■Advanced Format Technology(AFT)
2009/12月発表のEARSから物理フォーマットが、4096Byte(4KiB)Advanced Formatに変更。
論理レベルは旧来の512Byteのまま。
目的は、2TB以上の大容量化実現とECCでのエラー訂正強化。
AFT対応HDDは、各パーティションが物理セクタの途中から始まることが原因のオーバーヘッドによって
速度低下しないように事前対策が必要。
(XPでの先頭パーティションの開始セクタは、63セクタ目となる仕様なので要修正)
つまり、パーティションアラインメントが、物理セクタ境界とズレないように
各パーティション開始セクタを物理セクタの先頭となる8の倍数番目(例えば64セクタ目)に修正する。
また、4KiBのアロケーションユニットサイズに最適化することによってパフォーマンス低下を防げるが、
記録するファイルサイズの大小によってはトレードオフとなることもある。
開始セクタ対策は、汎用性のあるAの方法を推奨。
Alignで修正完了までの所要時間は、変換するデータ量に応じて長くなる。
A. XPの管理ツールでフォーマット>WD Align Utility実行でアライメント修正 (複数パテにパテ切りも可能)
B. Vista/7機に接続しフォーマット>HDDをXP機に移設>クイックフォーマット (パテ切りは移設前に行う)
(先頭パーティションが2048セクタ目(8の倍数番目)から開始するVista/7でフォーマットされたHDDは、
アライメント修正の必要がない事を利用した方法)
C. 7-8ピンにジャンパ(2.54mm)接続でファームを切り替えて対応する。(ジャンパは1パテ設定のみ、またジャンパとAlign併用は、速度低下する)
注. USBなどの外部接続の場合は、内部SATA接続にした上でAlignを実行する方が確実。
XPでも1パテの論理ドライブとして設定すれば、開始セクタは8の倍数番目となるので、アライメント修正せずに使用可能
●OS別のパテ切りとクローニングのガイド表
・WD Alignを実行・・・Alignでアライメント修正の手順が必要
・該当なし・・・何もしなくてそのままでok
ttp://www.wdc.com/jp/products/advancedformat/index.asp ttp://support.wdc.com/product/downloadsw.asp?sid=123 GPartedでのAFTパテ作成、および開始-終端セクタの確認方法
ttp://tri.dw.land.to/doc/1002270WDxxEARS_AFT.html