「平均」の意味、大学生の24%が理解せず
・大学生の24%が「平均」の意味を正しく理解していないなど、基礎的な数学力、論理力に大きな課題があることが、
日本数学会(理事長・宮岡洋一東京大教授)が実施した初の「大学生数学基本調査」で明らかになった。
・調査では小中学校で学ぶ内容を中心に、論理的な文章の読解や記述力、基本的な作図力を問う5問が出題された。
・その結果、全問正答した学生は、わずか1・2%だった。
・中3レベルの問題の正答率は19%。小6で学ぶ「平均」についても、中堅私大では半数が誤答だった。
(2012年2月24日20時19分 読売新聞)
大学生の数学力:24%が「平均」理解せず…初の学会調査
・数学の基礎学力や論理的思考力が十分身についておらず、24%の大学生が、小学6年で習う「平均」の
考え方を尋ねる問題が分からなかったことが24日、日本数学会が実施した「大学生数学基本調査」で分かった。
・同学会理事長の宮岡洋一東大教授は「『ゆとり教育』と学力試験を課さない推薦入試の増加が学力低下に
拍車を掛けた」とみている。(共同) 毎日新聞 2012年2月24日