最近注目されるようになった診療情報管理士は まず言っておくが国家資格ではない。
かなり昔からある職業だが、平成12年度に「診療録管理体制加算(30点)」が
施行されたのをきっかけに病院からの需要が一時的に増しているだけ。
大きめの総合病院に1〜2名居れば十分だ。たかが30点、重要視していない病院も多い。
仕事自体は医療事務のようにレセプトも無いし、楽なので
一度入った人間はなかなか辞めないからポストの空きがなかなか出ない。
よって今から診療情報管理士になろうとしても遅いし、無駄。
名前だけは立派な国家資格でもないこんな資格を取るのに2年と20万の費用がかかる。
取得は簡単で専門学校と日本病院会の通信教育の2種類がある。
通信教育はテキストを読んでレポートを提出×2回と
全国で行われるスクーリングに出席して、終了試験を受けるだけ。主婦でも取れます。
主な仕事内容は
診療録の整理や貸し出し管理、データ統計、疾病や診療行為のコード分類。
特にコード分類はm医師がカルテに汚い字(読めねー!)で適当に書いた(いい加減!)病名と
診療行為をそれぞれICD10とICD9CMに振り分けなくてはならない。これが大変。
医師はICDコードなんて勉強してない(医師免許には関係ない)ので、
いちいち確認しなくてはならず、「またお前か、ったくうるさいなぁ」と医師にはかなり嫌われます。
医療事務の延長みたいなものだから給料もかなり安い。
資格がなくてもできる仕事なので、医療事務やってる女性職員が取得して
そのまま診療情報管理士を兼任する病院も多い。
重宝してくれる病院に当たればいいけれど、ハズレの病院に勤務すると悲惨だよ。
男が人生かけてやる仕事じゃあないね。
資格をとって失敗したと思ってる俺がここにいるw