メモリはやっぱりECC Part3

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3Socket774
■ECCメモリの利用■
下記@〜Aが必須。

@. メモリコントローラがECCに対応している。
・INTEL
  Nehalem以降
  LGA1366 (X58):CPUにメモコン内蔵。XEONのみECC対応。
  →対応CPU:XEON 35**, 36**, 55**, 56**, 65**, 74**, 75**

  LGA1156 (i34**):CPUにメモコン内蔵。XEONと、例外的に一部の組込向けのみECC対応。
  →対応CPU:XEON 34**, Celeron G1101, Pentium G6950

  Nehalem以前
  LGA775/771:チップセットのMCH (Memory Controller Hub) にメモコン搭載。
  →対応MCH:955X, 975X, X38, (X48?), i30**, i32**, i50**, i51**, i54**

・AMD
  K8以降はCPUにメモコン内蔵。全CPUにおいてハードウェアレベルでECC対応。
  →対応CPU:Athlon64、PhenomII、Opteronなど

A. マザーボードがECCに対応している。
具体的には下記2点を充たしていること。※
・メモリスロットへのECC用ビット配線
  →配線が実装されていなければECCは動作しない。(マザーボードのハードウェア側面)

・BIOS
  →ECCをサポートしていなければECCは機能しない。(マザーボードのソフトウェア側面)

※マザーボードがECCに対応していない場合は、ECCメモリを差しても全く起動しないか、
若しくはNON-ECCメモリとして動作するので注意。(エラー検知も訂正も不可。)


■各マザーボードメーカーのECC対応■
大雑把な傾向としては下記を参照。
☆  ・TYAN  ・SuperMicr●
◎  ・ASUS
○  ・GIGABYTE  ・INTEL
△  ・ABIT  ・ASRock  ・BIOSTAR  ・DFI  ・Foxconn  ・J&W
×  ・EVGA  ・MSI


■特記事項■
ECC関連の設定可能パラメータの種類はマザーボードで程度差がある。
手抜きマザーボードになると、ECCのON/OFFと、訂正記録をOS上のログに残すことしか出来ない。
理想的マザーボードは各種設定 [4bit ECC (Chipkill チップキル)、
Scrub間隔、L1〜L2キャッシュのScrub等] が細かく設定可能。
メモリパフォーマンスと安定性のバランスをユーザーが自由に選択出来る。