【Flash】SSD Part166【SLC/MLC/TLC】

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 昔昔、ある村に三人の兄弟が隣り合わせて住んでいました。長男は子供のころから漢字をはじめ、
多くのことを弟たちに教えました。末っ子は勉強好きな次男にもいろいろと習って育ちました。

 でも、体力に恵まれない次男に比べて末っ子は元気よく、ちょっと欲張りだったので、次男に
刃向うこともありました。それでもすぐ仲直りしたものです。

 そんな兄弟たちを恐怖に陥れたのは、外から肌の色の違う人々が入ってきてからです。長男が
痛めつけられるのを見た末っ子は、いち早く外から多くを吸収し、喧嘩の仕方も鍛えました。
 兄たちにも影響を与えたのですが、やがて次男を守ってやるといって強引に敷地を占領し、
自分の家にしてしまったのです。

 思い上がった末っ子は、長男にも挑みかかりました。一家の支配を狙ったのです。激しい
兄弟喧嘩になりましたが、末っ子が隣村のボスまで敵にしたのが運のつき。結局はボスに
こっぴどく殴られ、家も焼かれてしまったのです。

 その後、心を入れ替えた末っ子は、ボスの手厚い保護のもと、ひたすら商売に精を出して成功します。
 でも、次男には次の悲劇が待っていました。

 実は、次男には問題児となって家出した双子の弟が北方にいて、彼が殴りかかってきたのです。
 血みどろの喧嘩になり、やはり隣村のボスに救われたのですが、そのとき喧嘩に加わって次男を
苦しめたのが長男でした。隣のボスと反目していた長男は、北の問題児とすっかり仲良くなっていました。

 そのころ末っ子はこの喧嘩を横でながめながら、商売繁盛の道を歩んだのですが、それでもボスの
後ろで何かと手伝い、次男を応援しました。そして、長い話合いの末、やがて次男と仲直りし、
破壊された家の再建に協力します。かつての恨みが消えなかった次男も、豊かになった末っ子と
手を結んで力をつけるのが得策だと考えたのです。こうして次男も見違えるように元気になり、
家も立派になって行きました。