サービス残業を労働基準監督署に通報しようと

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270名無しさん@引く手あまた
社会ニュース - 3月29日(月)15時40分

大阪高裁判事の自殺、妻が「過労原因」と公務災害申請

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040329-00000307-yom-soci


 昨年3月に飛び降り自殺した大阪高裁判事、平沢雄二さん(当時53歳)の妻、寿枝さん(51)が29日、「過労によるストレスでうつ病を発症していた」として、最高裁に対し、公務上災害の認定を申請した。裁判官の過労死や過労自殺を巡る申請は初めて。

 事件数が増加する一方、裁判の迅速化が進められ、裁判官の負担が加重になることが指摘されており、司法現場の労働実態に対する最高裁の判断が注目される。

 大阪高裁に提出された申請書によると、平沢さんは昨年3月3日早朝、兵庫県芦屋市内の自宅近くのマンションから飛び降り、死亡した。

 平沢さんは1975年4月に任官後、主に民事訴訟を手掛けていたが、2001年4月に赴任した同高裁では刑事事件を担当。法廷での審理のほか、事件記録の検討や判決文の起案作業にあたっていた。

 特に02年からは業務が増え、死亡前の半年間は連日、出勤前に自宅で1―4時間半にわたって仕事し、休日も裁判所や自宅で6―9時間を費やした。1か月間の労働時間は最大330時間で、うち時間外労働は190時間に上った。

 同年末以降、寿枝さんに「判決文を書き直すよう言われたが、頭が回らない」などと漏らし、翌年2月下旬に民事部への異動を内示されると、「異動前に書かなければならない判決文が多いのに、書けない」と打ち明け、死亡直前には思い詰めた様子だったという。

 寿枝さんは長時間労働に加え、「刑罰を誤ると、取り返しがつかない。刑事裁判の判決文には伝統的な独特の表現があり、経験の浅い夫は神経をすり減らしていた」などと裁判官の精神的負担の大きさを主張。「死亡半月前にはうつ病を発症した」と訴えている。

 寿枝さんの代理人を務める川人博弁護士によると、02年にあった刑事裁判の控訴審判決数は、担当部ごとに見ると大阪高裁が全国最多だったという。(読売新聞)
[3月29日15時40分更新]