Northwood Pentium4友の会 Part49【北森】
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デコード
今回登場したPentium 4 3.20GHzは、これまでの3.06GHzを追い越し、Pentium 4としては最高クロックとなる製品である。
電圧こそ3GHzや3.06GHzから変化は見られないが、3.20GHzのTDP値は82.0度と高い数字になっている。
ただ、3GHzと比べて大きく上昇しているわけでもないので、3GHz対応のCPUクーラーの多くが流用できる可能性はあるだろう。
2001年の年末、秋葉原のいくつかのショップに新型のPentium4が登場した。
これはPentium4の発表時からIntelのロードマップで存在が明らかにされていた、Northwoodコアを採用した新バージョンだ。
当初の予定では2001年半ばに登場予定であったが、製造や販売戦略の都合により2002年第1四半期へと発表がずれ込んでいたものである。
現行のWillametteコア20+ 件を使用したSocket423から、
Northwoodを使用したSocket478への移行というのがかつてのIntelの計画であったが、
ご存じのとおり現在ではWillametteコアのmPGA478パッケージ版Pentium4(Socket478)が主流となっている。
しかし、本来はmPGA478はNorthwoodコアで登場すると目されていたパッケージであり、今回発表された新型が、Pentium4の本命と考えて間違いないだろう。
Northwoodコア20+ 件はWillametteコアと基本的な設計は同一で、製造プロセスを0.18μmから0.13μmへと微細化したもの。
同時にコア電圧を引き下げて、低消費電力化が図られている。
WillametteコアのPentium4 2GHzが70Wを超えるTDP(Thermal Design Power、熱設計電力)を要求したところを、
Northwoodコアでは2GHz(2AGHz)で52.4W、2.20GHzで55.1Wとかなり低減している。