442 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
基本的に蕎麦屋のツマミは、焼くか和えるか切るだけの
ツキダシみたいなもので、あとは種物の具だけとかそんなもんだからな
あまり凝ったツマミなんかないんだよ
あと蕎麦屋で飲んだことがない奴は、蕎麦屋のツマミと言えば板わさか
玉子焼きしか思いつかないんだろうが、わさび芋も定番なのを
知らないんだろうな
昼下がりの刻を選んで気に入りの蕎麦屋に入る。
隅の席に座るより「ぬる燗」を注文。おもむろに肴を選ぶ。
先ごろは焼海苔から始めたから、今日は板わさでいくか。鳥わさでもいいな。
たまには卵焼きもいい。あ、わさび芋をまずいこう。
酒が届く。まず一杯目をグーッと一口で飲む。身震いするほどの快感が全身を駆けめぐる。
あいかわらずいい酒だな。二杯目からはゆっくりゆっくり口にふくむ。
なんともいい気分だ。これに勝る幸せがあろうか、とまで思う。いまは屈託のすべてを忘れて酒に対する。
一杯、一杯、復た一杯。ひとりでに顔がほころんでくるようだ。肴も申し分ない。
いつまで酒が美味いんだろうと見る間に、ガランとしていた店内に、一人、二人、と席が埋まってくる。
そういえば外は少し陽が翳ってきたようだ。頃やよし、「お姐さん、もり一枚」。
さっと手繰って、じゃ、皆さん、バトンタッチです、と一人ごちて席を立つ。
外にはまだ微かに明るさが残っている
蕎麦屋と酒
蕎麦屋は江戸時代、職人達が酒を飲みに行く憩いの場でした。
まず、「板わさ」のような簡単な肴で酒を1本やり、「出し巻き」でもう1本、締めに蕎麦を手繰り、長居しないでさっと帰るのが庶民の楽しみ方だったようです。
鬼平犯科帳の長谷川平蔵も、しばしば蕎麦屋で飲んでいました。
現在は、このような江戸の伝統を引き継ぐお店に加え、料理屋顔負けの肴を出すところもあり、多様化しています。
蕎麦屋へ入ってすぐそばへいくのも良いが、その前に板わさなんかで一杯やってそばを注文するもよし。
「酒を飲まぬくらいなら、蕎麦屋へなんぞ入るな」
ソバ前なくして、蕎麦屋なし
下記を参照
http://www.geocities.jp/kikouchisoba/jouhou_soba-to-sake.html