WD製HDD CaviarGreen EADS/EARS 低速病 Part5

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現在、低速病とよばれる原因となっている情報は以下の3つ

(1)単にAFTの「仕様」を、低速病と勘違いしている

(2)ハードウェア絡みのトラブル

(3)AFTの処理が遅すぎて、OSがハードトラブルと誤認識し、結果的にPIO病になりやすい


(1)解説
 現在の主要OS(win7含む)が、マルチセクタの時代についてこれていないのが主な原因。

 時代がエミュレーションセクタに完全対応できていないまま、WDが見切り発車した。
 それがEARSシリーズ。
 物理セクタの情報を偽装して返答するため、現在のOSからは内部セクタを判別できない。
 だから対策のしようがない。

 もともとVista時代から多セクタを扱おうとする動きはあった(MSもその趣旨を発表している)、
 しかし現在出回っているOSとソフト、そしてファイルシステムが完全に対応できていない。

 これはWindows全部が当てはまる。XPでのみ対策すればいいというのは誤った情報。
 XPもWin7も遅くなる爆弾を抱えている。WDは、アライメントツールを使えば
 ふつうに使えるといっているが、これは嘘。先頭領域のアライメントをいくらそろえても無駄。

 Win7でも遅くなる理由:
  OSがNTFSのMFTを書き換える際、クラスタサイズ(通常は4KB)よりも
  細かいデータ量を書き換えるため、遅くなる。
  各種計測ソフトを使用すれば、書き込みサイズはすぐにわかる。