【2ドアから】阪急2800系スレ【3ドアへ】

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70回想774列車
2800系特急時代の運用が1日1000kmを越えていたというのは、間違いではないのだが、
誤解されないよう、少し詳細に記してみたい。
6300系登場直前となる昭和48年11月23日改正ダイヤの平日を例とする。

日中の特急は15分ヘッド1時間30分サイクルであるため、6編成の使用であるが、
河原町発10:32、12:32、14:17のタイミングで車両交換が行われる。
また、夕ラッシュ帯は特急が20分ヘッド1時間40分サイクルとなり、5編成使用だが、
急行のうち2本にもクロス車が使用され、7編成フル稼働となる。

(1)正雀6:01-淡路6:08-梅田6:25〜10往復半〜河原町23:14-桂

(2)桂6:47-河原町7:08〜2往復〜河原町10:26-桂-河原町12:32〜3往復〜河原町17:02-桂-河原町17:50〜3往復〜河原町23:21-桂

(3)桂7:19-河原町7:48〜3往復〜河原町12:26-桂-河原町14:17〜4往復〜河原町20:27-桂

(4)桂10:19-河原町10:32〜8往復〜河原町22:43-桂

(5)桂8:14-河原町8:30〜7往復〜河原町19:09-桂

(6)桂6:22-河原町6:38〜8往復〜河原町19:27-桂

(7)桂5:59-河原町6:15〜5往復〜河原町14:11-桂-河原町16:29〜3往復半〜梅田23:20-茨木市23:50-正雀
71回想774列車:2009/05/02(土) 15:25:58 ID:9aU3zw4V
それぞれ走行距離を計算すると
(1)1020.8km (2)807.0km (3)697.0km (4)777.8km
(5)682.4km (6)777.8km (7)855.4km

これを見て明らかなように、(1)の1020.8kmという走行距離だけが突出しているのだが、
他はそれに比べてかなり少なく、7運用を平均すれば、802.6kmにしかすぎない。

一方、急行はと言うと、日中は15分ヘッド1時間45分サイクルであり7編成の使用で、
朝のみ、および夕方以降のみの運用がそれぞれ3本ある。
なお、終日運用される7運用の走行距離は、
893.0km、873.2km、873.2km、830.0km、713.8km、682.4km、639.2km
であり、特急と遜色ない。

1日1000kmを越える走行ということだけが一人歩きしているようであるが、
正確な資料から事実を客観的に調査することが必要である。