【THE】同族会社からの脱北2【NORTH KOREA】

日○電波工業

上場企業だがやや小規模のメーカー。
工場に創業者の銅像がある。
今の会長、社長は兄弟。
二人共慶應卒で、癖はあるがリーダーシップのある優秀な人。

だが、会長・社長の指示が絶対だから、管理職のご機嫌伺いが気持ち悪いレベルに達しており
部下にはそのしわ寄せとしてパワハラ・左遷・責任転嫁等何でも有り。
その文化が社内の隅々まで浸透していた。
いわゆる体育会系で、裏で徹底的に同僚の悪口を言い合う底辺連中が多く、
俺が知る限り、悪口言われない人間はいなかったな。

俺は極力他人の悪口は言わないタイプだったから、普段お世話になっていた数少ないいい人の
悪口を聞く事がつらかったし、そんな奴らに、無理矢理行動を
合わせざるを得ない自分にも耐えられなかった。
加えて、一生あんな卑屈には働きたく無かったから、将来絶望しかなかった。

結局他のメーカーに転職できたので
今では苦い経験として笑って振り返る事ができるのが幸せ。

尚、丁度今業績最悪なので、潰れないかわくわくしている。