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39エリート街道さん
>>38
の続き

そのくらい私大が滑り止めとして機能しない時代だったのだよ。
これは都市部の私大に限らず、地方の私大でもレベルが上がっていた。

だから、地方国立大(旧帝含む)のレベルが下がったというようなことは考えにくいし、
実際、難易度は高かったのだろうと思う。

ただ、この時代の特徴として、
早慶等のトップクラスの私大については、第一志望として目指した人たちも
いたと思う。たいていは決定的な苦手科目があるが、
得意科目については成績上位だった人たちだろうと思うが、
そういう人たちは、早計クラスに合格していたのではないだろうか。
そして、彼らは実際、特定分野では優秀だという印象がある。
また、早計クラスでは、地帝クラスを目指さずに、早計を第一志望にした人たちも少なからずいたのだと思う。
彼らの中にはやはり優秀な学生もいたと思う。これは「両方受かったらどっちに行く対決」からみても
明らかだと思う。もっともあのデータはサンプリングの仕方によって随分変動しそうではあるが。
(特に、早計と地方国立大の比較は、サンプリングデータが関東圏の学生が多いか、
地方の地元学生が多いかによって、結果が大きく変わる。)

こういったことは、マスコミが私大バブルを煽ったから起きたのではないかと思われる。
つまり、一部の学生の間には、偏差値操作された私大のランキング表を見て、
私大の方が国立よりレベルが高いと都合の良い勘違いをし、
親は「国立に行って欲しい」という説得に対しても、
国立と私立が別々に書かれた偏差値表を見せて、
「私大の方がレベルが高いよ」と言って説得していたのだろう。
しかし、本音は「科目数を減らしたいから...」だった人が多かったのだろう。