>>845続き
東京六大学がそれこそ華でしたから。それで、早稲田用にもらった受験料を立教の経済学部に、慶応用にもらった受験料を法学部の受験料に充てたり
いたしまして、親には立教の社会学部だけを目指すように言っていたんです。そんなことで、親にもらった受験料を全部立教に振り分けてですね、それで受けて、
通ったのは社会学部の補欠だけということでありました。いずれにせよ、長嶋さんとあそこで出会わなかったら、立教大学という学校はそんなに知らなかったですし、
いざ実際に受けるとなりましたらば、キリスト教系の学校だということを初めて知ったくらいです。そういう中で、要するに長嶋さんの後輩になれたというだけで、
僕は有頂天でしたからね。とにかく、これは長嶋さんが導いてくれた、と、いうぐらいに思っておりましたので、長嶋さんとの出会いがなかったら、
きっと、東京六大学には行かれなかったんじゃないかなと、自分の中で、入学式迎えた時なんかに非常に強く思ったわけです。
学校に行ったりしますと、小さいキャンパスではありますけれど、なんとなく、池袋の雑踏から離れたところに、ちょいとした緑があってみたいなところで、
長嶋さんの歩いたところは全部歩いてみようと、4年間で、というふうに思っていたわけです。