【ベンチ】GeForce合同葬儀場E◎【登場】

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●パフォーマンスの比較
それでは、各サイトのパフォーマンス比較記事を見ていきたい。
4Gamer.netは多数の製品を比較することでGTX480のパフォーマンスをごまかす戦法に出ているが、
HD5870CFやHD5970を登場させたことによりその戦略が裏目に出ている。
期待のImpressのTWDもタイトルによる性能のバラツキを認め、煮え切らないといった印象を与えてしまっている。
これは期待はずれの結果だ。
一方mycomの笠原はさりげなくPhysXを使って性能を測定、また記事も表を無視してHD5970をスルーすること
で素人には「なるほど」と思わせる作戦に出た。ワンチップ最強であることをさり気なく強調する見事な記事だ。
ASCIIに至ってはもはや言うまでもなく見事にパフォーマンスの高さを強調。他を圧倒した。

●消費電力と発熱
さて、誰もが気になる消費電力量と発熱だが、ここで各社実にわかりやすい差が出てしまった。
4Gamer.netはその動作音のうるささに難を感じるほどである。当然温度についても我慢できるものではい。消費電力も飛び抜けて高く、手をだすのをためらってしまう。
Impressは少々耳障りな音になっている。この程度なら特に気にならないが、消費電力の大きさは気に留める必要がある。
mycomでも消費電力の大きさが気になったが、このクラスだと性能こそが至上命題なのであって、ことさら電力を問題にする必要はない。
他を圧倒するパフォーマンスを出したASCIIは、消費電力や発熱についてとくにとやかくいう必要はないレベルに仕上がったと言える。

●会社よってバラツキある結果、予想を裏切る内容も
とくにNVIDIAのGPUにおける今回のようなケースでは、日本のレビューサイトは安定したパフォーマンスを出すのだが、GeForce GTX 480は何ともスッキリしない結果となった。
Radeon HD 5870に対して40%以上の差を付けることもあれば、逆に下回る結果も珍しくない、と会社によってかなりバラツキのある結果となった。

特に予想外だったのはImpressで、当初予想していたよりもパフォーマンスが伸びず、騒音や発熱についても残念な結果だと言える。
しかしASCIIが予想以上のパフォーマンスを発揮し、最終的な結果としては悪くないものとなった。
また比較対象操作、想定勝利宣言など新たな機能が追加されたASCIIには今後注目していくべきだろう。