けいりたんが一日一回あげるスレ(暇)

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231みんとぶるう ◆85wvnHAKKA
雌奴隷市場 サディスティンVSバルバロイ
都内にある秘密倶楽部に男が辿り着いたのは会議が終わって程なくしてからだった。
男の名は田岡、昼間の顔は株式会社三河産業の営業部部長だが、退勤カードを
押し、愛用の黒縁眼鏡を外してからは色グルメとしての顔に変わる48才だ。
性道3段、既に黒帯だ。
個人タクシーに扮した送迎用車から降りると、一見ただの古い民家のような佇まいの
建物に辿り着く、時間にして15分程度か。
しかしここが不夜城になっていることは一部の選ばれた層しか知る由はなく、
会員以外には一見さんお断りの料亭ということになっている。
手荷物を入り口で預け、予約確認が終わる。
しかしここからが田岡の正念場だ。
蝋燭程の照明しかない軋む廊下を進むと、その屋敷に住み着く妖怪は姿を現した。
232エリート街道さん:04/09/01 00:47 ID:r/tuD8BF
田岡という苗字に妙なリアリティがあるね
233みんとぶるう ◆85wvnHAKKA :04/09/01 00:47 ID:sqhI9oPK
妖怪、くわえじじい。
落語家の林家彦六師匠に酷似したろくろっ首で、ターゲットを設定すると執拗に伸ばした
首で追ってくるという恐ろしい妖怪で、噺が終わるまでに捕まってしまうと、
人間を駄目にされてしまう。
「来たッ!!」
田岡は走った。
これまで何度も逃げおおせてきたが、捕まらないのがここでのプレーを堪能できる
資格となるのだ。
20万円もの予約料金を支払いながらも半数以上の男がくわえじじいの餌食となっている。
「なーがーやーの、みーなーさーまー」
廊下を一心不乱に逃げまどう田岡、とバランスを崩した田岡は、角の部屋の襖を思わず
突き破ってしまう。
そこにいたのは天井から繰り人形の体勢のまま、女王様に孔雀の羽根で乳首を硬くされて
御満悦の、桂歌丸師匠そっくりの男であった。
234みんとぶるう ◆85wvnHAKKA :04/09/01 00:48 ID:sqhI9oPK
「あッ!!」
田岡は倒した襖からくわえじじいの顔が伸びてくるのに気付いて別の襖から逃走した。
今夜の犠牲者はその客のようである。
さて、無事ハードルをクリアした田岡が目指していたのは日本庭園の中に設置された、
薪能の舞台である。
「お待ちしておりました」
田岡の到着を確認すると、三人仕丁がかがり火を点けて回る。
そして田岡が左大臣、右大臣の案内で舞台に上がったのを見計らって、出囃子と共に、
能面以外全裸の女王様、桜姫が登場する。
京都の公家出身の女王様はひどく恥ずかしがり屋で決して能面を外す
ことはないが、その身のこなしや言葉遣いは確かに貴族のものであった。
「苦しゅうない、脱いでくりゃれ」
足下でひざまずく田岡はいそいそと脱衣篭に着ているものを畳んで入れると、
桜姫の猥褻な視線に早くも身をよじらせた。
「いざ参らふ」
ピシャリ、と田岡の背中に挨拶代わりの鞭が入る。
「ぐうッ!!」
235みんとぶるう ◆85wvnHAKKA :04/09/01 00:48 ID:sqhI9oPK
数発鞭打ちが終わると、桜姫は素足で田岡を転がすと、既に膨張した
男性自信をいとも無造作に踏み付けた。
「ふんッ、はぁッ!!」
それからかかとで体重を緩急をつけながら乗せていきつつ、
「ほほほほほ、よがっておるわ、よがっておるわ」
田岡の視線は桜姫のクレヴァスに注がれていたが、それを見逃すことはなかった。
「何を見ておじゃる!!」
腹にまた鞭を打たれ、田岡は謝罪した。
飴のような時間が半時も過ぎたころ、桜姫は三人官女らが差し出した杯を
後ろを向いてくっと飲み干してから、さっと手を挙げた。
途端に五人囃が演奏を始める。
「さぁ、いざ参られよ!!」
酒のせいか、桜姫は名前の通り全身をなまめかしく染め、田岡を招き入れた。
「クウッ、締まる!!」
「イヨ〜オッ!!」
ポン、ポンポンポン、ポン、と鼓の音に合わせて桜姫が腰を動かし、
田岡が太鼓に合わせて乳房を揉む。
236みんとぶるう ◆85wvnHAKKA :04/09/01 00:49 ID:sqhI9oPK
腹の底から絞り出すような歌謡に酔いしれる田岡はもう既に平安の詩人となっていた。
濡れ光るクレヴァスが田岡をなおも締め上げ、本茶臼から宝船、乱れ牡丹の
体位へと流れるさまは、まさに我が国の一代SEX史に名を残すものといって良かった。
桜姫の名古屋城の鯱を思わせる反り具合に田岡もサンシャイン60だった。
「オオオッ、エエわぁ、エエわぁ〜」
田岡は桜姫の第2の女性器でもある耳を執拗に舐めながらヱクスタアシイの階段を
駆け昇った。
「これがノブム・オルガズムという物だ!!」
ドン、ドンドンドンドン!!
「うおおおおお、オ×コとライブ1985!!!」
と、そこで桜姫は腰を浮かせて田岡を抜き取ると、またしても土踏まずの部分を使っての電気アンマ
に持ち込んだ。
「射精いたしませ!!」
「クウッ、諸行無常!!」
ドベシャアアアア!!!
怒濤のVフィニッシュを完成した田岡と桜姫に仕丁が駆け寄り、足や腹に散ったザーメンを
懐紙で手早く拭き取ると袂に仕舞ってそそくさと立ち去った。
一面の夜桜が舞い散る中、辺りは再び静寂に包まれた。

帰りの車内、田岡は桜姫との契りの時に付いたスーツの花びらを払いながらも、
担当忍者による一部始終を撮影したビデオテープを手に取り、一人ほくそ笑むのだった。

(完)