http://news.mynavi.jp/news/2012/04/16/052/index.html アップルは13日付けで、このところ流行しているマルウェア「Flashback」の削除ツールおよび同削除ツールを含むJava for Mac OSの
アップデートを公開した。同社のサポートWebサイトおよびソフトウェア・アップデートなどから入手できる。
「Flashback マルウェア削除ツール」は、Flashbackマルウェアのもっとも一般的なバリアントを削除するもの。Javaをインストールして
いないすべてのMacユーザーに推奨とされている(なお、JavaがオプションとなったのはOS X Lionからなので、このツールが対象と
するのはOS X Lion環境でJavaを追加インストールしていない場合ということになる)。Webサイトからダウンロードする場合のファイル
サイズは356KB。
OS X Lion用の「Java - OS X Lion 2012-003」も同様にFlashbackマルウェアのもっとも一般的なバリアントを削除する。このアップ
デートではまた、Javaアプレットの自動実行を無効にするJava Webプラグインが含まれている。Javaアプレットの自動実行を有効に
するには、「Java環境設定」アプリケーションを使用する。なお、Java Webプラグインがどのアプレットも長期間まったく実行されな
かったことを検出すると、Javaアプレットは再度無効となる。Webサイトからダウンロードする場合のファイルサイズは67.2MB。Javaを
インストールしているすべてのユーザーに推奨とされている。
Mac OS X 10.6用の「Java for Mac OS X 10.6 Update 8」も、Flashbackマルウェアのもっとも一般的なバリアントを削除する。また
同時に、Javaアプレットを使用しない場合はWebブラウザでJava Webプラグインを無効にすることが推奨されている。Webサイトから
ダウンロードする場合のファイルサイズは80.2MB。
"Flashback"は2011年9月に発見されたMac OS Xを標的とするマルウェア。4月初頭の時点で約60万台の感染が報告されたが、
その後Javaアップデートによる脆弱性の解消、各社からの対策ツール公開により感染拡大は一段落したものとみられる。それでも
12日時点でまだ約27万台の感染が報告されており、まだ対策をとっていない方には本ツール・アップデートによる速やかな対処を
お勧めする。