Northwood Pentium4友の会 Part49【北森】
現行のWillametteコア20+ 件を使用したSocket423から、
Northwoodを使用したSocket478への移行というのがかつてのIntelの計画であったが、
ご存じのとおり現在ではWillametteコアのmPGA478パッケージ版Pentium4(Socket478)が主流となっている。
しかし、本来はmPGA478はNorthwoodコアで登場すると目されていたパッケージであり、今回発表された新型が、Pentium4の本命と考えて間違いないだろう。
Northwoodコア20+ 件はWillametteコアと基本的な設計は同一で、製造プロセスを0.18μmから0.13μmへと微細化したもの。
同時にコア電圧を引き下げて、低消費電力化が図られている。
WillametteコアのPentium4 2GHzが70Wを超えるTDP(Thermal Design Power、熱設計電力)を要求したところを、
Northwoodコアでは2GHz(2AGHz)で52.4W、2.20GHzで55.1Wとかなり低減している。
発熱の問題からWillametteコアのクロックは2GHzで打ち止めと言われているが、
Northwood20+ 件では最初から2GHzと2.2GHzが発表され、今後さらに高い周波数のCPUが登場する予定だ。
また、ダイサイズの縮小に伴い、L2キャッシュが従来の256KBから512KBへと倍増。これにより、処理速度のさらなる向上が見込める。
今回のベンチマークは、エンジニアリングサンプルとして借用した新コアのPentium4を旧コアと比較することにより、
どの程度パフォーマンスが向上しているのかをチェックすることを目的とする。