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エリート街道さん:
ナベツネの話題が出ているのでちょっと彼にふれておこう。
実はナベツネさんには二、三度会って話をしたことがある。
そのときの印象を簡単に書いておく。
意外に思ったのは、球界の将来について彼は、こちらが思っているほど
唯我独尊的な考えを持っているわけではない、ということだった。 、
もっと球界全体のことを考慮して発言すべきではないかと詰問すると、
「それはコミッショナーの仕事だろう。俺は巨人のオーナーなんだから、巨人びいきに
ものを言うのは当り前じゃないか。」と口泡を飛ばして返す。
放言しまくり上機嫌だったナベツネだが、「西武の堤オーナーについてですが」と問いかけると、
一瞬、彼の顔がくもった。
どうも堤というのはあのナベツネをしても、口に出せない「何か」があるようだ。
それまでの上機嫌ぶりはどこへやら、「もうこれくらいでいいだろう」と言って席を立った。
多分、気楽な雰囲気では話せないものがあるのだろう。
(ちなみに、ナベツネさんとは、むろんサシで話を聞いたわけではない。
堤と違って、ナベツネは一応元新聞記者なので、うまくチャンスが作れれば、
一般人でも彼と会って話をすることはそう困難なことではない。) 例えると今話題になっているお隣の独裁国家の
体制によく似ているといえるだろう。
つまり第一に内部告発が出来にくい体制を整えたことで、仮に内部告発があった場合、
それが誰から漏れたものかが明確に判断できる構造にしたことが挙げられる。
それでは退職した社員が造反した場合はどうなのか。
これに対しては万が一にも「謀反」を企むことがないよう、管理職に登用する際、家族・親族まるごと
西武グループで抱え込み、彼らを「人質に取る」ことで勝手なことを許さない「無言の圧力」を
作り上げてしまったというわけだ。