【大阪】特急白鳥の思い出【青森】

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135能生騒動2
この列車には上野から能生までの乗客が2人あり、青森から乗務してきた
別の専務車掌に能生では降りられないと知らされ、直江津で降りた。
この特急は能生駅に停車することはしたが、旅客取り扱いをしないため
車掌は客車のドアを開けず列車の行き違いをしただけで発車した。

一方、能生駅ではこの特急が同駅ににはいると機関士に花束を渡し、
ホームでは婦人会の約40人がそろいのユカタを着て踊るなど町をあげての
祝賀行事をしたが、発車後、乗客の乗降が出来ないと知ってガッカリ。
直江津で降ろされた乗客は国鉄の不親切さに能生駅に着くと同駅に強く
抗議したという。

金沢鉄道管理局では車掌からの報告でこのことを知り、乗客2人には手数料
なしで特急券の払い戻しをすることにしたが、地元では本社からの連絡が
中部支社で止まって金沢鉄道管理局へ届かなかったとみられる点や、本社が
特急券を2週間も前に発売させていながら発車の2日前の29日になって急に
旅客の乗降をさせないと通知したなどダイヤ変更にまつわる国鉄の不手ぎわ
を指摘している。