【Llano】AMD A・E2シリーズ総合 Part6【Fusion】

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2違反行為の概要

日本インテルは,平成14年5月ころ以降,各国内パソコンメーカーのMSS(注2)を最大化することを目標として,
国内パソコンメーカーのうちの5社に対し,それぞれ,その製造販売するパソコンに搭載するCPUについて

(1)MSSを100%とし,インテルコーポレーションが製造販売するCPU(以下「インテル製CPU」という。)以外のCPU(以下「競争事業者製CPU」という。)を採用しないこと

(2)MSSを90%とし,競争事業者製CPUの割合を10%に抑えること

(3)生産数量の比較的多い複数の商品群(注3)に属するすべてのパソコンに搭載するCPUについて競争事業者製CPUを採用しないこと

のいずれかを条件として,インテル製CPUに係る割戻し又は資金提供を行うことを約束することにより,
その製造販売するすべて若しくは大部分のパソコン又は特定の商品群に属するすべてのパソコンに搭載するCPUについて,
競争事業者製CPUを採用しないようにさせる行為を行っている。

このような行為によって日本インテルは,前記5社に対するCPUの販売に係る競争事業者の事業活動を排除することにより,
国内パソコンメーカー向けのCPUの販売分野における競争を実質的に制限している。

(注2)各国内パソコンメーカーが製造販売するパソコンに搭載するCPUの数量のうちインテル製CPUの数量が占める割合をいう。

(注3)パソコンは,一般に,形態によってノートブック形又はデスクトップ形に分けられ,国内パソコンメーカーの中には,
それぞれの形態について,機能,用途等に応じて幾つかの「シリーズ」等と称する商品群を設けているものがいる。