http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1306/05/news040.html 米国際貿易委員会(ITC)は6月4日(現地時間)、米Appleの一部の製品が韓国Samsung Electronicsの特許を
侵害しているとして、米国への輸入・販売の限定的差し止め命令を出した。
差し止めの対象となったのは、米AT&T版のiPhone 4S、iPhone 3GS、iPhone 3、初代iPadとiPad 2の3G版と、
すべて旧モデルだ。ITCは、これらの製品に使われている部品がSamsungの通信関連特許(特許番号:7,706,384)
を侵害していると認定した。
この決定は最終的なもので、米AllThingsDによると、この決定を覆すには、米連邦政府か米連邦巡回控訴裁
判所に異議申立てを行う必要があるという。
ITCの決定はバラク・オバマ米大統領と米通商代表部に送られ、60日のレビュー期間中に承認されれば実施さ
れる。
AppleはAllThingsDに対するコメントで、異議申立てをすることを明らかにし、「今日の決定は米国におけるApple
製品の販売に何ら影響を与えない。Samsungは世界中の裁判所が却下した戦略を使っている」と語った。
台湾の公平交易委員会(公正取引委員会)は25日、米アップルの台湾子会社に対し、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を販売する通信業者の自由な価格決定を妨げているとして、罰金2千万台湾ドル(約7千万円)を科した。
スマホをめぐるアップルの商法に罰金を科すのは世界で初めてという。(朝日新聞デジタル)