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名無しさん@引く手あまた:
員弁郡東員町山田の化学会社「オキシラン化学」三重工場で
昨年七月二十三日夜、洗剤などの原料を試作製造中にタンクが爆発し、
従業員の男性=当時(56)=が全身やけどなどの重傷を負った事故で、
県警捜査一課といなべ署は二十四日、業務上過失傷害の疑いで、
元工場長の男性(61)▽製造手順書の作成責任者だった
技術課長代理の男性(58)▽製造手順書の作成者だった技術課員の男性(27)
―の三人を津地検四日市支部に書類送検した。
調べでは、三人は昨年七月二十三日午後九時半ごろ、同工場で、
洗剤などの原料「α―オレフィンオキサイドC8」を試作製造する際、
ステンレス製の分離タンク内の壁面にさびが付着していたにもかかわらず、
高濃度の過酸化水素水を含む廃液を投入。
過酸化水素とさびが化学反応して生じるガスを多量に発生させて
タンクを爆発させ、従業員の男性に全身やけどや頭蓋(ずがい)骨骨折など
のけがを負わせた疑い。
県警によると、三人は、消防法で定められている二年に一回のタンク内の
点検などをせずに手順書を作成して試作製造をしていたといい、
「さびと過酸化水素が化学反応を起こして爆発する危険性は知識としては
知っていたが、タンクの材質確認はしていなかった」
と容疑を認めているという。
同社は「担当者が不在なのでコメントできない」と話している。