【東大法卒】五十川卓司氏と語ろう1【元NTT社員】

このエントリーをはてなブックマークに追加
375五十川卓司
顧客や取引や友人が横取される危険と、電話料金の高低とを比較
した場合に、企業や個人にとって、どちらが致命的で決定的かを
考量すると、NTTやJRやJHは独占な環境で組織内部にだけ
拘泥した「経営」をしてきているので、電話料金の高低に固執し
た「競争」をしてきてしまいました。

そこが、競争している利用者から観察すると、不信や不安を感覚
させるところであり、CrossBarからDigitalEx
changer(でっくす)に移行して、「蓄積交換なんだから
電話交換機械の動作履歴を把握して保守するのが当然だ」と理屈
して、「呼情報」を「情報流通」(蓄積漏洩)させるような犯行
が察知されると、携帯電話において、NTT交換機を経由しない
通信手段の確保が優先されるようになりました。

ところで、

昨日(2003年8月18日)の朝日新聞夕刊3版7の経済気象
台において、行儀の悪い大企業との文章が掲載されています。

時間労働に対しては厳密に賃金を払うが、知的労働に対してお金
を払おうという発想が無い大企業の弊害が指摘されています。

幾ら頑張ったところで、売れない商品(製品、役務)や売っては
いけない商品(製品、役務)を大量生産し大量販売しようとして
も、失敗して価格下落と在庫増多とを惹起し、塵芥処理の費用が
増大してしまうだけであるのが、組織外部の法則として当然なの
です。