Northwood Pentium4友の会 Part49【北森】
2000年11月にリリースされた、Intel社の32ビットマイクロプロセッサ。
同社のパソコン用プロセッサである「Pentium III」の後継製品。
同社としては「Pentium Pro」以来約8年ぶりに、完全に新しく設計されたコア(心臓部)が搭載された。
外部とのインターフェースも、Pentium IIIなどのSocket370から変更され、当初はSocket423が、2世代目からはSocket478が採用されている。
X86系プロセッサの中では第7世代(NetBurstアーキテクチャ)に位置し、徹底的な高クロック化を目指した設計がなされている。
また、命令セットも新たな命令の追加が行われ、Pentium IIIなどに搭載されたマルチメディア拡張命令セットの「SSE」をさらに拡張した「SSE2」が搭載される。
その一方、Pentium IIIに搭載されプライバシー保護団体から抗議を受けた各プロセッサ固有の識別番号「PSN」(プロセッサシリアルナンバー)は除外されている。
ベースクロックはPentium IIIの3倍にあたる400MHz(100MHzのQDR)でスタートし、
2002年5月からは533MHz(133MHzのQDR)に上昇した製品がリリースされている。コア周波数は1.3GHz〜2.8GHz。
初期のPentium 4は0.18μmプロセスで製造され、主にハイエンドパソコンや低価格ワークステーション向けとなっていたが
2002年1月リリースの0.13μmプロセス版はPentium IIIをほぼ完全に置き換えた。
開発時のコードネームは、初期のものが「Willamette」、0.13μm版が「Northwood」。