WesternDigital製HDD友の会 Vol.119

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■Advanced Format Technology(AFT)

2009/12月発表のEARSから物理フォーマットが、4096Byte(4KiB)に変更されたが
論理フォーマットは旧来の512Byteのままだから、物理4096/論理512のエミュレーションドライブとなる。

AFT対応HDDは、各パーティションが物理セクタの途中から始まることが原因のオーバーヘッドによって
速度低下しないように、XPでは事前対策が必要。(Vista/7では対応済みだからそのままで使える)
つまりパーティションアラインメントが、物理セクタ境界とズレないように
各パーティション開始セクタを物理セクタの先頭となる8の倍数番目に修正する。

・XPでの先頭パテの開始セクタは、63セクタ目となる仕様なのでアライメント修正を要する。
・XPでも拡張パテ1つ(論理ドライブ1つ)IDEモードにすれば、開始セクタは16128セクタ目となるので、調整せずに使用可能。
(この場合、WD Alignを実行しても"aligned"と表示され、既に最適化されていることが示される)
・Vista/7のPCでフォーマットすれば、開始セクタは2048セクタ目(8の倍数番目)となるので、XP機に移設しても使える。

●AFTパテ作成方法
・4KiBセクタに対応する、AFT用のフォーマッタ(複数パテ切り可能)
ttp://www.logitec.co.jp/down/soft/format_s/d_fmt.html

・WD Align Utility(開始セクタを2048セクタに修正する純正ツール)
ttp://support.wdc.com/product/downloadsw.asp?sid=123
パテ切り>クイックフォーマット>WD Align実行の手順

・GPartedでのAFTパテ作成、および開始-終端セクタの確認方法
ttp://tri.dw.land.to/doc/1002270WDxxEARS_AFT.html

パーティションアライメントに未対応の復元ソフトを実行すると、Vista/7であっても
アライメントがズレるので、WD Alignで修正すること。(WD版TIは対応済み)
Alignで修正完了までの所要時間は、移動するデータ量に応じて長くなる。
また、記録するファイルサイズの大小に応じて最適となるクラスタサイズは異なる

OS別のAFTガイド表
ttp://www.wdc.com/jp/products/advancedformat/index.asp

チップセット依存の面があるので、開始セクタ位置を確認、ベンチで標準的な速度が
出ているかをチェックして疑問のある場合は、WD Alignを実行すること