941 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
蕎麦屋と酒とクマ
郵便受けに封筒が入っていた。
宛先も差出人の名もないまっさらな封筒だが、間違いなく俺に宛てられたものだ。
中には「淫乱テディベア」と書かれた紙が入っていた。
言葉の意味はサッパリだが、これはアイツが俺に与えた試練に間違いない。
早速俺は淫乱テディベアについて調べ始めた。数日後、俺はあっさりとそれを発見することができた。
なんとなく入ったビデオ屋のアダルトコーナーにそれは陳列されていた。
手にとって見てみると、醜く太ったおおよそ魅力的とは言い難い男が写されていた。
俺の守備範囲外もいいところだが、これが俺に与えられた試練らしい。
上等だ!俺はそれをレジに持っていった。
家の玄関に上がるなり衣服を脱ぎ捨て、ビデオのパッケージを放り投げデッキに挿入しテレビの電源を入れる。
再生ボタンを押して本編が始まるまでの間に、俺は目を閉じて深呼吸。
ハラを決める。
目を開けると本編が始まるところだった。
準備完了、俺の逸物はしっかりと起き上がっている。
画面に醜いブタ野郎が映し出された、まったく持って反吐が出そうだ。
膝立ちになって腹筋さらして反り返りながら、やおら自分のマラをしごく。
じっくりと自分の性感を上げていく。画面にはブタ野郎の気持ちよさそうな表情が映されている。
(気持ちよさそうなツラしやがって…)
心の中でつぶやく。が、それだけでは足りず口から漏れる。
「このド淫乱ブタ野郎が…、このブタがぁ!!」
ゆっくりと、しかし確実に俺は刺激を強めていった。
俺のボルテージが上がっていき、やがて激しい動作と絶叫を繰り返す。
性感で腰がガクガクと引けちまいそうになるのを気合の発声で押さえ込む。
「このっ!ブタ野郎がッ!!オラァ!!オラァ!!」
「何がクマだぁ!?オラァ!!畜生がぁッ!!」
絶頂寸前、俺は先走りを親指ですくいそのまま亀頭に塗りつけるようにねぶりあげる。
甘噛みのような刺激で一息ついて、そこから一気にしごき上げる。目から火花が飛び散ったかの様な感覚。
俺は再び反り返り、雄たけびを上げながら達した。
こうして俺はアイツからの試練を乗り越えた。そして次の試練に備え再び鍛錬に没頭している。
この試練の先にこそ、俺の目指すセンズリがある。