三河島事故&鶴見事故&餘部鉄橋事故

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314回想774列車
伯備線保線作業員死傷事故1969年(昭和44年)2月13日14時18分ごろ (鉄道人身障害事故)
鳥取県の国鉄伯備線の上石見 - 生山の単線区間、上石見駅から700m離れた線路内で保線作業中だった国鉄米子
保線区の作業員が岡山発米子行きの臨時普通ディーゼル列車943Dに接触し、作業員6人が死亡した。
事故当時、臨時普通列車は濃霧で29分遅れていた。
作業責任者が上石見駅の助役に問い合わせたところ「下り列車が遅れているので、行き違い駅を変更し、先に上り
貨物列車がそちらを通過する」と回答したため、上り列車を警戒していた。しかし、数分後所定どおりの行き違い駅で
列車交換することになり、実際には下り列車が現場を通過することになったことにより、事故が発生した。
駅の助役が再度の変更を連絡しなかったのだが、当時の業務規定では駅から現場の保線要員に連絡する義務が
無かったこと、また当時の工事用携帯電話は一方通行で駅から通話することはできなかったうえに、当時の電話は
500m置きに設置された電柱のジャックボックスに接続する必要があったため、作業員から再度の連絡はなかった。
そのうえ、上石見駅では臨時普通列車の運転士に保線工事中である旨を注意喚起しなかったうえ、現場が下り勾配の
カーブであったため、運転士が視認したときには30mの先であったため、減速することができなかった。また保線要員
側も下り列車に警戒していなかったため、待避が間に合わなかった。
国鉄はこれらの教訓から列車接近警報装置の設置などの安全対策が図られた。また現場近くに「触車防止地蔵」という
慰霊碑が建立されている。なお、同線では2006年1月にも同様の接触事故が発生しており、この時には3人が死亡している。
>また借ります
315回想774列車:2012/01/25(水) 13:35:38.83 ID:ndwHYhB1
伯備線保線作業員死傷事故2006年(平成18年)1月24日 13時20分頃 (鉄道人身障害事故)
鳥取県江府町武庫のJR伯備線の単線根雨〜武庫間で、線路内で保線作業中だったJR西日本米子支社の作業員5人
が岡山発出雲市行きの特急「スーパーやくも9号」にはねられるなどした。
この事故ではねられた作業員のうち3人が死亡、2人が負傷した。 事故当時、「スーパーやくも9号」は15分程度遅れていた。
この事故では、当時の米子支社の作業責任者が輸送指令から「スーパーやくも9号」の遅れを伝えられていたが、既に
同列車が通過したと勘違いして当該列車とは逆方向に当たる上り列車を警戒するように見張員を誤って配置して作業を
開始したことが一因とされる。
2008年3月に、鳥取地方裁判所米子支部は作業責任者に対し禁固3年・執行猶予5年の判決を言い渡した。その上で
JR西日本の安全対策の不十分さも指摘した。
なお、同線では1969年2月にも同様の接触事故が発生しており、この時には6人が死亡している。