バトルロワイアル6

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1ユーは名無しネ
前スレ
「バトルロワイアル5」
http://saki.2ch.net/test/read.cgi?bbs=jr&key=991068768

基本的にsageでマターリ行きましょう。
過去スレ>>2
2ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 14:28
3ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 14:42
あら、いつの間にか新スレが。
>>1さん、ありがとう。
4ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 14:51
>>1さんお引越しお疲れ様です〜。ありがとうございます。
人任せにしちゃって、すみません…。
5今更ですが・・・:2001/07/03(火) 15:40
しまだぁぁぁ!!
何回読んでも泣けます・・・。
しかも萩原のハンカチ!(号泣)
感動しすぎて言語不明瞭スマソ。
6ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 17:07
新スレだ〜。
>>1さん、お疲れさまです。
7ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 20:39
manse
8ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 22:53
>>1さんお疲れさまです〜
これで安心して続きを待てますー
9ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 23:09
>>1さんどーもです。
ずっとこらえてきたのに、とうとう島田の回で泣いてしまった〜
10ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 23:11
>1さん産休。
辞めジュもミドルも牛娘もだいすきです。
11ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 23:33
密かに「暇潰し版」(先輩方も出てるやつ。)の続きを
待っている者もここにおりますです。。
12バトロワ集計人:2001/07/03(火) 23:35
前スレ参照ミドル版武器集計
赤西仁【素手】
安蒜厚志【コルク抜き】
石田友一【バズーカ並の銃】【岡田のバタフライ・ナイフ】
伊藤達哉【ギターの弦】【五関のマシンガン】【増田の携帯探知機】
内澤祐豊【拳銃】
岡田政治【バタフライナイフ】
加藤成亮【拡声器】
亀梨和也【エアガン】
五関晃一【マシンガン】
小森輝明【マッチ】
小山慶一郎【ビニール傘】
島田直樹【軍用ナイフ】【内澤の拳銃】
武内幸太朗【彫刻刀:丸刀】
田口淳之介【木製バット】
東新良和【ライフル】
中丸雄一【銃】
中村翔【吹き矢】【橋田の拳銃】
野田優也【カッターナイフ】
萩原幸人【フライパン】
橋田康【ワルサーP99:ルパン三世とおそろ】
長谷部隼【包丁】
伴貴将【携帯ラジオ】
福田悠太【小型銃】
藤ヶ谷太輔【ヘアスプレー:ハードタイプ】
増田貴久【携帯探知機】
松崎祐介【紐は紫「奈良」は黒の毛筆体の銀色十手:奈良土産】
宮城俊太【拳銃】
盛哲也【拳銃】
森雄介【良知の小型銃】
良知真次【小型銃】
13バトロワ集計人:2001/07/03(火) 23:36
前スレ参照ミドル版・簡易名簿
【登場済・武器決定】
赤西仁、石田友一、伊藤達哉、亀梨和也、中丸雄一
【登場済・武器未定?】
森雄介←銃??
【死亡・武器決定】
安蒜厚志、内澤祐豊、岡田政治、加藤成亮、五関晃一、小森輝明、小山慶一郎、島田直樹、
田口淳之介、武内幸太朗、東新良和、中村翔、野田優也、萩原幸人、橋田康、長谷部隼、
伴貴将、福田悠太、藤ヶ谷太輔、増田貴久、松崎祐介、宮城俊太、盛哲也、良知真次
【死亡・武器未定】
田中聖
【未登場】
上田竜也
14バトロワ集計人:2001/07/03(火) 23:37
>>1さん、お引越し有り難うございました。
少しでも新スレの参考になれればと思います。
これからも各職人さん頑張って下さい。
楽しみにしてます。
15石田担は今ごろ準備中?(藁:2001/07/03(火) 23:42
集計人様、毎回お疲れ様です。
こうしてみると、全く未登場なのって、もうロバだけになったのですねぇ。
残りメンバーも少なくなってきましたが、
職人さん、頑張ってくださいね〜。
16ユーは名無しネ:2001/07/03(火) 23:54
リスト見てると今までのエピソードが走馬灯のように駆け巡りますね〜。
集計人さん、毎度お疲れさまです。

早いものでミドル版はあと7人。
今夜も眠れないわ・・・
17バトロワ集計人:2001/07/03(火) 23:54
前スレ最後に集計まとめておきました。
失敗しましたが・・・(汗)もしよろしければどうぞ。
18ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 00:35
>藤ヶ谷太輔【ヘアスプレー:ハードタイプ】

改めて噴出してしまいました(笑
19ミドル版の者なんですが。:2001/07/04(水) 00:55
1さん、お引越しお疲れさまです。
前スレ、自分ばっかり占領したような感じで、胸が痛むのですが・・・。
このスレで確実に確実にミドル版終わらせますので、お許し下さい。
今日は休み明けということで・・・あまり話しは進めませんが、
今からいっときます。
20ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 01:00
ミドル職人さん、お待ちしておりました。
いつもいつも楽しませて頂き、ありがとうございます。
そんな風におっしゃらないで下さい!それを言ったら、感想レスも
一時期は自分ばっかりがしていたような気がします。。。
2120:2001/07/04(水) 01:02
ていうか、気付いたら気分が盛り上がり過ぎて新スレになってから
4分の1は自分の書き込みだった・・逝ってきます・・・
22ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 01:06
いや・・・私も我慢できずにレスつけてます。
逝くなら一緒に(笑)>>20さん。
23ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 01:07
みんな逝かないで〜(笑)
2420:2001/07/04(水) 01:08
>>22さん、では、しばし一緒に逝って参りましょうか(笑

ガタンッ、と大きな音を立てて、不意に椅子から立ち上がる。
「・・・滝沢?」
今井翼が、その滝沢秀明の背中を目で追う。
滝沢は力の抜けた足取りで窓際に近付き、ガラスに手を付いた。
無言で、そのまま動かない。
「滝沢・・・」今井は、ずっと凝視していたパソコンのモニターから
離れ、滝沢の背中に近付いた。「どうしたんだよ・・・いきなり」
「・・・なんでもないよ」滝沢が低い声でポツリと返す。
「気分、悪いのか?」今井が困ったように問う。
「なんでもないって言ってんじゃん!」滝沢は今井を振り返り、
苛立った口調で言い放った。イライラとした視線を、今井に投げかける。
今井はギクッと身体を揺らし、1歩引いた。
「・・・ごめん。ホント、なんでもないんだよ・・・」ハァ、と唇から
溜息を漏らし、滝沢はいつもの口調に戻って言った。今井は、不可解な
面持ちで滝沢を眺める。
「・・・人数も減ってきてる。不安定になんのは分かるよ・・・
でも、そんなに怒ることないだろ」今井が気分を害したように呟いた。
「・・・ごめんって・・・」滝沢も、疲れたように呟く。
2人も、いい加減疲れていた。外に散らばっているJr達と同じ時間、
不眠不休で監視を続けているのだから、それもしょうがない。
それでも戦っている奴等とは比べ物にならないくらい、楽なはずなのだから。
しかし2人には、そこに付け足して、精神的な苦痛がある・・・。
どんどんとJr達が死んでゆく様を、まざまざと見せつけられる。
時間も、どんどん進んでいる。
現在、午後7時。残り人数は、あと7人・・・。
先程、バタバタと駆け足に福田悠太と宮城俊太、島田直樹が死んでしまった。
それを思い、滝沢はギュッと目を閉じた。
キツイ・・・想像以上に・・・。何もかもが、キツすぎる・・・。
「・・・滝沢、あんまり・・・思い詰めないでね・・・」今井が
慰めるような口調で言う。滝沢は、無言で窓の外に目をやった。
「思い詰めると・・・辛いだけだよ。もう、どうしようもないんだから」
今井は、遠くを見つめる滝沢に向かって説得するように話し掛け続ける。
「早く監視を続けよう・・・あぁ、滝沢、疲れたんだったらさ、
休んでもいいよ。オレ、1人でも大丈夫だから・・・」
滝沢はゆっくりと首を振った。「気にしないでいいよ・・・大丈夫だって。
ホントに、なんでもないから・・・」そう言って、弱々しく笑顔を作る。
なんでもないわけがない・・・無理してるに決まってる・・・。
今井は、心の中でそう呟いた。無理が、顔に出ている。それが分からないほど、
付き合いが短いわけでも無かった。
「滝沢・・・お前・・・」今井が、再び滝沢に語りかけようとした、その時、
ふと部屋に引かれた連絡用の電話が鳴り響いた。
フウ、と溜息を付き、滝沢が電話に近付いて受話器を取った。
「ハイ・・・滝沢です」憂鬱そうな口調で、受話器に向かって言う。
その滝沢の顔が、一瞬驚きに彩られた。
『もしもし、滝沢君?オレ、山下だけど』
「山P・・・?どうしたんだよ?」滝沢の声音が、驚きで高くなる。
今井も不思議そうに、受話器を握る滝沢を見つめた。
『いや、なんとなくだけど・・・ご飯でも食べに行きたいなーと思って
ケータイに電話したらさ、ルス電でこの電話番号、アナウンスしてたから、
かけてみた。っていうかこれ、今滝沢君どこにいんの?』
能天気な山下の声に、滝沢は身体の力が抜けるのを感じた。
そうか、この島に連れて来られなかったヤツらは、このゲームのことを
知らないんだ・・・こんなことになってるのを、知らないんだ・・・。
「山P・・・。元気そうだねぇ・・・」滝沢は、思わず山下にそう話し掛けた。
『えぇ?・・・別に普通、だけど?』電話の向こうの山下が、少し驚いたのが
分かる。『滝沢君は?何か元気なさそう。』
「俺?・・・変わんないよ〜・・・今、ちょっと仕事中でさ・・・」
『あ、そっか。ごめんね邪魔して。仕事終わったら教えてよ。久しぶりに
遊びに連れてってよ』山下が、電話を切り上げようとする。滝沢はふと、
思い立ったように山下に話し掛けた。
「ねぇ山P。」
『ん?・・・何?』
「もしも・・・もしもさ、山Pが・・・斗真を殺さなきゃデビューできない
ってことになったら、どうする?」
『ハッ?・・・何言ってんの?滝沢君』山下の声音が変わる。ビックリした
ように、大きくなった。
「もしもだよ、もしも・・・考えてよ、山P」滝沢は真剣な顔で、受話器の
向こうの山下に問う。それを、今井が見ている。
『・・・だってそんなことあるわけないし』山下は突き放すように言う。
「いいから、答えてよ!」滝沢の口調も荒くなる。それを悟ったのか、
山下は一時の間、沈黙した。
『・・・そうだなぁ・・・オレは、殺さないな』山下の声が、滝沢の耳の奥を刺す。
「・・・どうして・・・?」滝沢は、呟くように言った。動揺が、頬を引き攣らせる。
「だって、デビューできるんだよ?殺さなかったら、デビューできなく
なっちゃうんだよ?!」滝沢はムキになって早口に言った。
『でも・・・だって、斗真だよ?・・・殺せるわけないじゃん』
山下は真剣な口調でそう言って、沈黙した。重い空気が受話器を通じて流れる。
「・・・・・そっか・・・だよな。ごめん・・・変な事聞いて。また、連絡
するから・・・」滝沢は呆然とした表情で、受話器をその場に置いた。
今井を見る。視線が、重なる。滝沢の眼に、救いを求める色が浮かんでいる。
「・・・ごめん、翼・・・俺やっぱり、ちょっと休ませて・・・」
滝沢はそう言って、放心したような足取りのまま、部屋をあとにした。
今井は、その背中を不安気な顔で、見送るしかなかった。
29ミドル版の者です。:2001/07/04(水) 01:51
今日は・・・またあとでもう1つだけ書きにくるかもしれない。
はっきりしなくてすみません。書け次第、更新に来ます。
301つ進む。ミドル版144:2001/07/04(水) 02:55

じわじわと足元から闇が侵食してくる。迫り来る夜の気配に脅えて身を
縮める。自分の身を囲む発泡スチロールが、キュッとイヤな音を立てる。
場所一帯を漂う、生臭い匂い。
上田竜也は、北の港の、漁業組合の倉庫の中にいた。
上田は、何百度目かの溜息を付く。
・・・隠れ続けて、とうとうここまで生き延びてしまった。
今、何時なんだろう。日が暮れる、ってことは、7時過ぎくらいだろうか。
あと、6時間ほど・・・。
このまま、ここに隠れ続けることはできないだろうか。夜になればこの倉庫の中は、
きっと真っ暗闇だ。オレの姿もきっと、闇がすっかり隠してくれるだろう。
そのまま、生き残ることはできないだろうか。
まさか・・・そんなに甘くはないだろう。ポンカン畑のトラクターが禁止エリアに
されたのと同じように、きっとここも禁止エリアにされてしまうに違いない。
そしたら、また移動しなければならない。
上田は、膝の上に顔をうずめ、身体を丸めた。
蘇る、恐怖。あちこちから挙がる、銃声。転がった、死体・・・。
イヤだ・・・。あの中に戻るのは、イヤだ・・・。耐えられない。
誰が待ち受けてるのか、わからないんだぞ・・・。
出て行ったら・・・。
オレはきっと、絶対殺される。
みんながオレに銃を向けるだろう。
オレのことを良く思ってないヤツらなんかは、笑顔さえ浮かべて・・・。
一体、誰だ?誰がオレを、殺すんだ?
赤西か?
亀梨か?
中丸か?
・・・最初に、建物を出る前に、田中聖が殺されたのは、オレに対しての
啓示だったんだとさえ思える。
お前に、味方などいないのだ、と。
誰もお前を助けてはくれないのだ、と・・・。
31ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 03:03
とうとう上田登場っすね〜!
ドキドキ
32ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 03:07
遅くまでお疲れ様です〜!待ってたかいありました(笑)
33どーでもいいことだが:2001/07/04(水) 04:08
おつかれ〜なんだな。
34ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 08:57
上田の独白…なんかつらい。
35ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 10:43
自担の特別出演、嬉しかったです(コソ
36ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 10:47
山下、ゲームのことは知らなくても
事故のことは知ってるだろうに。大物だわ。
37ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 11:08
自分を含め、きっと滝も気が滅入っている。
だから気分転換のつもりで食事に誘ったと思いたい(藁
38ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 11:26
昨夜は144を待たずに睡魔に負けてしまいました・・・後悔。
39ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 11:39
上田ついに登場ですね。
なんだか、単に臆病っていうより、ずいぶん追い詰められてるみたいで…。
強く生きてほしいですわ。

>>36さん すいません。しんみりした気分の直後、大笑いさせてもらいました。
確かに大物ですから。
40ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 17:17
山下が1番氷の心の持ち主だ・・・。
32人もの同僚の肉が天にめされたと知ってて、焼肉。
41ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 18:18
上田〜、中丸に会うまで死んじゃだめだぞ〜(泣)
42スレ立てた者ですが・・・:2001/07/04(水) 18:21
勝手に>>1のところに「基本的にsageでマターリ行きましょう。」
って書いてスンマソ。最近初心者の人も結構増えて来たので書いて
みました・・・。
>>19占領だなんてみんな思ってませんよ。みんな楽しみにしてますんで
頑張ってくださいな。

辞めジュ版の職人さんも暇潰し版の職人さんも牛娘版の職人さんも
是非来てくださいね〜。みんな待ってますよ!
43ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 19:03
はー。
中丸は上田を助けてくれるのか?

あ、職人さんの思いのままに進行を続けて下さい・・・。
44ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 20:08
山下が出てくると、なんだか辞めジュさんのストーリーを思い出すわ。
辞めジュ職人さんは今ごろどうしているのかしら・・・
45ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 20:20
辞めジュ版、やまとま(っていうと誤解を呼ぶかしら)のところで終わってんだったね。
ほんと、どうしてるのでしょうか?
46ミドル版の者@顔面蒼白:2001/07/04(水) 22:52
・・・事故の設定のことを忘れていました・・・。
史上最悪のミス・・・ごめんなさい。
うわ〜ん(泣)、そんなつもりで出したんじゃなかったんだよ〜山下ごめんよ〜!
うう、前回の部分、読んで下さった方の脳内から削除したい(泣)
後悔先に立たず・・・。反省しつつ、今日はやみくもに進みます・・・。
47ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 22:56
>>46っていうかミドル版の方。
私は山Pらしいなあと逆に思ってしまいました(藁
48ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 22:59
次に生ミドルに会った時、見る目が変わってしまいそうだわ。
はまってるなあ…自分。

ズルッ・・・ズルッ・・・
倉庫の外で、何かを引きずる音がする。
・・・誰か来た!!!
上田は、心の中で悲鳴を挙げた。
鼓動が、ウソのように速くなる。上田は瞬きを繰り返し、ぎこちなく息を呑んだ。
汗でべたつく手を、地面に這わせる。手に触ったのは、自分の武器の
火縄銃だ。上田はそれを持ち上げ、胸に掻き抱いた。
最初火縄銃を見た時は、あまりの構造のややこしさに根を上げそうになったが、
上田には今に至るまで、その構造を観察する時間は腐るほどあった。
今ではもう、きちんと使いこなせる自信があった。
火薬を詰め、弾を込め、撃てる準備は万端だ。
・・・誰だろうと、オレに近付いてきたら、撃つ。
必ず、殺す・・・殺される前に。上田はポケットの中からマッチ箱を
取り出した。これも、配給された付属の武器だ。
引きずるようなその音は、とうとう倉庫の中に入ってきた。
何かを捜すように、倉庫の中をうろうろとさまよい始める。
捜してるんだ・・・。
オレみたいに隠れているヤツを、捜して狙ってるんだ・・・!
上田は恐怖と焦りと動揺に震える手で、マッチを擦った。
50悶絶…ミドル版146:2001/07/04(水) 23:31

足の痛みは、もう麻痺していた。森雄介が縛ってくれた膝の上の
止血帯の部分から下は、ほとんど感覚が無い。それが余計に
気味悪かった。大怪我をしているのに痛くないということは、
それだけ想像も出来ないくらい酷い大怪我だということかもしれない。
それか、怪我なんかに構ってられるほど自分が暇じゃないか、だ。
中丸雄一は、鉛のように重い左足を引きずりながら、倉庫の中に
足を踏み入れた。
ポンカン畑からとにかく北に進んで・・・ここにいなかったら、
あとはもう見当が付かないな。
上田、頼むからここにいてくれ。
俺にだって、限界があるんだぞ。
もうどれだけ歩いてられるか、正直自信無いし・・・。
中丸は、不自由な足を必死に動かして、倉庫の中を探して回った。
倉庫には、空っぽの発泡スチロールや木箱が山積みにされている。
その隙間を、端から慎重に覗いてゆく。倉庫全体にこびり付いた
魚の生臭い匂いに、顔をしかめながら。
ふっと、中丸は動きを止める。
何・・・何の音?
バチバチッ・・・と、倉庫の奥の隅のほうで、なにか微かに音がする。
焚き火などで、火がはぜるような・・・そんな感じの音だ。
中丸は無言で、そちらのほうを向いた。
誰・・・上田か?
上田か??
中丸がそちらに向かって1歩足を踏み出した瞬間。
ガタン、と大きな音を立てて積み上げられた発泡スチロールの箱を
なぎ倒しながら、上田が、姿を現した。
顔の横で真っ直ぐに、細長い火縄銃を構えながら。
「う、上田!」
51ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 23:54
ロバの武器何気に笑うところですか?
火縄銃て(笑
52ユーは名無しネ:2001/07/04(水) 23:57
私も思った。>>51
自担なのにワラタ。てか、撃っちゃダメー!(心の声)
53ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 00:02
すみません、笑ってる場合ではないと思いつつ私も・・・<火縄銃
54ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 00:03
今日はもしかして終わりですか?
だとしたらお疲れ様です。
55ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 00:08
>>54
だから、ageんなってば…
56ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 00:17
まったくだよー sageだsage! 
57ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 00:18
火縄銃登場sage!

上田は恐怖と興奮に戦慄きながら勢いよく立ち上がり、グッと
前に身を乗り出した。身体の回りを囲んでいた発砲スチロールの
箱が、バラバラと崩れ落ちる。その眼に確認した敵は・・・
中丸だ。銃を、持ってる!
・・・中丸!
こんなとこまで、オレを殺しにきたのか?!
わざわざご苦労なことだな!
そんなにオレが憎いのか?!
そんなにオレのことが気に入らないのか!!
「う、上田!」
中丸が驚いたように声を挙げる。上田の眼に、赤い炎のような
怒りが灯る。
聞きたくない・・・!
お前の声なんか、聞きたくない!
今さらオレに何の用だ?!
一体、何を言う事があるっていうんだ!!
耳のすぐ横で、火縄の弾ける音が聞こえる。
充血してゆく眼に映る、中丸の顔。腕。指先。足。
全てに、込み上げる、嫌悪感。
死ねばいい!お前なんか、死ねばいい!!!
上田は、振り払うように目をつぶった。
引金を、引く。火皿の中に、火種が落ちる。
弾けるような衝撃と共に、銃口から弾が飛び出した。

バンッ!!

爆発音が、倉庫の中に反響する。音は間延びして、いつまでも
倉庫の中に余韻をこだましている。
中丸は、目を見開き、上田を凝視した。
わき腹に刺し込むような衝撃。中丸は身体を折ってその場に
膝から崩れ落ちる。
「う・・・上田ぁ!!」荒く吐き出す息と共に、その名前を叫ぶ。
これは・・・今までので一番強烈だな・・・!
橋田に殴られたのよりも・・・島田に足、撃たれたのよりも・・・
一番強烈だ・・・。
息をするごとに、ドクドクとわき腹の穴から血が流れ出す。
慌てて拳銃を離し、その穴を押さえようと両手をかざす。手は一瞬にして
真っ赤に血にぬらぬらと汚れてゆく。
中丸は、震えるようにわき腹の穴から顔を背け、再び上田を
見た。上田はその場に立ち尽くし、苦しむ中丸の姿を
怖い顔で見つめている。視線が、交じり合う。
中丸は、開け放った口から、荒く溜息を吐き出した。
・・・俺は・・・コイツに会うために、必死でこの島の中を
走りまわってたんだ・・・。橋田にボコられたり・・・
島田に殺されかけたり・・・森君に助けてもらったり・・・
いろいろあったけど・・・コイツに会うために、俺は・・・
60ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 00:40
火縄銃、私も思わずワラタよ・・。
でも、ロバの切羽詰まった感じとの対比が面白いと思います。

上田は、痙攣するように震えて血を流す中丸を凝視していた。
これでよかったんだ、コイツはオレを殺しに来たんだ、
やらなければ、やられてたんだ・・・!
「な、中丸・・・残念だったね!オレなんかに殺されて、
悔しいだろ・・・!」上田は、もつれそうになる舌を必死で
動かしてそう言った。中丸はそんな上田を苦しそうな目で見つ
めている。
「上田・・・」中丸が、震える声で言った。「上田・・・
お前、無事でよかったよ・・・」

・・・え?
上田の、思考回路がストップする。
・・・な、に?
今、なんて言った、中丸・・・?
「俺・・・捜してた・・・ずっと、お前を・・・」
・・・分からない、話しの筋が見えてこない。
だから・・・中丸はオレを殺すために・・・そうだろ???
「・・・この島に連れてこられて・・・このゲームが始まって・・・
俺は、死ぬかもしれないって・・・思ったんだ・・・。生き残るに
しても・・・誰か1人だけ・・・そうなると・・・俺はっ・・・」
中丸は途中で、咽るようにゴホゴホと血を吐き出した。
上田は、中丸を見つめたまま、動けない。歯の根が、ガチガチと
震え出すのが分かる。指の先から、火縄銃が音を立てて地面に落ちた。
「・・・やり残してることが、あったんだ・・・このゲームが
始まるまで・・・気付かなかった・・・」中丸は、ゆっくりと
瞬きした。細く息を吐く。
「謝る・・・ごめんな・・・上田・・・」
62ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:07
だーーーーーーーーーー(涙)
63ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:13
○びっくりするくらい良い奴だな。
64ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:15
中丸ーーーーーーーー(涙)
はぁーーーーーーーー(ため息)
65ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:15
今夜も号泣…
66ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:15
だぁーーーーーーーーーーーーーーーーー(号泣)
67ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:16
○=杉村?カコイイ・・・
68ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:18
ロバ=琴弾・・・?
何気にはまっとる・・・
「・・・」上田は、瞬きすることすら忘れて中丸を見ている。眼が、
音を立てて乾いてゆくようだ。小刻みに首を振る。口から、弱々しい
笑いが漏れる。
「な・・・なに言ってんだよ・・・なに言ってんだよ中丸っ!!!」
思わず大声を出す。声が、倉庫中に響き渡る。
「・・・俺達は・・・タイミングを無くしてたんだ・・・きっと・・・
ボタン掛け違えたままで・・・そのままになってて・・・どうでもいい
ってなっちゃって・・・意地とか・・・こだわりとか・・・くだらない
ことで・・・」
「意味わかんないよ!!ふざけんなよ!!」中丸の声を、大声で遮る。
聞きたくない。これ以上・・・耐えられない・・・!!
気付きたくない・・・!
これ以上、オレを・・・
地獄に突き落とさないで・・・!
自分が・・・とんでもない間違いを、してしまったなんて・・・。
上田は思わず両手で耳を塞ぐ。それでも聞えてくる、中丸の声。
「・・・こんなことにならないと、気付かないなんてね・・・バカだ
よね・・・俺・・・お前に謝らないと・・・死んでも死にきれない、
って・・・思ったんだ・・・」
中丸が、わき腹を押さえる手を離し、倉庫の地面に手を付く。苦しそう
にゆっくりと、その場に横たわる。
「もうこれで・・・悔いはないよ・・・会えて、良かった・・・
ホントに、捜したんだから・・・何回も死ぬかと思ったよ・・・」
上田の目の淵からは、涙が溢れ出した。とめどなく、とめどなく・・・。
70ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:21
なんか・・・合ってるな・・・この配役・・・。
ビックリです・・・。
71ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:22
錯乱する上田が容易に想像できます。
ツボ入った・・・泣。
72ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:24
ううっ・・・(号泣)
上田は力の入らない足をもつれさせながら、中丸に駆け寄った。
中丸の上半身を、抱きかかえる。
「・・・イヤだよ・・・こんなの、イヤだよ!!オレ・・・
なんでだよ!?中丸!!オレ、どうしたらいいんだよ!!」
「・・・お前は俺の分まで生きろよ・・・スゲー銃じゃん・・・
お前、腕イイよ・・・俺のこと一発で仕留めたし・・・早く
逃げろ・・・誰かが、銃の音で近付いて・・・来る前に・・・」
中丸の顔は、血やアザで酷い有り様だった。足にも、痛々しい
銃弾の跡がある。
こんなにボロボロになってまで、オレを捜していてくれた中丸・・・。
ただ一言、オレに「ごめん」というために・・・。
それなのに、オレは・・・。
中丸に銃を向けて・・・。
撃った・・・。
「・・・俺のことは気にするな・・・上田、外に出たら・・・
森君を探せ・・・森君なら・・・味方になってくれる・・・
南の・・・海辺を目指すんだ・・・」中丸の声から力が失われてゆく。
上田は激しく首を振り、中丸を抱き留める腕に力を込める。
涙が、中丸の顔の上に降り注ぐ。
「イヤだ・・・!!死なないで、中丸!!死なないで・・・!!
ごめんなさい!!中丸、オレが悪かったよ!ごめんなさい!!」
「・・・仲直りだな・・・上田」中丸は、そう言って、目尻に優しい
笑みを作った。
74ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:27
涙が止まらんです(号泣)
75ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:31
うおー!!中丸格好良過ぎるぞーー!!!!(涙)
76ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:34
生き残り中丸かと思ってた・・・
こうなったら上田に生き残って欲しいけど
気弱に10ジャニー。
はぁ〜(泣)
77ミドル版の者です…:2001/07/05(木) 01:35
勢いに任せて書きたかったのと、昨日の失敗をなんとか返上したかったので
ムキになって更新しました。今日はここまでです・・・。
上田の火縄銃はネタではなく、マジです(笑)
某日本の童話の雰囲気を出したかったので、必然的にそうなってしまいました。
余談でした。スマソ。
78ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:37
……ごんぎ○ね?
79ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:39
私も読んでてなんとなーくごん○つね
思い出したんですけど、まさか・・・。
80ミドル版職人さんへ:2001/07/05(木) 01:43
仲直りさせてくれてありがとうございました。
81ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:44
ミドル版さん、今日もお疲れ様でした(号泣)
82ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:46
○=杉村もしくはゴン
ロバ=琴弾もしくは兵十
奥が深い・・・。私もごん○つね、好きです職人さん・・・(泣
83ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:47
職人さん、今夜も更新お疲れ様です。
オリジナルが基本でも、時々原作のエピソードが折り込まれてると
嬉しくなってしまいます。ロバ○の杉村&琴弾、すごいハマってる…
84ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 01:57
うぅ・…○、あんたえぇ人や(泣)
更新する度に泣いてる自分に半分呆れてますが
仲直りできた所でゆっくり寝れそうです。
職人さんもおやすみんさいませ。
8584:2001/07/05(木) 01:59
すみません、打ち損じ多すぎ。
鼻水拭ってさっさと寝ます…
86ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 02:09
“死亡”の文字をついに見る日が・・・と思いながら読みましたが
もう少し話の続きがあるんですね?1行でも長く生きてほしい・・・
87ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 02:12
自担の【○○死亡】ってあれ、実は相当キツイですよね。
私も自担の回、辛くて読み返せないです・・・
88ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 02:42
ミドル版職人さんがんばれ〜!
89ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 06:52
前回の更新分の感想になってしまうんですが、
一番先に死んだ自坦の死が、こんな所で深く関わってくるなんて…
●ロバの出会い方も感激でした。
朝から泣いてもう、どうしよう…
90ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 07:14
どうしても安置ちゃんがいるのね・・・
91ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 10:16
中丸ーーーーーーーーーーーーーーーー!!
私もだ!>>86さん。
1行でも、1文字でも長く生きて欲しい・・・。
涙が止まりません。
もう、し、死ぬのでしょう・・・か・・・?

*職人さんの思いのままに進めてください・・・。
*原作は読んでいません。私。(アホ発言多し)
*ごんぎつね?・・・忘れました(呆)

・・・逝ってきます。涙。
92ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 14:18
バトルロワイアル4のスレが無いんだけど?
93ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 14:41
隊長! 過去ログ倉庫で、スレッド 986468728.dat を発見しました。
が、しかしまだ html化されていません。残念、待つしかない。

だそうですわ。
http://saki.2ch.net/jr/kako/986/986468728.dat
94ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 14:45
ごめんなさい…
95ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 14:45
わかったわかった!ありがとう >>93!!
sageて待とうね!
96ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 14:55
>>93
ホントにポカミスなんだろうな。
ワロタ…。スマソ…。
97ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 15:49
マ〜ル〜(泣)
上田のバカ〜なんで撃つのよ・・・。
もぉそんなとこが上田なんだから・・・
とりあえず、イット&石田には出会いませんように!
大御所、早く上田を見つけてやって下さい。
98ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 18:10
ついにまる死んじゃったねぇ(泣)
ってことは、原作とおなじように考えるとこのあと、
ロバも誰かに撃たれちゃうのよね・・・
イットに撃たれんのか?それとも石田か?
どっちにしても辛いねぇ
99ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 18:43
はぁ〜、でもとりあえず○とロバ会えたからよかったわ(泣)
ロバは○の分まで生きてくれ〜!てのが理想だが、
この後ロバ誰かしらに殺されそう・・。

職人さん頑張って!
100ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 22:55
100!
101>>100:2001/07/05(木) 23:03
100とったからって
うかれてageんなヴォケ!
102ユーは名無しネ:2001/07/05(木) 23:26
sageます
103ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 00:28
sageろー!!
104ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 00:32
sageるー!!!
105ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 00:40
sageたー!!!!
106ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 00:47
sageてー!!!!!
107sageてるね〜ミドル版152:2001/07/06(金) 00:48
微笑むように目を閉じたまま沈黙する中丸を、上田が必死に揺さ振る。
「中丸!!中丸!!!」上田は、声を限りにして叫んだ。「ねぇ中丸!!
目、開けてよ!!中丸!中丸!!!」
「アーうるせーうるせー!!」
急に、背中から降って沸いた怒鳴り声。倉庫に響き、上田の鼓膜を
揺さ振る。
「感動的だな!!仲直り、オメデトー!!」
暗闇の中に濃く刻まれるシルエット。急激に近付いてくる、勢いのある
足音。
伊藤達哉はマシンガンを振り上げた。
上田は、驚愕に目を見開く。伊藤を見つめ、そのまま動けない。
その場を、離れられない。
中丸のそばを、離れられない。
火縄銃は離れたところにある。身近にあったところで、セッティングに
時間がかかってしまうから、使えないだろう。
もう、どうにもならない!

・・・でも、もうしょうがないのかもしれない。
・・・オレは・・・取り返しのつかないことを、してしまったんだ。
・・・これくらいの裁きを受けても、仕方が無い・・・。
・・・中丸と一緒に死ねるなら・・・嬉しいよ・・・。
それでいい・・・。
上田は目をきつく閉じた。最後に、マシンガンを向けながら
突進してくる伊藤の姿が、視界に映った。

ダダダダダダダダ!!
倉庫を揺らすような、爆音。
火薬と魚の匂いが、混ざり合う悪臭。
弾け飛ぶ、血飛沫・・・。
上田は、鞠のように跳ね上がり、砕け散った。
108ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 00:51
イット・・・てめぇ・・・
109ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:01
石田、イットを撃て。今だけ許す。
110ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:03
代わりに私が撃ちに行きたい。
バンッ!!
マシンガンの爆音にかぶさるように、別の破裂音が響く。
伊藤は、不敵な笑顔を浮かべた顔のまま、硬直する。
みぞおちをえぐる、銃弾の感触。
ゆっくりと、目玉だけを動かして、自分の腹の上を見る。
焼けたように穴のあく、Tシャツ。どんどん、どす黒い
赤色に染まっていく。
「・・・あああああああああ・・・・」
伊藤は、壊れたレコードプレーヤーのように声を挙げた。
マシンガンを持ったまま傷を押さえ、挙動不審にキョロキョロと
周りを見回す。
誰が撃った・・・?誰が、誰が誰が誰が誰が誰が誰が誰が・・・

・・・死んだと思い込んでいた中丸の横に、小さな拳銃が
転がっている・・・。
「お・・・おおお前かっ!!な中丸!!!」伊藤は怒りと動揺に顔を
強張らせ、再びマシンガンを振り上げようとした、が
力が入らない。手が、恐ろしいほど震えている。
「・・・・・地獄に・・・落ちろ・・・」
中丸が、蚊の鳴くような声で囁く。
「ふ・・・ふふざけるな・・・お前・・・ま、まだ生きてたのか?!」
伊藤が、後ずさりしながら言う。マシンガンが・・・使えない!
腕が、震える!力が入らない!!
中丸は沈黙している。
息絶えたように、ピクリとも動かない。
とどめを、ささなければ・・・。
撃たなければ、撃たなければ、撃たなければ・・・
・・・もう、どうでもいい、構ってられるか!
そんなことより、今は自分だ!オレが危ない!!
伊藤はヨロヨロとよろけながら、逃げるように倉庫から出て行った。
112ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:06
○…。
↑これじゃ暗号みたいだな。
113ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:15
長生きだなぁ。すげー。
中丸は、そのまま動かなかった。
もう身体中どこを探しても、ひとかけらの力も残っていない。
息をすることさえ、もうムリだ。
上田・・・
もう1個、謝らなきゃいけないことが増えちゃったな・・・
俺がもっと速く・・・イットを撃てたなら・・・
お前、死ななくて済んだのに・・・
ごめんな・・・ホントごめん・・・
謝るからさ・・・・
仲直り、しような・・・上田・・・

中丸の傍らで、不自然な形に身体を折り曲げて倒れる上田は、
もうとうに事切れていた。
胴体に、どす黒い穴がいくつも開いている。
そこから、鮮やかな赤い血がいつまでも流れ出ている。
身体中から絞り出る、涙のように。
いつまでも。

【上田竜也 中丸雄一死亡 残り 5人】
115ミドル版職人さんへ:2001/07/06(金) 01:20
シンメで仲直りさせて死なせてくれてありがとうです(涙)
でも・・・イットは死なないの?さすがイット、元気だねっ。
116ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:22
元気っていうのか、あれで?
117ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:22
ミドル版職人さん、ありがとう・・・
あー、中丸・・・
118ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:25
ミドル職人さん、2人を一緒に死なせてくれてありがとうございました。
本当にありがとうございました
119ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:27
中丸・・・天国で歯治せよ〜
120ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:28
>>116
だってまだ死んでないし・・・
死にそうにないし・・・
121ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:31
髪の毛も生やせよ〜
122ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:33
○かっけー!!
最後の2行、職人さんかっけー!!
出版しません?羊にかけあって、ファミクラで売る(藁
123ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 01:55
はぁーーーーーーーーーー。
中丸ーーーーーーーーー。
涙が止まらないよーーーーー。
はー。
124ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 02:13
>>122
公認で出版なんてやだよー。水面下きぼ〜ん。
125ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 03:52
自担ロバうっちゃった。でも中丸に・・・
もちょっとがんばってほしい自担(ワラ
126ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 09:59
そろそろ馬鹿2人の行方が気になる・・・
127ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 10:51
まるは不死身です。
128ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 11:18
はぁー。
中丸カコイイ…。
>>127さん、禿げしく同意だ。
129ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 18:23
嗚呼中丸よ・・。
こんな事言ったら語弊が生じるかもしれないけど、
中丸・ロバのどっちかが死んでどっちかが生き残るより
こうやって2人で命朽ちて天国で仲良くやっていく方が
よいのかも・・。
天国では喧嘩すんなよぉ〜(泣
今生き残ってるのはイット、石田、森の3人だけだっけ?
130ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 18:36
あと赤西と亀梨。
つうかマル長生きすぎだべ。すごいよ!
131ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 18:51
>>129
そうだ、あとじんじんと亀がいたね。
3級!
132ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 18:53
間違えた・・・。
>>129>>130ね。
スマソ。逝ってきます・・・。
133ユーは名無しネ:2001/07/06(金) 22:37
マルの放った銃声&イットへの捨てゼリフはロバの耳に届いたのかなぁ。
…聞こえてるといいんだけど。
ロバのことだから撃たれた瞬間に気を失ってそうだけど。
マルの長生きは、ロバの銃弾が急所をハズレてたのでは?
と勝手に推測することにしました。よって死因は失血死かな、と。

夢見すぎだ、自分、逝ってきます…。
134ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 00:07
馬鹿コンビが主役のような気がしてきた
135ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 00:09
ITは相馬光子なのかな・・
136ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 00:53
あたしもそれ思った〉光子
いじめられっこだったんだよね?いとーって。

伊藤達哉はヨロヨロと、港の波止場を歩いた。
目の前が真っ暗だ。何も見えない。
腕に、足に、力が入らない。
オレ・・・もしかしたら、これで終わり?
せっかくここまで・・・頑張ったのに・・・!
いっぱい人、殺したのに!
足がもつれて、その場にぐしゃりと倒れ込む。
みぞおちから、冗談のように大量の血が流れ出し、波止場の
コンクリートを染めてゆく。雨水と混ざり、急速に辺り一帯に
広がってゆく。
あああ・・・オレの血が・・・
どうしようどうしようど、どうしよう・・・
オレ、このままここで死ぬの?!
イヤだ、こんなわけの分からないところで死にたくない!
オレは、ちゃんと家のふとんで死にたい!家族とかに囲まれて死にたい!
伊藤は立ち上がろうと必死にもがく。しかし、腕も足も空回りを
繰り返すばかりだ。伊藤の目から、苦痛の涙がぼろぼろと零れる。
思えば・・・オレは、運が良かっただけなのかもしれない・・・。
弱いヤツとか・・・武器持ってないヤツばっか殺して・・・。
弱い者いじめもいいとこだったんだ・・・。
見てみろ、このザマを・・・。
死に損ないの中丸ごときに撃たれて死ぬなんて・・・。
オレ・・・調子に乗ってたんだ・・・。
今まであんまりうまくいきすぎてて・・・。
相手も武器持ってるってこと・・・忘れてた・・・。
そうだ・・・調子に乗ってたら、痛い目に遭うんだ・・・。
オレの人生そのものだな・・・。

いつの間に、その人物がそばにやってきたのか、伊藤は
全く気が付かなかった。言う事を聞かない自分の身体と
格闘するのに必死で、周囲に注意を払うということを忘れていた。
もっとも伊藤は、ここに至るまで、周囲に注意を配ったためしなど
無かったのだが。
ふと、目を上げると、ぼやけた視界に微かに誰かの足が映る。
ぼんやりと伊藤の前に立ちすくみ、様子を見ている。
「・・・た、た助けて・・・」伊藤は這うように身体を伸ばし、
その足にしがみ付いた。
誰だろうが構わない・・・お願いだから、この状態からオレを
救ってくれ・・・!
「頼む・・・たす、けて・・・たすけて・・・!!」伊藤は
その人物の足に、キツクすがった。「うたれたんだ・・・
血がでて、るんだよ・・・おおおねが、い・・・たすけ・・・」
「もうムリだろ。諦めろ。」冷たい言葉が、伊藤の頭上に響く。
「え・・・」伊藤が、必死で目をその人物の顔に向ける。
「人、選んで助け求めたほうがいいよ、イット」
石田友一は、伊藤の背中めがけてバタフライ・ナイフを振り落とした。
脳天を突き破るような、戦慄の痛み。伊藤は目をカッと見開いたまま、
意識を無くした。
石田は、蹴り飛ばすように伊藤の身体を遠ざける。伊藤のすぐそばに、
大きな銃が転がっているのを、見つけた。ベルトで一連に繋がった大きな
弾丸が伸びている。マシンガンだ。
「・・・お前が元気な時に、会わなくて良かったよ」
石田はそう呟き、マシンガンを拾い上げて波止場を足早に去った。

【伊藤達哉死亡 残り 4人】
139ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 01:48
イット遂に…!?
140ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 01:52
わー!!あと4人!!
141ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 01:52
職人さんネバーランドちょっぴり拡大版に撃沈ですか?
142ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 01:55
残りは仁亀森石田ですね
143ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 01:58
自担意外とあっけなかったな・・・
お涙ちょうだいもなくポテッと死んでしまった(ワラ

あと4人頑張ってください>職人さん
144ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 02:18
職人さん今日はまだ続きますよね?
お待ちしています。
145ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 02:20
今日はこれで終わりなのかしら?
もうちょっと待ってみるべき?>ミドル職人さん
今日はここまでにしときます・・・。
残り4人となりましたが、皆さんの御希望に沿えなかった点、
腕が足らず消化不良のままにしてしまった点等、この場で一旦お詫び
しておきます。
中丸・・・上田と一緒に【 】の中に収めたいと思って長生きさせたのですが、
ドリフのコント並みにしぶとくなってしまいましたね・・・スマソ。
147ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 02:27
そんな事ないっす!最高っす!
148ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 02:32
ドリフのコント・・・ちょっとワロタよ、職人さん。
あと4人ですね。完結されるの楽しみに待ってます。

ネバーランドより魔女宅の方が面白かったと思いますよ(ボソッ
149ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 04:54
ミドル版155…これは皮肉?
担当には痛すぎる……。
150ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 05:03
何が皮肉なの?
151ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 07:22
グレネードランチャー持っててマシンガン持ってて
(しかも素手だってつかえるだろう)石田がまけることってなさそう。
152ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 07:38
ITが持ってたレーダーみたいなのも石田の手に渡ったのかしら?
153ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 11:43
石田さん、強いですねぇー・・・
なにわともあれ、あと4人楽しみです
職人さん、頑張って下さいね
関係ないけど、普通に武器みんな持ってなかったらやっぱり
石田が一番だと思い直した・・・空手・・・(苦笑)
154ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 12:23
sageて行きましょう。
155ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 12:34
ふーん
156バトロワ@ミドル版集計人:2001/07/07(土) 16:32
前レス→>>25-28 >>30 >>49-50 >>58-59 >>61 >>69 >>73 >>107 >>111 >>114
【上田竜也 中丸雄一死亡】
>>137-138【伊藤達哉死亡】
赤西仁【素手】
安蒜厚志【コルク抜き】
石田友一【バズーカ並の銃】【岡田のバタフライ・ナイフ】【五関→伊藤のマシンガン】
伊藤達哉【ギターの弦】【五関のマシンガン】【増田の携帯探知機】
上田竜也【火縄銃】
内澤祐豊【拳銃】
岡田政治【バタフライナイフ】
加藤成亮【拡声器】
亀梨和也【エアガン】
五関晃一【マシンガン】
小森輝明【マッチ】
小山慶一郎【ビニール傘】
島田直樹【軍用ナイフ】【内澤の拳銃】
武内幸太朗【彫刻刀:丸刀】
田口淳之介【木製バット】
東新良和【ライフル】
中丸雄一【銃】
中村翔【吹き矢】【橋田の拳銃】
野田優也【カッターナイフ】
萩原幸人【フライパン】
橋田康【ワルサーP99:ルパン三世とおそろ】
長谷部隼【包丁】
伴貴将【携帯ラジオ】
福田悠太【小型銃】
藤ヶ谷太輔【ヘアスプレー:ハードタイプ】
増田貴久【携帯探知機】
松崎祐介【紐は紫「奈良」は黒の毛筆体の銀色十手:奈良土産】
宮城俊太【拳銃】
盛哲也【拳銃】
森雄介【良知の小型銃】
良知真次【小型銃】
【登場済・武器決定】
赤西仁、石田友一、亀梨和也
【登場済・武器未定?】
森雄介←銃??
【死亡・武器決定】
安蒜厚志、伊藤達哉、上田竜也、内澤祐豊、岡田政治、加藤成亮、五関晃一、
小森輝明、小山慶一郎、島田直樹、田口淳之介、武内幸太朗、東新良和、
中丸雄一、中村翔、野田優也、萩原幸人、橋田康、長谷部隼、伴貴将、
福田悠太、藤ヶ谷太輔、増田貴久、松崎祐介、宮城俊太、盛哲也、良知真次
【死亡・武器未定】
田中聖

合ってますか…?森の武器はまだ未定でいいのでしょうか?
聖の武器は暇潰しさんの武器にしていいのでしょうか?
悩みます(笑)
159バトロワ集計人:2001/07/07(土) 16:35
ミドル職人さん、これからも頑張って下さい。
各職人さん、お待ちしております。
勝手にですが集計させて頂ける事、嬉しいです。
>>149
伊藤に関して、軽率な発言があったことをお詫びします。
ぶっちゃけたカミングアウトになりますが、自担に関しては
極力私情がこもらない様、悪役に徹してもらったのですが、
同担の方への配慮が出来なかったことを、深く後悔しております。
どうか皮肉と受け取らず、愛と取って頂きたいです。すみません。

集計人さん、毎回ホントにありがとうございます。
こちらも、集計して頂けることが嬉しくて仕方がありません。

島全体を、重苦しい闇のベールが包んでいる。
依然雨は止まず、その勢いを増すばかりだ。
どす黒い雲を掻き分けるように、島内放送が鳴り響く。
今井翼の声だ。
「えっと・・・今は、夜の10時回ったところです。
残り時間はあと3時間・・・。あとちょっとだね。がんばってね。
残りの人数がね、あと4人なんだよ。すごい減ったよね。
よくがんばってる、みんな。残りのメンバーを紹介しとくから・・・
参考にしてね。赤西仁、石田友一、亀梨和也、森雄介だよ。
この中の、誰かがデビューだよ。なんか、すごいね。
まぁとにかくがんばってよ。3時間以内に1人に絞ってね。
じゃないと4人とも死ぬことになるから。
これからはなるべくこまめに放送で時間知らせるから。
4人そろってゲームオーバーだけはやめてね。
一応だけど、昼の放送から死んだ人の名前も読み上げとくから。
伊藤達哉、上田竜也、加藤成亮、小森輝明、島田直樹、中丸雄一、
福田悠太、藤ヶ谷太輔、宮城俊太、盛哲也の10人・・・だね。
まぁ、この人達は残念だったけど、君達はがんばって。
・・・じゃあ」
162白昼堂々だがミドル版158:2001/07/07(土) 18:08

ゆっくりとした足取りで、北の山を目指す。
歩くほどに、腕が引き千切れるような激痛が全身に走ったが、
もうそんなことは言っていられない。
赤西仁は、疲れと痛みに険しい表情を浮かべながら、森の中を進んだ。
「仁、大丈夫か・・・?」
たまに心配そうに亀梨和也が横から声を掛ける。赤西はその度に
ぎこちなく笑顔を作り、「大丈夫だよ」と答えた。
今井翼の放送を聞き、2人は森の崖付近から再び動き出す決心を固めた。
もう、あと4人だ。
他のみんなは、みんな・・・死んでしまった。
もう、二度と会うことはできない・・・。
福ちゃんも・・・俊太も・・・イットも・・・中丸も・・・
田口も・・・聖も・・・上田も・・・島田君も・・・
・・・オレと亀梨は、きっと運が良かったんだ。
武器も持ってないのに、逃げるばっかで、ここまで生き延びた・・・。
だから・・・。
戦って死んだ・・・死んでいったみんなのためにも、
オレ達は、戦わないといけない。
でなきゃ、みんなに顔向けできない。
腕の傷が痛いなんて、恥ずかしくて言ってられない。
オレ達は、みんなのために、戦わなければ。
「・・・さっきの放送さ・・・なんで滝沢君じゃ無かったんだろうね」
ふいに、亀梨が不思議そうに呟く。
「・・・さあ・・・。疲れて、休んでるのかもよ。交代制とか・・・」
赤西の答えに亀梨は首をかしげる。「そうかな・・・」納得いかない
といった顔で、亀梨は後ろを振り返った。高台に位置する、ゲームが
スタートした建物が目に入る。そこに、滝沢と今井はいるはずだ。
「滝沢君は・・・きっと、辛いんじゃないかな・・・」
亀梨は建物を見ながら、独り言のように呟いた。

伊藤達哉にとどめを刺してから、石田友一は北の外れの港から
南へ向かい、小さな神社の境内の中にいた。
以前誰かがこの神社の中で戦ったのだろう。神社の拝殿には
痛々しく銃撃戦の跡が残り、拝殿の隅に、1人人形のように
転がっている死体がある。東新良和だ。
石田はその東新の抜殻を横目で見やり、境内を抜け出した。
伊藤から奪ったマシンガンを軽くいじる。自分の相棒であった
グレネードランチャーよりも、はるかに性能がよさそうだ。
連射性もある。攻撃力も抜群だ。こんな武器を持っているヤツが
いたなんて、考えただけでもゾッとする。伊藤は、これで一体
何人を殺したのであろう。とにかく、生きている伊藤に出くわすことが
無くてよかったと、心底石田はホッとした。
神社を離れ森の中を歩いていると、また1つ、遠方に転がる死体が
見える。石田は、何気にその死体のほうに近付いた。
雨に濡れ、泥に汚れるその死体は、良知真次のものであった。
「・・・良知」石田は呟き、良知のそばにしゃがんだ。
良知がとっくの昔に死んでしまっていたことは、重々承知していた。
他人の死になど構っていられないと、自分に強く言い聞かせていた。
しかし、こうやって死体を目の当たりにすると、やっぱり違う。
石田は、猛烈な虚無感を覚え、腕に抱えていたマシンガンを
地面に落とした。
「・・・良知・・・どんくせーなぁ。もっと要領良く生きなきゃ・・・」
良知の死顔に目を落として、ぼんやりと呟く。
先程の放送で、もう残りが自分を含めて4人だということを知った。
あの、一度出くわした、いかにも無力そうな赤西と亀梨、もう1人は
まだ全く未知の存在、森雄介だ。絶対残っているであろうと思っていた
島田直樹さえも、死んだらしい・・・。その死に、石田は複雑な心境を
抱いた。ホッとした反面・・・空しさや、寂しさが、胸の内を駆け巡った。
石田は良知の死顔を眺めながら、答えることのない良知に話し掛けた。
「良知・・・とりあえず、オレ、生き残るわ。ここまできて、
殺されるなんて、馬鹿馬鹿しいもんな。・・・ここで見ててよ。
オレ・・・生き残って、良知も一緒に東京へ連れて帰ってやるから」
石田の目の錯覚だろうか、良知の険しい死顔が、一瞬、安らかに見えた。

死んだ人間の泥のような重さが、背中を圧迫する。
森雄介は、息絶えた島田直樹を背負い、汗を流しながら砂浜を歩いていた。
ようやく目的の場所にたどり着き、砂の上に膝から崩れる。
島田を、その場に真っ直ぐに横たえた。
福田悠太と、宮城俊太のすぐ横だ。
森は、膝を突いた姿勢のまま3人の死体を眺める。
本当は穴でも掘ってちゃんと埋めてやりたい気もしていたが、道具も
無いし、そんな労力を使うことも無理そうだ。森は、3人に向かって
手を合わせた。
悠太・・・宮城・・・島田は、謝ってたよ・・・許してやってくれな。
俺が島田を・・・殺しちゃったんだよ・・・俺に免じて、許してやってくれな。
島田・・・俺のこと、呪ったって構わないぞ。俺にとり憑いたっていいよ・・・。
俺はなんだかよく分かんないけど、ここまで生き残っちゃったよ・・・。
あと4人だってさ・・・信じらんねー、笑っちゃうよな・・・。
森はしばらくの間、沈黙したまま手を合わせ続けた。いつの間にか森の眼は、
ある一点に集中している。
福田と宮城の死体の間に、暗闇に鈍く光る物がある・・・。
森は腕を伸ばし、その黒光りする物を手に取った。2丁の、拳銃だ。
島田が、死ぬ前に持っていた銃もある。良知から拝借した、自分の銃も。
合計4丁。俺ってこのまま東京に戻ったら、結構イイ金貰えそう・・・。
そんなことをふざけ半分に考えながら、福田と宮城と島田の拳銃と、
ナップザックに収められていた弾丸を、自分の荷物に仕舞い込む。
その手に触る、硬い感触がある。自分に、初めに配給された武器。
2つの、手榴弾だ。2個だけの、自分の武器。
こんなものいつ使うべきなのか、タイミングを掴めなかった。
最初の内に・・・良知が、あの建物を出たくらいに、建物の中に
ぶん投げてやろうかとも思った。でも、みんなの首に付いている
爆破装置のこともあったし、うかつなことはできなかった。
建物近くの雑木林をうろついたり離れたりしながら、ずっと逡巡していた。
それで、悩んでいるうちに禁止エリアにされてしまったのだ・・・。
それから、タイミングを無くしたまま。
・・・いいさ・・・俺は最後まで生き残ってやる。そして、
滝沢と今井を道連れに、この手榴弾で自爆してやる。
こんなゲームの黒幕を生かしたまま死ぬほど、俺の心は広くないぜ。
自分はどうなったっていい、とにかくあの2人だけは、生かしておかない!
森は立ち上がった。武器は充分ある。
俺は今から、戦いに行く。
167ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 18:51
森・・
168ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 19:27
こんな時間に読めるなんて思わなかった!
もしやと思い、覗いてみてよかったです。
169ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 19:42
つら・・
職人さんの担当の悪役、ジャイアン風わがままが可愛くてひそかに
好きでした。ミドル版読んで、嫌いだった子も好きになれたし
前よりもジャニヲタやってるのが楽しくなりましたよ。感謝。
クライマックス、楽しみにしています。
171ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 20:07
こんなところにラチが出てくるとは…ちょっと動揺。
森くんの武器はそうかなと思ってました。
爆発系の武器持ってる人がいなかったから。
そしてやっぱり自爆覚悟なのね…辛いわ。
ミドル職人さん今夜もいらっしゃいますか?
楽しみにしてますのでがんばってください。
172ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 20:40
やはり職人さんは同担でしたか。
他の方が書かれたバトロワではすぐに死んでしまった自担でしたが
ミドル版ではとても活躍してくれて本当に嬉しかったし、毎日が楽しみでした。
ミドルに対する愛がとても伝わる文章だと思いますよ。
残り4人。楽しみに続きを待ってます。頑張ってください!
173ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 20:47
雄介・・・自担を殺しちゃったときはちょっと恨んだけど、
やっぱりいいヤツだよ・・・(涙)
俺も黒幕を生かしておいて許せるほど心が広くないんだ。
頑張れ、雄介。
174ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 20:55
森ぃ〜!
他担ながら、今は森が一番好き!
森、森ぃ〜!森、カコイイ!

あ、自分の表現力のなさにワロタ…。
逝ってきます・・・。
職人さんがいらっしゃったら戻ってきます・・・。
人間、どんな状況でも腹はへるらしい。
山下智久がそのニュースを聞いてから、一日近くが経とうとしている。
事務所から連絡も来た。泣き叫ぶファンの声も聞いた。
それでも、山下に実感は生まれなかった。
唐突過ぎたせいかもしれない。
昨日まで笑い合っていた。共に躍っていた。その連中が「死んだ」というのに涙も出なかった。
集合した事務所で正式に告げられた時、斗真や長谷川、ジミーや横山達は号泣していた。
普段感情を見せない錦戸や渋谷も悲痛の色を見せていたのに。
……どうしても泣く事が出来ない。それどころか、思う。
なんであいつら、泣くんだろう?
ただ、「乗っていたバスが水中に落ちた」だけなのに。
バスは引き上げられていない。「遺体」は見つかっていない。
それなら、あの連中は無事だと思ってしまう。
あんな、殺しても死ななそうな連中なんだから。
そう、思ったことを口にしたらなんだか斗真達の泣き方が激しくなったけれど。
涙は出ない。悲しみは無い。ただ、ひどく心が渇いている。

……事務所から解散し一人になってから、山下は携帯電話を手に取った。
登録してある滝沢の番号にかける。
滝沢ならば、この渇きを治めてくれるだろう。きっと気分転換にもなるし。
今日、滝沢と今井はなぜか事務所にいなかった。なぜ不在かの説明はなかったが。
つながったのは滝沢独自のふざけたメッセージではなく、事務的な転送依頼のアナウンスだった。
それに驚きながら、アナウンスの番号に再度かけてみた。
聞こえた滝沢の第一声は苛立たしく尖ったものだった。

……滝沢との電話は気まずいものだった。
あの滝沢も動揺しているのかもしれない。支離滅裂な話題だったし。
渇いた気持ちは治まらず、携帯電話をいじりながら山下は舌打ちをする。
ふと携帯電話を見ると、適当にいじったせいか滝沢の電話帳データになっていた。
このデータに名前を連ねる、彼等。絶対に死んでいるなんてありえない。
皆、自力でバスから抜け出して無事でいるはずだ。やっぱりそう思う。
明日になれば、案外そんなニュースが届くかもしれない。

滝沢の電話帳データの次にある名前が目に入った。
その番号にかけてみたが、相手は出ない。留守電に接続されてしまう。
留守電にメッセージを残す。
「もしもし、オレ。山下だけど。コレ聞いたらかけて。大至急。じゃ」
通話を切る。渇いた気持ちは少しだけ楽になった。

……明日になれば、聖の声が聞けるだろうか。
176P様電話篇を書いたやつ。:2001/07/07(土) 23:10
職人さんと似た時間で紛らわしくてすみません。
お目汚しですがなんだかやってみたくなった山下及び本土の状況を。

職人さんは同担か石田もしくは大御所だと思ってました。
もう片手で足りる人数ですね……。
最後まで固唾を飲んで見守らせてもらいます。
177ユーは名無しネ:2001/07/07(土) 23:55
ミドル版職人さんもP様電話編職人さんも
泣ーーーーーーけーーーーーーるーーーーーー!
178ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 00:25
職人さんやはりIT担でしたか。とても楽しめました。
179sage:2001/07/08(日) 00:32
ミドル版ももう少しで終わりかと思ったら、そこはかとなく寂寥感が…。
職人さん、最後まで楽しみに読みますのでよろしくお願いいたします。
180ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 01:18
P様電話篇ーーー!泣ける。
最後の一文・・・。泣ける。
181ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 01:49
自担、P様電話の回でやっと出て来た(苦笑)
号泣する、ハセ斗真ジミーは想像できるが、自担の号泣姿。。。
見てみたい(バカ)
182ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 01:50
ほんとにバカだね。>>181
この上、他スレをムダにあげるようなこともするなよな。
183ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 01:54
まさしくその通り。
184ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 01:55
sageろー!
185ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 01:57
sageるー!!
186ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 01:58
sageる〜!裸でバトロワの文字が出てきてビビッたぞ〜!
187ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:00
sageるるる〜!
今日は職人さんもう来ないのかな〜?
188ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:00
バカだから仕方ないのかもしれないけど、
「sage」ても下がらないよ。意味分かる?
189ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:02
sageれ〜!
みんなで回してんだよ。意味分かる?
190ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:02
2ちゃんの横山ヘンリー担はバカ、と・・・(メモメモ
191ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:05
回すのは分かるけど、下がると思ってやってるヤツっぽいと思ってさ。
192ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:06
ここより下にあるとこあげなきゃさがらないんだよ。
バカなの?みんな。
それとも新手の嵐か?
193ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:06
>>188
分かってなかったっす!!スマソ!!!!
194ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:06
ご愛敬で許してやって。
職人さんのように心が広くなろう。
195どうでもいいけど:2001/07/08(日) 02:09
最近とみに厨房が増えたきがするのはなんでだろう
196ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:10
あげてるのもあれだけど、>>181は(苦笑)とか。。。、(バカ)がイタイよな
197ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:12
定期的にageられちゃうから見る人増えるんじゃない?
他スレでもバトロワの事いったりしてるみたいだし。
198ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:18
>>197何が言いたいのか良くわかりませんが・・・
199ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:21
>>198
>>197>>195に対してのレスと思われ。
200ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:22
>>198
意味わからなかった?スマソ。
>>199さんの正解です。
201ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:34
もう、今日は職人さん来ないのかな?
森クン今はかなり好きだわ。
202ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:40
他スレ見てたらバトロワスレ上がっててビクーリしました。荒らしが来るから気をつけよう
203ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 02:45
>>201
sageは半角でね
204ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 09:20
辞め儒さんは帰ってこないの?
かなり続き気になってるんだけど。
205ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 10:47
はぁ・・・。必ず来ますね。みどりチャン。
今まで報知してたけど、ついにレスっちゃった。
206ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 13:21
sage
207ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 13:22
sage
208ユーは名無しネ:2001/07/08(日) 13:31
>>206
sageても上がらないだけで別に下がらないんですよ。学習してちょ。
209ミドル版の者なのですが:2001/07/08(日) 23:35
>>176
P様電話編の方、サイコーです・・・かなり嬉しいです!
アナタ素敵!
本土の様子というのは全く考えていなかったので、目から鱗でした。
本土はアナタに任せた!ご迷惑でなければどんどん書いてください。
うっそうと木々の茂る北の山の山道は、想像していたよりも
険しかった。一応整えられた登山用の道もあるはずだったのだが、
駐車場が禁止エリアにされているため、その道に辿り着くことは
できなかった。赤西仁と亀梨和也は、息を切らしながら頂上を目指す。
「もう、展望台が見えてきても、いい頃なんだけど・・・」亀梨が声を
途切れさせながら言う。
本当はもっとどこか隠れる場所を探したほうがいいのかもしれないが、
2人はとにかく見晴らしの良い場所に行くことにした。こちらから
見渡せたほうが、逃げるタイミングも早く掴めるかもしれない。とにかく、
武器が無いのだから、地理的優位で逃げ切るしかない。
「森君は、どこにいるんだろうね・・・」赤西が、疲れと苦痛を紛らわす
ように言う。亀梨うなずいた。
「運が良かったら、きっと会えるよ・・・とりあえず、俺らは運がイイ。
・・・そう思っとこう」
2人は、石田友一に出くわす前に、森雄介に会いたかった。
彼は一度、自分達のピンチを救ってくれた。「戦う気は無い」とも
言っていた。できれば、一緒に行動したい、一人でも味方を増やしたい、
そう思っていたのだ。
不気味な真っ暗闇の森の中を、手探りで木の幹に掴まりながら進む。
ふと、亀梨は、先を行く足を止めた。
「・・・おわっ!!!」中途半端な悲鳴を亀梨が挙げる。
「何?何何何??!」赤西も足を止める。亀梨の足元を見て、目を
丸くする。「アーーーッ!!」
そこには、焦げたように幾つも背中に穴のあく死体が2つ、転がっていた。
藤ヶ谷太輔と加藤成亮だ。
「なんだよ誰だよこんなことすんのっ!!」亀梨は頭を抱えてうめくように言う。
「キッツーッ!!」赤西も、思わず目を逸らす。直視するのは田中聖以来、
二度目の死体だ。思わず込み上げる嘔吐感。
「・・・おい、これ見てみて」亀梨が、赤西を手招きした。
「ムリ!ムリだよゼッテー見れねぇ!!」赤西は悲鳴のように叫んで背中を
向ける。
「違うって!これ、コイツの武器かなぁ?」亀梨は地面に転がっている
細長い筒のような物を拾って見せた。赤西は恐々と少し振り返って見る。
亀梨は、「ケープ」と書かれたスプレーの缶を握っている。
「ケープって・・・微妙に懐かしいな」赤西はその缶を亀梨から受け取る。
女物の整髪ハードスプレーだ。「武器なのか、趣味なのか・・・」
「こっちにもなんか転がってる・・・これ・・・」亀梨は茂みの中に転がる
物をもう1つ見つけた。今度は、拡声器だ。
「ハンドマイク・・・」亀梨がぼんやりと呟く。
「きっとコレとか・・・コイツら殺したヤツさぁ、武器奪おうとしたけど、
いらないから放って行ったんじゃない?」赤西は片手にスプレーの缶を握り、
もう片方の手で自分の腕を気遣いながら言う。
「そうかな・・・使えそうだと思うんだけど」亀梨は、拡声器を握り締めながら
言った。ふっと、考え込むように真顔になる。
赤西はそんな亀梨の横を擦り抜け、先に足を進めた。「やっぱ怖いよ、
早く行こう!」と亀梨を急かす。亀梨も沈黙のまま、足を動かした。
「ギャッ!!・・・もう1人いたんですけど!!」勢い込んで先を急いでいた
赤西が、再び悲鳴を挙げる。亀梨は赤西のすぐ横まで行き、その死体を
見下ろした。今度は小森輝明だ。亀梨は素早く周囲に目を走らせる。
死体の近くにあったナップザックの上に、マッチ箱が転がっていた。
「・・・マッチかぁ」亀梨はガッカリしたように呟いた。
「えっ?マッチ?」赤西が、そのマッチ箱を拾う。「マッチって・・・
火じゃん」赤西は、自分が手に持っているスプレーの缶を見る。
表に書かれた「ケープ」の文字。その裏には、赤い文字で
大きく、「火気と高温に注意」・・・。
「これってもしかして・・・火炎放射器になったり、する?」赤西は、亀梨に
確かめるように言った。亀梨も、あっと気が付いた顔をする。
「ホントだ・・・なるんじゃん!?俺やってみるよ!」2人は驚喜に顔を輝かせた。
亀梨が赤西からマッチ箱とスプレーを奪い、マッチを一本箱から取り出す。
そこで、亀梨は顔を曇らせた。
「・・・ダメだ。マッチ濡れてるよ・・・。しけってる。使えねー」
一瞬の喜びは消し去り、2人はガックリと肩を落とした。
「ホントオレらって、武器にはついてないよなぁ〜」赤西は脱力した口調で
ぼやいた。亀梨はマッチ箱を茂みの中に捨て、スプレーと拡声器を交互に
見ながら再び考えるような顔をした。ふいに、口を開く。
「まぁ、このスプレーはまた目潰しにでも使うってことにして・・・
なぁ、仁・・・俺、このハンドマイクで呼び掛けてみようと思うんだけど」
「・・・呼び掛ける?」赤西は、眉をひそめた。
「呼び掛けるって・・・誰に?」赤西は不安そうに亀梨の顔を見た。
亀梨は真顔で、小さくうなずく。
「みんなに。この島に今いるみんなにだよ。森君も、石田も、翼君にも
滝沢君にもだよ。こんなことやめようって、呼び掛ける」
それを聞いて、赤西は困ったように引き攣った笑いを漏らした。
「・・・馬鹿だな、そんなのムリに決まってんじゃん。そんなことくらいで
状況が変わると思ってんのか?」
「やってみなきゃワカンナイって」亀梨は必死に食い下がる。
「やってみなくても分かるよ!大きな音なんか出したら、石田に狙われる
のがオチだろ!」赤西もだんだんムキになる。ボリュームが上がっていくのが
分かる。
「だから石田にも声掛けるんだよ!こんな意味無いこともうやめようって!」
「お前・・・」赤西は絶句した。動く方の右腕で、髪を掻きあげる。
「この島に来るまで、俺達みんな普通だったんだよ?人殺しでもなかったし、
殺されるなんて考えたこともなかった。それはみんな一緒だろ?石田だって、
滝沢君だってそうじゃん。ちゃんと言ったら分かってくれるよ・・・」
「・・・お前、ホンットに甘く考え過ぎだよ!世の中を甘く見てる!
絶対ムリだよ、うまくいくわけない!!」
赤西は、強い口調でそう断言した。しかし、亀梨の気持ちは変わらない。
拡声器を見つめたまま、唇を噛み締めた。
214ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 01:38
滝は今、何を思っているんだろう・・・

今週中に終わっちゃうんですか?
・・・淋しいなぁ。
215ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 02:08
早く最後知りたいけど終わるのは寂しい・・・
外伝とか書いて欲しいです(小声
216ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 03:01
そろそろ潮時。
217ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 09:31
>>215
私はあんまり余計なことをダラダラと書き続けて欲しくはないな
218ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 09:42
>>215-217
しゃらーーーーーっぷ!!!!!
219ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 11:08
仕方ないよ。ここ2なんだし・・・。
220ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 11:17
221ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 12:09
は?
222ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 14:34
マターリ行きましょう。はぁ〜、ねむ。

ミドル版職人様、ラストスパート頑張ってください!
P様の電話の背景を書いてくださった職人様、とても嬉しかったです。
またお暇があったら本土の状況を書いてくださいませ。
223ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 19:02
ケープか・・・ダイエースプレーかと思っていたのに・・・
224ユーは名無しネ:2001/07/09(月) 20:42
>>223
ダイエースプレー、ワラタよ。
昔のヘビメタさん御用達。
225176:2001/07/09(月) 23:11
P電話編好評のようですごく嬉しいです。
感想下さった皆様ありがとうございます。
ミドル職人さん、本土編任されました!
実は提箸編考えたんですが。
登場人物にサゲがいないのが重要な伏線があったら書けない話なので、
判断お願いします。

森雄介は、黙々と移動を続けていた。
一体どこへ向かって進んだらよいものか、自分でもイマイチ分からない。
とにかく、立ち止まることが許されないような気がして、
一心に足を動かす。
灯台を見下ろす高台を過ぎた。ここは一度通ったことがあるな、と1人思う。
ここで、中丸と会ったんだ・・・。アイツは、足を怪我してて・・・。
もう・・・死んでしまったんだけど・・・。
森は、灯台を右手に見やりながら通り過ぎた。コンクリートに固められた
港へと差し掛かる。広い港の真ん中に、1つの死体が転がっている。
伊藤達哉だ。背中に一本、小柄なナイフが刺さっている。
森はゆっくりと伊藤に近付き、そのナイフを抜き取ってやった。
「・・・お前も、大変だっただろうな・・・ゆっくり休めよ」森はそう呟いて、
1人手を合わせた。
伊藤の死体からすぐの所に、大きな倉庫が暗い口を開けていた。
森は、誘われるようにその中に入る。
倉庫の中は真っ暗で、足の踏み場さえ定まらなかったが、森は手探りで
奥へ進んだ。辺りに立ちこめる、血生臭い匂い・・・。
森は、立ち竦むように足を止めた。
木や発泡スチロールとは明らかに違う、何か大きな2つの物体・・・死体だ。
森は顔をしかめ、その死体ににじり寄った。
・・・中丸・・・上田・・・。
森は深い悲しみの目で2人を見つめ、ゆっくりと額に付けるように手を合わせた。
「・・・中丸・・・お前、上田に会えたんだな・・・・・良かったな・・・」

今井翼は1人、パソコンの前に座って焦っていた。
次々に画面を切り替え、溜息を付く。
「やばいな・・・このままじゃ・・・」とひとりごちる。
時間ばかりが刻々と過ぎてゆく。
残る4人は、島の各所に散らばったまま、接触の様子も
見うけられない。
亀梨和也と赤西仁は北の山の展望台で硬直状態。
石田友一は神社付近の林の中を基点に、その周囲をうろついている。
森雄介は、南の海から移動を続け、北の倉庫を通り過ぎた
ところである。
今井は、時計をちらりと見る。
もう、先程の放送から2時間近くになろうとしていた。
もうすぐ12時。残り時間が、あと1時間になる・・・。
このまま勝負がつかなければ、4人とも首輪の爆破装置で死亡。
「・・・それじゃダメなんだよな・・・」今井は頭を抱え、
パソコンの画面を凝視する。
思いきって、行動エリアを狭めてしまおうか・・・。
しかし、勝手な真似をしたら、隣の部屋で休んでいる滝沢秀明が
黙っていないだろう。ただでさえ神経が過敏に尖ってきている滝沢を
刺激するのは好ましくない。しかし・・・このままゲームが進まないとなると、
やむを得ないことだろう。
今井翼は、島内放送のマイクに近付き、スイッチを入れた。
「・・・みんな、もうすぐ夜12時だよ。ゲームが全然進んでない・・・
それじゃ困るだろ?4人そろって爆発なんて、イヤだよね?
今から、行動エリアを思いっきり狭めるからね・・・。
赤西と亀梨の今いる北の山、その辺に集まってよ。
C−7の、北の山の駐車場の禁止エリアは解除!
今後、C−7、C−8、B−8、C−9の北の山以外のエリアは禁止する。
森と石田の移動が終わり次第、禁止エリアにするからね・・・!」
ここまで言うと、今井はすぐさまマイクのスイッチを切った。
フウっと深く息を付く。仕方が無い・・・こうしないと、ゲームが
進まなかったんだ・・・。仕方が無い。

放送を聞き、森雄介の足は無意識に速くなった。
もう、1時間を切ったんだ・・・勝負に出たんだな・・・。
森は猛ダッシュで走り出す。
目の前にそびえる、北の山を目指す。
走りながら、森は心の中に怒りを募らせた。
・・・そうまでして、俺達を殺し合いさせたいのか?
そうまでして俺達が殺し合う姿を見たいのか?
許せない・・・アイツら、ホントに・・・!!
道幅が狭くなり、木々が空を覆うように増えてきた。
山道に差し掛かる。それでも、森は進むペースを緩めなかった。
石田も、きっと今頃血相を変えて山に向かっているだろう。
赤西と亀梨は、「武器を持ってない」と言っていた。赤西は、
腕に怪我も負っている。
大丈夫だろうか?
・・・人の心配なんか、してる場合じゃないけど・・・。
とにかく、今は北の山に行くしかない。
もう、戦うしか、道は残されてないんだ・・・!

「禁止エリア・・・この山以外全部、禁止エリア・・・?」
今井翼の放送を聞き、赤西仁が呆然と呟く。
その声は、北の山の展望台を長い間包んでいた沈黙を破った。
みんなに戦いを止めるよう呼び掛けたい、とはやる亀梨和也の気持ちを
思い留まらせ、なんとか話し合いに持ち込む事はできたのだが、
2人は結論の出ない押し問答にいい加減疲れて、無口になっていたのだ。
「・・・やっぱりやろう。このハンドマイクで呼び掛けよう!」亀梨は
決意したように立ち上がった。
「亀・・・」赤西は途惑ったように亀梨を見る。
「ここでこうやって何もしないでいても、石田も森君もここに来るよ。
もうここしか行動できる場所、残ってないんだから。そしたら、
もう絶対殺し合いになっちゃう・・・だったら、今俺が大きな声出そうが
何しようが一緒じゃん!何もしないより、ムダなあがきでも
何かやったほうがマシ!!」亀梨は真っ直ぐに赤西に向かってそう断言
した。「俺、やるからね。」
赤西は、亀梨のそのあまりにも真剣で鬼気迫った表情に、思わずうなずいた。
そうだ・・・もうここまでどうしようもない状況なんだったら、
何もやらないよりやるほうが、マシだ。たった少しでも、無いに等しくても、
助かる可能性に繋がることは、やっとかなきゃソンだ。
こんなところで悔いを残したって仕方が無い。
「オレも・・・やるよ。お前に着いてく」赤西も立ち上がった。
亀梨は一瞬、嬉しそうに目尻を緩め、またすぐに真剣な顔に戻った。
ゆっくりと、拡声器のスイッチを、入れた。
230ミドル版の者です。:2001/07/10(火) 00:12
というわけで、176の本土担当の方、
提箸を宜しくお願いします・・・。名簿を作った時に忘れていて、
ものすごく悔やんでいたので、大感謝です。

なかなか話が進まず、ちょっとウザイんですが、今週中には
必ず終わりますので、ご了承下さい。
今日はまだまだ進む。
231ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 00:23
ちなみに職人様が途中で気にしてらした、
もう少し生かしておけばよかったミドルとは・・・?
何気に気になり続けてたんですが。
232ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 00:35
ウザくないっす!
こころゆくまで書きたいように書いて下さい。

「翼・・・!なんであんな勝手なことしたんだ?!」
その声に、今井翼は動揺して肩を震わせる。入り口のほうを見ると、
そこには緊迫した表情の滝沢秀明が立っていた。
「・・・だって、ゲームが進まなかったんだ。仕方が無いだろ」
そう言って目を逸らす今井に、滝沢が詰め寄る。
「だからって俺に一言も相談無しで、そんな勝手なこと・・・」
不意に、滝沢はそこで言葉を切った。
何か・・・外から音がする。
声・・・?誰かの、声だ!!
滝沢は部屋の中を急ぎ足で横切り、窓辺に近付いて
窓を1つ開け放った。

『・・・くーん!石田ー!森くーん!きこえるーー?!!
滝沢くーん!翼くーん!石田ー!!森君ーー!!
俺達、亀梨と赤西だよーー!!
俺達、戦う気なんてないんだー!!もうコレ以上、
戦いたくないんだーー!!もうやめようよーー!!
戦うのなんてやめようーーー!!
武器捨てて、みんなで話し合おーー!!
滝沢君ー、こんなゲーム、もうやめようよーー!!
もう無理だよーー!!こんなこと続けられないよーー!!
俺達みんな仲間じゃないかーー!
みんなJrの仲間だろーー?!!
殺し合って、いったい何になるんだよーー!!』
234ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 00:58
叫べスレみたいに見えてしまった・・・
こんな場面なのに本当にスマソ、逝ってきます。

「・・・アイツらっ!」
森雄介は、舌打ちと共にさらに走るスピードを加速させた。
もう大概、走り疲れた。島田直樹を探して走り回って、その後
この山道ダッシュだ。いい加減足が攣りそうだ。
でも、そんなことを言っている場合ではない。
なんだ、この演説は?!アイツら、馬鹿か?!
戦うのをやめよう、だって?それじゃ逆だろ、狙ってくれって
言ってるようなもんじゃん!
石田や俺に、まんまと殺されるかもってことを、考えないのか??
ちょっとは警戒心ってヤツを持ったらどうなんだ!?
森は斜面に一旦立ち止まり、ナップザックから1つ拳銃を取り出した。
空に向けて構え、一発打つ。
バーン、と空を突き抜ける爆音。
「これで少しは警戒しろ!!」

『ギャア・・・!!・・・銃とか撃つなよっ!!誰だよ、森君?
森君までやる気になってるの?!もうホントやめようって!!
銃なんか捨ててよっ!!武器とか、振り回すのはもうやめよう!!』

「・・・バカが。」森は再び舌打ちし、険しい斜面を猛ダッシュで
駆け上がった。
236ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 01:04
森、石田に気をつけろ。
お前優しすぎるぞ・・・

木々の生い茂る斜面を、小走りで進む。
くだらない呼び掛けの声は、延々と、長々と続いている。
その声のする方へ、声のする方へと足を運ぶ。
石田友一は思わず顔に笑いを浮かべた。
さすが・・・武器を持ってないヤツらの考えることは違うな。
こういう状況になったら、即逃げる準備か。
大体、そんな風に呼び掛けるくらいで、敵がホイホイと
屈服するとでも思っているのか?
ドラマの刑事が立て篭もった犯人に呼び掛けるんでもあるまいし。
現実はそんなに甘くないだろ。

『石田ー!!もうマジでこんなことやめよーよ!!
オレ達、お前にはかなわないって!!だってお前強いんだもん!!
空手とかやってたってゆーしさぁ!世界チャンプなんだろー?!
武器だってスゲーし!!勝てねぇーってば!!
でもなー!!人殺しがうまいなんて、自慢になんねーぞっ!!
クニの親御さんも泣いてるぞーー!!!』

裏返りながら必死に叫ぶ赤西の声に、石田はフッと吹き出した。
アイツ等・・・無力で馬鹿だと思ってたけど、ホントに馬鹿だな。
刑事ドラマの見過ぎだ。
もっと現実ってモンを知ったほうがいいぜ。
まぁ・・・今に分かるだろうけどな。
・・・オレが現実ってヤツを教えてやる。
238ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 01:32
馬鹿西やっぱ馬鹿だ・・・でも可愛い・・・(ボソ

『・・・滝沢くーん!翼くーん!
ねぇ、ホントは、こんなことやりたくないんでしょー??
そうだよねー!!そう思ってても、いいよねーー!?
だって、俺・・・考えたくないもん!
滝沢君がそんな・・・こんなヒドイこと平気でするような
最悪な人だなんて、考えたくないもん!
ねぇ、俺やっぱ死にたくないよ!!
死んじゃったみんなには・・・ホントに申し訳ないけど、
死にたくないんだよ!ねぇ、森君だってそうでしょ?
石田だってそうでしょー?!
滝沢君、考え直してよ!お願いだよ、考え直してよ!!』
『滝沢君さぁ!もし自分だったら、一体どうすんだよ!?
自分がこのゲームに参加してたとしたら?!
みんなのこと、平気で殺しちゃったりすんの?
デビューのためだったら、他の人の命なんかカンケー無しなわけ??
違うだろ、きっと・・・!そうだよね!?』

滝沢秀明は、窓のサッシに張り付くようにして、亀梨と赤西の
声を聞いている。降り込む雨に全身が濡れてゆくのも、一向に気にしない。
「・・・あいつ等、殺されちゃうよ。馬鹿だな・・・」横で今井翼が
呟く。その声に、滝沢はゆっくりと今井のほうを向く。
その顔からは色が失われ、蒼白の表情である。
「・・・滝沢!」今井が緊迫した声で呼び掛ける。
滝沢は、サッシにへばりついたままその場にずり落ち、
壁にもたれてしゃがみ込んだ。
240ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 02:00
今日はそろそろ終わりですかねぇ
241そろそろ決戦ミドル版175:2001/07/10(火) 02:08

声を嗄らして叫ぶ赤西仁から拡声器を奪い、亀梨は再び叫びだそうと
した。「翼君ー!翼君だって、イヤなんでしょーー!!あのさー・・・」
その時、ガサッと、茂みを掻き分ける音がした。
亀梨と赤西は瞬時にそちらを振り返る。
誰・・・どっちだ??森君?それとも、石田??
ガサッ・・・とさらに大きな音を立てて、抜け出してくる人影。
「お前ら、危ないだろ!!早く隠れろ!!」
「森君!!!」2人は思わず声を合わせて叫んだ。
森雄介は、展望台から少し離れた木々の茂みから身体を出している。
亀梨と赤西は展望台を駆け下り、森に向かって駆け出した。
森はビックリしたように眼を丸くする。
「・・・お前ら、なんでこっちに来るんだよ!!どっか違うトコ行けよ!!」
森は慌てて2人を追い払うように手を振った。しかし2人は勢い込んで
森に駆け寄り、嬉しそうに顔を輝かせた。
「森君!!会いたかったよ!」亀梨は森に跳び付く。
「森君ー!森君はオレ達の味方だよね!!」赤西も森に向かって
笑顔を浴びせ掛ける。「でもさ、さっきの銃の音、森君?なんで
撃ったりしたんだよ〜!」
森は、それを見て溜息を付いた。
「・・・お前ら・・・ホントに警戒心ゼロだな・・・」
「なんで?だって森君は・・・俺達を助けてくれるよね?」亀梨は
真剣な顔付きで森を見つめた。
「・・・俺は一応さ・・・戦おうって思ってたのに。最後の1人になって
やろうって」森はそう言いながら、もう1つ溜息を付いた。「でもお前ら見てたら、
戦おうなんて気、無くなっちゃうよな・・・ホント、しょーがねぇー・・・」
242ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 02:11
とっても可愛いシーンだ…決戦を前にして、ちょっとなごみます。
馬鹿二人を追い払う森がツボです。

先程までずっと続いていた、亀梨と赤西の声がしばらくの間止まったままだ。
今井翼は、滝沢秀明の様子を気にしながらもパソコンの
画面に近付き、探知機の表示を覗き込んだ。
「・・・赤西亀梨と森が手を組んだみたいだね・・・ずっと一緒にいる。
戦ってるって感じじゃないし・・・。石田がもうそこまで来てる。
やっぱり今までの動きからすると、優勝者は石田で決まりかな?
・・・どう思う、滝沢・・・?」
滝沢は放心したように窓辺に座り込んだままでいる。
蒼ざめた顔で、ぼんやりと宙を見つめている。
今井は、苛立ったように唇を噛み締めた。
「・・・滝沢!まだゲームは終わってないんだよ!残り時間は
あと20分・・・もうちょっとだ。もうちょっとの辛抱だよ・・・
しっかりしろよ!」
その時、開け放った窓から、強烈なマシンガンの唸り声が
聞こえた。
今井が思わず窓の外に目をやる。
滝沢も、震える息を吐き出しながら、窓の外を見た。
「石田が・・・展望台に着いた・・・」今井はそう呟きながら、
パソコンの画面に意識を集中した。
244ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 02:28
なんか途中で関係ないレスがはいると
話がとぎれちゃう感じっていうか
もったいない感じがするんだよね・・・
245ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 02:54
>>244
そういうレスつけると、
オマエモナーとか言われちゃうよー。

れっつ脳内あぼーん(オレモナー)。
246ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 03:22
職人さんがレスしていいって言ってるんだから
いいと思うよ。

いよいよ決戦ですね!頑張ってください職人さん!
終わってしまうのは寂しいケド・・・
247ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 04:04
楽しませてもらってるのにレスしない方が失礼な気がして
リアルタイムで見てる時はなるべくレスしてるんですが…
迷惑だと思ってる人がいるんならやめたほうがいい?
248ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 04:12
はじめてきて、最初から全部読ませていただきました。もう感動のあまり目が充血しております。
次回はリトル板が見たいっす。
自分で書くとどうしても上手くまとまらなくて。
うちの自担は森くんの言葉にも気かず、狂って暴れて首吹っ飛んでいきましたわ。
これを読んでますます馬鹿コンビが好きになった

はやく続きみたいですね、楽しみ
249ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 08:15
いい!
250ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 08:55
もったいない感じというのはなんとなくわかるな。
しない方が失礼かなという気持ちもわかるな〜
251ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 10:01
今週中で終わりですか・・・。
毎日チェックするのを楽しみにしていたので、
終わってしまうのは淋しいです…。
自担が男前でかっこよくて再び惚れ直しそうな勢いです。
ラストスパート、頑張ってください。
252ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 10:36
私はレスとか全然いいと思います。
そんなに膨大なレスってわけでもないから、
読みたくなければ飛ばせるし。
253ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 12:40
>>252
禿げしく同意。
石田〜、滝沢と今井を殺っちまえ…。ボソッ…。

↑職人さん、無視して下さいね。好きに書いて下さいね。
254ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 21:34
いやぁーもういよいよ終盤ですねぇー
自担じゃないけど、石田かっこいいわ
職人さん楽しみにしてます、あと少し頑張って下さいね
255ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 22:58
あードキドキしてきました!
終わらないでほしいと思う自分と、
早く続きが読みたいと思う自分がいる・・。
む、矛盾してる!
256ユーは名無しネ:2001/07/10(火) 23:40
>>255
いやいや、みーんな同じ気持ちだと思いますよ。(ワラ
どっちにしてもドキドキするのね。

ダダダダダダ・・・という激しい音と共に、展望台のコンクリートの
柱が弾け飛ぶ。欠片を撒き散らし、ずっしりと崩れ落ちる、展望台。
「ワァァァ・・・!」亀梨は頭を抱え、森のいる茂みの中に
飛び込みしゃがみ込んだ。赤西もそれに続く。
「何、今の!!い、石田?!」赤西が声をひそめながら叫ぶように言う。
「石田だろっ!!でも銃の音、違くない??」亀梨も目を見開いて
早口に捲し立てた。
「多分どっかで手に入れたんだろ。やばそうだな・・・」森は息を殺し、
崩れた展望台の方に目をやった。瓦礫の中に、ぼんやりと見える小さな
影。石田友一のものだ。
「お前ら、走れるな?とにかく山の木の中に紛れこんで逃げろ」森は
ナップザックの中を探りながら言った。2丁、拳銃を取り出す。
「お前らに銃、渡しとく。相手が目に入ったら、撃たれる前に撃て。
自分の身は自分で守れよ」
「え・・・コレ、いいの?でも森君のは?!」差し出された銃を手に、
凝視しながら亀梨は尋ねた。
「俺はあと2つあるから気にするな。それに、いざとなれば手榴弾も
あるしな」森は2人を交互に見やり、うなずきながら言う。
「スゲー、どんだけ武器持ってんだよ。オレらに武器が回ってこない
はずだな!」赤西は興奮したような口調で言いながら、森の手から
拳銃を受け取った。
「早く、逃げるぞ!全員、別行動にしよう。相手は1人なんだから、
3つに分散したら混乱するだろ」森は押し殺した声で言い、中腰で
移動しようとした。
「ヤだよ、待ってよ森君!!」亀梨は思わず声を高める。その声に、
森は眉をひそめて亀梨を見た。
「俺達、一緒に生き残るんだ!別々の所で1人で死んだり、そんなの
イヤだ!」亀梨は真剣な顔で訴える。森も赤西も、一瞬困った顔をした。
「悲しいのはイヤなんだよ・・・!」亀梨が泣きそうな声を挙げる。
石田は、展望台の周囲を探るようにうろついた後、こちらに向かって
ゆっくりとやってくる。話し声が聞えたのだろうか、もう見つかっている
に違いない。
「・・・甘ったれだな。勝手にしろ。お前ら2人でどっか行けばいい」
森は吐き捨てるようにそう言い、木々を縫うように駆け出した。
「亀、分かったよ一緒に行こう。とにかく、逃げ切ろう!!」
赤西はそう言って亀梨の腕を掴んで立ち上がり、走り出した。
石田はその2人に向かって、一気に加速する。
ダダダダダ!と再び地面を揺るがすようなマシンガンの音が響く。
茂みの草が細かく千切れ、雨の中を舞い上がる。
赤西と亀梨の2人は、叫び声を挙げながら木々の合間を縫うように
走った。

「・・・やっぱりアッチに行ったか!」森は、遠ざかってゆく激しい
足音に顔をしかめた。
・・・どうする?このまま放っておく?
うまくいけば、俺の1人勝ちってこともある。
石田に・・・赤西と、亀梨を、殺させて・・・。
・・・・・・・・やっぱり無理だ!!
そんなこと、許せない!
そんな身勝手なことができるくらい自分が器用なら、今までもっと
うまくやってるさ・・・!
自分のことだけ考えて行動できたんなら・・・
東新だって松崎だって悠太だって中丸だって赤西だって亀梨だって、
俺が全部殺してた!
俺はそんなに器用じゃない!
クソ・・・甘ったれは、俺だ!!
・・・この先どうなるかなんて、分からない。
アイツらを助けたところで、どうなるのかなんて・・・
さっぱり分からない!
でも・・・放っとけない。
放っとけないモンはしょーがない!!
森は、拳銃を構えて走り出した。
石田の背中を追って。

「死ぬ気で走れっ!!」赤西が叫ぶ。
「ああ!!」亀梨も叫び、全力で足を動かす。
木々の根っこや絡む草に足をとられながら、2人は必死で全力疾走する。
時折後ろを振り返る。石田は、まだかなり後方に見える。
ダダダダダ!とマシンガンの震える音が、木々を縫って追ってくる。
しかし弾は木々に阻まれ、2人までは届かない。
マシンガンは接近戦になると殺傷能力は恐ろしく高いが、
距離があるうちは逃げ切れるだろう。
2人は木の幹に身体を隠すように、ジグザグに進んだ。
石田の姿が、見え隠れする。
「ゥア!!」赤西が、声を挙げる。
木の根に足を取られ、その場にひざまずく。
「仁!!」亀梨も思わず立ち止まった。
「馬鹿立ち止まるな!早く行けよ!!」赤西はそう叫びながら、
焦って立ち上がる。とっさに左の手を地面に付いてしまい、ギクリと
顔を強張らせる。腕から激しく血が吹き出す。
「仁!」亀梨は赤西の身体を支え、2人でもつれるようにして
再び走り出した。
「馬鹿!!お前って・・・ホント馬鹿!!」赤西が真剣な顔で亀梨を責める。
亀梨は走りながら、叫んだ。
「仁!死ぬ時は一緒だ!!生き残るのも、一緒だ!!分かったか!!」
石田の姿が、間近に迫る。
亀梨は走りながら、石田の方を振り向いた。石田はマシンガンを
構え、今にも撃とうという姿勢だ。亀梨は慌てて、自分の持っている
拳銃の撃鉄を下ろし、銃を振り上げ引金を引いた。弾丸は石田のすぐ
横にそれ、木の枝を破壊する。石田は一瞬表情を強張らせ、身をすくめた。
しかしまたすぐマシンガンを構え、逆に撃ってくる。
ダダダダ・・・と激しい音が背中に迫る。2人の足元の地面がえぐれるように
めくれ上がり、弾け飛ぶ。
「仁、お前も撃て!!」亀梨が叫ぶ。横を走る赤西は、もう走るだけで
精一杯という顔をしている。右腕の傷から、ダラダラと血が溢れ出している。
せっかく止まっていた血が、またドクドクと流れ出したようだ。
亀梨は焦りと混乱で眩暈がするのを感じた。とにかく、腕だけを石田の
方に向け、撃つ。引き金を引き続け、連射する。
それに答えるように石田のマシンガンも唸り声を挙げる。
亀梨の右手の平に突き抜けるような激痛が走る。それに加え、
腰から腹にも響く、鈍い感触。「アアッ!!!」亀梨は悲鳴を挙げ、
銃を取り落とした。
同じく赤西も、悲鳴を挙げる。左の太股から膝の辺りにかけて、
電流のような衝撃が走る。
2人がその場に崩れ落ちようとした、その時。
1つの銃声が鳴り響いた。
「グヮッ!!!」と声を挙げ、石田が仰け反った。
マシンガンが地面に落ちる音。
石田は肩の下の辺りを押さえて、苦痛に悶えている。
その後ろに、銃を向けて立つ、森の姿が見えた。
262ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 01:21
あああっ。起きててよかった。
今夜もおつかれさまでした。おやすみなさい。>ミドル職人さん
263ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 01:22
森か…
264ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 01:24
せっかく職人さんがレスしていいと言ってくれたのに
来るのがちょっと遅かった・・・
179話の大御所の葛藤に半泣き。
265ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 01:24
森のお嫁さんになりたい・・・(ボソ
266ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 01:34
森・・・!
やっぱあんたカッコいいよ。
好きだよ(泣)
初レス入れさせて頂きました。職人さんどうもありがとう!
267ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 09:02
あぁ、もう、本当にかっこいいよ森!!!
大好きだ〜〜〜!!

職人さん>本当に毎日楽しみです。頑張ってください。
268ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 10:11
いよいよクライマックスー!!雄介くんも男前だが、
亀の純粋な正義感にも胸を打たれます。
どんなラストシーンが待っているのか、とても楽しみです!
269ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 10:28
赤西が撃たれて傷になってたのは左腕よね。
なんてどうでもいいことをつっこんでみたり。
職人さん、あと少し楽しみにしてます。
270ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 20:24
今週で終わっちゃうのか・・。
毎回楽しみにしてたからいとさみし・・(ポツリ

職人さんラストスパート頑張ってください!
271ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 21:26
ずっと楽しみに読んできました。
涙、涙で読むたびに感動です。
職人さんの感動のラスト楽しみにしてます!
272ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 21:30
Jr版初の完結だね…
頑張ってください
273ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 21:30
ずっと楽しみに読んできました。
涙、涙で毎回感動です。
おわっちゃうのが淋しいんですけど、
職人さんの感動のラスト、楽しみにしてます!
274ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 21:40
あげるなって!糞馬鹿共
275sage:2001/07/11(水) 21:43
も、森くん、男前ー。かっこええわ。
あと少しだ、がんばれ!!
276273:2001/07/11(水) 22:38
ごめんなさい
277ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 22:43
また上がってる…
278ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 23:12
>>276
sageは半角でね!
279ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 23:13
age荒らしはやめれ。
誤ってる意味ないだろ。あがってる・・・
280ミドル版の者です。:2001/07/11(水) 23:33
>>269さん、ご指摘ありがとうございます。
分かってたのに、打ち間違えた・・・左ですね。スマソ
多分こういうちっちゃい間違い、いっぱいあるんだろうなぁ〜。鬱・・・。
見つけたらご一報を。

開け放った窓から、激しく交じり合う銃声の音が聞こえる。
滝沢秀明の、荒れ狂う心を掻き乱す。間近で起こる衝撃のように
耳の奥で鳴り響く。滝沢は思わず唇を引き千切れそうなほど
噛み締め、耳を塞いだ。
「滝沢・・・窓閉めろよ」パソコンの前から今井翼が
怒鳴る。「そんな音、聞くな・・・!」
滝沢は降り込む雨に濡れながら、今井の横顔を凝視した。
今井は、その滝沢の姿をチラリと見て、すぐディスプレイに目を
戻した。「・・・残り時間が・・・もうあと・・・8分切ったよ・・・。
早く決めてくんなきゃ・・・」
「・・・あと、8分・・・」滝沢が震える声で呟く。瞬きも忘れ、
今井の前に置かれたパソコンを見つめた。
・・・あと8分で・・・全員、死亡・・・死亡。
滝沢は弾かれたように立ち上がった。
呆然と、言う。
「・・・やめよう、翼・・・」
今井がその言葉に、動きを止める。ゆっくりと、滝沢に目線をやる。
「・・・なに言ってんだ・・・?」
「もう止めよう・・・!時限装置を止めるんだ・・・!!」
282ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 23:48
おっおっおっ!!
283ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 23:55
いやぁー!寝ようと思ってたけど、寝れませんね、これは(ワラ

森はギンとした表情で、赤西と亀梨に向かって叫んだ。
「今だ、走って、逃げろ!!」森は2人のそばに駆け寄り、2人の腕を
引っ張った。
赤西はもうほとんど気を失いそうな顔をして立ち上がろうとする。しかし、
足が言うことを聞かない。棒のように動かないままだ。
亀梨も同じように、腰の辺りに手を遣り、必死で立ち上がろうとする。
「早く!!とにかく、茂みに飛びこんで伏せろっ!!」森は2人の背中を
押した。這うように、転がるように、2人は背の低い木の茂みの中へ逃げ込む。
森の背後に、石田のうめく声が響く。森は素早く振り返り、銃を構えた。
石田はその森の姿を目に留め、焦ったようにマシンガンを
構える。肩の痛みになど、構っている場合ではない。引金を、引く。
森は俊敏に横移動し、銃を撃ってくる。石田も、地面を転がりながら
その攻撃をかわす。お互い、木の陰に隠れながら、均衡状態を保つ。
クソ・・・ここまで来て、死んでたまるか・・・!
ここで死んだら、犬死にだっ!!!!
石田は歯を食いしばり、マシンガンを構えなおす。
285ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 23:55
おおおおっっっっ!!
どうなるのっ!?
286ミドル版の者:2001/07/11(水) 23:57
あ、話しをまた交叉させてますんで、ややこしいかもですが
すみません。
287ユーは名無しネ:2001/07/11(水) 23:58
雄介〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
288273:2001/07/11(水) 23:59
>>274.277.278.279
たくさんご迷惑かけてすいません
注意してくださってありがとうございました
289ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 00:04
>>288 sageられるようになったのね、よかったわね
・・・オレは今まで、何のためにやってきたんだ?!
何度も何度も引金を引いて・・・沢山のヤツを殺して・・・
何のためにここまでやったんだ?!
生き残るためだろう??
生きて、家に帰るためだろう??
良知にも・・・約束したじゃないかっ!
ちゃんと東京に連れて帰るって!
このゲームを始めたのは、オレだろ?
始めに引金を引いたのは、オレだろ?
だったら、最後に引金を引くのもオレだ!
このゲームを終わらせるのも、オレだ!
こんなところで死んだら負け犬だ!!!
森の、銃声が聞える。石田の隠れている木の幹を削ってゆく、激しい音。
焦げたような匂い。
森は銃を撃ちながら、亀梨と赤西のいる茂みのほうへ移動している。
石田はマシンガンをきつく握り、木の裏から飛び出した。

「何言ってんの?!言ってる意味、分かってんのか??」
今井翼が思わず声を荒げる。立ち上がり、滝沢秀明に詰め寄った。
「・・・このまま全員死なすわけにはいかない!!もう止めるんだ
もう無理だよ!!俺には・・・耐えられない・・・!!」
滝沢が叫ぶ。きつく閉じた目の淵が、薄く濡れている。
「何を今さら・・・そんなこと、できるわけないだろ?!!」
今井の怒号に、滝沢は首を振って抗う。すがるような目で今井を見る。
「俺達、間違ってた。いや、間違ってたのは・・・始めから分かってたけど・・・
俺達は、いつでもこのゲームを止められる立場にいたんだ・・・!
なのに・・・みんなを見殺しにして・・・許されることじゃ無いって
わかってながら・・・
とにかく、こんなこと続けられない!!俺達は、人の命を軽く
考え過ぎてたんだ・・・!!今さら、何を言っても遅いんだけど・・・
何もかも、取り返しがつかないことは分かってるけど・・・
でも、俺はやれるだけのことを・・・今からでも、遅くないんだ、
今いるヤツの命だけでも、救いたいんだよ!!
機械を止めて、放送を入れる。もう終わりだ!終わりにしよう、翼!!」
「ふざけるなよ!!」今井は滝沢の両腕を強く掴み、叫んだ。
「お前、間違ってるぞ!今、ゲームを止めたらどうなる??
死んだヤツらはどうなるんだよ?!まるっきり、無駄死にじゃないか!!
そんなこと、オレは許さない!!」今井は真剣に滝沢を見据える。
滝沢は今井を見つめたまま、涙をこぼした。
時が、ただ過ぎてゆく。
一刻、一刻と、確実に。
あと、6分。


ダダダダダダダ!と、石田のマシンガンが炸裂する。
森はその音に追われるように、猛スピードで茂みの中に飛び込んだ。
「イッテ・・・!」と茂みの中で声を挙げる。どうやら逃げ切る直前に、
足に2弾ほど入れられたようだ。焼け焦げた穴から血が滲み出ている。
森は歯を食い縛りながら、その場に転がった。
茂みの中では亀梨と赤西が倒れこんで、辛そうに息を吐き出していた。2人とも、
酷い出血だ。赤西に至っては、もう身体の左半分ほとんどが血に濡れている。
「・・・・も、森君・・・」赤西が、震えるような声で呼び掛ける。
森は必死に赤西に近付き、顔を覗き込んだ。「・・・大丈夫か、赤西」
「大丈夫だよ・・・それより亀・・・早く手当てしてやらないと・・・」
赤西はそう言いながら、ゆっくりと上半身を起こした。小さな声で、森の
耳元で囁く。「森君・・・手榴弾、持ってるって言ったよね・・・それ、
オレにちょーだい・・・。オレは・・・もうムリだから・・・どうせ
生き残っても、この身体じゃダンスできないよね・・・だから、森君、
亀梨を頼むよ・・・生き残らせて・・・オレがこのゲーム終わらすから、
神風特攻隊になってやるから・・・」
「・・・何言ってんだよ、仁・・・」亀梨が、弱々しく声を出す。「何言って
んだよ・・・!!」
森も、引き攣った声を出す。「神風特攻隊って・・・なんだよ・・・」
「いいから・・・森君、手榴弾、かして・・・森君、亀梨のこと、頼んだからね
・・・1分でも早く、亀を病院に・・・滝沢君に頼んで・・・」
「・・・渡せるわけないじゃないか・・・」森は呆然と表情を固まらせたまま
言った。
ダダダダ・・・と、マシンガンの弾丸が弾ける音がする。
細かい木々の間ををえぐるように、弾丸が飛んで来る。
「ほら早く・・・もう終わらせよう森君!!!」赤西がカッと目を見開き、
森の胸倉を掴む。「オレが石田に突っ込むから!!」
293ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 00:38
6分〜〜〜〜っ!!
294ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 00:42
じ〜〜ん!!ダメーーー!!(泣
295ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 00:42
ね、寝れない・・!
296ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 00:47
あぁぁぁぁ・・・仁チャン。
297ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 00:48
ええっ今日とか明日でもしかしておしまいですか??
森は、身体の奥から震えが沸きあがってくるのを感じた。
小刻みに、首を振る。赤西の気迫に押され、何を言ったら良いのか
分からない。
再びマシンガンの音が迫る。3人はその場に伏せて身を隠し、その攻撃に
耐える。赤西は森の胸倉から手を離した。
「迷ってる暇なんてないんだよ!!きっともう、ゲームオーバーの時間も近いよ!!」
赤西は目を血走らせたまま、森の肩に下がっていたナップザックに手を伸ばし、
勢い良く漁った。
「やめろ、赤西!!」森が思わず声を荒げる。混乱する頭の中で、
石田の足音が聞こえる。近付いてくる・・・!
赤西の手が、1つの手榴弾を探り当てた。
左手に、しっかりと手榴弾を掴む。そして、右手に自分の荷物に入れてあった
ヘアスプレーを握る。
そのまま赤西は立ち上がり、走り出す。
全く動かない左半身を引きずりながら、茂みを飛び出した。
「赤西ーーーー!!!!」
「仁・・・仁ーーーー!!!」
299ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 00:58
じ〜〜〜〜んっ!!(涙)
300ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 00:59
じんーーーーっ!
301ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:01
ら〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
302ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:02
>>301
不謹慎にもワロタ
303ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:02
職人さん、今日もお疲れさまです。
それにしてもすごい所で止まりますね…
小説だけじゃなくて読者の心を掴むのも上手いなぁ(笑
304ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:05
今までロム専だったけどもうムリ・・
じ〜〜〜〜ん・・・(涙

職人さん、いつも楽しませていただいてありがとうございます。
って、お礼、叫びの後になっちゃってすみません…(笑
305ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:20
それでも、やはし、
い、石田・・・。
釈迦の遺体を東京へ・・・。
306ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:25
ああ・・・・自担(涙)。
職人さん、めちゃくちゃ楽しんでます。
しかも本当に気になるところで止めますね(笑
>>303さんの言う通り読者の心を掴むのもお上手です。
307本土担当です。:2001/07/12(木) 01:26
あーかーにーしー!!(泣)
アンタ自爆とかそういうシリアスには一番程遠いのに(泣)
こんなすごい展開の後に書いてしまっていいんでしょうか。
お待たせの提箸編です。
ゆっくりと爛れていくような関係だった。
俺達が最下層だと自覚していたし、皮肉な目でしか世の中を見ていなかった。
友情とか、仲間だとか、そんな言葉があてはまる関係でもなかった。
場所が、地位が似ているからただ一緒にいるだけ。そう思っていた。

「あ。やべぇ。」
伴がそう言ったのは、コンサートが終わりバンに移動している時だった。
その時も俺達は何となく固まって行動していて、だから伴のその言葉を聞いたのは俺だけではなかった。
「何がやばいの?」
そう聞き返したのはたしか野田だった。
「いや、ちょっとヤバい忘れ物を」
「なんだよ。はっきり言えって」
伴の頭を小突きながら言ったのは安蒜だった気がする。
「そんなヤバいもの?」
俺が聞くと、伴はああ、とか、うう、と言葉を濁す。
「いや……楽屋にタバコを……」
伴の低い呟きに「はぁ?!」と声を上げたのは盛だった。
「……ばっかじゃん?」
言葉と共に、身長差を逆に利用して野田が伴の首に腕でぶら下がる、というか絞めた。
ぐえ、とうめく伴を皆で思い切り笑った。
「とにかく取り行って来いよ」
俺の言葉に、野田から開放された伴は渋い顔をした。
「もしさぁ、取りに行って、スタッフにタバコ持ってるとこ見つかったらさあ……」
「クビだろうね」
あっさりと安蒜が肯定する。誰も反論しない。
俺達がクビになろうと誰も困らないし、事務所にはそうしたいくらいだろう。
そんなことは全員、分かりきっている。
「……オマエ行ってくんない?」
唐突に伴はそんなことを言い出す。
「はぁ?やだよ。何で」
「オマエが一番見つかっても無事っぽそうじゃん。だからさ。頼む!」
拝むポーズで伴は言ってくる。だからってタダ働きはどうよ。
「報酬は?」
「今はジュースおごる。あと、後で半カートン」
「乗った」
「なんだ二人とも吸ってんのかよ。あ、ついでに俺にポカリ買って来て」
野田はそんなことを言い出す。断る前に
「俺アイスのコーヒー。安蒜は?」
「同じ奴でいい。ついでに伴も自分の分頼めば?」
「あ。じゃあコーラでいいわ」
盛、安蒜、伴が立て続けに言って、俺は言葉を失った。
何となく悔しくて無言のまま歩き出した俺の背中に
「バス止めといてやるからさー!!」
盛の声がかかった。振り向くと、あいつらは笑っていた。
……それが、俺があいつらを見た最後だった。

バスはなぜか、俺の到着を待たなかった。
仕方なく適当な安ホテルに泊まった俺が事故を知ったのは、翌朝のことだった。

そして俺は今、その現場にいる。
テープで立入禁止にされた中に入ることは出来ないと思ったが、俺がJrだと告げると
疑わしい目で見られたものの、意外とあっさりと入ることが出来た。
いわゆる同情もあるのかもしれない。
川は広く流れが速く、捜索員らしい集団が立ち往生している。
この、この川の中に、まだ、あいつらがいるんだ……。
バスに乗っていた連中のことを思う。
赤西、中丸、増田。同期だった連中。
伊藤や橋田。最近よく踊る場所が同じだった。
そして。

気がつくと手が震えていた。
俺はバッグを開ける。中には、五本の缶ジュース。そして、何本か減ったタバコの箱。
あいつらに、頼まれていたものだった。
ポカリの青い缶を取り出す。プルトップが上手く開けられない。
ようやく口の開いた缶を、川に思い切り放り投げた。
「……待たせて悪ぃ。野田」
同じ銘柄のコーヒーの缶。二本まとめて投げたから、あまり遠くには行かなかった。
「同じやつだからさ、取り合うなよ……盛。安蒜」
コーラの缶。コカコーラとかペプシじゃない、ヘンなやつしかなかった。
それも投げる。視界が一瞬ぼやけて、コントロールがつかなかった。
見当外れの方に投げられた缶は、岸辺にバウンドしてから川に転がって入っていった。
タバコの箱。投げる前に思い付いて一本取り出し、不明瞭な視界に苦労しながら火をつける。
事務所の人間も警察も周りにはいたが、それに構うつもりはなかった。
311ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:31
じんじんかっこいいのら?
伴の好む銘柄は俺とは違っていて、慣れない味がした。
「おまえ、趣味悪いよ……」
タバコを口から外し呟いて、箱の残りにまとめて火をつけた。
火が回らないうちに、それも投げる。
そうすると、することがなくなった。頬を流れる涙の感触をはっきり自覚する。
「ジュース代、いつ返すんだよおまえら……」
呟く
「盛……」
「何でバス、止めてなかったんだよ……!!」
こらえきれないまま、俺は泣いた。短くなったタバコが指を焼いても、まだ。

ゆっくりと爛れていくような関係だった。
俺達が最下層だと自覚していたし、皮肉な目でしか世の中を見ていなかった。
友情とか、絆だとか、そんな言葉があてはまる関係でもなかった。
場所が、地位が似ているからただ一緒にいるだけ。そう思っていた。
それでも。
俺達は仲間なんだと、どうして認めなかったんだろう。もっと早くに。
313ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:35
サゲ・・・・・・泣いちゃったよ。
明日、目が腫れちゃうよ。
314本土担当:2001/07/12(木) 01:36
以上サゲ編終わりです。
その3のナンバー間違ってますね。ごめんなさい。
提箸の実際の状況とか考えて書いてても痛かったです。
読んで痛かった方はもっと多かろう。
そんな書き方とか出来なくてすみません。
315ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 01:37
置いていかれた者の悲しみ、
無くしたものの大切さ、
なんだか胸に染み入ります・・・。
316本土担当:2001/07/12(木) 01:59
「そんな書き方『とか』」→「そんな書き方『しか』」です。
かさねがさね申し訳ないです(泣)

>313さん、>315さん感想ありがとうございます。
お二人共にすごく嬉しい言葉をいただきました。
317ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 02:47
ごめんなさい、本編は完結してから読もうと思っていたのですが・・
気になって見にきたら提橋編が・・・。
自分的な禁忌を犯して(大袈裟な・・)読んでしまいました・・・。
せつない〜(><)
318ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 02:52
石田からラチの名が出る度になんだか苦しくなります…。
島田から幸人の名が出た時も、丸と上田がお互いの名を口にした時も…。
シンメってやっぱりなんだか特別なんですね。
そして、サゲ編。。。
じんわりくる寂しさが辛いです。
319ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 03:33
じんじんもっとほめてほしいのら〜
いいこいいこしてほしいのら〜
ほめるのら〜
あたまなでなですきなのら〜
320東山:2001/07/12(木) 05:38

             _____\
         、___─ ̄   ̄yヽ
        .彡       /   \
         彡彡 ///⌒Y^\ |
         彡彡//───┬|
         | | ━━━━━ | |      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ヽト ̄ ̄| ̄ ̄フ|/     ./
          | |  |_   | |    ./ 素晴らしい!賞賛あげ!
          \| ── |/|  <   こんな素晴らしい物を下げて隠してどうする!
          ___| ヽ──イ   |    \ 職人ご苦労!
        __//  |  /   \   \
     / ̄/ ./   ___─ ̄ ̄ ̄─Y   .\____________
    ./   | |  __/.___─ ̄ ̄ ̄─ \
   丿  |___|/ __/ /⌒|       .ヽ
   /  /__ \| \.|;;;; |         |
  |   ./ /|/|   \___|;;;; |         |
  \__| .|/|/   ( ̄____  )        | |
  / | ヽ ̄ __/( ̄____  )___       ノ .|
  .| (  | ̄|   ( ̄____  .)  ̄ ̄    |
  |  (⌒|  |    \    |       /
    |  .|  |    |     |     
321ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 05:42
>>319
はいはい、いいこいいこ。なでなで。
や、ばかにしてなんかないよ。ミドルばんのじんじん、とっても
かっこよかったよ。つづきがたのしみね〜。
3221:2001/07/12(木) 07:20
気がつくと見慣れたレッスン場にいた。正確に言えば、いつものレッスン場ににとてもよく似たところである。なぜなら俺たちは雑誌の取材のためにオーストラリアにいるはずだったから。
みんなで飛行機に乗って、空港からバスに乗って……。そこで記憶が途絶えていた。
なんだか頭が重い。
横を見るとニノがまだ眠っていた。まだ霞んでいる目をこすって覚醒を待つ。
ニノの首にはなんだか奇妙な首輪がついていた。自分の首に手をやるとそこにも首輪がある。周りを見渡すとみんな様々な格好で眠っていたけれど、やはり同じように首には見慣れないものがついていた。寝起きではっきりしない頭でもこの状態がおかしいことに気づいた。あわててニノを揺すって起こす。
「ニノ、ニノってば」
眉間にしわを寄せてゆっくりと目を開くニノ。
「……っん、何?相葉ちゃん……」
「ニノ、なんかおかしい」
いつもならおかしいのは俺の頭だろうと突っ込まれる所だけれど、ニノもすぐに俺の首輪に気づいたらしい。そしてバスに乗っていたはずなのにレッスン場に寝かされていたことも。
「何で俺らこんな所にいるの?」
半ば寝ぼけながら俺に聞いてくる。
「わかんない。けど気がついたらここに寝てた」
少しずつ周りのJrたちも気がつきはじめた。最初は斗真。少し驚いた顔をして隣にいた松潤、山ピーを起こす。次は屋良くん。原くん達MAメンバーを揺り起こす。起きる人が増えるに従ってざわざわとうるさくなっていった。そしてみんなが起き、現状を把握しようと滝沢くんが立ち上がりかけた時、俺達から見て右の奥の方にあるドアからサンチェさんと銃を持った迷彩服の男達が入ってきた。
「うるさいぞ、黙れ」
ふだんと変わらない様子なサンチェさん。迷彩服の男達は壁際に立ち、俺達の周りを囲んだ。
一度は静かになったもののその普通でない様子からまたざわめきだす。
「うるさいぞ、黙れ」
再度繰り返すサンチェさんの言葉にようやく静かになった。
もうなんだか訳がわからない。みんなにも分からないだろう。雑誌の取材のためオーストラリアに到着してバスに乗っていたはずなのにこんなレッスン場に寝ていて、しかもなんか首輪みたいなものをつけられて銃持参の迷彩服を着た男達に囲まれているなんて。何で?
「みんな起きたよな?それじゃあ今から殺し合いをしてもらう」
3232:2001/07/12(木) 07:22
殺し合い。
突然聞かされた非日常的な言葉に俺の思考回路は停止した。
隣にいたニノも俺と同じように呆然としていた。
「ここにいる23人でデビューをかけて殺し合いをしてもらう。残り4人になるまで、だ」
淡々と用件を述べていくサンチェさん。すると翔くんが立ち上がった。
「俺達もうすでにデビューしてるんですけど」
「人気がJr以下のグループなんてデビューしてるっていわねぇだろ」
冷ややかな視線とともにきつい言葉が返ってくる。翔くんが俯いてぎゅっと唇を噛むのがわかった。ニノが俺の手をぎゅっと握る。
……悔しい。俺達だって頑張ってるのに。そんな言い方無いだろ?!
どうにかこの怒りを消化しようと俺もニノの手を握り返す。
「で、あとから武器と地図を配布する。立ち入り禁止エリアを2時間に1つずつ増やしていく。禁止エリアは放送で死亡者とともに発表するから聞き逃すなよ。最初の放送は明日の午前6時。それからは6時間毎に放送を入れる。禁止エリアに入ると首輪のセンサーが反応して爆発する。その首輪は完全防水で外そうとすれば爆破するから触るなよ。あと、12時間以内に誰も死なない場合、みんなまとめてさようならだ。デビューは無し。何か質問あるか?」
一気に説明をされまた混乱した。
立入禁止エリア?6時間毎に放送?首輪が爆破?12時間以内?
何でそんなことをしなくちゃいけないんだ?何でみんなと殺し合いなんてしなくちゃいけないんだ?
疑問符だらけの頭をうまくまとめられなくて俺はただ沈黙した。
「何でこんな事しなくちゃいけないんですか!」
怒鳴り声に振り向くと斗真が立ち上がりサンチェさんを睨んでいた。
今までに見たことのないくらい、マジで切れている斗真。
「生田は不参加か……。残念だ」
言い終わらないうちにサンチェさんが拳銃を取り出し斗真へと向ける。そんなサンチェさんにひるむことなく睨み続ける斗真。
パンパンという聞き慣れない音と松潤の叫び声が同時に聞こえた。立ち上がり、斗真に近づこうとする松潤の目の前で斗真の体が不自然な動きをする。そしてそのまま後ろに仰け反りゆっくりと崩れ落ちていった。
「松本、座れ!」
「斗真!!」
サンチェさんの叫び声も聞かずに斗真に駆け寄ろうとする松潤の胸のあたりに2つ穴があく。口から血を吐きながら松潤も倒れた。もう動かなくなってしまった斗真の方へ這って近づこうとする松潤の頭にサンチェさんがもう1発弾を放った。反動で少し持ち上がった体は小さな音を立て床へと落ちた。


《生田斗真・松本潤 死亡 残り21人》
3243:2001/07/12(木) 07:25
目の前で起きた衝撃的な出来事に誰も口を開くことが出来なかった。
斗真が、松潤が……殺された。サンチェさんによって。
信じられない。
頭の中が真っ白になり、体の内側から震えた。
「他に参加したくない奴はいるか?」
サンチェさんが拳銃を構えたまま俺達を見回す。皆、様々な感情を込めてサンチェさんを見つめている。けれどもう何も言えなかった。
「いないようだな。そうそう、この建物のあるエリアは全員出発した後、15分後には立入禁止エリアになるから注意しろよ」
「質問ですけど」
声がした方を振り返ると裕貴くんが小さく手を挙げていた。不機嫌そうな表情でサンチェさんを睨んでいる。
俺はかなり驚いた。あんな事があってまだサンチェさんに何か言える人がいるなんて思ってもいなかったから。
「何だ、小原。言ってみろ」
サンチェさんは裕貴くんに拳銃を向けることなく、質問に答える様子だ。
「何で殺し合いなんですか?」
みんなが息をのむのがわかった。サンチェさんも少しだけ驚いた顔をし、にやりと笑った。
「おまえらさ、ちょっと人気が出てきたからって調子に乗ってるだろ?ダンスレッスン手ぇぬいたり、TVでも適当に流したり。もうそういう奴らはいらねぇんだよ、これから。他の奴を殺してでもデビューしたい奴だけデビューさせる。それが今回の目的だ。わかったか?」
……他人を殺してまでデビューしたい、だって?冗談じゃない。
まだつないだままだったニノの手を再びぎゅっと握る。
「それじゃあ五十音順に出発してもらう。最初は相葉、おまえだ」
名前を呼ばれ、ビクッと反応する。ゆっくり周りを見渡すとみんなが俺の方を注目していた。心配そうなヨコに、まだ不機嫌そうな裕貴くん。皆の表情は様々だった。隣のニノを見ると無表情でどこか遠くを見ているようだった。俺は繋いでいた手を離し、立ち上がる。
「このくじを引け。出口で武器の入った袋と交換だ」
言われるがままに箱の中に手を入れ、紙を取り出す。一度だけみんなを振り返ってレッスン場を後にした。
3254:2001/07/12(木) 07:26
廊下に出るとずらりと並んだ袋にたくさんの迷彩服の男達が目に入った。
「くじを渡せ」
男に言われ、素直に右手にあるくじを差し出した。13番。不吉な数字。男は俺のくじと同じ番号が着いた袋を投げ渡した。
「さっさと行け」
何でさっきから命令口調なんだろう。と、どうでも良いことを考えながら廊下を歩く。荷物は重いし迷彩服の男達のせいで廊下は狭いし歩きにくかった。
突き当たりの階段を数えながらゆっくり降りる。やっぱり13段。これが死刑台の階段だったら、無事降りることが出来てやったぁ!って感じなのに。……現実は……。

ようやく外へとたどり着くともうあたりは薄暗かった。目の前には木が生い茂る森みたいな所があって、道は右と左に分かれている。
どうしよう。木に隠れて誰かを待とうか、それともどこかに移動しようか。
ニノと合流したいけれどそれまでここで待つのは不安だった。みんなのことを信じていないわけじゃないけど目の前であんな事があれば誰だってそうだろう。
あんな事。
急に斗真の、松潤の笑顔を思い出す。
一緒に舞台やったっけ。あれ、台詞覚えるのとかむちゃくちゃ大変だったよなぁ。本番前に松潤が足の上にトンカチ落としてきてむかついたし、舞台上で斗真寝ちゃってかなり焦った。
雑誌の取材も一緒な事が多くていろんな所に4人で行った。遊園地のアトラクション紹介で女装したりハゲづらをかぶったりして家族風にいろいろ回ったこともあった。
けどいつからかだんだん3人の取材が増えていって斗真は山ピーと一緒に雑誌に載ることが多くなっていった。
そして嵐としてデビューできて嬉しかったけど斗真が一緒じゃなかったのが少し寂しかった。
いろいろ思い出して、さっきは少しも出なかった涙が今頃溢れてくる。
辛いときも楽しいときも嬉しいときも一緒にいた仲間がもういないんだ……。
俺は声を殺して泣いた。
もう斗真をからかって楽しそうにしている松潤も、そんな松潤に反論してムキになっている斗真も二度と見れない。あの時間はもう二度と戻ってくることはないんだ。
今まで当たり前だった日常が急に懐かしくなった。
「相葉くん?」
突然後ろから声をかけられ、驚いて振り向くとそこには赤西が立っていた。
「赤西くん……」
「何でこんな所に立ってるんすか?危ないですよ」
にやにやと近づいてくる。危険だ。本能的に後ずさった。
「こんな風にね!」
ひゅっと風を切る音がして赤西が腕を振り下ろした。咄嗟に右によけると銀色のものがきらりと光るのが見えた。ナイフだ。それも普通のナイフじゃない。軍隊とかで使うような大きいサバイバルナイフ。
やばい。
赤西が体勢を崩している間に俺は走り始める。
「くそっ」
先制攻撃に失敗し、悔しそうに赤西が叫ぶ。追ってくる様子はなかった。けれど俺は恐怖心からひたすら走り続けた。


やる気になっている奴がいる。それが恐ろしかった。
326ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 07:27
新シリーズですか?
327ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 08:50
甜菜してんじゃねぇぞゴルァ!
328ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 09:50
本土編良かったです。
サゲ〜〜〜!!!

缶を投げ入れる辺りから泣きまくり。
お疲れ様でした…。
329ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 11:51
>>332-335は転載。
330ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 14:03
331ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 17:29
完結に備えて全部読み返しました。
心の準備はばっちしです。楽しみにしてます。
332ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 22:22
325とかってHPの話だよね、多分。
333ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 22:24
今日はまだかしら?(ヮク沸く
334ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 23:12
早くみたい〜
335ミドル版の者ですが:2001/07/12(木) 23:34
本土担当さん、提箸編感動しました・・・。
提箸はホントにうっかり島に連れて行くのを忘れていたのですが、
こんな風に書いてもらえたので、置いて来て良かったな〜と
思いました。ありがとうございます!

ミドル版は明日完結します。
さぁ、ラストスパート開始。
336ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 23:37
今日も楽しみに気合入れて読みます!
職人さんもあと少しがんばってくださいねー
結末、かなり気になるし

こんなのって、絶対、オレらしくないよな・・・。
誰かの犠牲になって死ぬなんて・・・ちょっと前、ホンのちょっと前じゃ
考えられなかった・・・。
今でも信じられないよ・・・自分がこんなことしてるなんて・・・!
赤西は、左手に持った手榴弾のピンを、歯で引き抜く。
キン、と弾けるような手応えが歯と手に伝わった。
でもさ・・・亀、
オレ・・・お前が「2人で生き残ろう」って言った時、
嬉しかったんだよ・・・ホントに嬉しかったんだよ。
だから・・・恩返しって言っちゃなんだけど・・・
オレ、こんなことしか、考えつかないよ・・・。
オレ・・・お前のこと、助けたい・・・!
・・・オレはどのみちもうダメだ・・・
ケガだらけで、血なんか信じらんないくらい出てて・・・ホント、
もうダメなんだよ・・・。だから・・・オレのために、
お前まで犠牲になるな・・・!
赤西の目の前に、石田の姿が迫る。石田が赤西に向け、マシンガンを構える。
マシンガンが、目の前で震える。
赤西は身体が揺さ振られるような衝撃を感じたが、それでも
立ち止まらなかった。もう、どうだっていい。身体に穴が開こうが、
血が吹き出ようが、もう構わない。ピアスみたいなもんだ。
・・・死ぬ前の、最後のアクセサリーだ!
赤西は石田にめがけ、一直線に突進する。
そのままの勢いで、石田の足にしがみついた。
石田は必死にもがき、赤西を振り払おうとする。そしてその瞬間。
赤西の手に握られた、手榴弾が爆発した。


亀・・・オレ、頼んなかったし、何にもできなかったけど・・・
死ぬ時くらい・・・カッコつけたって・・・いいよな。

【赤西仁死亡 残り 3人】
339ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 23:52
自担が死んだときより
仁が死んだ時のが泣けた
340ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 23:56
じ――――んっっ!!!!!
341ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 23:57
すみません。間レスになるとわかっていても書きたい。
じんじん、かっこよかったよ。
職人様、じんじんをこんな格好良く死なせてくれてありがとうございます。
涙とまりません。
342ユーは名無しネ:2001/07/12(木) 23:58
じんじん・・悔しいけどカッコいいよっ!
343ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:00
あぁ・・・(←言葉にならない)
職人さん、本当にどうもありがとうございました・・!
344昨日の夜、ミドル版190!:2001/07/13(金) 00:01

石田は一瞬、何が起こっているのかさっぱり分からなかった。
赤西が、自分めがけて突進してくる。
何・・・なんのために・・・??
一体、何考えてるんだ??
赤西の手に、握られている物が、ぼんやりと目に入る。
青い・・・筒のような物と・・・あれは何だ・・・?丸い・・・
手榴弾??
・・・ヤバイ!!
石田は必死の形相でマシンガンを構え、赤西めがけて撃ち込んだ。
赤西の腹に、赤黒い穴が幾つも幾つも開く。
しかし、赤西は突進する足を止めない。目を見開いたまま、
足を引きずったまま、石田めがけて猛進を続ける。
そのまま赤西は、石田の足にタックルした。
石田は訳が分からないまま、赤西を蹴り飛ばそうとする。
しかし赤西は、強い力でこびり付いたまま、離そうとしない。
何だ・・・???
何考えてるんだ??
コイツ・・・自分も死ぬんだぞ・・・?!!
生き残りゲームだろ??
自分まで死んで、どうしようっていうんだ・・・???
「・・・ゥワアアア!!」石田は、悲鳴を挙げた。
激しい爆発音。誘発のように、スプレー缶の弾ける破裂音。
瞬時に襲う、激しい豪熱。
目の前、目の中、身体中、景色・・・
一瞬で、真っ赤だ。全て真っ赤に染まったまま。
そのまま、弾き飛ばされる。

・・・赤西・・・お前には・・・自分を犠牲にしてまで
守りたいものが、あったんだな・・・。
オレ・・・今、気付いたよ。何もかも、遅過ぎるんだけど・・・。
たとえ目の前に闇しか無くても・・・
引金を引くよりも大事なことが、あったんだ・・・。
オレも・・・命懸けで守りたいと思うものに・・・
ちゃんと、出会いたかった・・・。
失う前に・・・死んでしまう前に・・・ちゃんと・・・。

この島で・・・いっぱい悔い残しちゃったな・・・。
オレは、負け犬だ・・・。

【石田友一死亡 残り 2人】
346ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:08
亀?!雄介?!
347ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:12
石田・・・天国でラチくんと仲良くね(涙)
348ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:15
仁〜?!石田ー?!
自担じゃないけど、おお泣きしました
カメ、森がんばれー!
349ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:16
嗚呼・・実写版が見たい(泣
350ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:17
実写版いいねー!でも蛇兄にやらせたら、生き残るのが決まり切ってそうだ
351ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:17
石田…どんなに残虐非道なことをしていても死なないで欲しかった…。
自分勝手でごめんなさい。でも…孤独なまま死んじゃうなんて…。
ラチくん、天国で待っててあげてね(泣)
352ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:20
>>350
まあね。それとこれは別でってことで。

バァン!!
と、島全体を揺るがすような爆発音が鳴り響いた。
睨み合ったまま動けずにいた滝沢秀明と今井翼が、一斉に
窓の外に首を向ける。
「・・・爆発・・・?」今井は早足にパソコンへ近付く。それを、
滝沢がさえぎる。
「やっぱり駄目だ!!もう止めよう!!確かに、死んだヤツには
申し訳ないって分かってるよ!!でも、1人でも多く・・・
1人でも多く生き残らせよう!!今俺達にできることは、それだけ
じゃないか!!」
「滝沢!!」今井が怒りに声を震わせる。「オレ達が今までやってきた
ことって、一体なんだったんだ??ただの人殺しか??
ここでゲームを終わらせたら、オレ達・・・何の意味も無く、
アイツらを殺したことになるんだぞ!!分かってんの??」
滝沢は、今井のその言葉には耳を貸さなかった。
とにかく、無我夢中でパソコンの画面を切り替える。
島全域の制御の解除に取り掛かる。
今井は、横から滝沢の腕を掴んだ。
「やめろ、滝沢!!」
「・・・もう終わりにするんだ・・・終わりに・・・」滝沢は今井の
手を無我夢中で振り払い、作業に没頭しながら呪文のように呟く。
時間が、魔のように過ぎてゆく。滝沢の気を急かす。
焦りで、指先が震える。必死に、キーを探る。
チラリと、パソコンの横に置いてあるデジタル表示の大きな時計を見る。
残り、2分。

森と亀梨は、目の前の惨劇を信じられない気持ちで眺めていた。
弾け飛び、くすぶる、赤西と石田の身体。
驚愕に慄き、打ちひしがれたまま、森と亀梨は動けない。
「じ・・・仁・・・仁!!仁ーーー!!!」弾けるように叫び出す
亀梨。腰を押さえたまま、ふらりと立ち上がる。腰と腹から、
噴射するように血が流れ出ている。
「仁!!一緒に生きようって言ったじゃないか!!!一緒に生き残ろう
って!!なんでそんなことすんだよ!!なんでそんな勝手なことすんだよっ!!
仁ーーーー!!」亀梨は泣き叫び、這うようにして茂みを越えて行く。
溢れるような血が、亀梨の跡を追うように血痕を残す。
森も、脱力したように呆然と立ち上がった。
爆発のあった場所には・・・残骸としか言いようの無いものしか残って
いなかった。バラバラに砕け散った、赤西と石田・・・。
「・・・なんでこんなっ・・・!!こんなのってねーよ!!
こんなのって・・・!!」亀梨はその場に崩れ落ち、嗚咽を挙げる。
森はただ立ち竦み、その光景を目に焼き付けていた。
悪夢のような、この瞬間を。
355ついに・・・ミドル版194:2001/07/13(金) 00:43
亀梨は嗚咽を洩らしながら、蚊の泣くような声でポツリポツリと呟く。
「・・・一緒に・・・生きようって・・・言ってたんだ・・・
2人で・・・一緒に・・・なのに・・・・・ひどいよね・・・仁・・・」
森は、ゆっくりと亀梨に近付いた。亀梨はさらに崩れるように、
その場に横たわる。
「・・・亀梨・・・しっかりしろ、亀梨!」
亀梨の目からとめどなく涙が溢れている。それと同じように、腹からも
血が・・・。森はその血を止めようと、亀梨のTシャツのすそで必死に
押さえた。しかし、無駄な抵抗だった。Tシャツはすでに血で重くなり、
滴るほどに吸いこんでいる。血は、次から次へと溢れ出す。
「・・・俺・・・ヤだったんだ・・・ホントに・・・ヤだったんだよ・・・
友達が・・・仲間が・・・死ぬ瞬間なんて・・・見たくなかった・・・
殺されるのも・・・殺すのも・・・裏切るのも・・・裏切られるのも・・・
残すのも・・・残されるのも・・・みんなヤだった・・・。
俺・・・だから・・・どうしても・・・」亀梨は目を閉じる。閉じた瞼の
隙間から、涙が零れる。森は唇をキツク噛み締めた。
「亀梨、もういいから・・・もうしゃべるな」森は、自分の声が激しく震えるのを
感じた。「お前が死んだら、赤西に申し訳が立たないよ・・・!」
亀梨は、ふっと顔に笑みを作った。
「・・・大丈夫だよ・・・伝えとく・・・
森君は・・・イイ人だったよ、って・・・
・・・みんなに・・・伝えとく・・・」
「亀梨!!」森は叫んだ。「やめろよ!!そういうこと言うな!・・・生きろよ!!」

「もりくん・・・や・・・っと、おわったね・・・バイバイ・・・・」

亀梨の顔から、力が抜け落ちた。
森は、その顔を、ただ見つめていることしかできなかった。

【亀梨和也死亡 残り 1人/ゲーム終了】
356ミドル版の者です:2001/07/13(金) 00:44
ゲーム終了・・・ですが、
明日もうちょっとだけあります。
明日最終回。
357ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:45
うわーーーーーーーーーーーん(号泣)
358ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:47
かめぇー(号泣
やっぱり最後が一番泣いた、
なんかこのシーン想像つくし
天国でも仁とバカやってください
359ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:48
あ〜〜〜〜〜〜〜っ(号泣)
360ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:49
ヒィーーーーーーーー!!(号泣)
361ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:49
なんだか男前に見えるぞ…亀…森…
362ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:52
担当外だけど森が可哀相でならない…。
こんなに何人もの友達が死んでいくのを目にして、
辛かっただろうな。
ミドル版職人様、明日の最終回をお待ちしております…!
363ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:53
なんか・・もう・・・なんなの・・・(泣)
364ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:53
今日もう終わりっすか?
泣き寝入りだ〜〜ぁ
365ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:54
そうなの・・・そうなのよ・・・(泣)
366ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 00:59
っていうか、みんな男前…
本当にミドルへの愛を感じる作品です、職人さん(泣)
めちゃ感動だぁ〜…
367ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:06
マジ泣きました〜号泣です〜
職人さんマジ感動っす〜
368ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:08
ああああ(泣)
369ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:09
じんじんもかっこよかったのら?
370ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:12
じんじんかめたんといっしょにおかいものいくのら〜
かめたんかめたん〜じんじんあいすたべたいのら〜
371ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:12
かっこよすぎたのら〜(泣叫)
372ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:16
かめたんもじんじんもかっこいいのら〜
なみだぽろりなのら〜
373ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:28
明日の最終回楽しみにしてます!
374ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:31
明日最終回か・・・寂しいな。
毎日ここ見るのが楽しみだったのに・・・
375ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:46
明日の自担が出るドラマより、
こっちの最終回の方が気になります…
376ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 01:50
物語だと分かってるのに、こんなに辛い…
職人さん、お疲れ様でした。
ラスト、よろしくお願いします。
377ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 02:05
じーんーーーーーー!!(号泣)
馬鹿コンビが・・・
自担、かっこいい死に方だったよ(涙)。

職人様、最終回楽しみにしております。
森、あんた最後までかっこいいよ。
378ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 07:17
朝から感動ーーーー!
亀、じんじんと天国で仲良くね(涙)
森、ありがとう。
379ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 09:45
やばい。
会社なのに泣きそうだ。
380ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 09:57
Battle 16 役者

「後二時間半か・・・」
「うん、だね」ニノが間髪置かず俺の独り言に飛び付く。
さっきの放送からもう四時間半も経つ――けど俺らは別に元の所から一歩も動かず、ただ乾パンを
かじったり交代で睡眠を取ったりしただけで特別何もしなかった。
音を立てない、周りには細心の注意を払う、私語は出来るだけ静かに、極力気を付けている事は
それだけだった。流れて来た二回の放送は俺達を震え上がらせるのには十分だったけど、行為に及
ばせる力は持って無い。禁止エリアにバツを付けて死んだ仲間の名前に印を入れる。
ただそれだけだった。

「ねえ」ニノがまた鬱陶しく話し掛けて来る、黙ってられないのか。
「何」俺は感情をモロに顔に出して返事する。ニノはそれでも躊躇せず、べたべた触って来る。
人懐っこいのか馬鹿なのか一体どっちなんだろう。
「また・・・また誰か死んだと思う?」またこの質問――そんなの俺が聞きたいっつーの。
「知らね」「だよねぇ」・・・なら聞くなよ。
もうどうでもいいよ、誰が死んだとかそう言うの。誰も死んで無かったら皆で死ねばいいだけじゃんか。
俺は正直投げやりになっていて、もうこの実験とやらに参加する気にはなれなかった。
人殺しになってしまった町田をしっかりとこの目で見た。「人殺し」を笑って見物してた仲間も見た。
これは嘘じゃなくて現実で、自分も参加者の内の一人で名簿にしっかり名前まである。
だから何だよ、もう自分の人生他人に弄くられるのは嫌なんだよ。
381ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 09:58
「ねぇ大ちゃん」またニノだ。
「何」俺は溜め息と共に返事する。数年前の俺ならとっくに切れてたと思う。
「俺殺す?」「は?」何言ってんのコイツ?
「6時になる前に俺殺す?」ニノは今にも泣きそうな笑顔でこっちを見ている。
――コイツ本気だ。俺は瞬時にそれを肌で感じ取った。
「何で」なるべく平静な声で聞き返す。
「だって誰も死んでないかもしんないじゃん、そしたらシャレになんないじゃん?」
ニノはまるでそれに自分が一番に気付いたみたいな顔で得意そうに答える。
「だから何で俺がお前殺さなきゃなんないの?」
「俺さぁ、松潤嫌いなんだよね。」いきなりすっとんきょうな答えが返って来る。
「はぁ?」
「見たでしょ?松潤死んだの。サンチェのアホがナイフで殺したの。」
「うん」ゆっくりと返す。
昼過ぎの風が吹いてきて、繁み全体がザザッと音を立てて揺れる。
「アイツさ、かなりナルシスト入ってるからさ、額にナイフ刺さってて凄い可哀相だと思ったの、俺。」
俺が相槌を打たなくてもニノはそのまま喋り続ける。
382ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 09:58
「離れてたから良く見えなかったけどさ、音が忘れられないの、刺さる音・・・。何か独特な音でさ、
それ聞いて俺鳥肌立ってさぁ、ずっと。それで外出て今までここにいたけどさ、そろそろヤバイと
思うんだよね、俺」
筋が良く掴めない話し方だ。でも言いたい事は痛い位感じる。
「ヤバイと思うんだよね・・・殺さないと。」ニノは自分に言い聞かせるみたいに何かを噛み締めながら呟く。
「うん、分かる」土を弄りながら俺は必死で答えを探す。
「皆の顔見た?あの時」
「いや」
「皆さ、ビックリした顔でさ、悲しそうな顔とかじゃなかったの、相葉ちゃんも皆。」
「・・・・・」相葉ちゃんの名前がいきなり出てきたから俺はちょっとビクッとした。
「それ見て俺凄い無責任だとか思っちゃってさ、あんまり腹立ったから俺決めたの。」
何も言えなかった。自分の事に必死であの時そんなの見てなかったから。
「俺は殺されようって決めたの。」ニノは何の事は無い、と言った顔で言った。
――コイツ、俺より3つも下のくせに何でこんな事考えてんだよ。
「だから殺したい時いつでも言って、俺死ぬから。」
絶対コイツ、今までそんな事考えてたんだ。俺は自分がどうやったら助かるか考えてただけなのに。
急に目頭がかぁっと熱くなったけどそれを何とか堪える。ニノの言葉はいやに現実的で悲しかった。
コイツは俺が今まで思ってきたよりずっと深い人間だ。
383ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 09:59
人生操られて俺はここまで来た。
何気に夢を持って入った事務所では冷たくあしらわれて関西に飛ばされて高校も中退した。
デビューしたけどいつも何か引っ掛かっててイマイチ幸せじゃ無かった。
俺はその言葉に何も返事せずにふいと横を向いた。
月明かりの下、黒い血にまみれた長谷川の死体をおぶってどこかに言った森。
俺はその行き先を今まで勘違いしていた事に気が付いた。

「死んでもいい」

そう言えるニノはただの役者なんだろうか?
それとも俺が弱すぎるだけなんだろうか?

残り時間はあと二時間、急な現実感に俺の心の震えは止まらなかった。
384ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 10:06
>>380-383tensai
385ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 18:48
>>384
頭がいいのかと思っちゃった・・・。アホだ。
386ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 22:24
あぁ〜今日で完結しちゃうんですよねえ。
すごく楽しみだけどもう終わってしまうんですね。
一ケ月以上毎日楽しみにしてただけに複雑。

ラストスパート頑張ってください!
387本土担当:2001/07/13(金) 23:06
今日でとうとう完結ですね……。ああ寂しい。
ミドル版職人さん、長くの戦いお疲れ様でした。
ところで職人さんと皆さんに相談なんですが、実は提箸編のほかにもネタが
あることはあるんです。
ただ、個人的にミドル職人さんの本編があってこその本土編だと思っておりまして。
本編が終わっても本土編を続けるのはなんだか蛇足な気がするので、
完結したら本土編も書かないつもりではいたんですが。
その話をここに来ている友人にしたところ。
「書け。本編が終わったから外伝を書くという考え方もある」
と言われまして、それもそうかな、と。
ミドル版職人さんと、今まで本土編を読んでいただいたみなさんの意見を
参考にさせてもらえないでしょうか?
「書け」「書くな」だけでも参考になるので、良ければ意見ください。
388ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 23:14
>>387
もし書いて頂けるならぜひ読みたいです。
本編には出てないけど、本土編では出てくるミドルもいることでしょうし。
389ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 23:25
私は番外読みたいと思うけど。
ちょっと前には嫌だって人もいたし人それぞれなんでしょうね。
390本土:2001/07/13(金) 23:28
とりあえずアンケートだけでも悪いんで一本。
禁じ手の赤西&亀梨です。
完結編までの息抜きにどうぞ。

ああ。きれいなところだな。
その場所に付いた最初の感想はそれだった。
少しの間、見とれていたのだと思う。後ろから肩を叩かれるまで。
誰?思って振り返った場所に立っていたのは、亀梨だった。
顔の前で両手を合わせて言ってくる。
ゴメン。仁がせっかくがんばってくれたのに、来ちゃった。
なんだよそれ。俺ががんばった意味なくない?
だからゴメンってば。
怒った口調を作ったけれど、本当に怒っているわけではなかった。
なんかさ。
亀梨が言う。
みんな、いるんだね。
……うん。
うなずく。笑ってしまうくらい、みんながいる。
五関と話をしている聖とか。
松崎と東新の間になぜかいる小山とか。
正座の状態で良知に説教されている石田とか。
俊太と悠太に拗ねられている島田とか。
中丸に締め上げられている伊藤とか、止めようとしている上田とか。
相変わらずつまらないオヤジギャグの田口に笑ってあげる萩原とか。
ほんとうに、みんながいる。
……おれたちも、行こっか。
亀梨に言う。歩き出す。けれど。
ねえ?仁?
何?
きれいだし、みんないるけど……森君まで、ここに来ないで、良かったね。
……そうだね。

森君。ここはきれいだよ。痛みも苦しみも感じないよ。
でも、あんたはここに来ないで。絶対に来ないで。
俺達はこの場所で、あの時に感じてたものをきっと忘れてくから。
痛みも苦しみも、怒りも、絶望も、願いも、悔しさも、焼け付くような祈りも、きっと全て。
だから、あんたはここに来ないで。絶対に。
責任を感じないで。自分を責めたりしないで。
けれど覚えていて。俺たちの感じた全ての思いを。
どうか、俺達の変わりに覚えていて。
391ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 23:34
≫390
和みました。
是非続けてください。
に一票。
提箸編もとってもよかったです。
392本土担当:2001/07/13(金) 23:34
ああちくしょう。
化学反応なんか聞きながら書いたから、
妙におセンチ(死語)なシロモノになってしまった。
393ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 23:39
本土職人さん素敵です。
正座させられてラチに説教されてる石田…
笑いつつ涙がでました。
ああ〜だめだぁ!涙止まらないよ(ワラ
394ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 23:40
本土職人様…
感動して泣きました。
良い話…!
395ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 23:51
最終回を前に涙が…
本土職人さん、すてきです。

そしていよいよなんですよね。
今夜は寝ずにミドル版職人さんを待って読みたいと思います。
リアルタイムで感動したい。
396ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 23:54
ああなんて世界。(涙
天国での彼らの様子を読んでいて涙が出てきました…。
私も>>393さんと同じく、良知と石田のコンビが泣けました。
良知、あんまし怒ってやるなよ…?
今日でいよいよ最後ということで、ラストの前にご挨拶を。
最初から読んでくれた方、途中から読んでくれた方、
レスしてくれた方、ロムラーの方、更には挙げ荒しの方まで
とにかく皆様にお礼を言いたいです。ありがとうございます。

暇潰しを書いてくれた方々、自分の拙い文章を見事に膨らませていただき、感謝です。
本土担当の方、もう煮るなり焼くなり好きにしちゃってください。あとは任せた!
集計人さん、アナタにはホントに支えられました。あらためて感謝です。今後も
いろいろな職人さん方を支えてあげてください。ホント、励みになりますから。

最後に、ここを読んでいないであろう某スレ職人さん。アナタの元で学んだ日々が
あったからこそ、最後まで来れたような気がします。ありがとうございます。

さぁ、ラストいきます。
398ユーは名無しネ:2001/07/13(金) 23:59
本土職人さん感動です。是非つづけてほしいです。


ビーーーーーーーーーーーーーー

爆破装置の解除された音が、部屋に鳴り響く。
滝沢秀明は張り詰めた形相で、作業完了の表示を確かめる。
残り時間は・・・・?一体・・・?
滝沢秀明は、顔を上げ、時計を見た・・・。

01時・・・03分・・・。

「・・・もう終わってるよ・・・滝沢・・・」
今井が横で、放心したように呟いた。
・・・何が起こっているのか、分からない。
・・・え・・・?どういう、状況・・・。
滝沢は呆然と、パソコンの前に立ちすくんだ。
今井がパソコンのキーボードに近付き、画面を切り替える。
島全域の、縮小図。
31個の、緑の点灯・・・。
1つの・・・赤い点滅・・・・・・。
「・・・勝負は・・・もう、ちゃんとついてたんだ。」今井は、確信するように言った。
しかし、その表情は呆然と覇気の無いままだ。赤い点滅を、一点に見つめる。
滝沢は、ガクリと力を無くし、その場に座り込んだ。
・・・何もかもが・・・手遅れだった・・・。
・・・何もかも・・・もう、元に戻りはしないんだ・・・。
真っ白な頭の中で、滝沢はそう呟いた。
今井が、島内放送のマイクに近付きスイッチを入れる。
「・・・お疲れさま・・・。ゲームは終了だよ。
森雄介・・・君が優勝だよ。・・・おめでとう。
今すぐ、そこに迎えに行くからね。その場を動かずに、待ってて」
そう力無く言って、今井はマイクのスイッチを切った。
滝沢の方を振り返る。
「行こう・・・滝沢。オレ達の仲間を迎えに行くんだ・・・」

滝沢は、ゆっくりと立ち上がった。

俺達の、仲間・・・。
この傷を、深い傷を、これから先ずっと分かち合う、仲間・・・。
俺達は、彼に・・・森雄介に、
仲間として迎え入れてもらえるのだろうか。
いつか・・・笑顔で分かり合える日が、来るのだろうか。
きっと、ずっと、先のことだ。
永遠に、そんな日は・・・訪れないかもしれない。
それでも・・・
俺は彼に・・・できる限りのことをしよう・・・。
自分の持てる全ての思いやりを、彼に捧げよう・・・。
一生掛けて、この傷を分かち合おう・・・。
それが・・・俺に残された、償いの手段だ・・・。


いつの間にか、雨はあがっていた。
空に浮かぶどす黒い雲は、急激な勢いでどこかへ移動し流れてゆく。
森雄介は、ふらりと力無く立ち上がった。
ゆっくりと足を引きずり、山道を歩き出す。
夢遊病者がさまようかのように。
雨が上がったというのに、目の前の景色は水を含み、濡れている。
・・・涙が止まらない。
まるで先程までの空が全て、森の身体の中に吸収されたかのようだ。
どんよりと黒く曇る視界。狂ったように雨を降らす。
ふらふらと木々に手をつきながら、森は歩く。
視界から、ふわりと木々の陰が消えた。展望台の周囲の、草原だ。
・・・『俺達みんな仲間じゃないかーー!みんなJrの仲間だろーー?!』
亀梨和也の声が、脳裡に蘇る。まるで、そこにいるかのように
廃墟になった展望台に、幻影が浮かぶ。
森は草原に足を踏み入れ、2歩、3歩と進む。
・・・『オレがこのゲーム終わらすから、神風特攻隊になってやるから・・・』
赤西仁の顔が目に浮かぶ。強い口調。真剣な、瞳。
・・・『森君・・・俺怖いんだ・・・。たまらなく怖いんだ・・・』
福田悠太の顔。すがるような、あの顔。
森は押し潰されるように、その場にひざまずく。
・・・『イヤだよ!!友達同士で殺し合うなんて、イヤだよ!!』
悲痛な、福田の叫び声。湧き上がる記憶に、胸が締めつけられる。
森は胸を掻きむしるように押さえ、嗚咽を漏らした。
記憶の洪水が、森を責める。
長谷部隼の狂気に染まった顔。中丸雄一の、フラフラと必死に走る
後姿。雑木林を駆け抜ける、松崎祐介の姿。立ち竦む東新良和。
必死の形相でマシンガンを構える、石田友一。
良知真次の死顔・・・宮城俊太の・・・上田竜也の・・・伊藤達哉の・・・。
みんな、死んだ・・・死んでしまった・・・
萩原・・・田口・・・岡田・・・内澤・・・中村・・・橋田・・・
五関・・・安蒜・・・盛・・・野田・・・伴・・・小山・・・武内・・・
増田・・・藤ヶ谷・・・加藤・・・小森・・・
・・・『ありがとう森君・・・終わらせてくれて・・・良かった・・・』
島田直樹の声が、耳の中を渦巻く。島田の、死顔。冷たくなる、感触。
背中に感じた、重さ・・・全てが、生々しく森を襲う。
森は耳を塞ぎ、目を閉じ、必死で頭を振った。それでも、追い払えない幻影の数々。
草に額をこすり付け、叫ぶ。
声を限りに、叫ぶ。
「ウワアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

・・・俺は・・・1人だ。
今、たった1人だ。
この絶望の中で、たった1人だ・・・。
もう誰もいない。
仲間は・・・全て、もういない・・・。
夢も・・・希望も・・・未来も・・・ある物全てを失われて・・・。
残されたのは・・・俺1人だ・・・。
他には・・・何も無い・・・。
・・・俺は・・・俺達は・・・この戦いで、一体何を得た??
武器を持たされて・・・混乱の中に放り込まれて・・・
仲間を信じられなくなって・・・疑って・・・裏切って・・・
時には親友に、銃口を向け・・・
時には親友のために、命を投げ捨て・・・
たった1つの、命を投げ捨て・・・
得る物など、何も無い・・・。
失った、だけだ・・・。
・・・『そうです。』
ふと、蘇る声。ゲームが始まる前の、田中聖の立ち上がった姿。
・・・『殺されたくないし、殺したくもない。そんなことまでして
デビューできなくっていいです。』
鮮明で、意思の強い田中の声。鮮やかに、森の脳裡を駆け巡る。
森は微かに目を開けた。
・・・そうだ・・・その通りなんだ・・・
お前が一番利口だな・・・勇気あるよ・・・聖・・・。
俺はあの時・・・お前は怖気づいてあんなことを言ったんだと思ってた・・・。
でも・・・そうじゃない・・・。
「デビューのためなら、死ぬ気で戦え」?
死んで、一体何になる?
命と引き換えになるほど、価値のある物なのか・・・?
仲間を殺してまで、得るような物なんか、無い・・・
仲間を失ってまで、得るような物なんか、何も無い・・・!
・・・『森君・・・やっと、おわったね・・・バイバイ・・・・』
亀梨の、最後の言葉。最後に聞いた、仲間の言葉。
森は流れる涙を止められないまま、草の上を拳で叩いた。
・・・終わったって、一体何が??
これが終わりなのか??
こんな終わりが、あっていいのか??
何も・・・
何も終わっちゃいない・・・!
これで終わりになんか、絶対にしない!!
森は空を仰いだ。頬から首筋へ、涙が流れてゆく。
黒い雲はもう遠くへ流れ去り、透き通った夜空が、森を見下ろしている。
そこには・・・見たことも無いほどの、満点の星が輝いている。
森は、その星の1つ1つを目に焼き付けるように、夜空を睨んだ。

・・・見てろよ、お前ら・・・。
・・・俺のすることを、そこからしっかり見てろ・・・!
俺が全部、終わらせてやる!
ちゃんと、終わらせてやるからな・・・!
みんな、そこで待ってろ・・・。
土産が、あるんだ。
待ってろよ・・・!!

森はナップザックから、1つ残された手榴弾を取り出した。
その手に、しっかりと握り締める。
2つの影が木々の合間で揺らめくまで、ずっと、握り締める。
全ての、みんなの、祈りを込めるように・・・。



【終】
405ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:31
職人さん、ありがとうございました…。
歴史に残る素晴らしいお仕事でした…。
406ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:31
あーーーーーーーーー!!!!
ゆ〜う〜す〜け〜〜〜〜〜ぇ!!!
407ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:32
終わり
408ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:33
お疲れ様デース。
さぁ次はどれの更新かなー(笑)
409ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:34
職人さん本当お疲れさまでした。
めちゃめちゃよかったですわ!
410ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:34
森・・・あんたカッコイイよ・・・あんたのファンで良かったよ・・・
ていうか、みんなカッコイイよ・・・

職人さん、お疲れ様でした。
毎日すごく楽しみにしていただけに終わってしまうのは悲しいですが・・・
411ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:35
エピローグきぼーーーん!!!!!
いやウソです、すんません、ほんとすんません。
412ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:35
職人さんお疲れでした、ホント楽しませてもらいました。
最後まで泣ける話で感動しました、
ありがとうございます
413ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:35
200ちょうどで終わってる・・
お疲れ様でした職人さん・・・(泣)
414ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:35
>>408
なにも、今ほかの話しなくても・・・
415ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:35
原作も読んだこと無いし、完結版も読んだこと無かったので、
毎回ドキドキしながら読ませていただきました。
こんな・・・こんな切ない終わり方なんですね・・・
職人さん、ほんとにほんとにお疲れ様でした。
この2ヶ月近く、毎日が本当に楽しかったです。
416ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:36
職人さん。乾ききってた、あたしの心に
感動をありがとう!!

本土さん。あなたも、すばらしい!
是非書いてください。
417ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:36
職人様お疲れ様でしたー!!ミドル版何度も
泣かされましたよー感動で!最後もとても
素敵でした。
418ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:36
森の手榴弾、新たな悲劇を呼ぶのかな・・・
ある意味2人は一番の被害者だと思うのだけど・・・
419ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:38
最後に全員の名前を出してくださってるあたりに
職人さんの心遣いを感じます・・・
本当に素晴らしかったです!おつかれさまでした・・・
420ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:40
職人さん!結婚してください!!(笑)
いや、ほんと、あなたにホレそうなぐらいミドル版最高に
素晴らしかったです!ほんとにお疲れさまでした!!
421ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:41
ずっと読ませて頂いていたのですが、こんなに面白くて
夢中になったもの、久々に出会いました。

こういう内容できっと職人さんもいろいろ考えたり悩んだりしたと思いますが
最後まで書き上げてくれたことにとても感謝しています。
そして出てきた子皆が根は悪い奴ではない。という風に書いてくださった
職人さんの人柄の良さがにじみ出る文章に、内容が殺人ゲームだとしても
救われた部分があったと思います。

とにかく。職人さんお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
422ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:43
職人さん、お疲れ様でした。
特にラストは…光景思い描いて森君の声で脳内再生
ゾクゾクしましたよ。
423ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:43
某板で職人の真似事(とても職人技ではない)をしてますが、
読ませる文章を書くのって難しい。職人さんすごいっす。
424ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:44
職人さん、本当にお疲れ様でした。なにかを読んで、
こんなに切なくなったのは久しぶりです。
これまでも何度も泣かされてきましたが、
今日は周りも気にせずボロ泣きで感動しました。
本当に長い間ありがとうございました。
あと本土版の方、
自担が幸せそうで良かったです。是非続きを希望します。
425ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:45
Jr版のバトロワは完結しないものだと思ってた…
一番完結してほしくないのが完結するなんて〜(泣
いつまでも読んでたかったよ…
職人さん本当にお疲れ様でした。
426ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:46
ミドル版がはじまってから、バトロワを読ませていただくために
2chを見てたと言えるくらい、ハマッてました。
職人さん、最後まで書いてくださってありがとうございました。
427ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:46
職人さん、お疲れ様。
そして本土担当さん、負担にならない程度に期待してます。
今日も仕事なのに泣いた。
天国バージョンではやはり説教組に泣き笑い。
タモリ倶楽部も見ながら泣いてるってアホっぽいなあ(苦笑
428ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:48
映画も原作もなんにも知らない真っ白な状態で
完全オリジナルとして楽しんでました。
この一月半のあいだ、続きを待つのが楽しみで、読んでは何度も泣きました。
職人さん、ほぼ毎日の更新お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
429ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:49
お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
毎日毎日ミドル版を読むのが本当に楽しみでした。
某スレの職人様も読んでいると良いですね。某スレのお二人の
コンビネーションもとても大好きだったので。

ミドル版バトロワ、今後も大切に保存したいと思います。
感動をありがとうございました。
430ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:49
なんだか、もう1度
読み返してみたくなりました。

読み返しに逝って来ます!!
431ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:54
私は映画しかみたことなかったですけど絶望の中の希望
っていうのかな、そういうラストですごいこれもよかったです
そして本土の方、私は反対派だけどよまなきゃいいだけだから
いいんじゃないかと思います。
職人さん、おつかれさまでした。
432ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:54
職人さんお疲れ様です。そして感動をありがとう。
最初から読んでました。途中でレスもさせてもらってました。
何度読み返しても、飽きない素晴らしい作品だと思います。
なので時間はかかりましたが、コピって印刷して切り取って。ひとつの本にしちゃいましたよ。
うちの母も妹もとても感動したし、文章力もあり、想像しながら読めたといっていました。
妹も早く次が読みたいといっていたので、明日本に追加してみせます。

本当に感謝します。
433ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:54
滝つが死ぬとこ見たかったな〜
434ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:56
職人さん、お疲れさまでした。
このスレを読むためにPCを開く毎日でした。
何回も何回も泣かせていただきました。
こんな内容の濃いもの久しぶりです。

毎日の楽しみがなくなってしまうのは少し寂しいですが、
大切に大切に読み返していきたいと思います。
本当にお疲れさまでした&ありがとうございました!
435ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 00:57
>>433
となるとつは滝をかばおうとするのか…など想像はつきませぬな。
436ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:00
>>433 ここで殺しちゃったら本末転倒でしょ。
これだけ多くの死体を見てきた森、もう殺さないと思いたい。
437ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:05
ミドル版職人さん、本当にお疲れさまでした。
なんかこのスレのバトロワ読むたびに、ますます自担への愛が深まった気がします。

終わり方も良かったし、最後はみんなで天国で幸せになるといいんだけど・・・。
このスレの更新が毎日の楽しみだったので、今後続きが読めなくなるのは
非常に残念ですが、これからも読み返すつもりです。

今まで本当に楽しかった!
職人さん、今までどうもありがとうございました。
438ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:05
職人さん、お疲れ様でした。
今まで何度も何度も泣き、
そのたびにミドルをどんどん好きになっていきました。
なんだか職人さんにとても感謝です。
素敵な作品をありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
439ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:05
ミドル版マンセーーーーー!!!
440ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:08
もうたくさんの方が感想を述べていて、同じような内容をツラツラ書いても
しょうがないので、職人さんにお礼だけ…
毎日がとても楽しみでした。
ありがとうございました!
そして。。。お疲れ様でした!
441ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:12
職人様ありがとうございました。
442ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:15
私もお礼だけ言わせてください・・・。
ミドル版職人さん、お疲れ様でした。
楽しかったです。ありがとうございました。
443ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:15
ミドル版職人さん、お疲れさまでした。
1ヶ月半、毎晩楽しませていただきました。
どんなに眠くても、ここだけは読んでから寝る、って感じでPC開けてました。
スリリングな展開、きゅんとくるセリフ等々、感動の日々でした。
そして文章の端々に滲み出る職人さんの人柄に惚れました。

今まであまり馴染みのなかったBADあたりの子達もこの1ヶ月半で
すっかり顔と名前が一致するように。それもミドル版のおかげです。
444ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:24
ここを読んでてミドルが好きになりました。
アンチな気持ちもない、ミドルが全員好きだという
職人さんの言葉と、その気持ちのこもった作品に胸を打たれました。
何度もマジ泣きしました。
職人さんの人柄と才能に乾杯!
長い間お疲れ様でした…。
445ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:36
ミドル版職人さん、ありがとうございました。
ただただ涙がとまりません。自担もますます
好きになったし、ミドルも前よりもっと好きになり
そうです。本当にお礼しか言い様がありません。
446ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 01:41
職人様、本当にありがとうございました!!
ミドル全員に分け隔てなく、平等に愛を注がれたその姿勢とお人柄のにじみ出た言葉の数々、
そして非凡な才能に、ただただ感嘆しつつ見守るだけの日々でした。
長い連載もので、ラストに「感動&納得」したのは、プロの作家さんの話を含めても、本当に久しぶりでした。
ボキャブラリー貧困で悔しいのですが、もうありがとうございましたとしか言えません。

そして本土職人様。
赤亀in天国編泣きました!!
外伝、楽しみにしております。
447ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 02:01
ミドル版職人様、お疲れ様でした!
物語を完結させるのってとても大変な行程だったと思います。
今まで私たちを楽しませてくれて、惹きつけてくれて、
本当にありがとうございました。
ミドルはMAD以外ほとんど知らず、バトロワオリジナルも知らない自分ですが、
とても楽しませていただきました。
なんだかミドルに愛着が持てたように思います。
448ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 03:29
今までロム専でしたが、初めてレスします。
うっかり寝過ごしてしまい、見るのが今ごろになってしまいました。
職人さん、お疲れさまでした。
2ちゃんでこんなに感動したの初めてです。
本当にありがとうございました!
449ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 05:01
ミドル版職人様、本当にお疲れ様でした!
これだけの期待に応えようとするのも大変だったでしょうし、
いろいろ苦悩されたと思いますが・・・
本当に面白かったです。

本土職人様
赤亀良かったです・・・有難うございました。
禁じ手とわかってはいましたが、泣けました。
450職人さまマンセー!!:2001/07/14(土) 08:42
ミドル版職人様、ありがとうございました。
毎晩楽しみに読ませてもらってました。
こんなに2chを必死に見たのは久しぶりです。
本当にお疲れ様でした。

本土職人様。
本土編、私はぜひやってほしいです。
赤亀編、嬉しかったです。
451ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 09:51
職人さん、ラストまで本当にどうもありがとうございました。
夜早いので、毎日朝拝見してドキドキしながら会社に行ってました。
その楽しみがもうなくなると思うと、本当に寂しいですけど…
でも本当に最後まで酔わせていただきました!
本当にどうもありがとうございました。またどこかでお会いできれば嬉しいです。
452くず:2001/07/14(土) 11:47
目がさめると、机の上に座っていた。
目の前に黒板が見える。
今日は日曜日じゃなかったのか?…その前に今は夏休みで学校は休みのはず…。
仁は異変に気付いてガバッと身体を起こした。
…教室じゃ、ない。
仁には、すぐにここが自分の通う学校でない事に気づいた。
周りの席でぐったりしている生徒が全員Jrだったのである。
何人かのJrは仁と同時に目を覚ましたらしく、
田中聖はきょろきょろとあたりを見回して仁と目が合うと、ギョっとした。
島田直樹は窓側の席だったので、窓を必死にガチャガチャ開けようとしていた。
(鍵がかかっているのか、それとも壊れているのか…開く事はなかったが。)
外の景色は真っ暗で何も見えなかった(という事は今は夜中なのだろうか?)
Jrが着ている服も、さっきまでの私服ではなく全員が見慣れない学生制服だった。
…あのパ−カ−ものすごい高かったのに何処いったんだよったく…
寝起きのせいか、思考回路が回らず場違いな事を考えたりして…。
良く見ると、みんな首に銀色の妙な物が付けられていた。首輪?
仁は自分の首のあたりを触った。ひんやりと冷たくて硬い感触が手に触れた。
何故…こんなものが・……。
その時、この部屋(なのか、それとも教室なのか…)に一人の初老の男が入ってきた。
・・どっかで見覚えがある。しかもかなり知ってる人…
するといきなりその初老の男がパンパンパンと手を叩いた。
一斉にみんなが起き始めた。
「こ〜んばんわぁ〜。ユ−達良く眠れましたか?」
みんなは何が起こったのかわからず中にはフラフラと歩き出す奴もいた。
「あ、コラそこっ!歩くんじゃないっ!」
初老の男…あ、ジャニ−さんだ。でも微妙に違うような……。
注意された長谷川純はジャニ−さんだと思ったんだろう。
慌てて自分の席についた。
「まぁ、大した睡眠時間じゃないからぁ、すっごい眠いと思うんだけどね。」
一同はざわざわとしたままだった。
「いきなりだけど、これからユ−達全員に殺し合いをしてもらいたいとぉ〜思います〜」
……殺し合い?
みんなのざわめきがピタリと止まった。
<残り24人>
453ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 15:21
辞めジュ版と暇潰し版は・・・(ボソ
454ミドル版@集計人:2001/07/14(土) 16:06
前レス→>>25-28 >>30 >>49-50 >>58-59 >>61 >>69 >>73 >>107 >>111 >>114
【上田竜也 中丸雄一死亡】
>>137-138【伊藤達哉死亡】
>>161-166 >>210-213 >>226-229 >>233 >>235 >>237 >>239 >>241 >>243
>>257-261 >>281 >>284 >>290-292 >>298 >>337 338【赤西仁死亡】
>>344-345【石田友一死亡】
>>353-355【亀梨和也死亡/ゲーム終了】
>>399-404【終】

P様電話編>>175
提箸編>>308-310 >>312
天国編>>390
455ミドル版武器@集計人:2001/07/14(土) 16:08
赤西仁【素手】【藤ヶ谷のケープ:ハードタイプ】【森所有の銃】【森の手榴弾】
安蒜厚志【コルク抜き】
石田友一【バズーカ並の銃】【岡田のバタフライ・ナイフ】【五関→伊藤のマシンガン】【東新のライフル】
伊藤達哉【ギターの弦】【五関のマシンガン】【増田の携帯探知機】
上田竜也【火縄銃】
内澤祐豊【拳銃】
岡田政治【バタフライナイフ】
加藤成亮【拡声器】
亀梨和也【エアガン】【加藤の拡声器】【森所有の銃】
五関晃一【マシンガン】
小森輝明【マッチ】
小山慶一郎【ビニール傘】
島田直樹【軍用ナイフ】【内澤の拳銃】
武内幸太朗【彫刻刀:丸刀】
田口淳之介【木製バット】
東新良和【ライフル】
中丸雄一【銃】
中村翔【吹き矢】【橋田の拳銃】
野田優也【カッターナイフ】
萩原幸人【フライパン】
橋田康【ワルサーP99:ルパン三世とおそろ】
長谷部隼【包丁】
伴貴将【携帯ラジオ】
福田悠太【小型銃】
藤ヶ谷太輔【ヘアスプレー(ケープ):ハードタイプ】
増田貴久【携帯探知機】
松崎祐介【紐は紫「奈良」は黒の毛筆体の銀色十手:奈良土産】
宮城俊太【拳銃】
盛哲也【拳銃】
森雄介【手榴弾】【良知の小型銃】【内澤→島田の拳銃】【福田の小型銃】【宮城の拳銃】
良知真次【小型銃】
456バトロワ集計人:2001/07/14(土) 16:10
ミドル版職人さん、本当にお疲れ様でした。
>>397のレス、一生忘れられそうにないです(嬉泣)
私の方こそ、こんな素晴らしい作品を読めて集計まで
させて頂いて心から感謝します。
P様電話編職人さん、本土担当職人さん、有り難うございます。
各職人さんの集計しながら、また泣いてしまいました…
これからもご活躍期待してます。
前スレからの職人さん達もお待ちしてます。
自分のペースでこれからも頑張って下さい。
457バトロワ集計人@お詫び:2001/07/14(土) 16:19
集計で>>338がリンクできてませんでした。反省です。
仁の最後なのに…申し訳ないです。
458ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 18:42
ミドル職人様、そして集計人様、本当にお疲れさまでした。
毎朝会社で、パソコンを立ち上げてからバトロワを見るのが日課に
なっていました。ここで皆さんと一緒に毎日手に汗を握りながら
応援できて楽しかったです。本渡編職人様も期待しています!頑張ってください!
459くず:2001/07/14(土) 20:28
「いきなりだけど、これから君達全員に殺し合いをしてもらいたいと思いますー」
…確か今「殺し合い」って言ったよな…
このオッサン何言ってんだよ。何かのドッキリかぁ?Jrも売れたもんだな。
それともここに滝沢君や嵐のメンバ−がいるからなのだろうか。
みんなは寝ぼけているのかと目をこすりながら初老の男の話を聞いた。
「ユ−達プログラムの事はご存知ですかぁ?」
次の瞬間、みんなの目が見開かれて一斉に顔の色が悪くなった。
もちろん仁の眠気も一気に覚めて頭を強く打たれた衝動にかられた。
プログラム…それは国が行っている一種の国家行事と言うのだろうか。
それはある特定の若者団体の40人前後が1年に1回、1グル−プのみコンピュ−タ−にランダムで
選ばれて何処か人から隔離されたところで、(小さな離島が多いと聞いていたが)
最後の一人になるまで殺し合いを行うというものだった。
その団体のほとんどが何処ぞの学校の1クラスであったが、
時にはボ−イスカウトやガ−ルスカウトの団体だったり、塾の生徒であったり…。
目的は殺し合いという小さな「戦争」をして、人間が極地に追い込まれた時
どのような行動をとるか、やどのような殺し方をするかを調査する事。であるが。
でもまさかJrがそのコンピュ−タ−にインプットされていたなんて……。
「今回ユ−達はこの素晴らしいプログラムに選ばれたのです、はい拍手ッ!」
初老の男は一人でパチパチと手を叩いた。そう、当たり前だが誰も手を叩く奴はいなかった。
仁はあたりを見回した。みな現在の状況が把握できたらしく顔が真っ青であった。
また仁も倒れないように拳をギュっと握っていた。
460ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 22:29
>>452さん=>>459さん
お?新バージョンですか?
461ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 22:38
>>460
これも甜菜だよ。
462ユーは名無しネ:2001/07/14(土) 23:39
もう今日からミドル版は無いんですよね…
寂しい…
463ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 00:25
なんだか寂しい・・・
でも、本当に感動しました!
こんな感動久しぶりです!
464ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 00:41
この一ヶ月半ずっと、ここを覗くのが日課になっていたので、
ミドル版が終わった今、心にポカリと穴が開いてしまったみたいに
さびしいです・・・。
465ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 00:49
職人さんと、レスをしてる人達の関係もなんか好きでした。
一番好きなスレでした。
466ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 00:52
ミドル版さんに触発されて、私もバトロワの設定を考えてみたんですけど
なかなか難しいものですね。
改めてミドル版さんってすごいなぁと思ってしまいました。
今まで本当にお疲れ様でした。
ゆっくり英気を養って下さいね。
本土編さんの番外編も楽しみに待っていますので、頑張って下さい!
467ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 01:09
確かに、このスレ昔は荒れ放題だったけど
雰囲気良くなったよね。ミドル版職人さんのお人柄かな。
ラストまで書いてくれたのは嬉しいけど、寂しい…
468ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 01:38
>>466
私も書きたいと思ったけど、やっぱり難しいね。
うまくまとまらない・・・。
書こうと思って簡単に書けるものじゃないのね〜。
469ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 01:54
ラストを期待して、毎晩ここ覗くのが楽しみだったのですが、
実際終わってしまうとやっぱり淋しいですね…。
もう一度一から読み直して思い出に浸ろうと思います。
470ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 02:26
途中で終わってたのも完結して欲しいな・・・・
471ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 04:21
どっかからのを転載しちゃまずいよね。
祭とか面白いと思うんだけど。
472ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 08:40
やめれ、<甜菜
473ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 10:56
>>471
甜菜されたページ、申請制に変えたとこが出て来たよ・・・。
甜菜サイアク。
474ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 12:00
新しいバトロワJr版考えていて書こうかとも思ったけど…
あまりにミドル職人さんや本土職人さんP様電話職人さんのを読んだ後では
恥ずかしくて書けない…
ミドル版は本当に泣かされただけに。
475ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 14:49
なかなかこれなくてやっとラスト読みました
ミドル好きな私にとっては最高に楽しみで終わり方もよかったです
ミドル版職人さんお疲れ様でした
476ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 21:48
ミドル版本当にお疲れ様でした。
日ごろ喜怒哀楽が薄い私がこのスレで思いっきり泣いたり
感動したりさせてもらいました。

あぁ〜なんか当たり前のことに・・・。
う〜ん、何をいっていいのかわからないけど本当にこのスレ大好き。
477本土担当:2001/07/15(日) 23:19
ミドル職人さん、完結お疲れ様でした。
私はリアルタイムでの参加は後半辺りからでしたが、
毎日ここを読むためにネットに繋ぐような状態でした。
こんな素晴らしい作品を読み、更に二次創作に参加させてもらえて嬉しかったです。

外伝ですが、職人さんや皆さんの好意に甘えて書かせてもらうつもりです。
完結の余韻を壊したくない、読みたくない、という方はひとつ脳内あぼーんで。
もちろんあの結末後どうなるかとかそういうのは書かないのでご安心を。
読んでいただける方は、あと二、三話おつきあいください。
とか言っても、今日は書けないんですが。
478ユーは名無しネ:2001/07/15(日) 23:22
皆が盛り上がってるとこで関係ない話をして済まないが、
私は辞尾のバトロワが一番好きだ。更新も早いし。
まぁ難を言えばちょっと文章力がアレだけど(藁)
479ユーは名無しネ:2001/07/16(月) 00:15
辞めジュ職人さん・・・・・・・・・
カムバックきぼ〜〜ん!

ミドル版職人さん、ありがとう!
毎晩とても楽しく読ませて頂きました。
ニオシの冷酷さに泣き、最後に涙しました。
三押しの森雄介に改めてホレなおしました。

そして私のイチオシは、
辞めジュ版さんに名前が出てきたきり・・・
どうか、続きを読ませて下さい・・・

職人さん、みな、素晴らしいっす。
480お邪魔します:2001/07/16(月) 00:19
板違いのデビュー組担なのですが、
ミドル版他、職人さんたちにお礼が言いたくて、出てきてしまいました。

本家バトロワが好きだったこともあって、最初のスレからずっとロムってました。
正直な話、Jrのみなさんは、知ってはいるけど興味なし!だったのですが、
ここのおかげで愛着をもつようになり、知らなかった子を雑誌で探すまでになりました。
なんだか気になる子もできたし、ちょっと開眼です。
次に自担のコンサートやライブがある時は、気にしてみようと思ってます。
そういうきっかけを作ってくれた職人さんたちに、感謝です。
特にミドル版は、ここに来ている方たちで作り上げたような感じで、一番好きです。
本土編さんの続きも楽しみにしています。
それでは自板に帰ります。お邪魔しました。
長文スマソ。
481ユーは名無しネ:2001/07/16(月) 00:24
私はやっぱりミドル版がイチオシだなぁ。
オリジナルであそこまで書けるってのもすごいし、
勢いあったし感動したし。
全員が主役みたいに書いてくれたから楽しめたよ。
本土担当さんの作品も楽しみにしてます〜!

あ、辞めジュ職人さんもよろしくお願いします。
482ユーは名無しネ:2001/07/16(月) 20:24
どの作品が一番とかって書くの禁止じゃなかったっけ?

ともあれ、私も辞めジュ版職人さんの復活きぼ〜ん!
まだしつこく待ってる人は他にもたくさんいると思う。
483はい:2001/07/16(月) 21:28
私も待ってます、辞めジュ版。
484ユーは名無しネ:2001/07/16(月) 21:53
勿論、私も待ってます。>辞めジュ版
485ユーは名無しネ:2001/07/16(月) 22:41
>>482
1番以外の作品の悪口言わなきゃ良いんじゃない?
まぁ危険な話題は避けるのが無難だけど。
486sage:2001/07/17(火) 01:12
本土担当さんの続編きぼ〜ん
487ユーは名無しネ:2001/07/17(火) 21:59
何か毎日が寂しいなぁ・・・。
488ユーは名無しネ:2001/07/17(火) 22:47
リトルの話もききたいなぁ・・・。
わがままいってスマソ。
489ユーは名無しネ:2001/07/17(火) 23:08
前、完結したら発表すると言ってた人がいましたよね。
490ユーは名無しネ:2001/07/17(火) 23:30
リトルほとんど解らないけど
好きになっちゃうのかな・・・
気長に待ってます。
もちろん、他の職人さん達も!
491ユーは名無しネ:2001/07/17(火) 23:34
>>489
それがミドル版と思ってた…
ラストまで決めてから、って言ってたから。
492ユーは名無しネ:2001/07/17(火) 23:49
皆さんならリトルなら誰をメンバーにします?
自担は丸野優なんで丸野は確実にいれたいなぁ。
他はABCとかINGとか安ちゃん最高・・・。
493ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 00:08
リトルって、どのくらいまでを指すんでしょう、今。
BADあたりはもうダメなのかなぁ。
494ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 00:18
BADもリトル側に入れていいと思いますよ。
福茶・藤ヶ谷・武内・加藤は中学生ですし。
495ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 00:37
乙女スレみたいに書きたい人全員で
リトル版書いてみたらどうよ?
496ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 00:40
それってでも大変じゃない?
死なせたくない人死なせちゃったり・・・
それにそんなに職人さん来てくれるかな?
497ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 00:40
>>495
それも楽しそうかもですね。
ちょっと難しそうだけど…。
498ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 00:50
最後に誰が生き残るか、職人全員もドキドキ(w
面白そうですね〜。
でも難しいだろうな・・・。
499私が書くわけではないけど:2001/07/18(水) 01:00
リトルのラインナップ。>>494さんの意見をふまえて、中学生から選出。

辰巳雄大  河合郁人
塚田僚一  安藤靖浩
丸野優  越岡裕貴  戸塚祥太
セオン・エディ  ラファイ・エディ
小川大樹  藤ヶ谷太輔
増田貴久  小森輝明
加藤成亮  武内幸太朗
長谷部隼  福田悠太
松崎祐介  内澤祐豊
内 博貴  東新良和
藁谷亮太  服部将也
高井宙也(高校生だがなんとなく)
他、追加可能

これらの人物を裁きたいという敏腕職人さん、求む!
500ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 01:25
地味あたり入るとおもしろそうだが…
絡めづらそうだがそれだけにインパクト大かも…
501ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 01:26
複数の職人さんで小説書くと、
死なせたくないとかで大変そうだから、
乙女日記ふうに、適当に担当(早い者勝ち?)決めて、
行き会った人同士で勝敗決めるとか、どうでしょう?
テーブルトークみたいに、同盟組むのも殺しあうのも、その時のノリ。
勝敗は…。やっぱり決めにくいか…。
502499:2001/07/18(水) 01:28
地味も中学生だったね。
背が高すぎて忘れてたよ(笑)。
503ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 01:31
担当決めてやったらかなり面白そうだね〜
殺されても文句言わないってルールで…
職人さんたちがリアルなバトルロワイアルを経験できそうね。
504ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 01:37
めちゃくちゃおもしろそうだが
リトルわからん・・・
505ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 01:38
>>499のメンバーだと、「やる気」になるのはやっぱ辰巳あたり?
506ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 01:41
>>505激しく同意。
でもリトル、やっぱりわかんない子多いっす。スマソ…。
507499:2001/07/18(水) 01:45
名前書いた私も、リトルほとんどわかりません・・・。
もしその複数職人制のバトロワやるんなら、
リトルだけじゃなくってJr誰でも参加のほうが面白そう。
508ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 01:56
>>507さん
確かに、それ賛成ですわ。
ただ、収集がつかなくなっちゃうので、
最初にメンツ決めはやっぱりやった方がいいかなとは思うのですが。
509ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:04
>>508
確かに。メンツが決まってたほうがやりやすいだろうし。

試験的に複数参加のバトロワやるにしても
まずそれなりに参加してくれる職人さんがそろわないとね。
ちなみに私は参加したい(笑
510ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:04
メンツ決め、誰を出して欲しいとかあるかも知れないけど、職人さんが
書きたい人を書いた方が絶対おもしろくなると思う。人数だけ適当に
決めて職人さんを募るというのはどう?
511ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:07
職人さん募集!
じゃなくて書きたい人募集!でいいんでは?

あなたも職人デビューしてみませんか?って。
512ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:07
人数だけ決めといてあとは先着順で、
こまめに集計して人数分いったら
そこで増員ストップ、とか。
513ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:10
>>511
そうだね、ミドル版終わった時に書きたくなったって言ってた人
けっこういたみたいだし。
書いてみたい人が書ければいいと思う。
514ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:10
後は人の集まる時間帯だよね・・・
乙女見てると何とかなるのかとも思うけど。
515ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:11
>>510
確かにそうかもですね。
あんまり決めすぎると、どっかで破綻しそうだし…。
東西・年代問わずに、2〜30人くらいで、いかがでしょうか?

ちなみに、自分も参加したいな〜(笑
516ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:27
某スレ職人さんに××書いて〜!とか
お願いしたくなってしまう(藁
あくまでも職人さんの書きたいキャラって言うのは承知だけど
517ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:32
ゲームコントロール役だけ決めたくない?
死亡確認とか禁止区域設定とかする人。
518ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:42
ゲームコントロール役かぁ。
意外な人物がいいね・・・。
嵐5人とかどうよ?
Jrのみにこだわるなら、MAとかどうよ?
519ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:46
確かに、コントロール役必要ですね。
MAとかも参戦させたい職人さんが出てくるかもだから、
嵐5人の方に1票かな〜。
520ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:48
私も嵐に1票です。

しかしMA敵に回すと怖そう・・・
521ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:48
コントロール役、無難にサンチェは?
書いてておもしろいかどうかはちょっと分からないけど。
522ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:50
辞めジュたちの陰謀により、ゲームがはじまる…とかね。
辞めジュを扱いたい人は、進行役で参加できるとか。
523ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:52
>>522 それオイシイねー。いいかも。
そうするとやっぱりやりたいキャラ出すのが先なのかな?
524ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:52
ちょっとごめんね。あの、東西・年代問わずというのは凄く
いいと思うんだけど、各職人さんがある程度登場人物について把握
できてないとやりづらくないかな?
525ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:53
嵐5人だと、コントロール役っていっても、
徹底した傍観者にはなれないだろうしね。
参加Jrによっては、相当葛藤あるだろうし。
そこらへんを書く職人さんがいてくれると、
面白くなる気もするけど…。
526ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:54
う〜ん。広すぎると、やっぱ収集つかない?
ある程度しぼった方がわかりやすいかしら…。
527ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:56
>>524
知識が偏るのはどうしても仕方ないと思うんだよね。
それも醍醐味では?書いてるうちに詳しくなると思われ…
528ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:56
>>526
うん。あまりに広すぎると難しいと思う。
こんな言い方アレだけど、自担が分類されるとこ意外は
メジャーな人しか分からない。書いてみたいけど、他の人物が
分からない子ばかりになっちゃったらツラい。
529ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:57
>>524
登場人物把握してなくても、
どんなやつに出くわすのか分からないハラハラ感も味わえて面白いかも(w
530ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:58
こういう話になっちゃうと、登場人物出して見ないとわかんないよね。
多分メジャー所は誰か書く人いるとは思うんだが・・・
531ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:59
じゃあやっぱり名簿とか作ってみますか?
そのほうが分かりやすくてよいかも。
532ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 02:59
>>530
ちゃんとした決定はあとにするとして、とりあえず誰を書きたい人が
いるかアンケート取ってみましょうか?
533ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:02
つーか今ここ何人いるんだ?(笑
534ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:02
じゃあまず点呼から?
535ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:03
はい、一人です〜
536ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:04
はい、二人です〜
537ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:04
点呼っすか?は〜い、二人目〜(かな?)
538ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:05
じゃあとばして4人目〜
539ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:05
あ、かぶった。三人・・・
540ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:06
結局4人?
541ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:06
はい、5人目〜
でも自分才能無いから書けないっす・・・。残念。
ロムラー参加で・・・。
542ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:07
>>541 いやいや、ロムラーの意見も必要だと思うよ。
543ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:08
5人、ですかな?
544ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:08
>>543
5人、みたいだね。
545ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:08
あまりに突っ走った独り善がりになってもアレだもんね…。
546ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:09
>>541 そ、それを言われちゃうとツライ4人目・・・
書けるかわかんないもん・・・
547ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:09
>>545
うん。バトルしたいんじゃなくて書きたいのが前提のはずだしね。(笑
548ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:10
あんまし堅苦しくなく考えてよいと思われ。
書きたいけど、どうなるのか想像つかないもん…
549ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:11
>>547
うっかり荒らしさんとのバトルロワイヤルに突入、
なんて真似だけはしたくないし(藁
550ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:12
>>546 5人目ですが・・・
いや・・・自分は完全な理数系で文才が無いので・・・。
書けそうなら途中から余ってる人物で参加したいっす。
551ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:12
私も書きたいけど書けるかは分からないです。
やっぱり今まで色々読んできた身としては完結させたいので、堅苦しくなく
とは思うけど、少なくとも完結はさせたい。
552551:2001/07/18(水) 03:13
なんか「完結」がかぶっちゃった。
こんなんで書けるのか・・・(鬱
553ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:13
今いる人数で大まかなことを決めて、
明日まで意見待ってみる?
他にもやりたいって人出てくると思うし。
554ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:14
>>553
そうだね。ま、人物とか細かいことは置いといて、どうやって
進めていくかとかだよね。
555ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:15
で、ゲームコントロール役はどうなったの?(笑
556ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:15
>>551
大丈夫っすよ。
自分だって、そんなにボキャブラリない…(痛
557ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:16
>>555
それはやっぱ、コントロール役を書きたいという人次第じゃない?
558ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:16
コントロール役、嵐案とサンチェ案でしたっけ?
559ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:19
辞めジュ案もあるよ。
560ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:19
嵐、だったら本筋に絡めて書けそうな気もするんだけど。
561ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:21
すいません、一人抜けます
明日の朝楽しみにしてます・・・って他力本願スマソ
562ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:22
ここでコントロール役決めてしまって、書きたいという方が現れなかったら・・
563ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:24
今参加してない人にも分かりやすいようまとめておく。

ゲームコントロール役
・嵐案
・サンチェ案
・辞めジュ案

やりたい人は申告してください〜
564ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:24
コントロール役、暫定サンチェってことにしときません?
で、開始前に立候補者が出たらそっちにするってことで。
565ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:25
>>564に同意です。サンチェにしとけば本編に辞めジュ使いたい人も
参加できるだろうし。
566ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:27
結局、本編登場Jrの範囲を区切るかどうかが、
一番の問題な気がしてきたんですが…。
どうします?
567ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:28
>>566
ある程度の区切りは必要だと思います。
問題は、どこで区切るかなんだよね・・・
568ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:29
先に区切っておいた方がいいかな?
申告したあとに範囲外になって職人さんを埋もれさせたくない。
569ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:29
ここに今居る人だけでも、
自分の把握できる範囲の申告とかします?
570ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:30
ちょっとスマソ。
なんか…西も東もリトルもミドルもMAも辞めジュも
ってなったら、人数も知識も追い付かなくなりそう。
例えば辞めジュとリトルが出くわしても、どう絡めることができるか
想像できない部分あるし…。
やっぱちょっと分けたほうがいいのかな…?
571ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:31
>>570
うん。結構細かい方がいいのかも。
もしなんだったら、別個でやってもいいと思うし。
572570:2001/07/18(水) 03:31
書くのが遅かった…
その話題でしたね。スマソ。
573ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:32
>>570
うーん、でもそんなに参加したい人でるかな?
杞憂に終わるかもしれないし・・・と思ったりするのは甘い?
574ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:32
>>570
そうなんですよね。
自分だって、自担周辺とリトルぶつかったら、
きっとどうしていいかわかんないだろうし。
575ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:33
>>573
その数少ない参加者が、てんでバラバラだったら、
ちょっと辛くなりません?
576ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:34
>>573
自分もそう思う。むしろ募っても人数足りない気がする。
1人の職人が複数キャラ持つぐらいのことは必要だと思われ。
577ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:34
とりあえず、今いる人たちは
どのへんの子を動かしたいです?
それでまず雰囲気を掴みたい。
578ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:35
>>576
多分1人の職人が2,3人扱うことになりそう。
でもそのほうが負担が軽いと思う。
579ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:36
自分が動かせそうなのというと、
MAと名のつくもの全部と、西5のあたりかなぁ。
…って、この段階でまとまりなし。
580ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:38
自分が破綻しない範囲で、
一人の職人さんが、複数もつのはかまわないと思うな。
581ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:41
具体的に誰を書こうとまではまだ考えてないけど、自分は
ラブビ時代のBIG・・・ゴメソ。一応嵐もイケます。
582ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:42
自分はMADあたりとか・・・。
まぁ結局想像なんだから、そんなに知識にこだわらなくても
自分のノリで書ければいいと思う。
だからその気になればリトルでも動かせそうだ(笑)
583ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:43
スゲー!見事にバラバラだね(笑
584ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:44
>>583
うん。ビクーリだ。(笑
585579:2001/07/18(水) 03:46
確かにバラバラ(笑)
あっ、でも一応MA系列には、MAからMAD、MAO、MADEさんまで
含みますよ。私。
嵐も、大丈夫だし。
…節操無いんです。
586ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:46
ミドル版さんは32人だったんだよね。もしそれぐらいでやるとすれば
職人1人あたりキャラ3人ぐらいだとすると、職人は10人ぐらい
必要になってしまうが・・・
587ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:47
>>581さん、嵐イケるんならゲームコントロール役はどう?(笑
このバトロワを牛耳ることができますよ。
588581:2001/07/18(水) 03:49
>>587
うーん、明らかに自分だけ浮いてるし(笑)それでも構いませんが
あんまり自身はないです。でも嵐仕切りでバトるのがMA系列って
ちょっと不思議な感じしません?
589ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:50
まぁ、ミドル版でもロバとか俊太とか
最後のほうにならないと出てこないキャラもあったし・・・。
今焦って職人の頭数そろえることもなさそう。
・・・って、テキトーかなぁ?スマソ
590581:2001/07/18(水) 03:51
ちなみに自身無いのはコントロールです。
嵐キャラは多分大丈夫だと思います。
591ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:52
それこそ、最初の方に死んじゃう人も当然出て来るんだし、
その職人さんが、後から別人になって出てきてもいいってことで、
その辺は臨機応変でいいんでないかと。
592ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:52
やっぱ30人多い?MA系列は全部足すと何人になるんだろ
593ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:54
MA4人 MAD10人くらい(変動あり) MAO2人+2人
一応こんなもんかな?
594ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:54
>>593
「MA版」でどうかと思ったけど、やっぱちょっと少ないよね…
595ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:55
うわ、ageてしまった。ごめんなさい・・・
596ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:56
>>594
そうですねぇ。
もうちょっと人数ほしいかんじも…。
>>590
581さん、コントロールはそんなに難しく考えなくても大丈夫だと思います。
一番好き勝手できるおいしい役所ではないかと思いますよ。
598ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:57
>>595
深夜だし、ちょっとくらい上がっても大丈夫でしょう。
599ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 03:58
>>597
いらっしゃいませ。ちなみに6人目さんはどの辺りがお得意ですか?
600581:2001/07/18(水) 04:01
>>597
そのお言葉、心が傾いてしまいそうです。
本編のメンツ的に難しいならコントロール役ででも参加したいとは
思うのですが・・・
601ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 04:04
す、スマソ…。
そろそろ限界なので、落ちます…。
また来ます〜。
602601:2001/07/18(水) 04:05
最後の最後であげちゃいました。スマソ。
本格的に逝ってきます。
6036人目です。:2001/07/18(水) 04:06
>>599
え・・・っと、MADかなぁ・・・?
いや、参加したいのは山々ですが、控えときます。
コレ、かなり楽しみです。
604581:2001/07/18(水) 04:07
6人目さんいらしたばかりなのにすみません、自分もそろそろ落ちます。
一応コントロール嵐をきぼーんということにしておいて下さい。
605ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 04:08
ではまた、夜にでも。
606ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 04:09
そっか、もうみんな寝ちゃうのね。
来たばっかだけど、自分も去ります。
607ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 04:10
>>606
申し訳ないです、おやすみなさい〜。
608ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 04:11
こんな時間にここが回ってると思わなかった・・・・。

いきなりですが、オムニバス形式で進められるんですか?
今出てるメンバーを見てると、自担がいるので嬉しいかも。
609ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 04:17
つい舞い戻ってしまった…
>>608さん、過去レス見れば分かるかと思いますが、まだ具体的には
何も決まってないんです。また人のいる時にでも相談しようという
ことになっているので、もしよかったらまたどうぞ。
では、本当に落ちます。おやすみなさい。
610ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 10:21
>>489.>>491さん、
それ、私です。一応石田と良知で考えていたのですが、ミドル版職人さんの2人にすごく感動しまして、もう良いかな、と。それにちょっと設定もずれちゃうんです。全く別物として読んでいただけたら嬉しいのですが……
それに今、すごく良い感じで計画が進んでいるようなので、お邪魔するのも失礼かと思いまして。
って、これが邪魔だって。すいません、逝きます。
611ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 11:51
>>608さん
>>609さんも言ってますが、ホントに、なんもまだ決まってないんでですよ。
進め方も、メンバーも、コントロール役も。
今度は大勢でまわしたいってことくらい。
出来れば、みんなで楽しみたいと思ってますので、
希望出してくれると嬉しいな〜。
612ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 12:37
昨日寝てしまったんですよね。覚えてないと思いますが丸野担のものです。
私も参加していいですかね?
613ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 13:12
無理矢理1個にまとめなくてもいいと思いますよ。
書きたい人がいっぱいいれば、方向性もバラけるのは当然だと思うし。
始まるまえから言うのもアレですが、複数人で行き当たりばったりに
書いたら、途中でやめたくなる人とか出て来ると思うんですよね。
そう思うと、少人数で密に連絡を取ってやった方がいいような気もする。
1人で全部書きたい人もいるだろうし。
614ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 14:35
職人さんが、複数いらっしゃるなら、
前後の繋ぎを気をつけて、オムニバス形式でリレーされたらどうですか?
職人さんによって、書きたいメンバーもそれぞれだろうし、
先に書いた者勝ちになってしまうけど。
615ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 23:52
お、何だか面白そうなことになっていますね。
他板で職人の真似事をやってる者ですが、職人さんは多い方がいいと思います。
他キャラから振られた材料に、どう対応するかってのはとても悩ましいです。
自分がやってるのはお気楽なところで、職人も少なく
対応しきれず消えていくネタ振りが多々あるので。老婆心でした。逝ってきます
616ユーは名無しネ:2001/07/18(水) 23:58
久し振りに来たら楽しそうな展開になってますね。
進行役の人数が多いとそちら側の葛藤なんかも
書けたりして話が膨らみそうですね〜
文才ないので立候補は出来ないが、進行サイド
(今は嵐?)の話を書いてみたいかも。
617ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:07
613さんと614さんと内容がかぶりますが、自分の担当キャラを決めて
動かそうとすると、やっぱりどこかで無理が出ちゃうと思います。
リレー小説形式にすれば、現段階の設定さえしっかりと掴んでおけば
どんなキャラでも使う事が出来るので、対応しやすいのでは?
もちろん、どんな展開になるかは早い者勝ちですし、やろうと思えば
1人でどこまで書く事も出来ます。
618617ですが:2001/07/19(木) 00:14
もし、リレー小説形式を取り入れるとすれば、最初に決めるのは出演Jrと
進行役を誰にするか、何のためにバトロワするのかというお題目だけで
いいと思いますがどうでしょう?
619ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:19
そうだね、リレー小説式のほうがいろんな人が途中からでも
参加できそうだし。リレー小説でいいと思う。
620ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:22
結構いろんなご意見が出てますね〜。とりあえずは、
>>618さんみたいな形式が、一番破綻が少なそうなんでしょうか。
進行役とお題目は絶対必要だけど、
出演Jrをどうやって決めるかが、悩みどころだったりしたんですよね…。
621ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:24
じゃあ始める前に決めるべきことは、
・出演Jr
・進行役
・バトロワする動機
かな?昨日の段階では出演はMA系ってことになってたけど、
やっぱちょっと少ないかな〜?
MAだけで足りないなら、高校生以上とかってどうです?
622ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:26
これだったら、書きにくい子との絡みは他の方に任せちゃう
っていう手も使えるので、
人数だけ決めて、早い者勝ちで登場させていくっていうんでも
大丈夫な気もしますが、ダメかしら?
623ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:27
リレー小説形式にして、もし複数人が同時に書き込んでしまった場合も
先に反映された方を取るってことで。
まさしく早い者勝ちですが、遅れちゃったほうは
申し訳ないけどなかったことにするとか。
そういうお約束だけ作っておけば参加者(職人さん)を最初に決めなくても
途中参加も途中離脱もOKになりますしね。
624ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:30
>>623さん
このお約束、賛成です。
職人さんを固定してしまわない、参加したいときに参加できるカンジってのが、
負担も少なくていいかなって思います。
625ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:35
じゃあもう深く考えずにとにかく始めちゃう?
っていうか、どうやって始まるんだ…
626ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:37
始めるなら、まず誰を出すかとか決めなきゃね。
627ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:37
出演Jrは決めておいた方が書きやすいと思いますよ。
残り何人とかって書くのがわからなくなりそうで…。
それに気付いたら人数越えてたってこともあるかも。
読んでる方からすれば、誰が出てくるかわからないっていうのも
おもしろいですけどね。
628ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:39
じゃぁ、とりあえずメンバー選出しましょうか…。
って、これがやっぱり難題なんですよね…(悩
出したい人物の希望とります?

ちなみに、進行役は嵐5人を希望したいかなっと。
629ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:46
とりあえず希望言っていきます?

私は嵐5人進行役に賛成です。

あと出演JrはMA4人希望。
630ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 00:58
やっぱり登場メンバーは書く職人さんの書きやすいように任せたいなぁ。
人数だけ決めといて、その人数に達したら増員ストップにしません?
ちゃんと数えておけば大丈夫じゃないかなぁ。
進行役は嵐、賛成です。
631ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:11
まめに集計したら大丈夫かしら。
あんまり決めすぎるのってツライし。
バトロワの動機、どうしましょう?
632ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:22
>>631
いきなり始まって、動機(というかBRをやらせる側の本当の狙い)は
後々明らかになるというのはどうでしょう?
633ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:26
リレーの仕方についてなんですが、「書いた者勝ち」というのも
臨場感あふれてていいけれど、読む側も混乱すると思うので、
だぶったりすることはないように事前に「次は私が書きます」等
その都度申告する方法が良いと思われ。
634ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:31
・リレー小説方式
・「次書きます」と事前に申告すること。
・登場人物は自由(人数だけ決めておく)
・進行役は嵐
・バトロワの動機は、後々明らかに。
ここまで、OK?
635ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:36
>>632
いきなり、「今日はみなさんに殺し合いをしてもらいます」
ってバーンと出しちゃうカンジですか?
確かに、それだったら嵐職人さんが自由にやれて、
いいかもですね。

>>633
確かに、書きこむ直前にでも入れた方がいいかもですね。
後は、規定人数に達するまでは、
書きこんだ直後に今何人まで行ってるかってのも、
付け加えておくってのも、いいかもしれない。
636ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:36
>>634
いいと思います。
動機はとにかく残ったひとりしか生きて帰れないってことだけ
言われて放り出されるとこからとかでいいかな。
教室を書くと登場人物がそこでかなり出ちゃうから
どうせならわからないままに散ったとこから始めた方がおもしろいかも。
あ、でも最初にひとり進行役に殺されるってのはないとダメかな?
637ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:36
時々、登場済・死亡メンバーの一覧入れないと混乱しそうだね。
638635です:2001/07/19(木) 01:37
>>634さん
もろかぶりしました。スマソ。
639ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:38
人数はどうします?
30人〜40人の間がベストかな〜と思ったり。
原作は42人、ミドル版は32人でしたよね。
640ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:41
原作にあやかって42人でどうでしょう?
641ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:42
辞めジュ版は33人だったな〜。
642ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:44
じゃあ42人でいきますか。
これだけいたら、けっこういろんなJrが出せそうだね。
643ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:45
いろんなところから、自由に連れて来たいですからね。
644ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:50
目が覚めると、辺りには自分一人だけしかいない状態ってのはどう?
もちろん首輪と武器・地図などのオプション付き。
何が何だか分かんないうちに、全島放送でバトロワ開始。
進行役に殺されるJrが必要であれば、それも放送の中で済ませる。
ただ、放送にだけ出てきて殺されるJrが哀れだけど。
645ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:52
ゲームの長さは?何日(何時間)戦うことにする?
646ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:55
哀れだし、最初のひとりはなしでいいかな。
原作通りに書く必要もないしね。

まとまりにくいから…3日間とかくらいはあった方が融通がきくかも。
人数も多めだし。
647ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:56
>>646さんのでいいと思います。
最初に一人無しも期間も。
648ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 01:58
いいねぇ、1人ずつ教室出ていくんじゃなくていきなりバラバラの
状態から始まるというのは、都合上とはいえ新しい。
「最初の1人」はナシなら、誰かと誰かが出会うまではJr.同士の
バトルというのを伏せてみたらおもしろそう。
日数はやっぱり3日ぐらいは必要でしょうね。
649ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:02
出演Jrだけど、辞めジュは出来れば控えた方がいいと思う。
絶対禁止とは言わないけど、もし、半数以上が辞めジュなんて
展開になったら、辞めジュ版と化してしまう恐れが…
650ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:04
それもいいですね。
Jr同士のバトルだってことを知る状況、
いろいろ手がありそう。
651ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:05
>>649
とりあえず現役?
それも微妙なので、去年までにはっきり辞めたとわかってる人は
一応なしにするってことでどうでしょう?
652ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:07
>>649
確かに。
辞めジュ版、待ってる人多いですしね…。自分もそうだし。
辞めジュ版さんとの混乱は避けたい、かなぁ。
653ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:08
一番はじめに書きだす人って緊張するだろうなぁ。
ここまで決まるともうスタートできる状況だよね。
誰か…どうぞ、好きなようにはじめてください!
654ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:12
>>653
えっ!!もう始まっちゃうの?
自分まだ何も考えてないよ・・・(笑
もう少し膨らませてからの方が書き出しやすいとおもわれ。
655ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:13
>>651
それでいいと思います。
でも、辞めたJrってのも微妙なんだよねー。
名鑑9に載ってたらOKってコトでいいのかな?
656ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:13
どなたか、1発め書きたい方、います?
…自分もまだ全くなんですが…
657ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:14
でも、ストーリー始まる前からあんまり話し合うと、
読んで楽しむ人にとってはネタバレになってしまうかなぁと思って…。
おおまかな所は決まったし、大丈夫かなぁなんて。スマソ。
658ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:15
>>657
相談用ネタバレBBSでも借りられると何かと便利だろうなって昨日から
思ってたんだけど、そこまでするのはイヤって人もいるだろうな・・
659ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:16
イチゴか難民救済にでも行って話し合ってみる?(w
660ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:21
お話の展開に関しては、先が見えないほうが、
読む方も書いてる方も楽しいかなって気もするんですけどね。
661ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:21
乙女スレみたいに相談ナシでもやってやれない事はないんだから、今は
とりあえず相談ナシでやってみては?
あんまり相談ばっかりして進めると、新規の職人さんが参加しづらいんじゃ
ないかなー。
662658:2001/07/19(木) 02:25
ま、とりあえずやってみて、もし何かあったらまた考えればいいんですよね。
ただ、自分が職人やるの初めてなんで、あまりに行き当たりばったりだと
どうしていいか分からなくなりそうで。
663ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:30
やってみて、行き詰まったときに相談しちゃってもいいんだし、
そんなに深く考えずにはじめてみません?
>>662
私も、職人参加はほとんどはじめてですし。
おおらかに行きたいな、と。
664ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:35
私も不安材料は山ほどあります〜。>658さん

始めるのは、今までに決まった内容を昼にロムる人たちにも見てもらってから
本編スタートするってのはどうでしょう?
何だったら、バトロワらしく0:00スタートとか。
665ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:37
そうですね。ここだけで決めちゃうのもアレかもですしね。
じゃ、明晩0:00スタートってカンジでしょうか?
666ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:37
誰がスタートします?
スタート、書きたい人〜?
667ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:41
>>666
それは勇気がいるなぁ…
でも誰かが書かなきゃ始まらないし。
668ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:42
大体、はじめに登場する人物って
主人公に見られちゃうからね。
そのへんも慎重になってしまう。
669ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:44
ここで明言しておきましょうか。
最初に出てくる人が主人公ってわけではない。
話の流れでいきなりヘッポコに死ぬ可能性も多々あり、と(笑
670ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:45
まずは、進行役嵐のゲームスタート放送から始めてはどうでしょう?
671ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:45
大体の説明もしなくちゃいけないだろうしね。
結構責任重大なポストだわ。<スタート
672ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:46
今までに決まった事、もう一度まとめておきます?
673ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 02:54
>>672
お願いします〜。
スタート希望者は、明晩のスタート時間までに申告ってことにしません?
書けるかどうか、ちょっと考えてみたいし、
やっぱり無理かもしれないし…。ヘタレだ…。
674今までに決まった設定:2001/07/19(木) 03:09
・リレー小説方式。
・「次書きます」と事前に申告すること。
・もしも書き込みがかぶった場合は、先に書き込んだ方を
 優先。
・登場人物は自由。ただしJrの人数は計42人。
 基本的には名鑑9に載っているJrで。
・去年までに辞めたと分かっているJrは使用禁止。
・規定人数に達するまでは、書きこんだ直後に
 今何人まで行ってるか申告。
・バトロワ期間は3日間。
・進行役は嵐。
・バトロワの動機は、後々明らかに。
・Jrは各自バラバラの状態からスタート。
 事情は何も知らされてないが、首輪・武器・地図などの
 オプションは持っている。
・最初に出てくる人が主人公ってわけではない。
・明晩(6/20)AM0:00スタート。

こんなもんでしょうか?
何か抜けがあれば、追加して下さい。
あ、今回は「何版バトロワ」になるのかなー?
「リレー版」とか?
あと、名前欄に通しNoを付けてもらいたいなぁ。
例えば「リレー版・111」みたいな感じで。
675ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 03:11
どうにも始めにくいようなら、プロローグを今から私が
書かせてもらってもよろしいでしょうか・・・。
あくまでプロローグですが、他職人さんの勇気&きっかけになればと思って。
676ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 03:30
>>675さん
お願いできると嬉しい〜。
677ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 03:34
>>675さん
ぜひお願いします!
678ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 03:38
お願いしておきながら、そろそろヤバイんで落ちます…。
明晩のスタートを楽しみにしてます〜!

あ、昼のロムラーさん達も、何か希望する設定があれば
書き込んでおいて下さいね。
それと、通しNo制は決定でいいでしょうか?
679ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 03:40
675ですが、
まぁ明日からの景気付けということで、軽く流してください。
多分今後の展開には全く影響がないように書きますので。
あくまでプロローグです。
680リレー版・プロローグ:2001/07/19(木) 03:46

その島は、すでに不穏な空気に包まれていた。
夜の闇に静まりかえる海に浮かび、広い海原にどす黒い影をつくっている。
その島の影から程近い海の上。
船上から、その島を眺める5つの人影がある。

「・・・はじまるね。」
その中の1人が、誰に話しかけるというわけでもなく呟いた。
「それ、間違い。はじまる、じゃなくて、はじめる、だよ。」
また別の1人が、先ほど呟いた人物を訂正する。
再び5人は沈黙し、島を見つめる。

数年前に大きな火山噴火の被害に遭い、今は誰一人近寄ろうともしない
廃墟の孤島。
寂びれきった、無人島。
これから起こるであろう戦いの舞台になる、戦場。
戦場は、船のスピードに合わせ徐々に近付いてくる。
不気味な空気を漂わせ、5人を見下ろしている。

「さぁ、うだうだやってる暇は無いよ。ゲームが始まる前の
最終確認に取りかかろう」また別の1人が、力強い声で
言った。「明日から、戦争だ。」
681ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 03:49
はぁ・・・緊張した。
くだらないこと書いてしまってすみません。
プロローグなんで、皆さん無視して下さい。
トップバッターの人(リレー版・1の人)、頑張ってください。
682ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 04:59
>>681
ありがとうございます。いろいろイメージできそうです。
どうせなら進行役をやってしまってはいかがですか?
さっきここを見て、1をやってみようかと思っているんですけど、
もし時間に間にあわなかったら、無視してはじめて下さい。
683ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 09:51
進行役も固定じゃない方がいいなぁ。
嵐の話も書いてみたくなったりするだろうし。
今夜から始まるの楽しみにしてます。

ところで本土編さんは・・・。
684ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 10:09
おぉ〜、いよいよ今晩から始まるんですねー。会社からコソーリ見させてもらってます。
進行役の嵐も、冷酷な人、寂しげな人みたく、個性をつけてってほしいです。
みんな冷酷無比じゃ5人いる意味がないってゆうか。
685ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 17:08
>>682さん、1を書いてくれるんですね!
楽しみにしてます。
本土編心待ちにしてるんですが…無理でなかったら
書いて下さいね〜待ってます!
686ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 18:39
なんか新しいの始まるみたいですね?
しかも職人さんたくさんで書かれるみたいで
楽しみにしてます、みなさんがんばってください
毎晩読ませていただきます(ワラ
687ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 19:17
ごめん、今更だけど42人って多すぎると思う・・・
688ユーは名無しネ:2001/07/19(木) 23:38
今夜0時開始って一応昨夜決めたけど…どうなのかな?
>>682さん書いていただけるのでしょうか?
>>687さん、それはまとまりにくいから?
人数だけならそれくらい余裕で出てくると思いますけど…。
関西とかFIVEとかもOKなわけでしょ?リトルも。
689本土担当@怠け者:2001/07/19(木) 23:56
お久しぶりになってしまいましてまるで
書く、と言っておきながら発表の兆しすら見せない、
ライトノベル版と難民版で叩かれている某作家のような状態で……。
本当にすみませんとしか言いようが。
リレー版?も変わった雰囲気のもので面白そうですね。
またロムりの日々が始まりそうです。
次のバトロワが始まるまでに予定の本土編全部書きたかったんですが
実力不足でした。
ひそかに次の本土編リトルの話を予定してたんで、
リトル版に支障を生じさせないように気をつけます。
完成のあかつきにはひっそりとここに載せますので。
本当お待たせしててすみません。
690ユーは名無しネ:2001/07/20(金) 01:10
あれ〜・・・?始まらない・・・?
691ユーは名無しネ:2001/07/20(金) 15:21
夕べは、ちょっとネットに上がれなかったんですが、
結局始まらなかったですね。
みんな、出だしはやっぱり書きにくいかしら…。
頑張ってみてもいいですか?
あ〜、でも誰からはじめるか、悩む…。
692ユーは名無しネ:2001/07/20(金) 15:24
>>689
本土担当さま。
リレー版といっても、どこまでいけるかわからないだろうし、
何より本土担当さまのこと、楽しみに待ってますので、
あんまり気に留めずに書いてもらえると嬉しいです。
個人的に、いろんな話が混在してる状態ってのも、楽しいと思いますから。
693691ですが…:2001/07/21(土) 00:10
か、書いてみてもいいでしょうか?
なんかタイミングを逃すと、やらかしづらい…。
694ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 00:13
>>693さま、お願いします。
昨夜からずっと待ってましたわ。
695ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 00:15
え〜。す、すみません、じゃぁちょっとだけやってみますね〜。
696リレー版・1:2001/07/21(土) 00:18
 頬に生温い風があたる。
暑苦しいような、それでいて体の芯から冷え切らせるようなその空気の重苦しさに
堪えかねて目を開くと、そこは妙にだだっ広い草原の真っ只中らしかった。
月影が、暗闇を頼りなげに照らす。
慌てて周囲を見渡しても、人の居る気配はない。
聞こえるのは、風のざわめきだけ。
「なんだよ、ここ……?」
異様な空気に堪えかねて、返事があるはずもないのに言葉を漏らす。
そうすると、それに呼応したように、どこからともなく、
少し音割れしたスピーカーの音が聞こえてきた。
『ピンポンパンポ〜ン』
場に不似合いな、妙に間抜けな音。
それに続く聞き覚えのある声に、俺は耳を疑った。
『皆さん、目が覚めましたか? 皆さんは選ばれました。
 では各自、手元にあるリュックの中身と首輪を確認してください』
慌てて俺の隣に転がっているリュックを引き寄せる。
中に入っているのは何日分だろう? 食料と飲料水。それに簡単な地図が一枚。
格子に仕切られたそれの一点には、小さな赤い星のマークが入っている。
それから、一振りのジャックナイフ…。
アイツは一体何を言ってるんだ? これ、一体なんだよ?
ってゆーか、ここ何処だよ?
『ここは、外部から一切閉ざされた無人島です。地図の印は、皆さんの現在位置を
 示しています。突然ですが、皆さんにはこれから殺し合いをしてもらいます』
抑揚のない声。まるで台本でも棒読みしているような。
それでも、よく知った少し低めの声が、
緊張に強張っているらしいことだけは辛うじて分かった。
なんだよ、それ? 殺し合い? なんかの芝居か? 冗談にしても、性質が悪すぎる。
耳を塞ぎたい衝動に駆られて、俺は思わずしゃがみ込んだ。
容赦無く、放送は続く。
『参加者は総勢42名。これから3日間のあいだに、
 残り一人になるまで殺しあってもらいます。ちなみに……』
耳に入っては通り抜けていく声。
置かれている状況だけは、かろうじて飲み込んだ。
すなわち、
首輪は爆弾であり、俺達の居所を示すセンサーにもなっていること。
決して取り外すことは出来ないこと。
ルール違反や、時間毎に設定されていく禁止区域に入ったら、即爆発すること。
そして、
時間内に一人にまで絞り込めなければ、参加者の残り全員の首輪が爆発すること。
…たった一人になるまで殺しあえなければ…。
「冗談だろう?」
何度も心の中で、声に出して、そう繰り返す。
でも、この淡々とした声が俺に真実を教えていた。
――殺し合えと言ってるんだ。この俺に。
『……以上です。それでは、皆さんの健闘を祈ります』
そんな妙にありきたりな言葉で放送は締めくくられた。鉛を含んだような沈黙が戻る。
「どういうことだ?」
呆然とした気持ちで呟いても、もう応えは返らない。
一体、どうしたらいいんだろう?
とにかく、状況を確認したくて、嘘だ、と、そう笑ってほしくて、俺は立ち上がった。
誰かを、放送の声の主を探すために。

――突然ですが、これから殺し合いをしてもらいます――
耳に木霊するあの言葉が、俺の心に重く圧し掛かってきた。

【エントリーNo.1・町田慎吾 参戦】
6971番職人:2001/07/21(土) 00:19
とりあえず、一話をやってみました。
まだまだ導入ってカンジですが、こんなもんでどうでしょう?
正直、自担だと変に贔屓しちゃいそうで、
何度か書きなおした挙句、別キャラからスタートしてしまいました…。
難しいもんですねぇ。
今までの職人さんを改めて尊敬してしまいました。
…ところで、先の展開をここで相談するのはナシとしても、
職人が名乗って書きこむのはOKでいいですかねぇ?
698ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 01:07
すごい… かっこいい…
個人的には話とは別に職人スレがあった方がいい気もします。
699ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 01:10
1番職人さんありがとうございました。
最初って緊張ですよね。

私もはじめるなら町田さんかなぁと思ってました。
なんとなく。
職人さんが名乗って書きこむのはありだと思いますよ。
相談はしにくいと思いますが。

わくわくしてきました。
みなさんがんばってくださいね。
7001番職人:2001/07/21(土) 01:19
職人スレは、あったほうがと思わないでもないんですが、
スレ乱立って言われちゃうのもツライですし…。
只、やっぱり力量不足なもので、書き終わった後の言い訳が書きたいかも、とか
思っちゃったんですよね。
あ〜。でも言い訳すればするほど深みにはまりそうですね。
これにて、一名無しに戻ります〜。
701ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 01:21
次書いてもいいですか。
1番さんの後でちょっと緊張だわ。
702ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 01:23
やっぱり他所に職人の相談場所を設けます?
ロムするだけの人は、見たくなければ見なければ良いし。
自分的には難民救済なんかは適所かなぁと思ってますが・・・。
703ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 01:29
>>701さん是非書いて下さい!
続ききぼん。
7041番職人:2001/07/21(土) 01:32
>>701さん
お願いします〜。楽しみにしてます!
>>702さん
リレー版悩み事相談所、あると嬉しいかな〜。
705リレー版・2:2001/07/21(土) 01:37
月が遠くに見える。きれいな三日月だなぁ。
波の音が遠くから聞こえてくる。ここはどこなんだ?
どうして自分は背の高い木に囲まれているんだ?
夢か?疲れてるんだなぁ俺。最近忙しかったしな。
いいや。このまま夢を見続けよう。このまま流されていよう。
風間俊介がぼんやりとした頭でそんなことを思っていた時、
どこからともなく声が聞こえてきた。
「殺し合いをしてもらいます」だって。随分物騒な夢だな。
リュックの中には小さな拳銃が入っていた。
これで殺せってことか?ふーん。凝ってるな。
夢の中の俺は人殺しになるのかな。
どうせならカッコよく人殺しってのもやってみたいよな。
いつかそんな役をやってみたいよな。
まぁいいや。朝までゆっくり寝かせてくれ。
夢から覚めたらまた現実が始まるんだ。

風間は森の中で再び眠りに落ちた。
目覚めた時の現実がどんな現実かも知らないまま…。


【エントリーNo.2・風間俊介 参戦】
706ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 01:40
風ぽん〜。
これからどうやってみんな出会っていくのか、
どうやってぶつかっていくのか、
なんだかドンドン楽しみになってきました!
皆さん、頑張ってくださいね〜。
707ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 02:01
次、自分もいきます。
こんな調子でどんどん行こう!
708リレー版・3:2001/07/21(土) 02:11
何かひどく後味の悪い夢を見たような気がして、生田斗真は目を覚ました。
ジャリ、と口の中に砂の気持ち悪い感触が広がる。
「ウウ・・・」
生田は顔をしかめて身を起こした。
手の平にまとわりつく、砂粒たち。鼻腔をくすぐる、潮の匂い。背後から襲うような、波の音。
生田は、はっきりと覚醒しない頭をもたげて周囲を見回した。
「ここ、どこだよ・・・」
無意識に、一人で呟く。空を覆う、夜の闇。目の前に広がる、黒い海。一面の、砂浜の上。
生田はそこで目を覚ました。
「おれ、いつのまにこんなとこに来たんだよ・・・」
これって一体・・・なんなんだろう。夢の続き?のわりにはスゴク、リアルだ。
生田はその場にあぐらを掻いて座り、じっくりと思考を巡らせた。
何故自分はこんな所で寝ているのか。ここは一体どこなのか。
自分が、何をやってるのか・・・。
どんなに考えても答えは出てこない。
記憶に無いのだ。眠りに着く前の記憶が、全然。
生田が頭を抱え思い悩んでいると、遠くから間の抜けた音が聞こえた。
『ピンポンパンポ〜ン・・・』

「は・・・ははははは」
放送を聞き、生田は気の抜けた笑い声をもらした。
何コレ・・・何言ってんだよ。何言ってんだよ!
生田は慌てて自分の横に無造作に置かれていたリュックを開き、腕をつっこんだ。
その手に触れたものは・・・大きな、拳銃。
重量のあるその感触に、生田はとっさに腕をひっこめる。
「なんだよ・・・なんなんだよ!冗談だろ?冗談だろ?!」
生田は思わず大声で叫んだ。一人きりの海岸に、その声は響く。
生田は周囲を見回しながら、声を出し続けた。
「誰か・・・いるの?誰か!ちょっと・・・なんなんだよ!意味わかんねーよ!・・・誰か・・・!」

【エントリーNo.3・生田斗真 参戦】
709ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 03:24
42人コレをやるとしたら大変ですわね(ボソ
710ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 03:31
もう少し人が揃ったら絡めるようになりますよ。
711某職人:2001/07/21(土) 11:03
まぁ、今のところ出だしだから、
スタート時間からを書いてみましたけど、(状況説明もしたかったし)
でも、この先は別に、ふらついてるところとか、
いきなり出会うところから初登場させてもいいし、
掟破りの放送名前呼び上げに初登場も、
あってもいいと思うんですよ。
この調子で42回まで行くんじゃ、さすがにツライと思うので。
712ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 17:16
いよいよ、始まりましたねー
また毎日楽しみにさせていただきます
自分も書いてみたいのに書けない・・・(ワラ
職人さんたちがんばってください、応援してます
713ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 23:26
書きたいんだけど、どんなメンツを出していいのか分からない…
714ユーは名無しネ:2001/07/21(土) 23:41
>>713
ログさかのぼってみました?
あとは自分の判断で自由ですよ。
715ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 00:22
次かいていっすかー。
716ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 00:49
>>715
お願いします、楽しみにしてますわ。
がんばってくださいね!
717ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 00:50
>>715
どうぞ〜お願いします〜。
718ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 01:01
あの…突然ですが、進行サイドオープニング
書いても良いですか?
順番狂っちゃいそうなんで一応お伺いをたててからと
思ったので。
719水野清子@反省中:2001/07/22(日) 01:07
>>715さん >>718さん
よろしくお願いします〜。
時間軸は多少前後してもかまわないと思われますので。
ただ、一応、Noは進行サイドも通しの方がいいと思うので、
そこらへんだけお願いします〜。
720ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 01:07
まちがえた。
オープニングじゃなくてプロローグの続きだった。
721719…:2001/07/22(日) 01:08
クッキー食い残しです…。
まじで逝って来ます…
「さて、ここまでは予定通り。」
その言葉を受けて一人がパソコン画面にちらりと目をやる。
「意外と均等にばら撒けたみたいだね。」
「で、これがオープニングの台本。」
顔を付き合わせているテーブルの上に紙が1枚置かれる。
「問題は」
「そう。誰が読むかってコト。」
放送で呼びかければ、自分がこのゲーム(…ゲーム?)の仕掛人
だと言う事が全員に判ってしまう。
いずれバレる事だとしてもそれを一刻でも先延ばしにしたいと
思うのは皆同じだろう。
「どうする?」
一人が先を促しながら全員を見回している。
「ここは公平に、じゃんけんといきますか。」
「そうっすね」
「何回勝負?1回?」
「1回でしょ、こういう場合。」
全員が取り敢えず立ち上がる。意味もなく笑いを浮かべるも者、
何が分かるのか手の甲を指で押して皺を寄せて考え込む者、
宙を見つめてシュミレーションする者。
「せーの」
号令を掛けたのは誰だったか。
全員が掌の嫌な汗を自覚した瞬間。
「…待った」
今まで黙り込んでいた一人が口を開いた。
「何?」
「俺が、喋る。」
「…良いの?」
「ん。」
残りのメンバーの顔に浮かんでいるのは安堵と、ほんの少しの罪悪感。

差し出された紙を受け取ってマイクの前に立つ。
「本当に、良いの?」
頷く。
「何で?って聞いても良いかな」
小動物のような瞳が返事以上のものを読み取ろうとしている。
「…リーダーだから。」
無難な、でも反論出来ない答えを返してスイッチを入れる。
笑い出してしまいそうな程間抜けたチャイム音が鳴り響いた。
「…皆さん、目が覚めましたか?…」
723リレー版・4:2001/07/22(日) 01:15
「突然ですがみなさんにはこれから殺し合いをしてもらいます」
さっきからずっとこの言葉だけが頭の中で木霊する。
突然って突然すぎだよ・・・
何殺し合い?それ本気で言ってんの?
無言で自分の手で握り締められた拳銃を見つめる。
これで人を殺せって?誰を?もう訳がわからない。
誰が考えたんだよこんな事?聞きたい事が山程ある。
こんな森の中に1人置かれて何しろっていうんだよ。
あたりを見まわしても誰もいない。たくさんの木々がおい
茂っていて不思議な空間を生み出す。森の中はひどく静かだ。
殺し合えって事は誰か他にもいるって事だよな。こんな様子じゃ
周りには誰もいないだろう。ふと自分の手元にある拳銃をもう一度
見つめなおす。
殺し合い・・・もしこんな事が現実に起きているとしたら
・・・この拳銃は本物って事だよな?
ずっしりと重いこの感触。拳銃を両手でしっかりと握り締める。
今までに味わった事のないくらい胸が高鳴る。
中丸雄一は目の前に広がる森に銃口を向けた。

【エントリーNo.4・中丸雄一 参戦】
724ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 01:23
メンバーと一緒に職人さんもエントリー
という感じがしますね。
725ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 01:24
あたしも書いてみていいでしょうか?
あんま文章に自信はないんですけど
関西も出していいんですよね?
726ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 01:29
>>725
良いんじゃないですか?
関西に対する制限はないみたいですし。
727ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 01:47
辞めジュを控えようっていうだけですよね、制限。
おおらかに、おおらかに。
728ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 01:49
>>723
通しNoの都合上、これ「リレー版・5」ということで、
次の方は6でお願いいたします。
729リレー版・6:2001/07/22(日) 01:53
今日の目覚めはほんっま最悪や、
変な放送で起こされたと思ったらまだ夜中やし、外やし、
いったいなんやねん!
しかも寝ぼけながらに聞いたあの声・・・あの言葉・・・
あの言葉の意味、ぜんぜんわからへんしなにがどうなっていきなり
「人殺し」になんねん!でもあの声って言うことはあそこにあいつらみんなおるんやろうか?
それならなんでこんなことするんや?
いくらデビューしたからってそんなにもかわってまうものなんか?
ヒナやすばるもどっかにおるんやろうか?
ほかのみんなは?小さいことかもここに?この場所に俺と同じように一人で・・・?
だんだん目覚めてきていろいろなことが頭の中を駆け巡る、
とりあえずバッグの中を見てみた、
「ピストル?!」おもちゃのピストルなら小学生のころ持っていたけど、
そんなの比べ物にならないくらい重くて冷たかった
これで俺、誰かを殺すんか?同じJr.の仲間も・・・?
そんなん出きひん、そんなんいやや
そう考えてるうちに後ろの方でガサガサっと動く音が聞こえた
だれや!?とにかく支給された銃を音のする方へかまえてみた
えっ?構えたってことは俺・・・

【エントリーNO.5・横山裕 参戦】
730リレー版6のものです:2001/07/22(日) 01:56
他の職人さんたちの見てて書きたくなったんですが、
ぜんぜん文章力無いですよね(ワラ
関西今までほとんど出てなかったんで書きたくなったんですが
他の方々に比べるとどうもあたしのは間抜けなきがします
ホントすいません
731ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 01:59
うーん…
リレー式だと武器に偏りが見られるようですね。
自担を書くと生き残る確率の高い拳銃を選択して
しまうんですかねえ…

ちなみに
1.町田慎吾 ジャックナイフ
2.風間俊介 拳銃(小)
3.生田斗真 拳銃(大)
4.中丸雄一 拳銃
5.横山 裕 ピストル

このままだと町田がランボーに…(笑)
732リレー版4(0.5)です。:2001/07/22(日) 02:04
>>730
大丈夫ですよ。私も「書き込む」ボタンを押した後に
激しい後悔が…
全員全員ってくどいっちゅーの(藁
精進しつつ頑張ろうと思ってます。
…参加し続ける気バリバリだわ、自分。
733リレー版4の職人さん:2001/07/22(日) 02:16
ありがとーです
あたしも精進しながらがんばっていこうとおもいます
これで文章力上がればばん万歳だわ(ワラ
734ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 02:16
次、参加させてくださ〜い。
735リレー版・7:2001/07/22(日) 02:28
背の高い木々の間をすり抜けながら、五関晃一は森の中を黙々と歩いた。
歩きながら色々なことを頭の中で反芻させる。
(はっきり言って…
こんなこと、真に受けて信用できるわけない。
殺し合いなんて絶対ありえないじゃないか…
あのよく分からない放送…あんな放送だけで、そんなこと信用できない。
だって、信憑性ゼロじゃないか。
何かの番組の企画とかの匂いがプンプンする。
実際に殺し合ったりなんて…するわけないよ。
現に俺のリュックの中に入ってた武器らしいものは、安っぽいブーメランだったし。
でもとにかく…何が起こってるのか分からないのは確かだ。
こんな森の中で目が覚めて、状況が全然わからない。
他にもきっとこんなふうに混乱してる人いっぱいいるだろうし。)
そんなことを考えながら五関が森の中を歩いていると、木々の間に一人倒れこんでいる人物を発見した。
「…だ…だれ?」
五関は小さな声でつぶやいた。
(死んでる?いやいやまさか。きっと寝てるだけだろう。
自分はあの放送ではっきりと目を覚ましたけど、そうじゃない呑気な人もいるんだ。)
五関はじわじわとその人物に近づき、上から顔をのぞきこんだ。
「…かざ…」
深く目を閉じて眠りこくっている人物、それは風間俊介だった。
五関は声をかけようと思い、ふと思いとどまった。
(風間君の横にあるリュック…あれには、なにが入ってるんだろう。)
五関はゆっくりと風間の横に無造作に置かれたリュックをつかんで、中を探った。
出てきたのは、なんだか黒く鈍く光る…拳銃だ。
五関はそれを手にして息を呑んだ。
(こ…これって、本物だろうか…。)
さらにリュックから見つけた弾丸の箱を手に取った。箱を開けると、火薬の匂いが微かに立ちこめる。
(…本物だ!本物の銃だ…じゃあ、殺し合いっていうのも、本当…?)
五関は目の下を引きつらせて、風間から後ずさりした。
殺し合いが本当の、現実の出来事だと思った瞬間、そこで眠る風間までもが恐ろしく感じられた。
五関は、風間の武器である拳銃と、弾丸を手に持ったまま、その場から逃げるように駆け出した。

【エントリーNo.2・五関晃一 参戦】
736リレー版・7です。:2001/07/22(日) 02:31
エントリー番号間違えた!6です。
しかも長くなっちゃったよ〜。
リレー版2の職人さん、勝手なことしてすみません…
737ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 02:35
ドンドン進んでますね〜。なんだか楽しみです。
>リレー版・7職人さん
掛け合いによって、ドンドン進んでいくのがリレーの醍醐味ですから、
こういうのもアリじゃないでしょうか?
いきなり武器パクられてる風ぽんが、むしょうに愛しくなってしまいました。
738ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 02:37
わー!風間武器無しになってる(w
悠長に寝てるからだ。
739ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 02:43
>>731
確かに、ちょっと偏ってしまいたくなりますよね。
私も自担出すんだったら、使いやすい武器を持たせてあげたいし…。
武器は、よく考えて選択しようってのも、ルールにいれてもいいかもしれない。
 スイッチを切って知らないうちに前屈みになっていた体を起こす。
握りしめて皺の寄った台本を(台本?こんなぺらぺらの紙が台本?)
隣りに控えていた男に向かって投げた。
桜井が苦労して紙と格闘している間にテーブルの所に戻って椅子に座る。
「お疲れ」
何か飲む?と紙コップを取り出そうとするのを断って視線を流す。
行き先を追った松本がモニターを覗き込んで感嘆の声を発した。
「すっごい、もう動き出してる人が居るよ。」
「うそマジ?やる気ばりばりじゃん。」
相葉も近付いて覗き込む。
「これって誰?」
大野は相葉が指差した点に目をやると、急に興味を失ったように席を立った。
「見りゃ判んでしょ?えーっと…」
「町田」
松本の台詞を遮って大野が答える。
自分の座っていた椅子を引き摺って窓際に向かった。
「おーちゃんうるさい。」
武器所持リストを眺めていた二宮が眉を顰めたが、大野の態度は改まる事はない。
そのまま窓の下に椅子を置くと、座り込んでサッシの出っ張りに頭を乗せて
目を閉じた。
「ちょっと」
結局床に落ち、なおかつ自分で踏ん付けてしまった紙をテーブルで必死に
こすっていた桜井が咎めるように声を上げる。
「1時間経ったら起こして」
それだけ言うと大野は誰も居ない壁の方を向いてしまった。
「この状況で寝るかね?普通」
桜井が肩を竦めて見せる。
「まあ、良いんじゃない?夜間交代要員って事で」
二宮がリストをテーブルに放って伸びをした。
741リレー版・8です。:2001/07/22(日) 03:38
わ、長かった。分割して出せば良かったな。
これは一体何なんだ?
小さなゲーム機のような四角い黒い物体を手の中で持て余しながら、
良知真次は目覚めて何十回となくついた溜息に、さらにまた1回、追加した。
この機械の取り扱い説明書のようなものもあるのだが、この暗闇じゃ読めやしない。
『殺し合い』だの『武器』だの、随分と物騒な言葉が並べられた放送から、
既に2時間が経っている。
その間に銃声と思われるようなパンッ!という乾いた音が3度程聞こえてきた。
放送があってから、45分後に2発連続。そして、ほんの10分前に1発。
どれも音はココからはかなり遠く離れた所から聞こえた。
本当に、殺し合いが始まったというのだろうか…?
あの銃声は、誰かが誰かに向けたものなのだろうか…?
自分もいつかは、誰かに撃たれるのだろうか…?
どう見ても今自分の手の中にあるものは、殺傷能力は無さそうだ。
何気に触ったサイドのスイッチが横にスライドして、液晶の画面がぼんやりと光った。
しかし画面のセンターに、小さな緑色の星型がある以外、特に何も映っていない。
しかも、ものの15秒で液晶画面のバックライトは消えてしまった。
俺は、何に選ばれたというのか?
こんな訳のわからないものを持たされて、山の中に置き去りにされて…
あれ?
月明かりで微かに見える液晶画面に星型が1つ増えている。
最初にあったセンターの星のすぐ横に同じ緑色の星が動いている。
さっきまでは無かったよな、こっちは…
不意にガサッと背後の背の低い木々が揺れ、黒い人影が現れた。

【エントリーNo.7・良知真次 参戦】
「誰?」
言いながら良知は素早く体を半転させ、影と3メートル程の距離を取った。
撃たれるか?撃たれたら逃れる術が俺にはない。
ザァッと背筋に緊張が走った。
「…良知、くん?…良知くん…なんか?」
微妙に自分と違うアクセントで、とても聞き覚えのある声で名前を呼ばれ
良知は、相手の顔がまだ見えないながらも、そこにいる人物の名をあげた。
「そうだよ。そこにいるのは福原くん、でしょ?」
うん…という返事をしたものの、福原一哉は木の陰から出て来ようとしない。
「俺、銃とかそういう攻撃できるような武器って持ってないから」
先程持っていた機械はもう既にズボンのポケットに突っ込んである。
両手をひらひらさせて、何も持っていない事を福原に示した。
だが、福原はやはり動かない。
良知は両手を頭の高さに上げたまま、福原に言った。
「俺を…殺す?」
ビクッと影が身じろぎして、頭だと思われる部分が左右に激しく揺れた。
「ちゃう!ちゃうねん!…助けて…あかん、良知くん。俺から逃げて!俺を助けて!」
支離滅裂な言葉を叫びながら、福原は良知の方へと歩を進めた。
「福原くん?」
「俺…どうしよう、俺…1人…殺して…しも…てん…」
最後の方は声が震えて、途切れ途切れにしか言葉が出てこない。
1歩、また1歩とヨロつきながら月明かりの下に姿を現した福原は、明らかに
元からのシャツの柄ではない赤黒い斑点がいくつも付いており、
右手には、赤く濡れた曲線を描いた刃物、鎌が握られていた。
「良知くん、はよ逃げな俺…」
ゆっくりと俯いていた顔を上げた福原の表情を見た良知は、全身が凍るのを感じた。
血飛沫を浴びたその顔が、ニィっと笑みを浮かべる。
「良知くんも殺してまうで…」
目を見開いたまま動かない良知に、福原はその右手をスーッと頭上高く振り上げた。

【エントリーNo.8・福原一哉 参戦】
744リレー版・9&10:2001/07/22(日) 06:48
とりあえず、拙い文章で申し訳ないのですがバトルスタートさせてみました。
ああ…本マにしょっぱい文章やわ(鬱)
他の職人さま、続きお願いしてもいいですか?
それとも私がケリをつけなきゃダメでしょうか…
745リレー版11:2001/07/22(日) 08:10
山下は海を見下ろす小高い丘の上で目を覚ました。
…マジ最悪。
ズキズキとうずくこめかみを人差し指で押さえながら、ゆっくりと上半身を起こす。
何で俺、こんなとこに来ちゃってんだ?
昨夜はレッスンが終わって、で仁たちとご飯食べて、それから…
こめかみにまた鈍い痛みが走り、山下は考えるのをあきらめた。
はぁ。
小さく溜息をつくと、側にあるリュックを引き寄せる。
深く探るまでもなく、大ぶりのマシンガンのひんやりとした銃身がその手に触れた。
…ラッキー、なのかな。
山下はそれを取り出すと、弱弱しい月明かりの下ぼんやりと眺めた。
面倒くさ。
そうつぶやいた時、潮の香りとともに聞き覚えのある声が耳に届いた。

「誰か・・・いるの?誰か!」
静かな海岸に、彼の声と波の音だけが響いていた。
見下ろす山下からは表情までは伺えなかったが、
きっと今にも泣きだしそうな顔をしていることだろう。
「ちょっと・・・なんなんだよ!意味わかんねーよ!・・・誰か・・・!」
ふっ。
山下は唇の端を持ち上げ小さく笑った。
面倒くさいね、殺し合いなんて。
山下は足元のマシンガンを拾い上げるとゆっくりと暗い森の方へ歩きだした。

【エントリーNo.9・山下智久 参戦】
746リレー版11です:2001/07/22(日) 08:28
やる気になってるメンバーいないから書いてみたら9・10版で登場してた〜。
おまけに文章しょぼすぎて泣きそうだわ。
他の職人様、煮るなり焼くなり好きにしてください〜。
747ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 09:28
あの、次書いてもいいですか?
748リレー版12:2001/07/22(日) 09:44
『……以上です。それでは、皆さんの健闘を祈ります』
「・・・・・・。」
ええと、それでこれから俺はどうすればいいんだろう?
これってドッキリとかそういう事かなぁ。
大野くんだよな、さっきの。
じゃあ新番組でも始まったんだろうか。
「でも・・・」
周りは木ばかり。うっそうと生い茂る木々に、
空の様子もわからない。
ここまで真っ暗な事を考えるとどうやら夜らしい事は分かるのだが。
「カメラが無いしな・・・」
ドッキリなら、カメラがあって当然だろうに。
隠しカメラがある様子すら無い。
放送が入る前に目が覚めた萩原は、あたり一面を散々探してみたのだ。
それらしきものも、ほかの人影も、全く見当たらなかったが。
「殺しあうって、誰となんだよ。」
――プロレスラーとかだったら負けちゃうよ。
大きな木に体をもたせかけて放送を聞いていた萩原は、
抱きかかえていた大きな迷彩模様のデイバックを開けてみた。
「あぁ、水とか入ってるんだ。何だろコレ・・・乾パン・・・。」
乾パンの袋をしげしげと見つめて溜息をつく。
――俺、乾パン嫌いなのに〜。
さらにかばんを探ると、出てきたのは袋に入った数本のダーツの矢。
「・・・? コレ何?? コレが武器ってやつなの?」
そして袋にはこう書いてあった。
『ダーツが1ダース♪』
・・・・・・。
最悪。
田口並みのダジャレじゃん・・・。
まったく、俺これからどうしようかな。一気にヤル気無くなったよ。
どうしてくれんだよ田口!

【エントリーNo.10・萩原幸人 参戦】
74912です。:2001/07/22(日) 09:47
書き逃げスマソ〜。
自担はもうエントリーされていたので2推しくんでやらせて頂きました。
750リレー版13:2001/07/22(日) 10:02
目が覚めたらいつも隣にあるハズの女の感触がなかった。
代わりに目の前に毛むくじゃらの物体を発見して、
俺は文字通り腰を抜かした。
「…うわぁっ!!」
そうして間抜けな奇声を発したあとでようやく我に返る。
存外ヘタレなところは俺の治したい欠点ではあるけれど、
そのための努力はこれと言ってしていない。人間なんて皆不公平だ、
生まれたときに与えられた神様の気まぐれのプレゼントで何とか
一生をやり過ごしていかなければならない。そして俺に与えられたのは
この人並み以上の顔とルックス。実際それで食っていけてるんだから、
これ以上望むのは欲張りってもんだろ?(笑)
…つまりそういうこと。
「ったく、何なんだよ、このぬいぐるみはよ……」
俺は今しがた放りだしたそいつをしげしげと手にとって眺めた。
裏返してみると【SUPER toys 】と縫い取りがしてあるタグがある。
―へぇ、どっかで見たことあんな。こいつひとりで勝手にしゃべったり
コケたりしたら面白いのにな。
自分が今どういう状況に置かれているのか、そんなどうでもいいことよりも
おれはただ目の前のおもちゃに夢中になっていた。どこかにスイッチが
隠れているんじゃないかと毛皮の中をあちこち探ってみる。これじゃ
女で遊んでるときと大して変わんねぇな(笑)

そのときだった。
不意にピンポンパンポンとけたたましい音とハウリングが響いて、
あの島内放送が入ったんだ。でも、それを聞いても俺は『ふぅん。』としか
思わなかった。最後の一人になるまで殺し合いねぇ…てかそれもいい加減ネタ
古いよね。ドッキリにしては古典的だよ。別にどーでもいいけど。
まっ、要するに俺の武器はこのクマのぬいぐるみってことだろ?
誰が選んだのか知んねぇけどよぉくわかってんじゃん(笑)他に俺にウリに
できるよーなものないもんねー、んじゃま、この顔とルックスだけでどこまで
生き残れるか、赤西テキトーにがんばりまーす♪


【エントリーNo.11・赤西仁参戦】 
751リレー版14:2001/07/22(日) 12:41
何やねん・・・いったい何やねん何やねん!!!!!

何度問うたところで、誰も答えをくれる者などいない質問。
重々それを承知の上で俺は延々同じ作業を繰り返していた。
放っておくと次第に遠のいていく意識を必死で手繰り寄せるかのように。
・・・まるでわけがわからなかった。
最後に見たはずの福原の顔が、どうしても思い出せない。
笑っていたのか泣いていたのか。
それとも表情一つ変えずに、俺にあの鎌を振り降ろしたのか。

あいつはそんな奴やなかった。
誰より優しい奴やった。
その昔、…理由は多すぎて何が大元やったかなんてわからへん、
ドツボやった俺のこともいろいろ気にして構ってくれて。
最初はなんやけったいな奴やとしか思ってへんかったけど。
哀しいかな、いっぺん人を疑いだすとキリがない。
――俺と仲良うしたって何もいいことないで?
人の好意もそんな風にしか受け取れなくなってしまう。
だけどあいつは違ってた。そんな俺の疲れて凝り固まった心ごと
大らかに受け止めてくれた。
・・・ま、ただの呑気モンやったってセンも濃厚やけどな。

なぁ、俺のこと怖かったんか?
いざとなったら友情もなんもあるかクソ。そんな奴やて思っとったか?
・・・昔の俺やったら、確かにそうやったかもしれんな。
じゃあ俺はおまえに会ってそれから変わったんや。
やって最初に出くわしたのがおまえでホンマ良かったてあのとき思たもん。
それが俺の致命的なミスやったと言われても、憤る気はないで。

・・・そや、あいつ俺の武器持っていったやろか?
武器言うても例のゴム製品やけどな。こんなんどう使えっちゅーねん。
確かに限りある地球資源・人類存続のためには最強の武器かもしれんけどな。
おまえ、最後まで生き残れよ。そんで帰ったらアレ使てくれて構わんから。
好きな女の前でいつまでも引っ込み思案はアカンで。
押して押して押しまくりや!(笑)

なんやもう眠なってきたな・・・。お迎え来てしもたんかな・・・。
って、ジジイか俺は。
んじゃな、福原、明日の朝んなったら起こしてな・・・。

【エントリーNo.12・大堀治樹 参戦と同時に死亡 残り41名】
752リレー版15:2001/07/22(日) 16:01
「ヤ、ヤバイ・・・見つかった・・・」
草の間からちょっと見える後姿。
どっかで見たことあるな?あれは・・・横山君か?
そうだ、横山君だ。
どうやら、こっちの様子をチラチラとうかがっているようだ。
まだ、見つかってないのだろうか?
しかし、その足は着実に一歩一歩こっちへ近づいてくる。
そして、その手にはしっかりとピストルが握られ、
銃口はこっちへ向けられていた。
ヤバイ、このままここにいたら確実に殺される・・・。
そう思った橋田康は草むらの中から飛び出して
全速力で反対方向へ逃げていった。
逃げる間何度も撃たれるか?と思ったが意外にも横山裕は撃ってはこなかった。
「なんだよ、俺が何したって言うんだよ。」
ブツブツと文句を言いながらも必死で逃げる。
立ち止まったら今度こそ誰かに撃たれてしまうかもしれない。
額、顔、首、手、体中の全てがすでに汗まみれになっていた。
どうしようもない不満感と絶望感が全身に広がっていた。
逃げる途中伊藤達哉の後姿を見た。
あいつに・・・話し掛けた方がよかったのかな?
と、ふと小さな疑問が浮かぶ。
でも、俺には強い武器なんて何もないし、下手に話し掛けて殺されたら最悪だ。
つーか、そんな簡単に殺してしまうものなのだろうか。
最初放送を聞いたときはドッキリかと思ったけど、
横山君の銃を構えた姿を見たときから考えが変わった。
これは、ドッキリでもなんでもないと。
これは、本当に殺し合いなんだと・・・。
俺には人殺しなんて出来ない。
でも、俺は・・・今、人のことを信用できない。
実際銃の音は聞こえてきてるし、この状況で誰かを信じることは怖い。
やっぱり誰かが誰かを殺してるとしか考えられない。

「もうここまで来れば大丈夫かな?」
そう思い、少し立ち止まり慎重に辺りを見渡しゆっくりと腰をおろす。
そこでもう一度自分のバックに目をやる。
「俺の武器って・・・マジでこれ??」
その手には香取慎吾の公認うちわがしっかりと握られていた。
はぁ・・・ついてないよなぁ。
これでどうやって殺し合いしろって言うんだよ。
周りはあんな銃とかばっかだったら俺すぐに殺されちゃうよ。
と言いながらも、さっきまでずっと走っていたので全身が熱い。
扇いでも・・・いいよな。
「慎吾君、使わせていただきます」と呟くとうちわを片手に地図を広げる。
あ、意外と役に立つじゃん、これ。
って、そんなこといってる場合じゃないじゃん。
まずは俺の場合どこかに隠れないとヤバイことになる。
このままここにいたらきっと確実に殺される。

【エントリーNO.13・橋田康 エントリーNO.14伊藤達哉 参戦】
753リレー版15です:2001/07/22(日) 16:11
すっごいここが好きなので勝手に参加しちゃいました。
しかも長すぎだし、文章変だしマジスマソです。
リレー版6さん勝手に横山さん絡めちゃいました。
スマソです。
やっくん、うちわでごめんね。
754ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 16:35
けっこう良い感じに進んでる!分かりにくくならないように、まめにまとめましょう。

1.町田慎吾 ジャックナイフ
2.風間俊介 (拳銃(小))奪われました。
3.生田斗真 拳銃(大)
4.中丸雄一 拳銃
5.横山 裕 ピストル
6.五関晃一 ブーメラン、風間の拳銃
7.良知真次 探知機
8.福原一哉 鎌
9.山下智久 マシンガン
10.萩原幸人 ダーツ1ダース
11.赤西仁 クマのぬいぐるみ
12.【死亡】大堀治樹 例のゴム製品
13.橋田康 香取慎吾の公認うちわ

現在までの情報
・ゲーム開始から2時間以上が経過。
・銃声は3発。(2発連続と、1発。まだその場面は出てきてない)
・やる気ありそうなのは、福原、山下
・伊藤達哉は確実に登場するらしい。
・生き残りは41名。
・あと29人の参戦可。(伊藤達哉を除くと28名)
755リレー版16:2001/07/22(日) 16:56
自分に与えられた武器、か何なのか知らないけれど。
持ち歩くにはどうにも中途半端なサイズのそれをずるずる引きずる
ようにしながら、赤西は森の中を歩いていた。これから生死をかけた
闘いが始まるなんて、はっきり言って全く実感はなかった。
―どうせこれは今さら新鮮味も何もないただのドッキリで、
さんざん煽って盛り上げといたところでタキザワくんあたりが
「ハァ〜イ♪」か何か言いながらマイクもってのこのこ現れるんだろう。
例によってあの胡散臭い作り笑顔をきっちりと顔中に貼り付けた上で。
…いや、勘違いしないで欲しい、あそこまで徹底してなりきれる彼を
どっちかって言うと自分は尊敬すらしてるんであって、それにまァ
とりあえず、早いトコ乗り越えなきゃなんない壁でもあることだし。
やがて視界が開けて、無用心に飛び出す前にいちおうそれらしく辺りを
警戒するふりなんかしてみる。
どっからカメラ抜かれてるかわかんねぇからな、常にベストショットを
提供する。それもアイドルたる者の務めだ。
―うーん、俺ってわりと仕事熱心じゃん?感心感心。
ご満悦でひとりごちながら結果以上ナシと赤西は森から一歩を踏み出した。
・・・が。
「うわぁっ!!!」
同時に赤西は持っていたぬいぐるみを思わずそっちにぶん投げた。
すぐ目の前に、何かがいる!置物みたいにじーっと動かずに、
だが確かに自分を見ている・・・!
「!」
しかし、木にもたれかけられた置き人形かと思われたそれは
突然投げ付けられたぬいぐるみを条件反射でキャッチすると、
おずおずと聞き覚えのある声を返してきた。
「・・・赤西?」
「え・・・ハギ、ワラ・・・?」
頭を抱えてしゃがみ込んでいた赤西はそろりと振り向き、そこに
予想通りの彼の姿を認めると大袈裟に安堵の溜息を洩らした。
「ンだよもう〜、ビビらせんなよ!」
体裁が悪いのでとりあえずせめてもの虚勢を張ってみせながら、
・・・まさか今の撮られてねぇよな?そんなことを思って心はとっくに
そこにあらずだったが。
「それはこっちの台詞だろ・・・」
赤西の身勝手な物言いに迷惑そうに眉を寄せる萩原は、そうしてると
どっちがどっちだか見分けがつかないくらい、ぬいぐるみとソックリだった。
すっかり気が抜けたせいもあってそれを見た赤西は思い切り吹き出す。
「・・・そうだ、それさ、録音再生機能ついてんだぜ?ショボイけど」
彼は何の躊躇も見せず萩原に近付き、相手の手からそれを取り上げた。
756リレー版16:2001/07/22(日) 16:57
長谷川は困っていた。
この辺りに隠れていれば大丈夫だと思ったのに、何で二人も先客がいるんだよぉ。
第一、敵か味方かわかんないし。俺、痛いのマジで嫌いなんだけど。
まぁ、俺が負けることはないと思うんだけどね。
長谷川は根拠のない自信に支えられ、それでも武器―小型の拳銃だ―を構えながら
小屋の中へと入っていく。

「だれだ?」

中からふらっと出てきた彼を見てホッとする。
「俺だよ。長谷川純。ねぇ、中にいるの誰?」
彼は答えない。思わず不安になって
「誰だって聞いてるんだけど・・・?」
声が裏返ってる。だせぇなぁ。かっこわりぃ。
「お前の武器って・・・それ?」
代りに他の質問がかぶる。
「あ、うん。そうだけど・・・」
「それ、置いてから入って来い」
「え・・・!」
長谷川の目が揺れたのを見て彼はうっすら笑うと
「敵じゃないって証拠が見たいんだよ」
といった。その顔はいつも長谷川のことをからかう時の表情と同じだった。
こんな時にこの表情でいるという事が彼なりの信用の証だった。
だが焦っていて判断力が低下している長谷川の目には恐怖すら感じさせた。
何でこんな状況で笑っていられるの?おもわず逆ギレ状態で
「そんなこと言われても、これ、俺のだよ。護身用に持っていたいじゃん?」
と逆に拳銃を握り締める。
彼の目の色が変わる。本気だ・・・。
「信用できないってこと?なら、いい。おれは・・・殺る」
彼はボーガンを取り出した。
「や、やるって。翼くん、冗談きついよ。ボーガンで拳銃に勝てるわけないでしょ?」

しゅっ

勢い良く投げられた矢は長谷川の右頬を掠った。
頬を伝う血の感触に長谷川は思考停止になる。
「この場から去れ。次は外さない。これは警告なんだよ。行け」
抑揚のない低い声―長谷川が密かに憧れていた声だ―は冷たく響く。
しかし警告は無駄だった。長谷川は混乱し銃を翼に向ける。
「ぅわぁぁぁっ!」
「だめぇぇぇぇっ!」
奥の部屋からもう一人の人物が出てきて翼を庇う。

ぱんっ

「村上・・・・・」
ゆっくりと崩れ落ちる村上を翼は絶望的なまでに暗い瞳で見つめる。
あぁ、こういうとき、スローモーションに見えるのって本当だったんだ…。
「っぅ…アカンって…。ハセジュン…。つばさ…くんも…」
「あっ、あっ、うわぁぁぁっ」
村上の行動の意味を理解できずに長谷川は錯乱し、翼へと突っ込んでいく。
翼は最早なんの迷いもなく撃つ。長谷川の首筋を狙って。
1発2発・・・。
倒れた長谷川から流れていく血を村上はただ呆然と見ていた。

【エントリーNO.14長谷川純 死亡、
 エントリーNO.15今井翼、エントリーNO.16村上信五 参戦】
757ごめんなさい:2001/07/22(日) 16:58
756です。リレー版17にして下さい。
758リレー版・18:2001/07/22(日) 17:22
「なにやってるのっ・・・!」
背後で悲鳴のような叫び声がした。
中丸雄一はハッと振り返る。
そこには口元を手で覆い、自分を凝視する田口淳之介の姿があった。
森の中に向けて撃とうと構えていた銃を、中丸はすぐさま下ろす。
「な、なんでもないなんでもない!」言い訳がましく首を振って田口に近付いた。
田口は銃を持った中丸を警戒して、ずりずりと後ずさりをした。
「違うんだマジで、殺そうとかそんなんじゃなくて!
本物かどうか確かめたかっただけだよ・・・」
必死でそう訴える中丸を、田口は疑わしそうに怪訝な顔で見ている。
「・・・ほんとに〜?」
「ほんとだって!第一、殺し合いって何?マジなの?俺全然わかんないんだけど!
お前、信じてるの?やる気になってる、わけないよな?」
田口は中丸と距離を保ったまま、顔にぎこちない笑みを作った。
「俺もよくわかんないけど、どうなんだろうね。でも人殺しなんて
法に触れること、いくらなんでもやらせるわけないんじゃないかな〜。
でもやっぱ何が起こるかわかんないから怖いけどさぁ。やっぱ銃とか見たら
ビックリしちゃうよ。それに俺の武器、なんか変なのだったし・・・」
田口はそう言って、リュックの中から1冊の本を取り出し、中丸に渡した。
「なにこれ。妻夫木聡の写真集・・・」中丸はしばらく考えるような顔をして、
あぁ、と顔をあげた。「つま、ブキ・・・」
「小洒落がきいてるよね〜・・・」田口が情けない顔で笑い、続けて言う。
「う〜ん、結局殺し合いなんて言っても本気じゃないと思うよ。
だって現実にさぁ、何も起こってる感じしないし・・・」
田口がそう言った直後だった。
タイミング良く響いた銃声。1発、2発。
中丸と田口は、あぜんとした顔を見合わせた。
「・・・これはちょっと・・・ヤバイかもよ」中丸は呆然と呟いた。

【エントリーNO.17・田口淳之介 参戦】
759ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 22:04
次、19・20書かせていただきます。
って申請のお約束なくなってるけど、した方がいいんですよね?
760ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 22:10
時間的にテレホの時とか人がいっぱいいそうな時は
申告したほうが、かぶらなくていいと思います。
次楽しみにしてま〜す!
761リレー版・19:2001/07/22(日) 22:11
「やめろよッ!」
声と同時に投げつけられた固い物が腕を直撃し、福原は振り上げた鎌を落とした。
石かと思ったそれは地面に落ちると高い音を立てて砕けた。
「石田…」
良知と福原の間に割り込むように現れた姿を見て、ふたりは同時に呟く。
「何やってんだよ?人殺しなんて本気なわけないだろ?」
言いながら、さっきの鎌を振り上げた福原と両手を上げた良知の状況から、
石田は自然と良知を背にして福原と向き合った。
福原のシャツを汚す斑点と鎌を濡らす赤い物を見て、石田は息を飲む。
「福原…まさか…」
信じられないといった顔で自分を見つめる石田に、
福原は口元だけで笑って見せた。
「恐かってんもん、しゃあないやろ?」
「嘘だろ…?」
身を屈めて鎌を拾う福原を石田は呆然と見つめていた。
顔を上げた福原が思いのほか素早い動きで鎌を横に薙ぎ払う。
「石田!」
良知の叫び声に石田は殆ど本能で身を捩り、その刃を避けた。
間一髪で空振りした鎌は石田のシャツを引っ掛けて破く。
「やめろって!」
「なんで?殺さな、殺されんで?」
「オレは殺さないよ!」
必死で説得しようとする石田を見つめる福原の目は、どこか狂気を孕んでいた。
「そんなん信じられへん…」
「福原!」
石田は振り下ろされる鎌を福原の腕を掴むことで止め、腹に蹴りを入れた。
「うッ」
もろに鳩尾に入った蹴りに福原は身を折って膝をついた。
「ごめん…」
石田は一瞬泣きそうな顔を福原に向けると、ぎゅっと目を閉じて身を翻した。
「行こう」
やけに重量のある自分のリュックを持ち上げ、
良知の肩を叩くと石田は走り出した。
福原のことは気になったが、ひとりそこに残ることもできず、
良知もその後を追った。

【エントリーNO.18・石田友一 参戦】
762リレー版・20:2001/07/22(日) 22:14
細い山道をしばらく走ると小さな川に出た。
水の殆ど流れていないその川の河原に、良知と石田は並んで腰をおろした。
「…石田のリュック、重そう」
何を話していいのかわからず、良知はそんなことを言った。
「これね、瓦が10枚入ってたんだよ」
「瓦?」
「そう。これが武器ってことかな。ま、役には立ったけど」
1枚は福原に投げつけたので残りは9枚。
余りの重さに置いて行こうかとも思ったけど、持ってきて良かった。
と、石田は笑った。
「良知くんのは?」
「オレのは…」
良知はズボンのポケットを探ると、小さな機械を取り出した。
「何?これ」
「さぁ…」
サイドのスイッチを入れると、液晶画面に緑の星がふたつ見えた。
最初はひとつで、福原が来る直前ふたつになった。
そして今、ぴったりとくっついたふたつの星。
「探知機か…この星、オレたちだ」
良知がそう口に出した時、画面の左端に星がひとつ現れた。
763整理整頓係:2001/07/22(日) 22:38
混乱を避ける為、コマメにまとめます。

1.町田慎吾 ジャックナイフ
2.風間俊介 (拳銃(小))奪われました。
3.生田斗真 拳銃(大)
4.中丸雄一 拳銃
5.横山 裕 ピストル
6.五関晃一 ブーメラン、風間の拳銃
7.良知真次 探知機
8.福原一哉 鎌
9.山下智久 マシンガン
10.萩原幸人 ダーツ1ダース
11.赤西仁 クマのぬいぐるみ
12.【死亡】大堀治樹 例のゴム製品
13.橋田康 香取慎吾の公認うちわ
14.伊藤達哉 ?
15.【死亡】長谷川純 拳銃(小)
16.今井翼 ボーガン
17.村上信五 ?
18.田口淳之介 妻夫木聡の写真集
19.石田友一 瓦10枚(残り9枚)

*伊藤達哉は一応エントリーしていたので、1個ずつエントリー番号がずれます。


現在までの情報
・ゲーム開始から2時間以上が経過。
・銃声は3発。(ハセジュンの1発と、未登場の2発)
・やる気ありそうなのは、福原、山下
・赤西と萩原、村上と今井、中丸と田口、良知と石田の組み合わせが行動を共にしている。
・生き残りは40名。
・あと23人の参戦可。
 「あ」
酷く間の抜けた声が聞こえて桜井は伏せていた目を上げた。
モニターにへばりついていた相葉が、自分に注意を向けた
人間を探すように首を巡らせる。
桜井が望み通り自分に視線を向けていたのを確認すると、
もう一度画面に目をやって口を開いた。
「一人死んだよ」
告げられた桜井より早く二宮と松本が反応した。
「開始から1時間ちょい?やっと動きが出たんだ。」
「このまま全員ドカンだったらたまんないもんね。」
ほらほらここ、と指差すのを近付いて行って眺めている。
「…誰?」
口の中に溜まった苦い唾を無理矢理飲み込んで声を出す。
酷く曖昧な問い掛けに首を傾げている相葉に気付き、もう一度言い直した。
「殺ったのと、殺られたの。誰?」
相葉はああ、という顔をする。
「えっと、死んじゃったのは大堀君。で、殺っちゃったのは、福原君。」
二人の名前が出た瞬間、桜井は思わず背後の大野を振り返った。
KYO TO KYOや滝沢MASKで彼らと一緒だった筈の大野は
寝入った時と同じ格好でこちらに背を向けている。
その一見何気ないように投げ出されている手が、ぎゅっと握り締め
られたのを桜井だけは見逃さなかった。
「ふ…ふ…ふく…あ、あった。へー、福原君の武器って鎌だって。
これってあれじゃん?あのー…『八つ墓村』?」
不謹慎だと一応思うのか、武器リストを見ながら妙な含み笑いをした
3人を見る自分の目がきつくなったのが解る。
「ニノ」
「何?」
「…あと1時間半ぐらいしたらおーちゃん起こして。」
「翔君何で?放送はまだでしょ?」
「予定変更。3時間経った段階で1回放送入れる。まだドッキリかなんか
だと思ってる奴に自覚を促す良い材料だから。」
俺は臨時の台本を書いとくから、とメモ用紙と筆記用具を手元に引き寄せる。
これ以上自分に話しかけるなというポーズを作ってしまってから、
周囲に聞こえないように溜息をついた。
「…胃が痛てえ」
765ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:29
次書かせてもらいます。

>>764の職人さん、原作では6時間ごと(6時、18時、午前・午後12時)だったので、
それくらいかなぁと思います。でもちょっと少ないかなぁ?

それと気になっていたんですが、地理のことについて。
職人さんみんなが同じ地形を思い浮かべてないと、ちょっと辛くなってくるかも・・・。
766ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:30
こんなところで「やる気になってる人」の心情とか書いたら、
やっぱ早過ぎですか?
そんなのわかんないままの方が、後々動かしやすいですかね?
767ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:33
>>766
いつかは出てくるものだから…書いてもOKだと私は思いますが。

>>765
私も思ってました。
誰と誰が近くにいるとかわからなくなってきそうですよね。
とりあえずは原作の地形が基本かなぁと思ってますが。
768ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:37
じゃあ一応原作の地図参照、ってことで。
禁止エリア等の記号も、原作の地図に沿わせます?
769ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:38
じゃあ地理は原作ベースで考えさせてもらっていいですかね?
770ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:40
それが分かりやすくていいでしょう。
ヤベー、本買わないと(w
771ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:43
うわ。参戦しようと思ったら、原作買わなきゃいけないか。
自担が死ぬところでも書きたいなーと思ったんだけど。
772ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:44
映画版のサイトに行ったら地図あるんじゃ?
あ、あれって原作とは違う?

「・・・誰か、ねぇ・・・いないの?」
生田斗真は叫び疲れて、かすれそうな声で言った。
こんなに叫んでいるのに、結構な時間叫び続けたのに、誰からの反応も無い。
目を覚ました浜辺から少しだけ移動し、海岸のごつごつした岩肌の上を
歩いていた。
もしかしてこの島にいるのは、自分たった一人なのだろうか、
そんな不安にとらわれそうになる。
だが、一人きりなはずはないだろう。とにかく、放送では「殺し合い」だと
言ったのだから。ドッキリの企画にしろ何にしろ、一人だけこの島に連れてこられたはずは無い。
生田は誰かに会いたかった。誰かに会って、安心して、笑い合いたかった。
この不安で憂鬱で動転した気持ちを笑い飛ばしたかった。
思わず湧き上がりそうになる涙を必死に堪え、もう一度叫んだ。
「ねぇ、俺だよ、生田だよ!誰か出てきてよ!誰かいるんだろ?
ねぇ、こんなのウソだろっ?」
声を振り絞って叫びながら、生田は周囲を目を凝らして見まわした。
ふとその生田の目が、遠くの、小さな人の影をとらえた。
「ねえ!そこにいるの、誰?オーイッ!」
生田は、その人影に向かって走りだした。
774ユーは名無しネ:2001/07/22(日) 23:45
原作読んだことない不届きものなんですよね…。
参戦してみたいんだけど、その前に原作を買わないと…。
775ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 00:02
原作ってやっぱ読んでないとつらいかなぁ?
大筋にからまなければ大丈夫な気も・・・。

次、23・24と書いてもいいですか?
スニーカーのつま先を身体の下に押し込む。
よいしょ、っと。
ちょっと力を入れただけで、小柄な彼の身体はあっさりとその向きを変えた。
大堀君か・・・。
月明かりに照らされた端整なその顔には
ところどころに赤黒いものがべっとりとこびりついていた。
さっき聞こえた銃声とはどうやら別だったらしい。
彼の襟足から首にかけて、何か鋭い刃物でえぐられたような深い傷がぽっかりと広がっており
血はほとんど流れ出てしまったのか、傷口はすでに乾きはじめていたが
辺りにはまだ生臭い匂いが強く漂っていた。
くせぇ。
山下はちょっと鼻をすすると、顔をしかめた。
興味なさそうに大堀の顔をもう1度眺め、山下はゆっくりと振り返った。
すっかりやる気満々な奴がいるってわけね。
マシンガンを握りなおし、歩き出そうとした時
目の前の茂みが大きく揺れた。


「ジミー。」
まるで仕事場かどこかで会った時のように、彼はのんびりと自分の名前を呼んだ。
「やまし…」
それに答えようと口を開きかけたジミーはギクリ、と動きを止めた。
彼が手にしている物とその足元に転がっているモノ。
忙しく視線をさまよわせるジミ―の頭の中に、さっき耳にしたあのおぞましい声が蘇る。
殺し合い・殺し合い・殺し合い・・・
逃げなきゃ!
とっさに浮かんだのはただそれだけだった。
逃げなきゃ・・・殺される!

【エントリーNo.20・ジミーMackey 参戦】
777764です。:2001/07/23(月) 00:08
>>765
レスありがとうございます。では原作に沿って禁止エリアの
放送は6時間、その他は臨時という感じで処理します。
それからもうひとつ。やっぱり5人の居る分校(原作より)は
立ち入り禁止エリアにした方が良いのでしょうか?
それともしない方が下克上の可能性があって楽しいんでしょうか?

原作本、古本屋にも出てきてますよ。私は参加したくて買ってきた。
半額ぐらいだったが、地図だけ見て中身はまだ読んでない(ワラ
778リレー版24:2001/07/23(月) 00:12
あぁ、そうか。
ジミーの後を追って無意識に駆け出しながら、山下はようやく彼の視線の意味を理解した。
ったく、勘違いだって。
「待てよ、ジミ―!」
その声に驚いたのか、張り出した木の根に足を取られジミーの体が大きく傾く。
「殺さないで!お願い、殺さないで!」
追いついた山下から尚も足だけでじりじりと後すざりながら、ジミーは懇願した。
だからぁ・・・
言いかけた山下はそこで言葉を切った。
面倒くさ。
小さく溜息をつくと、マシンガンの銃口をまっすぐジミーに向ける。
「ひっ。」
引き金にかかった山下の指がためらいなく動くのを、ジミーはただ呆然と見つめた。
ぱぱぱぱ・・・
暗闇に閃光が走り、けたたましい音が響いたのも一瞬のことで
辺りにはまた息苦しくなるくらいの静けさが訪れた。
『後輩の面倒はちゃんとみろよ』
ジミーのリュックを拾い上げながら山下は滝沢のそんな言葉をふと思いだした。
はいはい、ちゃんと見ましたよ、最後までね。

【エントリーNo.20・ジミーMackey 死亡  残り39名】
779ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 00:16
>>772
う〜ん、原作と映画の地図はどうも違うみたい。
映画のHPもう終わってたし…
とりあえず検索して必死こいて地図探してみました。
これはどうですか?(直リン避けました。h付けていってね)

ttp://www.j-fukuoka.com/off-ivent00/off-ivent-br-top000-00.htm
780772:2001/07/23(月) 00:20
>779
映画サイトもう終わってたんですね、適当な事逝っちゃってスマソ・・・。
781リレー版・25:2001/07/23(月) 00:21
 「おーちゃん、出番だよ」
肩を軽く揺さぶられて体を起こす。大堀の事を聞いてからずっと
握ったままだった拳が固まってしまって上手く開かない。
反対側の手で広げると指の関節がぎしぎし言っているような気がした。
あの後銃声が全部で3発。どこで誰が撃ったのかは判らないけど、
銃声の後で誰が死んだのかは判る。
「ハセジュン殺ったの、ヒナと翼君のどっちだろうね。」
「ちょっと現場見てみたかったよね。」
モニターの所で交わされている会話に耳を塞いでしまいたかったけれど。
(俺だって同じだ。)
どっかのネジが1本ぶっ飛んでしまったような会話に参加はしなくても。
(このゲームに参加をしろと決められて)
41人の肉体を殺し、
(この島に来る船に乗り込んだ瞬間から)
たった1人残った奴の
(俺は人殺しだ。)
心を、殺す。

…俺は、人殺しだ。
782ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 00:40
>>779
これって映画版の地図ですよね?
分かりやすいし、これでいいと思います。
783ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 00:46
>>779
同意。
本がないものでちょっと困ってました。
でも、これなら分かりやすいです。
784ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 00:49
Pがやる気でこれから参戦するであろう島田ももしやる気だったら
前のと一緒だなぁ・・・意外性がほしいかも。
福原がやる気だったのは意外でした。勝手な意見でスマソ。
785ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 00:59
>>784
ならば、そうならないように自分で書いてみるのも一つの手ですよ。
見た目のイメージの問題だから、似かよるのも仕方ないと思われます。
>>680 プロローグ
>>696 1【町田慎吾 参戦】・>>705 2【風間俊介 参戦】・>>708 3【生田斗真 参戦】
>>722 4・>>723 5【中丸雄一 参戦】・>>729 6【横山裕 参戦】
>>735 7【五関晃一 参戦】・>>740 8・>>742 9【良知真次 参戦】
>>743 10【福原一哉 参戦】・>>745 11【山下智久 参戦】・>>748 12【萩原幸人 参戦】
>>750 13【赤西仁 参戦】・>>751 14【大堀治樹 参戦、そして死亡】
>>752 15【橋田康・伊藤達哉 参戦】・>>755 16
>>756 17【今井翼・村上信吾 参戦。長谷川純 参戦、そして死亡】
>>758 18【田口淳之介 参戦】・>>761 19【石田友一 参戦】・>>762 20
>>764 21・>>773 22・>>776 23【ジミーMackey 参戦】
>>778 24【ジミーMackey 死亡】・>>781 25

そろそろかなと思ってやってみたのですが、上手くまとめられなくてスマソ・・・。
見づらい事この上なし(ナミダ)。
やはり自分は細かい作業には向いていないのか・・・逝ってきます・・・。
787ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:03
じゃあ地図は>>779の地図ということで。
自分も原作手元に無いんで、ほっとした(笑
788ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:05
地図重い(涙
かなり原作とは違ってましたね。
映画見てないんですけど、中学校が嵐の溜まり場(笑)
なんですか?
789ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:09
地図、ありがとうございました〜。
参考にさせて頂きます〜。

集計人さまにも、ホントお疲れ様です〜。
 「臨時にね、放送を入れる事に決めたんだ。」
桜井が書いたメモ用紙が渡される。解っていてもそこに書かれた
大堀治樹と長谷川純の名前に胸のどこかが重くなった。
「ずっと動いてない人も居るからね、注意を促そうと思って。」
「禁止エリアの追加は」
「なし。臨時放送だし、全く動きがないわけじゃないから。」
「ん」
マイクの前に立つ。
「…おーちゃん」
「ん?」
「オレ、代わろうか?」
「…これは、俺の役目だから」
笑う事は出来なかったけど、いつもと変わらない声は出せたと思う。
桜井はそれ以上何も言わずに立ち止まった。
大野はメモに書かれた内容をもう一度確認しながらチャイムの
スイッチに手を伸ばす。
3時間前と変わらない間抜けた音が響いた。
「…臨時放送です。参加者の皆さんにお知らせします。」
皆さんって言ったって、40人にしか聞こえないけどね。そう考えたら
突然狂気じみた笑いの波が襲ってきて一端マイクのスイッチを切る。
「おーちゃん?大丈夫?」
慌てて桜井が駆け寄った。大野の表情を見て伸ばしかけた手が宙で止まる。
「…大丈夫。」
額を軽く指で叩く。
791ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:10
>>784
Pは時の流れに身を任せ的キャラで書いてみました。
なのであっさり殺られちゃうってのも自分的にはOKかと。
ぜひぜひお好きに料理してくだされ〜。
792ななしじゃにー:2001/07/23(月) 01:15
嵐担です。お邪魔します。
傘→平安は「大野くん」の方がいいかと思われ。最近はおーちゃんて呼ばないもので・・・。
まぁ話には関係ないんですが、ちょっと気になったもので。逝きます。
793ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:17
>>788
その学校が嵐の拠点ってことでいいんじゃないでしょうか。

後、地図に書かれていない建造物とか場所とかを適当に作っても
だいたいどのあたりにあるって書いたらOKとかでどうでしょう?
794ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:21
>>792
ご指摘ありがとうございます。
私も「大野くん」と呼ぶ方が良いかなあと思ってたんです。
古い記憶に頼って書いてるのでどうしてもずれが生じます。
これからも気にしてやってください。
それから、小僧→平安はどう呼んでます?
コンサートでは「大野さん」とか「おとーさん」だった…かな?
795ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:26
呼び方って難しいですよね。
この先あんまり知らない子との絡みもあるだろうし、
これはおかしいっていうのがあったら教えて欲しいです。
796ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:28
こういう時、ジュニア同士の呼び方スレって重宝するよね。
スレ探してこよーっと。
「丁度よかった。追加1名。ジミーMacky死亡。相手山下だから
蜂の巣なんじゃない?」
二宮がジミーの名前の書かれたメモを大野の目の前でひらひらさせる。
大野が掴んだのを見て取るとマシンガンの発射音を真似しながら
モニターの所に戻って行く。
大野は両方のメモを重ねて持つと再びマイクのスイッチを入れた。
「開始して3時間が経ちました。その間に3名の死亡が確認されています。
まずは12番、大堀治樹君、それから14番の長谷川純君、そして20番の
ジミーMackyです。…皆さんに理解して頂けたと思いますが、これは
ドッキリではありません。先に読み上げた3名は本当に死亡しており、
隠しカメラや番組スタッフなどの仕込みなどは一切ありません。繰り返します。
ドッキリではありません。これは命懸けの…」
大きく息を吸って呼吸を整える。
「…ゲームです。以上」
798ななしじゃにー:2001/07/23(月) 01:31
>794
またお邪魔します。
小僧→平安はおっしゃる通り「大野さん」もしくは「おーちゃん」でしょうか。
「お父さん」は最近あまり聞かないので小僧の中ではブーム終了かしら?(笑)
今度こそホントに逝きます。皆様のバトロワ、影ながら楽しみにしておりますわ!
799ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:32
800ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:32

>後、地図に書かれていない建造物とか場所とかを適当に作っても
>だいたいどのあたりにあるって書いたらOKとかでどうでしょう?

それいいね。アリにしよう!
801嵐サイド書いてて思ったが:2001/07/23(月) 01:33
結局、学校は禁止エリアにするのかな?
その方が無難だし。
802ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:37
名前の呼び方にいちいちこだわってたら、書けなくなっちゃうよ。
全然知識の無い子を書くことも出てくるんだから。
それに、1回文の中で呼んでしまった呼び方を、途中で変えたりする方がおかしくなっちゃう。
自分なりの想像でOKにしましょうよ・・・。
803リレー版28:2001/07/23(月) 01:39
『もちもち〜、じんくんでちゅよ、ゆきとくんげんき?』
赤西はふざけた伝言を吹き込むと足の裏の再生ボタンを押した。するとざらついた
音声が間抜けなそれを繰り返す。萩原もつられてぷっと笑いを洩らした。
「なっ、くだらねぇだろ?」
赤西は苦笑してみせるとぬいぐるみを放り出し、萩原の横にどっかと腰を降ろした。
少し無理めに席を譲って、なんとか一本の木に二人で背を凭せ掛ける。
「・・・ったくわけわかんねぇよな。ドッキリもさぁ、やるならやるでネタ捻れっての」
「・・・。」
―それは向こうもおまえにだけは言われたくないだろうよ。
どうやら自分も彼もこのゲームをただのテレビ局かなんかの企画モノと考えて
いるらしい点では合意を見たが、以下延々グチをタレ続ける赤西に萩原は黙って
心の声を飲み込んだ。沈黙は金、なんてきっとこいつには一生縁のない感覚なんだろう。
そして自分もいちいちそれを彼に説明してやるほどの情熱は持ち合わせていない。
要するに自分と彼との関係はその程度のもので、しかしそれは萩原にしてみれば
極めて居心地のいいものであったこともまた事実だ。
――付かず離れず。われ干渉せず。自分は自分、人は人。
それが彼の信条だった。今までも、そしてたぶんこれからも。
「・・・あ、そういやさぁ、萩原の武器って何なの?」
ひととおりグチを述べ終わったらしい赤西が隣で思い出したように問い掛ける。
質問に答えようと萩原がリュックに手を突っ込みかけて、そしてそのときだった。
「動くな!」
不意に背後の茂みが揺れて、中から人が飛び出してきた。シルエットだけでもわかる、
かなり体格のよい彼のその手には、何か金属製の塊らしきものが掲げられている。
「・・・よぉ、なんだ提箸じゃん」
気配に振り向いた赤西は月明かりに目を凝らすと、だがさっきとは打って変わって
まるで動じる風もなく、そいつに向かって余裕で手さえ上げて見せた。
しかし、萩原の受け止め方は赤西のそれとは違っていた。
――気付いてないのか?
自分を見たとき、相手の目の色が確かに変わったのを。さっき赤西との会話の中じゃ
とりあえずそういうことで落ち着いたけど、これがただのテレビ企画だなんて
どうして断言できるだろう?現にいま、ここにこうして本気の奴が一人いる。
そのおっとり風の外見に似つかぬフルスピードで考えをまとめさせながら、萩原は
闇の中の提箸と一瞬目が合った気がした。荷物と、咄嗟に自分そっくりのぬいぐるみを
掴み寄せ、立ち上がって赤西の側をできるだけ遠くに離れる。
「…萩原?」
赤西が怪訝そうに声を発したのと、信管を抜かれたそれが間近で爆発したのは
ほぼ同時だった。きっと痛みを感じる暇もなかっただろう、跡形もなく吹き飛んだ、
さっきまで確かに自分が会話を交わしていた相手。
伏せていた場所から起き上がった萩原はただ映画のように目の前のその光景を見ていた。

「・・・置いてけよ、そんなもん」
律儀なのか何なのか、ご丁寧にぬいぐるみを持ったまま移動しようとする萩原に、
提箸が不機嫌そうな声を出す。ジャマなばっかで、役にも立ちゃしねーだろそんなモン。
「いやなんか、こいつ俺に似てるかなって…」
「はぁ?」
それ以上口に出すとますます相手の機嫌を損ねそうだったので、萩原は後ろ髪を
引かれる思いながらもぬいぐるみをあとにしてその場を離れた。
きっと気のせいだろうけど、ヤツは少し淋しそうな顔をしているようにも見えた。

【エントリーNo.21・提箸一平 参戦  赤西仁死亡 残り38名】
804ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:39
地図を見つけてきた者ですが
重くて申し訳無い…。でも一番見やすかったんです。
スマソ。
805ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:42
リレー版1の職人さん〜
ま、町田はどうなってるんですか〜?
806ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:53
>>804
自分は全然気にならなかったんだけどなー。
すごく見やすいし感謝ですわ。
しょっちゅう見るもんでもないし大丈夫じゃない?
807ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:55
800超えてますね。引っ越します?
職人スレはどうしましょう?
808リレー版29:2001/07/23(月) 01:56
あれからどれくらいの時間が経ったんだろう。
遠くの方で、パーン、パーンと、何か破裂するような音が聞こえた。
そしてまた、パーンと1回。
いったい、何が起きてるっていうんだろう?


『…健闘を祈ります』
そんな声で目が覚めた。でも、あたりを見渡しても誰もいなかった。
それどころか頭上には星空。きれいな三日月が浮かんでいる。 ‥‥外?
ここ、どこなの? 手には草の感触。
視界が開けていることから、なんとなくどこかの高台らしいことはわかった。
そして微かに潮の香り。海が近いのかも。

しかし、何の健闘を祈るんだろう? ‥‥わからない。
それよりも、なんでこんな所に?
首輪がなんとかって言ってた気がするけど。
首に手を当ててみると、確かに硬い感触があった。外れないのかな?コレ。

傍らにデイバックが置いてあった。開けてみると、
ペットボトルに入った水と、乾パン、何か地図みたいなもの。
そして、双眼鏡が入っていた。
コンサートで、よくファンの人が持ってるようなヤツ。
ちょっと構えてみる。ピントを合わせるのは、真ん中のコレでいいんだよね?
いろいろいじってみると、右側のレンズも回るし、何か小さいレバーも付いてるし。
双眼鏡って案外複雑な構造になってるんだ。
ただ覗くだけじゃないんだねー、あれ。
ちょっと感心しながら、ゆっくりと左から右へと視界を動かす。
何も見えないじゃん。ただ、闇が広がるだけ。


いったい、何が起きてるっていうんだろう?
飽きてしまって放り出していた双眼鏡を、また引き寄せて覗き込む。
やっぱり何も見えない。
ま、いいや。明るくなってから考えよ。膝を抱えて星空を見上げた。
と、突然、チャイムのような音が鳴り響いた。
『…ゲームです。以上』

え? 何? どういうこと?
命懸けのゲームって? 3名の死亡確認って?

【エントリーNO.22・福田悠太 参戦】
809ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 01:57
軽いけど見にくい地図。
同じ内容の地図だけど。
嵐書いてる方は今後重宝するかも…。

ttp://www.happy-ice.com/battle/map.cgi
810ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 02:05
そういえばもう800超えてますね。控えれば良かったですね。
ていうか、書き込むボタン押してから後悔の嵐だわ。
取り敢えず福茶だしてみました。誰か絡んでやってください。
811ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 02:15
>>802
気にする方は気にして、あとはなるべく多くの目から見て
違和感ないようにすれば良いでしょうね。
812リレー版・30:2001/07/23(月) 02:16
―――イヤや、もう!なんやねん、これっ!
渋谷すばるは、転げそうになりながら山道を駆け下りていた。
目が覚めてから聞いた放送。つい先ほど聞えた放送。
頭の中が混乱して、何が何だかさっぱり理解できない。

『…ゲームです。以上』

抑揚の無い声が、頭の中をぐるぐると回る。
殺しあいって、どういうことやねん!もう死んでるヤツおるってどないやねん!
「ぅわ…っ!」
闇雲に走り、足がもつれて転がり落ちる。
草に擦られ、石や木にぶつかりながらようやく小柄な身体が止まる。
混乱と痛みのために、ぎゅっと自分の身体を抱きしめた。
誰か…誰か、知ってるヤツ。信用できるヤツと合流せな。ヒナか横山。
誰でもいい。自分と仲のいいものなら誰でも。
死にたくない。こんなところで死にたくなんかない。
こんな武器しかないのに…。
まだ痛みの残る身体を無理矢理起こして、転げたときに散乱した荷物をかき集める。
そこには、彼の所持する『武器』も落ちていた。
駄菓子屋なんかでも、最近は見かけることもないおもちゃ。
Y字のプラスチック製の胴体に太目のゴム。その中央に合皮のあて物がついた、パチンコ。
「絶対に死にたくない。誰か…誰か見つけやんと…」
渋谷はパチンコを握り締めて立ちあがった。

【エントリーNO.23・渋谷すばる 参戦】
813ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 02:16
引越し、しましょうか?
814ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 02:17
31書いてもいいかな?
815814:2001/07/23(月) 02:18
お引越し待ちます。お願いします。
816ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 02:18
>>813
お引越しお願いします〜。
817ユーは名無しネ:2001/07/23(月) 02:23
>>680 プロローグ
>>696 1【町田慎吾 参戦】・>>705 2【風間俊介 参戦】・>>708 3【生田斗真 参戦】
>>722 4・>>723 5【中丸雄一 参戦】・>>729 6【横山裕 参戦】
>>735 7【五関晃一 参戦】・>>740 8・>>742 9【良知真次 参戦】
>>743 10【福原一哉 参戦】・>>745 11【山下智久 参戦】・>>748 12【萩原幸人 参戦】
>>750 13【赤西仁 参戦】・>>751 14【大堀治樹 参戦、そして死亡】
>>752 15【橋田康・伊藤達哉 参戦】・>>755 16
>>756 17【今井翼・村上信吾 参戦。長谷川純 参戦、そして死亡】
>>758 18【田口淳之介 参戦】・>>761 19【石田友一 参戦】・>>762 20
>>764 21・>>773 22・>>776 23【ジミーMackey 参戦】
>>778 24【ジミーMackey 死亡】・>>781 25・>>790 26・>>797 27
>>803 28【提箸一平 参戦、赤西仁 死亡】・>>808 29【福田悠太 参戦】
>>812 30【渋谷すばる 参戦】


続きは次スレでどうぞ〜。