【AM2+】AMD Phenom/PhenomII総合 Part94【AM3】

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「日本で一番偉いのは天皇なのか将軍なのか?」

かつて1850年代、日米通商交渉の際にアメリカが悩んだ問題である。しかし、現在この
問題は中国からすればなんの疑問もない。“闇将軍”小沢一郎氏がその答えである。

この1週間、小沢氏は日本のボスは誰なのかを中国ひいては日本自身にも改めて知らしめ
る2つの出来事で話題を独占した。
12月10日、彼は民主党国会議員143人を含む645人を従えて中世の朝貢の現代版とも言える中国訪問を行った。
5機の飛行機を満席にする大所帯である。彼と胡錦涛主席との会談は、今なお反日感情の多い中国で連夜に渡って
トップニュースで伝えられた。

その1日後には、小沢氏からの圧力によって明仁天皇と習近平副主席の特例会見が強引
に設定されたと分かって日本のナショナリストたちは激怒した。
民主党幹事長である小沢氏は、彼が慣例を無視した会見を行うよう命じてはいないと否定
したが、天皇が政治利用されたことは残念だとする宮内庁長官の異例の記者会見に口を
挟んだ。小沢氏は、役人なのだから気に入らないのなら辞任してから話すべきだとして彼を
攻撃した。

こうした事例でもわかるように、民主党政権になって国の基本政策にも変化が見られるよう
になってきた。現在、軍事基地問題でアメリカと日本がぎくしゃくしているが、そうした状況下
での今回の“媚中”対応である。
鳩山首相が閣内をまとめきれないという中にあって小沢氏がその力量を見せつけた一幕だった。
大臣でもない男が影の実力者として振舞っていけば首相の権威は徐々に失墜していき、
日本の「開かれた民主主義」も見掛け倒しの印象を与えることになるだろう。(一部略)

英エコノミスト:
http://www.economist.com/world/asia/displaystory.cfm?story_id=15127661