万引防止を呼び掛けている警視庁は、都内の小売り事業所での推定被害総額が年間で
約670億円に上るとの試算を明らかにした。同庁が認知している被害総額(年間約5億円)の
130倍以上に上り、警視庁の担当者は「届け出がない万引被害が、どれだけ
巨額かを示す数字」としている。
警視庁は2日、書店や薬局、百貨店の業界団体など約30団体を招き、万引防止の
官民合同会議を開催。万引をされにくい店内の配置や、被害の全件届け出を呼び掛ける。
試算したのは、2007年の被害総額。小売店にアンケートを実施して、在庫として
確認できず行方不明になった商品の金額を割り出した上で、店員の横領や商品管理上の
書類ミスなどによる額を差し引いて被害額を算出した。
670億円は、都内の振り込め詐欺が最も多かった06年の被害総額の約10倍。
同庁は先月から、店側が被害を届けやすいように書類の簡素化などを進めている。
*+*+ nikkansports 2009/12/02[07:47:28] +*+*
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20091202-571646.html