★★★ ビルメンテナンスPart71 ★★★

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5(`A´)やらぬが勝ち
【行ってはならない現場】
ビルメンの唯一のメリット。それはマターリ生活のみ! ただしそれも現場次第。「ハズレ」を引くと1日中
駆けずり回り仮眠も明休も取れない羽目になる。「忙しい方が勉強になる」はウソ。当スレがまとめた行っては
ならない現場。

■病院、ホテル、百貨店(=ビルメン三大重労働)。 工場
■資格の必要な冷凍機(夜間蓄冷熱含む)、ボイラー、コージェネのある現場
  (中でも早朝深夜に発停するところはS級の最悪)
■超高層、高層、大規模。規模は小さくても築年数の古い建物
■1つの現場に複数の会社が常駐。防災センターに常駐する現場
■消防用設備点検(法定)、汚水・受水槽清掃等、下請けのやるべき仕事を自前でやっている
■新規契約、立ち上げ現場(新築を含む)
■人の入替わりが激しい、人間関係がおかしい、無意味な慣習を続ける現場(ビルコンがあるのに
 遠方発停やタイムスケジュール動作を禁止、水槽のフタを毎日開けるなどヒマな時代の慣習を続けている)
■ビル管理の他にマンション管理もやっている(会社として手を出しているのも含む)

<<上記の現場を避けつつ、かつ出来ればこだわりたい現場のチェックポイント>>
○吹抜け、エスカレータが無い ○エレベータ、防火シャッター、自動扉、冷却塔が少ない ○3〜5人の現場(※小規模、
小綺麗で人員の少ないビルを狙えって事。例:新橋のボイラー協会の建物が上限) ○電気、配管、熱源、
機械等の定期点検、修理、清掃等は専門業者委託 ○宿直がない ○土日正月休み(ビル自体が)
○電気主任は保安協会委託 ○熱源は地冷 ○契約外の仕事、オーナーの雑用や物品購入が無い
〇工業高卒崩れ・職人崩れが少ない ○危険物は法適用外 〇平均年齢が若すぎず高齢すぎず
○常駐は地上で窓付き ○待機中に資格の勉強が可能 〇休憩時間は外出可能 ○ビル内に食堂があり
ビルメン社員も利用可 ○管理室にネット・TV・冷蔵庫・レンジ・給湯。機械室に洗濯機。社用携帯貸出

会社で選ぶと「ハズレ」を引く可能性は大きくなる(問題のある現場、社員が行きたがらない現場に配属
される)。ビルメンは現場が全て。これが真実であり現実。現場を選ぶこと。「ハズレ」を引いたらすぐに
退却(転勤を希望、ダメなら早期退職)する決断も必要です。
6(`A´)やらぬが勝ち:2007/07/17(火) 23:52:33 ID:bpoyC5Hp0
【設備ビルメンの沿革と今後】

(戦前〜戦後)
 ・ボイラーマンとして主に工場に生息。人力で石炭をくべる重労働だった。
(高度経済成長期)
 ・液体燃料の普及でボイラーマンの仕事は主に監視業務へ移行。
 ・オフィスビルや商業施設の増加でビルメンテナンス市場の拡大。
(バブル期)
 ・ビルオーナーは土地や建物をもってるだけで資産が値上がりする時代。大型開発。オーナーや不動産の
  担当者は、おおらかで神のような存在。
 ・ビルメンも豊かなオーナーのおこぼれをもらってゆとり生活。ビルメン最盛期。
 ・無資格でも高齢でもどんどん採用された。この時代に入社した者は現在「ビルメン王」になっている率が高い。
(バブル崩壊後)
 ・民間オーナーの経済環境悪化。ビルメンテ契約額が下がりはじめる。
 ・しかし、公共施設は依然としてマターリしていた。
(規制緩和・小泉改革後)
 ・過当競争。質の悪い激安業者や「貰い屋」の入札参入で待遇悪化。ビルメン従業員のワーキングプア化。
 ・資格のいらない冷凍機、ボイラーの拡大。電気主任技術者の掛け持ち可能。
 ・地冷の増加により、熱源の運転が必要ない現場の増加。
 ・契約額のさらなる低下、人員削減、マターリ現場の急激な減少。ビルの全ての雑用を引き受けるなんでも屋に。
(2007年)
 ・東京の景気回復で、東京地区だけ突然人手不足に。大手までハロワで求人活動をはじめる。
 ・釣り求人(配置するつもりの無い優良現場を掲げて釣る)、求人の内容と実態が違う等の例も出ている。
(ビルメンの今後=あくまでも予想)
 ・徹底した自動制御化。中央監視、無人監視システムの対象拡大で常駐不要、無人化?
 ・全館的絶縁監視システム普及により停電検査の省略化。自動点検システムによる点検自動化?
 ・地冷の普及により熱源設備の不要化?
 ・LED照明等、消耗品の寿命半永久化による小修繕作業の不要化?
 ・資格者制度、責任者制度、主任者制度の一層の規制緩和により選任者等の不要化、外部監視、常駐不要に?