SamsungサムスンHDD,SSD友の会21

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昨日から一部でサムスンのHD204UIにエラーが出るという話題が出ている。
再現実験手順を見てみると、こうだ。
http://sourceforge.net/apps/trac/smartmontools/wiki/サムスンF4EGBadBlocks
1秒おきにIDENTIFY DEVICEコマンドを発行しながら、
まず512Bytes×百万セクタ(512MB)をあらかじめゼロで埋める。所要時間は12.7394秒。
次にゼロではなく5で埋めてベリファイする。所要時間は不明。
全セクタが「5」で埋まっていれば問題ないが、
ベリファイすると256カ所に差異が発見されたという。
「5」が書き込まれているべき所が「ゼロ」であったというのだ。

だがちょっと待って欲しい。
百万分の256だからその確率はわずか0.0256%に過ぎない。
たったの0.0256%を取り上げてこれを重大問題のように騒ぎ立てるということは、
サムスン製品を不当に貶めようとする意図があるのではないかという疑いがわき起こる。

もちろんIDENTIFY DEVICEコマンドをF5攻撃のように秒間100回ほど連打すれば
また違った結果が出たかもしれないが、
普通はそれほど頻繁にIDENTIFY DEVICEコマンドは発行されない。
むしろサムスンユーザのほとんどはSMART値など気にしていないのではないか。
サムスン製品を不当に貶めようとする意図があるのではないかという疑いが持たれる。

また、実験手順にもあきらかに問題がある。
この実験ではゼロ埋めの失敗があったのかどうかがわからない。
あらかじめキャッシュを切った状態で「3」ででも埋めてベリファイしたあとで、
ゼロ埋めを開始するべきではなかったか。
もしかしたら「5」という数を書き込む際にのみ発生するエラーかもしれないが、
この再現手順ではそのあたりが明らかになっているとは言い難い。
当日の再現実験現場のスタッフに気のゆるみがあったのではないか、
サムスン製品を不当に貶めようとする意図があるのではないかという疑いが拭いきれない。

256個というのは戦時中韓国から強制連行された人数に比べても微々たるものである。
日本人はもっと注意深く冷静に推移を見守るべきではないだろうか。