バトルロワイアル３

センセイ辛いけどナイフ投げるぞー。
過去スレ
バトルロワイアル２
http://saki.2ch.net/test/read.cgi?bbs=jr&key=978099418&ls=50

ご苦労様です。

見つからない鬱だ。

ありがとう！

ホントにあるんだよね？
ネタじゃないよね鬱。

見つけた人いないのか･･･。

ネタだったら先生ナイフ投げちゃうぞー。

探しに逝って来ます。

ネタだったら私はこういうぞ。
そうだと思ってたぜベイベー。

私も逝ってきます。協力求む。

探し疲れました…

右腕を打たれた感じです。
誰か助けて。

見つからない・・・。
頼むからもうちょっとヒントきぼん。

過去スレに見つけた人発見。

腱鞘炎なんだな。

どうしてこんなに必死になってるんだろうと
ちょっと我に返ってしまった…鬱だ

アッ…何て事言うんだ…。＞１６

私も探しまくってるんだな･･。
鬱さ。

見つけた人が情報くれない・・・

無いのかもしれないね。

番地を全部とは言わないので
もう少しだけヒントが欲しい…

ソーセキ通りすらわかんねぇ…。

＞２２
ブックエンドを見てみるといいんだな。

２３＞ありがとう！！頑張るわー。

無理なんだな鬱。

無いんじゃ・・

100ほど開いたら、目がチカチカしてきた
もうだめだ…みんな、がんばって…

無理だわ、こりゃ。

優しい人を待とう・・・

探している人で手分けをしたらどうだろう。

ソレいいね！
何人いる？ハイ一人目（挙手）。

でも見つけた人は簡単だって言ってるよ

二人目。というか提案者です。
ちなみに検索では見つからなかった…。

とりあえず、6000〜6100まではないよ

ハイ、三人目です。

じゃあ、６６００から探してみます。
逝ってきます。

じゃあ６７００。

ジュニアのHPじゃないらしい。
前スレに書いてあった。

６２００台の後ろの方。

なんだか怖いページとか見つけちゃうね。

まじ？＞３９
じゃ、６２００の後ろの方探してみます。

見つけた！疲れた…

見つけたけど、やっぱり自担はいなかった････

皆さん、見つかりましたかー？
早々に見つかり、簡単だったと言い放った者です。
ちょっと悪いこと言ったかなと思ったので、ヒント。
更新されてます！のページの6200番台です。
後は自力で。
ちなみに、私は全部ひらいたのよ〜！

み…見つけれない…。
トップでそこにあるとわかりますか？

ふたたびごめんなさい。
遅かったですね。

見つかった〜〜！！
今から読みます。ありがとう！＞３９、４４

見つけれました！
ヒント有難うございます。

見つけた！

トップは車が走ってる

見つけた・・つかれた・・

疲れすぎてて読めない…。

イチオシどころかゴオシまでキレイにいない・・・
けどバトロワ自体好きだから多分楽しめるだろう
教えてくれた人三球

見つけた人
感想きぼーん

イチオシ出てた。

やっと見つけた！！これから読もう〜っと

見つけた〜！
自担出てるよ。活躍してくれたらいいなー。

読んできたー。
読んでおいてなんだが、探し疲れた目に本文バックの点滅柄
辛かった・・一度気になるともうちかちかして・・

関係ないけど、geoってもの凄く重くない？

わからにゃい。

age

残りの人数間違ってない？
私の気のせいかな？

>>62
やっぱり？
私もそう思った。
ひとり少なくなってるよね。

「俺も殺すの？」
いつもの軽口のように桜井が口の端を上げた。
しかしその脇腹からはとくとくと血が溢れ続けていた。
「ま，ほっといても死ぬけどな。」
ハ，と自虐的に笑うと正面に立った直気を見上げる。
「誰にやられた？」
「…松潤。こっち来いっつってんのにパニくりやがって。」
「そうか。」
短く答えると手にしたマシンガンを抱えて半分開いたままの出口へ向かう。
その後ろ姿は最後に見た日に比べて随分大きくなった，と思う。
こいつはきっと松潤を殺すんだろう，と思う。
直気，お前は人を殺しすぎたよ。
時間が無くて教えてやれないみたいだ。
「直気。」
呼ぶとすぐに振り返った。
目だけは，変わってないな，と思う。
「こんなモンしかやれなくてごめんな。」
手首をきかせて何か黒いものを投げつける。
それは――桜井の武器，手榴弾――は地面に当たると。
耳の割れるような音を立てて廃工場は崩れ落ちた。
[桜井翔　高橋直気　死亡]

何？新バトロワ？直気って誰？

高橋直気でしょ？
懐かしい･･･。

やっぱりやまとまが一番すき（ぼそっ）
新バトロワ人数少ないからすぐ終わりそうだな・・・
自担名前あったけどあまり良い役でない予感
＞６４は・・・？？

やぱーり場所がわからない････。
geo重くて探せない･･･。

6298

考えてはいけないことを考えてしまったんだな。

sakura----i!!
sayonara!

感想きぼ〜ん！
面白かったですか？

担当が一発で逝った。
やまとまが一番好きじゃ。

うん。やまとまサイコー！

でも更新されないね。

バトロワっぽい文字フォントないかな。
探してるんだな。
関係なくてすまそ。

64の続きっつーか前後が知りたいと思ってるのはあたしだけか？

６４の続きよりやまとまの続きが読みたい。

やーまーとーまー。
すが死ぬとこ見てまた泣きそうになった・・・。

sage

過去スレで蛇牛版書いてた者ですが・・・
また、ここで更新して良いのかしら？（小声で質問）

>77
同感。すごい気になる。
つーか、64超ツボなんですけど。

>>81
よっしゃ！

＞８３
ありがとう。また、あとで来ます。

>81
是非。

>>64はなに？
８１が書いたの？

８１です。＞６４は私でないんです。
久しぶりに２に来たら、新しいスレたってるし・・・
６４さんが続き書くなら私が更新すると邪魔かなと思ったもので。
まじレスで失礼しました。

私も６４気になるよ。
やまとまも好きだけど辞めジュ担なモンで･･･。

蛇牛ロワイヤルおもしろい
楽しみー

>>64
めっちゃ気になる。
甜菜？

ごめんなさい。６４を書いた者です。
ちょっと書いてて，載せてみようかなーってやっちまいました。
最初の流れはたいがい一緒だし，中途半端な所で…。

私も蛇牛，楽しみにしてますよー。
邪魔しちゃってごめんなさい！

>>64
実は、続きが読みたかったりします。（是非書いて）
蛇牛版書きたい部分まで逝く流れがどうもつながらなく、
今日更新しようと思ってたけどやめました。（ネタ不足）
今週中にもう、質より量作戦で更新しようかなと考えてます。
でも、この先デビュー組みメンバーはやけなって
この際もうドリーマーちゃんする予定です。

質より量でもいいっす。
続き楽しみなので頑張ってくださいな。
６４も気になりますわ。

４番目を探しに逝こう・・・。

見つかった!!!
本当、探してみると意外に簡単な場所だった・・・。
皆もがんばれ。
・・・でも、やっぱやまとまが好きだ・・・。

しらみつぶしに探さなくても、あるところから結構簡単に行ける。
ちなみにそこに載っている6200番台は多くない。
全部開けていっても１分かからないでしょう。
これで分かるかなー？

ちなみにリンクとかじゃないよ。
ヒントなんで下がらないけどsage。

みなさんのヒントをもとに捜したらソッコー見つかりました！！
ヒントくれた方々ありがとうございます！！
これから読んできます！！

ここ初めて来たんだけど、６２００番代とかって
何の事ですか？だれか優しい人教えて下さい。

>>97
過去ログを読めば答え出てますよ。
過去ログを読みましょう。

私も64の続き読みたい。
辞めジュ満載でお願い致します・・

っていうか・・・
>>69
さんが教えちゃってるじゃん

コテハン失礼。

えっどうしよう。
書いちゃっていいんですかね？
傘とクレアラシルが死ぬ事バラしちゃってますね。ハハ。
辞めジュ担なんで現ジュ好きな方はおもしろくないかも…｡

>>101
書いちゃってください･･･。
お待ちしてまうす。

待ってますう。>>101
スレが育たないあの子は出るかしら…。

４番目読んできた〜。
字が大きくて読みやすかったわ。

６４さん、書いてくださいな。
お願いします。

出演者リクエストしていい？＞６４
すぐ殺しちゃってもいいから…（切実）

私もしたいんですけど･･･どうでしょう？＞６４様

６４（１０１）です。
いいですよー。しちゃってください。

美獣出してください（はあと）

彼は自衛隊並みだから最後まできっと残るよ。
銃の誤爆とかできっと死ぬんだよ。

矢代出してください（はぁと）

後輩に煙草を脅して持たせて写真を撮るので
駄目です。

アナザワ出してください（はあと）

私もリクエスト〜〜！
北山出してください（はぁと）

参考：前スレ690辺り

亀無は風間の背中を見つめた―ミニ牛の二人を殺したのはけんちゃんじゃない
のか？でも、マシンガンは持っていないし・・・けんちゃんに限ってまさか―
「おい、亀早く来い」亀無は促されるまま風間の後を追った。数十メートル歩い
たところで「ここをまたげ」と亀無に言った。それで亀無が目をこらすと、水平
にピンと細い糸が張られていた。「これ―？」「あぁ、簡単な鳴子だ」「鳴子っ
てラーメンに入ってる？」「それは、なると！まぁ誰かが糸を引っ掛けたら音が
でる仕掛けになってるんだ。一種のレーダーだな」そんなクダラナイ話を続けて
いた。亀無は目を丸くし、さすがけんちゃんと感動していた。それから、さらに
数メートル進んだ茂みの中に辿り着くと風間は足を止め「座ろう」と言った。
「ここに隠れていたの？」と亀無が訊くと
「あぁ、ここからお前が茂みの中を動いているのが見えたんだよ.・・・亀、無闇
に動いたら危ないだろう」と風間は答えた。
「ありがとう、けんちゃん・・・さっき、ミニ牛の近くにいたんだ。でも、助け
られなかった。俺あの二人の団扇持っていたのに」亀無は涙ぐんでいた。
「あぁ、わかってるさ。気にするな俺も、それにみんなもあいつらの呼びかけに
答えられなかったんだから。」

　結局、やや南寄り、百メートル離れたところに移動した。横山が周囲に鳴子を
作り腰を下ろした。木々の間からさわやかなそよ風がふきこれが雑誌の取材かな
んかだったらどんなに楽しかったんだろうなぁ・・・山Ｐは思った。
「どうした静かだな」山Ｐと胡麻木が黙っていると、横山がそう訊いた。
山Ｐは横山を見上げた。
「いや、あいつらの事考えていた。あいつらみんなのこと信じようとしたのに・・・
オレは横山のこと信じてるよ。でも、これからどうするんだ？助かる方法はある
のか？なんでそんなに落ちついていられるんだ？」山Ｐは訊ねた。
「おいおい、そんなに一度に訊かれたって困るだろ。助かる方法は今は言えない
いろいろあってな・・・それに、俺はこのゲームの事お前らよりよく知っている
んだ」横山が言った。
　山Ｐはきょとんとして「はぁ？」ともう一度訊ねた。
ようやく、横山が言った。
「このゲームで生き残った奴がどうなるか知っているか？」
―最強アイドルとしてデビューとつんつくは言っていた―山Ｐと胡麻木は首を振
った。横山は二人の顔を見渡し続けた。
「芸能界に残り華々しくデビューするか、それなりの仕事をもらい細々暮らして
いくんだ」
山Ｐたちは息を飲み横山を見つめた。
「俺は前回完済Ｊｒで行われた京都凶のゲームの生き残りだから・・・」
寂しそうな表情で横山は続けた。
「蛇兄さんの賞状も頂いたし、焼肉も食べに連れて行ってもらったぜ。そして、
東京に出てきてレギュラー番組ももらったし、ドラマにも出してもらった。中に
は華々しくデビューしたやつもいる。まぁ前回は今回ほど大掛かりではなかった
けどなぁ。小さいこらは対象外やったし、ヒナもあの時は生き残ったんやけど・・・
あいつも今回こんな結果になったのは文句言えへんはずや。だから、お前らより
は慣れてるねん。でもまさかもう一度このゲームに参加できるなんてなぁー。」
胡麻木が泣き出しそうな顔になり、山Ｐは横山に手を差し出した。
「ごめん、辛いこと思い出させて・・・最後まで一緒だよろしこ」
「オーケイ」と横山は言い、山Ｐの手を握り上下に軽く振った。

つんつくはスタート地点のデスクに座り忙しそうにしていた。つんつくの向か
い側には５，６人の蛇兄家倶楽部のスタッフがパソコンのモニタを眺め、ヘッド
フォンを耳につけている者もいた。
「え〜と、あちゃ籠と辻が死んだか―。午前８時４０分と・・・」
デスクの上の電話が鳴った。
「はい、こちら最強アイドルだぴょ〜ん実施本部」
「おぉ、つんつくです。蛇兄さん、その説はお世話になって。なんのご用ですか？」「いやぁ、屋国オクそんなに値があがっているんですか？島田家鴨の写真も出品
されてたんですか？それは、お眼が高い。彼のファンは金持ちが多いですからね。
私はミニ牛のちび二人とあべべを出品しました。あいつらもなかなか盲目なファ
ンが多いから―。はぁ、まさかそんなこと、ハイ気をつけます。」
電話を切ってつんつくはモニタをじっと見つめた。
「そんなぁ、蛇兄さんも考えすぎだって・・・まぁ、用心に越したことはないけ
どなぁ」と呟いた。

　会った当初はミニ牛の死を目前に見たショックで神経が高ぶっているようだっ
た亀無和也も、しばらくすると落ち着いたようだった。風間俊助は、暖かい日差
しにそれでなくても細い目を閉じた。ミニ牛を倒した誰かは俺らには気がつかな
かったようだ。しかし、用心に越したことはない。
“必要な時は十分休み、本当に必要な時は神経を張り詰めろ。要は、その判断を
誤るな”
―それは、風間が敬愛する一族の長イノハラが、演技をはじめ、風間にすべてを
教えてくれた、すなわち、今日演技王と呼ばれる風間を形成するのに大きな影響
を与えた事務所の先輩が、言っていたことだった。イノハラは風間に歌やダンス、
お笑いの基礎も叩き込んでくれていた。そして、今はまさに神経を張り詰めてい
るべきときだ。それは、間違いない。
「なぁ、けんちゃん」という亀無の声が聞こえ、風間は亀無に視線を戻した。
「俺、情けなくって・・・。おっちょこちょいで怖がりで、―あの二人助けらな
かった。―俺決めた！敵を討つんだ。つんつくもうちの事務所の奴も社長もみん
なぶっ殺してやる」
　いつもなにも考えていない軽いだけの亀無の真剣な表情に風間はびっくりし見
つめた。
　もちろん、自分だってこのくそゲームにはむかついている。汗じゅんはからか
いがいのある、ごくごく良い奴だった。その汗を奴らはあっさり殺しやがった。
それにＪｒの仲間や牛娘たちも次々と・・・
「俺それに島田とかあいつらにちょっと憧れていたんだ。あいつらの踊りってき
れがあるし、妙にいろっぽかったりなんていうのかな、目標にしていたんだ。い
つかの少年蔵部であいつらの腰使い真似したんだ。でも、みんなに笑われたけ
ど・・・だから許せないんだ。」
亀無が言い終え、風間に顔を向けた、風間はにやっと笑いながら、
「お前、野球選手になるのかと思ってたけど、ダンスもいけそうだな」
と言い、亀無もちょっと笑った。
「でも、けんちゃんこれからどうする？てっきりけんちゃんは山Ｐとか生田氏と
かと一緒にいると思っていたのに・・・三人が組んだら最強なのにね」
亀無の言葉に“文具三兄弟”と呼ばれた斗馬や山Pがいればどんなに心強いかと
思ったが―
「山Pは多分胡麻木と一緒だと思う。斗馬もあのスタート地点の状況では合流は
無理だろう。あいつ、人一倍神経質なとこあるしな・・・いや、亀がいるだけで
も心強いさ。それよりちょっと考えがあるんだ」

　石川理科（牛娘）は、時計が午前十時を過ぎるのを待って、隠れていた牛小屋
の裏口からそっと顔を出した。ジミ―末期が死んだ家の近くであったが、もとよ
り石川にはそんなこと知る由もなかった。
　それより、放送で告げられた禁止エリアにここが含まれていたのが深刻な問題
だった。石川は身体に似合わないごつい拳銃を握り締めていた。ミニ牛の二人が
撃たれたのは小屋の窓から見えていた。誰かが、仲間を平気で殺そうとしている。
そう思うと銃を持つ手が震えた。そして、隠れていた牛小屋の壁沿いにそろそろ
右に進んだ。そこは牧草地で周囲にてんてんと木が生えていた。―とにかく南の
山まで逝こう。
　泣き出したい気分だった。せっかくあのオーデションを勝ち抜いて入った牛娘
だったのに・・・楽しいこともあったけど、そのため犠牲にした事だって多かっ
た。せっかく合格した高校も辞めたし、プライベートでは盗聴されたりした。で
も、この仕事が好きだった・・・この先、生き残っている牛娘のメンバーに出会
えても、彼女達は私を―私は彼女達を信じられるのかしら？絶望的だった。
　石川は牧草地を一気に走り抜け、茂みの端まで辿り着くと身を低くして進んだ。
ふいに、背後でがさっと音がして、石川は飛び跳ねた。振り返るとほんの十メー
トルばかり先に人影が動くのが見えた。
　石川の顔から血の気が引いた。そして、とっさに茂みのなかに潜り込み様子を
伺うことにした。
　人影はこっちに近づいてきているが、石川に気付いていない様子だった。どう
しよう・・・狭い視界に一人の女が現れた。

「ほい！」
思わず石川は抱きついた。その声に吉野家ひとみ（牛娘）は一瞬びくっと身体を
震わせたように見えたが、ゆっくりと体を振り向かせた。
「理科ちゃん」
「よっすい」
二人は手を取りあいぴょんぴょんと飛び跳ねた。石川は自分の顔から涙がこぼれ
るのがわかった。
「なんか、すごい偶然ね。」吉野家が驚いたように言った。
「本当、もう二度と会えないと思っていた。こんな事になって」
泣きじゃくる石川の髪をなでなでしながら
「大丈夫、これからは二人一緒だから」と吉野屋は言った。
―ありがとう、神様。石川は牛娘のオーデションで吉野屋に出会ってからのいろ
いろなことを思い出した。合宿、初めてのレコーディング、ジャケット撮影、先
輩からのいじめ・・・辛い時いつも励ましあった仲だった。
「よっすい、今までどこにいたの？」石川が訊くと、吉野屋は偶然にも牛小屋の
隣の母屋にいたのだと答えた。
　吉野屋の視線が石川の握っている拳銃を見つめていた。石川は苦笑いしながら、
「あたしったら、ごめんね」と銃を下ろした。
「いい武器ね、私なんてこれだから・・・どう、使えっていうのかな？」
そういって手にしたものを見せた。それは、ヨーヨーだった。
「それ、ちょっと見せて」
吉野屋が言い、石川は拳銃を渡し
「それ、よっすいが持ってて。あたしうまく使えないから」と言った。
　次の瞬間、石川は目を疑った。吉野屋が自分に向け拳銃を構えていたのだ。
「・・・よっすい！？」呆然とした。
吉野屋の顔つきが違っていた。牛娘イチニを争う美少女は恐ろしく怖い顔をして
いた。
「逝きなさいよ。どこかに逝きなさいよ。あなたなんかと一緒にいられるわけな
いじゃない」
石川は耳を疑った。「どうして？よっすい」
「わからない？私達オーデションのときからライバルなの。私は最強アイドルと
してデビューしたいのよ！でも、あなたじゃ無理なの。私は胡麻木と組みたいの！
お願いどこかに逝って！」
石川はぽかーんと口を開けて、吉野屋の顔を見た。―そして、
「いやぁ〜〜〜〜〜〜ん」と叫んだ。
それは、普段からそれでなくても甲高い石川の音域より３オクターブは高かった。
その声で吉野屋は耳を抑え失神した。
「よっすい〜」石川は、吉野屋に駆け寄った。
数分後吉野屋は意識を取り戻した。
「り、りかちゃん。ごめ・・・」その瞬間、ごつっと音がして吉野屋が突然ぴく
ぴくと痙攣した。
　慌てて視線を上げると飯田ジョンソンが石川に極上の笑みを浮かべ立っていた。
「大丈夫？」と言って、石川に手を差し出した。石川はよろけながら立ち上が吉
野屋を見た。吉野屋の頭頂部には牛刀が刺さっていた。
　ジョンソンは吉野屋の手から拳銃を一生懸命引き離している。
「いやぁ〜〜〜〜〜ん！何で殺したのよ！」石川は甲高い声で叫んだ。
ジョンソンはじっと石川の顔を覗き込み、不満そうに
「あなたが殺されかけてたから、助けたのに・・・同じ“田んぼぼ”の仲間だと
思って」と唇を尖らせた。
「よっすいは、殺す気なんてなかったわ！あたしにごめんって・・・ひどい飯田
さん！最低殺してやる！」
ジョンソンは肩をすくめ、拳銃に手をかけると躊躇うことなく石川を撃った。
石川はどさっと倒れ込み二度と動かなかった。その頭からは真っ赤な血が流れ出
していた。
　飯田ジョンソンは銃口を下すと、もう一度肩をすくめた。―石川ならしばらく
弾除けになると思ったのにね。しかし、石川の甲高い声人を失神させるなんてす
ごいなぁ・・・これが役に立つなんてね―と、両耳から耳栓をとった。
「わかってくれた？吉野屋はあなたを殺すの止めようとしたから、殺してあげた
のよ」と呟き微笑みながら吉野屋の頭から牛刀を引き抜いた。

そのかすかな銃声は、風にのって山Ｐたちの耳にも届いてきた。山Ｐは顔を上げ
た。
「今のは銃声だよね・・・また誰か？」重い空気がながれた。
「銃声だな―なぁ、どうだろうなぁ？ところで二人とも。俺を信じるのはいいけ
ど、最後まで生き残るためには・・・容赦なくやる覚悟があるか？」横山が言っ
た。
「誰を？事務所の連中をか？」山Ｐは横山を見つめた。
「あぁ、それよりＪｒや牛娘の連中もさ。向こうが向ってきたときにさ」
山Ｐは一瞬黙り込みそして
「必要なら・・・仕方ないから」と答えた。
「わかってれば、いいさ。いちいち殺すたびに考え込んでちゃ他の奴に殺られる
からな」
山Ｐが横山に訊いた。
「お前も―容赦なくやったのか？」
横山は肩をすくめた。
「あぁ、仕方なかった。半分狂っている奴もいたし―本気でデビューのため何人
も殺した奴もいたから―当時新芽組んでた奴は比較的早く死んだしな―でも俺は
死にたくなかったし」
「一度はな、過去を忘れようと名前も“横山黄身隆”から“横山ＹＯＵ”に変え
てみたけど、やっぱり俺は忘れられなかった！あの時の仲間たちのこと・・・俺
は復讐するんだ。この事務所、芸能界ってところに・・・」
今まであんなにクールだった横山がいつになく熱く語った。
「でも・・・どうやって？」
「まぁ、一応策はあるんだ。とりあえず今は生きのこらないとな」横山は言った。

遠く二発の銃声がした時、亀無は耳をふさぎ泣きそうな顔をした。風間もしば
しキーボードを叩く手を止めた。
「また、銃声だな」と言い、また作業を始めた。
「ねぇ、けんちゃん・・・何してるの？なんでパソコンがここにあるの？」亀無
が画面を不思議そうに覗き込んだ。
「おぉ・・・くそ・・・あれ・・・あっそうか！よし！」
「何？ファイナルアンサー？ふざけるなっちゅーの。よし、フィフティ・フィフ
ティだ！う〜ん後はパスワードか・・・あれだなあのふざけたのＪｒコンの題名
“ｔａｋｉ−ｔｕｂａｋａｓｓｅｎｎ”ＯＫ」
ＰＣの画面に“私が最強アイドルだぴょ〜ん”という趣味の悪いまっぴんくのト
ップ画像が写し出された。
「このＰＣは、今晩斗馬たちとまぁエロサイト見たり、なぁお前“煮ちゃんねる”
って知ってるか？あそこのサイト見ようと持参したマイＰＣさ」
「煮ちゃんねるってなに？」
「まぁ、ここから脱出できたら見せてやるよ。お前とかすごい人気だぞ」
「えっ、俺って人気者なの？楽しみだなぁでも、電話は使えないってつんつくさ
ん言ってたよね？」
「あぁ、この携帯ね・・・俺んじゃないから」

実はあのスタート地点のレッスン場をでたとき、風間はとりあえず携帯が使える
か試してみた。しかし、アンテナこそ立っていたが繋がったのは天気情報だけだ
った。そこで、風間は途中会った蛇兄家倶楽部の知っているお姉さんに挨拶する
ふりをして携帯電話をくすねて来たのだった。
昔から風間はスタッフの人とは親しく挨拶するように心がけてきたので（それも
イノハラ一族が生き残るため、スタッフとは仲良くするようにと長に教えられて
いた）スタッフのお姉さんは
「あっ！風間くん今回は大変なことになって・・・頑張って生き残って一緒にお
仕事しましょうね」−と風間に何の疑いもなく話してくれたのだった。

　亀無は「さすがけんちゃん！でもどうするのさ？」と訊いた。
「とりあえず、このサイトになにか助かる手がかりがある筈。それに、サ−バ−
に進入してこの首輪を無効にしてやる！」
「けんちゃんすごいやぁ〜」
亀無が風間に抱きついた。そのとき、突然ＰＣ液晶画面が真っ黒になり、そして
突然コンサートの画像がながれ始めた。
♪黄身だけに〜あぁ黄身だけに〜あぁ巡り会うために〜
　　　　　　　　僕は〜寂しさとここに生まれたよ〜おんりぃゆう〜♪
画面の中の風間は、宝塚ばりの衣装を身に着け自分に酔っていた・・・
「−なんでだ？ばかな」風間の口からうめき声が洩れた。
状況が理解出来ていない亀無は画面をみて「うひゃひゃ」と笑っていた。

生田斗真（蛇兄ＪＲ）は、手にした小さな機械の液晶画面を見つめていた。画
面の端にぽっと丸いマークが現れた・・・それは、斗馬がこの機械を手にした
ときから画面の中央にあるマークと同じだった。
　昨晩あのスタート地点を出発した時、初めは風間を入り口で待つつもりでい
た。しかし、入り口で藁貝の死体を見たときその計画は変更となった。とりあえ
ず、身を隠す場所を探し連日のロケやレッスンで疲れた体を休めることにした。
何時間眠っただろうか・・・つんつくの放送で目覚めた彼は、まず自分の武器を
確かめた。それは剃刀だった、それを見て苦笑し薄っすら伸びた髭を剃り、それ
からゆっくりと考えをまとめた。
　ひそかにＪｒ歴の長い彼は、ある日突然大量のＪｒ辞めていくことを不思議に
思っていた。あの、京都凶のあともそうだった・・・優しかった先輩達が京都か
ら帰ってこなかったのである。あの時辞めなかった腹くんも（彼のことはパパと
慕っていた）京都から帰ってきてから時々ふさぎ込んでいることがあった。
あの時も今回と同じことが？？？
　それに昨日ピカピカ市の収録の時、スタッフの人に呼ばれたことを思い出した。
「生田君。明日のＪｒコンサートでるの？」
「えぇ、もちろん。今回はかなり凄いですよ。ケンタッキ−のイリュージョンな
んか恐竜をだすそうですから」と、斗馬が答えるとスタッフがざわついていた。
「生田君、気おつけてまた元気に会おうね。あとこれお守りがわり・・・必ず持
ち歩いてね。なにかあったら中を見てね」
「ありがとうございます」
−あのときのスタッフは変だった。そのときわたされたポーチにこのレーダーと
何点かの小物が入っていたのである。
業界のひと（マスコミ）も今回のゲームについて知っている・・・なんてことだ。
　とりあえず、風間を探そう。あと、みんなを集めてみようと決めた。まず、禁
止エリアを優先にして探し歩き、初めて自分以外にこの機械が反応したのである。
　斗馬は支給された剃刀ではなく途中小屋で見つけた長い棒を握りしめていた。
刃物より小学校の頃からダンスの練習をしていた彼にとって棒は扱いやすかった。
　スクリーンの表示は一軒の家で反応した。−この中に誰かいる。
窓ガラスが割れていた。とにかく中に入り確かめることにした。すると、キッチ
ンのほうから嫌な臭いが漂ってきた。
−テーブルの向こうに白いスニーカーとつんつるてんのジーンズを穿いた長い足
が見えた。死んでいるのは間違いない。
−ジミー！！！
死体はひどいありさまだった。斗馬は顔にテーブルの上にあったナプキンを掛けて
あげた。『あぁ、もうジミ−にプロレス技はかけられないんだな』と思った。
　斗馬はしばらくジミ−を見つめると、急いでその場をあとにした。
午前１１時が近づいていた。

　龍巳雄大（蛇兄Ｊｒ）は、かすかな音にも反応し身を起こした。そしてあらた
めて拳銃を握り直した。拳銃はかなりこぶりなものであったが、それでも龍巳の
小さな手に余るようだった。
　龍巳は知らず知らず爪を噛んでいた。ゲームが始まりここに隠れてから、何度
も風の音や鳥の音とわかっていても落ち着かなかった。今度こそ敵かもしれない。
　拳銃を握り締めしばらく待ったが、音は続かなかった。ほっとして茂みの中に
腰を下ろした。
　―ボクは死んじゃうんだろうか・・・？そう意識しただけで心臓がどきどきし
た。死という言葉が頭の中リピートし続けた。
　龍己は、首にかけていたハート型のロケットをトレーナーの胸元からつかみ出
した。ぱちんと開くと、ぼやっとしたさわやかな笑顔が龍巳に笑みかけた。
　それを見ているうちに、龍巳は落ち着きを取り戻した。
　それは、アイドルグループ“山風”のスパーアイドル愛葉ましゃきの写真だっ
た。その特製のロケットは“山風”のファーストアルバムの予約特典で、好きな
メンバーの一人を選ぶことが出来たのだが、Ｊｒの中でも持っているのは龍巳だ
けという自慢の品だった。（もっとも、誰も羨ましいと思う者もいなかったが）
　あぁー愛葉せんぱい。大丈夫ですよね。ボクを守ってください！
愛葉ましゃきの写真は、“だいじょうぶだよ”と言っているように見えた。そして、
突然、龍巳の目から涙がこぼれた。どうしてこんなことになったんだろうか？お
家に帰りたい・・・この間の餓鬼薔薇の愛葉せんぱいのビデオが見たかった。
「愛葉せんぱい、ボクを守って！気が狂いそうです」と涙をながした。
　突然ざっと背後で音がして、振り返ると生田斗馬がこちらを覗き込んでいた。
後ろに回られた！その恐怖で龍巳は銃の引き金を引き、強い衝撃が手首に伝わっ
た。斗馬の陰はもう消えていた。
　龍巳はがたがた震えながら斗馬とは反対の方向に走った。
−殺される！助けて！愛葉せんぱい！ママ−！パパー！撃つ！山風！アルバム！
　龍巳は狂いかけていた。

とりあえず書いた分だけ更新しました。
誤字コピー失敗・・・情けない。
64さんバージョン始まるようで楽しみです。
やっぱり読むほうが楽しいから・・・（よろしく）
64さんのお邪魔しないようにしないと。
本家やまとまさんなんかバイトで忙しいようで
早く更新して欲しいものですわ！

＞１２５さん
いやー、ついに生田＠杉村も登場しましたね。
フィフティ・フィフティとパスワードには笑いました。
みのさんかよ・・・。ふざけたＪｒコンの題名って・・・。
今後が非常に楽しみです。
６４さん共々、更新頑張って下さりませ！

おお、こんなに更新されている・・・。
ハッキングシーンが笑える。これからもこのノリで頑張ってください。
６４さんも。楽しみにしてます。

６４です。

美獣，穴は元から出るとこでしたよー。
では矢代とキタさんも出しますね！

今んとこ･･･｡
相葉/穴沢/生田/今井/植村/榎本/大坂/大野/尾身/鎌田
北山/小原/桜井/鈴木（康）/渋谷/高木/高橋（直）/高橋（譲）/滝沢/二宮
浜田/原/町田/松本（潤）/三浦/村上/矢代/横山/山下/屋良
ウワ！多い？削除して欲しい人，います…？
でも矢代がいるんならＰはいなくちゃ駄目ですよね。
明日あたりから書き出そうと思うので何かあったらよろしくです！

１０５さん！メッチャおもしろかったです。
Ｐの「よろしこ」にハマりましたよ。
こちらこそ邪魔はしないようにしますので〜。

＞６４さん（コテハン失礼）
頼む、すだけは消さないでやってください･･･（苦笑

>>125さん
ピカピカ市のスタッフさんの優しさが心に染みました（泣
でも、あのー、ヨコたちはポーチ貰えなかったんですか？（苦笑

矢代がいるならＰは絶対！
そこの展開期待してます！！

面白くなりそう。リアルにお願いします。

そうそう、リアルにお願いします。
辞めジュ出演なんてドロドロしそうで楽しみ…｡

矢代にＰあまりにも・・・（以下自粛）
楽しみにしております。

屋良も消さないでやってください…お願いします

そのメンバーでお願いします。
そしてドロドロで。

矢代にP・・・
楽しみ〜。

１１４です。北山出してくれるんですか？
うれしいです。ここの人は北山を知ってるん
でしょうか・・・？勝手なことを言って
すんまそ。

拝啓
突然のお手紙失礼致します。
如何お過ごしでしょうか。
突然ではありますがこの度事務所では懐かしい仲間を集めての同窓会を企画しており
ます。
充実した毎日の中，ご迷惑とは思われますが良い返事をお待ちして居ります。

突然舞い込んだ一枚の封書。
そこには『同窓会』の通知と参加希望の官製葉書があった。
「…何だ，これ…｡」
小原裕樹は何通かのダイレクトメール（これは開けずにゴミ箱行きだったが）に紛れ
ていたその封書を呆然と見つめた。
おかしい。
事務所を辞めてから大学に通い易いよう，今のマンションに引っ越した。
住所を教えた覚えは無かった。
いや，事務所は引越しをした事すら知らないはずだ。
しばし頭を回転させてごく単純な答えに思い当たった。
――あの事務所は住所を調べる位何でもないだろう。
それにしたって『同窓会』なんて聞いた事が無い。
…一体何だって言うんだ。

バスは長閑な山道を走っていた。
窓の外に広がる林では見たことの無い鳥が黒目がちの目でこちらをじぃっと見据えて
いた。
「あの鳥何てんだろなぁ。」
隣で寝ていたとばかり思っていた原友宏が小原に尋ねた。
「さぁ。オーストラリアなんか何年振りかわかんないし。」
そう，『同窓会』の会場はオーストラリアだった。
あの封筒を受け取ってから悩んだが原や何人かの仲間と連絡を取り合って参加に踏み
切った。
すぐに参加に丸を付けて送ると今度は詳細の書かれた封書が届いた。
持ち物の欄にあった『パスポ−ト』と目的地の『オーストラリア』には驚かされたが
元ジャニーズの集団が箱根の温泉なんかに現れたって大変だろう。と，納得する事に
した。
オーストラリアに着いて，今度は国内線で近くの島に移動した。
「超可愛い鳥ー。」
「え？普通じゃない？」
「バカ，鳥と超をかけてたんだよ。」
「うわ！つまんない！」
原の懐かしいオヤジギャグに苦笑する。
「原くんつまんない〜。」
小原達の前に座っていた大坂駿介がスナック菓子片手に振り返る。
「食べる？」
「サンキュ。相方は？」
友宏の分もそれを受取るって尋ねると大坂は大袈裟に肩を竦めた。
「寝てる。信じらんねぇ。」
呆れたように隣の大野聡を見る。
バスの中は気の合う者同士，勝手に好き放題騒いでいて，あまりのうるさささに窓が
割れそうな程だった。
「さすが大野だよ〜。」
あはは，と小原が笑う。
手にしたとんがりコーンを丁度三角帽子を被ったように大野の頭にちょこん，と乗せる。
「小人！」
「うわ！帽子小っさー！」
こんなくだらないやりとりもすごく懐かしい気がする。
やっぱり来て良かった。
そう思って小原は目を細めた。

１３９ですが，伏字主役でごめんなさい…。
伏字以外に常識人っぽいのがいなくて…。

どうでもいいんですけど山下と矢代って名前の順だと前後ですねぇ（意味深？）。

いえいえ！伏字でもかまいません（あたしは）！
早くバトルロワイアルがはじまって欲しいですわー！
名前の順…気になります。まさかそこでどっちか即死？

おぉ！とうとう始まったか！
楽しみだ。

お待ちしておりました〜。
どこも停滞気味なので新作楽しみッス。

辞めジュ満載なんて楽しみでしょうがないっす！
１４０さんガンバって下さ〜い。

>>64さん
北山を出すなら、セットで純弥も出してください（涙）

う、嬉しい…(涙)。
原伏字と美獣平安ってすごく好きだった…。
自担(某ネコ)もそのうち出てくるのかしら。楽しみにしてます。

野田くんだして

>>148
頼む時はさげるとか、お願いするとか、それなりの態度を
取ったらどうですか。
私は64(コテハン失礼)さんではありませんけど。念のため。

小原達の位置から丁度斜め前の辺りで歓声が起こった。
「フォッフォッフォフォフォッ！」
「リンゴ！」
「ゴリラ！」
「ラッコ！」
「コンブ！」
「…ブッ…！？」
「ハイ一男脱落〜。一抜け千円お支払〜い！」
ぎゃははは，と大爆笑が起こる。
尾身一樹，国分広，高木清一郎，浜田一雄，鎌田準，三浦力，それに矢代典久の
グループだ。
さっきから『賭けしりとり侍』に興じている。
最も，負け続きなのは浜田一雄と三浦力で，黒字保持者は高木だけなのだが。
バスに乗り込んでから飽きる事無くずっと続けていた。
その前ではここからは確認し難いが鈴木康則と町田伸吾がその横に並ぶように座った
屋良朋幸と植村良典を交えてのんびりと話し込んでいる。
みんな一緒にいる仲間まで昔と変わらない。
変わったのは周りの環境だけで，結局みんな昔のままだ。
「うあ！何しとんねん！」
バラバラと騒々しい音を立てて色とりどりにコーティングされたチョコレートが
転がった。
「本体持ってフタ開けたらな，フタ持ってたわ。」
へら，と笑って田中純哉を見上げながら言ったのは北山准一。
「あー勿体無い！」
「うわ出た！ヒナのケチ病が！」
「ちゅーか３秒ルール３秒ルール！まだ食えるて！」
渋谷昴に村上信悟，横山優も割って入る。
周りの者もそのやりとりに笑顔を見せた。

北山の性格がわかりません。これじゃあただのアホですか…？
とりあえずリクエストにあったので田中とヤラいってみました。

早く始めたいんですけど〜。長いわ…紹介…。

この楽しげな雰囲気が殺し合いになると思うと既に泣けてしまう。
そんな私は辞めジュ担。

今初めて読んだんだけど、何で三馬鹿は字違うの？

>>153
みんな字が違うじゃん。
ちゃんと読んでるか？

桜井翔はそのままでしょ？

辞めジュの中に三馬鹿
だされてもなぁ
不吉で嫌だ

辞めジュあんまりわからないから
よくキャラわからないけど
今後の展開たのしみです。

「はい。」
小原が足元に転がったオレンジのチョコを拾って北山のかわりに拾い集める田中に
渡す。
「あ，どーもすんません。」
「ヨコ，３秒ルールだろ？ちゃんと食えよー。」
「冗談よして下さいよー。」
あはは，と笑うと横山も大人しく席に着いた。

誰もが楽しんでいるように見えたこの旅行だが，何人かはお世辞にも楽しいようには
見えなかった。
一人は，高橋直樹。
事務所に在籍していた頃から一緒に仕事する事の多かった高橋謙と座っているが，
必要な事以外は殆ど口を開こうとしなかった。
正直，直樹がここに姿を現した事には小原自身も驚いていた。
ちょっとしたトラブル――今は触れないでおく，が――で人気絶頂のまま姿を消して
からずっと音信普通だった。
少し前に再びＣＭに起用されたものの，いくつかのスキャンダルと事務所からの圧力
であっと言う間に姿を消した。
集合時間ギリギリに現れると暫く一人でぽつねんと立っていたがすぐに謙が隣についた。
それから気を利かせてか純粋に話したいのかわからないがずっと一方通行で話し掛け
ている。
そして，もう一人は山下知久。
今でも現役で活動しており，トップレベルの人気を誇っている。
生田斗麻の隣で窓にもたれ掛かったまま憂鬱そうに目を伏せている。
原因は，恐らく矢代だろう。
少し前に，山下が矢代の自宅で煙草を持った写真が週刊誌に流れた事があった。
その時既に矢代は事務所を去っており，写真を売り飛ばしたのは奴に違いない，
と囁かれていた。
山下，つまり事務所側は『ふざけて持った』等と弁解し難を逃れたのだが，山下は
掲載当時は酷く気にしているようだった。
穴沢や大坂，浜田のようになるのは怖かったのだろう。
しかし，山下の様子は余りにもおかしかった。
矢代の事が嫌いだとか恨んでいる，と言った風ではない。
怯えている…そんな表現がぴったりだった。

きゃー(感動)ありがとうございます…。
よしのりと一緒で嬉しい…(号泣)ううぅぅぅ。ヤスもいるのね(涙)。
ホントありがとうございます。続き楽しみにしてます。

矢代〜〜〜！！！
きゃあ〜出るのね。
続き楽しみ。

呆っと窓越しに映る山下の長い睫を見ているとそのもう少し前に座った桜井渉と目が
合った。
桜井がその目をふっと細めて会釈する。
小原もそれにならうと，桜井は口を小さく動かした。
『ヤ・マ・シ・タ？』
バレてたかと苦笑してこくりと頷くと桜井は体をこちらに反転させた。
「こーの気配り大王がっ！」
「え？何？何？」
隣にはぴょこんと飛び出した穴沢真弘の頭が見えた。
その穴沢を「うっせー！コドモには関係ねぇのっ。」と叩く。
『大きいコドモ』と『小さいオトナ』の関係は今でも健在のようだ。

後でみんなの携帯番号聞いておこうかな，と一人思って
ここからは良く見えない二宮和成の座っている辺りに目を向ける。
隣の相葉雅樹と何やら話し込んでいるらしく時折くすくすと肩で笑う。
今回の参加を決めた一番の決め手は二宮との電話だったのだ。

手紙を受取ってから一晩経って，不意に携帯が鳴った。
忘れていた着信メロディはジュニアの仲間専用のものだった。
ディスプレイには「ニノ」の文字。
驚きながら通話ボタンに手をかけるといつもと変わらない明るい声が聞こえてきた。
開口一番，言った言葉が
「裕樹くん，来るよね？」
悩んでいると答えると二宮らしくない調子でこうまくしたてた。
「だってみんなで会うチャンスなんて滅多に無いよー？チャンスは生かさなきゃ。」
チャンスは生かさなきゃ。
昔，まだ二宮が話ベタだった頃，番組内で話題を振られてもうまく話せない，と
相談された事があった。
その時に言ったのがこの言葉だ。
ありきたりな返事だったのかもしれないが二宮はそれで随分変わったような気がする。
先輩と言う実感がしみじみと起こって，小原としても嬉しかったものだ。
「そっか。そうかもな。」
懐かしい，ただそれだけだっていいか。
電話を切ると裕樹はすぐに参加に丸を付けて近所のポストヘ向かっていた。
自分でも単純だな，と苦笑しながら。

転載出来る様にしてないからリアルタイムで書いてます。疲労。
文法とかおかしいところはご勘弁！ド素人ですので〜。
前に野田希望の方いましたよねぇ。
私…野田良くわかんないんです。ごめんなさい！
決して頼み方がどうとかじゃないんですけど！
だってここは２ちゃんねる。

>>162
お疲れ様です。ご苦労お察しします…
でもすっごくいい感じの展開ですわ。ゆっくりでいいので
続きを楽しみにしておりますわね。

現ジュ担のわたしから見てもやばい程おもしろいんだけど！
リアルタイムって…１５８終わってから１６３を２０分で書いたんですか？
すごい…。
なんか感動しそうな話で楽しみです。

どうなるの？どうなるの？たのしみ〜！

穴沢…かわいいー、嬉しー＜バカ者

元穴沢担ですが、なんだか楽しみでしょうがないです！
ゆっくりで良いので無理しない程度に今後も続けて下さいね。

凄いおもしろい・・・
辞めジュってあんま知らんけど、なんとなく分かって楽しい。
がんばってクダサイ。

穴〜〜〜（大泣）

すごい嬉しいです。
穴沢･･･美獣･･･（感涙）

すみません。sage忘れで（恥）

かんばって！

このメンバーの中で現ジュがどう出るかが気になるなー。
楽しみにしてますんでがんばってください。

>>162
尊敬しまっす。
このままの調子でがんばってください
あの・・・呉魚とか無理っすか？・・・（藁

「小原くん，あのぉー。」
不意に名前を呼ばれて顔を向けるとそこには魚谷照明と呉村哲宏の姿があった。
確か魚谷は事務所を辞めてからは雑誌の読者モデルをしていた。
一度本屋で立ち読みして見たのだが，今風の女子高生雑誌の為，周りを気にして（もう
気にする必要も無いだが）魚谷の姿を確認だけして棚に戻した。
「…っとー，あのですねぇー…。」
呉村が魚谷の脇腹を早くせえよ，と突付く。
「こいつ，携帯番号聞きたいって。」
なかなか言い出さない魚谷に呉村が助け舟を出してやる。
「え？あぁ，いいよ。えーっと何か…」
書くもの，と言いかけた小原の手に魚谷から小さい手帳が渡される。
「はい。」
さらさらとペンを走らせて渡すと大袈裟すぎるくらいぺこり，と頭を下げる。
「帰ったら連絡しますんで！俺，今東京出てるんすよ。」
「うん。帰ったら遊ぼうな。」
「マジっすか！？ぜひ！」
小原の申し出に魚谷が半分声を裏返しかけて叫びに近い声をあげた。
「あ，原くんは番号変わってへんですか？」
「うん，俺はそのまま。」
原が答えると頷いて，今度は浜田達の方へも番号を聞きに行く。
順調に番号交換を進めて行く二人は，今度は滝沢秀昭，松本恂，今井つばさの席へ
向かう。
浜田達のノリで尋ねると滝沢はちらりと前方に目をやってごく短く答えた。
「番号教えられない事になってるから。」

「…あ…そうっすか。ごめんなさーいね。」
最後の辺りはおどけたように，けれど少し嫌味っぽく言うと魚谷は小原達より後ろの
辺り（同じく関西の渋谷達の近く）の自分たちの座席へ戻った。

それから暫くして，大坂から今度はさきいかの『差し入れ』がやってきた。
「お前，食い物持って来すぎ。」
「違うー。俺じゃないよー。滝沢隊長達から。」
いかを咥えたまま前方の滝沢達が座っている辺りを顎で示した。
「サンキュ。」
とりあえず原と一本づつ取り出すとある物に気付いた。
この旅行の持ち物やらの印刷された紙の切れ端だ。
そこには今井，滝沢，松本三人の携帯番号とアドレス，さらにこんな一言が添えられ
ていた。
『うおっちandクレムリンへ
さっきはごめん！！！
マネージャーがうるさくて！
連絡ください！
滝沢・松本・今井』
その横には今井が書いたのであろう，マネージャーの下手くそな似顔絵があった。
その絵に原と目を合わせて軽く笑ってから，後ろに回した。

来て良かった。
帰ったらレポートが溜まってるし，後期のテストもあるけれど。
とりあえず今はこいつらと５日間楽しむとしますか。

175＠｀176です。
みなさんいろいろ有難うございますー。
好評なようで嬉しい限りです。

次には監禁予定（怖）なので出演リクエストは終わらせて頂きます〜。
ごめんなさい！

あ！榎本書くの忘れた…。

更新age。
全員いいやつに見える…。
作者さんは誰担なんでしょうか。

そういやソーセキの方見てきた、つの殺人鬼という設定は素敵だ。

やまとま更新してくれ。

>>177 THANKS!

162→174
スマソage

辞めジュ編おもしろーい。

すげぇウマイ。なんか想像できる部分もあるし…

牛娘版です。密かに更新しちゃいます。暇な方はお読みください。
参考
http://saki.2ch.net/test/read.cgi?bbs=jr&key=983030071&st=115&to=124&ofirst=true
辞めジュ版とっても面白いっす！
こっちはただのぱくリなもので恥ずかしい（じゃ、書くなと一人突っ込み）
じゃましてスマソン！

「はーい、ぐっとあふたぬぅん　えぶりぃ　ばでぃ！死んだ人を報告しちゃいま
す」
つんつくの能天気な声が続いた。新しく死亡リストにあがったのは村髪信吾、
飢枝竜也、籠あい、辻ののみ、石川理科、吉野屋ひとみの六人だった。そのあと、
また禁止エリアの追加が発表された。山Pたちのいる場所はとりあえず、入って
いなかった。
「みんな、こんなことで落ち込んでちゃだめ！だめ！芸能人は悲しい時も笑って
人に夢を売る仕事です。これも演技の練習と思って、さぁ笑いましょう！あはは
あはははは・・・、あと、デビュー組は蛇兄さんのグループ名の候補が決まった
ので紹介しちゃいます。ＪＡＭ．．．“蛇兄安堵メリー”だそうです。ではまた
6時間後！」
相変わらず能天気な台詞を吐き“放送”はぷつっと切れた。
「もう、18人だ、ちくしょう・・・それに蛇兄安堵メリーって」山Pは溜息を
ついた。
　横山がタバコを咥え、手で覆いをつくりながら火を点けた。それから言った。
「ほら、順調に死んでるわけだ。ところで、吸うか？無理には勧めないが」
　山Pは横山を見上げ−嫌味なやつだなぁ−
「いや、いらない。でもそんな言い方ないだろう？」
　横山はただ、肩をすくめ視線をそらし「スマソ」と言った。
「山P、朝飯食ってないだろう。見ろよこのパン福茶の家の奴だぞ、なかなか美
味そうじゃないか。それに、俺が仕入れたコーヒーもあるし、食おうじゃないか」
山Ｐも気分を取り直すことにして、自分の袋からパンを取り出した。
胡麻木の方にも、パンを一つ差し出した。
「胡麻木食べておこう」
「うん・・・・あたし・・・いらない」
「どうして？食欲が？」山Ｐが言いかけ胡麻木を見ると、彼女の顔が真っ青にな
っていた。
「胡麻木？胡麻木？」
山Ｐは胡麻木に近づいた。額に手をやると卵が焼けるくらい熱かった。
「横山、熱があるぞ！」
　横山がコヒー缶を床に置いて、胡麻木の額に手をやり、それから手首を取った。
腕時計を見ながら、脈を診ているようだったが・・・
「ちょっと、長くない？」
横山があまりにも長く胡麻木の手を取っているので山Ｐが訊いた。
「あれ、わかった？こんな時じゃないとなかなか触れへんしなぁ・・・それに意
外に骨太って思ってなぁ。」
横山は胡麻木に上着をかけパンと水を渡した。
「少し食べておけ！体力が持たない」
胡麻木は一口食べたが飲み込めない様子で
「もう、いらない」と言った。
その額には脂汗が浮かび顔は真っ青・・・
　山Ｐは横山を見つめた。
「風邪かもしれないし、足の傷からばい菌が入ったのかも・・・とりあえず様子
を見よう。」横山が言った。

あべべ奈津美（牛娘）は、木の幹の陰からそっと頭をだした。あべべの手には
支給されたアイスピックが握り締められていた。
　支給された福茶家のパンと牛乳で『こんなんじゃ、痩せてしまうべー』と文句
を言いつつ食事をすませ、あべべが隠れていた家から出たのは、腕時計が午後一
時を指すのをまっての事だった。ゲーム開始以来、何度も銃声らしきものは聞こ
えていたが、ずっとこのまま隠れていても事態は変わらないと判断したのだ。
牛娘のメンバーも殆んど残っていないが、とにかく仲間を探し出し、一緒に行動
しなければ―と思った。
　そこで、あべべは隠れていた家からとりあえず南の山頂に登り、そこから誰か
が茂みの中に隠れていないかどうか確かめることにした。
　あべべは時計が一時二十分を示しているを確かめた。それから首にはめられた
チェーンにちょっと触れた。それは、少しサイズがきつく首の肉に食い込んで生
き苦しかった。存在自体が鬱陶しかった。
しかし、今はそんなことより・・・アイスピックをぎゅっと握りまた歩き始め
た。―途端、がさっと音がして、十メートル程手前に、人の頭が飛び出した。い
ささかもつれているがさらっとした茶髪と比較的大きな背中がみえた。
あべべはびくっとして足を止めた。―まずい、Ｊｒだ。あべべは息を殺し、振
るえながら後ろの茂みに退こうと足を戻しかけた。
瞬間、くるっと男は振り向きあべべと目があった。驚いて口をぽか〜んと開け
た男の顔は馬鹿西じんじんだった。
―げっ、よりによってこんなバカに会うなんて最悪だべ―
あべべは思ったが、問題は自分が全身を馬鹿西にさらしていることだった。それ
は危険だ！くるっと回れ右をするともと来た道に走り出した。
「まつのら〜！お願いだからまつのら〜！」
背後から馬鹿西の大きな声がして、追ってくる音がした。
―ちっ、バカじゃないの―
　あべべは足をとめ、後ろを振り返った。大声はまずい・・・馬鹿西だけでなく
自分も見つかってしまう。とりあえず、他に誰かがいる気配はないが・・。
馬鹿西はとてとてと、緩やかな斜面を下ってきた。そしてあべべと５メートル位
の距離を隔てて止まった。Ｊｒにしては高めの身長、肩幅の広い、がっちりした
体。さらさらの髪を山Ｐ風に長めにカットしている。ちょっと顎が割れている以
外はけっこうハンサムな顔にアホっぽい笑みを浮かべていた。
　−こいつは一体何を考えているのか―突然馬鹿西が言った。

「メルアド教えてほしいのら〜！メル友になるのら」
あべべは虚脱感に襲われた。
「大声出さないで。バカね」
「バカじゃないのら〜！失礼なのら！お前が逃げるのが悪いのら！」
と口を尖らせ馬鹿西が言った。
「だって、こんな状況でメルアド訊いたり大声だすなんてバカだべ！とにかくバ
カとは一緒に居たくないからなっちはもう逝くべー」
あべべは言うとまた歩きはじめた。
「まつのら〜！ボクと一緒にいるのら〜！やだやだやだやだ！逃げないで欲しい
のら〜！」
馬鹿西の言葉を無視しあべべは先を急ごうとした―すると、馬鹿西は子供が駄々
を捏ねるように足をばたばたさせ、あべべに向かって傘を投げつけようとした。
「その傘・・・矢愚痴に突き刺さっていたのと同じだべ！」
あべべは足を止め馬鹿西を見つめた。馬鹿西じんじんは焦ったように
「あっ、こ、これは・・・矢愚痴さんが藁貝をころしたのら〜。ボクはその敵を
討ったのら〜！そう正義の味方だゴーゴーなのら。―だから君も守ってあげるの
ら〜」
「ふざけるんじゃないべー！とにかく私はあんたと一緒にいる気はないべ―」
そんな言い訳通るはずないのに・・・アホくさとあべべは思った。
「ボクはなっちファンなのら〜、うまい棒あげるのら〜ここにいるのら〜」
「ふざけないで、知らない人に物を貰ったり、ついて逝っちゃいけないって子供
だって知ってるべー。ば〜か」
　ば〜かという言葉が導火線となって、突然馬鹿西が切れた。
「うるさいのら〜！で〜ぶ、で〜ぶ、百貫で〜ぶ電車に轢かれてぺったんこなの
ら〜」と傘をかまえた。

　―百貫でぶ！？あべべは心底腹がたった。
「お前の母さんでべそ、やっぱりお前もでーべーそだべ」
そう言いきるとポケットの入っていた小石を馬鹿西に投げつけ、あべべは走り
出した。
「でべそじゃないのら〜、お前が悪いのら〜」
馬鹿西が追いかけてきた、その瞬間右足に痛みが走り傘が突き刺さっていた。あ
べべは倒れ馬鹿西が追いついた。
「おこったのら〜、ままの悪口は許さないのら〜」
　あべべは歯を食いしばり一気に傘を抜き立ち上がった。そして、アイスピック
を握り締めた。
「やるべー」あべべが言うと馬鹿西は顔を真っ赤にして
「やっ、やるって良いのら〜？ここで？」と言った。
「なに勘違いしてるべー、試合の話しだべー」
　それで、馬鹿西は自分の勘違いに気づき顔を歪め、ぬんちゃくを顔の高さに上
げた。―緊張が張り詰めた。―

　いきなり馬鹿西が動いた。前へ出ながら、ぬんちゃくを斜め上から振り下ろし
て来た。
　あべべはそれを左手で受けた。二の腕がジィ〜ンと痺れた。
「じんじんするべ」あべべは思わず呟いた。
「えっ、呼んだ？」馬鹿西の動きが一瞬止まった。次の瞬間あべべが馬鹿西の股
間を蹴り上げた。
　馬鹿西はその痛みにぴょんぴょん跳ねながら､闇雲にぬんちゃくを振り回した。
ぬんちゃくは馬鹿西の頭を直撃した、
「痛いのら〜！やったな、えいっ」
興奮しながらまたぬんちゃくを振った。それは馬鹿西の体に巻きつきバランスを
崩しその場に倒れた。
　あべべは、アイスピックを持ち上げた。
「助けてくれなのら〜うまい棒三本あげるからなのら〜」馬鹿西が懇願した。
「ほんと・・・バカね、私が直してあげるべ」
あべべはあいすぴっくを顎から喉にかけ突き刺した。馬鹿西の顎が割れ真っ赤な
血が噴出した。馬鹿西は慌てて傷口をおさえ暴れていたがやがてコトキレタ。
『馬鹿は死なないと直らないべ』あべべは思った。

「なっち」
突然背後から声がかかり、あべべは驚いて振り返った。同時に馬鹿西の顎からア
イスピックを抜き取り構えた。
　飯田ジョンソンが、あべべを見下ろしていた。
「大丈夫？すごい・・・そのＪｒの子なっちが殺ったの？」
関心したようにジョンソンは言った。
「まぁね」とあべべは答えながらゆっくり立ち上がった。出血している右足がぐ
らっとした。
「ねぇ、笑って」ジョンソンが言った。
　あべべはジョンソンの意図が読めないまま、その顔を見つめていた。
「あたし、ちょっと悔しかったの、あなた綺麗だったし、歌うまいし、人気あっ
たしね」
あべべは黙って訊いていた。ジョンソンは全て過去形で話している。
「でも、結構好きだったのよ」
　ジョンソンは拳銃を持ち上げると引き金を引いた。あべべは走り出した。ぱん
ぱんぱんと音がしてあべべの背中に三つ穴が開き
地面い倒れこんだ。
　ジョンソンが銃を下ろし、言った。
「同じ北海道生まれとして応援してたのに残念」

蛇牛面白いです！ていうかマブかなりはまり役だわ(爆笑)。
レイプ云々じゃなくてよかった…とホッとしつつ(笑)。

186です・・・牛娘版って（汗）
細々更新しようかなと思ってるけど
二つの話が混じって読みにくかったらごめんくちゃい。
やまとまも早く更新しないかな・・・
こっちが先に終わってしまうよ。

>>193
いやいや。
メンバーの出し方に(いい意味で)クセがあるんで
ごっちゃにはならないと思いますよ。

馬鹿西最高でした(笑)

PのHPでもバトロワ見つけた。もう結構進んでるんだけど。
面白い。

>>195
やまとまのこと？

>>195
やまとまのことかな？
詳細求む

やまとまじゃないと思う。っていうかみんなが言ってるの分からないんだよね。
HPネームは思いっきりP。

>>198 ここでいうやまとまは、Ｐサイトなんだな
　　　七原＝Ｐ　桐山＝コバ
　　　典子＝斗　光子＝横
　　　あなたの言うＨＰは違うのかな？
　　　興味深々です。
　　　

あぁ、そうかも。幾田、香目梨、今田、陣とか。
お騒がせしました。スマソ。

やまとま読みたいんだけど、過去スレ読んでもわかんなくて、、。
ヒントちょ。

｢新鮮目｣に行って｢山下智久｣で検索すれば出てくるはずだ。
間違ってたらすみません。
サイト名は伏字で
●ッピー●●ピー。

すごい。ヒント。検索しなくても分かるんじゃない？

さんくす。探してみます。

なんかどれも更新停滞ですね・・・つまらん

更新されてたよ。
ソーセキ通りの６話と７話。

今やっている　バトロワJr版ぜんぶで4個？

やまとま、祭、漱石の三個かな？
虹から逝くＨＰはまだ続いてたら四個だと思う。
虹のはあんまり好まないので、
今どうなってるか判らないです。

個人的には、辞めジュ版が一番好きだ！
作者さん、頑張って下さい！

やまとま版が早く読みたい…切身です〜。

辞めジュ版ず〜っと待ってるの・・下げておこう。

滝沢達から『さきいかレター』が回ってきてから３０分程立ったが、みんなのテン
ションは一向に下がる気配は無かった。
初めこそいくつかのグループで別れてしまっていたが、今や老若男（あ、残念ながら
女はいないや）入り乱れてのトークバトル状態だ。
そんな時、座席に立ってはしゃいでいた浜田が突然しゃがみ込んだ。
「一雄？どうした？」
周りの国分達が尋ねるが浜田は倒れこんだままだ。
「おい！一雄！？」
鎌田が声を張り上げて浜田を揺するが何の反応も無い。
その声にみんなが反応し振り返る。
「あ、れ…？俺もなんか…頭…。」
痛い、と言い終える前に高木もがくりと倒れる。
続いて国分、鎌田、尾身。
その辺りを中心にしてみんな次々に変調を訴え、ばたばたと倒れて行く。
「おい、大丈夫か？」
原が立ち上がって一雄達の所へ向かったので小原もそれにならう。
少し、頭が痛い気がする。
ほんの数歩の距離なのに一雄達がひどく遠く感じた。
視界に霞がかかったようになり頭がガンガンと打ち付けられるようだ。
突然、ぐん、と床が近くなった。
――あれ、俺も倒れた…？
少しだけ残った意識でうっすらと目を開くとガスマスクを付けた男の顔が目の前に
あった。
この服…マネージャー…？
マネージャーは手にしたスプレーのようなものを小原の顔に吹きかけた。
そのつんとした刺激臭の後のバスの記憶は一切残っていない。

静まり返ったバスの中、ガスマスクを付けたマネージャーが同じくマスクを装着した
運転手で目で合図を送る。
運転手はこくりと頷くと規定スピードをはるかに上回ったスピードで『目的地』へ向かった。

まさか待ってくれている人がいてくれたとは！
とりあえず慌てて書いてみました。

>>213
辞めジュ版の作者さんですか？
私もずーっと待ってたよ〜ん。
頑張ってねー。

ズキン。
頭が痛む。
あれ、俺、は。
そうだ、オーストラリア。
旅行だ。
断片的な記憶が徐々に形を成して行くと、小原は大きく目を開けた。
そこに広がる光景に小原は息を飲んだ。
ここは…学校だ。
そんなに背の高くない小原でも窮屈な椅子と机。
壁のには子供の字で書かれた掲示物や絵（もちろんすべて英語だ）が貼られていて、
天井には輪飾りまで付けられている。
どうやら、小学校低学年位の子の使用する教室のようだった。
少しココナッツのような匂いのするこの教室でには、さっきまでの全員がいた。
ぐったりと机に突っ伏している者が殆どだったが。
「何…だよ…。」
一人で呟いた掠れ声が空しく響く。
何なんだここは。
答えの出ない疑問が頭を支配する。
落ち着いて考えようと思うが鼓動が早くなるばかりで何も出てこない。
その時、後ろの方で服の擦れる音がした。
ばっと振り向くと、すぐ後ろには桜井がいた。
「何…？ここ。」
同じく頭が痛むようでこめかみを押さえながら問うた。
「わからない」
小原が言うと周りのみんなも徐々に目を覚まし出した。
「何だここ？」
「学校？」
「外国の匂いがするー」
「頭いってー！」
みんなそれぞれ疑問やら思った事を口にし、教室は一気に騒々しくなった。
その時、突然前方のドアが開いた。
「はーいみんなーおっはー！」

全員がその呑気な声の持ち主に注目する。
小原達の大大大先輩である少年隊の植草、東山、錦織の３人だ。
「みんな元気かー？」
元気なわけが無い。
しかし、みんな驚いて声も出せずにいた。
特別ゲスト？何かのドッキリ？
いろいろな考えがめぐったが何も思い出せなかった。
「はーい、聞いてくださーい」
ぱんぱんとまるで小学校の教師のように錦織が手を叩く。
「えーっと、今日はみんなに殺し合いをしてもらいたいと思います。」
張り付いた笑顔を崩さず、まるで天気の話でもするように軽い口調で言った。
「みんなで、殺し合いをしてもらってー、生き残った人達が、デビューしまーす。」
まだニコニコと笑顔の錦織に今度は植草が続く。
「しかもなー、ジャニーさんはやる気まんまんだぞー。日本だけじゃなく世界のトップスターになれちゃうぞー。いやー、うらやましいなー。」
わざとらしいオーバーアクションで笑い続ける。
「それでは、ガイダンスビデオを見ます」
東山が口元だけで笑うと、ラベルも何も貼られていないビデオをデッキに押し込んだ。

いい加減みんなもざわめき出した。
何なんだ。意味がわからない。
テレビ画面にはハンディカムで撮られた状態の悪い映像が映し出された。
KinKiの２人だ。
「正しい戦い方ー！」
わー、と堂本剛史と堂本幸一が声を合わせて拍手する。
「はい、まずはみなさん気になっているでしょう、首輪の説明でーす。」
そう言って幸一が自分の首を指差す。
そこにはシルバーで、真中に赤い透明の石ようなものの埋め込まれた首輪があった。
…え…？
自分の首を触ると――あった。
周りを見ると全員が慌ててそれを確認していた。
「これには、センサーが埋め込まれていますっ。」
「これから配る地図――」
剛史が言いかけた所で突然東山が手をふ、と動かした。
続いて、小原の位置から斜め後ろ辺りからの叫び声。
振り返るとそこには――信じられない光景があった。
三浦力の咽喉に、アイスピックが深々と刺さっている。
そして三浦はそれを何が起こったのかわからないと言った表情で見ていた。
「う…あ…」
声にならない声を出して、助けを乞う目で前の席の松本を見る。
「…三浦ぁ…？」
振り返ったまま硬直していた松本の声は震えていた。
がたん。三浦が倒れた。
その反動でアイスピックがころり、と転がった。
まるでどこかのＢ級映画のようにどくどくと血の海が広がった。
「うるさいですよ」
東山が静かに言って笑った。
目だけは、氷のような冷たさを放っていたが。

[　三浦力死亡　残り　３２人　]

いっぱい書いちゃってスマソ。
しかもものすごくベタな所でベタな人が亡くなりました。

>>214
そうですー、213です。
どうもありがとうございます。

職人さま、更新ご苦労様あげ

ヒガシ怖い･･･
でもまだまだ続きが気になります

辞ジュ版最高！！作者さん、がんばってください！

辞めジュ版、面白いです！・・豪華ゲストですね。

ああやっと辞めジュの続きが！面白いっす。ブラボーヒガシ様。

一人目は三浦・・やっぱ三浦・・着替えもお風呂もナシで平気な
サバイバル向けの男なのに・・合掌・・・。

「おいおいヒガシー。お前がやっちゃ反則だろー。」
苦笑しながら植草が咎めると東山は軽く肩を竦めて見せた。
「すまない」
そしてまた口元だけでふ、と笑った。
教室の中は鉄臭い血の匂いが充満していた。
突然の出来事に静まり返った室内は誰かの叫び声で一気にパニックになった。
「何なんだよ！帰らせてくれよ！」
「こんなの犯罪じゃねぇか！」
「助けてくれ！」
何人も席を立ち、口々に喚きながら我先にと出口に向かう。
しかしやはり当然と言うべきか出口は完璧にロックされていて誰一人外に出る事は
出来なかった。
小原は三浦を――いや、少し前までは三浦だった物――を呆然と見ていた。
もうぴくりとも動かない体からは未だとくとくと血が溢れつづけていた。
視線を少年隊の３人に動かす。
ドアを叩いたり喚いたりし続けるメンバーを植草は苦笑まじりに、錦織は気味の悪い
笑顔で、そして東山はごく無表情で眺めていた。
ふいに錦織がスーツのポケットから何か黒い物を取り出した。
銃だった。
何度か撮影の小道具として見た事のある、刑事や犯人やらの持っている銃。
しかしそれは小道具等とは比べ物にならない、重圧感のような物を纏っていた。
それを錦織が何気ない仕草で懐から取り出したのだ。
東山に何か尋ねながら安全装置を外し、スッとドアに群がる集団に向けた。
「おらー、席に着きなさーい」
「危ない！」
錦織の声と小原の叫びと銃声は殆ど同時だった。

おもしろい！！
がんばって続けてほしいです。

誰か撃たれるのー！？
楽しみ！！

祭ＢＲ･･･。
もしかしてＭＡＢが三村なの？

バンと耳を劈く大きな音がした。
大きな音を立てて思わず立ち上がった小原の椅子が倒れた。
それと同時に後ろに群がった集団の中の一人も倒れた。
高木、だ。
太腿の辺りがじんわりと赤く染まって行く。
周りは倒れた高木を中心に小さな円を作っていた。
「席に着きなさーい。じゃないとほんとに撃っちゃうぞー。」
錦織がニコニコと笑いながら倒れこんだ高木に銃口を向ける。
全員転がるように席に戻り、高木に尾身と国分が手を貸して何とか座席に座らせる。
再び教室を静寂が支配した。
本気なんだ。
こいつらは、本気なんだ。
「小原くん、座りなさい」
東山が立ったままの小原に指示を出す。
しかし小原は俯いて立ち上がったままだった。
「小原く――」
言いかけた東山を遮って、小原が座っていた椅子を思いっきり蹴り上げた。
すぐさま錦織が下ろしたばかりの銃を小原に向けた。
撃たれる――そう思った時、突然後ろから明るい声がかかった。
「はいはいシットダウーン。」
明るい調子で小原の隣に並び、倒れた椅子を拾い上げる。
そしてそのまま細っこい手で小原の背中をぽんぽん、とふざけた調子で叩いた。
桜井渉だ。
「小原くんがいなくちゃ、つまんなくなっちゃうでしょ？」
にぃっと笑ってそう言って見せると錦織は大人しく銃を下ろした。
「いやぁ、桜井くんは頭がいいねぇ。」
ぱちぱちとおどけた調子で植草が手を叩いた。
桜井はまたにこりと笑って見せた。
しかし、小原の肩にかかったままになっていた手は頼りなく震えていた。
席に戻ろうとした時に、静かにこう囁いた。
「落ち着いて考えよう。」
低い押し殺した声でそう言うとすとんと軽い調子で席に着いた。
「さ、気を取り直してビデオの続きだー」
錦織がビデオを巻き戻し、さっきの続きから再生させた。
そうだ、落ち着こう。
落ち着いて――このゲームのぶっ壊し方を考えよう。

あぁなかなか始まらない…。
マターリしちゃってごめんなさいなー。

面白いよー！

辞めジュ書いてる者ですが。
私のってバトロワに沿ってないんで誰が三村とか桐山とか無いんですよ。
それってつまんないですかね？
それどーよ？と思いまして。

このなかなか始まらないところが良い。
ビデオの中のキンキも見もの。

全然いいです。
ほんとにおもしろいです。
更新、楽しみにしてます。

べたな感想ですがすっごい面白いです。
辞ジュ現役全部集めて実演させたい・・・。ドリー夢。

辞めジュ版の作者さんオリジナルの『バトロワ』で
いいと思います！がんばって下さい！

すごく面白いんですけど。もうＴＶドラマより楽しみにしちゃってるん
ですけど。文章がすごく上手で、お金払わなくてもいいんかいとさえ思う。

オリジナルってまた違う意味で面白い。
欲を言わせてもらえば、
ここで細切れに更新して頂くより
是非ＨＰで公開して欲しいです。（続けて読みたいもので）
まぁ、ここだか書けるんだろうけど

>238
ここだから書けるんだろうけどの書き間違い（恥）
更新大変だと思うけど・・・楽しみにしてます。
やまとまが更新されてない今
心のよりどころです。

原作ベースだと展開読めてしまうとこもあるし。
そこが短所でもあり長所でもあるんだが。
オリジナル色どんどん出して頑張ってくださいな。

「これには、センサーが埋め込まれていますっ。」
「これから配る地図には縦に10列、横に10列の計100マスに区切られていまーす。」
さっきとまったく同じ調子で（ビデオだから当たり前なのだが）剛史と幸一が喋り
出す。
前の教卓の辺りでは東山が機械的に地図らしき物を配っていた。
小原の所に回ってきたそれはノート位の大きさで防水加工の施されたなかなか立派な
物だった。
１00個のマスで区切られた正方形の中にひょうたん型の島がある。
これが今小原達のいる島のようだ。
周りは海に囲まれていて、中心にこの学校であろうと思われる『school』の文字と
イラストがあった。
体を反転させて後ろの桜井に回す。
ふと目が合ったので笑っておいた。
昔のアイドル雑誌の撮影並みに上手くは笑えなかっただろうが。
「６時間毎に禁止エリアが決まっていきまーす」
よいしょ、と剛史が足元からボードを取り出す。
「例えばー、最初の禁止エリアはここ、E-5になります」
キュッキュ、と赤いマジックでE-5エリアを囲む。
「禁止エリアに指定されてからそこの区域に行くとぉ、」
「この首輪のセンサーが働いてー、ボーン！と爆発しちゃいまーす」
両手で大袈裟に爆発するようなジェスチャーをしてみせる。
これで俺らはここを襲撃出来ないって訳か。
心の中で舌打ちし、けれど画面には真剣に向かい合ったまま次の説明を待った。
「尚、禁止エリアは1時間毎に増えて行きまーす」
「放送で一気に6ヶ所づつ言うから、聞き落とさないようにね」
と、言う事は1日で24ものエリアに踏み込めなくなる。
4日経ったら4個所しか入り込めなくなる。
たった4日でこのゲームは終わると言うのだろうか。
「続いて、武器の説明でーす」
幸一の明るい声に小原の思考が停止した。
武器――。
そんな物まで与えるって言うのか？
ひやり、と背中に冷たい物が走った。

こんな爽やかな時間に何してるんだ私…。
禁止エリアを決めるかどうしようか悩んでたんですよー。
原作、勝手ごちゃまぜで行きたいと思います。
楽しみにして頂いて光栄でございますー。

桜井渉かっこよかったなー。
オリジナルいいです。新鮮です。

某HPでBR見付けたんだがまあまあ面白かった。
他にも色々Jr推理小説みたいなんあって楽しかったべ〜。
中々斬新なHPだった。
誰かやまとまのアドレスと交換してくれー。

誰かかいてー

さげないと

>>244それどこ？

ヒントきぼーん。

やまとまのアドレス教えてよー

見つからない！！

あー辞尾ではまったよー。
やまとまもよみたいー。

あぼーん

〇ッピー　〇マ〇ー

やまとまなんてちゃんと過去ログ読めば分かるでしょうが。
ちゃんと読んでね。さらっとじゃぁダメだよ。

はいっわっかりましたぁ！

ありがとうございます！

tp://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/6298/pino1.htm

お、いいね

>>244
それって他のすれであった紫のやつと一緒のやつ？

hara´hetta

自作自演ちゃんだったワケ？

紫のサイト結局わからないや。

何が？どれ？

アタシも探したけど駄目だわ。
難しい。

祭り更新あげ

>>264
ここ見てたらヒントもうちょっと欲しいよね。
全く分からない。
IDが「arashi○○○○○」って、○が５つもあったら分からないよねぇ。

スミマセン。あのホント悪いんですけど「祭り」って
何の事ですか？

ほんとだ（藁
半分じゃん！

>>267
過去ログチェキッ！

>>268
んー。分からん〜。

○が五個･･･Loveとかでもなさそうだし・

お願いー誰か！

某スレでも問いかけてくれた人いるね。
ちょっと興味があるわ。

ちょっとトイレ逝って来るわ。
もーみつかんない糞っ。

見つけた人はいないのかにゃ。

どう○やにぶっとばされっぞ。

>>276
きをつけまスィ→ｏ（確信犯）

藁た

出でよどう○や！！
願いを叶え給え！！！

>>278
あのサイトは見たくなくてもみてしまう。
そんなあなたも？

くやしいですが･･･ﾊｲ。

>>281
ハハ。そんな私もです。
しかし紫のサイトはいずこへ。

何か色々ログ見たけどトクトクでARASHI*****で23番サーバー。
そんだけ。もう無理っすわ。誰か探してー。

>>283
某スレで分かった人いるみたいですYO!!

どこ！？

>>285
オモロイサイトを発掘しようとしてるスレ。

全員逝ってしまわれたようです。

いや、いますナリ。

分かりました!紫！

>>289
紫って一体どこにあるん？

ヒントだけでも＞２８９

この真剣さは･･･。
ソーセキ通りのBRの時のようですわ。

だって真剣やし！

見つかった♪

過去ログ読んでもいけないよ。古いんでない？
もっかい教えてください。

あそこよ、面白い表サイトの所で暴露してくれた人います。

どこー

あぁ２ちゃんねらーの心がひとつになってる！

な、凄いよな。まじすーぐ見つかるからビックリだよ。
一致団結ってかんじ。

さっぱりわかんねー。なんてバカなんだろー。

大丈夫。あたしもわかんない。

やまとまやっと見つかった!某検索エンジンで検索したら一番始めに出てきた。

どこどこ！？
さっきからさがしてるけどさっぱりだめ！

URL
今真上の乙女すれで言われてるよ。
貼られてるから逝ってみ。

やまとまのって、ちょっとＪｒの名前の漢字とか変えてあるのだよね？？

え？違う。私どこいってるんだ？やまとまかと思ってた｡

どのエンジンつかったの？

まあ話題になってるって事は面白かったんだろうな

307＞エキサイト

検索は？

304の言ってる意味すらわからない。
乙女すれって？

あ、ごめん。
ＢＲのＨＰさがしてんのかと思って。
乙女すれの職人さんのＨＰらしいから
書いたの。違ったらごめんね。

混ざってやがるな・・

かけもちか

>>312
そうかー意味わかった。
ごめんありがとう！

>315
ごめん説明足りなかった

みつかんねえよー

辞めジュ書きに来たらエライ事になっててビックリっす。
何！？どこ（遅いから。）！？

過去ログちぇきっ

>>317
やまとま？紫（乙女日記）？どっちが？

どこなんだー！！

どっちもぉ・・・ﾌｯ

ワタスもどっちもわがんね。

あーもーなきたい。

そもそも「紫」ってバトロワあるの？

やまとまめー！隠れやがって！
紫！てめぇ早く公開しろ！

エキサイト＊山下智久

やまとまはわかるでしょ。〇に入る文字わかるでしょ？
それで検索しなよ。

只今第2話まで。

>>326
やまとまっていってもＰサイトだよ。
あとTOPページにはバトロワのこと書いてないから
見逃したりしてない？

>>318
わぁ！辞めジュさん！
握手してください（何）！！

職人さんかむ！

今辞めジュ書いてるのかな？
もうちょっと寝ないで待ってます。

>>318
ちょっと待って〜！書いてって〜〜！

318ですけど！
>>333
ごめんなさいメッチャ書いてない！
探すのに必死になってた！

なら教えますよ！
紫はジャニ版の乙女日記の職人さんがやってらっしゃるＨＰ，
やまとまはExciteで簡単に出てきます！Happyなんとかって
いうやつです！

>>336
ありがとう！
やまとまはわかるんですけど紫？？
どっかに貼ってある？

からからと軽い音を立てて剛史がテーブルに並んだ武器を運んでくる。
先程高木を撃った小型の銃やマシンガン、ダーツ、軍用ナイフなど当たり外れが入り
混じって無国籍に揃えられていた。
「これは出発する順に平等にくじで決めてもらいまーす。こーんなハズレ武器でも
諦めずに誰か殺して奪ってくださいね」
幸一が形のよい手でダーツを掴むと口元に寄せ、さらりと恐ろしい事を言った。
「ちなみに、出発する順はそちらにいるヒガシさんに決めてもらいますからねー」
剛史に突然話を振られて、東山は軽く会釈をした。
「さて、これが最後のルールですっ」
ぽん、と剛史がにっこりと微笑んで手を打つ。
「２４時間以内に誰も死ななかった場合もその首輪は爆発しまーす」
「そしたら、全員死んじゃいまーす。デビューナシの意味ナシでーす」
眉をしかめて幸一が手を横に振る。
「くだらない友情ゴッコなんかは要りませーん」
「じゃ、みなさん一生懸命殺し合って下さいねっ」
にっこりと笑って手を振るキンキの２人を最後にビデオは呆気なくブツリと切れた。
…最悪だ。
小原は呆然とノイズが支配する画面を見入っていた。
ザーザーザー。
全てがめちゃくちゃだった。
入り乱れるノイズは、小原の――いや、ここにいる全員の頭の中そのものだと思った。

あぁなんかスゴい説明臭い…。
早くここ終わらせたいもんで。

>>339
ご苦労様です。おもしろいですー。
頑張って下さい。

紫ってどこにあるの？ジャニ板の乙女日記
読んだけど分かんなかった。
誰かヒントプリーズ・・・。

ジャニ板の乙女日記のところに
捨てアドレスがあるからそこにメールしなきゃいけないみたい。
面倒だから請求してないんだけど。違うかな？

さっきアド来たよ。>341

もっときぼ〜ん！

>>341
レス番号４６に捨てアドあったよ。

せんきゅっ>>345

おう。

[email protected]

貼るのは良くないよ〜

>>343
どうだった？

紫バトロワ面白いと思う。343ではないが。横レスごめんね。

>>351
URL貼って

辞め寿さーん！

メアドよりURL貼ってくれ････
検索で引っかかるようなものなら
検索がんばるんだけどなー

あれ、検索では絶対駄目。
メルが一番早いよ>>354

職人様！いらっしゃって！！

このすれ沈んだなー

バトロワＨＰの更新が少ないからなー・・・。
祭も以前の怒涛の勢いがないし・・・。
やまとまはなんだかんだ言ってもう１ヶ月以上更新されてないし・・・。

新しいのないの？

ほんと、腕のいい人かいてくださいよ。

やまとまのほうはまだ風邪ひいてるのかな？

URL!!

やまとまは文章しっかりしてていいよね。

みんないってみて！

読みたいのに無いって辛いよね。

ジオのやつ、更新されないかなー。

やまとまは読ませるって感じが好きかな。
辞め受さん更新お願いしますね！

待っております！

結局バトロワ今いくつあるの？

やまとま、祭、辞尾、紫。>>369

暇な時の箸休め

　北の山の南側、緑に覆われた斜面の一角にその男は腰を下ろしていた。
左手に持った手鏡を覗き込み、髪の毛を整えると、突然着ていたシャツのボタン
をはずした。そして、割れた腹筋を一つ一つ確認するように、手で触り鏡で確か
めると、満足そうな笑みをうかべた。
　実に全く、ゲーム開始以来これだけ余裕があったのは彼だけかも知れない。
しかし、そのことに無理はない。男、田中高貴（蛇兄Ｊｒ）は身だしなみに極端
に気を遣う男であり、Ｊｒ一ナルシストだったからである。

　いやだなぁ、髪に葉っぱがついてる。パーマ当てるとゴミ絡みやすくなるから
帰ったらストレートにしようっと・・・しかし、いいおとこだな。もう、この腹
筋は敵なしだな。演技力も国際映画祭参加したレベルだし・・・後はダンスだけ。
ダンスねぇーＭｅの“魚踊り”は、よんちぇの振り付けが悪いんだよ。僕の良さ
を出しきっていないんだもん・・・。僕を笑いものにするから番組終わっちゃっ
たんだよ。―そう考えながら、無意識に股間をぽりぽり掻いていた。

　昨日、あのスタート地点を出発してから田中高貴は、ずーっと福田飛鳥を尾行
していた。アイドル界のカリスマ的存在である彼女は次々躊躇無くみんなを殺し
ていた。僕の手は人を殺す為の物じゃないから・・・とにかく、彼女にみんな殺
して頂いちゃって、ラストは僕が彼女を殺ればいい。あぁ、僕ってなんて頭いい
んだろう。―と、うっとりしていた。

でも、福田さんも女の子だね・・・こんなとこで寝ちゃって。田中は鏡を取
り出すと自分の顔を映し、いろんな表情をしてみた。
　あぁ、ほんといい男。このゲームに優勝して、最強アイドルになるのは僕だ！
神さまに選ばれた男だー
　視界の端、眼下の茂みが揺れた。茂みから福田飛鳥（牛娘）が立ち上がった。
そして、木々の間を縫うように斜面を登り始めた。慌てて、田中も後を追った。
その動きは無駄がなかった。ただし―
　背中ががらあきだよ、福田さん。
　そのまま百メートルばかり進んだだろうか。突然、福田飛鳥が立ち止まった。
周囲を見回すとプレハブのトイレに駆け寄った。
―あれま、女の子は“たちしょん”ってわけにいかないもんな。いくら、福田
さんだっておしっこしないわけにいかないから。なんか、可愛い―
　すぐに、水のザーッと流れる音がした。女の子は音を気にするからね、うふ
ふふ・・・、と微笑んだ。
　それから、田中は時計を見た。この辺り確か、つんつくが五時から“禁止エ
リア”に入ると言った付近だよな。
　まだ、ザーッとという音が続いているトイレの方に目をやり、肩をすくめた。
あの、福田さんがそんなミスするわけないよなぁ。しかし、この待ち時間もっ
たいないなぁー。
　そういえば、今日はまだ日課の腹筋三百回してなかった。おもむろに田中高
貴は腹筋をやり始めた。「１、２、３、・・・」
「298、299、300！」ふう―額の汗を拭った。しかし、余程我慢してたのか長
いな。
ザーッという音はまだ続いている。おかしい・・・
慌てて、トイレに駆け込むと福田飛鳥の姿は無かった。水洗トイレの水を流す
レバーがご丁寧にガムテープで小側に止められていた。
―えっ、どういうこと？―
トイレから出て、辺りを見回すと、はるか遠くに、福田飛鳥の姿がはっきり見
てとれた。
―えっ、福田さん、どういうー
その瞬間、ドンという音がなり田中高貴弾けた。そして、田中高貴（蛇牛ＪＲ）
の腹筋は彼の理想以上に割れた。
福田飛鳥は、振り向くことなく時計を見て、何事もなかったように歩きだした。

やまとまのBR、すばる死ぬとこ泣きそうになった・・・

うん。

大好き

>田中高貴（蛇牛ＪＲ）の腹筋は彼の理想以上に割れた。

職人さん面白すぎ･･･笑いすぎて腹筋割れそうですわ。

「さーみんなわかったかー？」
ぱんぱんぱん、大きな音で手を叩く錦織の横で東山は静かに小さな箱を取り出した。
「ここに武器のくじが入っています。出席番号1番の相葉くんから引いて出て行って
下さい。」
さらりと言って相葉に向けて箱を差し出した。
相葉が戸惑いながらもその無駄に飾り付けられた箱に手を伸ばす。
「あー…あのー。」
がたん。すぐ後ろから椅子の引く音が聞こえた。
「なんだぁ？また桜井かー？」
植草が眉をしかめる。
「あの、高木くん、怪我してるじゃないですか。」
すっと指先で高木を指し示す。
小原もつられて其方に目を向けると、机に突っ伏した高木が不安そうに桜井を見上げ
ていた。
太腿からの出血はまだまったくと言っていい程止まっておらず、額には大粒の汗が
浮かんでいる。
「ん？あぁ、そうだなぁ。」
興味なさそうに植草が相槌を打った。
「だから――出発、遅らせません？ほら、ちょっとでも具合良くなるまで。病院へ、
なんて駄目でしょ？」
にこり、と笑って提案して見せた。
小原はそんな桜井の勇気に素直に感服した。
こんな、いつ殺されるかもわからない状況で何とかみんなを守ろうと、助けようと
している。
何も出来ずに、桜井と少年隊のやりとりをただ見守っているだけの自分に腹が立った。
「俺からもお願いします」
抑揚の無い、ごく落ち着いた声で一人立ち上がった者がいた。
大野聡だ。
不安も困惑も感じさせない、少しだるそう（眠そう？）な表情で植草を真っ直ぐに
見つめた。
その前の席では大坂がぽかん、と大野の突然の行動を見上げていた。
突然錦織が心底面白そうにに笑い声を上げた。
「おいおい、キンキの二人の話聞いてたのか？」
錦織の態度に大野が少し機嫌悪そうにぴくりと眉を動かした。
「くだらない友情ゴッコは要らないって言っただろ？みんなやる気になってるのに
何だよお前らはー。」
けらけらと最高の漫才を見たかのように笑い続ける。
「そんなに高木が気になるんならここで今殺しちゃえばいいじゃないか」
狂気に満ちた笑い声をあげたまま高木に銃口を向ける。
「やめろ！」
思わず小原はそう叫んで立ち上がった。
「出発――高木からにして下さい。」
怒気を押さえきれない声で低く言った。
自分でもこんな迫力のある声が出せるなんて驚きだ。
けれど、小原は本当に怒っていた。
誰に？誰にだろう。
少年隊に？社長に？マネージャーに？キンキに？
見てるだけだった自分に？
今も傍観している他の奴らに？
わからない。
わからない――けど、とにかくめちゃくちゃに腹が立っていた。
こんな馬鹿な事で三浦は死んだ。
高木は怪我をした。
すぅっと落ち着け、と言い聞かせて息を吸い込んだ。
「高木から出発に出来ないんなら、俺は降ります。此処で殺してくれて構いません。」
賭けるのは俺の命だ。
赤か？黒か？
面白いじゃないか。
大学生活じゃ経験できないスリルだぜ？

ヤバ長ッ！ごめんなさい！
うっかりしてました…。土下座。

腹筋には爆笑でした。
どんどん書いてくださいませー。

>>378
お待ちしておりました〜。
いつも楽しみにしてますぅ。
文章の構成がお上手ですね。
次が待ち遠しくなる終り方だなー(感心)。

バトロワってホントにこんな話なの？
殺人ゲームって…
あまり興味なかったんだけど
辞めジュ版読んで見たくなってしまった。

age!!

私も見た事ないんだけど話自体面白そうだよね。>>380

職人さんお待ちしてます！

あの、すみません。
どこのエンジンが一番ﾊﾞﾄﾛﾜ見つかりますか?

殆ど無いね。

続きお願いします

まんせー。

kommen Sie bitte

ﾊﾞﾄﾛﾜでも当てはめる奴あきちゃった。でも自作は
文章力が必要だよね。まだみつかんないし。

辞めジュ版職人様、ツボ突かれました。まっさんがいない？のがちと残念。
キャラ的に尾身っちあたり、期待してます（笑。
高橋Yのヘタレっぷりも（笑）

辞めジュ版は、バトロワだけどバトロワじゃないっていうか、
大筋とか土台が一緒でも、全く違った印象を受けるな。
ひとつのオリジナル小説を読んでるみたい。面白い。
辞めジュ詳しくないけど単純に作品として楽しめるもん。
本当のバトロワのほうも、原作版と映画版とで違う作品っぽくなってたけど、
そんな感覚かもしれないなあ。
個人的に一番好きなのは蛇牛版なんで、どっちも更新頑張って欲しい。

うん。

ただ間があくのがいかんのだ･･･

sagetoko.

重苦しい沈黙。
錦織が躊躇う事無く小原に銃口を向けた。
背中に冷たい物が走る。
大ハズレ。残念でした、ゲームオーバー。コンティニューは出来ません。
反射的にきつく目を閉じた。
また、沈黙。
沈黙。
…何だ？
ゆっくりと目を開けると錦織が目の前に立っていた。
「裕樹くんの勇気にカーンパーイ」
つまらない冗談と共に下品な笑みを浮かべると銃を持ったままの手で小原の肩をバン、と叩いた。
「オーケイオーケイ。わかったよ。高木くんからにしよう。せいぜい遠くに逃げなさい。」
その場にへたれ込みたい気持ちをギリギリの所で押さえて肺の中の空気を一気に吐き出した。
――良かった。
「まぁ、高木なんか怪我してるし狙われ放題だもんなぁ。すぐ死んじゃつまんないもんな。」
その言葉に高木がびくり、と肩を震わす。
「お前ら――小原に桜井に大野。甘すぎるんだよ」
ふざけた口調だった声が一転、突然厳しい物に変わる。
「言っただろ？やる気になってるんだよ、みんな。これから殺し合いをするんだ」
にぃ、と下品に笑う。
「やらなきゃやられる。ドゥユーアンダースタン？」
小原の耳元で煙草の匂いの残る口で低く囁く。
ふい、と目を逸らして他の仲間に視線を送る。
しかし、誰も小原と目を合わせようとしなかった。
全員、どこかお互いを探るような視線でちらちらと周囲を見やる。
怯えや恐怖や疑いのこもった黒い視線が部屋中を交錯していた。
嘘だ――そんな事、する訳ないだろ？
嘘だ嘘だ嘘だ。

まっさん最初いるはずだったんですよ…。
人数増えすぎて削除対象に…。スマソ。

蛇牛版、私も楽しみにしている一人です。

「よっしゃーサクサク行こー！ハイ高木！」
腹が立つほど明るく植草が言うと、東山が顎で前に出るよう高木に示した。
シャツの裾で額の汗を軽く拭うって立ち上がる。
撃たれた左足は殆どまともに機能していないようだった。
ひょこひょこと足を引き摺って不安げに東山の前に立つ。
東山は口元だけでにこりと笑うとくじ入りの箱を差し出す。
恐る恐る手を入れ、一枚の紙を選んだ。
「はい、じゃあそれ持って出口に向かって。出たとこでバイトのお兄さんが武器と
引き換えてくれるから」
事務的に植草が仕切る。
「あと、これ持ってってなー。食糧と水と筆記用具なんかが入ってるから。あ、個人で
持ってきた荷物も自由に持って行っていいからなー」
そう言って大きな麻のリュックを渡した。
大した重さでは無さそうだが、元から持っていた荷物と合わせると高木にとっては
大変な重さになるようで、ゆっくりと出口に向かった。
出口（と言っても小さな引き戸なのだが）の前でゆっくりと振り返った。
「ありがとう」
言って、小原と桜井と大野を順に見て軽く頭を下げた。
「信じてる、から。」
これは全員に向けた言葉だろう。
けれどその消え入るような弱弱しい声にもみんな戸惑うばかりだった。
気まずそうに視線を彷徨わす。
何でだよ。本気で殺されると思ってるのか？
過去形になったとは言え、仲間を信じられないのか？
そう思うと悔しかった。
けれど、それも無理も無いのかもしれない。
目の前で人が撃たれて。死んで。
そんな物を見せ付けられた時、自分の死を考えるに違いない。
こんなふざけたゲームだって現実の事に成り得るんだ。
いや、現実に殺し合いが始まるのかもしれない。
高木から次の高橋直樹までの時間は3分程だった。
全員がここを出るまで1時間半、と言った所か。
それまでに何とかしして、全員の考えを聞きたい。
誰だってこんな事やりたくない筈だ。
しかし、そんな小原の考えはすぐさま粉々に砕けた。
「俺と会わないといいな」
悪意の込められた低音が教室に響いた。
ハッと顔を上げると直樹がくじを片手に滝沢を見つめていた。
「何だよ…それ…」
滝沢が掠れた声で呆然と呟く。
「後でな」
見下すように言い放つとくしゃり、とくじを握り締め、直樹はぴしゃりとドアを閉めた。
教室の空気がどんどん冷え込んで行くような気がした。
殺し合いが始まる『かもしれない』んじゃない。
殺し合いが『始まる』んだ――。

やっと始まりそうです…。ホッ。
どこまでもマターリしっぱなしですがお暇な方はお付き合いくださいませー。

うおぉぉぉぉぉー！
楽しみ、楽しみ☆

よし、ついに始まるんだな・・・。
どうか後半までは生き残ってくれ自担・・・。

た、高橋怖い･･･。

SOSよりおもろいわ…。

>>402
私もそう思った･･･。
これをドラマ化してほしい。無理か。

直気の表情が目に浮かぶ･･･
作者さん頑張って下さいませ｡自担が死ぬまで付き合いますー

>403
いろんな意味で（笑）問題作になるだろうな

でもやりそーー。

こえー

uwa

今日は土曜です。
職人さんよければどうぞ。

――俺と会わないといいな。
直樹の言葉が何度も頭の中で繰り返された。
どういう意味かなんて考えるまでも無い。
会ったらお前を殺すからな、それ以外のどんな意味があるって言うんだ。
「次ー、高橋謙くーん」
呼ばれた謙は返事もせずにがたんと椅子を引き勢い良く立つと蒼白な顔で乱暴にくじを
引っ張り出した。
そしてドアまで一気に走る。
廊下を出てからも猛スピードで走る音が聞こえた。
少しでも遠くに逃げなきゃ、って訳か。
でもそれも仕方ないのかもしれない。
もう止められないのかもしれない。
それから、滝沢も呼ばれた。
真っ青な顔で唇をきつく結んでドアの外へ出た。
二宮は退出間際、ちらりと相葉に視線を送っていた。
浜田はすごく不安そうだった。
そして、原はドアの前で小原を振り返った。
振り返って――ふ、と軽く笑った。
――何とかなるよ。
そんな笑顔。
それだけで何だか安心した。
ひょっとしたら『もう会えなくなるかもな』なんて意味だったのかもしれなかったけれど。
その時の小原にはそんな事思いもよらなかった。

それから順調に（順調って言うのか？くそ、何だか腹が立つ）教室を出て行き、
残ったのは半分近くになってしまった。
逃げるように振り返りもせず走り去った者、少年隊を睨みつけて怒気を発散しながら
出て行った者、泣き出しそうに肩を震わせていた者、様々だ。
もう2度と会えなくなるかもしれない。
そう思って小原は一人一人を神妙に見送った。
後で――こんな所から逃げ出した後で――『もう会えなくなるかと思ったぜー！』なんて
みんなでバンバン肩を叩きたい、等と思いながら。
穴沢の名前が呼ばれた時大野が妙な動きを見せた。
何か小さい紙のようなもの（来る時まで噛んでいたガムの包み紙のようだ）に必死に
指を走らせている。
そして少年隊の3人がくじを引く穴沢に集中した一瞬の隙にそれを前の大坂に素早く渡した。
大坂は戸惑ったように視線を彷徨わせたが、すぐにそれを懐に押し込んだ。
手紙、だ。
そうだ、その手があるじゃないか。
全員にどこか待ち合わせ場所を書いた紙を回す。
そしてそこで作戦を練ってここを奇襲する。
幸い、出口で武器は支給されるわけだし充分な戦力になるのではないだろうか。
しかし残念ながらそれは出来ない。
小原の座席はかなり前の方で、紙を取り出した時点で確実にバレるだろう。
ちくしょう。
汗ばんだ手を握り締めて、とりあえずは大野と大坂が会えるのを願った。

大野の番になり、かたんと静かに席を後にした。
しかしくじのある教卓の前には行かず、窓側に向かった。
「おいおい大野、寝ぼけてるのか？そっちじゃないだろう」
錦織が咎めたが大野はごく無表情に歩を進める。
「大野、こっちだろう？」
少し苛立ったように錦織が銃を向けた。
それでも大野は気に求めない様子で倒れたままの三浦の所までやって来た。
「目くらい、閉じさせて下さいよ」
怒りを押さえた静かな声（正直、大野でもこんな声が出せるのかと驚いた位だ）で三浦の脇に
そっとしゃがんだ。
そんな大野の行為に錦織は溜息をつく。
「仕方ないなぁ。早くしてくれよー」
その言葉も無視して三浦の顔に手を伸ばす。
いつもみんなを笑わせてくれた――小原は「お前は笑わせてんじゃなくて笑われてんだよ」
なんて言っていたが――顔はもう話さない。
そっと三浦に触れた手がすでに冷たくなった肌に驚いたのかぴくん、と離れる。
静かに目を閉じさせてきちんと仰向けに寝かせてやった。
それから少し三浦を見つめて目を伏せた。
「大野」
苛立った錦織の声に立ち上がる。
小原の側を通った時も顔を伏せていて長い前髪で表情は読み取れなかった。
静かにくじを選ぶと、ごくあっさりと教室を後にした。

ちょっと頑張ってみました…。
始まると思ったら始まらない…。
非常にすんまそん。

一つ聞いていいですか？
辞めジュ版に出てくる原は
現ジュか辞めジュのどっち
なんでしょう？
職人さんはどっちのつもりで書いて
るんですか？（ドキドキ）

おもろすぎ。
続き楽しみにしてます。
頑張ってください。

>>415
っていうか、なんでアドレス晒してるの？

age

415はあほですか。

はい

age

どうなの・・・原。

明日はお休み。辞めジュ、続き待ってま〜す。

辞尾更新してたねー。

紫も昨日久し振りいったら五話まで更新されててうれすぃ〜
･･･逝ってきます。

紫ネタはもういいよ。どこにあるのか結局教えてくんないし。

検索で引っ掛からないならどう探せというのだ！

>>426
メール送るしかないと思うよ。
めんどくさかったから私も教えて
くれるまで待つつもりだったけど、
捨てアド取ってメールしたよ。
でもすぐ返事来たしバトロワも
おもしろかったから送る価値あると思う。

>>427　に同感。

でもアド見たら単語あてはめ頑張れば判ったかも…とも思った。
arasi五文字

職人さん早く来ないかなー。

誰か紫のアドレス晒して下さい。
お願いします。

何かのエンジンで出てきたりする?
Yahooなんかにのってるわけないよねー?
捨てアド無いんだけど。
後何があるの?ﾊﾞﾄﾛﾜだけ?

>>428
もう一声！あとHPの説明もお願い出来ますか?
すみません。

>>431-432
まだ仮HPみたいだから検索しても出てこないと思う
よ。私はこのメールのためだけに捨てアド取ったよ。
バトロワの他にも小説とジャニ板の某スレの続きが
あるよ。私はそれも好きなので読んでます。

某スレにちょこっと転載してあったの読んだけど･･･うーむ。
私的にはそこまでしなくてもいいかなって感じ。
職人さん続き待ってます。

それどこ！？

agegegegege!!!!

>>436
あ！紫の管理人さん？

藁た

少年隊の方を見ているのも腹が立つだけなので小原は机に肘をついて窓の方を見ていた。
今が何時なのかはわからないが外は真っ暗だ。
窓に映るみんなの表情はそんな外の様子以上に暗く、沈んだものだった。
鎌田がくじを引きに行くのが目に入った。
しかし鎌田は正面から東山を強く睨みつけるとまっすぐ出口へと向う。
「おい鎌田！」
錦織が声を掛けたがその前に扉はバタン！と怒りを込めて閉じられた。
自分の荷物以外何も手にせず、鎌田は出て行った。
「鎌田はバカだなぁ。すーぐ死んじゃうぞー。次、北山くーん。」
などと溜息混じりに言うと錦織が北山を呼ぶ。
前に進み出た北山は――笑っていた。
全員が緊張した面持ちの中、静かに笑っている。
ニコニコと気味の悪い笑顔を絶やさずにくじを手に、荷物を受取り、ドアの前に
ぴょこんとふざけた調子で立つ。
半歩外に足を踏み出すとくるり、と方向転換して教室側に体を半分覗かせた。
「いってきまーっす」
そう軽い調子で――まるで、遠足にでも行くみたいに――言うと、暗い廊下に消えていった。
キュッキュッ、と木造の廊下の上でスニーカーが擦れる音がスキップでもするような
馬鹿明るい音で響いていた。

ああ〜〜、更新有り難うございます〜
本当に日々楽しみにしておりますので
これからも頑張って下さい。

そんな北山の妙な様子に気を掛ける暇も無く、小原の名が呼ばれた。
東山の前に立つと真っ直ぐに視線が合った。
強く睨むように見据えると東山はふっ、と軽く口元を上げた。
その様子に一瞬カッと血が上ったがすぐに目を伏せ、くじの箱に手を伸ばした。
小さく折られた紙屑が指先に当たる。
隅にあった一つを適当に選び抜いた。
そしてドアの脇に立った錦織からバッグを受取る。
かなりの重さだ。
ドアの前に立ち、教室を見渡そうと振り返った。
しかし――目を合わせようとする者はいなかった。
違う。
俺は――俺は違う。
誰も殺したりしない。そんな事、出来る訳無いだろう？
心の中でそう叫んだが、静かに唇を噛んで、ドアを開いた。
生暖かい空気が足元を這う。
ふう、と一つ息をついて教室を出た。
そして、戦場へ向かった。

窓から射す不気味な月明かりだけを頼りに暗い廊下を進んだ。
壁にはクレヨンで書かれた明るく無邪気な子供の絵が並べられており、ぼんやりと
浮かぶそれは薄気味悪いと思った。
こつこつ、と響く自分の足音を少しづつ早めながら出口らしき所に立った男の元へ向かう。
防弾チョッキのような物を着込み、腰には銃、さらには顔が見えないようにガスマスク
のような物まで付けていた。
「紙を出せ」
短く言われ、手にした番号の書かれた紙を渡す。
「行け」
無愛想にそう言うと小原の手に薄っぺらな紙に変わってずしり、と重い物を置いた。
それは、銀色の体をきらりと光らせた。
先程、高木を撃った物と同じ物だった。
「早く行け」
銃を見つめたまま固まっている小原を男が急かす。
何だよ、これは――。
汗ばんだ小原の手の中でその銃は笑っているような気がした。
――俺がいるから、大丈夫だ。殺せ。殺せ殺せ。
そんな声が頭の中で響いてくるような気がした。
やめてくれ。
冗談じゃない。
これで俺に何をしろって言うんだ。
これで俺は何をするって言うんだ。

心臓がバクバクと鳴っている。
冷たい汗が止まらない。
具合が悪い。
――誰か助けてくれ…！
ふらふらと出口に向かい、何とか頭を巡らせようとする。
そうだ、誰かが外で待っているかもしれない。
ふっと浮かんだ考えに手を叩き、外へ足を踏み出した。
ドアの脇で待っていれば、次の桜井とも合流出来る。
俺の前は国分だったから待っていてくれるかもしれない。
鎌田だってキレてたし、きっと待っているだろう。
そして、一緒にここを襲撃するとか、何か対策を
考えるんだ。
落ち着いて歩みを進める。
生温い風が小原を包んだ。
向こう側に大きな茂みが広がっていて、学校の前にはグラウンド（ただの野原のような
物ではあったが）があった。
ゆっくりと呼吸をして異変に気付いた。
鉄の匂いがする――。
一度は収まりかけた動悸が激しくなる。
日常では経験し得ない緊迫感と恐怖感が体を包み込む。
血だ。
血の匂いだ。
出口の5cm程の段差の上から、一歩も動けなくなった。
どこかにあるんだ。
血が。
高木から、三浦から零れたのと同じ物が。

ちょっとためすぎて書きすぎました。
やっと始まりそうだ…。

>>414
オヤジの方の原ですー。

オヤジの方の原なのですね・・・。
原は現ジュ、辞めジュのどっちと
して登場してるんですか？

職人さん！待ってました！
引き続き、がんばって下さい！

>>427
どこにメール送ればいいんですか？

>>445
え、原って辞めてるんですか？
籍はあるかとばっかり。
そんな事すら知らない私って…。

辞めジュ版、書きすぎじゃないですよ〜。もっと続きプリーズ。

>>444
更新、首をながーくして待っておりました〜。
なんかもう、流石、ってカンジですね。
早く続きが読みたいっ！

辞めジュ版最高におもしろい。一番楽しみにしてます。
末永くおねがいします。

右手に握った銃は冷たかった。
その右手側からねっとりとした生温い空気と血の匂いがした。
そちら側にいる――いや、『ある』のだろう、と思った。
立ち竦んだまま目だけをゆっくりと動かす。
そこには、うつ伏せに倒れた良く知った後ろ姿が見えた。
地面に広がる既にどす黒く染まった血痕と、背中の無数の刺し傷がすでに絶命して
いる事を告げていた。
「に、のみ…や…？」
手から銃が滑り落ちた。
震える声での呼び掛けにも無論反応はない。
空港で小原を見て、ぱっと上げた左腕はだらりと力無く寝かせられている。
昔、小原が叩いて振り返らせておいて知らん振り、と言う子供じみたイタズラをした
背中には沢山の刺し傷があった。
そして、小原は見た。
ちらりと覗いた首筋が、おかしな風にぱっくりと開いていた。
見える筈の無い空間を見た。
その真っ暗な空間の下には影のような血溜まりが出来ていた。
――誰が。
めちゃくちゃになった頭がその考えに辿り着いた時、銃が地面に落ちる音がした。
そして思った。
ただ一つだけ強く思った。
――ここにいたら殺される。
頭より、理性より、体が先に動いた。
素早く銃を拾うと、前方に広がる茂みに向かって思い切りダッシュをかけた。

[　二宮和成死亡　残り　31人　]

本当に今度こそやっと始まりました。
でもコイツ死んだら見る人減るだろうな。

こえぇ〜！！
自担ですが（涙)、これからも見ますよー。
カタキとってくれ〜！

454ですが
今の辞めジュ版さんへって意味です（慌
紛らわしいミスごめんなさいー。

これいいね！凄い文章力だと思う!

辞めジュ版すごく面白いです！
パクリなんじゃなくって、オリジナルのバトロワですよね。
素晴らしい。今まで見たサイトはみんなパクリだったから
とっても新鮮です。伏字主役ってのも合ってる。一番常識人っぽいし。
自担はどんな役どころなのかしら。……ネコだしなぁ(汗)。

>>447
過去ログ見たら書いてありますよ。

４４５です。それが原の所在が不明なのです（泣）
在籍してると信じております・・・。

かなりいいです。にのと伏字なかよかったなーなんて。しみじみしちゃう。
じーん。

蛇牛版の続きはまだかな〜。（ﾜｸﾜｸ

age

蛇牛版まだ続き読みたい人いるんだ？（こそっ）

463さん、口は災いの元でっせ。

議長！
こんな所で何やってるんですか！
自スレが盛り上がってるんならまだしも！

すまへん、すぐ帰りますわ。

村上議長もここロムってたのね（ちょっと感動）

俺は昔っからバトロワ出たくてなぁ〜（藤原竜也の役）、でも
そんなん無理でな、そんでここロムさせて貰ってます〜。
紫にもメール出したしな、俺。

村上議長！そんなあなた素敵です。
惚れそう（笑）

ほんまに職人さん達頑張って下さいね〜
陰ながら応援させて貰ってるんで〜
一つ言える事、バトロワは永遠ですわ。
ほな自スレに今から帰ります、色々問題山積みでまいってますわ。
･･･ハッハッハッハッハ･･･ハ。

議長･･･

紫・・・読んでみたいけど
メールは、ちょっとね
紫のバトロワってどんな感じなのでしょうか？

小原が教室を出る少し前――二宮和成は武器を受取っていた。
それはカッターよりは少しマシと言ったちっぽけな細身のナイフだった。
あぁ、こんなんじゃ俺、長生き出来ないだろうなぁ。
ふぅ、と溜息をついて外を見渡す。
広々とした草原には誰の気配も見えない。
やっぱ、そっか。
空港に着くまで被っていた帽子を取り出して被る。
デビュー組と言うのは直接的に態度に表され難いものの、事務所内では疎まれがちなものなのだ。
きゅっと深く帽子を被って一歩踏み出した。
そして、ほんの少し前に自分の考えていた事を思い直す。
――俺、誰かに殺されると思ってる？
――そうだ、みんなを疑ってる。
三浦くんが殺された時、高木くんが撃たれた時、俺は何も出来なかった。
なのに翔くんや裕樹くん、それに大野くんも庇った。
俺は思ったんだ。
『ほっとけばいいのに。危ないのに。』
って。
最悪、だ。
ハッ、と自嘲するように息をつくと帽子を外そうと左手を上げた。
その時。
その時だ。
背後から咽喉の辺りに何か冷たい感触を覚えた。

高橋直樹は、教室を出るとすぐに校舎の裏に身を隠した。
滝沢にはあんな事を言ったが、先手必勝。
すぐにカタを付けたかった。
あいつだけは、絶対に――。
手にした武器は大きな軍用ナイフだった。
支給される武器には銃が多いと思っていたので、ハズレだと思った。
とりあえずケースから出して側に植え込まれていた小さな木に一振りしてみる。
サク、と軽い音を立てて直径2､3センチ程の枝がすっぱりと斜めに切れた。
驚きに目を細めた時、出入り口に気配が生じた。
「直樹ー？」
間延びした声がする。
謙だ。
あのバカ――俺みたいに狙ってるやつがいるかもしれないのに。
チ、と舌打ちしかけたのを慌てて抑える。
早く行け――俺みたいじゃなくて誰でもいいから人数減らそうとする奴がいるかもしれないだろ？
「…やっぱ、誰も待っててくれなかったかぁ」
いいから早く行け。
どこまでおめでたい奴なんだよ？
「どうしようかなぁ」
ちくしょう、銃でも持ってたら威嚇射撃でもしたのに。
しばらくの沈黙。
けれどここから去る気配はまったくない。
「ここにいてもしょうがないのかなぁ、滝沢くんだし、次。」
そうだよ。滝沢だよ。
あいつなんかと組んだら一発で殺されるぞ？
わかってるんなら早く――早く行ってくれ。
ぎゅ、とナイフを握る手に力を込めた時。
走り出す足音がした。
そうだ。逃げろ。
遠くにな。
誰にも会うな。
誰も信じるな。
祈るように目を閉じると、再び昇降口に気配が生じた。
はぁ、と溜息が聞こえた。
少し身を乗り出して姿を確認する。
――滝沢、だ。
帽子まで被って、そんなに命が惜しいのか？
ナイフを握り直すと、気配を消して、呼吸を殺して一歩踏み出した。

二宮は自分の身に何が起こったのか解らなかった。
ただ、突然何か冷たい物が当たって。
ぐらりと体が傾いた。
それから、背中に何度も痛みを感じた。
恐怖とか、そんなの何も感じなかった。
ただ思った。
――みんなごめん。
――俺、みんなを信じてるから。

倒れた二宮を確認して、直樹は頭の中が真っ白になった。
違う。
滝沢じゃない。
どうして――…どうしてだ。
謙の次には滝沢のはずだ。
それがどうして――。
血に塗れたナイフを手に直樹は呆然と立ち竦んだ。
「…ヤッベ…」
呟いて、正常な思考回路に戻そうと大きく息をついた。
逃げられた？
いつの間にだ。
順番を変えたのか？
そうだ、例えば滝沢は初めから勝者とされていた、だから教室を出てすぐにこの建物
のどこかに隔離されている。
つまり、仕組まれたゲームだったんじゃないか？
俺が滝沢に声をかけた時のあの狼狽しきった表情は、自分の安全が保障されている等
解っていないはずだ。
本当に全員が仕組み無しで殺し合うんだろうか。
そうなのか？そうなのかもしれない。わからない。
とにかくここにいるのは得策じゃない。
「…ごめん」
低い声で二宮の亡骸を見下ろすと、直樹は森の方へ駆け出した。
どんな手を使ったのか知らないが、滝沢、お前だけは絶対に――。
絶対に、殺してやる。

議長！議長も見ててくれたんですか！？
何気に私もあのスレいますよ！

>>459　そうなんですか！？知らなかった…。

蛇牛版、私も続き見たい…。あべべ…。

>>476
更新お疲れ様ッス。

それぞれの視点からの場面展開、
なんか緊迫した雰囲気がヒシヒシと伝わってきますね〜。

次回も楽しみに待ってます。

私このバトロワが一番好きです〜。
更新がんばって下さい！

ここのを楽しみたいから原作読んでみたよ。
やっぱ面白いわ。

ニノーーー成仏しておくれ（ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

辞めジュさんへ
しっかり見とるよ〜
これからも頑張って執筆してくれたら俺嬉しいなぁ〜

頑張って執筆･･･（めもめも

今7話かそこらまでで中々いいよ。読みやすい。
遅レスでｽﾏｿ

兵は俺達が通り過ぎると、避難訓練の時に使うゲートを後ろからバタンバタンと
どんどんと閉めて行っていた。何をするのか、まだ詳しい説明はさっぱり受けて
なかったけどあまりいい事じゃないってのは頭の悪い俺でも分かる。それは皆も
同じで不安そうに後ろを振り返ったり前や後ろを歩く奴と話そうとしたりしてた
けど、それは全て前と後ろと横を歩く兵にことごとく阻止されていた。皆、寄り
添う様にして薄暗い廊下を恐る恐る歩いてた。着いた所は中型の教室。
窓にはちゃんとガラスもカーテンも付いた、他の部屋よりまだ数段マシな部屋だ
った。点呼の後、前の埃だらけの傾いた教壇の向こうからサンチェさんが言った。

「今からちょっとしたゲームをする。」

そこから俺達の戦争が始まったんだ。

何?新バトロワ?

順位を付けて下さい。
A．やまとま
B．祭
C．ジャニ娘
D．辞尾漱石
E．紫(?)

順に探そうと思います･･･みつかんねー

職人さん頑張れ〜!!
こんなのﾀﾀﾞで読めるの凄いって！！

>>483
これ、気になる？噂の紫なのかしら？それとも、新バージョン？
>>485
私のお勧めは、やまとまです。（過去スレ２をロムると見つかるよ）
紫以外は、過去ロムれば大丈夫！頑張って探してください。

>>487
やまとまと漱石見つかりました!
でも祭と紫はどうしても無いです・・・
やまとま、横とすばるの所、泣きそうになりました。
でもこの辞めｼﾞｭのもかなりいいですよね

>>488
ライスフラワーのリンクの「ジャニーズ全般」で
一番上に出てくるサイト（●大好き）の日記にアドレスが載ってたよ。
このスレ過去ログ見ればもっと詳しくヒント出てるけど。

いったけど、どこにアドレスなんかある？

>>487
>>483は紫の転載。

>>485
辞めジュ＞E＞Aかな。それぞれ面白くて更新楽しみですが。

島の西側の森の中に、小さな小屋があった。
どうやら、木こりか何かが使うもののようで、中にはノコギリやら何やらから、
日用品、それに食べ物まで揃っていた。
「――で、大坂はいなかったんだ？」
原の問いには返事をせず、大野はズーッと音を立ててコーヒーをすすった。
「これ苦い。」
「うっせーな、日本のと濃度が違うんだよっ」
苦笑しながらクッキーを一口齧って、甘すぎる、と口を尖らす。
「ま、死体見ちゃったら仕方無いのかもしんないけど。怖がり駿ちゃんだし。」
ぽつりと呟いた大野の言葉に、原は静かに案外長い睫毛を伏せた。
しばしの沈黙。
「死んじゃうなんてなぁ。」
誰に言うでもなく、自分自身に言い聞かせるように再び大野が呟いた。
「二宮に少年隊のビデオ貸すって約束してたんだけどなぁ。」
原が言って、少し乱雑にコーヒーをかき混ぜる。
「俺も。三浦にあそぼーあそぼー言われてたのに疲れてるからって断りまくって
一回も会ってない」
大野が呟き、クッキーを一口。
また、沈黙。
「会っとけば良かったなあ。そしたらさ、原っちも誘ってあげたのにさ。」
大野が3枚目のクッキーに手を伸ばす。
原は返事をせずに、少し嬉しそうに目を細めた。
「そうだなぁ、俺と、三浦と、原っちとー、あと裕樹くんでしょ。それに、浜田達も
いたら盛り上がるかな」
珍しく饒舌な大野に原が呟く。
「大坂は？」
「そっか。あいつ誘わなかったらまた拗ねるか。んじゃ、大坂も。そんでどっか行って
――あ、どこ行こうか。」
「なぁ、大野。」
言いかけた原から目を逸らし、大野は続ける。
「温泉かな、オヤジだしさ、俺ら。そんで、卓球とかしちゃってさ。浜田達はまた賭けすんの。
夜はちゃんと懐石料理。温泉入って、夜花火して。あ、そーいや昔したよなぁ。
コンサートん時、夜ホテル抜け出して――」
「大野。聞いてくれ」
さっきより強い口調で原が言った。
大野が俯いたまま口を開かないのを見ると、静かに息をついた。
「俺は、降りる。」

――ああ、やっぱりな。
大野は思った。

校舎を出たら、いるはずの大坂がいなかった。
その代わり、二宮の死体があった。
大坂がこんな状況で待てる訳が無い。
仕方ないので一人で適当に歩いた。
道を考えるのが面倒だったし、まだ禁止エリアとやらは施行されていないはずだった
ので、西へひたすら、まっすぐ歩いた。
海沿いの切り立った崖に、原がいた。
武器であろう日本刀を左手に携えて、静かに海を見下ろしていた。
慌てて（慌てる事なんか滅多に無いのに）、側の小屋へ誘った。
「原っち！疲れたねーそこの小屋行かない！？」
今時こんな言葉、ド田舎のナンパ師も使わないっつーの。

「ここから逃げる、の？」
そんな訳無い事位わかっている。
馬鹿げた問いに原はふざけたように大袈裟に頷く。
「そーそー実は原家の自家用ヘリがお迎えに！」
「そりゃすごい！」
大野も大袈裟に目を開く。
「だろ？じいやがさぁ――」
「んな訳ねーだろ」
「ノリツッコミ！素晴らしい！」
原が馬鹿みたいに明るく手を叩く。
泣きそうだった。
「ま、そーゆうわけで行きますわ」
コツ、と軽い音を立てて日本刀をテーブルに置いた。
「意味が全然わかんない。」
「わかんなくていい。」
俯いたまま呟いた大野の言葉を強い調子で遮ると、ふ、と柔らかく笑った。
「じゃ、隠れて寝てて首輪がバーン！なんて事のないよーにっ！」
極めて明るい調子で言うと背を向けた。
そのまま呆気なくドアの向こうに姿を消した。
「…くっそじじぃ…。」
下唇を強く噛んで、木で作られたテーブルに突っ伏した。
「バーカ、老人、老け顔、あほー、くそじじー、エロ、ボケ、おまえのかーちゃんでーべーそっ」
まだ湯気の上がる原の使っていたカップを呆っと見つめて、思いつく限りの悪口を並べ立ててやった。
悔しかったら、戻って来いよ――…！

大野はこんなキャラじゃない気もしますが。すいません。
議長をはじめ、みなさんありがとうございます〜。
いつになったら完結するのか私にもわかりませんが宜しくお願いします。

大野と日本刀にあってる。
大野と怖がり駿ちゃん会えますように！ってひそかに思いました。

更新ごくろうさま。職人さん頑張ってね！

なんだか泣ける･･･。
ゆっくりのんびり更新よろしくお願いしますね。

＞４９２・４９３
２人が会話してる所を頭に浮かべて読んだら
涙が出ました。
職人さん、最後までがんばって下さい！

４９９

５００

上の２つは何がしたいの？

４９２、４９３は辞めジュ版ではないよね？
天災ですか、新作でもない？

辞めジュ版じゃないの？

辞めジュ版でした、ｽﾏｿ｡
名前のトコに「辞めジュ」って入ってなかったので勘違いしました。
逝ってきます・・

それにしては変だよ。>504
新作とみたね。

ha!

やっぱり辞めジュ版が１番おもしろいです。
元担がいるんですが、まだ登場してないですね。
昨日やっと原作読み終えたんですが、泣きそうになりました
それ以上に、辞めジュ版は泣きそうです。
原くん、おつかれさま。大ちゃん、負けるな！
直樹いっちゃえっ！・・・・

>>492-493
辞めジュ版です！ごめんなさい。
名前入れるの忘れてました…。
ご迷惑おかけしました！

あの、私職人さんの素性がすごく気になるんですけど。
文章力がずばぬけてて他のより大分面白いから。
私的には
辞め>>やまとま>>>>>辞尾 ・・・・ですかね。
紫と祭は読んだ事無いです。見つからないので。
他の方どう思われます?

生田斗麻は泣きそうだった。
――怖いよ。怖い怖い怖い。
早くどこかにいかないと、ニノみたいに殺されちゃう。
何より、手にした銃の重さが恐ろしかった。
けれど、走ろうにも体が言う事を聞かないし、膝もがくがくと落ち着かない。
当然移動のペースも遅いわけで、振り返るとまだ大きく校舎が確認できた。
――とにかく、ここから離れなきゃ。
何度も、石やら枝やらにつまづきながら必死に山道を上る。
その時、突然後ろから大きな足音が近付いてきた。
「とーま！」
心臓がどきり、と跳ねた。
慌てて振り返ると、そこには今井の姿があった。
もたもたしている内に追いつかれてしまったようだ。
「良かったー。一緒に行かない？」
ホッ、と安心したように笑う。
そして、すたすたと生田の方に歩み寄った。
「あ、生田の武器って、コレ？」
手にした銃に気付くと、自分の鞄をごそごそと探る。
そして、『武器』を取り出し、今井に向けた。
「俺コレ――…え…？」
ぱんぱんぱん。
乾いた音が響く。
何が起こったのかわからない、と言う様子で今井は大きな目で生田を見つめた。
生田は、こちらに真っ黒な銃口を向けていた。
そこからは煙が一筋、ゆっくりと夜空に広がっていた。
生田も驚いたように自分を見ていた。
そんな生田に、ぴしゃ、と水が跳ねる。
今井の『武器』、水鉄砲から発射された水が。
「…え――…？」
生田が戸惑ったように塗れたTシャツに触れた。
今井もゆっくりと自分の体を見下ろす。
そこには３つ、ぽっかりと穴が開いていた。
右の脇腹、ヘソの少し上、そして左胸の真上。
そのまま体が前に倒れる。
「つ…ばさく…ん？」
無論、今井はもう事切れていた。
――だって、鉄砲みたいな形してたから――。
暗くてわかんなかったんだよ。
怖かったんだよ。
俺、本当に怖くて――。
ごちゃごちゃになった頭の中、誰に言うでもない言い訳を考えた。
発砲音でツンとしていた耳が突然クリアになった時、生田は走り出した。
――おれ、人を殺しちゃったよ…！

[　今井つばさ死亡　残り　30人　]

しまった長かった…。スマソ。
>>509
素性…。何と答えれば良いのやら。
とりあえずフツーの人です。
誰担かはこれが終わった時にでも…。

リスの職人さんと文章似てるね。

AGE!

AGE!

AGE!

リスって何？

>>516
リスって、多分（蛇兄板）嵐のさげ専のことと思う。

毎日更新ご苦労様です。

あー、つ早かったなー。
つ担ではない。伏字かなー、それとも平安？

辞尾は更新早いからすき。

飛んでるね、今。

あそこってほぼ同人?

祭ってどうやったら行けますか?
あと紫って何ですか?

tondoru

512 名前：ユーは名無しネ投稿日：2001/03/26(月) 16:16
リスの職人さんと文章似てるね。

516 名前：ユーは名無しネ投稿日：2001/03/26(月) 17:24
リスって何？


517 名前：ユーは名無しネ投稿日：2001/03/26(月) 19:23
>>516
リスって、多分（蛇兄板）嵐のさげ専のことと思う。

>>525
行って来たんですけど、文章似てます！？
自分だとわからないもんだ…。
違いますよー、まったくの他人ですよー！
びっくりしました！

あなたの方が文才ありますよ。
個人的見解ですが。

職人さま！いつもごくろうさんなのら〜
じんじんも感動なのら〜
祭り行けない人いるようなのら〜
でも、リンク先少ないし・・・
じんじんは馬鹿だから上手なヒントあげられないのら〜
頑張って、さがせなのら〜

じんじん！
あなたアドレス貼って行きなさいよ!

483の転載された方、転載よりurlの方がいいっす･･･

職人さん、まっておりまっす!
あなた上手いですよ。かなり。

おっは〜♪

>>530
ムカツクのら〜
アドレス貼るなんて
じんじんのポリシーにはんするのら〜

ならヒントだけでも出して行きなさい!
分かった!?じんじん!

今から出かけるのら〜
とりあえず過去ログ読むのら〜
それでもわからないときは
あとでじんじんヒント教えるのら〜
行って来ますなのら〜

433 名前：ななしじゃにー投稿日：2001/03/27(火) 08:31
>>425
やっぱりすぐに作りたくなって
一晩でHP作ってしまいました。
あ〜、疲れた・・・。
もし良かったらお越しください。
（荒らしさんお断りのため、直リンじゃなくてごめんね）
ttp://homepage2.nifty.com/~ja_night/

５３７のURLって紫じゃないよね？
私の知ってるのと違うんだけど、
何のHPなの？

男組のだよ。そこら中にはられてる。
アホ管理人とは違うオフィシャル狙ってる管理人って
自分で言ってたやつだよ。

去年からどうしようと悩んでいた男闘呼組＆高橋和也のサイトを
やっぱり立ち上げる事にしました。
理由は某サイトを見て
「管理人の単なる自己満でなく、もっとたくさんのファンの人に
男闘呼組や和也くんを知って欲しい、語って欲しい。」と思ったからです。
和也くんは男闘呼組解散後に本名の「一也」から「和也」に改名もして
役者＆ミュージシャンとして心機一転し、頑張っていると思いますが、
私たち男闘呼組時代からのファンにとっては
男闘呼組にいたという過去も含めての彼を応援しているのです。
同じような気持ちの方たちがたくさん来てもらえると嬉しいです。
仕事をサボって急ピッチでHP製作をしていますので、お楽しみに。

２ちゃんねる

　　　　　　　ここの掲示板から犯罪者も出たという有名なサイトです。（＾＾；
　　　　　　　２ちゃんにも男闘呼の掲示板がありますが、yahooより辛口な人多し。
　　　　　　　でも、ファンサイトとは違う意見が聞けて面白いです。
相互リンクしてくれる男闘呼組カンケーのサイト募集中です！！

オトコ組って･･･過去の人じゃん。

いきてまーす。

祭
http://www.jp.freebsd.org/event/matsuri2001/

ｺﾞﾗｧ　いいかげんなの教えちゃいや〜ん
こっちが本物よ！

http://www.omatsuri.com/

どっち？

探すのもいいですが、この磨れも楽しみましょう?

オトコ組･･･忍者と一緒。
さようならーって感じ。

職人様、お待ちしております。
続きがきになってここ何度もリロードしてるんです。

続きー

h

>>544-545
ブラクラ？

>>530
祭り見つかった？なのら〜
ヒント欲しいかなのら〜
じんじんはこのスレも楽しんでいるのら〜
でも、ＢＲのＨＰを語るのも楽しいのら〜

↑くっせぇーキメー

どの位の時間が経ったのだろうか。
気付いたら、山の中にいた。
目立たない洞穴を見つけたので、とりあえずそこに入った。
喉の渇きに気付いたので支給されたペットボトルの水を一口飲んだ。
後は――何をしていただろう？
二宮が、死んだ。
小原はただひたすらその事だけを思っていた。
そうだ、あれは死体だった。
紛れもない、命の無い死体。
空になった物体。
そこに『在る』だけで何の意味も持たない物体。
時が経るにつれてそれは小原の中で着実に恐怖の形状を成していった。
殺されたんだ。
薄暗がりの中、ぎゅっと目を閉じる。
まぶたの裏には血塗れの二宮の姿がはっきりと浮かんだ。
ただ何となく、携帯に手を伸ばす。
表示された履歴には、一番新しい位置に二宮の名を見つけた。
何度も何度も、『来る？ほんとに？』と、自分に会うのを楽しみにしてくれていた。
なのに、殺されたんだ。
もう一口水を飲もうと、傍らのペットボトルに手を伸ばしたその時。
銃の音が、聞こえた。

パンパンパン。
3発連続で鳴ったそれ（遠くの山中で生田が今井に向けて発砲した物だったのだが、
小原はそれを知らない）は、少しの風の音でも消えてしまうような、ごく小さい物だった。
今までの生活だったら、聞き逃してしったかもしれない。
けれど、三浦や、高木を傷つけた銃声を聞き逃すはずが無い。
目を大きく見開き、続く音を待った。
銃声か？悲鳴か？
しばしの静寂。
しかし、何も無かった。
ただ静かに風が吹き込んできた。
冷たい風に晒されながら、冷や汗がどっと吹き出る。
誰か、死んだ？
また死んだのか？
殺されたのか？
答えの無い疑問がぐるぐると頭の中を巡る。
何が起こったのかなんか、わからない。
けれどこの状況では、誰かが死んだか、良くて怪我をしたかだろう。
それ以外の何かであってくれよ――。
そう願ってまた腰を下ろそうとした時。
自分の手にしていた物を見た。
銃だ。
ご丁寧に、安全装置まで外しているじゃないか。
咄嗟とは言え――何をしてるんだろう？
これで、何をする気だって言うんだ？
出て行って、助ける？
いや違う。
怖かったんだ。
ただ、怖かっただけだ。
「…ッハ…ッ…！」
嘲笑するように小さく息を吐いた。
なぁ、二宮。
俺、これからどうすんだろうなぁ。
多分俺は誰も守れないよ。
誰も助けられない。
このゲームも、止められない。
怖くてしょうがないんだ。
こんな俺に出来る事なんか、何もない。

やまとま、更新されてませんねぇ…。
こちらは、暇つぶしにでもどうぞ。

あぁ…議長に続いてじんじんまで。
じんじん、ちゃんと漢字読めたんだね。

更新ごくろうさんなのら〜
漢字は飛ばしてよんでいるのら〜（笑）
ホントはじんじんも辞めジュ版にでたいのら〜
でも我慢するのら〜
ぬんちゃくふりふり体きたえているのら〜
今なら誰にも負けないのら〜
ら〜ら〜うざいのでもう逝くのら〜
職人さんがんばってらのら〜

祭りが更新されてる。
とんだ疫病神をつれてきたな、日記℃・・・。

ふと思ったがもし榊祐子が居なかったら灯台組は七原と一緒に逃げれたんだろうな・・・。

じんじんは漢字読めないくせに書けるんだね。

Ｐと会えて大喜びする亮ちゃん･･･。
この後の展開を考えるとツライね。

辞めジュ版、更新ご苦労様〜。

二ノのあどけない笑顔が脳裏を過ぎります･･･(涙)。

だ、誰か祭りの行きかた･･･ハア。

で、みんな結局どこのが一番好き？

アドレスあれば、全部行けて感想言える。
紫と祭り、どうしてもだめだった。

祭り、あれでわからなきゃもうヒントの出しようが･･･。
あんまり詳しく書いて管理人さんに迷惑がかかるのも困るし。
>>563（565？）がんばってー！

どこの過去ログにのってます??

ライスフラワーのリンクの「ジャニーズ全般」で検索して
一番上に出てくるサイト（●大好き）の過去の日記にアドレスが載ってます。
●は漢字一文字ね。

祭りの行き方・・・
面白いおもてサイトスレで認定されていた
あ●●●（海の生き物４文字）のりんくから、
電話（りんりんりりん・・・）へ飛ぶ。
そこのりんくから行けるんだが、
頑張って探してくれ（なのら〜）

じんじん!
どうもありがとう!今から早速読ませてもらいます!

日記全部読んだけど、分からん。なんの話しででてくるの？

>>571
過去日記もしかして削除されているのかな？
>>569
でも行けるんだけど・・・
祭りは荒氏ＨＰだよ

日記は削除済みでした。
りんりんから行けました。
親切な方、どうもありがとう。
さて、後残る一つは紫だけか。

祭り読んでたら壁紙が目にこたえて･･･

Öhippüö

山下は、校舎から少し離れた湖の側に来ていた。
湖面には月がうっすらと映っていた。
何となく側にあった石を拾い上げ、月目掛けて投げる。
ぴちゃん。
小さい音を立てて湖面がぐにゃりと歪んだ。
その音よりさらに小さく溜息をつくと、側にあった木の根元に座り込んだ。
――どうしよう。
最初は何かのドッキリだろう、とタカを括っていた。
けれど、三浦くんも、二宮くんも本当に死んでた。
そして、山下の手には銃が手渡された。
子供の頃遊んだおもちゃとは違い、ずしりと重いそれは、鈍く光っていた。
こんなの来るんじゃなかった。
再び溜息をつき、もたれた木にこつんと頭をぶつける。
その時、突然後ろの茂みががさがさと音を立てた。
「やまぴー？」
慌てて振り返ると、そこには真っ赤なＴシャツ姿の矢代がいた。

「あ…」
驚いて立ち上がる山下に、矢代はずかずかと近付いた。
「良かったー、一緒にいねー？こんなん誰もやんねっつーのな？」
調子良く笑うと、山下の肩に手を回す。
香水の香りがつんと鼻についた。
「俺どーしよーと思ってさぁ。マジで三浦くん死んじゃうんだもん。ちょーこえーよなー。」
山下の隣に座り込むとぺらぺらと喋り出した。
Ｇパンの後ろから煙草を取り出し、1本咥える。
「あ、後藤と付き合ってるってマジ？いーなー。誰か紹介してよ。あ、俺ねぇー
石川か吉澤がいーなー。」
ぷかぷか煙をふかし、喋り続ける矢代。
「…よ…。」
「え？」
山下が小さく呟くと、矢代はそちらを振り返り硬直した。
額に、銃口がぴたりとついていた。
長い前髪に隠れて山下の表情は読み取れない。
「や…ました…？冗談だろ？なぁ？」
引き攣った笑みを浮かべて、矢代が両手を上げる。
山下は答えない。
その代わり、ただひんやりと冷たい銃をつきつけた。
「なぁ、俺が悪かったよ！今までごめん！助けてくれよ！なぁ！」
「うぜぇんだよバァーカ。」
懇願する矢代を見下ろして、山下は小さく呟いた。
パン。
静かな破裂音と共に、矢代の頭に赤い花が咲いた。

[　矢代典久死亡　残り　29人　]

簡単にカタつけすぎたかな…。
これからの山下をよろしくです。
それにしても自担、どーすっかなぁ。生かすか殺すか。

祭り見ました〜。楽しみっすね！

>>559
いろんな捉え方があると思うけど、榊祐子が居てもいなくても結局殺し合ってたと
思うよ、灯台組。みんなギリギリの精神状態だったわけだし。最後の６人になっても
結局同じような結果になってたと思う。
そういう意味で、祭りの灯台組のメンバーの揃え方は旨いと思った。
私は祭りよりやまとまの方が好きなんだけど、灯台組の顔ぶれは
こっちの方が断然惹かれるもん。
どんな殺し合いになるのか、ものすごく楽しみっ。

P･･･。
早かったな矢代･･･。
桐山Pになってほしい〜。

矢代・・「今までごめん」って・・・やっぱり・・。

矢代の使い方、痛い…

氏に方（殺され方）注目してます・・。
Ｐ萌え。

や、やまぴぃ・・・

いいわ〜辞めジュ版。ぜひ実写で見たいわ。

実写見たい！
でも無理だろうね。
っつーかバトロワ本編よりも大問題になりそうだね

矢代め！てめぇやっぱり･･･

本人出演!･･･無理だろーなー。

>>588
もちろん辞めジュも全部そのままで。

ここは探さなくてもただで読めるのが最高

あぁ矢代よ何をした・・・。

職人さま、続きを

自担はあっけなく殺されませんように…職人様…
旧ミドラーです…

前のめりに倒れて、ぴくりとも動かない矢代を、山下は静かに見下ろした。
嫌い、だった。
大嫌いだった。
昔から調子に乗ってたこいつが。
先輩ヅラして、命令して来るこいつが。
銃に跳ねた血を冷たい目で眺めた。
死んだ。
俺が、少し指先を動かしただけで死んだ。
簡単に、呆気なく。
思わず口元が緩んでしまう。
しゃがみ込んで、倒れた矢代のポケットからタバコを取り出す。
こいつに教えられて良かった物なんか、これ位だ。
「どーもありがとーございましたぁ。」
緩慢な動作で火をつけると皮肉に囁き、煙をくゆらす。
消えゆく煙を見上げたその目は冷たく、何も写してはいなかった。

うわードキドキするよーー！
職人様サイコーです。

自担もよろしくです･･･ｺｿ（金曜日組のでっかいヤツです）

夜なのに暇なので軽く書いて見ました。
でも夜なので頭が回りません…。
テンションばかりが高いです。

ホントにこれから自担どうしよう…。
いっそ出さなきゃよかった。

Ｐカッケー

Ｐ素敵…。

P男前…
職人様ステキです。サイコーですわ。
私も旧ミドラーです…自担、魔のチビクロです…(ｺｿｺｿｯ

文章読んでドキドキすんのひさしぶりかもー

職人さんの担当が気になる今日この頃

斗かな？

ちなみに、以前ここで書いてた（蛇牛版）
私の担は>>602だったりして・・・（笑）
辞めジュ職人さん、楽しませて頂いております。
頑張ってくださいませ。

>>603
なんで過去形なんすかー！？
続きめちゃ楽しみにしてるのに…。気が向いたらぜひ書いて下さい〜。

辞めジュ職人様は、辞めジュ担だったよね・・・
確かにちょっと担当気になりますね。
現ジュでは誰担当なのかしら？

なんか辞めジュ版話が現実入ってるから、せつないんだよねー。
金曜日組とかどうなるんだろー？わくわくする。

無理しないで、でも更新がんばってください〜！

全部詠みたいな。俳句の如く一気に!
すみません、先走ってます。

祭の灯台組。とりあえず野田聡美は予想つく。

原は、真西の崖に一人ぽつん、と立っていた。
眼下には黒い海がただ真っ直ぐ広がっている。
静かにそれを見下ろし、煙草を咥える。
あ、コレ大野にやっちゃえば良かったかも。
そんな事を思った自分に苦笑して、鞄から財布を取り出す。
一枚の赤い紙を掴む。
それは、京都で舞台をやっていた時に初めて手にした大入袋だった。
何度も何度も事務所を辞めようと思った。
けれど。
これがあったから。
これがあったから、俺はここまで来た。
これが俺の存在証明だ。
暫く呆っと煙草をふかすと、既にくしゃくしゃになったそれをきつく握りしめた。
そのまま右手を真っ直ぐ前に突き出す。
手の甲を空に向け、静かに指を一本づつ解いた。
真っ赤な原のプライドは、静かに海に融け込んだ。
ここまで来たけど。
見たく無いんだ。
死ぬのも殺すのも裏切るのも裏切られるのも。
「さて、と。」
小さく呟き、一歩踏み出す。
がくん、と体が重力に引き込まれた。
――なぁ、俺は弱虫かなぁ。

[　原友宏死亡　残り　28人　]

名前入れるの忘れた…。
つーかペース上げすぎか…？

自担…誰でしょうね。
辞めてます。辞めてますともちくしょう…。

ああ〜原ぁーっ・・・（泣）
＞見たく無いんだ。
死ぬのも殺すのも裏切るのも裏切られるのも。
なんか原らしい考え方だわ・・・。
＞――なぁ、俺は弱虫かなぁ。
このセリフ泣けるわ〜。

どんどん書いちゃってください！！

元平安担ですが・・・原の最後が泣ける〜〜〜っ！
なんだか京都時代を思い出してしまい、涙が止まらないっす・・・。
ちょっとＭ捨てでも見て気分転換してきます。

早く続きが読みた〜い！！

原…、カッコ良かったよ！
それでこそ原だよ！泣けたよチキショウ！

ところで、祭ってどこなんだ。
ずっと前から行ってたはずなのに、他の皆と何か違う。
だって、更新されてないんだもん。…何故？

>>616
祭バトロワのアド変えてるよ
ホームに戻って入りなおしてみて

自担まだ出てこないな〜。出発のときの様子もみんなとちょっと
違ってたし気になる。某KTKメンバーのひょろっと背の高いやつです。（ボソッ
>>611
自担が辞めると辛いですよね・・・。その気持ちわかります。
「ちくしょう」私も心の中その気持ちでいっぱいです（泣）

『外で待て』
大坂が焦燥感のあらわな文字でそう書かれた紙を握り締めて、何時間が経っただろう。
最初は濃い赤だったその文字も、今では黒く変色していた。
ガムの包み紙に書かれた大野らしくなく汚いそれはおそらく血で書かれた物だった。
あの状況で鉛筆なんか持ち出す訳にも行かなかったし、咄嗟の判断と言うやつだろう。
だから、外で待とうと思った。
なのに、二宮が死んでた。
気付いたら、めちゃくちゃに走ってた。
大ちゃんに会ったら思いっきりバカにされるだろうなぁ。
ふぅ、と溜息をついて配られた地図に目を落とす。
大坂は、東の方の集落の比較的小奇麗な家にいた。
家族構成は恐らく夫婦に子供が2人、男の子と女の子だ。
いくつか部屋を見て回って、おもちゃやら服やらでそう判断した。
子供部屋の人形やらが不気味で怖かったので夫婦の寝室らしき所に座り込んで、
地図と手紙を交互に見ていた。
何でもいいから何かで気を紛らわせていないと怖くて仕方ない。
それに、膝の上の銃の感触からも気を逸らせたかった。
「あー…もー…こわー…。」
小さく呟き、ベッドにぼすん、と寝転がった。
その時、階段を静かに上がってくる足音がした。

慌てて体を起こし、クローゼットを開ける。
どこでもいいから隠れなきゃ。
しかしこの部屋で唯一隠れる事の出来そうなそこには、良くわからない沢山の健康器具が
押し込まれていた。
――使わねぇモンは捨てろよ！
心の中でまだ見ぬ（一生見ないままだろうが）夫婦を罵倒して、必死に部屋を見回す。
窓の向こうには何も無い。
ベッドの下に隙間も無い。
足音は着実にこの部屋に近付いて来る。
隣の子供部屋のドアが開く音がした。
次は、ここだ。
立ち竦んだまま必死に目だけを動かす。
バタン。
隣のドアが閉まった。
すぐに、こちらのドアノブが動いた。
――俺、終わったかも。
呆然と次に起こるであろう事を考えた。
銃乱射とか？爆弾とか？
何が起こるかはわからない。
とにかく、最悪な事であろう事だけは確かだ。
ギィ、とドアがゆっくりと開いた。

ドキドキ・・・。続きは？職人さん！頑張って！

「大坂、くん？」
低めの、けれど人懐っこい声。
ドアの向こうからこちらを驚いたように見ているのは関西の村上信悟だった。
後ろ手に何かを持っていた。
銃か何かの武器かもしれない。
心臓がどくどくと鼓動を早めた。
「俺を、殺すの？」
混乱しきった大坂の質問にしばしの沈黙。
「…これで…殺せますかね…？」
呆れたように『武器』を示した。
それは、確かにウクレレだった。
なお続く沈黙に、村上が適当に弦を弾く。
ぽろん、とこの場にそぐわない間の抜けた音が響く。
「…………何それ」
脱力した大坂が座り込みながら呟く。
「………さぁ…？」
2人で呆然と見つめ合いながら小さく首を傾げた。
ぽろん、と再びウクレレが鳴った。

お笑い部隊誕生。
議長、ごめんなさい。

>>618
辛いですよね…。
ひょろっと背の高い彼は私も結構好きでした！

＞６２３
ほんとですかー！？うれしいです。彼が現役のとき私の
まわりではあまり人気なかったんですよね〜・・・。あの
笑顔がめっちゃ好きなんですよ。彼が出てくるのを
楽しみに待ってます。頑張ってくださいね！！

美獣とひなどうなるんだろー。どきどきするよー。
美獣は、大野と再会させてほしい。
あの、三村と豊のように、、。

ageてもた。

>>617
まっじでー！？
うっわ、祭、行き方もうわかんないのに。ログ見ても。
まだ見つからない皆様、ここにもお仲間がいますよ〜。
頑張って探しましょうね。

祭りはほかと一風違った感じだね。
担任もJrだもん。

議長！お前ウクレレ弾いてる場合じゃねえだろ！
議会では議長が福原になりかかってて大変なんだ！
議長でいたかったら戻ってこい！

age

爆笑！

>>569に祭りの行き方の新しいヒントあるけど・・・
それでも探せないの？

ちょっとそれあたしも思った。
めちゃくちゃ丁寧に説明してくれてるのに。
まぁ紫はわからんでもないけど・・・。
メールはやっぱりこわいって。

あ○らし（優良サイト）→リンクで電話へ→祭り

これでわからなかったらもう説明出来ない。

原がよかった・

朝6時。
突然島全体に明るい音が響いた。
「みんなーおっはー！」
光源氏のパラダイス銀河に乗せて錦織のエコーのかかった声が響いた。
「じゃ、まず死んだ人を発表しまーす。」
笑いを含んだ声に、小原はぴたりと動きを止めた。
「まず、三浦くーん、二宮くーん。」
その2人で終わると思った。
それだけでも悪夢だ。
もう充分過ぎるくらい最悪だ。
「矢代くーん、原くーん。」
――え。
どきり、と心臓が鳴った。
体温が一気に下がって、今度はかぁっと熱くなった。
「うーん、初めてにしてはまぁまぁかな。でももっと頑張れよー」
――原が死んだ？ウソだろ？
錦織が激励（ふざけるな、クソ）の言葉を贈っている間中呆然と足元を見ていた。
どうしてだよ。
あの時――教室を出るとき、笑っただろ？
大丈夫だ、って意味じゃねぇのかよ？
「…ッ…！」
くしゃ、と髪を握った。
鼻の奥がツンとして、目が熱かった。
「禁止エリアを言うからなー、ちゃんとメモれよー」
尚続くやかましい声にゆっくりと地図に手を伸ばす。
「今から10分後、Cの10。7時、Dの2…」
地図の上に数字を走らせる。
途中、何度もポタポタと水が零れた。
「――以上、頑張れよー。また12時に放送するからなー。」
ブツ、とマイクが途切れ、静寂が戻った。
蒸す洞穴の中、脱いでいたシャツを手にし、くしゃくしゃと顔を拭う。
誰だよ。
誰がやったんだ。
誰がみんなを殺したんだ。
俺はそいつを、絶対に許さない。
思い切り岩壁を手の甲で叩いた。
痛かったし、切れたのかもしれなかったけど、気にはならなかった。
矢代は、三浦は、二宮は、原は――きっともっと痛かった。

二宮が笑っていた。
三浦がまたバカ騒ぎしてた。
矢代が賭けして遊んでた。
原がつまらない冗談を飛ばした。
仕方ないから、笑ってやった。

戻りたいよ。

うう･･･
まさか更新あると思わず見たら、更新が！
なおかつ、泣かせていただきました…（涙）

私も・・・（涙）。
更新期待して待っています！

最後の戻りたいよで号泣してしまった･･･

放送を聞いた。
原くんの名前が出た。
こうなるってわかってた。
俺は止められなかった。
だって、止める理由がなかった。
ここから逃げられる方法なんて無い。
どんな言葉も一時の慰めでしか無い。
こつん、と木で作られた脆そうな椅子の背もたれに後ろ頭をぶつけた。
あぁ、矢代も死んだんだ。
無表情に天井を見上げた。
雨漏りの痕があった。
俺、あんたの事、ほんとは尊敬してた。
優しさもダンスも生き方も寒いギャグだって全部。
なのに死なれちゃ一生勝てないわ。
「…お疲さん、でした。」
ぽつん、と呟いて、少しだけ、ほんの少しだけ泣いた。
目の前の原の使っていたカップからはもう湯気は上がっていなかった。

原をひっぱりすぎ。
そして矢代…ごめん……。

職人様・・・ありがとう！ここを覗くのが最早日課と成ってしまいました。
更新待ってます。

魚谷は、北側の海にいた。
丁度うまい事陸地から死角になっている岩場を見つけたので、そこに小さく座っていた。
誰も信じられへんわ。
昨夜遅く、魚谷は生田を見た。
今井に向けて発砲した生田を。
今井を殺した生田を。
あんなガキかてやる気になってるんや。
もう誰も信じたらあかん。
落ち着き無く辺りを見回す。
生田を見てからもう誰にも会っていなかった。
誰とも喋ってもいない。
けれど、この状況で誰かに会うと言うのは危険な事でしかない。
『武器』とやらは掌にすっぽり収まってしまう程の小さなおもちゃのような銃。
威嚇程度には使えても、殺傷能力にはあまり期待できそうになかった。
がっくりと肩を落として、再び海に目を向ける。
陸も何も見えなかった。
帰りたい、と切実に思う。
その時、突然頭上からぱらぱらと何か粉のような物が降ってきた。
驚いて身を伏せ、その落ちて来るものに目を凝らした。
小さな白い鳥がこちらにちょんちょん、と寄って来る。
黒っぽいくちばしでそれを器用に突付いていた。
どうやら、パンのようだ。
そう言えば支給された食べ物に、カンパンのようなものがあった、と思う。
そう思って――硬直した。
誰かおる。
息を殺して、様子を見ようと思ったその時、真上の岩から呑気な歌声が聞こえた。
小さい頃、何度も聞いたフレーズ。
「とーりゃんせーとーりゃんせー」
そしてそれは、つい3年ほど前は毎日のように話していた声のものだった。
のんびりとした歌声が突然止まる。
「あっれぇ？うおっち？」
ぴょこん、としゃがみこんでこちらを見下ろす。
細い目をさらにくしゃっと細くして笑顔を作った。
「キタくん…？」

あぁ、また更新されてる。
一押しがやっと登場なので、とってもどきどきしてます。
セットのあの子もいつ出てくるのか楽しみにしてるので
職人さま、がんばってくださいませ。

パンダ目になっちゃうよ〜
お願い。殺さないで
けど、続き読みたい・・・複雑

北山だわ〜。やっと出てきた・・・。
展開が気になる。どーなるんだー？

辞めジュ版…、絶賛される程おもしろくないんじゃ…思いながら
今までとばし読みしてましたが、>>636の「戻りたいよ」で唖然。
皆様の言うように、この職人さんすごいかもしれない。
最初から戻ってじっくりと読ませていただきました。
辞めジュに好きな子が多すぎただけに、今まで素直に受け入れられなかった
自分を反省します。

遅ればせながら、楽しみにしていますので頑張って下さい。

ほんとこの職人さんすごいと思う。
本気でせつないもん。戻りたいよ、、、私もだ。

辞めジュ版１冊の本にして一生持って置きたいと思うもん。
元担いるし今のジュニアよりも辞めていった子たちの方が
好きだし・・・。ホントに冊子にしたいっ！！
あ〜私も戻りたいたいよ、自担がいた頃に。

age!

大丈夫や。北山は昔っからよう知っとるし。
自分に言い聞かせるように、魚谷は笑顔を作った。
北山もにこにことそれを見下ろす。
「こんなとこで何しとんの？」
相変わらずのんびりとした口調で小首を傾げる北山に、苦笑した。
「何ゆーてんの？危ないやんか。キタくんもこっち来ぉよ」
人と会話する事で、こんなに落ち着けるなんて思わなかった。
出会えたのが北山で良かった、と心底胸を撫で下ろす。
北山やったら（まぁちょっとばかし天然やけど）安心や。
「海きれーやから海で遊ぼうよ」
「そんなん日本帰ってから湘南でも行ったらええわ。連れてったるから」
北山の妙な発言に少し苛立ちながら北山の手を引く。
体を反転させて、北山とまっすぐに向かい合った。
「ほんまに？いつ？」
「イヤ、いつとかわかれへんけど――まぁそのうちに」
俺な、関東も詳しなったんよ。
そう得意げに言おうとしたが、言葉が出なかった。
ぱしゅ、と空を切る間の抜けた音が聞こえたような気がした。
息ができない。
苦しい。
「――キッ…」
キタくん、と言おうとしたがやはり言葉は出なかった。
自分の体の左胸に、小さな黒い点があった。
目の前の北山は尚笑顔を絶やさずにサイレンサー付きの銃を向けていた。
至近距離で放たれたそれは、魚谷の心臓に命中していた。
――ウソやろ？
俺、日本帰んねん。
天下の滝沢くんと番号交換したもん。
夏にな、東京の友達とボード旅行も行くもん。
小原くんと遊ぶ約束だってしたもん。
ウソや。
北山連れて、海行くもん。
関西のみんなも連れてったるから。
絶対喜ばしたるから。
死にたくない。
こんなオチ、全然おもろないわ。

[　魚谷照明　死亡　残り27人　]

ひとがしんだら、どーなるんかなぁ。
ってずっとおもってました。
だから、じっけんしてみました。

「うおっち？」
ぴくりとも動かなくなった魚谷に静かに呼びかけてみる。
無論、返事は無い。
「うおっち」
ぴょん、と小さな崖から魚谷の亡骸のある所へ降り立つ。
「うおっち」
意外としっかりした魚谷の肩を掴み、仰向けに寝かせた。
その体はまだ温かく、ただ眠っているだけのようにさえ見えた。
静かに目を伏せさせ、両腕を上半身に乗せた。
ひとつひとつ、静かに指を組ませていく。
ばーちゃん時、こんなんやったっけ。
ばーちゃんが死んだ時、おかんがこうしたら天国行ける、ってゆーてた。
俺、うおっち好きやから天国行って欲しいもん。
ぱんぱん、と手を合わす。
――これで、天国行けたかなぁ。
うおっち、一人にさすけどごめんな。
寂しないように、ぎょーさん仲間作ったるから待ってて。
静かに海を振り返り、北山はゆっくりと浜辺を歩いた。

意味不明北山。
これで北山、高橋（直）、山下の三つ巴（？）誕生です。

ところで、関西弁がまったくわかりません。
関東在住なのでお許しを…。

あと何人おるんやろ？

これ下げんとあげたままでも大丈夫ちゃう？
みんな職人さんの小説読みたいと思うよ。
iはは嫌やけど。

うおっち〜！はー今初めて元自担がお亡くなりに・・・。
元担は生き延びそうだが、はたして如何なる結果と成りますやら。
更新、楽しみにしています！頑張って！職人さん！

元祖のバトロワもきっちり読んだけど、こんなに感情移入できなかったし
切なくならなかったよ・・。職人さん、ありがとう。これからもどんどん
読ませて下さい。

このメンバーが、場所は違えど
同時代にジャニーズジュニアだったんだよね・・。
そのころジュニアファンになっていた自分に感謝。
個人的には直気再登場きぼん。

syokunin saiko

魚の死を元担(呉)がどう受けとめるかが気になります
個人的に北くんは純弥によって殺してもらいたい・・・・
言葉悪いですね、幕を閉じさせてあげて欲しい・・・そんな感じです

辞めジュ版、楽しみだったけど、何でこんな...
元担(北山)がこんな使われ方するなんて、ちょっと複雑なんですけど...

この頃私は興味なかった。
いまいち感情移入出来ない自分が憎い。
魚って何さ･･･あー口惜しや!

木場くんやめっちゃッタの？

辞めたよ。

>>661
あらお仲間発見だわ。私も北山担でしたわ。（まぁ今も
好きだけど）なんか気持ちは複雑だけど目立っててうれしい。
あっけなく殺されるよりマシかな〜って思ってます。

祭りおもくない?

j

>>661
私も北山担。
登場して、この使われ方は私にはとっても満足。
常々危なそうなやつと思っていたので。
あとは、純弥とどう絡んでくれるかだけが楽しみ。

こんなにお仲間いたなんて！(嬉)
確かにあっけなく殺されるよりはいいけど、
でも、彼のキャラ的には、すぐ殺される方が合ってるような。
私的には、危ないキレキャラはクレにやって欲しい。
魚がクレに殺されたら、それこそ泣けたけど...

辞めジュわからない・・・（金曜日組とかわかるけど）
なんか鬱だ。

あっ、辞めジュの事わかっていれば
もっと楽しめるんだろうなーって意味ですよ。

小さな電子音を発しながら、掌に乗せた液晶画面を見つめる。
そこには、大雑把な島の地図に、小さな点がいくつもあった。
殆どが白で、ぽつぽつと赤、それに一つだけの黄色の点がぱちぱちと点滅を繰り返していた。
高橋謙の支給された武器は、このレーダーだった。
黄色の点は自分、白い点は生存者、それに赤の点は敗者だと思われる。
難しい仕組みはまったくわからないが、どうやらこの首輪のセンサーとやらで生死の判別が
ついているらしかった。
今、黄色の点と重なるように白い点が表示されている。
「もう、朝だねぇ」
何と切り出して良いのかわからず、謙はそう小さく呟いた。
隣で殆ど口を開こうとしなかった滝沢がゆっくりと顔を上げる。
「っと…飲む？」
戸惑って、ミネラルウォーターのボトルを渡した。
しかし、滝沢は片手でそれをやんわりと断った。
困ったようにそれを一口あおる謙に、滝沢は目を合わせようとしなかった。

昨日の夜――直樹の言葉を聞いた。
恐怖に煽られる自分と、当然だと妙に冷めた自分がいた。
けれどやはり怖かった。
呆然と教室を出たら、謙がいた。
今までにない、真剣な表情で唇に指を当てた。
「どうしようかなぁ」
その体勢のまま呟く。
眉を寄せる滝沢に、謙はドアの外を目だけで示した。
誰かいるのか？
その答えはすぐにわかった。
考えるまでも無いじゃないか、直樹だ。
待ち伏せ、か。
その方が、確実に俺を殺せる。
再び恐怖に身を固まらせる滝沢の目の前で、譲はゆったりと独り言を続けた。
「ここにいてもしょうがないのかなぁ。滝沢くんだし、次。」
なお言葉を紡ぎながら、滝沢の手首を強く掴む。
「――え…」
言いかけた滝沢の口を塞ぐと、半ば強引に少し離れた茂みに向かって走った。

――滝沢くーん、バイバイッ。
明るすぎ。
――滝沢くんといられない。
重すぎ。
昨日の晩からグルグルと別れの言葉を考え続けていた。
謙は、絶対に直樹を止めるつもりだった。
それにはまず会わなくちゃ。
このレーダーがあるので、闇雲に歩き回るよりその可能性は高いと思う。
けれど、滝沢を連れていたら確実にそれは不可能だ。
危険すぎる。
もう既に日は随分と昇っていた。
幸運な事に（謙にとってはアンラッキーだが）、今いる所は午前の禁止エリアには
含まれていなかった。
もし、禁止エリアにさえなれば、移動ついでに別れる理由も出来るのだが――。
昨晩から殆ど口を開こうとしない滝沢をちらりと見上げ、静かにペットボトルに口付けた。

わかっていた。
こいつは、直樹を説得するつもりだ。
それには俺がいては意味がない。
だから、別行動になるだろう。
頭では完璧に理解できる。
けれど――どうしても嫌だった。
謙のこのレーダーさえあれば、誰にも遭わずにいられる。
上手く利用しさえすれば、最後まで残る事だって可能だろう。
それが汚い考えである事位、わかっていた。
助けられて、それでもなお謙に頼ってすがろうとしている自分が最低だと思った。
けえれど、気が付いたら言葉が口から勝手に零れた。
「謙、助けてくれ――…！」
頼むから、俺と一緒にいてくれ。
一人にしないでくれ。
怖いんだ。

北山…なんだかすごくごめんなさい。
特に担当の方、本当にすみませんです！
イヤ、でも私も結構好きだったり…。
ローソンビデオの和気あいあいとお好み焼きを作る関西が好きだったり…。
『オムソバ作るよーん』
に軽くやられてます、未だに。

は〜い！私も大好きだったよ！特に魚！元気かな・・・。

ユズル･･･！
いいヤツじゃ･･･。

全然担当じゃないんですけど、何故か滝沢さんを応援してしまう…
どこまで逃げ切れるんだろう…、彼…(涙)

私が応援しているのは直樹と山下だったりして・・頑張れ！と
言っていいものか。

age

ここで桜井が好きになった。
何してるんだー！？

桜井

まだ自担最初にでてきたきりです･･･
ドキドキするよお（泣）
個人的には北山がいいと思う。いまのところ。。

戻りたいよ。。。本当に、戻りたい（泣）
こんなメンバーが、本当に一緒に存在していたことが
あるなんて、それこそ物語かなにかのような気がする。

職人さん、がんばって。

嵐も出してね。

辞めじゅ、分かったらもっと楽しかったんだろうなあ。

age!omoroi

>>687
氏ね

tp://homepage1.nifty.com/yamapy/jikomanfolder/br-top.htm

sage

ありがと、手間が省けたわ〜。

ﾊﾞﾄﾛﾜ２つだけ?
辞尾のもあったら貼って下さい

屋羅出して下さい。
職人さんＭＡお願いしますね。
小原は殺しちゃって下さい。

おいおい・・・アドレス貼り付けるなよ。
ヒントから探してこそ感動が大きいんだから。
ここのスレ凄く良かったのにねぇー
なんかさぁ・・・（ため息）

職人さん、文章上手すぎです。
こんな短い書き込みで何人もの人に感銘を与えられるって
凄い才能だと思います。
頑張って下さいね、これからも応援してます。
ＨＰとか作ったとしたら絶対毎日遊びにいくのに〜。
勝手な事言ってすみませんでした。
長文すまそ。

何にしても貼り付けはトラブルのもとだから
止めた方がいいよ?>貼り付けた人
ＨＰ閉じちゃうかもだし。

私もそう思う。
良質表サイトすれみたいにならない事を願う。

伏せ字さっさと殺しちゃだーめ。

職人さま続ききぼーーーんっ

つーか、伏字主人公だろ（辞めジュ版）
出演予定者だって書いてあるし・・・
最初から読み直してね、みなさん。

リストつくってくれると嬉しいなり・・・

出演リスト >>128

７０２さんありがとう。

美獣，穴は元から出るとこでしたよー。
では矢代とキタさんも出しますね！

今んとこ･･･｡
相葉/穴沢/生田/今井/植村/榎本/大坂/大野/尾身/鎌田
北山/小原/桜井/鈴木（康）/渋谷/高木/高橋（直）/高橋（譲）/滝沢/二宮
浜田/原/町田/松本（潤）/三浦/村上/矢代/横山/山下/屋良
ウワ！多い？削除して欲しい人，います…？
でも矢代がいるんならＰはいなくちゃ駄目ですよね。

出演者リクエストしとけば良かった･･(涙)

>>705
誰なの?

きになる

p://popup.tok2.com/home/yamatoma/cgi-bin9/imgboard.cgi

だからはるなって!
皆行かないから。

ｈ

h

＞706
桜井班で、入ってないヤツの1人。

やまとま、バトロワだけリンク外されてる････

>>713
本当だ、かなりショック。一番好きだったのに・・・
やっぱり２で話題になったのが原因なのかな？
現ジュ担にとっては辛いです。

あそこだけが自担を扱ってくれてたのにな…
すでに死んでるけど（藁）

age

完結してないよー

やまとまの続き楽しみだったのになー・・・。

謙は、困ったように滝沢を見据えた。
気付いてたんだなぁ、さすが勘もいいなぁ。
と、ぼんやり思った。
何と言葉を掛ければ良いのかわからなかった。
どんな言葉であったって、滝沢と別れるという結果に変わりは無い。
国語だけでもちゃんと勉強しておけば良かったなぁ。
滝沢の深い目を見ながら、そんな事を考えた。
突然滝沢がにこり、と笑って見せた。
「ウッソだよー。そんな困るなよ？」
黒目がちな笑顔で汗ばんだ前髪をかきあげる。
「…え？」
きょとんと滝沢を見る謙にまた笑みを向けた。
「やっぱ社長、からかうとおもしろいねぇ」
あはは、と声を上げて笑った。
ぽかんと口を開けたままの謙の前で静かに立ち上がる。
「…俺、行くわ。」
黒い短銃を片手に、もう一方ではリュックを手にしていた。
まだ意味わからないと言った様子で滝沢を見上げる譲に再び笑顔を向ける。
――あぁ、言い忘れてた。
「学校ん時、ありがとう。」
短く言うと、くるりと背を向けた。
「――たっ滝沢くんっ！」
背後からの慌てた謙の声。
振り向かずに、止まった。
「えっと――俺、がんばるから滝沢くんもがんばって！」
言ってる自分でも意味がわからなかった。
がんばる、なんてこの場に最もそぐわない言葉かもしれない。
その言葉に、滝沢は肩で少しだけ笑った。
「謙もなー」
そして、振り向かないでそう言った。
振り向いたら、また戻りたくなる。
謙の側に。
誰かの側に。

あぁ、俺って演技力抜群だなぁ。
そりゃドラマで主演も演じるわ。
笑顔もなかなか良かったねーあれは。
足早に森の中を歩きながらさっきの自分の『演技』について考える。
本当は、あのまま謙といたかった。
けれど、それは謙にとってマイナスであり迷惑でしかない。
振り返ったら、まだ見えるのだろうけど。
きっと謙は心配そうにこっちを見ているんだろうけど。
それはしなかった。
いつまであるのかわからない未来を思い、少し泣きそうになった。
悲しくて怖くてどうしようもないけれど、妙なプライドがそれを止めた。

みんなが言った。
『さすが滝沢くんだね』
『滝沢くんは何でもできるね』
そんな訳ない。
俺は、こんなに情けない。
涙堪えて鼻をすすりながら森ん中歩いてるんだぜ？
笑い話だ。
けれど――一人は嫌だ。

>>719…名前入れるの忘れた…鬱。

やまとまが…やまとまがー！
URL貼り付けだけはやめてほしかったのに…。

あ、最後の行は
けれど『――』一人は嫌だ。
です。
繋がってた…！

リアルで更新に立ち会えるなんて〜。
ゆずるはいい子だし、滝様は情けなくてかっこいい…。

職人サマ、がんばってくださいませ〜

おっ更新されてる！
職人さんは学生さんか？主婦なのか？
更新時間が―まちまちですねぇ。

＞724
ま、いいじゃないか。
そんなことは…（ポンポン）

やまとまもう読めないの？新しいの書いたら復活するかな？

>>708
のアドって何？やまとまじゃないし・・・。

蛇牛版も読みたいんだけど、続きはもうないのかしら？（涙）

やまとま、お気に入りからも行けないなんて。
閉じちゃったの？ あんなところで止めたままで？
ずーーーーーっと続きを待ってただけに、大ショックです。
アドレス貼り付けられた後だけに、すごく嫌な感じ。

職人様！更新ありがとう！
辞めジュ版・・・ずっと最初から読んでいます。今後も宜しくお願いします。

tp://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/6298/pino1.htm

さーいーあーくー！！！！！！！！！！！！！！！

sage!!!!!!!!!!

sage

sage

SAGE

とんだ。

とんだよ。

もう直ってます　>>738

やまとま･･。
悔しすぎる。貼るの勘弁だよ･･･。

うわ、ほんとだ。
無い。

続き気になってたのに…。

やまとまの掲示板に終わったんですか？
っていう書き込みあったよ

やまとま貼った奴サイテー！
更新されるのずーっと楽しみにしてたのに…。

そんなに楽しみにしていたなら管理人にメールでも出せば？

７４５さん
言い方きついよ。

誰か新しく書いて・

みんな・・・
小原は黒い銃を眉間に刺すように当て、指を動かせた。
パン、という音とともに全てのゲームが終了した。
もう、誰もいない。
誰もいない。

小原の死体は切ない夕日に照らされ、もう見る事は無い
明日に手を差しのべている様にも見えた。

さようなら、みんな。
また逢えたらいいな。

−−−−−−−−−終了−−−−−−−−−−−

終わってる、いきなり。

http://www.geocities.com/reckreck123/

早く帰ってきて！職人さん〜！
クダラナイ偽者が徘徊しています。

sage

でもちょっとまじかとおもった・

それは幾らなんでも職人さんに失礼ね！＞７５３

結構うまくない？この人。

750だれか逝った？大丈夫？

>>756
紫じゃないよ。

じゃ何？

さあ？何だろう・・・。前もやまとまって貼られてたURLも
やまとまじゃなかったし。私は見る気ないんで。

ブラクラじゃないの？

そっか、恐いからやめとくよ。
ていうか何で紫なの？糞ＨＰじゃん。
管理人からして糞だし。逝ったこと無いけど。

ブラクラなの？

きになってしょうがない・

>>761
結構紫のバトロワおもしろいよ。
私は好きだよ。

誰が主役？詳細きぼん。なりきりでないことを祈る・

ココ荒れちゃったね〜。殺し合いの話を好む人たちが
集まってるのにマターリしてて好きだったのになー。

糞職人＝糞ＨＰ

−−−−−終−−−−了−−−−−−−ｺﾞﾙｱ

職人様
まだ執筆の時間ではあらしゃいませんか？
（貴族風

■滝沢はヒガシと誕生日を過ごしていた■

>>765
今のところ誰がメインってよくわかりません。
色んなJrの視点から描かれてます。でも嵐がメイン
かもしれません。一応嵐のHPみたいなんで・・・。

△＿△
（・ v ・）←バトロワヒッキー
￣￣￣￣
逝ってよし！

>>770
嵐の誰ですか？誰かもう死にました？

厨房うざいよ逝け

>>636の死亡した人の中に、つが入ってなくない？

あげ足とらなーい！

早いとこ回して引越したいよ・・・ふ〜面白かったのにね。ココ・・・。

次の名前変えればいいじゃん。
厨房こないよ

職人さんf来て下さい・

「パトレロリエル」とか？

さっきのURLブラ蔵じゃなかったよ?

職人さん、もうここは嫌になってしまわれたのですか･･･？

続き楽しみにしとるからな〜

あまりプレッシャーかけるのもなんだし
おとなしくsageて待っとこうよ

やまとまの貼り付けた奴、まじで許さない。
消化不良のままじゃんかよ。

あ、ごめん、それアタシだわ。>>785
親切心で。みんなのwwwだべ。

でも辞尾と祭りは他の人。

７８５
怒らないであげなよ。
でも閉じちゃったのは確かだからねぇ。
復活して欲しいな。

　　　　　　　　　　||￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣||
　　　　　　　　　　||　ごめんなさい。 　　 Λ_Λ　　わかりましたね！
　　　　　　　　　　||　　　　　　　　　＼　(ﾟ∀ﾟ*)
　　　　　　　　　　||＿＿＿＿＿＿＿＿⊂⊂ |
　　∧ ∧　　　 ∧ ∧　　　 ∧ ∧　　　 |￣￣￣￣|
　 ( ﾟ∀∧ ∧　( ﾟ∀∧ ∧　( ﾟ∀∧ ∧ .|　　　　　　|
〜（＿( ﾟ∀∧ ∧ __( ﾟ∀∧ ∧__( ﾟ∀∧ ∧￣￣￣
　　〜（＿( ﾟ∀∧ ∧＿( ﾟ∀∧ ∧＿( ﾟ∀∧ ∧ 　　ごめんごめんごめんごめん
　　　　 〜（＿( ﾟ∀ﾟ＠｀)〜（＿( ﾟ∀ﾟ＠｀)〜（＿( ﾟ∀ﾟ＠｀)　　ごめんごめんごめん
　　　　　　〜（＿__ﾉ　　〜（＿__ﾉ 　　〜（＿__ﾉ　　ごめんごめんごめん

けんかしたいならよそいけよー

バトロワＨＰヒントで十分探せた筈。
アドレス貼り付けるのは親切とは言えない。
ただの荒し行為です！ここ優良スレだったのに・・・
最低>>786

７８８ってまじでいい人。

だってその方が簡単だし。

もなーかわいい。

自作自演はいいです。
２のルールを理解してから出直してきてほしいですね。

どこが自作自演?
どれとどれ?

てめえ厨房だろ・

私も知りたい。
どれが自作自演だ？？

おう呼んだか?

呼んでないっすよ

うわ、日記度まで来た！

すぐはは〜ん自作自演か･･･って言う人って痛いよね。
証拠も無しに。

８００超えたぞ。
続けるなら次スレ作れよ。

うわ、沈まねえよ

同意>>802

今度はサトラレだかサラトレだか忘れたけど
それのパロディーでも書いたらどーでしょうか？

誰が刷れ立てるの?
それとももうここでおわり？

何それ?

800越えたけどどうします？

>>808
そろそろ公開するやつ

もうこのすれも終わりだな・・・

映画?どんなやつなの?

安藤政信がでるやつ>>812

お引越しきぼーん。フツーにバトロワにしようよ。
マターリいこうよ、マターリ。

無理

>>806
誰が書くんだよ

スレタイトル、わかんないのにしない？

どんな話なの?ごめん、質問ばっかで。
詳しく無いんだ。

つーか冷めちゃった。

つくります

て優香。
やまとま･･･

子供を?

この状況、職人さんも辛いよ。
もーやめない？

進展がおそい、この職人・

>>824
ごめんねじゃあもうかかないよばいばい

結局やまとま一番だよね。
ふぅ。

職人叩きはやめなされ

私も楽しみだったから続けてほしいな…

うわ、職人さん?
それともなりきり？

お引越し
http://saki.2ch.net/test/read.cgi?bbs=jr&key=986468728

駄目だよ、もう終わりなんじゃない？
嫌なおわりかた。

粘着質

逝って良し

最悪な終わり方だNE！

バトル開始！

さあ2chネラーが燃えています!

戦う前に引っ越せよ

>>837
引越ししてます

引っ越しそばに血が！！

>>838
移動できてない人に言ったんだけど・・・
気にさわったんならスマソ

引っ越しそばに肉片が！！

>>840
いえいえ、怒ってませんよ。丁寧な人ですね。

へみっ

引っ越したスレに書き込んですみません。
このスレこそ、さげ専にした方がいいのでは？