http://techreport.com/review/25681/the-ssd-endurance-experiment-testing-data-retention-at-300tb techreportのSSD耐久テスト。
840無印250GBが300TB書いたところで寿命インジケータが1%に.
300TB書ければ十分じゃないかなと思って読んで行くと問題発生。
data retention testで840無印が破壊的挙動を示した。
(1) 書いたファイルを読み出して一貫性をチェックしたところ、hashが合わない
(the 840 Series produced an unexpectedly incorrect result.)
(2) もう一度読み直すとhashがさらに別の値になる
(We hashed the file again, and the result was still incorrect.
This time, the hash test produced an entirely different string.)
(3) 読み直し3回目、さらに別の値になる
(Third time's the charm? Nope. Strike three, and another different result.)
(4) ファイルを書き直す。今度は何度読んでも正しい値になる
(5) SMARTを見ると0だったunrecoverable errorが172に上昇
つまりセルの寿命でデータの保持(retention)ができなくなり揮発した場合、
エラーを返さず素知らぬ顔で誤ったデータを寄越すということ。
unrecoverable errorは消えた/化けたデータをなんとか読もうとしてリトライを
繰り返して増える。(1)から(3)の段階で増えたと思われる。
異常発生時の処理にこそstorage設計の本質的な思想が現れるものだが、
想像どおりのケンチャナヨ実装でちょっと笑ってしまった。バックアップは忘れずに!