AMDの次世代CPUについて語ろう 第61世代

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Fusion APUセカンドインプレッション。CPUコア性能徹底検証でその立ち位置があらためて見えてきた

多くのテストで「Athlon II X2 250e/3.0GHz」に「AMD 890GX」を組み合わせたシステムと同等の3D性能を発揮していたのは,憶えている読者も多いのではなかろうか。

 ただ,ファーストインプレッションで「“フレームレートに現れないもっさり感”があった」と指摘したCPUコア周りも,実際には軽視できない部分だ。
 BobcatコアをベースとするFusion APUは今後しばらくの間,ローエンド〜エントリー市場でAMDの主力製品となるわけで,そのCPU性能が実際のところ,どの程度のものなのかは,押さえておく必要があるだろう

テスト条件と比較してみると,E-350のスコアはX2@1.6GHz(SC)と比べると約74%。
一方,2コア4スレッド動作となるD525(HT ON)に対しては約32%高いスコアを示した。
http://www.4gamer.net/games/101/G010100/20110220002/TN/007.gif

もちろんこれは動作クロックが大きく異なるためだが,参考までにE6500@1.60GHzでテストしてみると,Communicationsは 3119,Productivityは2729。E-350より順に29%,61%高い。メモリ周りを含めたE-350のCPUコア性能は,
WolfdaleコアのPentiumに対して十分とはいえないようだ。
http://www.4gamer.net/games/101/G010100/20110220002/TN/008.gif