http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYE8AP02R20121126 米アップルは米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に対し、同社が韓国サムスン電子を相手取って争う特許侵害訴訟の対象に
「サムスン・ギャラクシーノート II」など6機種を新たに加えるよう書面で申し立てを行った。
23日付の同書面によると、アップルはこのほか基本ソフト(OS)アンドロイドの最新版「ジェリービーン」を採用した「サムスン・ギャラ
クシーS III」、「サムスン・ギャラクシータブ 8.9 ワイファイ」、「サムスン・ギャラクシータブ II 10.1」、「サムスン・ラグビープロ」、
「サムスン・ギャラクシーS III ミニ」を訴訟対象に含めることを求めている。
同裁判所の陪審団は8月24日、アップルとサムスンの特許侵害訴訟でサムスンの特許侵害を認め、同社に対してアップルに10億
5000万ドルの賠償金を支払うよう命じたが、両社は現在も、同地裁でさらに2件の特許侵害訴訟を争っている。
今回問題になっている特許訴訟第2弾については、アップルが今年2月にサムスンの「ギャラクシーネクサス」など一連のスマート
フォン(多機能携帯電話)およびタブレット製品がアップルの特許8件を侵害しているとしてサムスンを提訴。サムスン電子もこれに対
し、アップルの「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」が自社の特許8件を侵害していると逆提訴していた。
アップルが今回、サムスン製品6機種について訴訟対象への追加を申し立てたことについては、今のところサムスン電子のコメントは
得られていない。
海外の投資銀行がサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS4」の今後の販売見通しを悲観するリポートを発表したことを受け、サムスン電子の株価は7日、前日比6.2%暴落し、142万7000ウォン(約12万3900円)で引けた。
サムスン電子の時価総額は同日だけで15兆2000億ウォン(約1兆3200億円)減少した。
他の電子・IT銘柄も連れ安し、スマートフォンに過度に依存するサムスン電子、サムスン電子への依存度が高い韓国経済の問題点が浮き彫りとなった。(朝鮮日報日本語版)