【名誉】GeForce合同葬儀場E@【返上】

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727Socket774
>>724 つづき
一方、TSMCはその28nmを投げ出し、全く違うもので置き換えた。TSMCは最初は「gate first」と
呼ばれる技術を使うと言っており、それから計画は数四半期ほどずれ込むことになった。
ある日、TSMCは「gate first」技術を窓から投げ捨て、「gate last」という、全く違うプロセスで
置き換えることを発表した。ついでに、ロードマップももう1四半期延期された。

企業が新しいロードマップについて懐疑的になっている、と言うのはちょっと親切すぎた。
誰一人として信じてなんかいないのだ。しかし彼らに何ができるだろうか?簡単な話だ。
プランCを出してくれば良い。そしてATIの場合は、それはSouthern Islandsと呼ばれている。

Southern Islands(SI)は、40nmファミリーで、初期の情報によれば、これはEvergreenと
Northern Islandsのハイブリッド型のようだ。アーキテクチャの詳細はあまり無いのだが、
ATIはNIから外したコアを使って、それにEvergreenのシェーダーを載せるらしい。
既に完成して使えるパーツを持ってきて、それをくっつける作業を考えてみるといい。

現在の状況では選択肢がこれだけしか無いため、SIはTSMCの40nmプロセスで製造されることになる。
これは既に分かっていて、準備もできていて、タイムテーブルも切り詰められるので、良いことだ。
ローリスクということは障害発生の可能性が低く、市場に出るまでも速いことを意味する。
SIは今年の秋にも出てくると見て良いだろう。
このファミリーのいくつかは既にテープアウトしたという噂も多少あるが、信憑性には乏しい。

いずれにせよ、NvidiaがFermi GF100 GTX4xxラインを完全に出してくるよりも前に、
ATIは完全にラインナップをリフレッシュしてくる見通しだ。
この秋のGPU戦争は、決闘というよりは、迫撃砲vsペンナイフといった感じになりそうだ。 (終わり)