時期が非常にうろ覚えであれなんだけど..
平成6年頃の夏休み、就職活動で上京したときのこと。
行きは盛岡発の夜行バスだったんだけど、帰りの予約が取れなくて、
帰りは八甲田に乗ることに。発車の10分前頃に乗り込んだんだけど、
周りがみんな、GパンにTシャツ、頭にバンダナ巻いた薄汚いバック
パッカーばかり。中には座席に荷物を置いて自分は新聞紙を引いて
床寝してる旅慣れた?猛者もいる超カオス状態。その中で自分ひとり
だけがバリッとリクルートスーツ姿。まさに孤立。
客車急行だから、カタコトカタコトという淡々としたジョイント音と
野郎の太いいびきだけが響く車内。夏だから仙台辺りまで来ると
オトコの臭いが充満してきて気分最低。もう二度と八甲田なんぞ
乗るか!!と誓った..
(続く)