http://japan.cnet.com/news/service/35019291/ Appleのオンラインサービスは2000年の開始以来、何度かの変遷を遂げてきており、当初のiToolsから.Macへ、さらにはMobileMe
というサービスへと姿を変え、現時点でそのドメインはme.comとなっている。そしてAppleは最近、MobileMeをiCloudへと移行させ、
icloud.comというドメインを新たに使用するようになった。しかしこれまでのところ、ユーザーは今まで通りのme.comアカウントでサ
インインする必要がある。Appleは米国時間7月16日、ユーザーがicloud.comドメインをアカウントとして使えるようにするための移行
作業の開始を発表した。
MacRumorsが伝えたところによると、16日付けで公開された「iOS 6」の第3ベータ版における変更履歴(changelog)には、新規およ
び既存のiCloudユーザーがicloud.comを使用できるようにするという段落があるという。
iCloudのメールを利用するユーザーはicloud.comという電子メールアドレスを使用できるようになった。また、Apple IDを新たに取
得したり、iCloud上のMailを初めて有効にするユーザーには、(ドメインが)me.comという電子メールアドレスではなく、@icloud.comと
いう電子メールアドレスが自動的に割り当てられるようになる。さらに、iOS 6の第3ベータ版で@me.comのアドレスを使用している
iCloudユーザーには、その@me.comアドレスに相当する@icloud.comの電子メールアドレスが割り当てられる。
この段落からは、電子メールアドレスやユーザー名として@icloud.comがもうすぐ利用可能になるということが読み取れるものの、
これまでにiOS 6を使ったことがない、あるいはiOS機器を所有していない既存のiCloudユーザーがどう扱われるのかは明らかにさ
れていない。Appleはすべてのユーザーに対して、この新しいドメイン名を割り当てるだろうと予想できるものの、現時点の情報は
iOS 6のユーザーが対象であるということを示唆している。
さらに、@mac.comや@me.comという従来からのドメインがどうなるのかについては一切述べられていない。これらのドメインについ
ては無効化されるため、ユーザー自らが連絡先の変更を通知して回る必要が出てくると予想する声もある。こういったことを懸念す
る向きもあるものの、過去における@me.comへの移行時には@mac.com