)。
ちょっとだけ気になったんですけど、
幸人を書いてる方は全部同じ方なんでしょうか?
危険な幸人が気になってしかたありません(笑
いつも楽しみながら&ハラハラしながら読ませてもらってます!
どんな結末になるのか、いまから楽しみにしています!
皆様、がんばってください!!
410 :
ユーは名無しネ:2001/07/26(木) 20:56
うーん
>>405 >>361から判断すると現在7:00過ぎである事は確実です。
皆さんが8:00前に書いておきたい事がない、もしくは
臨時放送後の展開を書きたいと言う事ならそろそろ放送入れます。
連日の強行が祟ってちょっとグロッキー。
今日が涼しくて助かったわ。
>>411 嵐係さん、私も仕事から帰ってくるとすごい進んでてビックリします。
やっぱり夏休みだからでしょうね。
2時間の間にかなり減りましたよね。
なのでそろそろ時間進めてもいいんじゃないかと思うんですが。
413 :
ユーは名無しネ:2001/07/26(木) 21:13
うーん
8:00の放送前に私が書きたくなった(笑
のでもう少し放送は待って。
次は相葉編。
人数が少なくなると急に部屋の中が静かになった。
二宮も黙ったままモニターに顔を向けているし、大野は勿論
壁の方を向いたままで、寝ているのか起きているのかすら判らない。
相葉はまだ何となく重さの残る肩をぐるりと回すと目を閉じる。
何で俺、こんな所に居るんだろう…。
どうしてこんなものを見てなきゃなんないんだろう…。
「君はどちらを選ぶ?」
そう言った時、あいつのは俺の答えなんかとっくに解っていたんだと思う。
「何でそんなもの選ばなきゃいけないんですか?」
「このゲームに参加をする全員が選ばなければならないからさ。さあ、
『殺すもの』『殺されるもの』どちらが良い?」
「どちらも嫌です。俺は誰の事も殺したくはないし、誰にも殺されたくなんかない。」
まだやってないことだってたくさんあるんだ。こんな所で誰かに勝手に決められたくなんかない。
「随分我が侭なんだね。」
我が侭?そうじゃないだろ?誰だって普通に思う事じゃないか。
「では君にはもう一つ、特別に選択肢をあげよう。…皆を見ている、
というのはどうかね?」
「それって…?」
「どんなゲームにも審判は必要だろう。何、難しい事は言わないさ、
君はただ、全てを見ていてくれれば良い。」
そんなの嫌だと、即答出来なかった。俺の心の弱い部分が、それだったら
何もしなくて済むじゃないかとこっそり耳打ちしてきた。
そう、何もしなくたって良い。殺す事も、殺される事も、何も。
…そしてあいつは俺のそんな部分だってお見通しだったんだ。
あれからずっと、俺は3つしか選択肢がないと思っていた。
でもさっき、辰巳の死に気付いた時、あと一つだけ選択肢が残っていた事が分かったんだ。
厳密に言ったらこれも『殺すもの』に入るんだろうけど。
こんな風に誰が誰を殺したか、誰が誰に殺されたのか、このまま緑の点が
一つになるまで見つづけるくらいなら、いっそ…
「駄目だよ、相葉ちゃん」
二宮の一言に相葉は文字通り飛び上がった。
「…何が…?」
恐る恐る聞き返すと二宮は口端をだけを上げた皮肉っぽい笑みを浮かべる。
「そんな顔でそんなもんいじってたら、俺じゃなくたって分かると思うけど?」
そう言うと笑顔のままものすごい勢いで髪の毛を掻き回し始めた。
「ああもう、だからさあ、そういう非建設的な考えやめて欲しいんだよね。
今更足掻いたってもうサイコロは転がっちゃってんだから。」
「サイコロ?」
「そう。『賽は振られた』って言うでしょ?俺らだって一緒に転がってんだから、
その中で出来る事、やんなきゃいけない事をまずやるべきだと思うわけよ、俺は」
「そう…だよね。うん。」
相葉が頷くのを見てやっと二宮の手も止まる。
「さて、最初の禁止エリア追加だからね、臨時放送でも入れときますか。
…放送係起こしてくれる?」
相葉は立ち上がって二宮の髪が跳ねまくっている頭頂部を眺めた。
「ごめんね、ニノ」
二宮が振り返る前に背を向けて大野に声をかけた。
そろそろ8:00の放送入れたいと思います。
よろしいでしょうか?
え〜と、嵐係さん。
臨時放送で死亡者の名前は呼ばれますか?
だったら放送前に1つ書きたいです。
まぁ、余興担当ですが・・・。
418ですが、いきま〜す!
>>346-347の続き
「シカ」「ん〜と、カモメ」「目印」「え、また『し』?・・・シマウマ」
「まり」「・・・リトマス試験紙」「えぇ!また『し』〜?!マルうぜぇー!」
福田、田口、中丸の灯台の3人は、暇潰しのしりとりに興じていた。
ただ今、中丸が福田を『し』責めに遭わせていた最中である。
「・・・死亡」福田が、ぼそりと呟く。
その単語に、中丸と田口も表情を曇らせた。3人につきまとう、不穏な予感。
避けられない運命の啓示・・・暗い気分に一気に心が囚われる。
誰もが、迫り来る見えない『死』という恐怖に脅えているのだ。
その時、田口が言葉を発した。
「うし!牛だよ牛。次、牛ね〜。みんないきなり暗い顔になっちゃって、
俺、困っちゃ牛〜(注:困っちゃうし)・・・」
「・・・田口、ペナルティーな。昼飯の乾パンは抜き。」福田が即座に言う。
「えぇ〜?そんなぁ、なごんだクセに〜!」不服そうに田口が顔をしかめる。
中丸も呆れながら言った。
「だから・・・なごまないから。牛の次は、新聞紙。」
「結局また『し』なの?!・・・しるこ」必死で考え、福田がようやく切り抜けた。
「こんぶ!」と田口。
「武士」と中丸・・・。
「・・・マル、もういいよ・・・俺降参!」とうとう根を上げ、福田が叫んだ。
「・・・ねぇ、気になってたんだけど」タイミングを見計らってか、田口が
口を開いた。
「何?またダジャレだったらぶっ殺すよ」福田が機嫌悪そうに田口をチラ見した。
「違うよ〜!・・・あの2人のことだけど。小山と加藤」田口は真剣な顔を作る。
中丸と福田も黙って田口を見つめた。
「逃がしちゃって良かったのかなぁ。今さらだけど・・・アイツら、
殺されたりしないかなぁ」
「だからって、ここに来られても俺達困るし。今は人のことになんて、
構ってらんないよ。」福田が田口に反論する。
「そうだ、ここは駆け込み寺じゃないんだぞ。善人ぶって俺達を騙そうとする
ヤツだっているかもしれない。この灯台には、もう誰も入れられないよ。
・・・でも、1つ心配なのは」中丸が、福田の武器の双眼鏡を手に取る。
そして、続ける。「・・・あの2人が、ここに俺達がいることを、誰かに
チクるかも」
「誰かって、誰・・・?」福田の声が、微妙に緊張する。
「それは分からないけど・・・見張り、立てたほうがいいかもしれない」
中丸の提案に、福田も田口もうなずいた。
灯台組の3人本当に癒し系ですね〜
大好きです(告)
次いっていいですかね?
放送とはあんま関係無いんで、放送後でも前でもいいんですが
>嵐係さん
私もできるならあの2人には会ってほしいです。
嵐係さんへ。
2人が会うのは全然オッケーだと思います。
嵐係さんの思うがままに書いちゃってください!
灯台組さんへ。
あなた面白いわ。
うまいな〜と感心。ダジャレも素敵!
山は下りきったみたいやから、ちょっと東の方まで移動してみよかな?
ヨコいったいどこにおるんやぁーー!?
あんまうろうろしててやる気になってるやつにはあいた無いしなー
って、だれや!?あれ・・・ん??
あぁぁ!!翼クンや!もう一人おるけど・・・あれはぁ??
ヨコやっ!
なんや、探すのなんてけっこう簡単やなぁー
「ヨコぉ!!翼クン!会いたかったでー!」
そう叫ぶとヨコと翼のもとへかけよった、2人は一瞬かなり驚いた顔だったが
相手がすばるだと気がつくと笑顔で手を振った
「すばるや!俺もおまえのこと探してたんや!会えて良かったでーホンマ」
ヨコもうれしそうだった、
「おまえ今までどこにいたの?しかも手に持ってるのなにそれ?」
翼もこんな戦場なのにいつもの笑顔だった
「ヨコ、オレなヒナの敵打ちたいねん!おまえもオレの気持ちわかるやろ?!
今までずっと一緒だったヒナが殺されたんやぞ?!なぁ!!なぁ!ヨコっ!わかるやろ?」
涙が出てきた、一人のときには泣けなかったのに仲間と一緒だとなぜか涙が出てきた
「ごめんな、ごめんすばる。」
翼が言った
「えっ?なんで翼クンがあやまるん?も、もしかして翼クンがヒナ殺したんか!?」
わけがわからない、それなのになんでヨコは一緒におるんや?なんで一緒におれるんや?
「違う!違うそうや無い!ヒナは翼クンをかばってハセジュンに打たれたんやて
ヒナらしいと思えへん?やっぱあほやわあいつ、アハハ・・・」
無理に笑っているヨコの顔があった
「そか、そうやったんか・・・もう、ヒナを殺したハセジュンはいない、
それならこの押さえようの無い怒りは?悲しみは?誰に向ければいいんや?
翼クンか?嵐のみんなか?いや、どっちも違う。
こんなわけ分からんゲームでオレらをこんな島に閉じ込めてるゲームの首謀者や!
オレはそいつをぶん殴るまでは死なへんで?!」
そう、ヨコと翼クンに言い放った
2人の顔はきょとんとしたがやがて笑い出した
「やっぱ、すばるも同じこと思ってたんやな、オレらも同じやねん」
笑いながらヨコが言った
「これからどっか場所探して打ち合わせしようとしてたんだ、一緒に行こう」
翼も言った
3人でならなんとかなるかもしれない、オレの武器はこんなしょぼいパチンコだけど
オレもヨコも翼君も大切な仲間。いや、親友を無くしたんや
気持ちはみんな同じはずや、絶対に仇とったるからな、ヒナ!タッキー!
3人はしっかりとした足取りで山の中へ消えていった・・・
長すぎた、スマソ
2つに分ければよかった、失敗
灯台組さんの言語センス好きですわ〜。
嵐係さん
あのー、結末ってもう決めてらっしゃるんでしょうか?
2人を会わせる方向に持っていくのは構わないんですけど、
もし自分の書いたものが(町田は出てきませんが)
その結末を壊してしまったらと思うと、なんか怖くなってしまいました。
行き当たりばったりで進めていいものだと思って
今まで好き勝手動かしてしまっていたんですけど・・・。
こんな時にしりとり・・・(w
素晴らしいです、職人さん。
ダジャレもいつも楽しませていただいてるけど、
今回はしりとりまで。素敵です。
>>429さん、それそれ。自分もずっと思ってました。
サブキャラ書いてるけど、余計なことしてしまうかもしれないし・・・。
>>421さん
>>425さん
>>428さん
>>430さん、ありがとうございます・・・。
ホント、いつか「ふざけてんのかゴルァ!!」と怒られそうで怖いです。
120さん
よかったヨコ達が再会できて。どう繋げようか悩んでたんですよ・・・。
灯台組職人さん
大好きです。なごみまくりです。
わっ、クッキー食い残ししてた(恥
>>115-116の町田を書いたものですが…
心理的なもの書いちゃったんですが動かしづらくなってませんかねぇ?
それだがちと心配です。
ピンポンパンポ〜ン
「臨時放送です。8:00からD=01地区が禁止エリアに追加されます。
禁止エリアに踏み込むと、首輪が爆発します。注意してください。
繰り返します。まもなくD=01が禁止エリアになります。
…そして、新たに死亡が確認された参加者を読み上げます。
…28番、亀梨和也君、35番、上里亮太君、38番、上田竜也君。
そして…草野博紀君、服部将也君、塚田僚一君。以上6名です。」
93さん
ありがとうございます、
もう考え抜いてこういう結果になっちゃったんですけど
きっと伸ばし伸ばしにすると自分でわからなくなりそうだったんで(ワラ
さっさと再会させちゃいました、
灯台職人さん
あたしも田口のあのキャラ大好きです、すごいほっとしますよー
これからもがんばってくださいね
たまになんですが、
レスNoとリレー版の通しNoがごっちゃになってる方がいるようで…。
ちょっと気をつけましょうね。
名前欄に入れる時とかも、どっちかわかるようにしてもらえると嬉しいな。
…あっ、責めてるわけじゃないっす(汗
そういう勘違い、自分も多いから気をつけないとって思ったから…。
あの…
>>426がリレー版121なんじゃ…
ずれてません?
441 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 00:07
あーん
間違ってリンクはっちゃってますがリレー版115.116を書いた者、です。スマソ
ほんとだ。灯台組のやつがリレー版120だね。
>>442 あ、揚げ足とりじゃないんです〜。
単に、自分も時々勘違いしちゃうウッカリモノなんで(汗
あ、ホントだ、スマソーー
ご指摘ありがとうございます
間違った、121ですよね、長く書きつづけた上に通しNoまで間違えて
もう、最悪ですね
121で、放送の嵐係りさんが122になるんですよね?
本当にごめんなさい・・・
>>429 結末自体ははっきり言って何も考えてません。
黒幕の正体すら考えてないんですもの(笑
今の所こうなったら良いなと考えているのは
町田と大野の出会い→の部分だけです。
それを書く事によって嵐がなぜ何も行動を起こさない
のかも解っていただけるのではないかと。
ああ、これでまた皆さんの行動を制限してしまう…
447 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 00:14
えーん
>>408さん。
レス遅くなりましたが…石田と良知かっこよくしてくださって
ありがとうございます(最初に石田出した職人です)
私は逆に石田がかっこよくなりすぎないように苦心しました(汗)
続き書いていただけると嬉しいです。楽しみにしてますね。
450 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 00:21
ふーう
>>446 じゃあ、町田以外は自由に動かしちゃって大丈夫ですか?
あ、そんな言い方すると、今度は町田を動かそうとしてた方が困っちゃうか。
じゃあ、町田も、大野のところに辿りつけさえすれば、
途中何があっても構わない、ってことで、大丈夫でしょうか。
>>451 わがまま言ってすみません。
大野の台詞にもあるように、途中は何があっても構いません。
ただ話が出来る状態で会わせたいだけです。
453 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 00:34
なんかサトマチ信者っぽい…
454 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 00:54
うん
なんかしみ地味とした上げですね。
そうですね。
なんだかな。
別にサトマチ信者じゃないです。
仲が良いと言われていて、バトルにならずに接触させられ、
新展開が望めそうな人達が他に居るならそれでも構わないです。
ヨネ&傘でもいけそうですが、ヨネの参戦が分からなかったので、
先に出て生き残っていた鳥&平安に決めたんですが…
上げ荒しにかまっちゃいけません。
460 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 01:43
新聞配る?(藁
書いてもいいですかー?
OK!待ってました!
「まず提案1。この事態を外に知らせるためにどこか禁止区域、とかに大爆発を起こす手なんだけど…」
「アカンって。危ないわ、それ」
翼くんの物騒な提案にすばるが突っ込みをいれる。
誰か近くに来ればすぐ分かるし、他の人間からは逆に見付かり難いとの判断から、
とりあえず俺達は高めの木に登って話をしていた。
「そうやそうや。それに火が他の所に燃え移ったら危険やし・・・」
「じゃ、次。第2案は何とかして嵐のメンバーと協力するなり脅すなりして、黒幕と交渉させる。
嵐がいるところには緊急連絡用の回線が引かれてる筈だから、それを使うんだ。
そうでもしないと外に出る事すら出来ないからね」
翼くんの冷静に淡々と提案してくる姿勢に俺もすばるも暫らく唖然とした。
その顔は普段の翼くんからは想像できないくらい大人びて見えた。
「・・・翼くん、実は頭エエ人やったんか」
「小学校まではね」
皮肉っぽくくすっと笑う。
「今は漢字読めないし忘れ物大魔人だしアホ丸出しなのはご覧の通りですぅ」
翼くんがおどけて言うとそんな場合じゃないって分かっていても俺達は声を殺して笑い転げた。
笑う門には福来たるやっけ?
シリアスは俺らのキャラやないし笑えるうちに笑っていたいと思った。
こんな状況でそんな事思うのはおかしいかな?
ひとしきり笑うと気になった点を質問する。
「なあ、爆弾って、いま持ってるんか?さっき武器の見せあいしたときにはなかったよな?」
「うん。でも作る事なら多分出来るよ。雑学大魔王の今井さんだから」
「どうやって?って言うかなんでそんな事知ってるん?」
すばるは戸惑ったように聞く。
そうそう。俺らは一昔前の過激派やない、ただの一般市民やで。
「必要な薬品さえあれば簡単に作れる。ほら、コンサートとかの特効に興味があったから
それ系の知識は割と豊富に持ってるんだ。爆弾は応用編。ヒナともそれを作るかどうか話してたんだ。
本当は滝沢の方が詳しいんだけど・・・もう、聞けないんだよな・・・」
翼くんは不意に泣きそうな顔で俯く。すばるなんてもう涙を浮かべとる。
俺は思わず大きな声で強引に話を進める。
「あ〜、その薬品ってどこでも手に入るもんやの?」
「んー、中学校とかの理科室とかにあるものが一番いいんだけど・・・」
翼くんは一瞬ビックリしたように俺を見る。そして首を傾げながら
「どこかに消火器とかない?アレは上手くやれば簡単に爆発させる事が出来る。それとガソリン・・・。
それかどこかのお店で花火置いてないかな?あの火薬使うのが一番手っ取り早い。
まぁ、使わずに済むならそれに越した事ないけどね」
「敵にまわさんでよかった・・・」
目を真っ赤にしたすばるの言葉に翼くんは苦笑する。
同感。この人の意外な特技を見た気がするわ。
「やべぇ。なんか俺、隠れ過激派だって思われてる?
あーあ、どーせならこの首輪を外す方法か、無力化させる方法を知りたいな」
え?無力化・・・?
少しぴんと来たもんがあるわ。
「無力化、出来るかもしれん・・・」
長く羅列しすぎるのもまた見づらいっすね〜(藁)。どうにかならないものかしらん。
>>395-396
やっくん吹き飛ばされなくてよかった。
見つけてくれて産休!
集計人さんへ。
見やすくて素敵・最高・尊敬です。
でも、村上信五の漢字に間違いが・・・。
偉そうで非常にスマソ。
ストーリー集計人さんすごいです!
すごく分かりやすくて有り難いですよ〜。
ストーリー集計人さんありがとうございます。
なんか目次見てるみたいでわかりやすいですよ。
…「熱戦しりとり灯台組」がいいわ(笑)
つカコイイ!
>>469 うわ、ほんとだ!教えて下さって産休です。ヒナちゃんごめんよ。
内と屋良の続きが気になる…
職人さん待ち
屋良内ではないですが次行きます。
>>73-74(五関)の続きです。
だって自分がやらなきゃ殺られると思ったんだ。
・・・恐かったんだ。
僕がこのゲームに参加するって決めてから、最初に出会った滝沢くん。
あの時、俺に向かって笑いかけてくれた。
いつも近くで見ているのに自分からはちょっと遠い所にあると感じていた笑顔。
雑誌やテレビやコンサート会場で見るのと同じ笑顔。
レッスン室で見るのと同じ笑顔。
自分が密かに憧れていた、笑顔。
・・・その笑顔が、酷く不気味だったんだ。
放送を、聞いていなかったと言った滝沢くん。
多分放送が入っても寝入っていて起きなかったんだろう。
それは嘘を言ってる顔じゃ、なかった。
僕を騙そうなんてしていないのは分かってた。
・・・だけど、それがナニ?
滝沢くんだって、人間だった。
スターだったけど、神じゃない。
だって僕なんかに殺されちゃったじゃん。
・・・っていうか、人を殺すって、こんなにあっさりしてるものなの?
分からない。
一人殺したくらいじゃ分からないよ。
ねぇ、死ぬってどういう感じ?
・・・滝沢くん、教えて下さい。
笑顔の奇行子萩原が気になる・・・。
提&幸(+橋)職人さんのファンになりそうな予感です(笑)
478 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 13:31
タッキーRABU
次書かせて頂きますです。
>>264から。
二人、無言で歩いた。
風間がどこへ向かって歩いているのか、それは聞かなかった。
きっと、風間くんも目的なんて決まってない。
もう森を出てかなりたつ。
細い道なりに歩いてきたが、微かに波音が聞こえるので海岸の近くまで来ているようだ。
沈黙は続く。
山下と別れてから、風間も、宮城もそれぞれ思うところがあるらしく、
どちらも口を開こうとはしなかった。
風間くん、今何を考えてるのかな・・・。
宮城は、1歩先を行く風間の背中を見つめながら、話し掛けるタイミングを計っていた。
このゲームの事考えてるのかな?
それとも山下のこと?
他の皆のこと?
そんな時。
「あ・・・。」
突然漏れた風間くんの声に弾かれたように、俺は顔を上げた。
そこに見つけた人影に、俺は思わず声を出していた。
「あれ・・・五関?」
こちらに向かってとぼとぼ歩いてくる。
俯いていてその顔はよく見えなかったが、五関に間違いはない。
俺が五関を見分けられない訳ないじゃん。
下を向いて歩いているから僕たちにまだ気付いていないようだ。
「風間くん、五関だよ! おーい、五関!!」
「ちょ、宮城ッ。」
風間くんが何か言いたそうだったけど
その前に俺は、五関に向かって小走りに走り出していた。
「五関、お前も無事だったんだ!?」
「俊太くん・・・」
近くまで駆け寄って嬉しそうに言う俺に、五関はチラリと目をやり、
そしてその後について来た風間くんを見た。
「五関、」
風間くんが何か言おうとしていたのを、ふいに五関の声が遮った。
「ねぇ、風間くん、宮城くん。 死ぬってどういう感じかなぁ?」
「え、何言ってんだよ・・・?」
五関の様子がおかしい事に、俺はそれでもまだ気付かなかった。
「大丈夫だって、俺たちと一緒にいれば平気だって!!」
「宮城!」
その時、五関の顔を覗き込んでいた俺の腕を
風間くんが引っ張って自分のほうへ引き寄せた。
パンッ。
乾いた音が、早朝の空気に混じる。
弾丸は、俺の左腕を僅かにかすって飛んでいった。
着ていたTシャツが破ける。
その様を、俺は視界の端に映しながら、でも視線は五関から離さなかった。
こいつおかしい!?
その事にようやく気付く。
だって、視点が定まってない・・・。
その時、隣の風間くんが俺を引っ張っていた腕が離れ、シュッという音が聞こえた。
「・・・うッ」
見ると五関の肩に、手裏剣が刺さっていた。
しかしそれは浅く刺さったらしく、すぐにポロッと地面に落ちた。
五関の右肩に、じんわり赤いシミが出来ていく。
俺は、自分の腕のことはその時すっかり頭から抜けていて、五関に声をかけた。
「だ、大丈夫・・・!?」
「五関ッ、その銃どうした!?」
風間くんはすごい怖い顔で五関を睨んでいる。
・・・銃? え、それってまさか・・・?
俺は五関が手に持っているものを見た。
黒く鈍く光るもの。
さっき、俺を・・・殺そうとした?
おい五関、お前どうしちゃったんだよ!?
次行ってもいいですか〜?
>>396 からの続き。
「…康、オイ康起きろよ、」
提箸が隙間から何度も身体を突付くが、橋田はなかなか目を覚まさない。
「……、」
提箸は次第に目に見えない焦燥感に追われ始めていた。このままだと、いつまた萩原の
気が変わってドカン!ということにもなりかねない。
「…てめこのいい加減にしろよ!」
ついに提箸はベッド下にスライディングをかけるようにして、寝ている橋田の腹の辺り
めがけて蹴りを入れた。
「…っ、」
刺激に橋田の身体が僅かに反応する。提箸はニ度三度同じことを繰り返した。今のところ
萩原はただ面白そうな顔をしてそれを見ている。
「うーん…」
提箸の執拗な蹴りに橋田は苦しそうな声を上げ、狭いスペースで器用に寝返りを打った。
相手の足を避けようとしてか、無意識のうちにもっと奥まで潜り込もうとする。
「…こいつおもしれー」
やがて見物していただけの萩原もベッドの後方に回り、一緒になって橋田を蹴り始めた。
提箸にとっては予想外だったが、今はその方がありがたかった。
「…だーっもう、ナニすんだよ!」
そろそろ二人の力加減が本気になり始めた頃だった。ようやく橋田が目を覚ました。
勢いよく飛び起きようとして、だがお約束でベッドにしこたま頭をぶつけてしまう。
「あいてっ!」
頭をさすりながら再び突っ伏してしまった橋田を見て、萩原はきゃっきゃと笑い声を上げた。
提箸は、さっき橋田を見つけたときと同じような汗が背中を滴り落ちていくのを感じた。
―まったく、こんな非常時にどいつもこいつも。
「……あれ、」
橋田はごそごそ目を擦ると、寝ぼけ眼で二人を交互に見た。
「なんで…?」
「わざわざおまえ探しに来てやったんだよ、バーカ」
提箸はそう言うと、埃だらけの膝頭を払って立ち上がった。足元にいた橋田はその埃をもろに
浴びてしまい、ゴホゴホと咳き込んだ。それを見て萩原がまた面白そうに笑う。
「…てかさー、いったいこれ何なわけ?もう俺頭コンブだよ!」
ウンザリしたように言いながら橋田が這い出してきたのと時を同じくして、臨時放送が入った。
三人ともはっとして、しばらくそれに聞き入る。
―ピンポンパンポ〜ン
『臨時放送です。8:00からD=01地区が禁止エリアに追加されます。禁止エリアに
踏み込むと、首輪が爆発します。注意してください。繰り返します…』
相変わらず淡々と無機質な声、続いて死亡者が読み上げられた。
『…28番、亀梨和也君、35番、上里亮太君、38番、上田竜也君。そして…草野博紀君、
服部将也君、塚田僚一君。以上6名です』
亀梨の名前に、提箸は一瞬反応した。が、当の萩原は身じろぎひとつしなかった。
それどころか、
「…塚ちゃんも……ここにいたんだな。かわいそうに」
「そんなちっちゃい子たちまで…?どーなってんだよ!?」
沈む萩原に橋田は本気で憤慨し、一方提箸は自分の中にこみ上げる笑いを堪えるので
精一杯だった。
だってあいつがおかしいなら、俺もとっくにおかしくなってる。最初に、赤西を殺して
しまったときから。自覚してるかしてないか、違いはただそれだけだ。
「…じゃーさ、これからどーすっか考える前に、とりあえずメシにしねぇ?」
放送が終わって、提箸の提案に橋田はえ?と少し首を捻ったようだった。何も言わず、
萩原がそそくさとリュックを探り始めたのも彼には意外だった。だが二人の様子はあくまで
自然体だ、別に何か無理をしてそういう風に振舞おうとしているようでもない。
「……?」
なんとなく、よくわからない違和感を感じたまま橋田も自分のリュックに手をかけた。
485 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 16:11
橋田RABU
気になります!
487 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 18:12
気になります!
488 :
ユーは名無しネ:2001/07/27(金) 18:22
気になりません!
上げ荒らし止めれ
牧野はどこへ?
「もうすぐ10:00になるね。」
相葉が壁に掛かった時計を見ながら口を開く。
「どうする?放送入れる?」
「いや、今回とこの次は放送は入れない。」
進行役を桜井から引き継ぐ形となった二宮が言った。
「何で?忘れて踏み込む人が居たらどうすんのさ。」
「仕方がない。それはその人の不注意って事で、終わり。」
「注意してあげたって良いじゃん。」
「あのね、前回の臨時放送だって、本来は入れなくても良いものなの。
ただいきなりじゃあんまりだから、6:00の放送を思い出してもらう意味で、
おーちゃんに言ってもらったの。解る?」
「そんなの解ってるけど。けどさ、」
「だったら相葉ちゃんはこういう時もいちいち放送入れるの?
『今誰々君の後ろからやる気まんまんの誰々君が近付いて来てます。
逃げないと殺されちゃいますから注意してください』って」
「それは…入れないけど…」
「俺らは世話役じゃない。それを覚えとかないと。もっかい言うよ、
10:00の放送は入れません。12:00の放送の時は
14:00からの禁止エリアの発表からします。良いね。」
相葉はまだ不満そうな表情だったが、それ以上反論はせずに黙り込む。
二宮も話しているうちに10:00を過ぎてしまったのを時計で確認して座り直した。
ちょっと進めますねー。
>>371 あれからどれくらいたったのだろう。
福原一哉は、だいぶ高くなった太陽の下を、当てもなくフラフラとさまよい歩いていた。
その目は虚ろで、何も映し出してはいない。
手のなかにあるのは、乾いた血が黒くこびりついた鎌1つだけ。
水も食料も、地図も磁石もない。
支給されたナップザックをどこかに置き忘れてきたのだが、彼はそんなことにすら気付いてはいなかった。
頭にあるのは、島田直樹を殺した相手に復讐すること、ただそれだけ。
死亡者も禁止エリアも、彼の耳には入らない。
自らの身を守ることさえも忘れていた。
もう恐怖感はない。
いや、それは違うのかもしれない。
正体のわからぬ相手への憎しみだけが、福原を恐怖から救い出してくれていたのだった。
あまり時間が過ぎないのも不自然なので、少し進めました。
ご了承ください。
次、行きます。
>>491 そして二宮心理編。
「こんな企画があるんだよ。」
そんな言葉と共に見せられたいくつかの書類。
正直言って映画か何かだと信じて疑わなかった。だってそうだろ?
小島でジュニアが殺し合い、なんて。
だからこれがこれから本当に行われるかも知れないものなんだって解った時には
足が震えて仕方がなかった。
確かに殺し合うのも怖かった。でも本当に俺が怖かったのは、こんな事を
笑いながら楽しそうに話している、目の前に居るこの男だったんだろうと思う。
「君も参加してみるかい?」
冗談じゃない。敬語も何もかも忘れてそう言ってしまいそうになった。
それでもかろうじて言葉を飲み込んだ。
「俺は嫌です。こんな企画間違ってます。
どうして同じジュニアの仲間が殺し合ったりしなくちゃならないんですか。」
俺の必死な声を男は笑って、そう、本当に楽しそうに笑って聞き流したんだ。
「…君が嫌だと言うなら仕方がないな。監視役は別の誰かを探す事にするよ。」
あっさり許された事に逆に不安になる。
「帰って、構わないですか?」
「勿論構わないよ。君はたった今からこの企画とは全く無関係の人間になった。
この事は綺麗さっぱり忘れてしまって帰りたまえ。」
「…失礼します。」
忘れる事なんて出来る訳ない。
それでも自分がそれに参加しなくても良いという事実にほっとした。
そもそもこれは全部たちの悪いジョークで、俺はそれに乗せられて
からかわれただけだったんじゃないかなんて思ったその時。
「ああ、一週間後ぐらいに、君の所にもレポーターが大勢詰め掛けるかも
知れないね。『一体、何が起こったんですか?』『二宮君はこの事について
どう思いますか?』なんて言いながら。」
後ろを向こうとしていた足が止まった。
…これは俺が参加しようがしなかろうが、絶対に行われてしまうものだったんだ。
さんざん迷った。でも結局俺はこの企画に監視役として参加する事に決めた。
だって俺は、この企画に参加させられるメンバーを知ってしまった。
みんながいつどこでどんな風に生きて行くのか、死んで行くのか、
殺すのか、殺されてしまうのか、何も解らないまま待つぐらいなら、
みんなと同じ場所で全てを知る方が良いに決まってる。
…ただ見続ける事しか俺には出来ないのだとしても。
次書きますー。
>>85の続きですー。
町田さんも米花もまだ名前を呼ばれていない。
内心ホッとしつつ、会いたいなと屋良は思った。
いつも一緒にいる人がこんな時にいないのはすごく心細い。
自分はいつも年上の存在に守られていたことを実感する。
森の中、内が自分の前をずんずん突き進む。
こいつって結構背、高いんだな。
……俺だってイルカ大好きなんだけどな。
別に勝ち残りたいとは思わない。でも、死ぬのは怖い。
内は、本当に一緒にいても俺の事を殺そうとしたりしない?
寝ている内の首にそっと両手をかけてみたことがある。
自分がこのまま手に力を込めてしまえば次の放送では
こいつの名前が呼ばれるんだろうな、なんて思ったりして。
もしかしたら内もそんな風に思った事があるのかも知れない。
でも、自分は思いとどまった。
殺せない。
内には会いたい奴はいないんだろうか。
---内が立ち止まった。
ハッと我に返り正面を見ると、ジャックナイフを片手に
見慣れた男が長髪をなびかせて立っていた。
次いきま〜す!
>>420の続き(臨時放送は
>>437)
沈痛な空気に、福田が溜息をつく。
田口も、いつもの笑顔を忘れて黙り込んでいた。
8時の臨時放送・・・そこで新たに呼ばれた死者の名前。
中丸は今、灯台のバルコニーで見張り係をやっている。
田口は、バルコニーへとつながる階段を見て言った。
「福ちゃん、俺ちょっと中丸君の様子見てくるね」
「・・・あ、うん」福田は、階段を上っていく田口の後姿を見送った。
中丸は双眼鏡を覗きこみ、ぼんやりと遠くを眺めていた。
「何か見える〜?」田口が、穏やかな笑顔を浮かべて声をかける。
「え・・・?ああ、田口か。別に。誰も近づいて無いみたい」
中丸は、別段いつもと変わりない口調で言った。少し間を置いて、
田口が口を開く。
「・・・もう、さ。KAT-TUNで残ってるの、俺達だけだね・・・」
「・・・・」中丸は無言だった。彼にも・・・いろいろと思うことがあるのだろう。
ケンカしたまま、二度と会えなくなった上田竜也について・・・。
「・・・TNだけになっちゃったね〜」田口はふざけたように言う。
「・・・ツン?トン?なんだか分かんねぇーな」中丸もちょっと笑った。
「俺も仲間に入れてよ!」福田が後ろから顔を出す。中丸を案ずる気持ちは
田口も福田も一緒らしい。田口は笑って福田に言った。
「いいよ、福ちゃんも入れちゃおう。じゃあ、FTNだね。・・・フトン??」
「フトンかぁ・・・売れなさそうだなー」福田がイヤそうに顔をしかめる。
「福ちゃんには、俊太がいるじゃん」中丸がふとそう言った。
福田の表情が、少し暗くなる。「・・・俺がここにいるってことは、
きっと俊太君もいるんだろうね」
「・・・放送で呼ばれてないから、大丈夫だよ〜。
俊太君はまだまだしゅんた(注:死んだ)わけじゃないよ〜」
あ、今のは無理矢理だったかな?と照れる田口を福田が睨む。
「なんて不謹慎な・・・お前ここから飛び降りる?」
「無理矢理だし、面白くないし、俊太に失礼だし・・・」中丸も唖然とする。
「じゃあ、さ!宮城もFTNに入れよう!FMTN、とか・・・」
慌てて田口が自分をフォローする。
「フムトン?意味不明じゃん。FNTMでフントムとか」福田も笑って言った。
「フントムもよくわかんないよ〜」
田口と福田が他愛なく盛り上がっている。中丸はそれを眺めていた。
自分を気遣ってくれている2人に、感謝しながら。
やっぱ可愛いなー、灯台組。
他が重いから、この3人が出てくるとホッとする。
ずっとこのままだといいなー。そんなわけないけど。
布団・・・いっそデビューを(笑
ファンになります。
布団いいねー
次いきまーす
亮太を殺してからしばらくたって放送が流れた、
へぇー結構死んでるんだー、みんなやる気になってるんだなー
って言ってる俺もその一人だよね、まだ亮太しか殺してないけどさ
それにしてもあの亮太の武器なんだよなーお面だよーー
しかもピ○チューだしさーあぁーおかしい
そういや、亮太しか会ってないけどFIVEのメンバーは他の奴らきてないのかな?
来てたらなぁー会いたいんだけどなぁー、クスクス・・・
あー大笑いしてーー!!
おっ?あれ誰だ?2人いる・・・?
こんなときに2人でいて、まぁー仲のよろしいことでねぇー
加藤と・・・もう一人は、小山かぁ?
へぇ、あの2人って仲良かったんだ、知らなかったなぁー
オレっていっつもみんなの後ろでドラムたたいてるだけだから
結構後姿でわかったりするんだよなぁーすげーじゃん?!
まぁいいや、よしっ、近づいてみようかな?
2人いっぺんに、いっちゃいましょうかね?
そっと2人の後ろに近づいて声をかける
「おっす!」
突然のことに2人とも驚きの表情を隠せないでいた、次の瞬間
「ぎゃぁぁぁ!!!殺されるぅーーー!!!」
小山が叫んだ、
「うわぁぁっ!なんだよー!」
続いて加藤も叫んだ、
オレは笑顔を作り、
「なんなんだよ、お前ら、オレが殺すとでも思ったわけ?」
(いや、そういうつもりで近づいてるんだけどね)
「あぁぁ、びっくりした、牧野君かーホント突然でびっくりしたよー」
おれはお前らの叫び声にびっくりだよ、
「牧野君?あぁ!ドラムの人だー!」
おいおい、おまえしっかりしろよ、いくら入ったばっかりだって知っておけって
「なに、お前らずっと2人でいるの?」
「それが聞いてよー!!」おい、いきなりタメ語かよ、、、
小山が興奮して話し出す、それを加藤は止めた
「やめろって、言わない方がいいよ、」
「なんでだよ!?だってオレら追い出されたんだぜ?!」
「でも言わない方がいい、なんでもないよ、牧野君」
そこまで言って止めるのかよ?
「気になるんだよねー、そう言われると、」
「ホントなんでも無いんだって、俺たち先急ぐから、じゃーね牧野クンも気をつけてね」
あーもう、うぜーいらいらしてきた
「それで、はい、さようならなんて言うと思ってる?お前らバカじゃねーの?」
カチリ、引き金を引く。
とりあえず、タメ口使ってきた小山からかな?
『パーンっ』振り向いた小山の頭を玉が貫通した、
加藤は声にならない声で絶叫した
そして、もう一発『パーンっ』またしても加藤の頭をあっさりと通過した
オレってすげーなー、警察官とかもいけるんじゃねーの?あはは、
これで3人目かー、もっと殺してるやつとかっているのかなぁ?
まーいいや、オレもがんばろうっと、
さて次はどこいこうかなぁ?
そして、再び歩き出した
【小山慶一郎・加藤成亮死亡、残り・29人】
書き忘れた、スマソ・・・
ひとつずつズレて、次は138ですね。
小山と加藤かいてた職人さん、スマソ・・・
勝手に小山と加藤出してさらに殺しちゃいました、
そして、残り人数あってますよね?ちょっと心配
どこからの続きかも、書いてくれたらもっと嬉しかったんだけど…。
スマソ、155の続きです、リレー版ナンバーは69です
>>512 ついでに、今スレ内ならリンク貼ってくれるともっと便利。
こういうのは、別に強制じゃないけど、
あった方が、やっぱり見やすいとは思うので。
asge…。
って、人にエラそうにいっといて、自分が上げちゃったよ…。
さげの旅に逝って来ます…
これ書いてる職人さんって、何人くらいいるんだろう。
何人だろうねぇ?
次いきまーす。
現在バトルスタートから10時間経過。
45名参加。
死者17名。
残り28名。
残り時間62時間。
…ちょっと人が死ぬペースが早過ぎる気が…
ここからはヤル気人同士の熱戦になるゆえ、きっとペースも落ちますよ・・・(楽観視)
>>264の続きかな
太陽が容赦なく照り付けていた。
森の中にいるとさほど気にならないが日差しが強いことはよくわかる。
山下は中学校に向かって山の中腹に差し掛かっていた。
「あつ・・・」
額に滲む汗を拭って木の間からわずかに見える空を見上げた。
こんなに天気がいいのになんでこんなことしなくちゃならないんだ。
虫とかもいるしマジムカつく。イライラする。
腹立ちまぎれにマシンガンを構えてみた。
ジミーの時みたいにまたぶっ放してみたいかも…。
そう考えていた時遠くの岩陰に人の姿を見つけた。
しゃがみこんでいるその姿は小さく頼りなく見えた。
「いいカモみっけ」
山下はそっと近付いていった。なぜか心が弾んでいた。
隠れてるつもりかもしれないけど、こっちからは丸見えだよ。
まだまだ甘いな。
少し離れた木に隠れるようにして様子を伺う。
山下に気付くことなく、俯いてうなだれている姿を見たら
さっきの苛立ちが戻ってきた。
「かわいそぶってんじゃねぇよ」
山下は一気に飛び出して、マシンガンを放った。
ぱぱぱぱぱぱぱ・・・
一瞬で終わってしまった。
的にはいくつもの穴が開き、どろどろと血が流れ出ていた。
ぐったりと倒れた所にもう一度弾をブチ込んだ。
ぱぱぱぱ・・・
「終わっちゃった。なんかイマイチすかっとしないな」
苛立ちは治まることはなかった。むしろ強まっていた。
山下は死体に一瞥をくれるとまた歩き始めた。
ところであれ誰だっけ?別にいっか。
もっと強ぇヤツと撃ち合ってみてぇな。
俺がやられるわけないじゃん。
【東新良和死亡、残り28人】
ごめん。また殺してしまった…。
P様・・・分裂症?(ワラ
人数が合わないので修正。
現在残り27名です。
【死亡者一覧】死亡順に記載。番号はエントリーNo.
12 大堀治樹
15 長谷川純
20 ジミーMacky
11 赤西仁
24 島田直樹
26 辰巳雄大
17 村上信五
30 滝沢秀明
29 田中聖
35 上里亮太
28 亀梨和也
38 上田竜也
草野博紀
服部将也
塚田僚一
31 小山慶一郎
42 加藤成亮
34 東新良和
集計人さん!助けて!
生き残りメンバーの居場所の把握が出来ません(アホ)。
禁止エリアがきめられないよぉ。
>>522 >>264書いた者です。
やる気満々のPじゃワンパターンだって前にダメ出しされたので
ちょっと路線変えてみたんですが
やっぱ
>>520みたいなイメージなんでしょうかね〜(笑)
>>525 いやいや、分裂症P、結構いいと思いますよ〜。今迄にあまり無いタイプ。
何をしでかすか分からなくて面白いっす。
>>526 なんか書き方が悪くてスマソ。誤解されてると申し訳ないのでレス。
>>520は別の職人様の作品です〜。ほんと危なげなPが素敵ですよね。
>>524 自分の覚え書きみたいなもんですが。
【C−3】 森(役場あたり・6時以降)
【F−7】 米花(牧野と接触・6時以降)
【F−7周辺】山下(東新殺害・8時以降?)
【G−7】 今井・横山(共に行動・6時以降)・渋谷(合流・7時以降)
【G−7・8?】 屋良・内(共に行動・6時以降)
【G・H−5?海が近い道路】 風間・宮城(共に行動)・五関(移動中)(6時以降?)
【H−5】 福原(移動中・6時以降)・伊藤(移動中・6時前?)
【H−6】 良知・石田(共に山へ移動中)6時過ぎた?
【H−6池】 町田(移動中・G−7・8に移動?・6時以降)
【H−7】 牧野(小山・加藤殺害・移動中)
【H・G−8あたり】 秋山(6時以降)
【I−4】 安田・丸山(共に行動・6時以降)
【I−5】 生田(海岸)3〜6時(その後出てきてません)
【I−7】 橋田・萩原・提箸(診療所・8時以降)
【I−10灯台内】 中丸・田口・福田(8時以降)
時間がまちまちなのでお昼の段階でって考えるとかなり動けそうです。
とりあえず今わかってる状態ということで。
斗真・・・
そろそろ斗真に動きを・・・(オロオロ
斗真・・・書いてたデータがどっか行っちゃった・・・(オロオロ
>>530さん・・・がんばって再度チャレンジを・・・(オロオロ
すいません。前の良知・石田を書いたものです。
遅くて大変スマソ・・・
あの時点では6時過ぎてません。しかももう1シーンと思ってるのもその続きです(アセ
4〜5時くらいの時点でPに出会っても問題ないでしょうか・・・。
多分、問題のある事にはならないと思うのですけれど・・・
>>448さん。
今も念仏唱えながら書いてます(ワラ
>>532 どうでしょう、ちょっと微妙・・・段々頭の中整理できなくなってきてる
ので、自分には判断できないです(ゴメソ でも532さんの良知・石田組好き
なので、うまく繋がるなら是非書いて欲しいなぁなんて思ったり。
>>532さん。
その後すでに2回の放送があったのでそれに関わらなければ、
大丈夫だとは思います(時間と位置的には)
山下・風間・宮城が出会った時間がわからないのでなんとも言えませんが…
たぶん、その後になるんじゃないでしょうか。
私の勝手な解釈ですけどね。
楽しみにしてますのでがんばってください。
>>528 ありがとうございます。助かりました。
そうか…町田はそっちの池か…
森君以外みんな見事に南に集まってるな…
>>536 私も迷ったんですが。
大野のセリフから町田だけが北側にいたのかと。
だとしたら山を越えたって言ってるので。
あとは屋良・内の位置からたぶん…。
あと、風間組の位置が自信ありません。
G−7・8の方の道かもしれません。海がどっちの海かわからなくて。
お返事ありがとうございます。
>>534さん。
良知、もう少しお馬鹿になる予定だったのですが、うっかり格好良いと言われ調子に乗ってしまい(ワラ。
>>535さん。
ご明察です。
風間・山下と別れた後を想定して書いたものです。
3〜6時に似たようなエリアにいた事からです。
少し分裂症気味のPという事で、彼の中の台詞に良知・石田の事が出てこなくても
問題はないかと思ったのですが、違和感を覚える人がいるかも・・・と蛇足ながら(クショウ。
>>532 マシンガンぶっぱなさなければ全然OKだと思うんですけどね。
全面対決になっちゃうとちょっとつらいかなー。
その辺ちょっと修正できたら出してください。
この石田、かっこ良くて好きなので、ぜひ続きが読みたいです。
次いいですか?(被っちゃうかも・・・)
>>82-83の続き。
「うう…」泣きすぎて、頭と目と喉が痛い。瞼は腫れぼったくて、半分しか開いてないみたいだ。
生田は軽く頭を振った。あれから、田中を殺してしまってからどうしようもなく涙が流れた。
放送で名前を呼ばれたのを聞いてまた泣いた。どうして聖は死んでしまったのだろう?
なんで聖は俺を信じてくれなかったんだろう?…どうして俺は聖を信じられなかった?
仲間なのに、…仲間だったのに。そして放送の度に増えていく死亡者。
どうして、俺達は殺し合ってるの?
みんな、俺と聖みたいに信じ合えなかったの?だから殺してしまったの?
…そんなものだったのだろうか、俺達は。極限状態で、信じられる人はいない?
俺はすでに聖を殺してしまった。信じてたのに、信じられると思ってたのに、それは壊れた。
…他の奴でもダメかな。例えば山下とか、風間とか、イットとか。かなり昔から一緒だった。
そんな奴等でも、ダメかな。それとも今度こそ信じあえる?聖を殺しておきながら、
偽善者って言われるかもしれないけど…。信じたいんだ。信じさせてよ。
一度鼻をすすると、生田はゆっくりと立ち上がった。そして足を踏み出した。
…誰かを、何かを探すために。
他に書いてた方いたらすみません。
そんなに動いてはいないので大丈夫でしょうか・・・?
あと改行が読みにくいかも・・・
P、東新を認識してない辺りも分裂症っぽいな(w
>>536 ホントに人が密集してますよね。出くわさないのが不思議。
もうちょっと人が散ってた方が面白いですよね。
…すみません、ロムラーの独り言です。
質問です。
首輪に盗聴機は付いてますか?
東新の五円玉、果たして答えはどっちだったのか。
使い道によっては小型携帯端末並の威力を発揮すると思ったんだけど。<五円玉
原作では盗聴機付きですが、この話ではついてない設定です。
なんかヤラしいなあと思ったので。
発破かけたら人が散るかなあ。
逆に密集されてバトルが激化しても困るし。
皆の武器も銃系以外あまり使われた感じがなくて
勿体無いなあ…
>>548 確かに、銃以外の武器があまり活躍してないですよね。
クマのぬいぐるみは健闘してるけど。
小山・加藤組もせっかくゴムホース持ってたのになぁ。
次、2ついきま〜す!
>>501の続き
11時になり、灯台の見張り係は中丸から福田に交代した。
「島って言ってもこんなに広いんだし、そう簡単に
誰も近づいて来ないでしょ・・・」そう1人呟きながら、福田は
双眼鏡を拡大調節して遊んでいた。
「・・・あ」双眼鏡を覗きながら、福田が不意に声を出す。
「ねぇ、ちょっとちょっと!なんかスゴイもん発見したんだけど!」
福田は灯台のバルコニーを飛び出し、階下の中丸と田口に向かって叫んだ。
中丸と田口は顔を見合わせ、慌てて階段を上った。
「何?なんかあったの?」田口が真剣な顔で福田に言う。
福田は微妙な表情で田口に双眼鏡を手渡した。
「その倍率で見てみて!あっちの森の切れ間に、原っぱみたいなの
見える?そこなんだけど・・・」
福田は田口を引っ張り、指差しながら場所を指示する。田口の表情が
あっ、と驚いた顔になった。
「ギャハハハハハハハハ!!なんだありゃ〜!!」
中丸も双眼鏡を覗き、腹を抱える。「誰だよアイツ!!バカじゃねぇーの!!」
3人で、遠くの森の中を指差しながら笑い転げる。
そこには、全身タイツ姿であたふたとしている奴が1人いた。
もう一度中丸が双眼鏡を覗きながら言う。
「あれって、イットじゃねぇ?イットっぽくない??」
「うわぁ、イットかも〜。イットなら有り得るよ〜!」田口が笑いながら同調した。
「さすがイット、こんな時でも命がけで笑いを取ろうとするねー!」
福田も中丸から双眼鏡を譲り受け、覗いては大爆笑する。
双眼鏡の中の全身タイツを着た伊藤は、こんな遠くから誰かが自分を指差して
爆笑しているということも知らず、必死の形相でキョロキョロしている。
「あの全身タイツって、イットの武器なんだろうね〜。誰が選んだのか
知らないけど、センスあるよな〜」田口が嬉しそうに言った。
「っていうか、アレが武器ってカワイソウだよね。だってアレ、
逆に目立っちゃってるもん!」福田はまだ笑いが止まらない。
「わざわざ着なきゃいいのに・・・」中丸は哀れむように言った。
福田が、双眼鏡の中の伊藤の姿を目で追いかける。
「イットこっちに来ないかなぁ。俺イットなら仲間にいれてもイイや」
「それは・・・わかんないよ。もしかしたら誰かからか奪った武器とか
持ってるかもしれないし・・・イットが危険じゃないなんて保証は無いよ」
中丸が真顔に戻って言った。
「あのカッコも、ある意味危険な人だしね〜」田口もイマイチ乗り気でないようだ。
「ま、イットがこっちにくるかどうかもわかんないし。」中丸は、その会話を
流すようにさらりと言った。田口も笑顔で福田にうなずいてみせる。
「そうだね、イットのことはイットき(注:一時)放っとこうよ〜」
「・・・・・・・・お前よりイットのほうが100倍おもしれぇよ。」
福田は呆れたように田口を一瞥した。
昨夜、通し番号を間違えてしまってすみません。
>>509さんご指摘ありがとうございます。
相変わらず灯台組はいいな〜。
ネタetc.シリアスに書くよりも大変でしょうが、
これからも楽しみにしております…。
「ある意味危険な人」って…(笑
ここの田口がツボでツボでしょうがないです。
ダジャレ毎回大変でしょうけど頑張ってください!
関係ない話ですがよくわからないバトルロワイアルっていうCGI使った
ジャニーズバトルロワイアルっていうゲームがあってちょっとワロタ
Viva!灯台組、最高です。
そしてイットおいし過ぎです。
職人さんの腕に惚れ直しました。
げっ。535さんへの返事が間違っている
風間・山下ではなく風間・宮城です。
>>540さん。
マシンガンちょっと撃っちゃうんですよ。ぱらら・・・程度なんですけどね。
なので違和感覚える方がいらっしゃるかも。と。
全面対決にはならないけれど・・・って、大いにネタバレ(ワラ
>>528さん
ありがとうございます。居場所まとめていただけると、とっても助かります。
ところで。
福原とか、2時間歩きっぱなしみたいなんで、きっとかなり移動してるでしょう。
地図見ても距離感わかないんですけど、どのくらい動けるもんなんだろう。
この島って、一周するのにどれくらいかかるもの?
灯台組面白いなぁ!
バトロワなのに底抜けに明るい…(笑)
駄洒落もよく思いつくなぁと毎回感心。
余りにも長い為、前中後半3つに別れてしまった・・・。
しかも前半を更に2つに別け、その後も二つづつに別れている。
中盤以降はまたしばらくしたら書きに参ります。
別けたら解からなくなるかもとも思ったのですが、1シーンのくせに長いもんだから、ずっとこいつらの話を読むのも飽きてくるかもと思いまして。
もっと短編でテンポ良く書けると良ぇんだけどねぇ(クショウ。
では、次、2ついきます〜。
>>385より
「真次」
歩き出さない石田に目を向けると、不意に名前を呼ばれる。
石田は時々良知を名前の方で呼んだ。
石田本人は気がついているのか、それは明らかにふざけている時以外では、
舞台前のレッスンやまたその本番等の何かに集中している時が主だった事を。
石田の方が2つ年下の筈なのだが、どうもそれはあまり関係のない事のようだった。
「受身を取る時は・・・こう、頭の後ろに手を・・・・・・」
突然石田が腕を頭の後ろで組み、世間話でもするように話し始める。
腕を組む時に僅かに身体を捻って・・・石田の目の端が何かを捉えた。
そしてするりとその腕を解くと、良知の方に向き直る。
「な・・・に・・・・・・?」
石田は自分の唇の前に人差し指を立てて良知に声を荒げないようにさせ、
若干声を顰めるが、表情や態度、その身から醸し出すものは普段と変わら
ないように続ける。
そう、まるで本当に世間話をしているように。
「頭の後ろに手をやってね、身体を丸めるようにして、そして、ま、この場合
出来れば声を立てないで。身体が止まったら、右でも左でも良いから直ぐ
その場を離れて、身体の隠れる場所に直ぐ走れるようにして体勢を低くする」
ほんとに普通にそう話しながらも、石田は目だけで正面にある植え込み辺りを窺う。
「良い?身体が止まったらそこにいない事。直ぐ避けて、身体低くね」
そう言って突然良知の身体を突き飛ばした。
当の良知は、何故いきなり突き飛ばされたのか解からない。
解からないが、先程の石田の様子で、今が余裕の許されていない所だという事
だけは理解する。
ただ、良知の頭の中で石田の言った言葉が繰り返された。
上げそうになった声を喉の奥に押し込めて、頭の後ろに腕を廻して庇う。
身体が草だったり木だったりを擦る感触。
斜面を身体が斜めに滑り落ちていく感覚。
覚悟した程衝撃が大きくないのは、下の土や岩を僅かにシダや蔦が覆い隠しているせいか。
それとも突き飛ばす時に石田が派手な障害物が少ない所を選んだであろうからか。
程なく良知の身体は草の摩擦と足が木の根に引っかかった事で止まった。
『直ぐ避けて、身体を低く』
また、石田の声が蘇る。
良知は素早く左右を見廻すと、自分の右手側にある少しだけ張り出した岩棚の下が
抉れている事に気づき、そこに身を寄せる。それを背にして張り付くように息を
潜め、状況を把握しようと自分を落ち着かせる為、静かに1つ深呼吸をした。
良知が突き飛ばされ斜面を滑りはじめると同時に聞こえた銃声。
続けざまに聞こえるその音。
石田は良知を突き飛ばした直後、良知がその植え込みに吸い込まれていくのを
目で追いながら、同時に自分の身を深く伏せる。
そして自身も植え込みに飛び込む直前・・・
背中に派手な衝撃を受けた。
「・・っぐ・・・・・・」
息が詰まる。
肺の奥の一点を刺すような衝撃。
そこからじわりと背中に広がる鈍痛。
一瞬の痛みと突き飛ばされるような感覚に、それでも石田は身体を反転させて
側にあった蔦を掴み斜面を滑り降りた。
前に
>>561で書いた「こいつらの話が飽きてくる」というのは、
”私が書いた”石田・良知の話。という事で、石田・良知にという事ではありません。
多少御幣があったかと、気になったもので・・・。
長編になり、申し訳ない。
>>564様
お疲れ様です。飽きるなんてとんでもないですよ〜。
ところで既に書けてらっしゃるんですよね?
そのうち放送がまた入っちゃうでは?ってのが気になるのと
続けてアプのほうが集計人さんも楽かなぁ?と思ったり。
いや、実は自分が早く続きが読みたいのが一番の理由なんですが(ボソ
>>564さん
マシンガンね、いや〜、もういいでしょ。
この際、ちょっとの矛盾は見逃してしまいましょうや。
遠慮なさらずに、がんがん進めてやってくださいな。
>>564さん
続きお待ちしております〜。
前後に大きな矛盾が生じなければ、
こうやって、時間が多少戻るのも有りですよね。
>>××の続きで>>××の前、とかリンク貼っておけば分かり易いかもだし。
屋良・内と町田(っすかね?)も、早く進めてくれ〜。
誰にも死んで欲しくないが、一緒に行動するのも違和感があるし、
全然想像できない。気になる。
>>567です。
送信しちゃってから、余計なこと書いたことに気付いた。
そんなん言われたら、かえって書きにくいっすよね。スマソ。
職人様、気にせず思うとおりに進めてください。
私はしばらく逝ってくるんで・・・。
そろそろ松潤起こして打ち合わせ始めても良いですか?
やばい…石田に惚れそうだ…
レスありがとうございます。
えぇっと、じゃ、中篇貼り付けに2:00くらいに参ります。
皆さまへのレスはちょっと今時間がないので、その時という事で。
灯台も石田も素敵過ぎます。
ところで非常に個人的なのですが、何だか
「。」の付いていない文章は落ちつかない・・。
>>573 すごく分かる。まあ、好みの問題だろうし、そういうニュアンスを
出したくてそうしてる人もいるだろうし。自分はつい、句読点打ち
過ぎてしまいがち。それが「リズム崩す」と思う人もいるんだろうなぁ。
>>495-496
自分の腕時計のアラームで飛び起きる。
体と一緒に何かふわふわしたものがついてきて慌てて左右を見回した。
「なんだ…」
何の事はない、寝袋だ。それが判って笑ってしまった。
「11:30から打ち合わせだったんだよね…」
改めて体を起こしてひねった所で、寝る前には居なかった人影を
すぐ近くに発見する。
「翔君…」
自分に薬をくれた後、ここから出て行ったみたいだったのに。
寝袋に入る事もせず、床の上で胎児のように体を丸め、
両手両足を胸に引き寄せるような格好で眠っている。
疲れた顔してるな。桜井の寝顔を言葉もなく見つめながら、そんな風に思った。。
…そろそろ向こうに行かないと、しびれを切らした誰かが自分達を呼びに来るだろう。
そう考えて松本が寝袋から出ようとした時、桜井の片手が
自分の入っていた寝袋を握り締めているのに気が付いた。
相手に起き出す気配はない。それでも関節が白く浮き上がるほど込められた力に
なぜだか胸が痛んだ。
「…ねえ…もうちょっとさ、俺の事も頼りにしてよ」
こんな風に眠ってる時だけじゃなくって。
「俺だって、嵐のメンバーだよ。」
寝袋を握った桜井の手を上から自分の手で包み込む。
ぎゅっと力を入れると相手が小さな声を漏らして目を開けた。
「おはよう、翔君。打ち合わせの時間だよ。」
さり気なく手を離すと桜井はむっくり起き上がって大あくびをする。
「…次の禁止エリアか…」
猫が顔を洗うようにぐしぐし顔を擦った。
立ち上がった桜井に眠っていた時のような不安定な様子はない。
「何してんの?行くよ、松潤。」
そう言った時には既にドアの所に行ってしまっている。
松本も慌てて寝袋から抜け出すと後を追った。
約束のレス(ワラ
>>565様。
書けてはおります。が、後半がまだ少し校正しないと。
私、書いて直ぐに出す事ってできないんですよ。
>>566さん。
周りの人には音だけの問題なので、別に出てこないなら(<その音)
それでも良いかと(クショウ。
>>567さん。
ふふふふ・・・
現在時よりも約6時間遅れております。
これもありだと思いますが、ここまでの遅れはただの迷惑かも(>自分
>>嵐係様。
惚れて下さい(ワラ<石田。
惚れて頂けるとほんとに嬉しいです。
では次、中篇2つ分参ります。
>>563より。
「・・・っ・・・・ぐ・・っ・・・・・」
石田は必死に咽込みそうなのを堪えていた。
声を立ててはいけない。
やる気になってるかどうかなんて、目ぇ見りゃ解かる。
だけど、相手が飛び道具を持っていたなら?
顔見てから行動していては遅い。
・・・・・・誰かがこっちを見ている・・・。
別段何の意思も感じられないその視線に、石田は余計に不穏な空気を感じ取った。
良知に話し掛けながら、僅かに目の端でその視線に目を向ける。そこには確かに
人影があった。
こんな状況で、他人を見つけて何の反応もない。
喜びも訝かしみも怯えも狂気も。
あんな状態の良知を突き飛ばす事には一瞬躊躇したけれど、それでも石田は
万が一を考えて行動に出た。
まだ空が明けきらぬ薄暗がりの中、肉眼でやっと確認できる程の距離に2人の
人間を見つけた時、山下の脳裏を宮城の言葉がふと掠める。
そしてそれに答えた自分の言葉。
それの返事は貰えなかった。
いろいろ、ウゼーーー。
山下は軽く空を仰ぎ見るとまたその2人に視線を戻す。
結構デカイか?
山下は無意識にマシンガンを構えた。まだ相手は気づいてないように思える。
験しにちょっと撃ってみる。
当たっても別に構わない・・・・・・すぅっと目を細めると狙いを定めて引き金に指を
かけた。
山下が指をかけたと同時にこちらに背を向けた方が目の前のもう1人を突き飛ばし、
自分も深く身体を沈める。
そのまま突き飛ばされるように植え込み入っていくのを山下はぼんやりと見つめた。
程なく、撃った反動に遅れて銃声が山下の耳に入る。
へぇ・・・・あれは気がついていたのかも・・・・・・。
当たっちゃったかな・・・。
別に・・・・・・構わない。
山下はぼんやりとしたままその植え込み近くまで近づく。
直線移動をするには生い茂る草や蔦が足に絡まる。
ま、良いや。
俺、虫とかあんま好きじゃないし、撃ち返してこないって事は、死んじゃったか
やる気ないか、飛び道具持ってないか・・・。
やっぱ、いろいろ、ウゼーわ・・・。
俺に対して、宮城ですらも言ったあの言葉。風間の視線。
自分以外、他の誰が信じられる?
>>575 5人全員が揃った所で午後の禁止エリアの打ち合わせを始める事にする。
モニター画面よりも見やすいので、参加者に配られているものと同じ地図を
テーブルに広げ、桜井が口火を切った。
「みんながどうも南のエリアに集中する傾向がある。」
「それは俺もそう思った。今んとこ北って森君だけでしょ?」
二宮の言葉に頷くと、筆記用具を片手に地図の一部分をぐるりと囲んだ。
「発破を掛ける意味で氷川村の辺りを潰そうと思う。」
「でもさ」
所在地モニターに目をやった松本が口を挟む。
「ここを一気に潰しても、そこの人が例えば1個ずつ上のブロックに
移動しただけじゃ、動きが変わらないと思わない?」
それを受けた桜井がにやりと笑う。
「一気に潰せば、だろ?ここから、ここ。この4ブロックを2つに分けて
2個ずつ時間差で潰したらどうなる?」
「上と横…か」
「そう。」
ぼくもだしてくだしゃい。ぺこりん
「ねえ翔君。」
地図を眺めて考え込んでいた二宮が桜井を呼んだ。
「ここの西に抜ける所と北に抜ける所、このぶつかった部分とそれからその上の
ブロックも潰しといた方が良くない?」
「あ、ニノもそう思う?オレもどうしよっかなーって思ってたんだけどね。」
「この中には俺達の事が気に入らなくて、
何とかしてやるって思ってる奴が居ると思うんだ。」
「そうだね。道なりに来るよりは難しくなるだろうから、
ちょっと保険掛けとこうか。」
ブロックの中の文字のない部分にぐりぐりと番号を書き入れながら桜井がまとめた。
「まず最初に診療所のあるI=7と1個飛ばしたI=5。移動時間を考えて
次がF=9とG=9。最後に村の中心のI=6とI=4。こんな感じでどうかな。」
「良いんじゃない?これでみんな少しはバラけるんじゃないかな。」
「俺らの思惑通りにいけばね。」
桜井は全員が納得しているか確認するように視線を巡らせる。
その視線がぼんやりと地図を指でなぞっている大野の所で止まった。
「大野君も、これで良い?」
「ん。」
指先の動きとモニターをさり気なく見比べ、大野のなぞっているルートが
ある人物がこの建物まで辿り着ける最短ルートである事に気付く。
「…じゃあ、12:00になったら放送よろしく。」
だが大野の行動にはあえて触れず、そんな言葉で打ち合わせを終わらせた。
とりあえず「半羽」ってじと「嵐」ってじはよめるしかけるんですよね、
ただもんだいがかんぢがおおい!そこでぼくかんがえたんですがね、
だれかひらがなのぱとれろはいあるをね、かいてくれたらうれしいかな。てへ。
httぴ://www。あいばまさき・COMでほーむぺーぢ、つくって
くれるのまっていますよ、はい。ぺこりん。
ばいびいー!!!!!!!!!!!!!
あいばちゃん ばいびー!
>>559 1ブロックが1キロくらいかと思ってます。
もっと狭いかとも思うんですが、それじゃあんなに密集してるのに
会わないのは不自然かと思いまして。
あと森くんがH−5からC−2まで3時間以内で移動してますから
1キロ以上はないと思うんですが。道なりに歩いたとしても…ね。
嵐がいるのってD―6の中学校ですよね?
>>585 そうです。ちなみに最初から禁止エリアです。
踏み込むとアウトですのでご注意を。
実際は、各職人さんが出した地理的条件が、
結果的にたまたま南側にみんな集まってしまったって所なんだろうけど、
ストーリー的には、
>>196ってことでいいのでしょうか?
上田がC−3あたりにいた以外で、誰か北側にいましたっけ?
Pが中学目指してるんだからE―5辺り?
牧野はどこだっけ?地理と時間の経過がお馬鹿な自分にはツライっす。
>>587 皆さんの分布(笑)にはあまり頓着せずに話しを書いたんですが、
集計人さんの発表を見てぶったまげた次第です。
印象的な建造物が南にあるので仕方のない事だと思います。
結果的には良い方に転んだって感じです。<196
はる〜か昔に良知・福原をエントリーさせた者ですが、こんな風に
話しが進んでいたとは…さすがリレー、おもしろいですなぁ。
(私事でまったくここに来れなかったので、てっきりどちらかは
既に彼岸に旅立っていると思ってただけに、かなりうれしい!)
もう今や時間経過と所在地が把握できない私はとても職人復帰は
出来そうにないので、ロムラーで楽しませていただきます。
全部書く前に送信しちゃった。
北には現在上田を殺した森君が居たはずです。
ああ夜が明けてきた…(現実世界)
>>590 動きの止まってる人も居ます。
各集計人さんも協力してくださってますし、ぜひチャンスがあったら復帰を。
そしてぬいぐるみのネタが報知なのが気になっている。
>>592 ほんとに各集計人さんすごいですね。
そうですね、動かせそうな人物見つけたら参加してみます。
現在の良知・石田を動かしている職人さん、続き楽しみです。
がんばって!
次いってもいいですか〜?
>>484 からの続き。
「……。」
聞かされたその場所を目指して歩きながらも、橋田はまだ完全には信じていなかった。
―俺もこいつも、ここに来るまで一人ずつ殺ってんだ。
さっき診療所を出てくる前、提箸の言葉が何度も頭の中でこだまする。
あれからメシにしようと、だが食うだけ食い終わると今後の話し合いなんてする間もなく、
萩原はさっさと寝に入ってしまった。まあ、二人は夜通し歩き詰めだったみたいだし、
仕方ないっちゃないことなんだろうけど。
発見されるまで熟睡こいてたせいでばっちり目が冴えてしまっている橋田の隣で、しかし提箸は
眠らずにぼんやり考えごとをしているようだった。
「…なぁ康、」
そうして壁にもたれた三角座りで顔を上げた橋田に、提箸は突然思いもかけないことを言った。
「おまえさ、今のうちに荷物持ってここ出ろよ」
言われるまま、リュックを背負ってあそこを出て…砂利を蹴って歩きながら……、
だけどやっぱり腑に落ちない。
先にあそこにいたのは俺なのに。なんでこうして追い出されなきゃなんないんだろう?
…まぁ、確かにビビってしまったのもほんとだった。
最初に提箸が取り出して見せてくれた手榴弾。
―これで俺赤西吹き飛ばしたんだ。…凄かったぜ、あいつ空飛んでたもんな。
そのときの彼は何か普通に学校での出来事でも語るような調子だった。
それから、もう血は拭ってあったけど、萩原が亀梨を刺したというバタフライナイフ。
―放送で名前呼ばれたろ?ここから少し北に行ったところに死体がある、気が向いたら
確かめてみな。…信じるも信じないもおまえの自由だけど、このまま俺たちといたら
きっとおまえも誰か殺す。それじゃなかったら殺されるかのどっちかだ。
提箸はそう言っていた。だからそうなりたくなければ、早く俺たちから離れろと。
「?」
橋田はふと足を止めた。視界の先に何か黒い塊があった。そんなのおかしいと思うのに
急に鼓動が早くなる。落ち着こうとしても足がもつれ何もない箇所で何度も転びそうになった。
それでも懸命に思い直す。
絶対嘘だ。嘘に決まってる。幸人が人殺すなんて、それも仲間だった奴を。
野球だって一緒にやってたじゃんか。
『やっぱ死体なんかなかったじゃんかこの野郎!』
その物体が何か確認したら、橋田はすぐにでも診療所に走って帰る気満タンだった。
こんな、ただでさえ冗談みたいな環境に突然放り込まれて、その上さらに友達からもフカされる
なんてたまったもんじゃない。こんなのちょっとした昼間の肝試しだ、俺がしょーもないヘタレ
だと思ってからかってるだけなんだ。
「……、」
ごくりと息を飲み込むと、橋田はなるべく遠くから、そうっと爪先立ちしてそれを覗き込んだ。
「うわぁぁぁぁぁっ!!!!!」
次の瞬間、橋田はメチャクチャな方向に走り出していた。
心臓と、頭の中と、それぞれがバラバラのビートで激しく暴れまわっている。
―死んでる死んでる!本当に死んでる!!なんで、亀梨だろ?!どーなってんだよ一体!?
そうしてどのくらい走り続けただろう、息は切れるし目眩がしてきて橋田は立ち止まった。
何かが足元にぶつかってぐらりと揺れる感触がする。
「?」
朦朧とした意識のまま目を遣ると、それは片腕のない島田の死体だった。
「……、」
同時に、橋田の意識はそこでぱったり途切れた。
次、爆弾組書きます。
>>463、
>>464の続き
「どうやるの?」
翼が気体に満ちた目でヨコをじぃっと見る。
でっかい目やなぁ・・・。俺も人のこと言えないけど。
ってそういうことやなくて
「ヨコ・・・?」
「すまん・・・ちょっと上手く言えないんやけど、この首輪が電波を出しとるせいで俺達、
嵐に居場所知られるんやろ?ならその電波を狂わす事って出来ると思わん?」
「・・・具体的にはどうやるの?建物の中にいてもばれてるんだよ?」
「あんなぁ・・・前になんかの本でよんだんやけど・・・」
「ヨコでも本なんて読むんや」
「うるさいわ。失敬やなぁ」
ヨコがごにょごにょと言うと思わず条件反射で突っ込んでしまった。
ヨコもすぐに反応を返してくる。翼は顔を崩して笑う。
なんかホッとする。
一人のときよりもずーっと安心している自分がいる。
けど物たりん。
ヒナが居ればここはもっと上手く突っ込みを入れるんやろな、なんて事を一瞬思い浮かべる。
「金属が電波遮って受信し難くなるって。その事利用できんかな?」
「例えば金属の箱に隠れるとか?」
俺が聞くとヨコは嬉しそうにこくんと頷く。
「そう言うことか。あー、いいアイデアだとは思うけどたぶん無理」
「なんでや?」
翼があっさり却下するとヨコが少し不満そうに問う。
「確かに金属の箱に閉じこもれば電波は遮る事、出来るだろうけどそれは隠れている時限定でしょ?
このゲーム潰す為に動くのに、全身を金属で隠しながらなんて出来ないと思うよ?」
「あ・・・。エエ考えやと思うたのにな・・・」
目に見えてしょぼんとしたヨコ。いつもよりずーっと弱弱しく見える。
「役に立たんでごめんな」
「そんなこと言うなよ。俺、横山にもすばるにも感謝してるんだから。ありがとな。」
翼が怒ったような口調で慌てたように言うとヨコは一瞬困ったように笑って頷く。
こんな時ヒナが居ればもっとスムーズに進むんやろな…。
アカン…ヒナのことばかり考えてしまう。
こんなんじゃ仇も討てん。しっかりせぇ、すばる!
自分に喝を入れると頭を切り替えてとりあえず話題を転換してみる。
「そんなら首輪の事は一先ず置いといて嵐との交渉の事考えようや」
「そうだね」
「はいはいはーい。こういう手はどう?」
横山復活。
今度こそという意気込みがびんびん伝わってくるんですけど…。
「なに?」
「さっき話に出た爆弾を利用して嵐の居る場所の近くを吹き飛ばす。
そうすれば誰か一人くらいは様子を見に出てくると思わん?それを人質にするってのはどうや?」
「…大胆やな…。でも俺は賛成。翼はどう思う?
翼くんは小さく、けど確かに笑顔で頷いた。
「いちかばちかだけど、それが一番やりやすいと思う」
「そうと決まれば材料集めて爆弾作ろうや。それにもうすぐ禁止区域も増える頃やろ?
そうなる前に少しでも動いた方がエエ」
「よしっ、じゃぁここから動きますか」
俺達は木から降りると移動し始めた。
グループ行動の人が多過ぎて、なんだか対決させにくい・・・。
あんまり安易に増やさないで欲しいなぁ。
>>600、安易にっていうのは、今までの話がって意味じゃないです。
この先ってことですので、誤解なきよう。
>>602 気に障ったのならスマソ。
スランプに陥ってる職人(とも言えない駄文書き)の戯言だと思って
聞き流してください。
>>601 ロムラーですが…。
仕切りじゃなくって軽い希望として受け取りましょうよ。
実際、複数VS複数って書く方は大変そうですね…
目先を変える意味も含めて
12:00の放送行きますか?
良知&石田コンビの所の時間が停滞してるので
少し待っておこうかと思ってたんですが…
>>607 あと、屋良&内コンビ(町田に接触?)と、
風間&宮城コンビ(五関と接触)のところも
時間は良知&石田のとこよりも進んでますが、
行動中なのでもう少し様子を見た方がいいかもです。
お〜い、安田〜!丸山〜!
まだビーチバレー中かい??
書いてるものです。
>>607嵐係さん。
後編、校正等をしていたらまたしても長くなり、エピローグまでつく始末。
(早い話が、後半2話の予定が3話に延びた)
一緒に出そうかと思って留めておいたのですが・・・。
6時の放送にも引っ掛からない状態で書いておりますので、12:00の放送にも
こちらは問題はないと思います。
この後の予定を言うならば、G-6の神社を目指してます。
>>608 うむむ。
ではもう少し待ちましょう。
>>610 ではタイミングをはかって放送を入れる事にします。
頑張ってください。
>>590、
>>594さん。
良知(ちょっと福原も・・・あぁ、前回P様も思いっきり)、勝手させて頂いて
おります。
ふと思いついて、書きたいシーンに肉付けしていったらとんでもない長さに
なった上に現在時よりも6時間遅れというただの迷惑者に成果てております(アセ
>>611嵐係さん。
毎回のタイミングがとても大変な事と思います。
15分程のシーンになんでこんなにかかるものかと、自分自身既にちょっとやに
なっておりますが(クショウ、遅い私が勝手している事なので、こちらの事はあまり
お気になさらずに続けていって下さい。
それで明らかにどうしても繋がらない所が出てきても、私はそれがリレーと思って
おりますし、少しでも話がかみそうならば、前回のようにお伺いを立てながら
(多少のネタバレになっても)出す事にしますので。
辞めジュ版職人さん・・・来てくれないかな〜・・・
>>612 ちょっとキツイ言い方になるけど。
リレーは早いもん勝ちなので、人物指定の予告は今後やめて欲しいです。
今回は続きみたいだったから後編まで待とうと思ったけど…。
載せるなら一気に載せて。
じゃなきゃ、その間に他の人に書かれちゃってもリレーなんだからしょうがないはず。
予告って反則だと思うんだけどな。
私も辞めジュ版職人さん待ってます!
もう、途中で終わってたから気になって気になって…。
ただのロムラーの呟き。
続きが読めればなんでもいい・・・
>>618 同感…。
ロムラーが口出しする事じゃないけど、
皆さん平和にやっていただきたいですね。
続き楽しみにしておりますので…
前までちょっと書いてたんですが・・・
ゴッチャゴチャすぎて何がなんだか・・・。
場所も時間も文章もはっきりしてる嵐と灯台組くらいしか理解できない・・・。
とにかく時間がよくわからない・・・私があほですか?
621 :
ユーは名無しネ:2001/07/30(月) 01:19
>>620 いや、アホじゃなくて同感です
どうもこうも整理がつかないっていうか・・・
嵐がわかりやすいんだろうけどね
そういうこと言ったら他の職人さんも余計書けなくなるよ…
623 :
ユーは名無しネ:2001/07/30(月) 01:21
このバトロワ一番最後に書く人って誰になるんだろうね
ロムラーはみんな待ってます。
職人さん、がんばれ〜
最後まで生き残った人、もしくは嵐。
あ、sageでよろしく。
時間がややこしくなるのは、
何人かの登場人物が書かれないまま放置されて
時間に置いていかれているからだと思われ。
それだけ始めと比べて職人さんが減ったってことかな…。
時間、どんどん進めちゃってもいいような気がするんですが。
殺されずに生き残ってさえいれば後々「回想」って手段もあるわけだし、
いきなり「3時間歩き続けた」とか
1行で時間すっ飛ばしちゃったりもできるわけだし。…だったら自分が書けですね。
でも自分文才ないんでロムさせていただきます。
次、失礼します。
そりゃ嵐や灯台組は場所はっきりしてるだろう。
(嵐に関しては時間も・・・)
常に来れる職人さんばかりじゃないし間が空くのは仕方ない?
>>578より
最悪だ・・・。
飛び道具を持っていたら・・・の騒ぎではない。
思いっきりビンゴの上、殺傷能力も強くしかも連射が出来るらしい。
・・・最悪だ。
石田は咽返るのを押さえ込みながら周りを窺う。
とりあえず背中の衝撃は後回しだ。
自分が隠れている大きな木の根の左上に小さな岩棚がある。その下に、良知が
張り付いているのが見えた。
今にもこちらに来そうな良知を、首を振り目で押し留めておいて、石田は息を
詰め目を瞑った。
近づいてくる草の擦れる音。
その足音にもなんの感情も感じられない。
急ぐでもなく、怯えるでもなく。
ふと、その足音が止まった。
少しの間なんの音も無く・・・そして再び草の擦れる音。
止まった時に何かを考えたのか、他の誰かを見つけたのか。
踵を返し遠ざかっていく足音は、最初は先程と変わらず、そしてほんの少しだけ
イライラとしたようにその速度を上げた。
足音が完全に聞こえなくなってからも、どれくらいこうしていただろうか。
ふ・・・と石田の身体から力が抜け、更に斜面を滑り降りる。良知も慌ててその
背中を追った。
3m程も滑り降りると、やっと腰を落ち着ける事ができる場所に出た。
先に下に着いた石田がその身体を折って激しく咳き込む。
背負われているナップザックに黒い穴が2つ、開いていた。
「いっ、石田っ。石田っ。だ、だいじょ・・・」
それを見て蒼白になった良知が慌てて駆け寄る。
良知の声を遮るように、咽返りながらも石田は口を開いた。
「た・・っ、探知・・機・・・・見・・っ」
石田の言葉に良知は慌てて自分のポケットを探る。そしてそれを
取り出すと脇のスイッチをスライドさせた。
点灯する2つの星。画面にはそれ以外見つからなかった。
良知が突き出した画面を確認すると、石田はまだ小さく咽ながらも
ずるずるとナップザックをその背から降ろし寝転んだ。
「い、石田?・・・あれ?血・・・・、おや?・・・・・・」
寝転んだ石田に近寄りその背から溢れているであろう血を予想して
いた良知は、間抜けな声を上げる。
仰向けになっている石田を引っ繰り返して、背中をぺしぺしと叩く。
「勝手に殺すなよ」
咽込んでいたせいでまだ少し掠れている声で石田は笑った。
「死んだなんて言ってないよ。だって撃たれて・・・ナップザックに、
あれぇ〜?」
てっきり、もう駄目だと思った。
2つの弾そのものはどちらも3枚目の瓦で止まっていたが、その衝撃は
全部が綺麗に重なっている訳ではない瓦を突き抜けて、一瞬石田の
呼吸を奪ったのだ。
"神様ありがとう"
仰向けに寝転がった石田の目に、もうほとんど明けてきている空に
僅かに残る星が映った。
思わずその星、明けの明星に礼を言いたくなる。
間違えても某雑誌ではない。
東の空に姿を現している太陽にでも良いけれど、同じ礼を言うなら
女神の方が良い。と石田は思った。
とてもこの場にはそぐわない言葉ではあったが。
そしてこのくそ重たい瓦。
規則的に入れるには微妙に小さいナップザックに多少不規則に
重なっていたそれは、5枚を残して後は割れてしまったけれど、
思うに投げるなら少し割れていた方が都合が良い。
1枚丸々だと重いし取り出し難いし片手に余る。
これを用意した人間が、余興などに使われる少し弱い素材のものでは
なくて、ちゃんと中身の詰まった硬いものを用意してくれた事に少し
だけ感謝した。
だから余計に重かったのだけれど。
問題は山積みだったが、1つだけはっきりした事がある。
お互いはお互いを殺す事はできない。
石田は良知を見捨てなかったし、良知は石田の行動を信じた。
もっと極限状態に陥った時、それはどう変わるのか、また変わらないのか、
そんな事は解からない。
結果なんて解からない。
けれど、今現在、お互いの事を殺せないなら、そして、道を違う気がないならば、
お互いがお互いを守るしかないじゃないか。
「良知くん」
石田が空を仰ぎながら良知を呼んだ。
「少し戻っちゃったけど、このまま山登ろ。もうしばらく行ったら神社がある。
そこでちょっと休もうや」
先程池の辺で見た地図が石田の頭の中に描かれる。
3日間あると言われたこのゲーム。やる気になってるやつがいる事も事実だし、
死んだ人間がいるのも事実だ。
自分たちがその仲間入りをしていたかもしれないんだから。
殺すのも嫌で、殺されるのも嫌なら、それ以外で自分たちにできる最善と思う事をやろう。
武器らしい武器なんて持ってないのだから限界はあるだろうけど。
同じ考えの仲間を探すなんて難しいと思う。見極める術なんて無いに等しいんだから。
だけど、
警戒は必要だろうが、威嚇はすまい。
信じきる事ができなくても、疑いを自分の第一感情には持ってはいくまい。
自分の背を預ける事はできなくても、真正面から見つめよう。
この意味を持たないゲームの中で、一番比重を置かれていない"命"に少しだけでも
意味を持たせたい。
「嘘はつけない」
起き上がってずぼんの埃を掃う石田に良知はにっこりと笑いかける。
「そうだね」
これで終わりになります。
>>615さん。
すみませんでした。
私としては、長い文章を一気に載せるのもどうかと思い区切ったりしたのです
けれど、確かに、中篇がある。という書き方をすれば、待たす事になりますね。
ただ、先にも書きました通りリレー版ですので、例えば私が出したものの後に
他の方の良知・石田の話が出てきたり、12:00の放送で名前が呼ばれてしまったり、
そういう事ももちろんありだと思って書いていました。
予告をしたのは事実ですので、それは平謝りなのですが、他の職人さんの手を
止めるつもりは無かった事をご理解下さい。
もちろん、事実止めてしまった結果になれば、それも申し訳ありませんなのですが。
それでは申し訳ありませんでした。
じんじんかきたいけどぜんぶひらがなでいいのら〜?
じんじんもかいていいのら?
じんじんかんじかけないからかいちゃだめだなのら〜ごめんなのら〜
続きがあるんならあるって予告してもいいんじゃないの?
その場合は、なるべく早く出してくれないと困るけど。
それだったら、町田の特別扱いのほうがよっぽど反則っぽい気がする。
まぁ、みんな納得してるみたいだからいいんだけど。
予告は、いろいろと波紋を呼んでるみたいなので、
これからはなるべくしない方がいいかなって思うんですが…。
長くても、読む方にとっては別にウザいとは感じないので、
出来る限り一気にアップしてくれる方が嬉しい。
間があきすぎると、読む方もこんがらがったりするし。
町田は特別扱いっていうより腫れ物になってしまっている気も…。
今までの事に捕らわれずに動かせるといいんでしょうけどね…。
もう無理だろ。
えー、終わらせないでー。
せっかく面白いのに、もったいないよ。
>>633 長くても大丈夫ですよー。
石田、かっこいいんだかマヌケなんだかわかんないけど、でもすごく面白かった。
また続き書いてほしいです。
やはり…言うべきではなかったな…
嵐の5人を「バトルを免れた進行役」なだけに
したくなかっただけなんだが…
どう転ぶかわかんないのが、リレー版の醍醐味ってヤツで。
話の流れに沿って結末を考えるのが、リレー版職人の腕の見せ所っしょ。
でもまぁ、最初にそんなルールは出てなかったような気がするし。
せっかく150話以上も頑張ってきたんだから、このまま続けてみませんか?
自分も、このまま終わらせるのはもったいないなーって思いますわ。
誰も終了なんて言ってないよなー。
気にしないで、続けて続けて。
そう、ここで終わっちゃ勿体ないですよ。
使えそうな設定、いっぱい転がってるし。
でも、ところで、風間と宮城と五関の所はどうなった?
まだ誰も続き書いてない?
っていうか、職人さん達がやりたい放題やっちゃって下さい。
私、文章力がないのでロムってるだけですがかなりわくわくしてますよ。
町田に関しても動かしたい人が動かしたいようにやればいいと思います。
えらそうでスマソ。
>>633 なんか私の発言が波紋を呼んだみたいで申し訳ないんだけど。
人物指定の予告はなしってことになったはずなんですよ。
>>111-118あたりを参照。
他の人に書かれちゃってもしょうがないと思ってたって言われても…。
予告されてそこに割り込む人なんてまずいないと思う…少なくとも私はできなかった…。
ましてや死亡の話がないのに嵐係さんが勝手に放送で呼ぶなんてことは絶対ないでしょう。
んー、でも、今回は「まだ続きます」っていう予告だったわけだしね。
あの時の「先が読める」とかいう話とは、また別の問題かなと。
でもまぁ今更蒸し返しても仕方ないしね。
これからはそういうのはナシにするってことで、そろそろ落ち着きません?
自分で続きを書きたい人は、時間を置かずに一気に出せ!ってことで・・・。
仕切ってスマソ。
ちょっと停滞気味ですが、本当にどなたも一話も書けなくなるまで
終わりはないと思うんですが・・・。
読んでる方には関係ないことでイヤな思いさせちゃってごめんなさい。
ただ、良知と石田で書きたかったのがあっただけなんです。
でもどうなるのかわからないから全部アップされるのを待ってたら
まわりの状況が変わっちゃって使えなくなったんです。
先に書かれてしまったのならしょうがないんですけど、
予告で封じられてしまってダメになったのがどうしても理不尽だったんです。
だって4日間だもん…待ち疲れた…。
でもただの愚痴ですよね…波風立てちゃってごめんなさい。
もう出て来ないのでお許し下さい。
>>649 悔しいお気持ち、良くわかります。
私も似たような状況で1本ボツになってるんで。
でも、そのときはまた別の設定で書き直してみたりして、良い勉強になってます。
めげずに、また書きにいらしてくださいね。
次、書いちゃってもよろしいでしょうか?
このままだと、なんだか皆さま再開させにくいのかなーと思ったので、
急遽続きを考えてみたんですが。
>>498の続きです。
「町田さんっ!」
屋良が笑顔で走り寄る。
懐かしくてたまらなかった。
くだらないこと言いあって一緒に笑ったのは、たった数時間前のことなのに。
もう何年も音信不通だった親友に、偶然出会えたような気分になった。
「よかった、無事だったんだね!」
無邪気に喜んでいる屋良を見て、町田はあいまいな笑顔で頷き、呟いた。
「やっぱり屋良もいたんだ・・・」
そんな表情に気付いているのかいないのか、それでも屋良は、
ただただ嬉しそうだった。
「ね、ヨネとかアッキーに会った?」
「いや、まだ誰にも。」
「そっか、会ってたら一緒にいるよね。あいつら、今どこにいるのかな。」
「屋良は?えっと、内くんだっけ。」
少し離れたところで居心地悪そうにしていた内は、ペコリと会釈をしてみせた。
「そう。展望台で会ったの。あと、森の中で辰巳を見たよ。もう、死んでたけど。」
屋良の声が、最後は消え入りそうに小さくなる。
それを聞いた町田は、真っ直ぐ前を見詰めて言った。
「・・・俺、もう行かなきゃ。」
「なんで、どこ行くの!?」
「大野に会いに行く。」
「え、だって、大野くん学校にいるんでしょ?そこ、禁止エリアに入ってるって・・・」
「うん、知ってる。」
「町田さん、死んじゃうよ!?」
「そんときはそんときでしょ。」
そう言って笑ってみせる町田の目が、少し悲しそうに見えた。
「ねぇ、だったら俺も連れてって!」
不安になった。今離れたら、二度と会えなくなりそうな気がした。
「ダメ。」
しかし、町田の返事はそっけないものだった。
「なんで!?」
「大野に会うのに、理由なんかないんだよ。ただの俺のわがままなの。
そんなことに、屋良まで巻き込めないよ。」
「なんでだよ、俺たち友達じゃん!」
「友達だからだよ。・・・俺、屋良には生きててほしい。」
町田のいつになく真剣な表情に、屋良はそれ以上何も言い返せなかった。
離れちゃいけないと思うのに、上手く町田を説得する言葉が思い浮かばない。
「じゃ、またね。」
だんだん小さくなっていく町田の背中に、屋良が叫ぶ。
「絶対、絶対また会えるよね?」
町田はゆっくり振り返ると、いつもの笑顔で、小さく頷いた。
>>651 私も待ってました。
動き始めたので、12:00の放送、入れます。
丁度時間も良い感じだし(笑
ピンポンパンポ〜ン
「12:00になりました。ここで午後の禁止エリアの発表をします。
今回は2時間ごとに2ヶ所ずつ禁止エリアが増える事になりました。
聞き漏らさないように注意してください。14:00からはI=5とI=7。
繰り返します、I=5とI=7、16:00からはF=9とG=9、
F=9とG=9、18:00からはI=4とI=6、I=4とI=6が
それぞれ禁止エリアになります。
それから10:00と12:00がそうだったように、
今回も禁止エリアを読み上げる臨時放送は行いません。
6時間ごとの放送を聞き逃さないようにしてください。
…そして、先ほどの放送より後に確認された死亡者を発表します。
31番、小山慶一郎君、42番、加藤成亮君、34番、東新良和君の3名です。
…最後にもう一度禁止エリアを順番に繰り返します。
I=5、I=7、F=9、G=9、I=4、I=6。以上。」
いかにも無理矢理進めましたって感じの駄文ですな。
>>498書かれた職人様、あの続きを楽しみにしていらした皆様も、
ぶち壊してしまってごめんなさい。
実は、早く12:00の放送流して欲しかったんで・・・。
あーでもやめときゃ良かったな。後悔。
嵐の放送って映画とかに比べて親切ですよね(w
いいなあ。
おっ、進んでる。良かった。
そういえば、風間・宮城・五関んとこは大丈夫だったのかな?
灯台組を書いているのが田口本人だったらおもしれぇなぁ〜、
と思う今日この頃。
そりゃ駄洒落もスラスラ出るよな(藁
>>659 あ、ホントだ。大丈夫、ということに自動的に決定?
だんだん複雑になってきて混乱してきた・・・
書きたいけど書けない〜(苦)
>>659 実はそこの動き待ちで放送を遅らせてたんです。
が、どうにもこうにも動きが出ないようなので
強引に放送入れちゃいました。
フォローが入ると、嬉しい。
そして待ってる間に書いた話を。良い?
桜井、松本と入れ替えで二宮と相葉は仮眠を取りに行った。
大野は相変わらず部屋の奥に転がっていて、呼ばない限りこの場で
仮眠を取るつもりらしい。
松本は二宮からの引き継ぎで所在地確認用ニターの前に陣取って、
何やらメモ用紙に書き込みをしている。
桜井は松本が触った方の手を握ったり開いたりしながら、
仮眠を取る前の事を思い出していた。
今度はいくら何でも眠っているだろう。更に静かにノックをしてドアを開ける。
やはり松本は正体なく眠りこけているようで、側まで近付いて顔を覗き込んでも反応がない。
暗示がばっちり効いてるみたいだな。そんな風に思って桜井は小さく笑った。
松本は喉元まできっちりと寝袋のファスナーを引き上げていて、顔しか外には出ていない。
その寝顔のあまりにも静かな様子になぜだか不安がこみ上げた。
「…松潤…」
眠りを妨げないようほとんど息だけで囁いて、鼻と口の辺りに手を伸ばす。
全身がみっともないくらいに震えているのが自分でも良く判った。
祈るような思いでかざした掌に松本の寝息が触れる。
桜井の肩が安堵の溜息と共に大きく下がった。
…当たり前だ。
今更ながら自分の行動に呆れ返って苦笑する。
その顔が不意に泣き出しそうに歪んだ。
たった12時間で、たくさんの人が死んだ。
たった12時間なのに、物言わぬ肉の塊になったヤツが、18人。
オレには何も出来やしないのか?
オレってこんなに何も出来ないヤツだったのか?
「…そんな事ない…って…言ってみてくれよ…松潤…」
「翔君」
沈み込んでいた意識を引き上げるように松本に名前を呼ばれた。
現実と自分が今一つ重なりきっていないような気がして、2、3度意識的に瞬きをする。
「ん?」
呼ばれた方に顔を向けると、松本は自分と同じように桜井の手をじっと見ていた。
「何考えてるの?」
「…別に。次は、どうしようかな、とか。」
「…そっか。」
何か言いたそうな顔をして、それでも何も言わずに頷くとモニターの監視に戻る。
桜井もノートパソコンを手元に引き寄せ、参加者の行動パターンのシュミレーションと
次の禁止エリアの割り出しに意識を向けた。
次いきま〜す!
いっても良い?嵐係さん。
あ、動きは無いですが・・・
期待に添えずごめんなさい。余興担当です。
いきま〜す!
>>551-552の続き(12時の放送は
>>656)
12時の放送が流れ、しばらく落ち着いていた灯台に
再び暗雲が立ち込めた。中丸と福田の顔色からも、赤味が引いてゆく。
ガタン、と背後で音がした。
見張り係をしていた田口が、バルコニーの入り口から飛び込んできたのだ。
「小山・・・加藤・・・」蒼白の表情で、田口が呟く。
「・・・田口、これは」中丸が立ち上がり、言い訳をするように手の平を動かす。
「・・・俺達が殺したようなもんだ・・・俺達が2人を殺したんだ!!」
田口が目を見開き、喘ぐように叫んだ。
「田口、落ち着けって・・・」福田も慌てて声を出した。
「俺達が追い出したりしたから・・・俺達がちゃんとここに入れてあげてれば、
2人は死なずに済んだのに・・・!!」田口は脱力したようにその場にしゃがみ込む。
中丸は、反論する言葉を見つけられなかった。その通りなのだ。
田口の言う通り・・・小山と加藤も、この灯台にきちんと迎え入れていれば、
こんなに早く2人の名前が、放送で呼ばれることも無かっただろう。
「・・・ゴメン・・・俺が、軽率だった・・・」中丸は呆然と呟いた。「2人を
逃がそうって最初に言い出したのは・・・俺だ。」
「マルが1人で責任感じることないよ!ここにいるみんな・・・その場のノリで
面白がって・・・」福田はうつむき、小さな声で呟いた。
軽はずみな行動の果ての、代償。最高の、ペナルティー・・・。
3人は、暫くの間、その場に凍り付いたまま動き出すことさえ、忘れた。
「・・・でも、さ。結局、実際に殺したのは俺達じゃないんだし・・・」
福田が、後ろめたい表情のまま、言い訳のような口調で言う。
「そうだ、実行犯は別にいるんだ・・・俺達ばかりが責任を感じることは
無いよ・・・」中丸も福田に同調する。
そう思わなければやってられない。
俺達は・・・やってない。
そう思わないと、辛くてやってられない。
「でも・・・アイツらが殺されるのを、未然に防ぐことはできた・・・」
田口が弱々しい声でそう呟く。
「もう、今さらそんなこと言ったってどうしようもないよ・・・死人に口無し
って言うじゃん?」福田が田口を慰めようとした。
「福ちゃん、そうは言わないよ・・・後悔先に立たず、とか・・・福ちゃん
受験生だろ?」中丸が福田を訂正する。
「うるさいなー・・・田口、もう気にしないようにしようぜ。なんて言うか・・・
こう考えよう!死んだんだから、もうここには来ない、あん死んだー(注:安心だ)・・・
な〜んて・・・」福田が顔を真っ赤にして言った。
「福ちゃん・・・それ、おもしろくない・・・」田口が哀れむような目で言う。
「お前に言われたかねぇーよ!」福田がムキになって怒鳴った。
>>640さん。
少しでも楽しんで頂けて嬉しいです。
ありがとうございます。
「予告」の事で長い文章になっておりますので、お読み飛ばし下さい。
>>649さん。
本当に今更なのですが、手を止めてしまった事本当にごめんなさい。
私の気持ちについては前に書きました通りなので、繰り返す事はしませんが、一部曲解して
伝わっているような気がして・・・。
『〜に書かれちゃっても仕方がない〜』というのは、私の書いていた話が5時位の現時点では
随分と前の1シーンの話なので、そのシーンに割り込みという事ではなくて、私の話が
出揃うよりも前に、8時9時10時位の話が書かれていたり、また他の人の所に登場して
いたりして、結果死亡になってたりしても仕方がない。という事です。
既出の話が優先という事でしたので、既出の話に影響が無ければそれ以後の話を書かれた
として、私がその話に自分の話の結末を合わせるのが筋だと思っています。
そのつもりで、嵐係さんにもお気になさらず続けて頂くよう申しましたし、それでも位置が
出ないと・・・と思ってらっしゃってはと思い、目指す場所のみ上げさせて頂きました。
ですので、あの時点で良知・石田が何処か他の場所にいるという記述が出ていればそこに
合わせて文章を変えるか、その辺の文章そのものを撤去するつもりでいました。
確かに私もこの話の続きがあると言われれば、それの終わりまで待つと思います。
その事で他の状況が変わって出せなかったのは、本当に申し訳なく思っています。
これまででも長い自分の文章に恐縮していますので、これ以上はお許しくださいとしか言え
ません。
私の拙い文章で自分の思っている事を全部を伝えるのは無理かと思いますが、少しでも誤解
なきよう伝わってくれていると・・・。
後、他の方々にお気を使わせ、またお手を止めてしまって申し訳ありません。
以上です。
失礼しました。
灯台組職人さま一段落ですか?
次行かせてもらってもいいでしょうか。
灯台組職人さん、俳句がおもろい!
田口本人なのかよ!
はい、一段落です。次どうぞ〜。
>>520の続きです
12時の放送を聞いた途端、急に空腹を覚えて山下は苦笑した。
「あそこで休憩しよっと。」
道沿いにある古びた物置小屋らしきものを見つけ、素早く中に入る。
小屋の中はがらんとしていて、土間が広がっているだけだったが
外の暑さに少々バテ気味だった山下には、ひんやりとした空気がありがたかった。
昨夜から歩きっぱなしだったので、足がだるい。
土間にどっかりと腰を下ろすと、リュックの中を探る。
「まずっ・・・」
だいたいさぁ、乾パンって何なんだよ?
ここは戦時中かっての。せめてカロリーメイトにしてよ。
支給された乾パンを無理矢理、これまた支給された水で流し込むと
山下はほっ、と一息ついた。
あーぁ、とっとと済ませて早く家に帰りてぇな。
お風呂にも入りたいしあったかいご飯も食べたい。
好きな音楽聴きながらゆっくり友達と長電話もしたい。
あーぁ!
空になったペットボトルを壁に投げつけると、山下はごろん、と横になった。
それにしてもさぁ、なーんか物足りねぇな。
どいつもこいつもあっけなく死んじゃってつまんねーよ。
ジミーも東新もさぁ、(さっきの放送でやっと名前を思い出した)
ただぶるぶる震えるばっかで、ちっとも向かってくる気ゼロだし。
イラつくんだよね。男だったら戦えっつーの。
まぁ、こんな武器(と言えるのか?)じゃ無理もないけどさぁ。
なんとなく捨てきれずに持ち歩いていたジミーの武器=花火、を取り出す。
いらねぇか。
ちょっと躊躇したがポン、と部屋の隅に放り投げた。
昔から俺、花火するとロクな目にあわないんだよね。
靴の中に線香花火落ちたり、ロケット花火が向かってきたり。
そういえば・・・山下は朝の放送で耳にしたその名前をふと思い出した。
滝沢君、死んじゃったんだよな。
なんとなく滝沢君はいい所までいくんじゃないかなって、
そんな気がしてたんだけど。
まぁ、あの人妙に人を信じやすいとこあったからねぇ。
それに殺したりとか出来なそうじゃん?
早かれ遅かれそうなったってことかな。
滝沢君、俺さぁ、結構尊敬してたんですよ。
口うるさくてうっとーしーって思うことも多かったけど。
とりあえず、天国でゆっくり休んで下さいよ。
山下は心の中で手を合わせた。―ほんの0.01秒。
さてと。
次の瞬間、すっかりいつもの表情に戻ると、山下はむっくり起き上がった。
ったく・・・あいつらなーんかムカつくんだよね。
殺しあえなんて勝手な命令しやがって
自分達は学校でのうのうとしてるなんて許せねーじゃん?
別に何か深い考えがあるわけでもなかった。
ただ森の中でぼんやりしてるよりは面白いことが起こりそうだ。
それだけの理由で山下は中学を目指し歩き続けていた。
かさっ。
小屋を出て少し歩いた時、後ろでかすかな物音がしたのを山下は聞き逃さなかった。
チッ。内心で舌打ちすると、神経を集中させる。
「はっ!」
振り向きざま、横っ飛びに逃げるのと、そいつが引き金を引くのと同時だった。
つっ・・・。
左腕にチリッと走った痛みに顔をゆがめながらも素早くマシンガンを構える。
「チェッ、外れたか。」
大して悔しがってもいないような、のんびりとした口調でそう言うとニヤリと笑う。
「山下、久しぶり。」
小さく肩をすくめながら俺も笑い返す。
もちろん銃はしっかりと握りしめたままで。
「ずいぶんな挨拶じゃん、牧野。すっかりやる気ってわけ?」
ははっ。牧野は愉快そうに笑うと俺のマシンガンに視線をチラッと走らせた。
「お前こそいいの持ってるじゃん。もう何人ぐらい殺ったの?」
お前は?そう尋ねようとして止めた。
なんかこいつ嬉しそうにその時の状況とか自慢しそうだもん。
腕の傷がまたチリリ、と痛んだ。
俺はふと思い立った質問を牧野にぶつけてみる。
「滝沢君を殺したのって牧野?」
「違うけど?あれお前じゃねーの?」
ちげーよ。牧野を軽くにらみながら内心ちょっと驚く。
そんなにたくさんやる気になってる奴がいるんだろうか。
「割といい先輩だったなーと思ってさ。色々面倒みてくれたし。」
ははっ。牧野が乾いた笑い声を上げた。
「思い出話するなんてジジィみてえだな。」
俺も笑いながら返す。
「語らせろよ。最後かもしんねーんだし。」
「かも、じゃねーよ。」
まだ笑いを残した顔で牧野が言う。
「最後なんだよ。」
あ、やっぱし?
スッと牧野の顔から表情が消えた。
次の瞬間、パン!と乾いた音がし、牧野の銃口が火を噴いた。
すんでの所でそれをかわしながら俺もマシンガンの引き金を引く。
ぱぱぱぱ・・・辺りに閃光が走り、牧野が小さくうめいた
銃弾が太腿をかすめズボンが見る見る赤く染まる。
間髪入れずにさらに引き金を絞った。
よろめきながらも牧野はかろうじてそれを避けると、
さっき山下が休憩していたあの小屋に逃げ込んだ。
なんか面白くなってきたじゃん。
反対側の道沿いに止めてあった軽トラックの後ろに自分も素早く移動する。
牧野が小屋から顔を出しこちらへ続けて二発撃ちこむ。
ウワッ!
そのうちの一発がトラックの窓にあたり、窓ガラスが粉々に飛び散った。
畜生!小屋の入り口めがけ銃弾をぶち込む。
牧野は顔を引っ込めそれを避けると、すぐに応戦してきた。
ちゅんっ!ちゅんっ!っと弾が金属に当たって火花が上がる。
辺りに種類の違う銃声が交互に、時には交錯しながら響いた。
空になったマガジンを入れ替えながら俺はだんだんじれてきていた。
あまり長引くのもまずい。そろそろ勝負に出ますか。
車の陰から様子を伺うと、素早く牧野のいる小屋の側へ走った。
牧野がすかさず撃つ。
後少し―そう思った瞬間、わき腹に火のついたような痛みが走った。
半ば倒れこむように、山下は小屋と燐家の隙間に身体を押し込んだ。
いってぇ。
撃たれたわき腹のからドクドクと血があふれ、押さえた手の平がべっとり赤くなる。
あーぁ、このTシャツ高かったのに。牧野の野郎、絶対許さねえ。
はぁはぁ、と肩で息をしながら自分に言い聞かせる。
近くに行きさえすれば、マシンガンのほうが断然有利じゃん?
あせるな。落ち着け。
足元に落ちていた空き缶を拾い上げると、小屋の入り口に向かって投げる。
パン!パン!
それに反応して牧野が発砲する。
くくくっ、ビビってるビビってる。笑い出したいのを懸命にこらえる。
あの小屋には身を隠せそうな物はなかった。
いいぞ。その調子。弾が切れた時がお前の最後だ。
ぱぱぱ―山下が撃つと牧野が撃ち返す。
しばらく繰り返した後、ぱたりと牧野の銃声が途絶えた。
今だ!一気に小屋の中に攻め込む。
「!」
途端、狭い小屋の中に銃声が響き、腕に強い衝撃が走った。
ガシャン、と手からマシンガンがこぼれ落ちる。
続いて左肩、脇腹と鋭い痛みが走り山下はがっくりと膝をついた。
「弾切れだと思ったでしょ?残念!」
まだ白く煙の上がる銃口を呆然と見つめる山下に牧野は得意げに言った。
「俺の勝ちだね。」
「きったねぇ。だましやがって。」
牧野はくくっ、と嬉しそうに笑うとすいと銃を持ち上げた。
「これも作戦のうちだからさ。悪く思うなよ。」
「あーぁ。」
山下は膝を投げ出して座りなおした。
「もうマジで超くやしー。ぜってー負けねぇって思ったのになぁ。」
なーんか詰めが甘いんだよねぇ、俺って。
ふぅー。大きく溜息をつく。
仕方ねぇな―山下は覚悟を決めた。
「あのさぁ。」
「ん?」
自分の頭にぴたりと照準を合わせた銃口を眺めながらのんびりと口を開く。
「俺も一応、アイドルって呼ばれてたわけじゃん?
だからさぁ、できれば顔は避けてもらえると有り難いんだけど。」
「仕方ねぇなぁ。」
牧野は苦笑すると、左胸の辺りに銃を向けなおした。
「それからさぁ。」
「まだあんのかよ!」
牧野のつっこみにちょっと笑いつつ、俺は続けた。
「痛いのやだから一発で殺ってよね。」
「ったく相変わらずワガママだねぇ。はいはい、わかったわかった。」
当たり前じゃん。自己中でこそ俺でしょ?
そう言うと牧野は「確かに。」と言って笑った。
「じゃーね。」
「じゃーな。」
そんな短い挨拶をかわして、俺はゆっくりと目を閉じた。
次に目が覚めたら、一体どんな夢の中にいるんだろう―
ただでさえ長いのに改行が妙だわ(鬱
皆様、お目汚しでスマソ。
山P・・すっごくかっこいいんですけどー。どうしよう??
結局死んだの?【】で書いてちょ。
まだ死んでないってことじゃない?
>>671さん。
タイミングを計るというのは本当に難しい事です。
特にバトルシーンを書かれている方は大勢ですから、
全ての人にベストなタイミングというのは無理でしょう。
ただ、ある程度の時間で自分の文章に妥協する事も
必要かもしれません。
>>649さん
また時が戻って混乱する可能性もあるので最良の解決策とは
行きませんが、今回の話と状況が変化してしまう部分の間の
時間帯として書かれた話を生かす事は出来ませんか?
きちんと時間帯を説明なされば可能だと思います。
そして。皆さんへ。
今の所嵐の部分は私が一人で書かせて頂いています。
他の方とかぶってしまうという経験をしていない私が
こんな事を書いてもあまり説得力がない事は解っています。
私の起こしてしまった揉め事もありますし。
でもどうしても一言言いたくて、でしゃばりました。
お許しの程を。
>>681 だー、書き忘れましたです。ごめんなさい。
【エントリーNo9 山下智久死亡 残り26人】
山Pの話の前になりますが、バトル参加者の
居場所関係の話をひとつ。
これで少しでも場所が分からん、という問題が
解決すると良いんですけど。
>>665 人の行動に予測なんてつきっこないのは分かっているけど。
人数の多さと認識の甘い地理関係、それから極限状態の人間の心理なんて
読みきれないものだらけの中で、常にベストな選択をしなければならない。
…んな事出来るかっつーの。
胸の中で悪態をつきながらキーマンの動きを何パターンか打ち込んでみても、
どれもこれも決め手に欠ける事この上ない。勢い、パソコンをぶん投げてふて寝
してしまおうかとも思ったが、高いものだからと自分をなだめて溜息をついた。
その肺の奥底から吐き出されたような溜息に、書き物を続けていた松本が反応した。
「翔君」
「あ?」
「すっごい溜息。疲れてない?」
「疲れてるよ、良い具合に。」
「…あのさ」
縦方向にばかりひょろひょろと伸びた体をぐわっとこちらに向けて、
先程から熱心に書き込んでいた用紙を桜井の前に押しやった。
「12:00直後のみんなの位置関係を拾い出してみたんだよね。」
良くそんな面倒な事を、という思いが顔に出てしまったのだろう。
松本が耳の辺りをほんのり赤く染めながら、照れ臭そうに笑う。
「ほら俺、6:00過ぎからずっと寝てたでしょ?だから何が何だか
良く分かんなくなっちゃってて。勿論自分のためになんだけど、
まとめたの見る事で翔君にちょっとでも良いアイデアが浮かんだらなーって思って。」
メモだからぐちゃぐちゃってなっちゃってるけどね、と言い訳をしながら続ける。
Pと牧野、やる気同士の戦いで読みごたえありました。
あっさりした二人が素敵ですね。
>>686 「えっと、説明だから君づけなしね。…まず北は森がC=3の役場の辺りに居る。
で、後はずっと南に下ってきて、F=7に米花、G=5とH=5の境目ぐらいに
風間と宮城と五関、ちょっと離れたとこに伊藤が居て、MAOの福原がこの辺りを
ぐるぐるして…」
桜井の方に用紙を向けていたせいか、あれ?と言ってもう一度取り上げて確認し直した。
「良知と石田はG=6の神社で落ち付いてる。G=7とか8付近は結構居て、
秋山と診療所から移動してった橋田。あとは翼、横山、すばる、屋良と
Vwestの内と…町田。」
町田の名前が出た途端、示し合わせたように桜井と松本の視線が床に転がる大野に向けられる。が、大野に変化はない。二人も何事もなかったかのように首を戻し、メモに視線を落とした。
「H=7ぐらいにFIVEの牧野…あと…山下が近くまで来てる。
で…禁止エリアになるI=4にやっぱりVwestの安田、丸山。
I=5から移動してってるのが斗真で、I=7の診療所に残ってるのが提箸と萩原。
最後灯台組が中丸、田口、福原。…以上27人。」
ふう、と息をつくと桜井に向かって笑いかける。
「ま、みんなリアルで動いてるから、説明してる間にどんどん変わってっちゃうんだけどさ、
1回ぐらいきちんと把握しとかないと。全部マウス当てて確認取ったんじゃ
時間掛かってしょうがないしね。…こんなんで参考になる?」
「充分。助かったよ。サンキュ」
桜井の言葉に本当に嬉しそうな顔をした松本が、何か大きな動きがあったら
知らせると言ってモニター前の定位置に体を戻す。
桜井は視覚と聴覚両方からの情報を頭の中で整理すると、
再びパソコンの画面に向き直った。
すまん!灯台組の名前が違ってる!
福原→福田です。
判ってるでしょうが訂正。
済まん…福茶…
6時間の間にビーチバレー組は動けるのかしら・・・。
まだトリップ中?
>>670灯台職人さん。
あんにゅいなのも宜しいかと。(田口が可愛く思える為>自分)
いつも楽しみにしてます。
>>683嵐係さん。
自分の文章妥協しまくりです。
前半はまだしも・・・後半部分は校正というより書き直しといえば良かったですね。
結末自体はかわってないのですけれど。
間違いじゃないが
633→671です。
>>671さん。
同時に同じ人の違う時間の話を載せるっていうのは考えもしませんでした。
5時の話が進んでる途中に10時の話を載せられたとしたら、
それによって書いてる途中の5時の話を合わせるってことですよね?
ちゃんと理解してませんでしたね
>>633の文章。
でもそれって嫌がらせしてるみたいでできない(笑)読みにくいし。
こちらもキツイ言い方しちゃってすみませんでした。
>>650さん。
ありがとうございます。
私もがんばってみますね。
>>683嵐係さん。
また違うものが書けたら来ますね。
考えてくださってありがとうございます。
>>693さん。
そうです>633の文章。
私の方が遅い進行をしているのですから、回想ではないですけど、そんなもんで。
だからそゆのもありかなと思ったんです(良知・石田の話そのものでなくてもどっかで
会ったとか、自分が舞台にしている(向かっている)所になんらかの不都合が生じるとか)。
それに嫌がらせでもなんでもないですよ?もし他の所に自分が書いてる人が出てきた
としても。それこそ内容は出てくるまで解からないのですから、実際、私も焦ったし。
同時進行ならそういう事は起こらないんでしょうが、この場合私の方が時間空き過ぎ
だったので。
少しでも話し合えて良かったと思っています。
付け足し
>>693さん。
今回は私が長い文章を、だからといって、別けた事が原因ですので(しかも時間枠の
ずれ)、実際にはそういう同じ人間を同時進行な事にはならないと思いますよ。
ただ、私の書き始めた時の、覚悟というか・・・そういうものなので、これについては
あんまりお気になさらずに。
集計人さん、お疲れ様です。
山下と牧野、読み応えがありました。
山下の最期もよかったです。
次いってもいいですか〜?
>>597 からの続き。というか別行動組。
夢を見ていた。
一面に、ハンディカメラ風の荒い画像。
最初に映し出されるのはうっそうと茂った山道ばかり。
やがてカメラが反転して、テレビなんかでもちょっとは見知った顔が映る。
沸き起こる悲鳴のような歓声、違うメンツが現れるとまた別な場所から声が上がって。
が、しばらくそうしてプロモーション調に進んでいた光景が突如一変した。
必死で逃げ惑う少年、その背中をカメラが舐めるようにパーンアップしていく。
振り向いて、恐怖に引きつる顔の上に被るタイトルは…、
『ベアー・ウォッチ・プロジェクト』
……は?何だよコレ。C級ホラーかAVのパクリかよ。
「オイ、そろそろ起きろよ」
そのとき隣で声がした。すでに目を開けていた萩原はむっくりと起き上がった。
「……」
すっきりしない、どうにも良くない目覚めだった。期待していた差し入れが食い物じゃ
なかったときのような、言い様のない喪失感だった。
「…あれ?橋田は?」
片方の目を擦りながら辺りを見回す萩原に、提箸はさらりと答えた。
「ああ、なんか先行くって出てったぜ。おまえ当分起きそうになかったし」
「ふうん…、」
萩原はそれ以上何も聞いてみようとはしなかった。本当は彼がそんなにせっかちでも、
一人で出てくなんて度胸のある方でもないような気はしていたのだが。
でもまぁどっちにしろ、一緒にいたってしてやれることは何もなさそうだったし、
それどころか下手すると自分はうっかり彼を殺してしまうところだった。だから奴が先に
行きたいと言ったのならそれはそれで構わないと思った。
でもまだ何か、どうにもひとつだけ引っかかっていることがあって。
「…あ、」
「なんだよ、」
急に萩原が思い出したように大きな声を出したので、意に反して提箸の肩がびくっと揺れる。
気付いていたが萩原は構わず続けた。
「ジーンズのこと、」
「あ?」
「借りパチ謝んの忘れた…」
「……」
大マジな顔をしている萩原を見て、何だ、そんなことかとでもいうように提箸は口端に皮肉な
笑みを浮かべると言った。
「そのまま貰っとけば?別にいんじゃねぇ?おまえのスニーカーでアイコだろ?」
「〜〜〜〜♪♪♪♪」
アイコ、という単語に反応してか、萩原は唐突にご機嫌でリズムを取り始めた。
提箸はしばらく苦笑しつつそれを見ていたが、やがて思い直したように口を開いた。
「俺たちもそろそろ先行こうぜ。いつまでここにいたってラチあかねぇし」
「ラチ……そーいやラチくん、元気かな?」
すっかり調子に乗りかけている萩原に、提箸は溜息をつくと言った。
「駄洒落シリーズはもういいからさ。そっちはそっちで灯台組にでも任しとこーぜ」
「?」
「…あ、いやホラさ、あいつ、田口とか高いトコ好きそうじゃん?だからきっと灯台とかに
いんじゃないかなーって…」
きょとんと自分を見ている萩原に、提箸ははっとして急いで言い訳を並べた。
―冗談じゃねぇ、こんな、何の根拠もないくせにさも見てきたかのように話すなんて、
これじゃこいつと大して変わんね―じゃん。
「…、」
だが、それでも萩原はなるほどと大きく頷くとそれで納得してしまったらしかった。
(……。)
全く変人の思考回路はどうなっているのやら、極めて一般人の俺には到底理解不能だ。
それから、禁止エリアに入る30分ほど前、二人はようやく診療所をあとにした。
萩原が気になることがあると言うので、とりあえず北にある亀梨の死体の元へと向かった。
萩原、あほでかわいいー(笑)
次いってもいいでしょうか?
>>480-481 の続きです。
「五関、その銃・・・最初からお前に支給されたものか?」
風間くんはもう一度低く尋ねた。
五関の顔が強張ったように見えたけど、それは一瞬の事で。
五関のものとは思えないほど不気味な笑顔を作って、アイツは答えた。
「そう、僕のじゃないよ。 さっき寝てる風間くんから貰ったんだ。」
「お前にやった覚えはないぞ」
「当たり前じゃん、風間くん寝てたんだから。」
五関は、悪びれる様子もなく答えた。
「そういうのは、『貰った』とは言わないんじゃないか?」
風間くん、ものすごく怒ってる・・・
目が真剣だ。
そんな風間くんの神経を、多分逆なでするように五関は笑顔だった。
僕は・・・そんな五関を見てても、不思議と怒りはなかった。
さっき撃たれてできたかすり傷の事も、忘れていた。
ただ何か・・・
なんて言っていいか分からない。
五関が、俺を撃つなんて・・・。
いつも一緒にバカな事言ったりして笑ってただろ?
「そうだね。 じゃあ、借りたって事にしようかな」
「じゃあ、返せよ。」
風間くんが、手を差し出しながら言う。
「・・・それはできないよ。 あんなトコで寝てた風間くんが悪いんだ。
これはもう、僕のものだよ」
そう言って五関は、持っていた銃を風間君に向ける。
俺は、知らないうちに叫んでいた。
「やめろよ五関ッ!! 俺たち、仲間だろ!?」
フイを付かれたように五関が俺を見る。
今まで俺の存在を忘れていたかのような表情に、胸がちくりと痛んだ。
だって、俺たち友達じゃんか・・・!
「俺たち、友達じゃん。こ・・・殺しあうなんて、無理だよ。」
「僕は無理じゃないよ。」
風間くんに向けられていた銃口が、今度は俺のほうを向いた。
その銃口が火を放つ迄、数秒もなかった。
撃つだろうなって、なんとなく思った。
でも俺は、動けないでいた。
「・・・ッ!!」
左肩に、鈍い痛み。
さっきかすった時のキズは気にもならなかったけど、今回のはかなりヤバイ。
「うぐッ!」
撃たれた所が熱くて我慢できなかった。
左肩を押さえてうずくまる。
泣かないでいられるのが不思議なくらい痛い。
「・・・痛ぇ・・・ッ」
「宮城ッ!!」
風間くんが撃たれていない方の俺の肩をつかんで、うずくまった顔を覗き込んだ。
「五関・・・、もう、やめろよ・・・ッ。俺たち、友達、じゃん・・・」
俺は、立ちすくむ五関を見上げた。
「宮城。」
風間くんが不安そうに俺を見ている。
もうしゃべるなって目で言ってるのが分かる。
でもごめん、俺はコイツを止めなくちゃ・・・。
五関、お前の瞳が揺れているのを、俺は見逃してはいないぞ。
すっげー痛いけど、なんとかしゃべれる。
「お前、こんな風に皆を殺す、つもりだったのか・・・?」
「・・・そう、だよ。」
痛いのを我慢して立ち上がる。
そして、もう銃口を俺に向けてはいない五関と向かい合った。
「俊太くん、また・・・撃つよ?」
「・・・撃てよ。」
「宮城ッ」
風間くん、ちょっと黙ってて。これだけは言わせて。
「撃てよ。お前がそんなに俺たちを殺したいって言うなら、撃てばいい。
俺たちは銃なんか持ってない。お前を返り討ちにしたりとかできないから、楽に殺せるよ?
・・・でも俺は、お前のこと信じてるから。今のは本当のお前じゃないって、信じてるから。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
しばらく二人で見つめあっていた。俺も五関も、一歩も引かない。
俺の一歩後ろでは、風間くんが不安そうにやり取りを見ていた。
「そんな・・・」
先に口を開いたのは五関。
「そんな甘い事言ってたら、このゲームでは生き残れない!」
俺の読み通り。
五関の表情には、さっきのふてぶてしさは抜けていて、
動揺が隠せない瞳が、不安定に揺れていた。
・・・もうヒトイキ、か?
「わかってる。だけど俺は、お前を・・・皆を信じたいんだ。風間くんも、山ピーも・・・。」
山ピーの名前を出した時、五関の顔色が明らかに変わった。
さっき俺を撃った時の・・・。
しまった、なんかマズかったか?
「もう、遅いよ・・・。」
しばらくそのまま黙っていた五関が、ぼそっと口を開いた。
五関はふらりと一歩後退すると、再び銃をこちらに向ける。
「二人とも、俺の前から消えて。・・・次会った時は逃がしたりしないから。」
五関の顔には、複雑な表情が浮かんでいる。
「五関・・・お前、もしかしてもう・・・」
風間くんが呟いた。
「早く行ってよ!!」
風間くんが、肩口を押さえている俺の手をとって、さっき歩いてきた森の方へ歩き出す。
おとなしく五関の言うようにした風間くんに、多少驚いた。
でも俺は、五関から目を離せずにいた。
相変わらず銃はこちらに向けているけど。
多分、撃たないと思う。
なぜかそう思った。そして風間くんもそう思っているに違いない。
俺の手を取り五関に背を向けて、ゆっくりと離れていく。
俺たちが森の中に入った頃、五関がふらりと立ち去るのを、視界の端に見た。
その後姿に、なんだか、胸が締め付けられる。
何で俺たち、こんな事になっちゃったんだろうな。
「風間くん・・・」
「・・・なに?」
俺たちは、そこではじめて口を開いた。
「五関、大丈夫かな・・・?」
風間くんは、それには答えずに、適当なところで俺を座らせると、
カバンから水を取り出しながら言った。
「傷口、見せてみろ。塞いでおかないと・・・。」
「うん。」
さっきまであんなに痛かった傷が、今はあまり気にならなくなっていた。
それは、出血のせいで冷えて感覚がなくなってきているせいだけじゃないと思う。
あんな事されといてアイツにこんな事言うのも何だけど。
・・・なぁ五関、次に会う時って、いつだろうな?
その時まで、元気でいろよ?
169〜171の書き手です。
なんか宮城の一人称がバラバラでごめんなさい・・・。
ちゃんとキャラを把握してから書くべきでしたね。逝きます。
あ〜逝かないでぇ〜
次書かせてもらいます…。
>>307-309の続き
それにしても荷物、重いなー。
やっぱロープとか、余分な物は置いてこればよかったかなぁ。
秋山純は、ボコボコの砂利道を歩きながらそうぼやいた。
「ヤベ、こっちって禁止エリアになるんだっけ?
危ねー危ねー、騙されるとこだったよ!」誰に言うでもなく
ハイテンションで言った。ピストルを手に入れたことで、
秋山の精神状態は上々だ。禁止エリアを避け、引き返そうとした
その時だった。秋山の目に不可解な物が映った。
なんだ、あれ・・・。
何か仕掛けがあるのかと、注意深く近づく。
そこには、草むらにチョコンと座らされた、クマのぬいぐるみがあった。
秋山はそれを持ち上げ、しげしげと眺める。足の裏にボタンがあるようだ。
そこを用心しながら押す。
『お〜い!灯台に中丸と福ちゃんと田口がいるぞ〜!アイツら
拉致監禁罪で訴えてやる〜!』
雑音混じりのその声に、秋山は思わずにやりとほくそ笑んだ。
おもしろいことになりそー!
ゲームはこうでなくっちゃね。
このメッセージ残した人、誰かわかんないけど、サンキュ〜!
あ、すごいことになってる。
灯台組みいろいろピンチだ!
ふぇっ
灯台組がついにハードボイルドな展開になってしまいそうだわ
灯台組ピンチだぁーー!!
ぜひともあの3人にはがんばってもらいたいのにー(ワラ
いやん、灯台組。
やっぱり萩原提箸よりアッキーが来るのが先…?
死なないでーーー!!!
ピンチ灯台組!
うわー、大変だあ。
・・・その前に、次書いていいですか?
どうなる?灯台組!?
死んじゃやだ〜〜〜〜〜
>>542の続き
午後の夏の日差しが暑い。
森の中なので多少は他よりましだろうが、それでも木々の間から照る太陽に熱せられ、歩いているだけで汗がにじみ出てくる。
額の汗を手で拭い、生田はひとつ息を吐いた。
あれから誰かに会わないかと歩き回っていたが、不思議と会えない。
みんな動き回っているのか、それとも誰もいない?
そんな不安に駆られながらも、でも放送を聞く限り誰かはいるはずだと足を進めていた。
けれど当てもなく歩き回るのは普通に歩くよりも疲れる。
なにか建物とかを目指した方がいいのかな?
そう思い、地図を見ようと目線をおろした瞬間、視界の端のほうに何かがよぎった気がした。
何?・・・誰かいる?
慌ててその方向に走ると目を凝らす。
すると木々の間に黒い人影が見え隠れした。
人だ!
急いでその後を追う。
しかし段々近づいてくるその姿を見て、生田は首をかしげた。
あの人影、なんか変・・・。
よくよく見てみると、頭から足まで黒一色だ。
もしかして・・・全身タイツ?
多少日は翳っているとはいえ、だからあんな一瞬に視界に入ったのだ。
森の中に、黒い影。
目立つし・・・しかも暑くないかな、あれ・・・。
なんとなく声をかけるのがはばかられ、生田は足を緩めた。
その人物は周りを伺うようにきょろきょろしている。
でも大分近づいた生田の足音に気付かないのは、耳まで覆っている全身タイツのせいだろうか?
あれって・・・意味あるのかなあ・・・?
首をかしげ、けれど一瞬見えた横顔に、生田の顔はほころんだ。
イットだ!
何であいつ、全身タイツなんて着てんだよ!
笑いがこみ上げてくる。
けどイットらしいって言っちゃイットらしいかもしれない。
なんだか嬉しくなって大声で呼んだ。
「イット!イット待ってよ!」
けれど。
びくっと身体を震わせて振り向いた伊藤は、生田の姿を認めると何も言わず全力で逃げ出した。
驚いた生田はその後を追って走り出す。
「待って、イット!俺だよ、生田だよ!?」
振り返り、生田が追って来たのを知ると伊藤は転げんばかりの勢いで走った。
生田はその後を懸命に追う。
「イットってば!」
いい加減息も切れて苦しくなってきた。
何とか伊藤の足を止めようと、あらん限りに叫ぶ。
そのとき、張り出していた木の根に足をとられ、伊藤の身体が前のめりに転がった。
「イット!」
慌てて助け起こそうと近くに寄ろうとした。
しかし伊藤は振り返り、後ずさりしながら必死の形相で生田に向かって叫んだ。
「来るな!来ないでくれっ!俺は、死にたくない・・・っ!」
「え・・・」
突然言われた言葉に思わず生田の足が止まる。
伊藤にも信じてもらえないのか?
悲しくて思わず涙が出そうになったが、この状況では仕方ないのかもしれない、と思い直す。
首を振り、何とか説得しようとする。
「何言ってるの、イット、殺したりなんかしないよ!武器も、何も持ってないよ・・・!」
最初に支給された銃は捨ててきた。
あんなものがあったからいけなかったんだ。
俺にはあんなの、必要ない。
そう思って海に投げ捨ててきた。
「信じてよ、イット!」
必死に叫ぶ。
しかし伊藤は首を振り、恐怖に歪んだ表情で叫んだ。
「嘘吐け!知ってるんだ、聖を殺したくせにっ!!」
・・・聖ヲ殺シタクセニ・・・
その言葉に、生田の身体はまるで金縛りにかかったように動かなくなった。
その様子を見て、伊藤は起き上がり、また背を向け走り出す。
伊藤の姿が見えなくなっても、生田はその場所から動けなかった。
ずき、と脇腹に痛みが走った。
とっくに血も止まって、今まで忘れていた傷が痛んだ。
・・・聖に、刺された傷が。
思わずそこを手で抑える。
「聖・・・」
地面に、膝をつく。
「痛いよ、聖・・・イット・・・」
目の前が滲んだ。
何で俺たち、こんな事になっちゃったんだろう・・・。
長文ですね。
しかも
>>703-705の職人様、台詞パクってすいません・・・。
ちょっとぐっときてたもので。
逝ってきます・・・。
灯台組・・・
次いきま〜す!
>>669-670の続き
代わろうか?と、中丸は気を効かせてくれたが、
田口は灯台の見張り係を続けていた。退屈じゃないほうが、
何も考えずに済む。気が紛れる。もっとも、見張りをしていても
退屈なことには変わりはないのだが。
田口は努めて何も考えないように努力しながら、双眼鏡の中の景色に
集中していた。
ふと、その双眼鏡の中に映り込んだ人影。
「・・・あ」田口は思わず口を開く。
その人物は真っ直ぐに、灯台に向かって近づいてくる。
田口は双眼鏡から顔を上げた。その人物はみるみるうちに、
肉眼でも見える位置にやって来た。
秋山だ。
秋山は田口の存在に気が付いたのか、満面の笑顔で田口に向かって手を振った。
ここからでは、秋山の武器までは確認できない、何か長い棒のような物?
田口は・・・途惑った。
・・・秋山君が来た・・・どうしよう・・・やっぱり、敵だと思うべき?
あんなに笑顔で手を振ってくれたのに、疑うべき?
でも・・・そうやってまた疑って、小山や加藤と同じようなことになるかも。
もう同じ失敗を繰り返すのは・・・イヤだ。
この途惑いが、田口の判断を鈍らせた。
とにかく、中丸と福田に相談しよう。
そう思ったのと、銃声が響いたのはほぼ同時だった。
バーンバーンバーン!!!
と激しい銃声が灯台を震わせた。
田口がハッとして双眼鏡を落とし、灯台の中へと飛びこむ。
「伏せろっ!!」中丸の声が響いた。福田も悲鳴をあげながらその場に突っ伏する。
入り口のドアが弾け飛び、そこから秋山の姿が覗いた。
「田口!何で言わなかったんだよ!!」中丸の怒鳴り声。
田口は唖然としたまま立ち竦んだ。
「素敵な隠れ家だねー!うらやましいよ君達〜」陽気な声で秋山が言う。
中丸は慌てて自分の拳銃を握った。恐れながら銃を秋山に向ける。「来るな!!」
「おーっと、やる気だねっ!だったらこっちも撃っちゃうよー!」
秋山はさも嬉しそうに銃を構えた。
・・・撃たなきゃ・・・やられる!!
中丸は必死に秋山を見据え、銃を撃とうとする。でも、撃てない。
頭の中では分かってる。自分が死ぬより殺すほうがマシだ。
ましてや、田口や福田の命も、自分の指先にかかっている。
でも、撃てない・・・!
怖い・・・!
迷ってる暇なんかないのに。怖気づいてる場合じゃないのに。
こんなにも引金が、重い物だなんて・・・!
自分を、殺人者に落としめることが、できない!
バーンバーン、バーン!!
3つの、連続した銃声が、聞こえた。
「またピストル1個、獲得〜!」
秋山はますます楽しそうにそう言った。
灯台を、颯爽と後にする。
「ごめんね・・・みんな、ごめん・・・」田口の弱々しい声がする。
「・・・もういいよ・・・いつかは、こうなる運命だったんだ・・・」
ふてぶてしいような、拗ねたような、福田の声。
「・・・俺こそごめん・・・撃てなかったよ・・・情けねぇ・・・」
中丸も、虫のような声で囁いた。
「ううん・・・マルは正しかったよ・・・どうせなら、キレイなままで
死にたいもんね・・・」福田は優しく言った。「ありがと、マル・・・」
声が、どんどん遠くなる。3人の苦しそうな吐息で、灯台が埋め尽くされる。
「・・・なぁ・・・田口・・・なごませ役でしょ・・・?」福田が目を細めながら言った。
「・・・そうだ、田口・・・ダジャレ、言いたいだけ言っていいぞ・・・」
中丸も、田口のほうに顔をやった。田口は階段の手すりにぐったりとすがり付いたまま、
少しだけむせ返った後、言った。
「・・・灯台で・・・死ぬ気分は・・・とうだい(注:どうだい)?」
「・・・ふっ・・・最高だよ・・・」中丸が小さな声で言う。
「銃で・・・撃たれて・・・ごりん銃(注:ご臨終)・・・」
「・・・ハハ・・・」
「・・・フハハ・・・」中丸と福田は、吐息混じりに笑った。
「中丸は・・・俺の・・・なかま(注:仲間)、る・・・」
「・・・りがと・・・」
「福田も・・・一緒で・・・こう福田(注:幸福だ)・・・」
「・・・俺も・・・1人じゃなくて、良かった・・・中丸と、田口と・・・
一緒で良かった・・・」
灯台に、静寂が訪れた。
すぐそばの、海の藻屑に掻き消えるように、
波の間に間にさらわれるように、
3人の命の灯し火が、今、消えた。
【エントリーNo,4 中丸雄一
エントリーNo,18 田口淳之介
エントリーNo,22 福田悠太 死亡 残り23名】
フトンーーー!!!(泣)
こうなる事は覚悟してたけど、やっぱり大好きだったから辛いな。
灯台組さん、落とし前、お疲れ様でした。
また違う子で参加して頂けたら涙を流して喜びます。
うわぁ〜ん(涙(涙
田口は最期まで田口で泣けた。
灯台組職人様、ありがとうございます。
一番のなごみ場所だった灯台組みがぁー・・・(泣
田口、福ちゃ、マルお疲れ様、職人さんも癒しをありがとうございました
なんだか悲しいけど、良い気分です
それにしても、萩原提箸間に合わなかったのね・・・
あぁ、とうとう癒し組の3人が〜(涙)
でもキレイなままで3人とも死ねてよかったかな〜って思ってます。
職人様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました(ぺこり)
灯台組ーーーーー!!!
職人様、最高でした。最後のたたみかけるようなダジャレに感動。
ありがとうございました(泣
灯台組の最期、泣きました。職人様に感謝!
灯台組職人様、お疲れ様でした。泣きました!
次、1コ進めます〜。
>>155より。
「よかったんですか、行かせてもうて。」
「仕方ないよ。町田さん、ああ見えてけっこう頑固だから。」
それから2人は、どこを目指すでもなく、ただ歩いた。
内はというと、特に屋良に気を使うこともなく、相変わらず自分の世界を楽しんでいた。
木や草や花や虫や、とにかくいろんなことに興味を持っては、ただ無邪気に喜んでいる。
まるで、夏休みに探検ごっこでもして遊んでいる子供のようだ。
そんな内の姿を横目に、屋良はずっと、同じことばかりを繰り返し考えていた。
町田さんのこと止めなくて、本当に良かったのかな。
行き先はわかってるんだし、今からでも追いかけた方がいいんじゃないのか?
でも、あの真剣な表情を思い出すと、なんだか邪魔をしてはいけないのではないかとも思う。
そういえば、昔から町田と大野の間には、他人が侵すことのできない独特の空気が流れて
いたような気がする。
太陽が真上に見えるようになった頃、再び放送があった。
町田の名前がなかったことにほっとしつつ、淡々としゃべる大野の声に、少し怒りを覚える。
大野くんは、なんでこんなことやってるんだろう。
町田さんが命を掛けて会いに行こうとしてること、ちゃんとわかってるんだろうか?
「あっ!」
少し前を歩いていた内が、小さく叫んだ。
「どした?」
「マッチどっかに落としてきてもうた!」
「何やってんだよ・・・もういいじゃん。みつからないよ。」
屋良はめんどくさそうに言う。
実際めんどくさかった。
たった1箱のマッチがどう役に立つのか、あまり深く考えてはいなかったし、
なんだかもう、何もかもがどうでもよかった。
「せやけど、“マッチ”やし、大事にしとかんと・・・。ちょっと待っとってください。すぐ戻りますから。」
ヘンなところで義理堅いんだな。
屋良は苦笑しつつ、もと来た道を辿る内を、その場で待つことにした。
しかし、彼はなかなか戻ってこない。
あいつ、何やってんだよ・・・。
道にでも迷ってんのかな。
このまま先に行っちゃおうかとも思った。
でも、あの危機感のカケラもなさそうな彼を見捨てることなど、できるはずもなかった。
「内〜、マッチあった?」
かすかに動く人影を内だと疑わず、大声で問うてみた。が、返事はない。
「・・・内?」
そう言って顔を出した屋良の目の前で、太い木の枝がバサリと落ちた。
はっと顔をあげると、そこには、血を滴らせた鎌を握り締めて、福原一哉が立っていた。
傍らの木の陰に、血塗れの腕が見える。
かすかに開かれた掌から、赤く染まった小さな箱が覗いていた。
まさか・・・。
屋良の中で、初めて“殺し合い”という言葉が現実味を帯びる。
先に口を開いたのは福原だった。
「屋良くん・・・直樹を殺したんか?」
思いもかけない言葉だった。
「へっ?」
こんなときに、間抜けな声が出たもんだ。
「直樹って、島田直樹?何言ってんだよ、俺がそんなことするわけないだろ!?」
声が震える。
だって、おかしいよ、こいつ。絶対ヘンだよ。まずい、逃げなきゃ。
どうしよう、膝がガクガクする。
・・・俺、死にたくないっ!
怯えを隠せない屋良の姿を黙って見ていた福原は、小さな声で何かを呟いた。
その言葉の意味を問う間もなく、その左手が、大きく動いた。
灯台組…文句言うわけじゃないけど
もっと長生きさせて欲しかったよ…。
楽しみだったのに〜(泣)
でもラスト感動しました。ありがとう灯台組職人さん…。
遊びに行ってる間に大変な展開に。
松潤、大きな変化があったら知らせてくれるって
言ったじゃないか…(笑
>>688 「翔君!」
悲鳴のような声で松本が桜井を呼んだ。テーブルの反対側で考え込んでいた桜井と、
さすがに床の上の大野も起き上がって松本の所に駆け付ける。
「バラけた事はバラけたけど、逆に接触が増えちゃってるよ。」
泣き出しそうな声でほらここと、ここ。と画面を指す。
「山下がここで牧野と会って…殺られた。こっちは秋山君が突然
灯台に向かってっちゃって。」
「みんな『まんまん』印つきか?」
桜井の厳しい声に改めて二宮の上げたバルーンを確認した。
「…このままだと灯台の3人が危ないよ」
松本の視線が無意識に放送マイクの方を向く。
「だめだよ。」
難しい顔でモニターを眺めていた大野が口を挟んだ。
「ニノが怒るよ。前に相葉ちゃんと禁止エリアの臨時放送するかどうかで揉めた時、言ってたもん。
『やる気まんまんの誰々が近付いて来てるから逃げろ、って放送入れんのか?』って。」
桜井も頷く。
「そんな放送は入れられない。誰がいつどんな行動を起こしたって、
俺達にそれを止める権利なんかない。それに」
画面を凝視していた目を閉じる。
「…もう…遅い…。」
『まんまん』印の緑点が移動して行った後の灯台。
くっつきあった3つの緑点が、今赤に変わった。
灯台組のラスト、良かったです。
この3人が生き残れるわけないと思ってはいたので
こーゆーラストでよかったです。
秋山かっこいいね。いっちゃってるよ〜。
灯台組、いなくなっちゃうのは悲しいけど
いい死に様でした・・・。ああ、しんみり。
3人ともいい子だったなあ・・・。
灯台組職人様、なごみ・笑いから緊張感・涙まで
ありがとうございました。
>>718さん、遅レスですが
>>703-705の者です。
台詞パクッてもらえてなんだか嬉しかったですわ!ありがとうでした。
739 :
大野:2001/08/01(水) 03:30
ぅおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!青春!
灯台組〜(泣
最後の4行、好きです…。
職人さん、よく頑張った!感動した!
灯台組職人さん、おつかれさまでした。
他の職人さんも、ラストまで頑張ってくださいねー。
爆弾組を書きます。
>>599 の続き
「禁止エリアずいぶん増えたね。これって結構やばい状況?」
俺達は移動の途中で流れた放送を聞いて足を早める。
途中で銃声が聞こえた時にはひやっとしたけど、2,3箇所で必要なものを調達した俺達は
運良く(ちっ、まさに『運良く』、だ。)今のところ誰とも遭遇しないでここまで来れた。
「今度は3人死んだんか。あと何人のこっとるんや?」
すばるが沈んだように言う。
「28人…。何人がヤル気になっているのかな?」
「わからん。けど、一刻も早くゲーム潰さな。これ以上、犠牲を出さないためにも」
横山がマジな顔で決意表明する。
「…うん。あ!あれなんかええんと違う?ここで作ろうや」
エリアの確認を地図でする。E-8、トンネルが近くにある。
辺りを警戒しながら近付く。幸い誰もいない。
ホッとして小屋に入る。
「さ、それじゃぁ作りますか」
暫らく熱中して作業していたがふと顔をあげると、すばるがどことなくグッタリしているように見える。
「あ…喉渇いたろ?水、調達できたから飲めよ」
「ええの?ありがと」
すばるが美味そうに水を飲むのを見ながら花火の火薬をほぐしていた横山が急にボソッと
「なぁ…もしもの話してもエエか?もし…もしも…ここに急に誰かが乱入してきたらどうする?
闘うか?そいつのこと・・・殺す?」
「・・・・・・・・・」
「なぁ・・・仮にあいつらがこのクソゲームの真の黒幕でやる気満々やったらどうする?
やる気まんまんで自分に向かってきたら・・・殺すか?
かっペを、松潤を、大野君を、にのを、翔君を・・・殺せるか?」
横山はただ淡々と質問してくる。
その表情は伏せているせいで見えないけど、その声の調子はどこか緊張しているような気がした。
「殺るよ。そうすることで他の奴らが助かるなら、それですばるとヨコが助かるなら・・・殺る。
他の奴らに鬼と罵られても悪魔と言われようと俺はあいつらを・・・殺す。刺し違えてやるよ」
極力軽く聞こえるように答える。
すばるの顔が強張る。
「・・・ヨコはどうなん?」
「・・・・・・・・・」
俯いて作業の手を止めないまま黙り込んだ横山に向かってすばるが近付く。
「・・・俺は、俺は・・・無理や。甘いかもしれんけど・・・たぶん無理や」
「すばる・・・」
「勝手な言い草かもしれんけど、俺はあいつらを信じとる。好きでやってる筈ない」
「・・・俺もそう思う。俺もすばると一緒や」
初めて作業の手を止め、顔をあげた横山は穏やかな笑みを浮かべているように見えた。
「ヨコ・・・。翼くん、笑ってくれてもエエで」
強い決意のこもった2対の瞳にじぃっと見つめられる。
「笑わない。笑うわけないじゃん。
俺だってあいつらがやりたくてやってるなんて思っていない。
だからこそこんな爆弾なんて作っているんだろ?
殺して済むならとっくにあいつら殺しに行って・・・今頃俺は死んでるよ」
カッコつけなんかじゃない。本心だった。
(それにしても『死ぬ』とか『殺す』とか『爆弾』とかゲームでしか使いたくない言葉だな、クソ)
俺達は押し黙ると作業を再開した。
744 :
大野:2001/08/01(水) 13:23
なんでここの大野はかっこいいんだ
屋良は死んじゃうのか・・・!?
内がどうなってるのかも気になる。
次書きます。
>>287の続きです
「はぁ疲れた〜」「俺も〜のど渇いた〜」
ひたすらビーチバレーに集中していた安田と丸山が砂浜に腰を下ろしたのは
12時の放送とほぼ同時だった。
バレーをしていた時の妙な高揚感はなくなりつつあったが、
依然として頭が澄みきって冴えてるような感じがしていた。
見るものすべてが輝いてるような気がしていた。
放送にはあまり耳を傾けずに水を飲みつつ休んでいた彼らだったが、
禁止エリアに自分達の居場所が含まれていることは
かろうじて聞いていた。
「どっか行かなやなぁ」
「どこ行こか〜?」
「俺泳ぎたいわ」
「じゃ泳げるとこ探そうや」
照り付ける陽射しの下でずっと上半身裸だった2人は
顔も体も日焼けして赤くなり始めていた。
地図を広げて泳げそうな場所を探してみる。
「こっちのでっかい池がええんちゃう?」
「そうやなぁ」
「まっすぐ北の方に行ったらええし」
2人は顔を見合わせてうなずきあい、荷物をまとめて出発した。
まっすぐまっすぐ北の方に。
提箸萩原組は灯台に向かうのかな?
田口の死体を見た萩原氏の反応が不謹慎だけど楽しみだったり。
・・・勝手な詮索スマソ。
職人さん続き楽しみに待ってます。
生存メンバー
1.町田慎吾 ジャックナイフ
2.風間俊介 (拳銃(小))奪われました。
3.生田斗真 拳銃(大)
5.横山 裕 ピストル
6.五関晃一 ブーメラン、風間の拳銃
7.良知真次 探知機
8.福原一哉 鎌
10.萩原幸人 ダーツ1ダース 亀梨のバタフライナイフ
13.橋田康 香取慎吾の公認うちわ
14.伊藤達哉 全身タイツ
16.今井翼 ボーガン 長谷川の拳銃 村上の煙玉
19.石田友一 瓦10枚(残り9枚)
21.提箸一平 手榴弾
23.渋谷すばる パチンコ
25.秋山純 爆竹10個 島田の日本刀 服部の太いロープ
塚田の謎の液体 草野のピストル 中丸の銃
27.宮城俊太 手裏剣
32.屋良朝幸 ビニール傘
33.内博貴 マッチ1箱
36.牧野紘ニ 銃 (山下のマシンガン?)
37.森雄介 サブマシンガン(ウージー9mm)
39.安田章大 バレーボール
40.丸山隆平 魔法のキノコ
41.米花剛史 ?
死亡メンバー
【今井により死亡】15.長谷川純
【長谷川により死亡】17.村上信五
【提箸により死亡】11.赤西仁
【福原により死亡】12.大堀治樹
【五関により死亡】30.滝沢秀明
【森雄介により死亡】38.上田竜也
【萩原により死亡】28.亀梨和也
【山下により死亡】
20.ジミーMackey 34.東新良和
【牧野により死亡】
9.山下智久 31.小山慶一郎 35.上里亮太 42.加藤成亮
【秋山により死亡】
4.中丸雄一 18.田口淳之介 22.福田悠太 24.島田直樹
43.草野博紀 44.服部将也 45.塚田僚一
【自殺により死亡】26.辰巳雄大
【禁止エリアにより死亡】29.田中聖
秋山の大量殺戮を誰か止めてくれ!!
現在の状況
・参加人数42名+3名。
・22名死亡。
・生き残りは23名。
・ゲーム開始から12時間以上が経過。
・残り60時間足らず。
禁止エリア
08:00・・・D−01(北西の海沿いの一角)
10:00・・・B−02(北の岬)、E−04(ホテル内のみ)
12:00・・・H−03(南西の海沿いの一角)
14:00・・・I=5(氷川村の左側)I=7(診療所周辺)
16:00・・・F=9、G=9(東の海沿いの道周辺)
18:00・・・I=4(南の海沿いの一角)I=6(氷川村中心部)
地図で確認の方は
ttp://www.j-fukuoka.com/off-ivent00/off-ivent-br-top000-00.htm
179が二つあるので番号ずらしてください。
次、183です。
次、書きます〜。
4つ続きます。長くてごめんなさい。
石田は粉々に砕けた瓦を捨てて、多少の大きさのあるものだけを戻し、
再びリュックを背負った。
「ありがとう」
そのリュックに向かって手を合わせる良知を見て、石田は笑みをもらした。
「何、それ?」
「いや、なんとなく」
石田を助けてくれてありがとうってことだよ。と、良知も笑う。
今、こうして笑い合っているのが奇跡のようだ。
石田の提案通りふたりは神社に向かって歩き出した。
滑り落ちた斜面を登ることは不可能で、仕方なく迂回することにする。
背の低い木や薮を掻き分けるようにしてしばらく進むと少し先に道路らしきものが見えた。
そこに辿りつくと、道路はちょうど目の高さあたりにあり、
石田は近くの木に掴まって急斜面を登った。
「あ…」
「良知くんッ」
後に続いて登ろうとした良知が足を滑らせるのを、石田が慌ててその腕を掴むことで支えた。
やはり熱が上がっているのだろうか、力がうまく入らないように見える。
石田はそのまま掴んだ腕を引っ張って、良知を道路まで引き上げた。
「良知くん、あれ見せて」
言いながら良知のポケットを探って探知機を取り出す。
森の中を歩く方が身を隠せていいのだが、今の良知の体力を考えると
舗装された道路を歩く方がはるかに良いに決まっている。
そう考えた石田は、探知機を確認しながら進むことにした。
液晶画面には今のところ自分たち以外の存在は表示されていない。
さらに地図と現在位置を確認すると、思ったより西側にそれていたことがわかる。
「良知くん、歩ける?」
「大丈夫だよ」
さすがに自分の体調の変化に気付いたのか、良知が申し訳なさそうな顔をする。
「もう少しだからがんばって。なんなら掴まっててもいいから」
そう言って石田が手を差し伸べるが、それには首を振って答え、
「大丈夫」
良知は少し笑って歩き出した。
道路に沿って神社へと歩きつづけてしばらく経った頃。
「…ッ」
「石田?」
石田の手がビクリと震えたのに気付いて、良知が後ろから声をかけた。
「……」
言葉を選んで逡巡するが、結局見つからず、石田は手に持った探知機を良知に向けた。
「これ…」
そこには赤い星がひとつ光っていた。
このまま進めばその赤い星のある場所へと辿りつく。
ふたりはしばらく無言で互いに探り合うような視線を交わしたが、
先に目をそらしたのは良知の方だった。
「行こう」
俯き加減に呟くと、良知は再び歩き出した。
「滝沢くん…」
辿りついた赤い星は滝沢だった。
銃で撃たれたのか衣服には穴があいており、そこからどす黒い血の跡が広がっていた。
殺す者と殺される者がいることはわかっていたはずだった。
自分たちも殺されかけた。
それでもケガもなく無事だった自分たちには、どこか現実味に欠けていたのかもしれない。すでに物体と化してしまった姿を目の当たりにして、良知は改めて死の恐怖を実感した。
人間なんてこんなに簡単に死んでしまうものなんだ…。
がくがくと震える手を握り締めて立ち尽くす良知の前で、石田は膝をついてしゃがみこんだ。
その頬を涙が伝うのを見て、良知は驚いた。
それは涙を流す石田に対しての驚きではなく、悲しさを感じなかった自分に対しての驚きだった。
液晶画面に赤い星を見つけた時の胸の痛みももうない。
ただ、今心にあるのは恐怖だけだった。
もう…
「おかしくなりそうだ」
良知が思ったことを石田が口に出す。
「こんな状況にひとりでいたらおかしくなるよ」
腕で乱暴に頬を拭うと、石田は道路の真中に倒れていた滝沢の死体を草の上に運び、
仰向けに寝かせて両手を組ませた。
ちょうどその時、6時の放送が流れ、滝沢の名前が呼ばれた。
冥福を祈る気持ちをこめて手を合わせる。
歩き出そうとしたふたりは道路に転がる派手なオレンジ色のフリスビーに気がついた。
石田が手に取って見るとそこには嵐のロゴが入っていた。
「嵐…全員いるんだよな、きっと」
放送で聞こえるのは大野の声だけだが、きっとそこには残りの4人もいるのだろう。
「嵐が首謀者じゃないよ」
きっぱりと良知が言う。
「絶対違う…」
ただそう信じたいだけかもしれなかった。
でも大野の声はいつもと違って、精一杯感情を殺しているように思えた。
きっと本意ではないのだ。
「うん、信じよう」
石田は笑顔でそう返すと、手に持ったフリスビーを森の中へと投げた。
「島田も…赤西も…」
しばらく坂を登った頃、石田がポツリと漏らした。
どこかで誰かに殺された。
先程呼ばれた者たちも滝沢のように動かぬ物となってしまっているのだ。
そう思うとどうにもやりきれない気持ちになる。
「良知くん…いつ何があるかわからないから言っとく」
「…縁起でもないこと言うなよ」
「ごめん、でも…」
良知が眉を顰めるのに石田は一瞬躊躇いを見せたが、やはり言葉を続けた。
「良知くんに会えて良かった」
こんな状況で互いに信じ合える相手に出会えて。
「ひとりだったら、きっとおかしくなってた」
「…うん、俺も」
なんとなくそのまま黙りこんで、ふたりは歩き続けた。
与えられた武器に殺傷能力がなかったことが幸いした。
もし武器らしい武器を持っていたなら、恐怖のあまり殺戮者に成り果てていたかもしれない。
と、良知は先ほどの恐怖を思い返しながら思った。
そう、まさしく福原がその状態だったのだろう。
あの時の福原の目に宿った狂気を悲しく思い、良知は明るくなった空を仰いだ。
すっかり夜も明け、太陽の陽射しを暑く感じはじめる頃、
ふたりはやっと目的の神社に辿りついた。
社殿の前で手を合わせ、賽銭箱をまわりこむと、
「失礼します」
石田は社殿の中へと足を踏み入れた。
やや埃っぽいが思ったよりも床も壁も痛んでいない。
「涼しいね」
続いて入って来た良知が言う。
何かの力が働いているかのように、社殿の中はひんやりとしていた。
「ここでしばらく休もう。良知くん寝ててよ、すぐ戻るから」
「石田?」
手に持った探知機を良知に手渡し、ちゃんと見ておくように。と言って、石田は出て行った。
境内に入った時、社殿の奥に井戸らしきものがあるのに石田は気がついていた。
枯れているかと心配した井戸がまだ水を湛えていて安心する。
石田は水を汲み上げると桶に注ぎ、社殿へと戻った。
「寝てなって、熱あるんだから」
言いながら石田は良知を無理矢理寝かせて、ポケットからハンカチを取り出すと
汲んで来た井戸水で冷やして良知の額に乗せた。
「ありがとう」
こんなところで下手に無理して体調が悪化してはさらに迷惑をかけることになる。
そう思った良知は大人しく寝ていることにする。
「役に立つかわからないけど、念のため」
石田はあたりにあった物を引き戸の前に置きバリケードを作り終えると、
寝ている良知の横に座り、額のハンカチを水で冷やして乗せなおした。
良知がうとうととしはじめた頃、8時の臨時放送が入った。
「また増えたね…」
何がとは言わずに、良知が呟く。
言い表せない寂寥感を抱えながら、良知は目を閉じた。
その隣に身を横たえて、石田も体を休めることにする。
今ここで誰かに襲われたら…という不安もあったが、
夜中から歩き通しだった石田の体も疲れきっていた。
この悪夢のような現実がせめて夢の中にまでは入りこまないよう…。
そう願うかのように、ふたりは身を寄せ合って眠りに落ちていった。
ふたりが目を覚ましたのは、12時の放送が入る直前だった。
いいよなー、このふたり。
秋山スゲー。
ところで、生田はもう銃持ってないっすよね?
>>759 確か置いてきたって言ってたね>生田の銃
ホモくさい(ボソ
どなたか今までの禁止区域をメモされてる方はいらっしゃらないでしょうか・・・。
それと、地図上の「焼場」ってなんでしょうね?
今、話を書いてる途中。
旅行から帰ってきた家族がえんえん話をしていて、
集中出来ない…(涙
お願い、そろそろ寝てくれ…。
>>761 コソーリ同意。
良知石田コンビ好きだけどちょっと胸やけしてきた・・・。
話とは関係ないが、嵐係さんカワエエ。
嵐係さん、大変ですね。(苦笑
心ばかりの眠りの風をお送りいたしますわ…
>>761 >>764 ヒソーリ同意。
っつーか、ここはJr板だしね。
それ系アンチの方も見る可能性あるんだし…。
>>762 >>751の整理整頓係さんが書いてくれてます。
焼場はおそらく火葬場だと思います…自信はないですが。
それと友情の違いを書くのは、けっこう難しいのかもな・・・。
>>767、
>>769 あらホントだ。なんで見逃してたんだろう・・・夏ボケだろうか・・・。
お答えありがとうでした。
特に、それに存在してる組み合わせってのは、
どうしても先入観もって読んじゃう人も居ると思うし…。
書き分けが難しいと思うけど、職人さん、頑張ってくださいね〜。
やっと寝てくれたみたい♪
次行きます。
動かしやすいキャラに流れをまかせてしまった。
ちょっと反省。
>>734 しばらく無言で立ち尽くしていた桜井だったが、
松本にモニターの監視を頼むとふらふらと廊下に出て行った。
慌てて後を追おうとした松本を大野が止める。
「監視、頼まれたでしょ。」
松本一人を室内に残し、自分も廊下に出た。
「ずるいよ…大野君」
そんな呟きが聞こえたかどうか。
さて、桜井はどっちに行ったかな、と左右を見回す。
さほど遠くはない廊下の途中、壁に寄りかかって座り込む姿を見つけた。
「翔君」
隣りに同じように座りながら声を掛ける。
「…失敗した。」
「むぅ?」
「南の固まってるエリアをつぶせば、みんなが北に流れると思ったんだ。
でも実際は、動いたせいで接触率が高くなって死ぬ人間が増えた。
…もうちょっとオレの先読みが上手かったら、もっと違った方向に持って行けた
んじゃないか。そんな風に思ったら居ても立っても居らんなくなっちゃって。」
「うん」
「…最後の一人になるまで終わらせられないって解ってるのに、その時を少しでも
伸ばしたいと思っちゃうのは…オレのエゴなのかな…」
「うん。」
「う…」
大野のあっさりした相槌に桜井の肩がかくりと落ちた。
「ちょっとぐらい、そんな事ないよ、とか言う気ないの?」
「ない。」
「そうだと思ったけどね。大野君のなぐさめを期待したオレがバカでした。」
「でも、誰も居ないよ。」
「何が」
「早く終われば良いなんて思ってる奴。嵐の中で。」
あっさりと言ってのけた大野に、何でそれをさっき言ってくれないんだよ、
と頭を抱えたくなる。
「…大野君て、結構意地悪だよね。」
「そうかもね」
「認めてるんなら文句言わないでおくよ。」
桜井は立ち上がって尻の埃を叩く。
これ以上ここに居ても仕方ない。過ぎてしまった事をああだこうだ言ってるんなら、
次の事を考えた方がずっとマシだし、何より自分らしい。
「ねえ」
教室に戻ろうとした桜井を大野が呼び止める。
「18:00の放送の前でも後でも良いからさ、みんなでメシ食おうよ。」
「何で?」
「夕飯ぐらいみんなで食った方が良くない?」
「まあ…オレはそれでも良いけど…。」
意識の隅で何かがちりっと音を立てた。
「大野君」
「ん?」
「何考えてるの?」
なぜかその台詞を聞いた途端、大野が意地の悪い笑みを浮かべる。
「…別に。次は、どうしようかな、とか。」
「あ」
さっき自分が松本に言った台詞を忠実に繰り返されて桜井の頬が赤くなる。
やっぱり意地が悪い、そう思いながら松本の台詞と微妙に似た台詞で答えた。
「ああそうかよ」
そ、そうなのか・・・。
気になって、これから載せようと思ってたものを確認してみたのだが。
自分にはそういう意識がないもんで、それとの違いってやつがわからんのよね。
なんか恐くて書けなくなった・・・。
>>777 大丈夫
友情だと言いきってしまえば友情よ(藁
>>777 私もそういう系は苦手だが、あの程度ならかろうじて大丈夫よ(藁
がんばって〜。
大野は何を考えている・・・?
気になる〜全ての展開が。
そろそろお引っ越しですね。
もうそろそろ、このスレも引越しですかねぇ。
最近遅くなりがちでスマソ・・・。
しかし集計待っている人は少ないかしら?順番に読んでたらあまり必要ないしなぁ(藁
書きたい話もあるのに、なんでこの時期忙しいんだ、私の仕事は!
集計人さんオツカレサマです!
集計待ってました!
ストーリー集計人さん、いつもありがとうございます。
書く時に前に戻って見たいことがあるので大変助かってます。
お仕事がんばってください。
…ビーチバレー終了がなんだかツボ。
>>777 同人読んだ事ない私が言うのもなんだが(だからなのかもしれないけど)
キャラへの先入観とかもあるんじゃないの?
私にはちっともホ●っぽくなかったよ。友情だよ。
面白かったから続けて欲しい。頑張って〜。
いつのまにか、引越しの時期かあ。
今日は提箸&萩原職人さんにはお会いできないのかしら。
もうこの二人が相当好きなんで。
ヒソーリと言うかむしろ明らかに続きを心待ちにしてます。
今小説を更新しても、すぐ新スレにいっちゃって
読み返しにくくなるしリンクしにくくなるから、
ちょっと回してとっとと新スレに行ったほうがいいのかもね。
森とかヨネとか止まってますよね?
どなたか書ける方いらっしゃいませんか。
このスレのおかげでウン年振りに蛇雑誌を買った…
いまさらだがミドル版よかった〜
この微妙な回りっぷり。
やはり職人さん方は新スレ待ちなんですかね?
794 :
大野:2001/08/02(木) 16:53
おっ、ひっこし?
引っ越すんですか…?
もう一息。
あと一息。。
あとちょっと。
>>792 本当にミドル版よかった〜。
今でもたまに読み返すよ。
dat落ちして読みにくいけど…。
もう一息でで引越し。
引越しですね。
新スレ作れる方いらっしゃいます?
私つくったことないのでできたら誰かにお願いしたい・・・