やじ音声分析“別男性の声も”
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20140624/5430841.html この問題で、NHKが警察への捜査協力の実績がある民間の音声鑑定の研究所にやじの音声の分析を依頼した結果、
鈴木議員が「結婚した方がいいんじゃないか」とやじを飛ばした直後に、男性の声で「とりあえず結婚」という別のやじ
が確認され、音の周波数の違いなどから、鈴木議員とは別の男性の可能性が高いことが分かりました。
この問題では、鈴木議員が認めたやじのほかにも、複数のやじが出ていたという指摘がありますが、鈴木議員は23日の
会見で「ほかの発言は確認していない」と話しています。
この問題で、NHKは、警察への捜査協力の実績がある民間の音声鑑定の研究所「日本音響研究所」にやじが飛んだ
場面の音声の分析を依頼しました。
研究所で雑音を取り除いて聞き取りやすくする特殊な処理を行った結果、鈴木議員が認めた「結婚した方がいいんじゃないか」
というやじの0.16秒後に、男性の声で「とりあえず結婚」という別のやじが飛んでいることが確認されました。
2つのやじを同一人物が続けて行うには、0.16秒という間隔は短すぎるということです。
さらに、声の大きさや周波数を分析した結果、2つのやじは声の大きさがおよそ20デシベル違ううえ、声の周波数も1つめは
160ヘルツ、2つめは200ヘルツとおよそ40ヘルツ違いがあることが分かりました。
研究所は、2つめのやじを飛ばした人物は、鈴木議員とは別の男性の可能性が高いと指摘しています。
このほかにも塩村議員は「まずは自分が産めよ」といった複数のやじが出ていたと指摘していますが、
自民党は「ほかのやじは聞こえなかった」としています。
やじが飛んでいた場面の音声を分析した「日本音響研究所」は、誘拐事件や殺人事件、それに振り込め詐欺事件で犯人の
音声を声紋鑑定や音声識別で分析するなど、警察の捜査協力の実績が数多くある民間の研究所です。
「日本音響研究所」の鈴木創所長は「今回、新たに見つかった2つめのやじは、声の周波数が200ヘルツと、男性としては
比較的高い声で、分析結果からは、ほぼ間違いなく2つのやじはそれぞれ別の人物が発したといえる」と指摘しています。
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