WesternDigital製HDD友の会 Vol.85

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6Socket774
■RMA保証

RMAチェックページ
ttp://websupport.wdc.com/warranty/serialinput.asp?custtype=end&requesttype=warranty&lang=jp

●RMA保証期間
・5年間 Caviar Black、Veloci Raptor、RE
・3年間 Caviar(Green/Blue)

●代理店情報
・グリーンハウス RMA保証有り。代理店保証3年。 ttp://up2.iyhoo.net/up/download/1247909941.jpg
・シネックス    RMA保証有り。代理店保証10ヶ月(RMA保証が3年の製品) / 2年間(RMA保証が5年の製品)
・CFD        RMA保証無し。代理店保証12ヶ月。

●販売店の取扱傾向
・ソフマップ グリーンハウス(白箱・代理店3年保証)か、シネックス(箱無し・10ヶ月保証)のRMA有り中心。特価ではCFD(RMA無し)も。仕入先コード0986=グリーンハウス 0139=シネックス 0014=CFD
・ツクモ   ショップ保証1ヶ月。代理店保証書あり。RMA有りと無しが混在。
・T-ZONE  ショップ3ヶ月保証のみ。代理店保証書なし。RMA無しが中心。

・ユニットコム系 シネックスと資本関係があるため、通常仕入れではRMA有り多し。ショップ保障10ヵ月。代理店保障なし
・ワンズ   ショップ保証2週間のみ。代理店保証書なし。RMA有りと無しが混在
・クレバリー ショップ3ヶ月保証のみ。代理店保証書なし。RMA有りと無しが混在
・ドスパラ  ショップ保証(保証区分により6ヶ月〜1年間)のみ。代理店保証書なし。RMA無しが中心
・PCデポ   CFD中心。ショップ保証1年間。代理店保証書なし。RMA無し
(入荷状況によって変動するので購入前にシリアルで確認すること)

WDシール付き製品は、RMA有り確実
ttp://up2.iyhoo.net/up/download/1227210029.png

通販では、WebページのURLに含まれるJANコードによって、代理店とRMA保証の有無を確認できる場合がある。
(コードごちゃ混ぜ管理をしているT-ZONEのような表示もある)

・シネックスJANコード一覧
ttps://www.synnex.co.jp/cgi-bin/product_search.cgi?m=1&category_id=351000
・CFD JANコード一覧
ttp://www.cfd.co.jp/harddisk/westerndigital.html
7Socket774:2009/10/10(土) 21:33:50 ID:NnLWCdHk
■フォーマット

・クイックフォーマット→読みも書きもしない(MFT作成して、先頭と末尾にシークできたら終了) 所要時間20秒で完了
・通常フォーマット→クイックと同じMFT作成+全領域を読み込み(クイックフォーマットではできない不良セクタのチェックのために、リードスキャンをしている) 1TBで4時間
・WD DiagnosticsのExtended Test→不良セクタを発見するためにフルスキャン  1TBで4時間
・ゼロフィル(ZeroFill)→全領域に00を書き込み、ファイルシステムおよびデータを抹消

容量を平均転送速度Ave(HD Tune)で割れば、全領域読み込み時間が推定できる。
1,000,000MB(1TB)÷75MB/s(SATAU接続 5400rpm)÷60(換算:分)÷60(換算:時)≒4(時間)  

純正ツール「Data Lifeguard Diagnostics」のExtended Testでは、不良セクタのチェック済みだから、
改めて通常フォーマットしなくても、クイックフォーマットだけでOKとするのが中庸コース。
メーカーツールで全領域リード・全領域ライトをやるのが、全領域に対して読みも書きもチェックできて最も安心であり、
ゼロフィルを挟んでリードスキャンを2回繰り返せば、1回だけよりも代替処理に漏れがなくなる。(念入り)

なお、DiagnosticsでFailが出れば、初期不良交換コース。
フォーマットの前後でSMART値・転送速度を比較し、個体のクセを早期に把握すること。
ショップ保障期間中であれば、C6回復不可能セクタ数1で交換に応じるショップは多い。


●フォーマット方法
・お手軽フォーマット ⇒通常フォーマットのみ(読み取り検査すら不必要なら、クイックフォーマットのみ)
・中庸フォーマット  ⇒Data Lifeguard DiagnosticsでExtended Test→クイックフォーマット
・念入りフォーマット ⇒Extended Test→Write Zeros(ゼロフィル)→Extended Test→クイックフォーマット

純正診断ツール「Data Lifeguard Diagnostics」
ttp://support.wdc.com/product/download.asp?groupid=608&sid=3&lang=jp
ツールマニュアル
ttp://www.wdc.com/en/library/eide/2779-701022.pdf
(WDのDOSツールはプログラム上のクセがあるためか、USBメモリからの起動を推奨)
8Socket774:2009/10/10(土) 21:34:32 ID:NnLWCdHk
■SMARTの検査項目一覧

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/Self-Monitoring,_Analysis_and_Reporting_Technology

不良セクタ関連で注意しなければいけないのは、05とC5とC6だけ(16進数表示の生値Dataは、ゼロがデフォ)。
現在値Valueが、しきい値Thresholdを下回れば、代替予備領域減少が顕著であり危険な状態。
C4は、あまり重要ではない。
総じてSMARTの数値は、変化量と推移に着目すること。
CrystalDiskInfoの留意点として、05・C5・C6については生値1以上で注意(黄色)判定する。

●SMARTでC4がカウントされる件でのWDサイドの説明
WD Diagnosticsでエラーが出ない限り、不良とは認められないとのこと。

ゼロフィル実行で該当セクタを0埋めできれば、05・C5・C6のカウントはゼロになりうるので、
SMART情報の悪化・イベントビューアエラーは、これで改善できることが多い。
「接続ケーブルと接続ポートを変更」「ゼロフィル」で対処できない深刻なエラーは、RMA対応となる。

・05 「Reallocated Sectors Count」 代替処置(データを特別に予約した予備エリアに移動する)を済まされた不良セクタ(読込み不能の領域)の数。
・C4 「Reallocation Event Count」  不良セクタから代替セクタへのチェック回数。
・C5 「Current Pending Sector Count」 現在異常があって代替処理を保留中のセクタの数。後で読み込みに成功したセクタがあれば、この値は減少する。
・C6 「Off-Line Scan Uncorrectable Sector Count」  オフラインスキャン時に訂正できなかった回復不可能セクタ数。
・C7 「CRC Error Count」 接続ケーブル不良・コネクタ異常。