■Caviar Green ファームウェア問題
・簡易まとめ
1. ヘッドの退避が頻繁に起こり、アクセスのタイムアウトを引き起こすことがある
2. ヘッドのロード・アンロード回数増加で、ディスクが反応しなくなることがある
という不具合?をGreenシリーズ(特にWD10EADS/WD15EADS)が抱えているかも。
今後は対策済みが出荷される模様だけどそれより以前へのサポートは不明。
・ソース
http://www.readynas.com/forum/viewtopic.php?f=42&t=34127 (以下、一部のみ抜粋)
(1)
WD10EADS/WD15EADS 両者とも Caviar Green ドライブです。
このシリーズについては、2点ほど問題を把握しています。
WD とも連絡を取って解決策をさぐっています。
少なくとも1つの問題点については、今後WDから出荷されるドライブについて、
ファームウェアの修正がなされるとのことですので、
それによっていくつかの問題が解決されると思われます。
(2)
Caviar Green HDDに関係ありそうな問題点が2点ほどあります。
1. ヘッドのパーキングが頻繁に起こり、そこからの起動に失敗する
当該ディスクのタイムアウトが短いため、失敗することがあります。
NVX/2100/3200用のRAIDiator-4.2.7ではディスク製造会社からコードをいただき、
それを使用して対応済みです(タイムアウト値の変更を行っています)。
4.1.6では、CPUが違うため、そのコードを使えませんが、起動に失敗した場合に
ディスクにリセットコマンドを送るようになっていて、多くの場合うまくいくようです。
2. load/unload カウンターの値によって、ディスクのファームが停止する
グリーンドライブでパークが発生した場合に、load/unloadカウンタが増加するのですが、
特定の条件(一定時間内の増加数がある値を超えなどの条件のようですが、詳細不明です)で、
ディスクのファームウェアが反応しなくなるようようです。(意図的なものか、バグかは不明。)
この対応策(ファームを書き換えるPC用のユーティリティ)はディスク会社の代理店向けには
リリースされているのですが、NETGEARは代理店でないので、入手/配布はできません。
この件については、新しく出荷されるディスクでは対応済みのものが出荷されるとのことです。