入社50日後に死亡、21歳男性「過労死」認定
中古車情報誌の制作会社にアルバイトとして入社、50日後の1996年6月に心疾患で急死した広瀬勝さ
ん(当時21歳)(大阪府枚方市)について、大阪労働者災害補償保険審査官は29日までに、「過労死」
を認定した。広瀬さんについては2000年1月、天満労働基準監督署が労災不認定を決定していたが、昨
年12月、過労死につながる勤務実態の評価期間がこれまでの発症前1週間から6か月前にさかのぼるよう
変更されたのに伴い、改めて死亡前50日間の実態を審査、労災不認定の決定が取り消された。広瀬さんは
「カーセンサー関西版」の編集を担当。多い日には16時間勤務をこなし、死亡前1か月間の時間外労働は
93時間余りだった。新基準が定める1か月100時間には満たないが、深夜残業など勤務が不規則、労働
密度が高い――などの事情が考慮された。遺族は近く、制作会社を相手に約1億円の損害賠償を求める民事
訴訟も起こすという。
>>703 社名さらしはまずかった?